アンドレイ・スミルノフ

登録日:2010/12/15(水) 00:02:33
更新日:2022/07/11 Mon 13:49:06
所要時間:約 11 分で読めます




私は市民を守る、連邦軍の軍人だ!!!




CV:白鳥哲
性別:男
誕生日:5月5日
年齢:24歳(2nd)→26歳(劇場版)
身長:184㎝
体重:66㎏
血液型:A型
所属:独立治安維持部隊アロウズ→地球連邦平和維持軍
階級:少尉→中尉(ブレイク・ピラー後)→大尉(劇場版)

搭乗機



機動戦士ガンダム00』の登場人物。

実父は「ロシアの荒熊」ことセルゲイ・スミルノフ
幼少期、母ホリーの部隊がセルゲイの判断で見捨てられ戦死した事により、セルゲイとの間に大きな確執が出来てしまった。
なお、セルゲイの同僚であったパング・ハーキュリーに対しては「軍隊の理想の在り方を教えてくれた恩師」と慕っており、ハーキュリーもアンドレイを気にかけて軍の入隊の手助けをする等、幼少の頃から良好な関係であったが、軍人になった際にハーキュリーがセルゲイを擁護するような苦言を呈した事が原因で現在は疎遠となっている。



【2ndシーズン】

アロウズに所属する軍人として登場。
前述の事情もあって、セルゲイを憎んでいる描写が多かった。
ルイス・ハレヴィに対しては一目見て以降、何かと気遣いを見せており、それはやがて好意に変わる。
ブレイク・ピラー事件の最中、軌道エレベータからクーデター首謀者のパング・ハーキュリーと共に出てきたセルゲイを裏切り者と断定。
降り注ぐピラーの破壊が終わって安堵する2人を奇襲し、ハーキュリーの乗るGN-Xを不意打ちのビームライフルで撃墜。
続けてティエレンをビームサーベルで攻撃。幾度かの切り合いの末にセルゲイの抵抗が緩んだ隙をついてコクピット付近を貫いた。
攻撃を受けながらセルゲイが語りかけるもアンドレイは会話を拒絶。とどめの一撃が入った後でようやくセルゲイの言葉が届くも、アンドレイは戸惑うばかりで和解する時間はなかった…

もっとも状況証拠としては真っ黒なので、首謀者のハーキュリーと軍令で潜入していたはずのセルゲイの死はアンドレイの拙速な失態というより軍上層部の思惑通りといったところ。
そもそもセルゲイの上司であるキム司令は建前上「相手を刺激しないように」とティエレン全領域対応型で出撃させていたのだが、
その実は命令書を作らずに口頭の指示のみ、しかも故意に前線部隊にセルゲイの存在を通達していなかった。
これはセルゲイに本領を発揮させずにピラー倒壊に巻き込ませて事故死、
あるいは出撃許可が下りないGN-Xではなく管理の甘いティエレンで無許可で出撃しクーデター組と合流した犯罪者として前線の兵に撃墜させる
という形でセルゲイの死を狙った陰謀によるものであった。
仮にアンドレイが攻撃しなかったとしても他の兵が撃墜したか、撃墜されなかったとしても捕えられてクーデター派の共犯として処刑されていた可能性が高い。
スミルノフ親子は2人共はめられた形である。


上記のブレイク・ピラー時に首謀者を討ち取った事で中尉に昇進。復讐を果たした事で精神が不安定となってしまったルイスの傍にいる事を決意した。

ソレスタルビーイングリボンズ・アルマーク率いるイノベイド達の決戦では、ルイスと共にリボンズ側に就く。
ルイスが廃人寸前となってしまった原因は沙慈・クロスロードとソレスタルビーイング側にあるとし、単身ダブルオーライザーに挑むものの、敗北し行動不能に。
その後、トランザムライザートランザムバーストによってマリー・パーファシーと意思を交信。

セルゲイが自分を最期まで想っていた事を知り、それを理解出来なかった事、父が言葉で伝えてくれなかった事、
そしてその機会を自らの手で奪ってしまった事を後悔し、慟哭したのだった。

エピローグでは、両親が目指した「世界の真の平和」を守る為、連邦正規軍に残り、市民を守り、平和を脅かす者と戦う事を誓っていた。*1





以下、劇場版ネタバレあり






劇場版

階級は大尉(ノベライズ版では中尉)。

突如現れた木星探査船エウロパを迎撃するため出撃するが、GN-Xでは火力も推力も足りず決定的なダメージを与えられない。
それでも諦めそうになる仲間を鼓舞しながら攻撃を続け、やがてデカルト・シャーマンが駆るガデラーザが到着し圧倒的な火力でエウロパを粉砕。
イノベイター専用機の力を目の当たりにし驚きの声を上げた。


ELS来訪の危機の際にも連邦軍兵士として出撃。
凄まじい物量を誇るELSに対し、初見で「10000対1」という圧倒的戦力差を見抜き呟いてしまうが決して怖気づいてはおらず、
自身の誓った「父と母の求めた平和」を守る為ELSとの決戦に赴く。


戦いが泥沼化していく中、絶対防衛ラインを守備し続けていたが、銃口を接触させ、射撃を行った際、右腕部にELSが取り付いてしまう。
右腕部を切り離し何とか侵食を防ぐも、その間に大型ELSが絶対防衛ラインを突破。

危機を感じたアンドレイはトランザムを起動して追いつき、大型ELSの正面からGNバスターソードで斬りかかるも、
大型ELSの表面を傷つけるだけで精一杯であった。
部下一人が何とか追いつき装備していた銃器で加勢するも状況は変わらず、他の部下がトランザムを使っても追いつけない程の速さで大型ELSは地球に迫る。

覚悟を決めた彼はGNバスターソードをELSに突き刺し、乗機のトランザムをオーバーロードさせて自爆
更に彼の自爆により速度が落ちたELSにイワノフ少尉を始めとした部下3名が追いつき、先に加勢していた部下も含めた4人が続いて自爆を敢行した事で、
大型ELSの撃破に成功する。

彼らの、文字通り命を賭した奮闘により防衛ラインは死守され、ELSの地球到達は阻止されたのだった。

散る間際、恐怖を振り切って叫んだ彼の脳裏には、優しく微笑む両親の姿があった……。



【余談】

  • TVシリーズ放送時では一部視聴者から「うぜぇ」だの「氏ね」だの「00版カツ」だの言われていた彼だが、
    劇場版での勇敢な行動により、その酷評は彼方へと消え去った。
    ウザキャラだった奴の死亡シーンで涙腺崩壊させられるとは、多くの視聴者が微塵も思っていなかった事だろう。
    なお、ウザいと言う人の多くは「セルゲイ=良い人」というイメージがあったので、彼に反発する小熊が気に食わないという点があった。
    アロウズに所属した事も批判の対象になることがあるが、
    アンドレイとしては「テロリストを撲滅して市民を守る」という考え自体には作中通してあまりブレはない。
    非武装民間人をも平気で攻撃したアロウズだが、アンドレイの上官であったジニン大尉のように反政府テロで家族を失った者もおり、
    所業を考えるとそれだけでは免罪符にならないだろうが、当初から軍人としての矜持を持っていた事は確かである。

  • 我らがコーラサワー兄貴から口説き文句を伝授されかけたが、鼻で笑って無視するという暴挙に。
    最終的な結末を抜きにしても、コーラサワーにはカティと出会う前から彼女がいたり、女の子たちにモテモテなシーンがあったので彼が笑って無視できる立場ではなかったのだが……

  • ソレスタルビーイングとの最終決戦で乗機を破壊された際、即座にルイスが反応していた点から、そこまで脈が無かった訳ではない模様。
    ただ、恋愛対象としては沙慈の存在があった為に見られていなかったと思われる。
    なお、彼が命を賭して守った地点のすぐ傍で沙慈が作業しており、身を賭した彼の攻撃は間接的にではあるが、ルイスの笑顔を守ったという事になる。
    • なお彼はルイスを呼ぶ際に「准尉」と律儀に呼ぶが、父親も娘と思っていたピーリスでもきちんと階級を付けて呼ぶ、という共通点がある。
      ルイスに発した「乙女だ……」といい、やっぱりよく似た親子である。

  • セルゲイとの親子関係は、「言ってくれなきゃ……!何も分からないじゃないか!!言ってくれなきゃ……!」という台詞通り、
    作品のテーマである「対話」「相互理解」の重要性を語る上では欠かせないエピソードである。

  • 劇場版ではマリーやルイス等とのやり取りも無く、ほぼ独り言でしか喋っていない。
    名前も一切出て来ない「名も無き一般兵」という扱いであるが、その演出が彼の「市民を守る連邦軍の軍人」という在り様を引き立たせているとも言える。
    また、擬似太陽炉をオーバーロードさせて自爆するシーンのアンドレイの叫びは、CVを務めた白鳥哲氏の熱演により、恐怖を振り切るアンドレイの心情がよく表われている他、
    挿入歌「もう何も怖くない、怖くはない」の効果もあって、劇場版屈指の涙腺崩壊シーンになっている。

  • 劇場版にて搭乗していたGN-XⅣにはGNバスターソードが装備されているが、実はELSの特性を考慮し自身で取り寄せた物だったりする。
    外伝漫画『00I 2314』にて、「軍人として人々を守る、その為には最善を尽くしておかねば!!」と話していた。
    これが無ければ、防衛ラインを越えられてしまっていたかもしれない。

  • スーパーロボット大戦UX』では条件を満たすと生存し、パトリックと共に自軍入りを果たす。特攻時の台詞はDVEで再現された。
    生存した理由は「パトリックと同時に特攻した所為で、不死身っぷりが感染してしまったから」らしい。恐るべし、「不死身のコーラサワー」。
    ハザードには不信感を抱いており、対峙した際には「軍人の風上にも置けない奴」と糾弾する。
    GN-XⅣの戦闘アニメーションも綺麗と評判なので、是非使ってあげよう。



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最終更新:2022年07月11日 13:49

*1 小説版によれば、元アロウズという理由で冷遇されていたようであるが、当のアンドレイは贖罪のために甘んじて受け入れていた。