ジュラック(遊戯王OCG)

登録日:2011/07/20 Wed 14:04:07
更新日:2025/04/09 Wed 21:45:29
所要時間:約 7 分で読めます







ジュラックだけが知っていた。

落ちてくる隕石(メテオ)の正体を。

自分たちに、明日がもうないことを。



目次

概要


DUEL TERMINAL −魔轟神復活!!−で登場した「ジュラック」と名のついたモンスター群。
属するモンスターは全て炎属性恐竜族で統一されており、その多くが戦闘において効果を発揮する。

このカード群に属するモンスターのいくつかは「攻撃力1700以下のジュラック」に関する効果を持っている。
なお、レベル4のジュラックは全て攻撃力が1700であり、元々の攻撃力が1700を越える下級ジュラックは存在しない。 (Wikiより引用)

基本的には戦闘を介してアドバンテージを取っていく恐竜族シンクロテーマなのだが、現代遊戯王において戦闘を介さなければいけないテーマは遅く、弱い上、出た時期の関係でカードパワーも抑えめと、控え目に言ってもテーマ自体が重症という有様で多くのデュエリストたちから忘れ去られていた。

そんな状態が長らく続いていたのだが、DUEL TERMINAL産テーマを強化するテーマパックである「TERMINAL WORLD 2」で強化されるテーマに選抜される。


そして、奴らは弾けた


…本当に文字通りの意味で

余談だが、某パークよろしく“Jurassic(ジュラ紀の)”の名を冠していても、元ネタとなった恐竜は三畳紀や白亜紀に生息していたものも多分に含まれている。

モンスター

【攻撃力1700のジュラック】

  • 《ジュラック・ヴェロー》
効果モンスター
星4/炎属性/恐竜族/攻1700/守1000
(1):自分フィールドの攻撃表示のこのカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから攻撃力1700以下の「ジュラック」モンスター1体を特殊召喚する。
自分フィールドに表側攻撃表示の状態で戦闘破壊され墓地に送られた時、攻撃力1700以下のジュラックをリクルートできる効果を持っている。
他のリクルーターに比べ戦闘破壊され辛く、条件がやや厳しいがその分リクルート先の攻撃力も高いので気にならない。
自爆特攻しても被害が若干少なく、寧ろ《聖炎王ガルドニクス》のトリガーになれる点も評価できる。
現在このカードでリクルートできない下級ジュラックは存在しないので主力として活躍できる。

  • 《ジュラック・グアイバ》
効果モンスター
星4/炎属性/恐竜族/攻1700/守 400
(1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
デッキから攻撃力1700以下の「ジュラック」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン攻撃宣言できない。
相手のモンスターを戦闘破壊した場合、デッキから攻撃力1700以下のジュラックをリクルートできる効果を持っている。
簡単にいえばジュラック版《BF-蒼炎のシュラ》。
攻撃力は一つ足りないが、相手を墓地に送る必要がなくトークンを倒しても発動できる点で勝っている。

  • 《ジュラック・デイノ》
チューナー(効果モンスター)
星3/炎属性/恐竜族/攻1700/守 800
(1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊したターンのエンドフェイズに、自分フィールドの「ジュラック」モンスター1体をリリースして発動できる。
自分は2枚ドローする。
相手モンスターを戦闘破壊したターンのエンドフェイズにジュラックをリリースして2枚ドローできる効果を持っている。
相手のターンでも使えるので、コンバットトリックカードと合わせて相手にプレッシャーを与えられる。

  • 《ジュラック・イグアノン》
効果モンスター
星4/炎属性/恐竜族/攻1700/守 700
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、相手フィールド上にセットされたカード1枚を選択して持ち主の手札に戻す事ができる。
相手モンスターを戦闘破壊した場合、相手フィールドにセットされたカードをバウンスできる効果を持っている。
同条件の《ジュラック・グアイバ》に比べると地味ではあるがセットされていればモンスターでもいいので、
相手の主力モンスターを伏せさせて他のモンスターを戦闘破壊すればバウンスするということも出来る。

  • 《ジュラック・プロトプス》
効果モンスター
星4/炎属性/恐竜族/攻1700/守1200
このカードの攻撃力は相手フィールド上のモンスターの数×100ポイントアップする。
相手フィールドのモンスターの数×100ポイント攻撃力が上がる効果を持っている。
下級ジュラックで唯一自身の効果で攻撃力が1800を越すことが出来るカード。
ジュラックの1700打点の中で唯一戦闘破壊に関係しない。

  • 《ジュラック・スティゴ》
効果モンスター
星4/炎属性/恐竜族/攻1700/守 900
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
自分フィールドのカード1枚を破壊し、デッキから恐竜族モンスター1体を墓地へ送る。
その後、レベルの合計がデッキから墓地へ送ったモンスターと同じになるように、手札・デッキから「ジュラック・スティゴ」以外の「ジュラック」モンスターを召喚条件を無視して特殊召喚できる。
このターン、自分は恐竜族モンスターしか特殊召喚できない。
(2):このカードが戦闘で破壊された場合に発動できる。
フィールドの表側表示カード1枚を手札に戻す。
TERMINAL WORLD 2で登場した新規。
自分の場のカードを破壊してデッキから恐竜族を墓地に送り、レベルの合計が墓地に送ったモンスターのレベルと同じになる様に手札・デッキから同名以外のジュラックを特殊召喚する効果と戦闘破壊された場合に場の表側カードを1枚バウンスする効果を持っている。
墓地肥やしと展開を兼ねた特殊召喚効果が非常に強力であり、高レベル恐竜族を墓地に送ればチューナーと非チューナーを揃えてS召喚が可能になる。《オーバーテクス・ゴアトルス》の様に墓地で発動する効果を持つカードを落とせばさらなる展開が狙える。
召喚条件を無視するので特殊召喚できない《ジュラック・タイタン》も呼べるのもありがたい。その代わり発動後は恐竜族しか出せない制約がつくため注意。
自身をコストとして破壊する事もできるので、【ジュラック】における重要な初動である。
レベルの合計を墓地に落としたモンスターとピッタリ同じにしないといけないのと同名カードを出せないため、レベル合わせのために他のジュラックカードを採用させる理由作りもしている。特に《ジュラック・メガロ》と《ジュラック・タイタン》のような《ジュラック・アステロ》に直接アクセスできるレベル10になる組み合わせはよく採用されている。出せるモンスターの組み合わせを広げるという観点からレベル6の《ジュラック・ヘレラ》、レベル7の《ジュラック・ティラヌス》か《ジュラック・スピノス》のどちらか片方、下級非チューナーの《ジュラック・スタウリコ》、《ジュラック・プティラ》あたりは再録してもよかったんじゃないかなあ…
展開効果が強力すぎて戦闘破壊された時のバウンスの存在感が薄いが、自爆特攻する事で厄介なモンスターを処理する使い方もできる。


【攻撃力1700未満のジュラック】

  • 《ジュラック・モノロフ》
チューナー(効果モンスター)
星3/炎属性/恐竜族/攻1500/守1200
(1):このカードは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。
相手のモンスター全てに攻撃できる効果を持っている。同じ効果をもつ《阿修羅》に比べて攻撃力は低いが、レベルが3でロックを抜けやすく、☆3チューナーの中ではかなり攻撃力が高い。
《イージーチューニング》とは非常に相性が抜群。
《焔征竜-ブラスター》等☆7非チューナーとの組み合わせで《フルール・ド・バロネス》や《相剣大公-承影》等の制圧持ちSモンスターに繋げられるのも利点。

  • 《ジュラック・アウロ》
チューナー・効果モンスター
星1/炎属性/恐竜族/攻 200/守 200
(1):このカードをリリースし、「ジュラック・アウロ」以外の自分の墓地のレベル4以下の「ジュラック」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
自身をリリースすることで☆4以下のジュラックを蘇生する効果を持つ。
ジュラックで唯一の守備力200だがこのカード=墓地の下級ジュラック全てになるため、
このカードのためだけに《真炎の爆発》をいれることができる。

  • 《ジュラック・ガリム》
チューナー(効果モンスター)
星2/炎属性/恐竜族/攻1200/守 0
(1):このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
相手は手札を1枚選んで捨ててこの効果を無効にできる。
捨てなかった場合、このカードを破壊したモンスターを破壊する。
戦闘破壊された時、相手に戦闘破壊したモンスターを破壊するか手札を一枚捨てるかを強要できる効果を持っている。
自身の効果はギャンブルのような扱いのため《スターダスト・ドラゴン》の効果でも無効にされない。

  • 《ジュラック・ブラキス》
チューナー(効果モンスター)
星3/炎属性/恐竜族/攻1000/守1000
フィールド上にこのカード以外の「ジュラック」と名のついたモンスターが存在する場合、このカードは戦闘では破壊されない。
このカード以外に他のジュラックがいる場合戦闘破壊されない効果を持っている。
同レベルチューナーに優秀な《ジュラック・モノロフ》《ジュラック・デイノ》がいるため現在は扱いづらいか?

  • 《ジュラック・スタウリコ》
効果モンスター
星2/炎属性/恐竜族/攻 500/守 400
このカードが戦闘によって破壊された場合、自分フィールド上に「ジュラックトークン」(恐竜族・炎・星1・攻/守0)2体を守備表示で特殊召喚する。
このトークンは「ジュラック」と名のついたモンスター以外のアドバンス召喚のためにはリリースできない。
戦闘破壊された場合、ジュラックトークンを2体生成する効果を持っている。
A召喚する場合はジュラックでしかリリースできないがそれ以外の縛りはなく、☆1なのでS召喚の補助に最適。
また自身もジュラック唯一の☆2非チューナーなのでその点でも☆調整に一役買う。

  • 《ジュラック・プティラ》
効果モンスター
星3/炎属性/恐竜族/攻 800/守1500
このカードが攻撃されたダメージ計算後、攻撃モンスターを持ち主の手札に戻す。
このカードの守備力は、この効果で手札に戻したモンスターのレベル×100ポイントアップする。
守備表示の状態で攻撃された場合、攻撃してきたモンスターを手札に戻し、自分の守備力をアップさせる効果を持っている。上がる守備力は手札に戻したモンスターのレベル×100ポイント
恐竜族には既に《ハイパー・ハンマーヘッド》がいるのでジュラックであることを生かしたい。
因みにジュラック唯一の☆3非チューナーであり、地雷としてセット→生き残ればS召喚に使うといったこともできる。

  • 《ジュラック・メガロ》
チューナー(効果モンスター)
星1/炎属性/恐竜族/攻 500/守1300
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに恐竜族モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
手札から「ジュラック」カードを含むカード2枚を選んで捨てる。
その後、自分は2枚ドローする。
(3):このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
デッキ・EXデッキから「ジュラック・メガロ」以外の「ジュラック」モンスター1体を墓地へ送る。
TERMINAL WORLD 2で登場した新規。
自分の場に恐竜族がいれば手札から特殊召喚できる効果とジュラック含めて手札を2枚捨てて2枚ドローする効果、破壊されたらデッキ・EXデッキからジュラックを墓地に送る効果を持っている。
展開・手札交換・墓地肥やしとデッキを回す潤滑油として欠かせない効果を持っており、ステータスもレベル1・炎属性・チューナーと優秀。


【攻撃力が1700より高いジュラック】

  • 《ジュラック・ヘレラ》
効果モンスター
星6/炎属性/恐竜族/攻2300/守1500
「ジュラック・ヘレラ」以外の自分フィールド上に守備表示で存在する「ジュラック」と名のついたモンスターが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、このカードを手札または墓地から特殊召喚できる。
守備表示のジュラックが戦闘破壊され墓地に送られた時、手札、墓地から自身を特殊召喚できる効果を持っている。
ただし自爆特攻や効果破壊にも対応している《ゼノ・メテオロス》や《聖炎王ガルドニクス》がいる為やや扱いづらいか。

  • 《ジュラック・スピノス》
効果モンスター
星7/炎属性/恐竜族/攻2600/守1700
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、相手フィールド上に「スピノストークン」(恐竜族・炎・星1・攻300/守0)1体を攻撃表示で特殊召喚する。
相手のモンスターを戦闘破壊し墓地に送った時、スピノストークンを相手フィールド上に特殊召喚する効果を持っている。
スピノストークンは攻撃表示で出されるので追撃によって更にダメージを与えられる。
《ジュラック・グアイバ》や《ジュラック・デイノ》とセットなら効果を発動させやすくなる。
《プチラノドン》や《エヴォルダー・リオス》に対応しているレベル7である点も各種素材として活用できる。

  • 《ジュラック・ティラヌス》
効果モンスター
星7/炎属性/恐竜族/攻2500/守1400
自分のメインフェイズ時に、このカード以外の自分フィールド上の恐竜族モンスター1体をリリースして発動できる。
このカードの攻撃力は500ポイントアップする。
また、このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、このカードの攻撃力は300ポイントアップする。
条件を満たすごとに自身の攻撃力を強化する効果を持っている。
上がる攻撃力は、恐竜族を1体リリースするごとに500ポイント、相手モンスターを戦闘破壊するごとに300ポイント。
自身の効果で強化し、相手モンスターをなぎ倒し続けば手がつけられないほどに成長するが、耐性が一切ないため過信は禁物。

  • 《ジュラック・タイタン》
効果モンスター
星9/炎属性/恐竜族/攻3000/守2800
このカードは特殊召喚できない。
(1):お互いはフィールドのこのカードを罠・モンスターの効果の対象にできない。
(2):1ターンに1度、自分の墓地から攻撃力1700以下の「ジュラック」モンスター1体を除外して発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで1000アップする。
モンスター効果と罠の対象にならないのに加え、墓地の下級ジュラックを除外して自身の攻撃力を1000ポイントアップさせる効果を持っている。
自身の耐性とパンプ効果を持ち制圧力はジュラックトップクラス。ただし特殊召喚ができない最上級モンスターなので、《ジュラック・スタウリコ》などのフォローが必要。
《エヴォルダー・リオス》で墓地へ送れる唯一のレベル9なのでそちらで活用するのも手。


【ジュラックのシンクロモンスター

  • 《ジュラック・ヴェルプヒト》
シンクロ・効果モンスター
星5/炎属性/恐竜族/攻 ?/守 ?
チューナー+チューナー以外の恐竜族モンスター1体以上
(1):このカードの攻撃力・守備力は、このカードのS素材としたモンスターの元々の攻撃力を合計した数値になる。
(2):このカードが裏側守備表示モンスターを攻撃したダメージステップ開始時に発動できる。
その裏側守備表示モンスターを破壊する。
S素材の合計分の攻撃力が攻守になる効果と守備モンスターを攻撃した時、そのまま効果破壊する効果を持っている。
ジュラックの苦手とするリバースモンスターやリバースした時に発動する効果を簡単に処理することができる。
レベル5なので、ジュラックでの最大攻撃力は《ジュラック・デイノ》+《ジュラック・スタウリコ》の2200
恐竜縛りなら《ジュラック・ガリム》+《俊足のギラザウルス》の2600
チューナーを指定していないので《魔轟神キャシー》+《セイバーザウルス》の2700までなら一応できる。
が、基本的には《ジュラック・アウロ》+《ジュラック・グアイバ》or《ジュラック・ヴェロー》の1900が一般的であろう。

  • 《ジュラック・ギガノト》
シンクロ・効果モンスター
星7/炎属性/恐竜族/攻2100/守1800
チューナー+チューナー以外の恐竜族モンスター1体以上
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの「ジュラック」モンスターの攻撃力は、自分の墓地の「ジュラック」モンスターの数×200アップする。
墓地に存在するジュラックの数×200ポイント、自分フィールドの全ジュラックの攻撃力を上げる効果を持っている。
《ジュラック・グアイバ》や《ジュラック・ヴェロー》の効果で墓地にカードを貯めるのが容易なため中盤から2500級の《ジュラック・グアイバ》や《ジュラック・デイノ》を並べることができる。
ただ、このカードを出せる状況なら墓地肥やしも行える《ラヴァルバル・サラマンダー》を出せることが多いのでこちらは1ターンキルを狙う時に出したい。

  • 《ジュラック・メテオ》
シンクロ・効果モンスター
星10/炎属性/恐竜族/攻2800/守2000
「ジュラック」と名のついたチューナー+チューナー以外の恐竜族モンスター2体以上
(1):このカードがS召喚した場合に発動する。
フィールドのカードを全て破壊する。
その後、自分の墓地からチューナー1体を特殊召喚できる。
身を呈して魔轟神を滅ぼしかけた漢。
S召喚時にフィールドのカードを全て破壊し、その後チューナーを蘇生する効果を持っている。
ブラック・ローズ・ドラゴン》と似ているが効果の発動に成功すればほぼ確実に攻撃が通せる。
後にTERMINAL WORLD 2の新規によってテーマのエースカートとしての地位が向上。【ジュラック】というテーマの戦術の主軸となるまでに躍進を遂げた。


  • 《ジュラック・アステロ》
シンクロ・効果モンスター
星10/炎属性/恐竜族/攻2500/守2300
チューナー+チューナー以外の恐竜族モンスター1体以上
(1):このカードがS召喚した場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地から「ジュラック」魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットする。
(2):1ターンに1度、相手がモンスターを特殊召喚する際に、自分の墓地から恐竜族モンスター2体を除外して発動できる。
それを無効にし、そのモンスターを破壊する。
(3):相手ターンに、自分の墓地からこのカードを含む「ジュラック」モンスター2体を除外して発動できる。
EXデッキから「ジュラック・メテオ」1体をS召喚扱いで特殊召喚する。
TERMINAL WORLD 2で登場した【ジュラック】待望の制圧型エース。
S召喚時にデッキ・墓地からジュラック魔法・罠をセットする効果と墓地の恐竜族を2体除外して相手のモンスターの特殊召喚を無効にする効果、相手ターンに墓地から自身とジュラックを除外して《ジュラック・メテオ》をS召喚扱いで特殊召喚する効果を持っている。
墓地の恐竜族2体と言う軽いコストで特殊召喚を無効にできるため、シンクロ・エクシーズ・リンクには強気で対抗できる。ただし、儀式召喚や融合召喚などのチェーンに乗る特殊召喚は無効できないので過信は禁物。
デッキ・墓地からジュラック魔法・罠をセットできる効果も強力であり、特に自身が発動条件を満たせる《ジュラック・インパクト》を持って来れるのが大きい。
そしてそのまま墓地に行ったら、今度は墓地効果で相手ターンに《ジュラック・メテオ》をS召喚扱いで呼び出して全体除去をぶっ放せるため無駄がない。
更にこの墓地効果はコストこそかかるが1ターンに1度の制限がないため、墓地にジュラックが溜まった上で複数枚落ちていれば、最大3回《ジュラック・メテオ》を着弾させられる。
ちょうど《ジュラック・メガロ》がEXデッキからこのカードを直接落とせる上に、チューナーであるため《ジュラック・メテオ》で蘇生させられると言うのもあって複数回の着弾は割と容易。
要求値は高いが、初手に《ジュラック・メガロ》と適当な恐竜族と《超越竜メテオロス》が揃っていれば後攻0ターン目に《ジュラック・メテオ》を落とす事も可能。


魔法・罠カード

  • 《ジュラック・インパクト》
通常罠
(1):自分フィールドに攻撃力2500以上の恐竜族モンスターが存在する場合に発動できる。
フィールドのカードを全て破壊する。
現状唯一のジュラック罠カード。
条件付きのフリーチェーン全体除去札。ただし自分のカードも巻き込んでしまうのがネック。

カードイラストはコミカルだが、設定上は魔轟神を相手にした《ジュラック・メテオ》捨て身の反攻作戦が引き起こした大事件の様を描いた背景ストーリー的には超重要なカード。
しかしこの余波は魔轟神よりもむしろジュラック達にこそ甚大な被害を齎したようで、これを起因とした大絶滅によりジュラック達の魂が転生したのがネオフレムベルとされている。

  • 《ジュラック・ヴォルケーノ》
フィールド魔法
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
自分フィールドの恐竜族モンスター1体を破壊し、デッキから「ジュラック」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):相手がモンスターを特殊召喚した場合、このターンに相手がモンスターの効果を4回以上発動していれば発動できる。
EXデッキから「ジュラック・メテオ」1体をS召喚扱いで特殊召喚する。
(3):自分フィールドの「ジュラック」モンスターが効果で破壊される場合、代わりに自分の墓地の恐竜族モンスター1体を除外できる。
TERMINAL WORLD 2でようやく登場した初のジュラック魔法カード。
自分の場の恐竜族を破壊してジュラックのリクルートと自分の場のジュラックが破壊される代わりに墓地の恐竜族を除外できるフィールド魔法。
墓地を肥やしながらリクルートでデッキを回せるので《ジュラック・アステロ》の効果のコストをスムーズに用意できる上に、《ジュラック・メテオ》や《ジュラック・インパクト》の全体除去からこちらのジュラックだけを守る事もできるため非常に重要なカード。
そして最大の特徴は相手がモンスター効果を4回以上使った上で特殊召喚したらEXから《ジュラック・メテオ》をS召喚扱いで呼び出すと言う度肝を抜く効果。隕石繋がりなのか《ジュラック・メテオ》を《原始生命態ニビル》の如く扱う事で相手の動きを制限・牽制したりできるため制圧力が非常に高い。
このカードをデッキからセットできる《ジュラック・アステロ》は墓地効果で《ジュラック・メテオ》を相手ターンに着弾できるため、追加で全体除去をぶっ放す事も可能。
ただし、このカード自体に除去耐性はないため《ジュラック・メテオ》の着弾に巻き込まれてしまう点には要注意。

相性の良いカード

■幻創のミセラサウルス
ジュラックと属性・種族が一致しており、自身を除外するだけでも《ジュラック・アウロ》をリクルートできる。

エヴォルダー・リオス
墓地を肥やしつつエクシーズ召喚をサポートできる。
上述の《幻創のミセラサウルス》を墓地に送るのにも使える。
意外なところでは《ジュラック・タイタン》を墓地に送ることで《星遺物の胎導》のリクルートにも繋げられる。


■火霊媒師ヒータ
墓地肥やしをしながら状況に応じたジュラックをサーチできる。
除去力を持った《炎霊神パイロレクス》や《怒炎壊獣ドゴラン》、《焔征竜-ブラスター》や《バーニング・ドラゴン》をサーチして突破力を高めるのもアリ。


転生炎獣バースト・グリフォン
大半がレベル7以下に集中しているので蘇生効果を活かせる。

■転生炎獣の炎軍
《ジュラック・ヴェロー》を自爆特攻させ続けることで、簡単に1つ目の効果を発動できる。
上述の《幻創のミセラサウルス》の再利用にも最適であちらを蘇生させつつ、《ジュラック・アウロ》等を回収して次のターンに同じ動きが狙える。
2つ目の効果も《ジュラック・ギガノト》等打点強化手段の多いこのデッキでは発動条件を満たしやすい。

■化石調査、グラウンド・ゼノ
言わずと知れた恐竜族のサーチカード。
前者の方が安定性が高いが、後者ならサーチした《ゼノ・メテオロス》を即座に出すことが出来、後半の効果も活用する事で、《超越竜ギガントザウラー》や《ヘルホーンドザウルス》にアクセスできる。

■ジュラシック・パワー
ジュラックの打点強化に加え、上級モンスターのリリースをなくす事ができる。
《ジュラック・プロトプス》や《ジュラック・モノロフ》をサーチでき、同属性のドゴランもサーチできるので苦手な耐性持ちモンスターにも対処できる。

スネークアイ
展開力を底上げしながら《ジュラック・アウロ》を使いまわすことができる。
《原罪宝-スネークアイ》をデッキから引っ張り出せる《黒魔女ディアベルスター》もランク7に繋げられるので出張採用も検討できる。

炎王
《ジュラック・ヴェロー》による自爆特攻や《ジュラック・メテオ》の全体除去から《聖炎王ガルドニクス》や《真炎王ポニクス》を展開できるのでラッシュを掛けやすい。
《炎王の孤島》で《ベビケラサウルス》や《プチラノドン》を破壊できるのも大きい。
《炎王獣 ガネーシャ》と《炎王獣 ハヌマーン》も採用すれば苦手な制圧力もカバーできる。

■征覇竜-ブレイズ
レベル7を並べやすいこのデッキではX召喚も容易。
上述の《黒魔女ディアベルスター》《エヴォルダー・リオス》や《転生炎獣バースト・グリフォン》に加え、《幻創のミセラサウルス》と相性の良い《エルシャドール・エグリスタ》もX素材に適している。
ジュラックに乏しい除去効果と自己再生効果で突破力を高められる。
《ベビケラサウルス》や《プチラノドン》、《ディノインフィニティ》とはコンボになるが、逆に《真炎の爆発》の邪魔になりかねない点に注意。

■葬角のカルノヴルス
ジュラックと属性・種族が一致しているレベル6シンクロチューナー。互いのメインフェイズ・バトルフェイズに恐竜族シンクロをS召喚する効果と自分か相手の攻撃宣言時に手札から恐竜族を召喚条件を無視して特殊召喚する効果を持つ。
《ジュラック・メテオ》の素材には出来ないため相手ターンシンクロの恩恵はほぼないが、自分バトルフェイズで攻撃完了した味方とシンクロして追撃する使い方が可能。
恐竜族の展開効果も召喚条件を無視して出せるため《ジュラック・タイタン》だけでなく《究極伝導恐獣》の様な超大型まで出せる。発動後は恐竜族縛りがつくものの、メインフェイズ2で展開しなければ実質ノーデメリットになる。
基本的にはこのカードを中継して《ジュラック・アステロ》をS召喚し、《ジュラック・メテオ》で相手を妨害しつつ《ジュラック・メテオ》の効果で蘇生、返しのターンに展開効果とバトルフェイズシンクロでリーサルを狙うと言う形になる。


戦術

ひたすらメテオを落として相手のフィールドを更地にする、以上!

いやまあ、本当にそういうテーマにされたんだからしょうがない。
恐竜族お得意の自己破壊を繰り返しながら展開していく動きで墓地を肥やしながら展開し、《ジュラック・アステロ》のS召喚を狙っていく。
《ジュラック・アステロ》のS召喚成功時効果で《ジュラック・ボルケーノ》か《ジュラック・インパクト》をセット。
相手にターンを渡して相手の展開を見つついい感じのタイミングで《ジュラック・ボルケーノ》の効果で《ジュラック・メテオ》を出すか《ジュラック・インパクト》の効果で《ジュラック・アステロ》ごとフィールドをリセット。
その後相手がめげずに展開をするのであれば《ジュラック・アステロ》の墓地効果で《ジュラック・メテオ》を出してまたフィールド全破壊をキメる。
いや本当にそんな感じのテーマなんだって。

複数回の全破壊をキメるのは中々爽快な上、恐竜族サポートは非常に充実しているため、《ジュラック・アステロ》のシンクロ自体は割と到達しやすかったりする。

追記・修正は相手ターン中に《ジュラック・メテオ》を3回落としてからお願いします

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 遊戯王
  • 遊戯王OCG
  • 炎属性
  • 恐竜族
  • DT世界
  • デュエルターミナル
  • ジュラック
  • DT
  • デュエルリンクス
  • DUEL TERMINAL
  • 遊戯王OCGデッキ項目
  • 遊戯王OCGカテゴリ項目
  • シンクロモンスター
最終更新:2025年04月09日 21:45