登録日:2012/01/25 Wed 14:55:19
更新日:2025/02/23 Sun 10:42:05
所要時間:約 13 分で読めます
探偵!ナイトスクープとは、朝日放送テレビ制作のバラエティ番組である。
1988年3月5日から放送開始。
【概要】
番組スタジオを一つの探偵局と見なし、レギュラー芸人扮する優秀な探偵が視聴者の依頼に答える様子を収録したVTRを3本放送するのが基本パターン。
不定期に過去作品を再放送する「リターンズ」も編成されている。
関西特有の「ノリの良さ」が最大の売りで、VTR中でしばしば依頼者のキャラがプロの芸人を超越していたり話が思わぬ方向に展開したりと予測不能の事態に陥ることがある。
番組は事前収録だが、リハーサルや打ち合わせを行わないライブ感を重視しており、
ビートたけしが顧問で出演した際もこの点を賞賛した程。
番組は日本各地で放送され、現在は全国の
テレビ朝日系列局及び関東地方の独立局35局で放送中。
とはいえ、やはり関西と関東では笑いのツボがどうしても異なる以上、番組内のノリや
下ネタ要素が少々合わないのか、関西ほどの圧倒的人気はないとも言われている。
番組の英語表記は night scoop ではなくknight scoop。当時平日に編成していた帯番組「ナイトinナイト」に因んだものとされる。
依頼は多岐に渡り、単なる街頭アンケートから悩み相談、素朴な疑問に探偵が体を張って挑むものや、思わぬ感動を呼び起こす回まである。
大抵の場合は(成功するしないは別として)依頼を放り出す真似はしないものの、稀に続行不可能になり打ち切りのような形で締められたものも存在する。
また、絶対にインターネットを使ったり専門家に聞くような事をしてはいけない暗黙の了解があり、安易かつ簡単に答えが見つかる「汚い手法」を嫌い、何があっても探偵と依頼者が自分の足で現場まで行って、無理矢理に体を張ってでも調べて、さらに撮影機材が壊れても代わりになる物を使い、撮影出来なくなるまでひたすら回し続け、何が何でも答えを見つけ出す…とアナログな手法に拘り続けている。
最初期は比較的社会派の依頼で依頼者の同行も無かったが、いつの間にか現在の依頼者やVTR中呼ばれた人達がぞろぞろついていくスタイルに。
現在、ほとんどの依頼内容は必ずと言って良いほど「バカバカしい」内容。だがそれが良い。一方、地元関西での絶大な人気と知名度を活かしてか、大手企業や研究機関がノリノリで協力することも。
放送開始から30年以上を超えた長寿番組であるが、司会・アシスタント・探偵は全員入れ替わっており、開始当初からの出演者は一人もいない。
依頼人には時折芸能人が登場することもあり、現在の局長である松本人志もその一人。
この他、素人時代のなかやまきんに君や黒木華が依頼人として登場したこともある。
毎年大晦日にはその年のベスト依頼を決める「年忘れファン感謝祭」が放送されており、同局の楽屋ニュースやオールザッツ漫才(毎日放送)とともに関西では恒例の年末特番となっている。
なお、テレビ朝日系の金曜23時台は『金曜ナイトドラマ』を編成(ABCテレビと静岡朝日テレビを除く)しているため、多くの系列局は『ナイトドラマ』放送終了後に『ナイトスクープ』を編成する局が多い。
また近年は番組編成によりテレ朝制作の深夜番組(『
タモリ倶楽部』など)をぶつけられてしまい、全国単位で遅れネット化を余儀なくされてしまう。
局によっては、あの『新婚さんいらっしゃい!』の開始時間を5分ズラさせた事で有名な『アッコにおまかせ!』の裏に移動させられたりと、無謀すぎる苦戦を強いられている。
【番組内で誕生したもの】
バラエティ番組で最初にテロップを使用したと言われている。話の要約や突っ込み、聞き取りづらいセリフの補完のためによく使われる。
本番組内で真っ黒な背景と白い文字のテロップは最早おなじみ。
「有名になった」と言うべきか。ゆで卵を電子レンジで作ると爆発するという話は本番組のVTRで広く知れ渡るようになった。詳しくはリンク先参照。
1985年の優勝時に道頓堀川へ投げ込まれたサンダース像の祟りのせいで、それ以降の
阪神タイガースが暗黒時代を迎えたという
都市伝説。
元々ごく一部でネタとして言われていたものが、この番組で実際に道頓堀川の調査をしたことで一気に知名度が上がった。
ちなみに問題の
カーネル・サンダースは大阪市の水辺整備事業の際に2009年3月10日に上半身、翌日に下半身と右手が水辺整備事業中の工事関係者により発見され、KFC日本法人に返還。しばらくは様々な形で展示されていたが、老朽化も進んだ事で廃棄処分を決断。そして38年ぶりの阪神日本一を見届けた半年後、2024年春、大阪の住吉大社で人形納めを行い供養された。
リンク先参照。
【出演者】
現在の出演者
◆局長
西田の跡を継いだ3代目局長。関西人かつ本番組の大ファンである事から選ばれた。
ちなみに同じ局の冠番組ではたむけんのオカン役だった。
2024年からは訳あって長期の休暇中。
◆秘書
松本局長就任と共に久しぶりに登場した4代目秘書。朝日放送テレビの局アナで愛称「サリー」。
西田局長時代にも秘書見習いで3度出演経験があり、そこから本採用となった。
(就任時点で)歴代最年少レギュラーの22歳で、かつ番組史上初の局アナ秘書でもある。
西田局長に代わる泣き枠でもあり、依頼文を読む段階で既に泣いていたことも。
◆探偵
二枚目と力技担当。でもこう見えて、
吉本新喜劇の元座長。
初依頼でいきなり全裸になった。体張り担当はその頃から変わらず。
番組における素人いじりの上手さから以降全国各地でロケ仕事を担当することが増え、最終的には新喜劇の座長を降りることに。
現在いるメンバーの中では探偵歴が一番長い。また、松本局長とは心斎橋筋2丁目劇場の頃からの付き合いで、MBS『4時ですよ~だ』でも共演していた。
お笑い界を代表するマラソンランナーで吉本新喜劇のゼネラルマネージャーも務める。
アースマラソン完走後、最初の仕事はこの番組の名物企画、真夜中の視聴率調査だった。
探偵局一の年長者だが、本人のキャラクターもあってイジられる側。
動物を相手にした依頼に定評がある。
なお、3人の局長の元で探偵を勤めているのは、石田と寛平の2人だけである。
今でこそコメンテーターも務めるほど社会派のイメージが定着したが、当初コンビで福岡から上京して全国区になった頃はキレ芸で売っていた。ところが番組の意向により封印されたため、この番組では真面目で温厚な素を出しておりあまり切れず、2010年代以降は他番組でもこの路線に切り替わるようになった。
アッーな人達に密かな人気。ちょっとキワモノの依頼を任されるイメージがある。
相方亡き後は「カンニング竹山」名義が定着しているが、この番組では「キレ芸封印」の意向に合わせる形で「竹山隆範」名義での出演。
澤部卒業後、男性では唯一となる非吉本所属タレントとなった。
麒麟のバスケ担当。ホームレス中学生の印税(約2億円)は使い切ってしまった。
『
相席食堂』に出演した時には途中からこの番組のスタイルになった。相方が『
ラヴィット!』などMCの仕事が増加して東京では「じゃない方芸人」になりつつあるが関西ではロケ・レポーターの仕事が定着している。
やっぱり2013年組。闇営業で謹慎処分を受けた後、2020年4月10日分の放送で探偵に復帰した。
2023年から加入した新探偵その1。
同年4月7日放送分から登場。本番組は隔週金曜日の夕方に大阪での収録だが、その後深夜1時からニッポン放送で『
オールナイトニッポン』の生放送があるため大阪からトンボ帰りして有楽町に向かうというかなりハードなスケジュール。
最初の依頼も
「人は逆立ちでウンコを出せるか」と超ハードだったが、見事にやり遂げた。
202(ry
同年5月5日放送分から登場。
同年(ry
探偵では久々の落語家で、女流落語家の探偵は史上初。
「ぽかぽか」(フジテレビ)で共演している澤部からはエンド5秒についてアドバイスをもらったとか。
探偵ではなく、ウンコに関する依頼に出演し協力を惜しまない構成作家の方々。それにしても酷い名前だ
◆主な顧問
浪花が産んだウンチクキューピー。
日本が世界に誇るエンターテイナー。とある依頼での関西中の涙腺を崩壊させた。
浪速の人情派。上方落語のプロなのに局長共々涙もろい。
元辻学園調理・製菓専門学校主任教授。
ナイトスクープの裏で「料理の鉄人」(フジテレビ)を放送していた時代、「料理人には料理人で」と対抗して呼んだのがこの人。以来、料理系の依頼でも調理師として登場する。
珍妙な食材を調理させらせたり、無理難題を押し付けられたり、自宅のキッチンを実験場に使われたりする可哀想な人。
たまに普通の料理を作るかと思えば「卵豆腐をプリンと偽って食べさせたら不味いと言われる」という、料理人として可哀想すぎる実験だったこともあった。
西田局長共々、涙もろい。
近年では、宮根誠司が司会を務める読売テレビの「情報ライブ ミヤネ屋」内で放送されている「愛のスパルタ料理塾」のコーナー講師としても知られている。
番組の主題歌「ハートスランプ二人ぼっち」やCMに入る前のジングル担当。
にも関わらず「あの人は今」で番組に依頼が来たり、主題歌をフルで歌える人が全くいない内容のVTRが流れたりと林先生と並んで、何かと不遇。
歌手としても『夢想花』で「回って飛んでった」と言われる
一発屋扱いだったが、森昌子の大ヒット作「越冬つばめ」の作曲印税で糊口をしのぎ、現在は関西の情報番組で司会やコメンテーターを務めるタレントとして知られる。自身が代表を務める事務所にはキダ最高顧問も所属していた。
2022年には主題歌をNHKの「わが心の大阪メロディー」で披露して大きな話題となった。
2024年のキダ逝去後は、同氏が持っていた『最高顧問』の称号を引き継ぐ事を密かに目論んでいる模様。
他にも、映画や舞台の宣伝で来た人や
阪神タイガースのOBがよく顧問として出演することがある。
◆各種専門家の先生
通称「ナイトスクープ医療担当」のお医者さん。
依頼の検証のためなら自分の乳首も勃たせるしオナラも出すし嗅ぐ、下手な若手芸人より体張らせられる先生。
専門は小児科医なので乳幼児のしつけや教育に関して助言を行うことも多いが、出演する個性豊かな子供たちには通用しないことも。
通称「ナイトスクープ物理担当」の教授。
しょうもない実験にも「興味深いですね」と理解を示し、最適の手順を教えてくれる。
様々な香料を研究・作成する「山本香料」の社長。
匂いを消したり再現したりなんでもなんとかしてくれる。
明るいキャラクターで知られる元プロ野球選手。アマチュアの方々をきちんと指導し正しく導いてくれる。
この他、経験者やプロとして過去の依頼人などが登場することも多々ある。
過去の出演者
◆局長
漫画トリオ出身のピン芸人で、本番組および同時期に始まった「鶴瓶上岡パペポTV」(読売テレビ)で人気を博し、全国区でブレイクするきっかけを作った。
不人気番組から立ち上げた自負を持っていたため、VTRの内容につい批判を述べることがあり、
初期には探偵に対して「クビ」「もう探偵はやめろ!」「レベルが低すぎて話にならん!」などと罵倒する発言をしており、後述する収録方式の変更の遠因となることに。
また、自身のオカルト嫌いからオカルト関連の依頼についても手厳しく批判することがあった。
芸能生活40年を機として芸能界から引退し、局長も辞任。
引退後は兄弟漫才師のミキの伯父として注目されることもあった。
2023年5月に他界し、追悼企画として傑作選が放送された。
上岡の引退後、8カ月ほど代理で探偵たちがつないでいたが、視聴者などから
「局長を据えて欲しい」との意見が多く寄せられたことから、新局長を迎えることになった。
新局長の条件として、
①『探偵!ナイトスクープ』のファンであり、かつ阪神タイガースのファンでもあることが望ましい
②探偵局員より年長者であること
③上岡クラスか、それ以上の大物
それらの条件を全て満たす人物として、かねてから同番組の大ファンであった西田に白羽の矢が立った。
既に日本を代表するほどの大物クラスの域に達していてスケジュール調整も難しい人物だったが、西田自身も番組のファンであったことからオファーを快諾した。
初収録はアコンカグア登山ロケからの帰国直後で、ワイルドなヒゲ面姿でのお披露目だった。
涙もろく、感動的な依頼が終わった後には必ず局長の泣き顔のアップから入る。
2011年ナイトスクープ年末感謝祭で「局長の泣く確率は?」というクイズが挙げられ3週に1回は泣く結果。
依頼内容が、感動的な内容を予感させるときにはハンカチをあらかじめ取り出していたり。
思いがけないところで泣き出すことも。
高齢化と番組方針の転換が理由で2019年10月に番組降板を発表。同年11月22日の放送で松本に局長の座を託し番組を去った。
勇退後も精力的に活動を続けていたが、2024年10月17日に急逝。
これを受けて同年11月には追悼特番も放送された。
◆過去の秘書
石田純一の元嫁ですみれの母親。ごく初期に一年だけ秘書を務めた。
出演した最後の放送では、名字の「松原」と「松原」遠く消ゆるところという歌詞に引っ掛けたダジャレで文部省唱歌の『海』を歌って見送った。
2022年にハワイで急逝。
安定の秘書。在任期間21年はベテラン探偵に匹敵し、複数の局長下で正規の秘書を務めた唯一の人物である。
依頼文に性的な言葉が含まれていると、岡部がそこで詰まったり噛んでしまい、探偵達がわざと読み直させるというパターンがあった。
2010年7月の参院選に出馬したため急遽降板(ただし落選)。
「ナイトスクープの秘書=岡部まり」のイメージは未だに根強く、降板後も節目の回(年忘れ感謝祭、西田局長降板回等)にたびたび登場。2024年7月26日には初めて顧問として出演した。
2010年9月より3代目秘書に任命。
久しぶりに若い秘書。
『Qさま!』などのクイズ番組にも顔を出す京大卒の才媛で、バイオリニストでもある。
産休に伴い2017年いっぱいで卒業。
出産後タレント活動も再開したが本番組には戻らず、西田局長が降りるまでの10ヶ月に渡り様々な女性タレントが秘書見習いとして出演した。
2024年8月30日に顧問として久々に出演。そして前述の西田局長追悼特番では岡部・増田と3人の歴代秘書が勢ぞろいすることとなった。
◆過去の主な探偵
自称「局次長」
「よろしくお願いします。桂小枝です。しかしまぁなんですなぁ~」
主にパラダイスと小ネタ集。
かつては上岡初代局長の座を狙っていて、途中退席事件の翌週の収録で局長の席に座ろうとしたが
直後に上岡が登場し未遂に終わる。上岡局長が引退後に「局長代行」としてその夢は叶った。
現在は顧問として不定期にカムバックしている。
スーツで海に飛び込むでおなじみ、第一回から出演していた探偵。風変わりな服装でスタジオに登場するのが恒例だった。
お馴染みの視聴率調査や抽象的なテーマについて意見を引き出す「調べてください」シリーズを担当した。
上岡局長のダメ出しに思いっきりブチ切れて反論したこともあり、これがきっかけで番組の収録方式が撮って出しから現在の隔週2本撮りに変更されたという経緯がある。
現在は書家としても活躍している。
「やりまくり さんすけ」と読む。
今ではすっかり個性派俳優のイメージしかないが、駆け出し時代は槍魔栗名義で初回から出演。
その回では道頓堀に沈むカーネルサンダース像を捜索した。
探偵卒業後もABCとの関係は続いており、今は本町奉行所の筆頭与力。
山登りなど体力関連の依頼になると息を切らして全くしゃべれなくなる。
デブが関連する依頼はたいてい松村。
VTRフリなどで西田局長のモノマネなどをするが、局長は松村にはなんか冷たい。
卒業後もVTRにちょくちょく出てくる。
元ヤン。沖縄大好きリゾート探偵。病弱。「ガオーさん」の中の(ry
キダ最高顧問曰く「中途半端」な探偵。一身上の都合(詳細は「サイキック探偵団」で検索)により降板したが、2016年4月の放送で顧問として再登場。
普通に服を着ており、サングラスはかけていない。
関西では本番組を含め、素人イジリやレポーターをメインの仕事としていたちょっとおもろい焼肉屋。
活動拠点をアメリカに移すため、2023年3月で番組を卒業。
2013年に加入した新探偵の一人。探偵局最年少。
2023年3月で番組(ry
こちらも2013年組。ここではいつもの
青衣装ではない。
2023(ry
余談だが、2016年の
M-1グランプリではハライチ、銀シャリ、スリムクラブの3組が決勝進出した為、ナイトスクープ対決が実現し、最終的には銀シャリが優勝した。
2023年に加入した探偵。
活動拠点をアメリカに移すため、2024年9月で卒業。
◆過去の主な顧問
2代目の最高顧問にして浪花のモーツァルト。実は本人は難波のショパンと呼ばれたかったらしい。
高齢とコロナ禍で顧問を一時的に呼ばなくなった関係もあり、2020年からはしばらく番組に出演しなくなったが、2022年以降は局長代理として再度顔を見せるようになった。
2024年5月に他界。歴代局長3名と共演経験のある出演者は石田・寛平探偵と彼のみで、番組に携わった期間はどの現役探偵局員よりも長い。
日本気象協会に所属していた気象解説者。
元々は関西テレビのニュース番組でお天気キャスターを担当しており、「寒冷前線」が「かんれーじぇんしぇん」となってしまう
赤ちゃん喋り、「匿名希望の○○さん」と言ってしまう天然キャラが「
FNS27時間テレビ」で注目されタレントとして大ブレイクを果たす。
俳句を得意としており、番組冒頭で自作の俳句を披露するのが恒例となっていた。
2005年他界。
直木賞作家。
元々は『
タモリ倶楽部』や『クイズダービー』等を手掛ける放送作家だったが、80年代後半以降は作家に転身。
アニヲタ的には『遠い海から来たCoo』の原作者としてもおなじみ。
放送作家時代に『
オレたちひょうきん族』へ出演したのがきっかけでタレント活動も実施していた。
1998年に自宅の火事が原因で死去。死去前まで本番組の収録に参加していたため、その旨がテロップで表示されてオンエアされた。
晩年とある新興宗教に入信していたことから半ば存在が
黒歴史化しているが、リターンズで過去の映像が流されたことがある。
ファッションモデルで、西田局長時代の常連顧問。
大阪府和泉市出身のため、毎回登場時には『浪速が生んだ大輪の花』と紹介されるのがお約束だった。
現在はシンガポールに移住。
【シリーズ化している依頼】
関西では探偵ナイトスクープを見ているのか?
タイトルに「視聴率」と入っているがビデオリサーチは関わっていない。
実際にナイトスクープが放送されている時間帯に、探偵(越前屋俵太→間寛平)が一般のお宅に突撃訪問し「視聴率を調査する。」と言って強引にABCテレビを点けさせようとする。
探偵は約1時間と限られた時間を走り続ける姿、訪問されたお家の方のリアクションなどが必見である。
ガオーさんが夜に寝ないで遊んでる子供たちに説教。
リンク先参照。
本当にどうでもいい小ネタや実験を連続で放映。高確率で
下ネタがある。
特に、小枝探偵が担当する際には、秘書が「続いては、小枝探偵による爆笑小ネタ集…」と言っただけで客席は勿論、出演者たちからも拍手と歓声が上がるほどの人気企画。
集客や情報が少ないアミューズメントパークや個人が手作りで作っている謎の建造物を小枝探偵が突撃取材する。
はがきの依頼にはほとんど「パラダイスを見つけました。小枝探偵行ってらっしゃい!」と小枝探偵が指名されている場合が多い。
「ん~これはなんですのん?」
依頼者が見つけた食材や依頼者のめちゃくちゃな思いつきを実際に料理にする。料理をするのは林裕人辻学園日本調理師専門学校(辻調ではない)主任教授。
探偵と依頼者が林先生にお願いしに行く
→林先生が断る
→探偵が「でけへんねや」と挑発
→林先生が挑発に乗って料理をする
この流れがお約束。
依頼者の母乳、巨大
シジミ(実はドブガイ)、ウミウシ、ジャンボタニシ(スミリンゴガイ)の卵など。
その他にも、
人型(等身大)の
チョコレート、依頼者の子供の足の再現料理、マンホールの蓋でワッフル、巨大フランスパンも作っている。
また一昔前の映画や東海テレビの昼ドラなどでおなじみの革靴料理(フェラガモ)を作ったことも。
人生にはどんな山があり、どんな谷があるのか?
探偵が通行人に自分の人生を線グラフで表してもらい、
その人の人生について調査する。
「○○嫌い(または苦手な物事)を克服したい」という依頼者の苦手を克服したい、嫌いなものを克服したいという願いを叶える。
「犬が苦手なのを克服したい」というものから「野菜が全く食べれない(粉末のうどんスープすら濾して使う重度の野菜嫌い)のを克服したい」というものや、
幼稚園の先生からの「動物嫌いを克服したい(その数週間後には遠足の引率で屋外で動物と触れ合える動物園に行くことが決定済み)」という切実かつ急を要するものも。
最終的には克服出来るが、大抵力業かつ荒療治。ものによっては依頼者どころか視聴者をも恐れさせる。
ほかに、「日本全国アホバカ分布図」で1991年日本民間放送連盟賞テレビ娯楽部門最優秀賞受賞・第29回
ギャラクシー賞選奨・第9回ATP賞グランプリ受賞。この件がきっかけでテレビ朝日でも放送されるようになった。
このように論文レベルの発見や世に知られていない才能の発掘から、奇人変人個性豊かな人々との触れ合いまで、非常に幅広い内容の依頼をこなしている番組であるといえる。
【余談】
番組のセットは「シャーロック・ホームズの書斎とリビングルーム」をイメージしたもの。若干の手直しはあるが、開始以来基本的なデザインは変わっていない。
開始から2010年代までは、百田尚樹が構成にクレジットされていた。氏は「永遠の0」などの小説や近年では保守過激派の政治家というイメージが強いが本業は放送作家で、朝日放送とは学生時代に出演した「ラブアタック!」からの縁。
ちなみに「ラブアタック!」は司会が上岡、ディレクターが松本修(ナイトスクープの企画兼初代プロデューサー)とナイトスクープとの繋がりが深い番組でもある。
「斬られ役の先生を『
徹子の部屋』に出してあげたい」という依頼で取り上げられた福本清三は、その後実際に徹子の部屋に出演し「5万回斬られた男」として有名になった。
「モンキーターンを決めたい」という依頼をした当時6歳の数原魁は、後に競艇でプロデビューを果たした。
唯一調査が中断した依頼として「謎のビニール紐」がある。これは依頼人の店の前にある電柱にビニール紐がくくられており、その本数が回を追う毎に増えているというので原因を調べてほしいというもの。ところが調査をすればするほど紐の数や括り付けの範囲が広がり、番組側が最終的に「調査打ち切り! 本件に関する情報は今後一切、取り扱いません」というテロップを出して打ち切りとなった。
ページ冒頭の「この番組は~」は、実際の放送でも毎回冒頭で流れるのだが、これがかなりのスピードで流れる。
そのため「番組に合わせてあの文章を読み切ってみたい!!」という依頼が採用されたこともある。
上岡「この項目はみなさんの追記・修正でなりたっています」
岡部「はい、この項目に追記・修正された方にはこの探偵手帳を、会場にお越しになったアニオタ民にはこちらの番組ステッカーをさしあげます」
岡部「皆さんが日頃項目にしたいことを当Wikiにお寄せください。郵便番号ピーのピー、アニオタWiki係まで」
- 「林先生の料理」とか「パラダイスシリーズ」とかは、個別項目ができればいいね。短くまとめるの難しいけど… -- 名無しさん (2014-05-21 12:43:22)
- リカちゃん人形ペロペロする依頼は腹抱えて笑った -- 名無しさん (2014-05-21 12:45:44)
- ↑↑パラダイスの項目なら登録されてるよ。結構古いけど。 -- 名無しさん (2014-05-21 13:06:51)
- 涙腺崩壊←局長が -- 名無しさん (2014-05-21 16:31:26)
- 山の上の謎の光を追っていてたどり着いたら謎の施設があったという話をよく覚えてる あれは自衛隊の施設だったんだろうか -- 名無しさん (2014-06-23 13:28:25)
- 納豆になりたい少年とかマネキンに恋した女性とかいたな -- 名無しさん (2014-09-15 15:15:34)
- 「ハートスランプ二人ぼっち」は名曲だしカラオケでもよく歌うんだが案外局長が冒頭で「複雑な~」って言ってる辺りまでとEDでのサビ部分しか知らない大阪人は多いと思う。歌ってたら「こんな歌詞やってんね~」と言われることの多いこと多いこと。 -- 名無しさん (2015-02-09 22:00:13)
- ↑×2 マネキンに恋した女性、あったあった。新郎側のゲストがマネキンばかりの結婚式まで挙げてて笑った。あと、格闘好きな大学生の最初で最後の試合相手に現役の故・アンディ・フグが出たり。印象に残ってるエピソード、あるなぁ。 -- 名無しさん (2015-02-23 14:48:24)
- 「レイテ島からの手紙」はかなりの傑作回だと思うな。ありゃ局長じゃなくても涙腺崩壊するわ。 -- 名無しさん (2015-05-10 11:40:59)
- めっちゃ寒くなる入浴剤の回は腹抱えて笑った -- 名無しさん (2015-12-06 00:03:03)
- あまりの恐さでお蔵入り&日本で放送されたのは1度きり&現存するフィルムはたった2本&権利関係が不明でソフト化超困難の伝説のホラー『シェラ・デ・コブレの幽霊』の回もなかなか -- 名無しさん (2016-01-27 20:47:28)
- レイテ島からの手紙はナイトスクープだけではなく、テレビ史に残る傑作。父親が自分の存在を知っていたと知った時の依頼者の顔が忘れられない。 -- 名無しさん (2016-06-08 00:53:30)
- 失礼だけど、番組内の局長の涙は本当に泣いてるの?西田さん自身ベテラン役者だしそういう芸風という可能性は……? -- 名無しさん (2016-06-09 01:05:11)
- ↑実際少なくとも半分は芸風。以来読み上げる次点で「あ、これハンカチ出しといたほうがいい?」と取り出してるし。 -- 名無しさん (2016-06-09 01:19:10)
- ノリが完全に関西なので、関東での人気は微妙。少なくとも東京はMXテレビでなんとか放送しているだけ。 -- 名無しさん (2016-06-09 23:09:38)
- だから?関東での人気とかこんだけの長寿番組にはどうでもいいわな -- 名無しさん (2016-06-10 02:32:39)
- 一番怖いのはトチ狂ったプロデューサー辺りが加わって全国ゴールデンに持ってくること。 -- 名無しさん (2016-06-10 15:38:04)
- 西田敏行が松村に冷たいのは仕方ないかと そりゃああんな何回もVTRフリで西田敏行のモノマネするんだもんな 俺ならブン殴る切れない自身無いなアイツのモノマネくどいんだもの -- 名無しさん (2016-06-10 19:30:55)
- 単純にたまたまテープに入ってたきれいな歌の歌手が知りたい→恋しいテープの声の主に会いたい、と捏造された、みたいな依頼者の暴露を見て素直に見れなくなったな… -- 名無しさん (2016-09-21 11:47:54)
- 個人的に、『ヤギの乳ごはん』が大爆笑でした。 -- 名無しさん (2018-03-05 21:05:36)
- 西田局長降板か…。次の局長は誰がやるんだろ? -- 名無しさん (2019-10-21 00:16:24)
- 月末に松本新局長誕生。切りよく1月からに出来なかったのだろうか。 -- 名無しさん (2019-11-17 20:18:18)
- 林先生の料理(特に革靴の回)面白かったから、一挙再放送とかしてくれないかな -- 名無しさん (2019-11-17 20:38:12)
- 宇宙戦艦ティラミスで漫画化まで果たしちまったよ・・・特別顧問バーチャル出演してたけどサンモニが張本バーチャル出演やってるしこっちでもアリかもな -- 名無しさん (2020-01-04 06:55:07)
- 関東での人気がイマイチとかホントか? 東日本各地で放送されてるし、関東からの依頼もかなりあるべ -- 名無しさん (2020-06-17 15:03:46)
- また革靴料理とかの頭おかしい依頼やって欲しい -- 名無しさん (2020-11-22 01:57:49)
- 知り合いの関西出身者が全員この番組知らなくてキレそう、キレ散らかしてる -- 名無しさん (2022-06-20 00:14:24)
- 西田敏行さんのご冥福をお祈りします。 -- 名無しさん (2024-10-17 14:06:57)
- 西田敏行さん、ありがとうございました。西田敏行さんの局長素晴らしかったです、ご冥福をお祈り致します。 -- 名無しさん (2024-10-17 20:21:34)
最終更新:2025年02月23日 10:42