登録日:2012/07/07 Sat 17:20:41
更新日:2025/03/08 Sat 23:39:17
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▽目次
■データ
全国
図鑑No.297
分類:つっぱりポケモン
英語名:Hariyama
高さ:2.3m
重さ:253.8kg
タマゴグループ:人型
性別比率:♂75♀25
HP:144
攻撃:120
防御:60
特攻:40
特防:60
素早さ:50
合計:474
■概要
力士のような姿のポケモン。
毎日の稽古で培われた丸々とした身体は筋肉の固まりで、力を入れると岩のように硬くなる。
両足を踏み鳴らすことでパワーを溜める。
得意技は巨大な両手から繰り出される「つっぱり」で、その威力は電信柱を一撃で真っ二つにへし折ったり、一撃で10トントラックをふっ飛ばしたりする。
さらに力比べが大好きという性質があり、線路の上に立って走ってくる列車を張り手の一撃で止めたこともある。
戦った後は相手をねぎらうなど、礼儀を重んじる性格をしている。
年をとると戦うのやめ、マクノシタに稽古をつける。
■ゲームでのハリテヤマ
ルビー・サファイアで初登場。
進化前のマクノシタが「いしのどうくつ」に生息するほか、ハリテヤマもマクノシタ共々「チャンピオンロード」に生息している。
捕獲率がそこそこ高いので捕まえるのに苦労はしないが、チャンピオンロードの個体は「ふきとばし」を覚えているので
経験値を稼ぐにも少しやっかい。
ホウエン地方には同じかくとうタイプのワンリキーも出現するが、こちらは進化が早く通信なしでも能力が高いためシナリオ攻略面子としてはどっちもどっち。
ジムリーダーの
トウキがマクノシタを切り札として使用するほか、エメラルド版では強化版の手持ちでハリテヤマを切り札として使う。
ポケモンコロシアムではマクノシタが最初に戦うダークポケモンとして登場。初期レベルは30と高めで、リライブ直後に進化できる。
全体的に習得技が貧弱な今作のダークポケモンとしては珍しく、「クロスチョップ」を取り戻せる為シナリオ攻略メンバーとしては優秀な部類。
あまり知られていないが、実は初戦では体力満タンでボールを投げても確実にスナッチが成功する。
続編にあたる
ポケモンXDにもマクノシタがダークポケモンとして登場している。
こちらでは初期レベルが18と低くなったものの、「ねこだまし」を覚えられるのはむしろメリット。
思い出せる格闘技は「かわらわり」となり威力は下がったが、自前の格闘技は「あてみなげ」「きしかいせい」しかないのでクリアまでこの技を使い続けるのが鉄板。
HGSSでは四天王の
シバが強化後で使用。
意外にもオボンの実を持っている。
ブラック・ホワイト2では試しの岩近くの隠し穴に隠れ特性の個体が現れることがある。
この隠し穴には隠れ特性の
タツベイも出現するため、一緒に粘ってもいいだろう。
サン・ムーンでも序盤に登場。
進化がとてつもなく遅い
ケケンカニ、とても強いが出現率が低めの
キテルグマと比べて安定したレア度と能力のおかげで
旅パだとかなり使いやすい。
図鑑説明によると
アローラ地方には元々マクノシタはいなかったが他地方から連れて来られた結果、アローラ地方のマクノシタもまたメジャーになったらしい。
恐らく小錦が元ネタなのだろう。
トレーナーでは、しまキング兼
四天王の
ハラが先発として繰り出してくる。
スカーレット・バイオレットでは
パルデア地方に幅広く登場。
通常の出現ポケモンの扱いから南3番エリアのように「その場所では頭一つ出た強さ」の扱われ方もしている。
…が、西2番エリアに出現するコイツはレベル55前後が3体と危険度は段違い。
コイツといい
ウォーグルといい、何故西エリアにテラスタルポケモンでもないのに段違いにレベルの高いポケモンがいるのだろうか…
■対戦でのハリテヤマ
HPが非常に高く攻撃にも優れるが、その他の能力はいまいちという重戦車型のポケモン。
両刀種族値が多く、種族値の割り振りがイマイチなポケモンが多いホウエン出身では珍しい優秀な割り振りとなっている。
高HPのおかげで耐久自体は低くはないが、受け前提の立ち回りになりやすいためやはり補強は欲しい。
なお、高HPポケモンの例に漏れずHPに努力値を振るより防御や特防に努力値を振った方が耐久力は高くなる。
相手からすると物理と特殊どちらに振ったハリテヤマなのか初見では判別しにくいのもポイント。
技は関取らしく「ねこだまし」「つっぱり」「
はたきおとす」などの相撲技を覚えてくれる。
が、メインウェポンとして採用されるのは明らかにボクシング技の「インファイト」、三色パンチや「バレットパンチ」「ストーンエッジ」などを覚える辺り、
相撲は国技じゃないッス!格闘技ッスー!ということなのだろうか。
特性はどちらも強力。
「こんじょう」は自ら状態異常になる「かえんだま」を持ち、先手で怯ませる技である「ねこだまし」を使う事で安定して発動出来る。
これは他のこんじょう持ちにはない利点。
「あついしぼう」の場合はかくとうタイプの微妙な耐性を補ってくれるため繰り出しやすくなる。
タイプ的に
ウルガモスや
パルシェンなどの厄介な抜きエースを潰せるのは大きなメリット。
単かくとうタイプでありながら
むし・
いわ・
あくと合わせて5つのタイプに抵抗力を持てる。
同タイプの重戦車型ポケモンには
カイリキー、
ローブシンなど
ライバルが多いが、ハリテヤマのポテンシャルも十二分に高く、
差別化は割と容易なので自分のパーティに合わせて育ててみるといいだろう。
隠れ特性は「ちからづく」。
ポケモンによっては優秀な特性なのだが、ねこだましのひるみが無効になってしまう上に「こんじょう」で火力を上げることもできるハリテヤマには微妙な特性。
一応三色パンチやストーンエッジなど特性の対象となる技自体は多いが、肝心の一致技で対象となるのは「クロスチョップ」「ローキック」「はっけい」とどうにもイマイチなラインナップなのも評価を下げる。
シングルより
ダブルバトル、トリプルバトルで使われることが多い。
「ねこだまし」による初動に加え、そこからの味方「
トリックルーム」の展開に「こんじょう」+「かえんだま」を絡めた攻撃性能、
「あついしぼう」が「
ふぶき」「ねっぷう」に耐性を有する事や「ワイドガード」の存在から、場にいるだけで範囲攻撃主体の構築に対して圧力をかけられる点などが理由。
SVでは新技としてハリテヤマにピッタリな「ぶちかまし」を獲得。
LEGENDSアルセウスからの逆輸入技で、性能は端的に言えば「じめん版インファイト」。
元々デメリットの無い「じしん」も覚える為、一見打点向上以外のメリットはないと思われがち。
ただしダブルではひこうタイプやふゆう持ち以外と組んだ時にもじめんわざを撃ちやすくなり、耐久の低下を逆手に取ってトリル始動後に迅速に退場しつつ後続のエースを出すといった動きが可能となり中々優秀な強化となった。
また、「ドレインパンチ」も新規習得。耐久型も期待できるが元がHP任せの耐久なので積み技も欲しい。
新要素の
テラスタルとの相性は良好で、現在の対戦環境でメジャーなのは
はがねテラスタル。元タイプの弱点を全て半減に変えられる他、「あついしぼう」ならば炎弱点が気にならず、更に
先制技の「バレットパンチ」がタイプ一致になるので鈍足のハリテヤマにとって非常に都合のいい強化になっている。
一方で使用率が伸び悩んでいるが、その原因は「かえんだま」。
同特性持ちの重戦車タイプの原種
ガチグマといった優秀なポケモンとの取り合いになっているのである。
自身に姿の似た
パラドックスポケモンである
テツノカイナに種族値面で完全に劣っているものの、特性、技共にハリテヤマの独自性は強く、単純な上位互換とはいかない関係性である
テラレイドバトルでもそれは同様で特性「あついしぼう」でこおりわざを軽減したり、テツノカイナが覚えられない天候変化技で相手に不利な天候に変えるなどがある。
■アニメでのハリテヤマ
ムロタウンジムリーダーの
トウキが使用する。
当初はマクノシタだったが、
サトシのキモリとのバトル中にハリテヤマに進化し、
キモリを圧倒して倒した。
トウキと一緒にサーフィンをしていた名残か、
ゲームでも「
なみのり」を覚えることができる。
他にもポケモンリーグサイユウ大会優勝者のテツヤ、アリーナキャプテンのコゴミが使用し、
公式戦で必ず一勝はしていることから、
サトシにとっては強敵といえるポケモン。
サン&ムーン編では、島キングのハラの相棒兼切り札として登場。
大試練の二番手として登場し、
Zワザ「ぜんりょくむそうげきれつけん」を披露した。
■余談
かくとうタイプとしては最大の大きさであり、重さも
テラキオンに次いで重い。
第四世代以降は「しおみず」を思い出すことができる。
これは力士が取り組みを行う前に土俵を清めるために塩を撒くことに由来している。
大相撲が不祥事で揺れる度、某ポケモン実況者が不祥事を揶揄した型のハリテヤマで対戦を行って話題になることがある。
追記・修正は国技じゃないッス!お願いするッスー!
- ♀のハリテヤマってアレおっぱい丸見えだよな、ということに気づいてから妄想が止まりません -- 名無しさん (2014-01-01 20:46:07)
- ↑格闘限定にしてもワンリキー系統もそうじゃねえか! -- 名無しさん (2014-01-04 09:13:00)
- ↑逆に考えるんだ、ワンリキーは幼女が全裸で草むらにいっぱいいると考えるんだ -- 名無しさん (2014-01-04 11:09:40)
- あのボディラインで全裸とかミミロップたんマジ天使 -- 名無しさん (2014-01-04 11:15:36)
- サザンドラと並べるナンスウルガを割と手軽に対策出来るんだよな。いずれ使ってみたい。 -- 名無しさん (2014-01-04 11:27:41)
- 意外にダブルでこいつは使える -- 名無しさん (2014-01-19 20:25:15)
- こいつの塩水はあs -- 名無しさん (2014-02-11 12:57:14)
- 力尽くって猫騙しの怯みも無効? -- 名無しさん (2014-02-19 13:48:01)
- きしかいせいの最大威力200万パワー、タイプ一致で200万×1.5で300万パワー、いつもの4倍のパワーが加わり300万×4で1200万パワー、さらに根性が加わり1200万×1.5で1800万パワー。クレセリアマンお前を一撃で倒す、1800万パワーだ(笑) -- 名無しさん (2014-08-13 12:45:48)
- ポフレじゃー みんなポフレを くいまくれ そして もっともっと つよくなるんじゃー -- 名無しさん (2014-09-09 02:41:30)
- ハリテヤマ本田 -- 名無しさん (2015-02-08 10:58:24)
- PGLランクインしてて吹いた。強化されたの? -- 名無しさん (2017-02-02 16:40:20)
- なんというかハリテヤマはいぶし銀 -- 名無しさん (2017-02-02 21:20:39)
- wテテフとミミッキュという天敵がいるものの -- 名無しさん (2017-05-29 21:55:53)
- 元々ダブル向きな上WCSルールはねこだまし要因が希少+カビゴン対策やワイガによるギミックパ妨害性能がここにきて評価されてそれなりの頻度で見かける -- 名無しさん (2017-05-29 21:59:56)
- 格闘のページに書いてたけど一回限りで威力1800の起死回生できるってマジ? -- 名無しさん (2018-12-01 22:14:25)
- アニメサン&ムーンではケケンカニに代わってハラの切り札を務めている -- 名無しさん (2019-04-12 11:34:31)
- ↑2火傷で根性発動して腹太鼓して起死回生撃てば、200×1.5×1.5×4=1800だな。実用性はお察し -- 名無しさん (2019-04-12 12:19:48)
- なんというか主力技が(相撲的な意味で)禁じ手ばっかなイメージ。5世代だとインファのエフェクトが怒涛の連続パンチだったのもあって尚更… -- 名無しさん (2022-08-13 15:47:15)
- 未来の姿が原種より強そうなんだが。 -- 名無しさん (2022-11-26 01:32:39)
- あまりにメカメカしすぎて最早改造されたかサイボーグ疑惑まで来そう<未来?種 -- 名無しさん (2022-12-04 19:44:53)
- カイナが注目されがちだがこっちはこっちで根性はらだいこという超火力が使えたりする -- 名無しさん (2022-12-27 02:18:17)
- あついしぼうならパオジアンイーユイのタイプ一致を両方半減できるのが注目されてかなりの使用率に。マンダやバンギより使われてる(カイナには負けてる) -- 名無しさん (2023-04-14 18:23:48)
最終更新:2025年03月08日 23:39