ダークロプスゼロ

登録日:2011/02/17 Thu 20:38:40
更新日:2024/05/03 Fri 08:59:59
所要時間:約 5 分で読めます





宇宙を揺るがす、恐怖と絶望のカウントダウンは既に始まっている…



ダークロプスゼロとは、OV作品『ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』に登場する敵。


■概要

身長:45メートル
体重:3万5000トン



ウルトラマンゼロと似た姿をした謎の敵。
ゼロと同じ技や武器を使用する上、ゼロと互角以上の戦闘力を秘めている。

外見では、黒と橙のボディカラー、そして目がモノアイとなっている点がオリジナルと違っている。

2009年におけるメカザムのように、2010年のウルトラシリーズの核となった重要キャラ。
映像作品だけでなく、イベント、ゲーム、雑誌などの展開で幅広く活躍した。


当初はその正体が謎に包まれており

(※『ウルトラマンレオ』に登場した宇宙人。アンヌ似の女性に育てられている謎のキャラクター)

  • ベリアルのように闇堕ちした別次元のゼロ

といった考察がされていたが、後にロボットであることが判明した。



【武装】


◆テクターギア
堅牢な代わりに装着者のパワーをセーブしてしまう鎧。
装着時の姿は「テクターギアブラック」と呼ばれる。
修行時代のゼロもこれと同じものを架せられていた。

◆ダークロプスゼロスラッガー
頭部に装備した2対の宇宙ブーメラン
オリジナルと違い、ツインソードを形成することはできない。

◆ディメンジョンコア
胸部に内蔵された、次元の壁を破壊する力を持つパーツ。
この装備を使うことで、別次元の宇宙へ往来が可能になっている。



【能力】


◆ダークロプスゼロショット
ゼロの「ワイドゼロショット」を模した光線技。腕をL字に組んで放つ。

◆ダークロプススラッシュ
ゼロの「エメリウムスラッシュ」を模した光線技。額から放つ。

◆ダークロプスゼロキック
ゼロの「ウルトラゼロキック」を模した攻撃技。

◆ダークロプスメイザー
モノアイから放つビーム。
オプティックブラストではない。

◆ディメンジョンストーム
ディメンジョンコアから放つ竜巻。
次元の壁を破壊し、相手を次元の彼方へと吹き飛ばす大技。



【劇中での活躍】


惑星チェイニーでの戦いで、サロメ星人ヘロディアが対ウルトラマンゼロ用に投入。
「テクターギア」で能力をセーブされた状態でゼロの前に現れる。

ギアを装備したままでゼロを圧倒していたが、さらに自力でテクターギアを破壊して本来の姿を現した。

サロメ星人ヘロディアが作ったニセウルトラ兄弟とゼロの戦いを傍観した後、ディメンジョンストームを発動し、ニセ兄弟もろともゼロを次元の彼方へと吹き飛ばしてしまった。


※以下、ネタバレ







実はサロメ星人によって作られた機体ではなく、彼らは宇宙で故障していたダークロプスゼロを回収し利用していだけだった。

サロメ星人ヘロディアはディメンジョンコアの力でニセウルトラ兄弟を別次元へ飛ばし、全宇宙を制圧しようと目論む。

しかしダークロプスゼロの性能はサロメ星人の手に負えるものではなく、本当の主を思い出した後に反旗を翻し、ショック状態のヘロディアを嘲笑い、実験基地を壊滅させて脱走。
ついでにサロメ製のメカゴモラをコントロール下に置き、レイの操るゴモラを追い詰める。

その後、ウルトラマンレオの助けで次元の狭間から脱出したゼロと再戦。
俺のビッグバンは…もう止められないぜぇぇっ!!」と言うゼロの中二魂に次第に押されていく。
燃え上がる拳「ビッグバンゼロ」でスラッガーを砕かれ、ディメンジョンストームを繰り出そうとしたが、発動前にプラズマスパークスラッシュで両断される。

敗北を悟り、更なる脅威を示唆しながら、惑星チェイニーを巻き込んで自爆した。



本来の所属は、ウルトラマンベリアル率いる「ベリアル銀河帝国軍」。
帝国の量産メカ「ダークロプス」の試作型(ゼロ)として作られた機体であった。
ベリアルがゼロを相当恨んでいた模様。


ウルトラマンジードでの登場

第三話「サラリーマンゼロ」でダークロプスゼロがまさかの再登場。(ダークロプスではなく、ダークロプスゼロと明言されている)
冒頭からジードと戦闘しており、機微な動きと装甲の硬さでジード・プリミティブを圧倒した。そんなに頑丈だったんかお前
ダークロプスメイザーでジードのカラータイマーを点滅させるまで追い込むも、
その直後クライシス・インパクト以来にジードの地球に降り立ったゼロ相手には格闘・光線共に圧倒されたため退却。*1

その後、再出現し再びジードと交戦し更に2体も現れ追い詰めるが、ソリッドバーニングにタイプチェンジされてしまうと完全に形成逆転。
3機全て撃破されることとなった。

何故試作機が他に2体もあったのかは不明だが、レムはいくつか試作されたものが奪取されたか、あるいは廉価版ではなく正確な量産体制が完成したかと推察している。


■帝国猟兵 ダークロプス



ベリアル銀河帝国軍の量産メカ。
主に偵察や強襲といった任務をこなす。プロトタイプとの見た目の違いは手がベリアルのような爪が付いていること。
また流暢に会話をしていたダークロプスゼロに比べてAIも単純なようで、劇中では淡々とした状況報告でしか言葉を発していなかった。

ディメンジョンコアが搭載されておらず、量産型なために試作機より性能が劣っているが、それでも3体いれば十分ゼロを追い詰めることが可能。

物語の序盤でその3体がM78星雲・光の国を襲撃し、ゼロが別次元の宇宙へと旅立つきっかけとなった。
さらに終盤では、ベリアルによって100万体を超えるダークロプス軍団が光の国に送り込まれ、ウルトラ戦士達と戦った。
まぁ、あのチートラマンが動いたために全滅したわけだが。


その後、残党が『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』に登場。デビルスプリンターをベリアルと誤認し守るべくレギオノイドと共に暴れていたため、
ウルトラマンXとベリアル陛下の息子であるウルトラマンジードにより討伐される。
最後は加勢に駆け付けたウルトラマンタイタスウルトラマンZ、更にはガンマフューチャーがガンマイリュージョンで召喚した
ウルトラマンティガウルトラマンダイナウルトラマンガイアにより全滅させられた。
しかしこれが最後のレギオノイドやダークロプスゼロなどとは一言も言われていないので、恐らくまだ宇宙のどこかにはこいつらがのさばっている可能性はある。


■余談

ダークロプスという呼称の由来はダーク(闇)とサイクロプス(ギリシャ神話に登場する単眼の巨人)。

ULTRA-ACTでのダークロプスゼロは限定商品として販売。
基本的にはゼロと造形は変わらないが、ディメンジョンコアと、差し替えでダークロプスにできる手が付属している。





ダークロプスゼロ「思い上がるな、人よ」
アニヲタ「(えっ?)」

ダークロプスゼロ「命などという儚いものにすがる貴様たちに、この俺の項目を追記修正できると思っていたのか?」

アニヲタ「…くっ…」
(ダークロプスゼロの指にしがみつく手を離し自ら落ちるアニヲタ民)


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最終更新:2024年05月03日 08:59

*1 クライシス・インパクトで受けた傷が元でゼロは追えなかった。「いつもなら余裕なんだが…!」とゼロも呟いていた