ゴルーグ

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ゴルーグ - (2016/08/06 (土) 14:13:11) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/10/05(火) 21:29:57
更新日:2023/03/28 Tue 12:01:15
所要時間:約 10 分で読めます




「パンチだ、ロボ!」


「ガオォ!」

ポケットモンスターシリーズに登場するポケモン。初出はブラック・ホワイト


全国図鑑No.623
イッシュ図鑑No.129
分類:ゴーレムポケモン
高さ:2.8m
重さ:330.0kg
タイプ:じめん/ゴースト

特性:てつのこぶし(パンチ系の技の威力を1.2倍に上げる)
  :ぶきよう(持たせた道具を使うことができない)
隠れ特性:ノーガード(お互いの技が必ず当たる)

種族値
HP:89
攻撃:124
防御:80
特攻:55
特防:80
素早さ:55

いそうでいなかったゴーレムポケモン(ただしゴローニャの英語名がゴーレム)。ゴビットがLv43で進化する。
ゴーレムと言うかどう見ても人型ロボットです、な容姿をしている。

ブラック・ホワイト屈指の見た目でタイプを判断し難いポケモンで、地面はまだしもゴーストを当てるのは前情報無しでは困難。
多くのプレイヤーが鋼、岩、氷、格闘等と誤認した。
というかいまだwi-fiランダムで使うと未熟者は火炎放射やら地震を撃ってくる。
高さは狙ってやったのかそれとも偶然なのか……。もしかして:鉄人28号


古代人によって作られ、ポケモンと人間を守るように命令された。設定的にはポリゴンよりも先に生まれた人工ポケモン。
ポリゴンが人の科学技術の結晶ならば、こちらはオカルト的な呪術の産物と言えるだろう。

ちなみに、身体についている金具のようなものは動力炉の制御装置で、これが外れると暴走するらしい
…どこのゲッターロボだ。

ちなみに、海外版では分類が「Automaton Pokemon」となっている。
Automaton=オートマトンとは機械人形のこと。ということはやはり……。


・ゲームでのゴルーグ

進化前のゴビットは「リュウラセンの塔」内部で出会える。
続編のBW2ではなんとゴルーグに進化している。あんなデカイのが内部をうろつくのを想像すると……

トレーナーでは四天王シキミが繰り出してくる。
XYでは殿堂入り後にAZが使用する。


・対戦でのゴルーグ

ゴーストタイプでは珍しい物理アタッカー。故にカウンターが怖くない。
ゴーストタイプの中で最高クラスの攻撃種族値を持つ。

現状『ぶきよう』を有効活用する術を持たないため、特性は『てつのこぶし』一択となるだろう。
鉄の拳で威力の上がる技として『シャドーパンチ』『メガトンパンチ』『ばくれつパンチ』『アームハンマー』『きあいパンチ』をレベルアップで覚える。
BW2からは教え技で『ドレインパンチ』や『れいとう・かみなり・ほのおのパンチ』の三色攻撃も可能。

メインは『シャドーパンチ』『じしん』、サブは上記のパンチ技以外に『ストーンエッジ』『いわなだれ』『ヘビーボンバー』『ローキック』と、
物理攻撃技のバリエーション・範囲・威力はゴーストタイプ随一。
癖は強いが6世代ではゴーストのメイン技となりうる、ギラティナの専用技『シャドーダイブ』を量産型にしたと言える『ゴーストダイブ』が追加された。

その反面、補助技は乏しく、『ロックカット』『てっぺき』『どくどく』『しんぴのまもり』『あまごい』程度。なんとまあ「おにび」すら覚えない。
『のろい』も覚えるがゴルーグの場合はゴーストタイプの『呪い』になるのを忘れずに。積めません

何と翼も無いのに『そらをとぶ』を覚える……仕組みとしては、手や脚を腕や胴体に格納し、手首や腰をそのままブースターにして飛行する。


※ちなみにとあるインタビューによるとゴルーグを設計…もとい考案したスタッフは外国人で、
設計図…もとい「原画に“空を飛べる”と書いたおかげで“そらをとぶ”を覚えるようになりました」とのことらしい。

図鑑説明によればマッハで空を飛ぶそうだ……ゴーレム?
『れいとうビーム』『はかいこうせん』『ソーラービーム』『チャージビーム』と多彩なビームも覚える……ゴーレム?

まあ特攻が低いためビームはネタの域を出ない(からをやぶるちょうのまい・ほたるび等の効果をバトンタッチで受け取る、チャージビームを使う等方法が無いわけではない)が、そらをとぶはパワフルハーブを持たせての奇襲なり使い道はあると思われる。
ただ1つ確かなのはゲーフリはこいつをゴーレム扱いしていない。


格闘無効・岩および虫半減という耐性から、ヘラクロスのほとんどの技を半減・無効化できる(怖いのはつじぎり・シャドークローくらい)。
他にハリテヤマテラキオンダゲキナゲキなどに対しても優位に立てるが、
複合タイプで弱点を付ける格闘タイプ(ニョロボンキノガッサなど)やくさむすびを筆頭に弱点を突ける技を覚える格闘タイプ(ゴウカザルコジョンドカイリキーなど)には脆い面もある。

これは第五世代前期の話であり、BW2よりイッシュの殆どの格闘タイプが冷凍パンチを習得したこと、
XYよりへラクロスがメガシンカ&タネマシンガンを習得したこと、
同時にはたきおとすの威力が大幅に上昇して格闘技の補完として採用されるケースが増えたこと
等により受けられる範囲は年々狭くなってきている。

また、対象ポケモンの攻撃が高いほどダメージが増す「イカサマ」に非常に弱いことを頭に入れておこう。


隠れ特性は「ノーガード」。前述の通りゴルーグは技候補に『ばくれつパンチ』や『ストーンエッジ』、『いわなだれ』があり相性は悪くない。
但しノーガードの場合ゴーストダイブはパワフルハーブを持たない限りネタにしかならないので注意。他のゴースト物理技がてつのこぶし補正がないシャドーパンチ(威力60)程度しかないのは少々きつい。



・アニメでのゴルーグ

一言で言うと…「超優遇」しかもレギュラーでもないのに優遇。毎シリーズ見せ場がある。
以下アニメでの活躍

  • シーズン1…映画で大活躍、詳細は後述
  • シーズン2…2回目のコピペロス戦(霊獣フォルム)にてゲストキャラの所持ポケモンとして登場。
    サトシケンホロウアイリスカイリューを使い空中戦を繰り広げた中、カイリュー・ケンホロウと共に空中でコピペロスと激戦を繰り広げた。
    映画第1作同様伝説ポケモン相手に大活躍。
  • エピソードN…アクロマ達の手により操られたポケモンとして登場。
    サトシのピカチュウらを相手に襲い掛かるその様はまさに、門番と呼ぶに相応しい迫力だった。
  • デコロラアドベンチャー…パンジー初登場及び第6世代ポケモン解禁回にてゲストキャラ(CV現在のジャイアン)の所持ポケモンとしてまたしても登場。
    ポケモン相撲の回であるにも関わらず力士がモチーフとなったハリテヤマやかくとうタイプを押しのけてサトシの決勝戦の相手として登場。
    予想の斜め上を行く展開に「また、ゴルーグかよ…」となった(お前かくとうが効かないゴーストタイプだろ…)。

とわかるようにとにかく優遇されているが全ての始まりとなったのは映画第1作であるに違いない。

以下、映画第1作のネタバレがあります。見ていない人は注意

























劇場版BW第一作、ビクティニと白き英雄レシラム、黒き英雄ゼクロムにおける、真の英雄である。
公開前には只のモブポケだと思われていたゴルーグが、何故こんな名誉を得たかというと…

タイトルを背負うレシラムとゼクロムが微妙な扱いだったから。

何とレシラム黒き英雄、ゼクロム白き英雄の方が出番が多く、タイトル詐欺という声も上がったりした。
やっとのことでカッコよく復活したと思ったら、少しだけ相方とドンパチをやって、後はモブポケ同様と言っていい扱いである。
(一層ビクティニが目立ち出したため)
終いには、この映画にレシゼクって必要か?とまで言われる始末…

一方、我らが英雄ゴルーグは、一般ポケモンながら、英雄のドラゴンポケモンと迫力ある空中戦を展開。
終始押されながらも、何度叩きのめされても立ち上がるゴルーグの姿に視聴者は感動し、ゴルーグを讃えたのであった。

そして、白き英雄ではゴルーグが色違いになっており、ボディが白。
もうお分かりであろう…

視聴者はゴルーグを、白き英雄と讃えたのだと…




と、ゴルーグにとっては嬉しい限りだろうが、そもそもこんなにゴルーグがでしゃばらなければ、もっとレシゼクにピントを当てられた筈なので、
そういう意味では困った存在になってしまった。


ちなみに、もう片方のモブポケのサザンドラは、まさにモブポケと言っていい扱いだった。
ビクティニの力を借りたとは言え、サトシのズルッグに負けるという展開も。そのトレーナーのカリータは可愛かったが。




「追記・修正だ、ロボ!」


「ガオォ!」

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