ロイ(FE)

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ロイ(FE) - (2019/11/04 (月) 17:36:18) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/10/14(水) 12:17:10
更新日:2024/04/26 Fri 17:34:15
所要時間:約 7 分で読めます





僕は人の可能性を信じる!

人間に絶望し、自分さえも否定している

あなたには絶対に負けない!!


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

ファイアーエムブレム 封印の剣』に登場するキャラクター。
二つ名は『若き獅子』、もしくは『炎の子』

CV:福山潤(スマブラ、FEヒーローズ)

クラス:ロード→マスターロード
初期レベル:ロードLv,1
初登場:第一章

本作の主人公であり、リキアを治める領家の一つフェレ家の嫡男。
烈火の剣のエリウッドの息子でもある。

そしてウォルトの乳母兄弟。

主人公という性質上ロイが倒れると即ゲームオーバーなので、
相性が悪いソルジャーアーマーナイトペガサスナイトなどの槍使いや
必殺事故の危険性が高いバーサーカーソードマスターには注意が必要。

■ストーリーでの扱い

出典:4Gamer.net、https://goo.gl/XMR9qd、2017年1月20日閲覧。
ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

帰郷して早々に親父から一軍を任され、出兵して早々に幼馴染の瀕死の父親から全体の指揮を任される少年。

このゲームはロイ以外の全員が死んでもストーリーが進むように練られているので、大体ロイ一人で会話が進む。
例えこのゲームのメインヒロインと言うべきリリーナでさえ、死んでも無問題。何もなかったかのように話が進む。

時々不死身の輸送体マリナスや二度と使えなくなるものの撤退するエルフィン、
そもそも参戦しないギネヴィアやその時加入するユニット、後はモブ達がストーリーに割り込む。
まぁ流石にロイ一人でストーリーを成り立たせるのは無理ですわな。

そのお蔭かFE主人公勢の中で頭脳面が優秀で本編において、
撤退戦や負け戦、耐久戦をした事が一度も無いという快挙を成し遂げた(ん? トライアルマップに生存戦がある? 知らん)。
作中一番危なかったナーシェン達の侵入も、先手を打って幼少の頃家庭教師やってくれてたツテを使いセシリアに手紙を出していた事により回避。

その割に間接攻撃できないのに玉座に居座ってるせいで魔砲公女リリーナをはじめとした魔法職たち相手に一切抵抗出来ず、
灰にされる火竜石持ちのアイン(マムクート)にビビってエルフィンに突っ込まれるという醜態を晒すが、マムクートの熱気に頭をやられたのだろう。多分。

能力は大器晩成型。
初期値は微妙だが全体的に成長率が低い封印の剣中では高い方。
物理職に不足しがちな魔防も最低限度の成長率を持ち、CC補正もあってそこそこ高くなる。

親父は結構な確率でヘタレ化するのにね。
成長率の合計そのものは高いが技・幸運あたりに若干隔たっており、要となると力や速さは40%と微妙な水準ゆえ、体感的にはヘタレやすい。
レベルアップするたびに技だの幸運だの魔防ばかり伸びる姿に辟易した者も少なくないだろう。
バランス型成長の弊害である。

だがそれ以上に問題なのがクラスチェンジの遅さ。
次章が終章にもなり得る終盤である21章(又は外伝)クリア後なので中盤での戦闘では空気になりがち。
またようやくクラスチェンジしても上級職の性能はパラディンより上限値が低い剣歩兵という残念ぶり。

しかしクラスチェンジと同時にサブタイトルにもある専用武器「封印の剣」を入手でき、これがロイ最大の強みとなる。
威力や命中といった基本性能がいずれも優秀な上に射程1~2、さらに守備と魔防+5という神将器を超えるチートな性能。
耐久を除けばゼフィールや別大陸の蒼炎の勇者の専用武器をも凌駕する。
ハマーンの杖はこの一振りの為だけにあると言っても良い…かもしれない。

また、支援関係が結べる女性キャラは最高ランクにすると全員結婚相手になる。
そのメンバーたるや、リリーナ、セシリア、シャニー、スー、ララム、ソフィーヤと、
恐らく(女性キャラ全員にフラグが立つ可能性のあるifを除けば)FEシリーズでも屈指のフラグ数を誇る主人公。
(セリスは婚姻自体は妹と従姉以外の女性全員と可能だが会話は少ない)。

つーかリリーナとセシリアは分かる、だがあとの4人はこの戦いが初対面やんけ。
※だがイケメン貴族に限る……を最大限に使ってるとしか思えない。

というかリキア(リリーナ)、エトルリア(セシリア)、イリア(シャニー)、
サカ(スー)、西方三島(ララム)、ナバタ(ソフィーヤ)と大陸中を制覇している。
ベルン? ほら、ギネヴィアがいるじゃん。
ララムは西方じゃないって?
こまけーこたぁいいんだよ。

エース級が多く攻略にも役立つのが嬉しいところ。


男性もシリーズ定番の赤騎士や緑騎士を始めとしたエース級が揃っている。
クラスチェンジが遅いせいでもっぱら支援して支援相手をブーストする係りとして使われる。
因みにロイと支援Aになった男性はもれなく後日談が空白になり歴史の闇に葬られる。嫁候補達の怨みだろうか……。


実は最初は剣士ではなく魔道士志望だった。
しかし本人にあまり才能がないのと、彼のすぐ近くにとんでもない才能を持った魔砲公女がいたため、
(彼が嫉妬で歪まないかと心配した)セシリアに教えるのを断られた。


■覇者の剣


四巻最後から登場し、主人公・アルと協力してゼフィールと戦った。
指揮官なので基本的には前線で戦わないが、要所要所でしっかり活躍している。


覚醒のロイ


出典:ゲームの画像まとめブログ、http://blog.livedoor.jp/evidevi-gazou/archives/25372228.html、16年3月7日、
ファイアーエムブレム 覚醒、インテリジェントシステムズ、任天堂、2012年4月19日、
(C)2012 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

DLCマップ「英霊の魔符2」をクリアすると、「異界のロイ」の魔符が入手(自軍加入)できる。
イラストを手掛けたのはドラッグオンドラグーンラストストーリー等で有名な藤坂公彦。

クラスは傭兵で、後衛に有用なレアスキル「デュアルアタック+」を習得しているのがウリ。
…なのだが、同じスキルに加えて「デュアルサポート+」も備えたマルス王子の魔符が無料配信なので、若干有り難みが薄れてしまう。
さらに有料配信版限定だがカチュアの魔符も「デュアルアタック+」を習得しており、魔符の中でも特に初期ステータスやスキルが優秀。
とは言え、本編ではイーリス専用の強力なスキルには変わりないので、貴重な戦力ではある。
また、「デュアルアタック+」を習得している魔符の中では力と技の上限が最も高いため、デュアルアタックが発動しやすく、かつ威力も高くなる。
DLCマップ「最も強き者の名」の裏五連戦では敵が「絶対命中」ばかりで「デュアルサポート+」の価値が薄れるため、彼が最も優秀かもしれない。
他に本来パラディンがレベル15で習得する「聖盾」を最初から覚えているが、何故か傭兵のスキル「武器節約」「後の先」を習得していない。
そのため、育成途中で武器や経験値、「チェンジプルフ」を無駄に消費するのが若干イラつくかもしれない。


◆スマブラのロイ

CV:福山潤

大乱闘スマッシュブラザーズDX』のみ参戦、
DX発売当時ではまだ発売すらしていない次回作の主人公だったのでこいつ誰だ? と思った人もいただろう。

FEでの軍の指揮官としての冷静な面はなりを潜め、(おもに掛け声が)かなり熱い漢になっている。

鎧のデザインにアレンジが入っている。


攻撃モーションはマルスのコンパチだが剣先ではなく中心に当てると威力が上がる。
発生速度はマルスに劣るが火力やロマンではロイが上。
特にBの最大溜めはホームランバット以上のぶっ飛ばし力を持つが、
絶を含めた機動力で圧倒的な差をつけられているため、総合的にみるとマルスに数段劣っている。自ら敵の懐に飛び込まないといけない判定というのも重荷となる。
機動力の低さについては、攻略本等では「封印の剣が重すぎるため」と説明されている。ゲームでは本人の体格と同じ重さなんだけどね。

更にAIがマルスと同じで空中攻撃を軸にしてくるため、CPUのロイははっきり言って底辺レベル。

どれくらいレベルが低いか体感したければ、自身でAIのやっている縛りをやれば解るはず……。


  • B溜めはしない
  • 復帰に前Bは使わない
  • カウンターは完全封印
  • 前Bもほぼ封印
  • スマッシュもほぼ封印
  • 攻撃の主体は空中

……か、勝てる気がしない。




しかしその熱さに魅入られるプレイヤーも多く、
今日もどこかで当たらないBを振り回していることだろう。

Xではまさかのリストラ。代わりはアイクに。
それだけならまだしも、リストラされたキャラの中でこどもリンクと共にフィギュア化されず、シールのみ。
一応ステージの攻城戦のオレ曲セレクトに「Winning Road~ロイの希望」が収録されたが、
リストラされたことからロイの絶望と一部では言われネタにされてしまった。



3DS/WiiU版スマブラでは、ある一つの偶然から悲劇が発生した。
そのことでカメの方共々ネタにされてきたのだが……




2015年6月14日23時40分、Xからの復活となるリュカのDLC解禁前日。
生放送「即日配信! 新要素のお知らせ」冒頭にて……、





「ついに帰ってきたぞ!」


まさかの14年ぶりの復活がスマブラシリーズディレクター・桜井政博氏の口から発表され、
生放送が終了し、日付が変わった6月15日0時00分、有料DLCとしてすぐに配信開始となった。
が、同時に参戦が発表されたあの人のせいもあるのか、ニンテンドーeショップのサーバーがパンクしたことは内緒である。

CVは福山潤が続投。
外見は後の作品である覚醒のDLCで登場した(通称・異界のロイ)際の要素も盛り込まれたオリジナルのものとなっている。

DXの頃から技構成と剣の根元の方が高威力という性質は変わらないが、一部の技のダメージ量が上昇、
上必殺技のブレイザーは出始めに無敵追加、横移動が大きく調整できるようになるなど、色々と強化された。

弱攻撃は一部逆手持ちになったりと細かいモーションも変化し、マルスとの差別化も図られている。
アピールも仕様に合わせ2種追加。お馴染みイィーヤッ!のポーズは下アピールに割り当てられた。

最後の切りふだは名前こそマルス同様の「必殺の一撃」だが、その場から動かず発動する(自殺の心配がない)。
こちらには原作で封印の剣を装備した際の必殺モーションが盛り込まれている。
ヒットするとHPゲージの演出が発生するのは同様。
ちなみに目の前にいる敵より真後ろの敵の方が総ダメージが多い。


なお、キャラ選択画面で名前が読み上げられる際は、こちらの方がカメの方より声のトーンが高くなっている。
また、参戦ムービーではカメの方のロイがこちらのロイに吹っ飛ばされたりしている他、
公式サイトにおけるロイの紹介ページには溶岩に落としてガッツポーズする画像まで……。


……同名弄りネタは当分止みそうにない。多分。


そのしばらく後、封印の剣がバーチャルコンソールで配信が決定した。MOTHER3のリュカもそうだが、この参戦はそっちの宣伝も兼ねていたと思われる。

過去作のファイター総出演となったSPにも当然ながら登場。
最大の変更点はエクスプロージョンの溜めモーション中に振り向きが可能になった点。後隙も他の必殺技に比べて少ないため使い勝手がかなり向上した。
リーチの短さこそ相変わらずだが機動力の高さ、100%越えなら状況次第で横強さえ刺さればバースト確定と、単純なコンボも含めた火力の高さが評価され、ランク最上位の一角の呼び声もある大躍進を遂げた。


◆ヒーローズのロイ

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


配信初期から登場。現在は通常版と総選挙版とバレンタイン版の3種類が存在している。

まずは通常版の紹介から。外見は3DS/WiiU版スマブラと封印の剣を組み合わせたオリジナル衣装のものになっている。剣士ということで赤属性。こちらは星4と星5で排出されるようになっている。絵師はBUNBUN氏。
専用武器はお馴染み「封印の剣」。効果としては相手からの攻撃時に守備と魔防がプラス2されるため、少し硬くなれる。
星4の時点で属性相性を極端化させる「相性激化」が3まで習得できるようになり(他のキャラは星5でやっと3まで取れる)、
これにより緑属性相手には強気に出れるようになり、ヘクトルをほぼ確殺できる。親子や幼馴染揃ってヘクトルキラーである
他にも、戦闘後に相手の守備を下げる「守備封じ」を覚えるため、前に突っ込ませて反撃する、といった戦法を取りやすい。

ただし、青属性にはさらに弱くなるので現状猛威を振るっているラインハルト等には恐ろしく弱くなるのが欠点。ぶつける相手は基本緑属性のみと考えよう。
素材としても、相性激化が4で最大まで取ることが可能なのでそれなりに優秀。
ルフレ等が装備している「~レイヴン」系と一緒につけて無属性にも強くしたり、防御の高い青属性につけて赤属性対策をしたり等々。
後、何故かステータスは何故か防御より魔防が高い。魔道士志望だったからなのだろうか。
そのため、空いている奥義枠に華炎より氷蒼をつけたほうが威力が上がる。奥義イラストでは炎を纏っているのに。
まぁ父も守備より魔防が高いんだけどね。こんなところまで親子である。
因みに通常版は引き当てた場合は専用ムービーが流れるようになっている。

次は総選挙版の紹介。こちらも赤属性である。
星5のみの排出となっており、現在は総選挙版のどれかの内の1体として入手も可能。こちらの絵師はワダサチコ氏。
原作では乗らなかった馬に乗るようになり、専用武器が何と「烈剣デュランダル」と、父親を意識したユニットになっている。
因みに絵師曰く「昔のエリウッドの服を着ているがロイにはサイズが合っていないために袖がぶかぶか」とのこと。
専用武器の効果は「攻撃+3&相手より攻撃が上回っている場合、奥義カウントを1短縮」というA枠の「攻撃3」と「剛剣3」を纏めた効果になっている。
このせいでエリウッドが元々持っているデュランダルが贋作呼ばわりされることに……(一応、武器錬成で同様の効果に進化させることが可能)。
奥義は星影、流星、疾風迅雷。星影は3カウントで1.5倍、流星は1カウント増えたが2.5倍に威力が上がる。
産廃と呼ばれてる疾風迅雷もロイの場合、発動カウントが5だが、
専用武器で短縮可能なので実際はそんなに遅くなく、素の火力も高いので発動はしやすい方。この辺りはお好みで決めるといいだろう。

また、自身の体力が一定以下で自分の攻撃直後に即座に追撃できる「攻め立て」や自身の攻撃時に速度と防御を上げる「飛燕金剛の一撃」を習得可能。
勿論、このロイも普通にヘクトルを確殺可能……どころか大抵の緑属性は先ほどの飛燕金剛の一撃のおかげで追撃可能かつ、
守備も上がるので被害を抑えて撃破可能(アメリア等、HPと防御がかなり高いキャラは流石にきつい)と、
攻めに関しては強力なユニットとなっている。更に騎馬ユニットなので強力な「騎刃の鼓舞」等のバフを受けることが可能。

但し、その分防御や魔防が疎かになっているので通常版とはやや逆の運用になる(余談だが、こちらは魔防より防御が高い)。
恐らく最大の欠点はその総選挙版にリンディスが入っていることだろう。
あちらは近接ユニットの反撃を封じるとんでもないスキル、そしてロイと同じく騎馬ユニット……等もあってほとんどの人がそちらを選ぶためにこっちはなかなか獲得できず、
また、他にも有用な赤属性の騎馬ユニットがいることもあってあまり入れられないという人も多いだろう。
と言っても、ロイはC枠(先ほどの「騎刃の鼓舞」等が付けられる)が空いているため育成の手間が許せるなら騎馬パのサポート運用も出来る。


その後、バレンタイン超英雄の一人として登場。
無属性の騎馬ユニットで弓使い。
超英雄ゆえに期間限定排出であり、後に伝承英雄召喚のラインナップに収録されたが現在はその期間も終了し入手不可。
前述したとおり弓騎馬ユニットであり、これは総選挙リンに続いて2人目。

所持スキルとして射程2の武器を持つ敵の強化の+(フィールド上のバフ)を無効にする「グラーティア+」、自分と効果対象のHPを入れ替える「相互援助」、自分から攻撃をする時、戦闘中の攻撃を強化する「鬼神の一撃」、自分が生存している限り弓使いの戦闘後獲得SPが永続的に増加する「弓の技量」を持つ。

間接武器の騎馬ユニットであるためステータスの合計値は低いものの、HPと速さを引き換えに高水準の攻撃、守備、魔防を手に入れている。
言うなれば最適化されたラインハルトと言った感じであり、勇者武器との適正も彼同様高い。もっともこちらは物理で、あちらは魔法という違いがあり、3すくみにも対応できないため通りやすさで差異があるのだが。

ちなみに、グラーティア(Gratia)とはラテン語で「恩寵」「感謝」を意味する言葉である。
バレンタインというイベントを考えるとしっくりくるネーミングと言えるかも。






昔に戻ることはできないけど、

新しい未来は作っていける。

だったら前を向いて歩こうよ。

昔と同じ、いやそれ以上の、

追記・修正をするために、さ。



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