登録日:2024/09/11 Wed 15:09:28
更新日:2025/04/13 Sun 19:55:46
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人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって既に半世紀
地球の周りの巨大な人工都市は、人類の第2の故郷となり
人々はそこで子を産み、育て、
そして死んでいった……
わしらの世代はじいさん・ばあさんから昔の惨状を聞かされて育っとる。そりゃ酷いもんだったらしい
それをなんとかしたくて人は連邦政府を創り宇宙移民ってやつを始めた
「貧乏人だけが無理やり宇宙に捨てられた」って言う奴らもいるが望んで出ていった連中も大勢いた。地球の自然が元に戻るまでもう帰らないと覚悟してな。
全て善意から始まっていることだ
上の奴らは裕福な生活を送りながら、下らない思想をぶつけ合って戦闘に明け暮れている。
俺達はそのしわ寄せで、こんな生活を……
強いられているんだ!
金持ちなのは地球から赴任してくる一部の連中だけさ…
コロニーで生まれ育った俺達は使い捨ての道具みたいなもんでなぁ
クソみたいな賃金で働かされて、身体がダメになりゃお払い箱だ
病気や事故で死んだって保険金も出やしない
地球の奴等は遊んで暮らしながら稼ぎだけは吸い上げてる
俺達は何十年も耐えてきたんだ…
本項目では
ガンダムシリーズにおける
スペースコロニーについて記載し、合わせてその他宇宙居住区についても記載する。
【概要】
スペースコロニーはガンダムシリーズにおいて、宇宙移民した人々が暮らすのに必要不可欠な巨大建造物である。
コロニーとは「植民地」を意味している。
数百万から数千万人の人類が自給自足できるように作られており、その大きさのため、月と地球の重力均衡点「ラグランジュポイント」で疑似的な衛星として周回するように設置されることが多い。
一方その巨大質量を利用し
コロニーごと地球にぶつける「コロニー落とし」や
コロニーそのものを巨大なレーザー砲台に改造、一個艦隊や地球の殲滅攻撃を行う「コロニーレーザー」のような
戦略兵器として使われることも。
現実世界において1stガンダムが作られた1970年代は全世界で人口爆発がピークを迎えた時期であり、「何か対応をしないと増えすぎた人口に地球の資源が追いつかない」という設定のSF作品が多く作られた時期であった。
21世紀突入~2020年代になると様々な事情で世界概観的には依然人口増加、地域によっては逆に少子化の定着と、発展と人口のいびつで複雑な構造が目立つようになったため、ガンダム作品でコロニーが作られる理由も「増えすぎた人口を移すため」という理由ではないことが多い。
【シリーズに登場するスペースコロニーの種類】
オニール型、ベルナール球型、スタンフォード・トーラスは現実で提唱されているスペースコロニーの形状であり、ガンダムシリーズでもこのうちいずれかの形状が多い。
しかしシリーズによってはオリジナルな形状のコロニーが登場することもある。
宇宙世紀(U.C.)シリーズを始め、最も多く登場する型で、スペースコロニー=シリンダー型とイメージされる要因でもある。
円筒を6つに区分して交互に人類が居住する陸地と巨大な窓とを配置し、窓の外には大きな鏡を浮かべて太陽光を取り込み、その調整で昼夜や季節を再現可能とされる。
シリーズ毎に差はあるが、基本的に3枚の採光ミラーを持つ「
島3号型/開放型」となっている。但し
ジオン公国はミラーの無い「
密閉型」(代わりに人工太陽灯を光源に用いるタイプ)を採用している。
コロニー内の交通機関としては主に電気自動車と地下鉄が用いられている。
中空の球体内部を居住区とするもの。
宇宙世紀シリーズでは「シリンダー型より以前の旧型コロニー」として認識されているが、コロニー開発が発展途上な『
機動戦士ガンダム00』においてはこの型のコロニーが多数存在している。
トーラスは
OZの新型MS「円環」の意味で、ドーナツ状の構造体を回転させ、トーラスの外側に遠心力で重力を発生させる。
日光は鏡を用いてトーラスの内側から取り入れられる。
『
新機動戦記ガンダムW』に登場するコロニーはこの型で、『AGE』の地球連邦総司令部「ビッグリング」や『
水星の魔女』に登場するフロントも居住区部分はこのタイプに近い。
特殊な作品で登場した色々な意味でブッ飛んだ形状のスペースコロニー。
文字通り
日本列島の形をした構造物が宇宙に浮かんでいる。
他作品のような遠心力ではなく重力制御システムによって人工重力を与えており大気もバリアによって維持されている。イメージとしては浮遊大陸が近いか。
この作品には世界各国のコロニーがあるが、どいつもこいつも他に類を見ないトンデモ形状となっていてそんなのがいくつも宇宙を漂っているという
地獄絵図凄まじい光景となっている。
当然だが他作品でこんな形状のコロニーは存在せず、ある程度ならハチャメチャが許された当該作品だからこその設定ともいえる。
というかしてたまるか!
コズミック・イラに登場するコロニーの形状。
L5に建造された新世代型コロニー「プラント」がこれにあたる。
天秤といっても皿部分を両側に広げたような形でありどちらかと言えば「砂時計型」に近く、実際作中でも砂時計に準えられる場面がある。
直径10kmの砂時計の底面が居住空間となり、それぞれの底面から30km地点にある中央部分が宇宙港として機能している。
中央部分には円盤型のミラーがあり、これが採光と昼夜の再現を行っている。これ全体が回転する事で疑似重力を発生させている。
プラント一基当たりの人口は約50万人とされている。これは日本で言えば宇都宮市とほぼ同規模。
農業コロニーだったユニウスセブンの人口は約25万人弱なので、この辺りは各プラントの機能によって増減するのだろう。
構造体の規模に対して居住区が小さく見えるが、その居住区の7割は水で満たされた「海」となっているので実際の居住空間は更に小さい。
「実質直径3kmの円形の空間二つ」に宇都宮市民が集まっていると思えば結構な人口密度と考えられる。
プラント市民にとっては寄るべき母国にして国土であり、また象徴とも言えるためか、ザフト・プラントのロゴマークもよく見るとこの形状のコロニーに似たものになっている。
『SEED』終了からの2年間にL4に新造の工廠プラントが建設されている様子があり、コーディネイターの能力によるものか天秤型の利点なのか、かなり短期間で建設できる模様。
【コロニー暮らしの利点と問題点】
建造物から空気、水、植物などコロニー内に存在するモノ全てが人工的に調整されて生み出されたもののため、地球上と比べて自然環境自体は非常に良く、地震や台風のような大規模な自然災害や環境汚染に巻き込まれることはない。
現実の地上では昨今猛威を振るう熱中症や逆に凍傷と言った気温・湿度に起因する傷病も日常生活を送る上では無縁と思われる。
目的に特化したコロニーの作成・維持も容易。
たとえば暑い地域で育つ作物を作りたいときには
コロニー一基を丸ごとその農産物向けに調整することで
かなり効率的に農業が可能になる。地球側との取り決め上セーフ扱いされるかは別として。
同様にコロニー内を人工の海にすることで海洋生物の養殖管理も可能。
なお宇宙世紀の地球上では海の汚染のためにクジラは絶滅している設定もあるがコロニーでは養殖技術が確立しているため、
人造世界であるコロニーの方が自然や生物に触れ合う環境を構築できていたりもする。
宇宙世紀では『Z』TVのオープニング映像の一番最後にコロニーが描かれているが、その周囲を円状に囲んでいる小さな球体が農業コアであり、作物や条件に応じて異なるコアで生産をしている。
変わったところでは『水星の魔女』前半クールでは「コロニーまるごと1つがすべて1個の『モビルスーツの専門学校』」というものが登場。ストーリーもこのころは基本的にコロニー内だけで展開しており、事実上放校されたグエルですら、途中まではコロニー内で野宿を選択していた。一種の全寮制学校と言えるか。
無論、後ろめたい物事に特化した環境を作ることもできなくはない…。
しかし人工物である為、どうしても利点を上回る多くの問題点が出てくる。ざっと挙げるだけでも以下のものがある。
コロニーに限らず人工物には必ず付き纏う最大の問題で、もしも破損や老朽化などで修理不可能として放棄された場合、住民は全て難民になる。
他のコロニーに移れば良くね?と思われがちだが、そもそもコロニーは面積が限られていることから居住制限があるため、数千万〜1億人超えの難民の受け入れ先などそう簡単に見つかるものではない。
例として
ジュドー・アーシタの故郷、シャングリラコロニーは戦火の影響もあって老朽化が進行していたが、コロニー住民の税金で本当に保守点検が行われていたかどうかハッキリしない。少なくともシャングリラ組の皆はあまりそうは思っていなかったようだ。
また『シルエットフォーミュラ91』では古すぎてそもそも人がいるかどうかすらよくわからないコロニーが存在してしまっているらしき描写があり、作中ではジオン残党の生活拠点になっていることが(偶然主人公たちの艦が停泊することにしたため)はじめて発覚する展開があった。
地球そのものに比べたら遥かに小規模な環境である上、人が住んでいなく自然だけがある部分というのが殆どないため、コロニー内の環境清浄を行う機器や設備が必要不可欠であり、
特に大気汚染の原因となる二酸化炭素を発生させる内燃機関や焚火等の使用には地球上よりも遥かに神経質にならなければならない。
このためコロニーでは工場排気の出る煙突、ガソリンエンジン、石油ランプ、煙草と言った類の品物が存在しない世界になる。
『1st』『Ζ』とかでエレカー=電気自動車が当然みたいな発言が見られるのも、コロニー住みの場合はガソリン車を使うだけで致命的だからというのも一因なのだろう。
そもそも原理的に地球でしか精製できないガソリンをコロニーに持ち込む時点でコストがめっちゃかかる
『機動戦士ガンダムF90FF』では大気汚染の許容を杜撰にした結果、非常に汚染された空気の中で生活することとなった工業コロニーが登場している。
土壌・水に関しても同様で、自動(自然)循環がごく小規模に留まる都合上、常に人工物で浄化・栄養補給し続けなければならない。
太陽光発電由来の電力や、廃棄物からエネルギーを抽出するリサイクルの技術は当然進歩しているはずだが、人口密集地(数万人規模のコロニーは循環上で見れば十分に密集レベル)で消費する量と質を理想的に持続的循環可能なら資源不足には陥らないであろう。コロニーのそれらに蓄えられた広義のエネルギーは消耗品水準と思われる。
宇宙空間には多数の
放射線が飛び交っている為、それらを遮断する技術が求められる。
地球はオゾン層および厚い大気によって自然と殆どが遮断されているが、スペースコロニーにはそのようなものは一切無い。
機動戦士ガンダムAGEの小説版では、
ヴェイガン住民の短命の原因となっている死病「マーズレイ」はテラフォーミングの一環として行われた土壌改良プロジェクトの失敗により火星の地表面に発生した有害な超極小粒子が原因とされるが、この有害微粒子はフェムトやアト等ナノサイズよりも小さい為、磁気フィルターやプラズマフィルターを通しても完全には除去は出来ないものとなっており、少なくとも『AGE』世界観では実害が出てしまっている。
またこの世界観では解決法が「有害粒子が巻きあがりそうなたびに磁気調整ビームを撃ち込んで流れそのものを調整する」という悪く言えば
いつものAGEシステムの発想と提案泥縄的・対症療法に過ぎないものであり、どうやらそもそも根っこから遮断するというのは(少なくとも月刊HJの短編における時系列では)諦めざるをえなかったようだ。
人工物である以上、事故やテロの被害には極端に弱い。
万が一外壁に穴が開けば空気が宇宙へ吸い出され、住民の命に関わる事態に直結してしまう。
例として
機動戦士ガンダムAGE最序盤のヴェイガンによるコロニー「ノーラ」襲撃時には崩壊するコロニーから住民を救出するために
戦艦で住民を収容したコロニーのセンターコアを引き抜き脱出するという方法が取られているが、毎回このようなリスクの高い方法が取れるわけもないため、どのシリーズでも戦闘によって穴が開く等の被害とそれを防ぐ為の駆け引きはお約束の展開である。
また、コロニー内でビームライフル等の使用も厳禁であり、扱うとしても出力を抑えられるモデルや実弾兵器を主体の機体を配備せざるを得ないことも多い。
なのだが味方側のガンダムがこれをやらかしちゃう事もあるし、それを
敵側に説教されることもある。逆に
知ってて発砲し敵味方を驚愕させた人もいた。
あれだけドンパチしたり開発しているのだから、完全な検知や予測が難しい(しかもミノフスキー粒子などで更に困難)上に超高速でぶつかってくる宇宙ゴミ問題もさぞや深刻だと思われるがあまりにも頑丈なのか話題になることはほとんどない。ただし宇宙ゴミが描かれた作品はちょくちょくあるので、実際は描写されていないだけだと思われる。
他にも毒ガスや武装集団、MSや
大量殺戮兵器の襲撃がなされた場合、住民の逃げ場所が宇宙しか無いために、住んでいる人達の壊滅は必至となってしまう。
彼らをできるだけ戦艦に詰め込んで脱出するというのもガンダムシリーズでは度々描かれるが、人情的な事以外では苦労するだけというものもまた多い。
…で上記のように事故が起きた場合、その後の処理も大変である。口さがない言い方をするとコロニーは廃棄されると宇宙の粗大ごみになるからだ。
宇宙を漂うだけならまだしも下手すれば地球や周りの星の重力に引っ張られて落っこちたり、テロリストなどの隠れ蓑になったり、最悪の場合は質量兵器として「再利用」されてしまう。
果ては悪人ではない人物がこういった廃コロニーにこっそり暮らしていた作品すらある。
とはいえそれは特殊ケース。基本的には大きな建造物の為、事故や事件などで住む人間がいなくなった場合は大抵の場合は放置される。
中にある遺体と共に。
処理や解体にも時間や金が掛かる上に人の遺体がある場所なんか行きたくないだろうし、こうして機能停止したコロニーはずっと宇宙を彷徨い続けるのだろう。
ユニウスセブンは廃墟兼墓標として『機動戦士ガンダムSEED』では水の補給場として利用できたが、続編の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』にて
テロリストらにコロニー落としに使われてしまった。
コロニーは高温多湿だったり雷雨等の自然現象が殆どなく快適に保たれているため、コロニー居住者が地球を訪れた場合、地球独自の自然環境に上手く対応できないことが多い。
他にも害虫、害獣の類にも頭を悩ませてる事が多く、初代では「時間よ、止まれ」で「虫のいない、清潔なジオンの本国」なんて言われたり、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』等では「夜に飛び回る虫は
ナチュラルの次に厄介な敵」とまで言い放たれている。
逆に
この作品では仲良くなったアースノイドからの話で地球に憧れを持ち、リゾートで楽しむために海で泳ぐ格好で行ったら四季を理解しておらず冬だったせいで寒さに見舞われた…という者もいる。曰く「やっぱりコロニーがいい」との事。
これに限らず「四季をよくわかっていない」コロニー産まれは少なくとも宇宙世紀ではまあまあ珍しくないようで、映像作品でも『ポケ戦』バーニィの失言(12月のシドニーを「雪景色」と表現する。北半球・南半球の知識、つまり「赤道より南は以北と春夏秋冬が半年ズレている」知識が当然ある地上生まれの軍人の雑談としては明らかに矛盾)あたりが著名か。
ただ、アルにこの件を煽られるのは『ハイブリッド4コマ大戦線』の派生ネタ。確かにアルの中の人は後で連邦軍側の軍人やったけど。
【コロニー建造・管理を行う組織】
コロニー建造を行う組織は主に地球連邦政府の一機関にあたる「コロニー公社」か民間企業の2種類が存在する。
コロニー公社はその名の通りスペースコロニーの建造・移転・維持管理などを行う組織で、「公社」と言う通り、
地球連邦の管轄下にある。
というか、戦前までは「コロニー管理省」という名前で、連邦の組織機構の一部だった。官僚と技術者が協力する半官半民の組織。
スペースノイドの生活はこの組織に掛かっている。そしてこの組織を連邦が管理しているため、連邦がスペースノイドの生活、引いてはコロニー内の全生命を維持していると言っても過言ではない。
なお、コロニー住人にコロニーの簡易メンテナンスを義務付けていたり、各種税金等から住人の多くからは嫌悪されていた模様。
コロニーをカネも労力も費やさずに維持可能なわけはないので徴収概念の必要性は想像できるし、各作品内でもカッコイイ公社の姿はろくに見られないので悪い目ばかりで少し可哀想なものだが、なにぶん参考になる数字が存在せず、その必要相応水準の想像が困難な分野。
宇宙世紀は公の腐敗と民衆の無力が強調される世界観なので、それに連なる公社も、軍相手と住民相手で別物のように態度を変える種の組織なのかもしれない。
宇宙世紀0200年代時点でも存在が確認されているが、エアロックのセキュリティ管理が非常に緩いなど意識の低い管理体制となっている様子が見られる。
反面、連邦もこの責務を重視しているようで、地球圏最大の企業・
アナハイム・エレクトロニクス社ですら、コロニー公社のシェアを奪いコロニーの維持管理を行うことはできなかった(部品の提供などでは関わっているが、それでもシェアは低いらしい)。
また民間企業が建造・所有するコロニーの場合、そのコロニーの支配者層が企業の上役ばかりとなり、住民は労働者として使い潰されることもある。
各国が宇宙移民の気運の高まりを受けて自国主導でコロニーを建造・管理をしている。
日本列島型などただでさえぶっ飛んだ形状が多いが、大きな特徴として宇宙で組み上げるのではなく地上で建造して打ち上げるというトンデモ手法で建造されたという点。
これは無茶苦茶やってる未来世紀でもさすがに無理があったようで打ち上げによる電力不足により人命が失われている。
プラントが大西洋連邦・ユーラシア連邦・東アジア共和国の3国の出資により建造された。
建造後の管理はプラント側で行われているが、「理事国」となった上記3国がプラント運営に対し強い政治的発言力を持っている。
特に地球側への「生産ノルマ」はプラント側にとって重い負担となっており、プラント、ひいてはコーディネイターの反発を招くこととなった。
当初は三大国家群のうち、
ユニオン、
人類革新連盟(人革連)にてコロニー開発が行われていた(
AEUは合議制に伴う意見の不一致が多いため宇宙開発で遅れを取っていた)。
しかしユニオンは過酷な労働環境故に労働者間に犠牲者が続出し、その不満が蓄積し労働階級を中心としたテロが誘発しており、人革連はコロニー内での戦闘禁止条約を逆手に取り、戦災孤児を拉致して人体実験・人体改造を行う「超人機関」を秘密裏に設置するなどかなり後ろ暗い状態となっている。
『
劇場版』ではコロニー公社が開発を進めているが、労働者は2ndでの旧連邦政権時に強制移民させられた者達が多く、裏で不正も行われている疑惑も出ている。
コロニーは各経済圏の統治下にあり、コロニー自体も経済圏傘下の企業の所有物となっているが、スマホアプリ「
ウルズハント」にて四大経済圏全部でコロニーの管理・改修・建造業を展開する巨大企業「
オムデン・コロニー・カンパニー」が登場。
1000億メリアというコロニー一つが建設できるレベルの金額すら「たかだか」とあしらうレベルの超巨大企業で、コロニー警備事業を建前に多数のMSを所有しているが、警備以外の目的や荒事専門の傘下企業の存在など黒い噂は絶えない。
【各シリーズにおけるスペースコロニー】
宇宙世紀のスペースコロニーのほとんどは上記の通りシリンダー型(島3号)で3枚の採光ミラーを持つ「
開放型」だが、
サイド3だけはミラーのない「
密閉型」(採光ミラーの代わりに人工太陽灯を光源に用いるタイプ)が主流である。
ちなみに開放型コロニーの採光部は「河」と呼ばれている。『戦場の絆(無印)』あたりの経験者であれば、リボー・コロニーのこの「河」…下がガラス張りのお堀でドンパチした記憶がある人も多いであろうか。
小説版などで詳しく触れられているが宇宙進出初期の頃は1万人程度の住民を賄う小型の「島1号」コロニーから始まり、
それを足がかりに数百万人を住まわせられる島3号コロニーを開発して1年戦争の時点でそれらがコロニーの主流なっている。
ただし旧式の島1号タイプのコロニーも辺境に追いやられたり長距離航行時の中継拠点としてわずかに残っている。
ジオン残党…どころか『Z』のエゥーゴや『逆シャア』のネオジオン艦隊も連邦にバレずに戦力を整える隠れ蓑としてそういう辺境の小型コロニーに隠れていたとされている。
『
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』では、一年戦争後のコロニー再建計画でのコロニー移送シーンが描かれているが、シリンダー型コロニーを2基1組にして、互いに逆回転させることでトルクを相殺している。
他作品ではそのような描写は見られないが、これは実在する「オニール・シリンダー」の設計と同様の構造である。
『
機動戦士ガンダムUC』では
コロニービルダーと呼ばれる密閉型コロニーを建造する円盤型の巨大プラント「メガラニカ」が登場しており、建設途上のコロニーの一端に蓋をするように取り付いたコロニービルダーが地下鉄の掘削工事の要領でパネルを次々とレールで送り出して繋ぎ合わせていく多層構造のコロニー外壁の構築と、それを追って内装工事と住民入居が並行的に進められていく過程が描かれている他、『
機動戦士ガンダムF91』では直径数km隕石に直接コロニーを接合することで資源採掘と居住区建設を並行して進める「
フロンティアI」が登場している。
なお、宇宙世紀において最も後年代が舞台となっている『
G-SAVIOUR』では物語開始以前の
地球連邦崩壊に伴ってコロニーは「
スペース・セツルメント」という呼称に改められており、旧連邦派は地球寄りだったサイド2、3、5、7とまとまったセツルメント国家議会、サイド1、4が月と共にセツルメント自由同盟を形成している
そのさらに未来の時代を描いた作品『
ガンダム Gのレコンギスタ』では再びスペースコロニーの呼称が使われている。
サイドとバンチ
宇宙世紀シリーズでは各コロニー群は建造宙域を「サイド」と呼称しており、スペース・コロニー1基を「1バンチ」とし、1サイドは36〜40バンチ、合計13億人が居住するとしている。各サイドの愛称は初期設定からすでに使用されており、サイド7のみ「トア」から「ノア」に変更されている。
初期設定では各サイドは建造順に番号が振られており、最も遠い
L3点付近のルナツーを含めて6つのサイドが配置されていたが、
派生作品の増加により設定が盛られまくった現在ではルナツーは7つ目のサイドにあたるサイド7と共にL3点付近に配置され、それ以外のサイドも月とのラグランジュポイントに存在する設定となっている。
作品によって異なるが、1つのサイドで1億〜20億人程度の人口を持つとされ。
『
機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では1つのサイドで1億2000万人前後の人口とされているが、その影響で地球環境の悪化に歯止めが掛からず、地球上に大量の難民が発生しており、莫大な巨費を投じてまでスペース・コロニーを建造するよりも砂漠地帯やツンドラ地帯を開発し、人が住める環境を作る方が良いのではないのかという意見も一部に出ている。
ちなみにバンチの語源は「まとまって固まる」などを意味するBunchから取った説とそのまま番地から取った説がある。
富野由悠季が書いている小説版では「基」という字に「バンチ」とルビを振っており、語源は不明だが建物などをイメージして1基、2基と数えるもののようだ。
各サイド
月と同軌道で月より後方のL5点付近に存在する人類が最初にスペース・コロニーを建設して宇宙移民が開始された宙域。
一年戦争の緒戦で大きな被害を受け、またジオン軍の宇宙要塞ソロモンが置かれている。戦争終盤の連邦軍によるソロモン攻略戦では主力であるティアンム艦隊が、コロニーの残骸に隠れてソーラシステムを設置し、ソロモンめがけて照射している。
『機動戦士ガンダムΖΖ』の序盤の舞台となった他、『
機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST』では
ザンスカール戦争後は住人のほとんどが政治に参加するほどの余裕がなく生存していくのに精一杯となり、仮に選挙をしても票がまとまらずに誰が当選したとしても文句が出る状況なため、全権限を委任した「
行政執行機関代行官」によって統治されている。
史上初のシリンダー型スペースコロニー。外殻には「1」という数字が大書されており、「シャングリラ」とは「楽園」を意味する。
『ΖΖ』の主人公ジュドー・アーシタ達の出身地でもあるが、宇宙世紀0088時点ではジュドーの両親が出稼ぎしなくては家族を養えないほど経済状態は悪化し、自転速度に遅れが生じたままだったり気象コントロールをほとんどせず何ヶ月も雨を降らせないなど行政のサービスレベルが低下していた。
コロニー内でもかなり格差が広がっていたようで、山の手には豪邸が立ち並ぶ一方で都市部にはスラム街のように荒れた光景も広がっていた。
そんな中でもちゃんと教育機関は機能しており、貧困層にあたるであろうジュドー達もキチンと義務教育は受ける事ができていた(本人達はずっとサボっていたが)。
ジャンク品を取り扱う中小企業やその下請けの個人のジャンク屋が多く存在し、コロニー内部はスクラップの山が多数存在している。
一年戦争で最初に犠牲となったコロニー。
0085年に連邦政府に対するデモが行われていたために
ティターンズにより
コロニー内に毒ガスを注入されて住民全員が死亡した「30バンチ事件」が発生したコロニー。
連邦政府は激発性の伝染病の流行として発表したが、殆どのスペースノイドは信じておらず、反連邦組織「
エゥーゴ」が誕生し後の
グリプス戦役の遠因となる。
事件後はティターンズによって封鎖されており、内部は
腐り果て首が自重で落ちている等のミイラ化した住民の遺体が散乱している。
『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場。
イーズは『戦場の絆』プレイヤーからは「伊豆」の通称で呼ばれていた
デラーズ紛争の最中にコロニー再生計画によりサイド1からサイド3へ移送中だったところを
シーマ艦隊に制圧され、コロニー落としに使用される。
「ブレイド」はミラー1枚の損失による重心の変化で「イーズ」と衝突し、「イーズ」は月への落下軌道に乗るが、本コロニーは宇宙の深淵に向かって宛もなく漂うこととなる。
サイド1付近の隕石群の中にある小さな球型コロニー(島1号型コロニー「バナール1」とされる)。
元はサイド1建設のために設立された開発基地で、サイド1建設終了と共に放棄されたが、密かに残留を続ける者や不法移住者が集まって生活を続けており、外界との接触を断って狩猟採取レベルにまで退行した独自の生活様式を営んでいる。
科学技術の精髄たるスペースコロニーの中に居住していながら、「
科学技術を捨てて自然と共存する」ことを理想とする矛盾した「光族の教え」が広められ、この教えを他コロニーに武力を持って広めるか否かで争いが起きている。
『機動戦士ムーンガンダム』では、コロニー建設が軌道に乗ったあとは民間に払い下げられ丸ごと遊園地にする予定だったが、初期型コロニーのため放射線対策が不十分で恒久的使用には耐えられないとの政治的判断により、売却は取り消されたとされる。
また0091年には、放射線により住民の疾病率が高いにも関わらず、「光族の教え」を盲信する余り疾病にも民間療法レベルの対応しか出来ず、若い世代は通信機や電波の存在すら知らず、外界と連絡する場合は宇宙船で先方に直接出向かなければならないなど、さまざまな問題が発生している。
更に後年の『機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST』では、ムーンムーンの住民たちは長年の自然回帰志向から、ザンスカール戦争のどさくさに紛れて地球に土地を手に入れ帰還するが、上記の問題点の記述のように宇宙育ちが地球の自然環境で暮らすことは過酷で、コロニーと大差ない環境である海底都市「リュグージョ」に引きこもっており、0169年には
木星共和国タカ派との取引で再び宇宙に上がろうとする支配者層と地球に順応し残留を希望する「地表同盟」の間で諍いが起きている。
『逆襲のシャア』において地球連邦高官とシャアが会談を行ったコロニー。
シャアとしては会談内容を守る気は最初からなかったのだがもし守っていれば戦争終結の調印会場として歴史に記録されていただろう。
アムロがクェスとハサウェイを連れて遊んでいたところをシャアと出くわし
色々な意味で
この後の世界に大きく関わる事件の現場でもある。
『ベルトーチカ・チルドレン』ではアムロが
ロンド・ベル隊の任務のため宇宙で活動する間はここに家を持っていたようで
ベルトーチカと
愛の巣
でセックスしまくった直後から物語本編が始まることになる。
このためアムロにとってはベルトーチカと暮らすロンデニオンにいきなりシャアが現れたという時点で生理的に嫌悪感を覚えてブチ切れた。
『機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST』に登場したコロニー...だったのだが、本作の敵「讃美歌の国」の盟主である「首切り王」がネオ・1バンチへの攻撃=実質的な無差別虐殺を宣言。対する地球連邦軍は特殊部隊キュクロープスがその防衛に当たる事になったが、キュクロープスを指揮するアーノルド・ジルベスターはその戦闘を利用してネオ・1バンチに集まった難民の口減らしを画策する暴挙に出ようとする。
この事実を知ったアッシュ・キングは首切り王、連邦、どちらに白旗を上げようが無差別虐殺が起きると判断、コロニーに住む9000万人の住民を救うべく思索を尽くすが「コロニーごと地球に降りられればいいのに」と仲間の口から出た言葉でコロニーごと地球に降下する「コロニー降ろし」を思いつく。
幸か不幸かネオ・ジオンによるダブリンへのコロニー落としが主な参考となり、コロニーの構造や使用されていたバイオ素材など偶然に偶然が重なり計画は「無理」から「ほぼ完全に博打に近いがいけるかもしれない」確率で進行。
数々のトラブルこそあったが無事にキャリフォルニア湾への「着陸」に成功した。
歴代ガンダム作品では初の、コロニー落としが「人の生命を守る」ために利用されたケースである。
月と同軌道で月より前方のL4点付近にある。
一年戦争開戦時の一週間戦争にてジオン軍が容赦なく行った核攻撃や毒ガス注入により壊滅状態となるが、宇宙世紀0087年頃には50バンチ程に再建され、建造途中のコロニーもある。
グリプス戦役中はサイド2全体が中立を表明しているが、裏では普通にエゥーゴと手を結んでおり、コロニー内にエゥーゴの補給基地を建設したり武装供与を受けていたので、それを見抜いていたティターンズから毒ガス攻撃の標的にされた際はティターンズに寝返ろうとする風見鶏のような態度を見せたため、攻撃を事前に防ぎ救出したエゥーゴからも釘を刺されている。
最終的にはティターンズから見せしめとしてコロニーレーザーによる攻撃を受けるハメになった。
後の0149年にザンスカール帝国が建国されている。
また『
機動戦士ガンダム 第08MS小隊』や『機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles』の登場キャラクターの出身地でもあり、日系が多いのも特徴。
一年戦争緒戦の
ジオン公国軍による
ブリティッシュ作戦に利用されたコロニー。『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では「首都バンチ」とされる。
当時の人口は約2000万人で、『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』の主人公
シロー・アマダの出身地でもあるが、毒ガスにより住民2000万人が全員死亡し、ジオン軍に核パルスエンジンが取り付けられてジャブローに落下させるが連邦軍艦隊の必死の抵抗で分解し予定コースから外れ、最も大きい先端部がシドニーへ落下した。
コロニーの残りもバイカル湖や北米、ヨーロッパに降下。また、海上に落下した残骸が大津波を引き起こし、連邦海軍にも壊滅的な打撃を与え、
わずか1週間で30億人ものアースノイドやスペースノイドが命を落とし、アースノイドの中にはこの一連の事件の影響でPTSDを患う者も少なくはなく(というかシローもこの一件における家族が全員死亡・故郷消滅が文字通り価値観に強い影響を与えている)、「
空が落ちてくる」という表現で評された。
コロニー内にアルプスの風景が再現された観光コロニー。
一年戦争中は人口が少なかったことから攻撃の対象にされず、避難民の収容や連邦・ジオン双方の休息地ならびに捕虜交換の場所となっていた。
戦後は元の観光コロニーに戻され、『Z』では
ハマーン・カーンが
ミネバ・ラオ・ザビを静養に連れて訪れていた。
後にティターンズの毒ガス攻撃にさらされるも、アーガマ隊によって阻止された。
エゥーゴに対して協力的だったコロニー。
コロニーレーザー・グリプス2の試射に巻き込まれ壊滅してしまう。
前話の18バンチに続いてティターンズの攻撃の犠牲になったコロニー。
グリプス2を移動させるための陽動作戦のために毒ガス攻撃が行われてしまう。
サイド2の建設期にベース・キャンプとして機能した初期からのコロニー。『
ガイア・ギア』や『
機動戦士ガンダムF90 FastestFormula』に登場する。
収容人口を増やすことを目的として建設されたため極端な高層化を起こし、宇宙移民初期のコロニーだったせいで人種の整理も行われなかったとのこと。
宇宙世紀0110年代にはジオン残党勢力の拠点として利用されていたが、宇宙世紀0200年代頃になると一部だけ高級地区を抱えながらのスラム化という悲惨な状況になっており、このコロニーに潜入したメタトロン及びアフランシ・シャアを追撃するマハによってコロニー内の地区を爆撃される事態に陥る。
『機動戦士Vガンダム』に登場。
「マリア主義」を掲げて議会の多数派を占めたガチ党によってザンスカール帝国が開かれ、その首都となった。
U.C.0115年には既に反連邦の機運が高く、ルナリアンにも差別的など人心が荒れていたようだ。
『Vガンダム』に登場。
マリア主義を受け入れつつもザンスカール帝国と敵対していた。
独自の軍事力を持つが、主力は近代化改修した
ヘビーガンと旧式ばかりでベスパの侵攻には全く対処出来なかった。
また、ウッソによって土壌の栄誉不足を指摘されており、環境自体もあまり良くない様子。
ジオン公国発祥の地。
月を隔てた反対側で、地球からは最も遠いL2点付近にあり、L2点付近にはジオン軍の宇宙要塞
ア・バオア・クーが置かれていた。
地球から最も遠いだけでなく、地球は月の向こうにあるため
基本的には見えない
という性質上「見えもしない地球には畏怖も敬意も持ちようがない」というのが住民の独立意識の高さに繋がったらしい。
また地球から遠い関係で地球からでないと得られない物資の調達は難しいものの、太陽光発電を阻害するものもなかったため自活どころか他所のサイドに売れるほどのエネルギーがあったらしい。
連邦からの経済制裁に耐えられる「外貨」を得たのがこの太陽光発電エネルギーによるもの。
これらを見込んだ
ジオン・ズム・ダイクンによってサイド3にジオン共和国が建国された後、サイドに存在する開放型コロニーを密閉型コロニーに改造し、工業生産能力と人口の収容能力等を他のサイドよりも増強させられている。
ア・バオア・クー陥落によりジオン公国改めジオン共和国と連邦政府と終戦協定締結後は最も工業生産能力を温存していたサイドとしてコロニー再建計画等に関わることとなる。
宇宙世紀0100年に自治権を放棄して消滅したが、『機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST』では、0169年にジオンの後継を名乗るザビ・ジオンやハイ・ジオンなど4つの勢力が覇権争いを繰り返している様子が描かれている。
ちなみに
ミネバ・ラオ・ザビ曰くここのたこ焼きは絶品らしい。…があくまでスパロボ設定…どころか初出は
この作品で元ネタは
これなので原作には無関係と見てよい。
前述の通りコロニーの方が地球よりも新鮮なタコや良質な小麦粉を作れる可能性自体はあるのだが…
ジオンの本国として
ズムシティ公王庁が置かれ、サイド3の政府高官・高級軍人・名家が多数居住している。
一年戦争ではア・バオア・クー、ソロモン、グラナダを本国に対する防衛拠点とし、それらを結んだ線を防衛ラインとして成立させ、万全の防衛体制をとっていた。
ソロモンが地球連邦軍に攻略された一年戦争末期には後(8月や攻略戦前の説あり)にはコロニーをソーラ・レイへ改造するために住民を強制疎開させている。
『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』CDドラマではシーマ・ガラハウの故郷であることが語られ、コロニー公社からの建設や補修の下請けをしていた男性達が半ば強制的に海兵上陸部隊へと集められ、住民の中にはジオン公国に対する戸籍登録さえ行っていない者も存在する貧困層が多いコロニーとされている。
初期作品ゆえか、初代アニメ版では「人口百万」、劇場版では「人口数百万」と、他のコロニーと比べるとおかしいぐらい人口が少なかったりする
『ガンダムセンチュリー』、『アッガイ博士』に登場。
サイド3でも最大の「海」を持つコロニーで、本来はリゾート地だったが一年戦争中は水陸両用MSの開発実験が行われていた。
『ギレン暗殺計画』に登場。
ジオニック社が保有する海洋コロニーで元はリゾートだったが、戦中は兵器試験場として水陸両用MSの開発が行われていた。
『機動戦士ガンダムΖΖ』で登場した観光用コロニー。外壁には龍がデカデカと描かれ、内部は香港など往年の中国を模している。
ここを支配するスタンパ・ハロイの庭にはジュドーたちに「成金趣味」「アナクロニズム」と評された、東アジア風にアレンジされたジオンMSのコレクションがある。
スタンパとコロニー公社が共謀して重税を課している為、住民には貧困層が多い。
スタンパの死後は香港(本物)からルオ商会が進出したらしく、環境は大きく改善したようだ。
ちなみに一年戦争の頃から中立を宣言していたという設定があるらしい。……ホント?
『エコール・デュ・シエル』に登場。
ジオン国防大学が置かれていた他、主人公アスナ・エルマリートの実家もここ。
戦時中の大学内では「スペースノイドの優秀性を証明する」という名目で怪しげな遺伝子交配実験が行われていたらしい。
『機動戦士ガンダムΖΖ』で連邦との停戦交渉でサイド3を手に入れたハマーンが本拠地としたコロニー。バンチ名は不明。
ハマーン曰く「ジオン発祥の地」とのことで何らかの出来事があった場所と思われるが、詳細不明。
ハマーンの手で鉱山小惑星キケロをくっ付けられたり、ネェル・アーガマに砲撃されたり、グレミーがアクシズをぶつけたり、回避したモウサが軌道を変えて結局ぶつかったり……と散々な目にあっている。
L5点付近にあり、一年戦争緒戦で壊滅的被害を受けたため、コロニー再生計画により名称がサイド6に改められている。
ソロモン攻略戦では連邦軍ワッケイン艦隊がこのコロニーの残骸に紛れつつ前進、陽動作戦を行った。
『
機動戦士ガンダム サンダーボルト』では、首長を務めるフレミング家と同家が経営する企業体「フレミング・インダストリー」によって運営・統治されている企業国家といえる形態とされる。
周辺宙域は一年戦争時はコロニーや艦船の残骸が密集して絶えず放電を起こしていることから、「
サンダーボルト宙域」と呼ばれており、ア・バオア・クーへの補給路として制宙権を握るジオン公国軍スナイパー部隊と宙域奪還を目指す元ムーア居住者たちで編成された連邦軍のムーア同胞団による戦闘が行われている。
なお、ゾルタンは新サイド6を「一貫して中立を保ってきたサイド」と劇中で称しており、旧サイド6と混同して覚えていた様子。
公式からのフォローとして「メーティスの所在地は不明」と説明されたこともあるが、劇中のモニター表示ではキッチリ表示されており、実際には描写ミスである。
学園都市コロニー。人口はU.C.0097年時に1500万人と比較的小規模。
U.C.0097年にコロニー内部でナラティブガンダムとシナンジュ・スタインとの戦闘が発生し、市街地とミラーに大きな損害を被った。
先述の通り、所在地の設定がややこしいことになっているコロニー。
L1点付近にあり、一年戦争の緒戦で行われた艦隊戦「ルウム戦役」によりほとんどのコロニーが壊滅している。
一年戦争後はコロニー再生計画によって名称がサイド4に改められているが、旧サイド5付近の暗礁宙域にデラーズ・フリートが本拠地を築いている。
『
機動戦士ガンダムF91』では宇宙世紀0110年代から「
フロンティア・サイド」と呼ばれ、新技術のコロニーが建造されて開拓者の入植も激しい宙域となる。
0123年には貴族主義に基づいた国家コスモ・バビロニアが建国され、一時的に連邦の管理下から離れたが、その後復帰した模様。
しかし、後の宇宙戦国時代ではどうやら存続したようである貴族主義に基づいてネオ・コスモバビロニアが建国され、国王を中心とした体制や領主といった概念が存在している。
ルウム戦役直前に連邦派とジオン派の住民の衝突が発生していた。
また
セイラ・マスは当時ミランダ中央病院に勤務していた。
旧サイド5宙域に設置された密閉型工業用コロニー。コロニーの中では珍しく管理・運営は
アナハイム・エレクトロニクス社が直接行っている。
0096年時点ではまだ未完成で、コロニービルダー「メガラニカ」によって拡張・造成の最中であり、アナハイム関連企業があるほか、新兵器開発の秘密工場が置かれており、
ユニコーンガンダムが極秘裏に開発されていた。
テキサス州を模倣した観光コロニー。
シャア・アズナブルとセイラ・マス兄妹が一時期身を寄せていた。
一年戦争の長期化に伴い軍事的価値の判断から連邦・ジオン共に見捨てており、太陽光を吸収するコロニーのミラーが働かずコロニー内部は荒廃している。
資源コロニーで、鉱物採集用の小惑星が接続されている。
サナリィの研究機関があり、
ガンダムF91の最終調整が行われていたが、
クロスボーン・バンガードによる侵攻の際にバグによる無差別殺戮がおこなわれる。
アナハイムの工場が並ぶ工業コロニーとされる。
フロンティア・サイドの食糧庫である農業コロニー。
フロンティア・サイドの中心。0123年時点でもまだ完成しておらず建造が続けられている。
政庁が置かれている中心部はヨーロッパ風の街並みで移住応募枠を超過するほど人気が高いが、郊外には労働者向けの無機質な団地が立ち並ぶ。
クロスボーン・バンガードによって制圧された後はコスモ・バビロニアの建国宣言が行われた。
『G-SAVIOUR』に登場したセツルメント。
その名の通りかつてのマンハッタンの街並みが再現されており、自由の女神像のレプリカも設置されている。
一応はセツルメント自由同盟のセツルメントだが、モチーフであるマンハッタンと同じくインターナショナルな気風にあふれた人種のるつぼである。
ここのサン・シモン劇場にイルミナーティの本拠地が存在する。
L4点付近にあり、一年戦争序盤に中立宣言を行ったサイドで、戦後のコロニー再生計画により、名称がサイド5に改められている。
陣営を問わず各地の政財界や軍部など各界の首脳とその子供が多く住んでおり、下手に攻めれば自陣営の内部崩壊をもたらしかねず、商工業が盛んであるため両陣営に武器の部品類などを輸出し、連邦に対しては農作物も輸出しているなど政治・工業力に秀でていたことから中立を貫き通せたとされる。
月と同軌道で地球から見て月とは正反対のL3点付近にある。
小説版によればラグランジュポイントとしての重力の均衡が最も不安定だったため、工業用などの特殊なコロニーのみ建造し大量の人間が恒常的に住むコロニーは作らない予定だった。
一年戦争勃発の2年前から建設が開始され、L3点付近には地球連邦軍の宇宙要塞
ルナツーが配置かれている。
最初から工業特化コロニーとして作られた上にジオンのサイド3から遠いという地理的(宙理的?)関係からV作戦の実行場所に認定された。
一年戦争終了後に再建され、グリーン・オアシスと改称されるがティターンズの拠点が置かれ、『機動戦士Ζガンダム』においても物語の発端の場所となっている。
しかし、その後も戦乱で既存のサイド再建に人手を取られて新規のコロニー建造が出来ず、(というか前述の通り本来は居住用途を考慮していない)
コロニー1基だけでは生活物資の自給自足もままならないため、ザンスカール戦争以降の時代にはルナツー近辺に移設されている。
なお、問題作として有名な冒険王版ガンダムにおいては大量虐殺を喜ぶガチの悪役と化したシャアによって大量のミサイルを打ち込まれて全滅してしまっている。
一年戦争当時、
V作戦により開発されるMSの性能試験等を行う施設を極秘に建造していたコロニー。
サイド7の発祥のコロニーがここらしい。
このコロニーが選ばれたのは、当時はルウム戦役等で殆どの宙域がジオン軍の制圧下に置かれていたため、本コロニーのみが連邦軍の勢力下にあったためで、表向きは疎開地のような扱いをされており、連邦は住民は老人や子供ばかりの環境を隠れ蓑としていた。
『1st』第一話でのアムロの戦闘等で半壊し、住民を避難させた上で機能停止。復旧したのは一年戦争後となる。
そして『Z』本編時点におけるカミーユ・ビダンの居住地、つまり
2作品続けてガンダム主人公の始まりの地
に選ばれた栄誉あるコロニーである。
つまり
2作続けてガンダムの初陣の巻き添えで破損した
ということなのだが。
前述の通りグリーンノア1は『Z』の時点では民間人居住用のコロニーだったのが、後からティターンズが進駐しており昔からの住民には嫌われていたところ、
そのティターンズがさすがに民間人も暮らすコロニーでは機密上行えない行為(例えば新型ガンダムの試験とか)をするために
ジオンの余ったコロニーなどをかき集めて新造したのがこのノア2。
ティターンズ側のコードネームはグリプスで次第にそちらの呼称で定着する。
建造時点でティターンズの拠点として産まれたコロニーで本来であればグリーンノア1のティターンズ基地もこちらに移す予定だったが
グリプス戦争の激化によりコロニーレーザーに改修されて「居住地」としてのグリプスは消失する。
『逆襲のシャア』でシャアが本拠にしていたコロニー…
ではない。
(あちらはサイド5近郊にあるらしい)
『Z小説版』においてエゥーゴの根拠にしていたコロニーでおそらく名前だけを再利用して逆シャアにも出したと思われる。
こちらは宇宙進出黎明期の古くて小さなタイプのコロニーを現在も活用したもので人口は1万人程度の小型かつ、
「歩いたら床が軋みそうな錯覚を覚える」とシャアが感じるほどに古いコロニー。
この「小規模で古くて連邦の目が届きにくい」という性質を利用してアーガマやリック・ディアスの建造と最終チェックまでをここでやっており、
シャアもリック・ディアスの「初飛行」をこのコロニーから行い、『Zガンダム』の物語の幕が上がることになる。
『G-SAVIOUR』後半の舞台となったサイド。
新サイド4と同じL1点に位置する。
当初はただの自治区扱いだったが、ガイアの光事件を受けて正式にサイド8として認可された。
サイド8に最初に建設されていた唯一のコロニー。
バイオテクノロジーに長けており、そこかしこに茂る植物や木目調を多用した建築スタイルなど、スペースセツルメントでありながら自然と共存した独自の文化スタイルが築かれている。
宇宙世紀0220年代には当時深刻化していた食糧問題対策のため、生物発光体の研究が行われていた。
アニメでは木星圏で採掘された資源を地球圏まで運搬する木星船団の名前が語られる程度だったが、漫画
機動戦士クロスボーン・ガンダムシリーズで主要な舞台となる。
規模は地球圏でのサイド一つ分にも満たないが、70年以上に渡る努力と労力の結果、小国レベルの自治体が構築されるようになる。
木星圏の事情が詳細に語られるのは宇宙世紀0130~0170年頃に限られているが、コロニーの自力建造は国力不足により常に困難なため、木星船団の残置資材をかき集めて小規模な居住エリアを造ったり、標準規格より小さい地球圏製コロニーを買い入れて遠路輸入している。
生活スタイルは無重力状態を基本としており、重力の存在する時間は長くない。
そのため、地球の重力について本質的に理解していない人物が多く、地上用として製作されていながら重力下での運用において欠点がある機体も見受けられる。
帝国内では厳しい階級制がとられており、軍人・工作員は手の甲にナンバーが刻印され、その階級差・権限は絶対である。
一般市民であっても水や空気の割り当てが決まっており、たとえ瀕死の病人であったとしても割り当てを超えた消費は許されず、他者への譲渡も禁止されていた。
上記のコロニー事情からも生活圏…というより生存可能な空間が長年に渡り不足し、人口(生産)調整も厳しい節がある。
U.C.136年には木星タカ派残党がコロニーレーザーで地球を「狙撃」する「神の雷作戦」を実行に移すが、作戦決行の約3週間を前にレジスタンスの手によって逃がされたエウロぺ・ドゥガチが宇宙海賊クロスボーン・バンガードに拾われたことでクロスボーンに作戦の全容が知れ渡ったのを機に7機のMSによる総攻撃を受けコロニーレーザーごと破壊された。
作戦を主導した首脳の戦死と反帝国レジスタンスの蜂起により体制は木星共和国に革まるが、その後もタカ派の反地球連邦意識は根強く、数十年にわたり不安定な政情が続いた。
従来のガンダムシリーズとは違い、『
機動戦士ガンダム 水星の魔女』放送までは全シリーズで唯一「地球<コロニー」の構図で地球の主権はコロニーが握っていた。
これは地球の環境汚染の進行によって各国家群が地上を離れ、国家の中枢をコロニーに移しているためで、各コロニー国家は「コロニー国家連合」を結成し地球の管理権を争い、四年に一度ガンダムファイトを行っている。
コロニーを宇宙へと浮上させる際には地球全土の膨大な電力エネルギーを消費したことで当時の地球では電力不足の発生に伴い多くの人命が失われ、コロニー側も全国民を受け入れることは不可能と見做したため政府高官を中心に移住者の選定を行った結果、全人類の6割が宇宙に居住し、残りの4割が地球に残された。
作中でガンダムファイト開催そのものに賛否があったのも、そもそもの原因のひとつはこの選民政策・それによる格差意識の高まりでもある(それだけではないが)。
各国家は「ネオ◯◯(それぞれの国家名)」という名称となっており、宇宙に新造されたコロニーと地球上に実在する領土全体を総括して呼称される場合もある。
重力制御システムによって遠心重力の制約から開放されている為、形状は各コロニーで大きく異なり、それぞれの国の(ステレオタイプな)イメージが反映された物になっている。
日本列島そのもののような形状が特徴のコロニー。居住区は頑丈なシェルターのような構造になっている。
☆終盤のネタバレ
デビルガンダムに侵食されたことにより、ネオジャパンコロニーそのものがデビルガンダムコロニー(もしくはデビルコロニー)へと変貌してしまう。
これは例外中の例外な存在だが、シリーズ唯一の「ガンダム型のコロニー」と言うこともできる。むろんガンダムとしても最大級の大きさである
ネオジャパンコロニーの上にのしかかるようにデビルガンダムの上半身が現れ、さらに進化を続けて翼を生やしていくなど、まさに悪魔のガンダム。
触手を地球に伸ばして地球そのものをも捕食しようとするなど、もはやコロニー落としなど比ではない戦闘力を持っている。
ガンダム連合を圧倒する悪魔的な猛威を振るったが、最後は愛の力の前に敗れてネオジャパンコロニーも解放された。
星型をモデルとしたコロニー。
基部中央に自由の女神像が設置され、これを囲うようにラスベガスのカジノ街、ラシュモア山国立記念碑、ナイアガラの滝、ロッキー山脈などが配置される。
摩天楼があしらわれた一角は「マンハッタン戦闘エリア」と呼ばれ、有事の際に基部から分離して独立戦闘ブロックとなり、同じく分離した自由の女神像を搭載して、「自由の女神砲」として機能する。
中華風の深山幽谷を彷彿とさせる山と枯山水をあしらったコロニー。
基部の外周を巨大な環のような構造物が襷掛けのように浮遊している。
チューリップの花を中心にしたデザインが施されたコロニー。
広大な草原を再現したコロニー基部の上に配置された色とりどりの巨大なチューリップの花はひとつひとつが行政府や居住区、工業地域として機能するようになっている。
コロニー基部の外縁部には増産した
ネーデルガンダムが風車小屋に変形した状態で設置してあり、デビルガンダムとの最終決戦時には動員された。
古代ギリシャ様式建築風のコロニー。
劇中に登場したコロニーの中でもかなり規模が大きく、基部中央にはパルテノン神殿に見立てた建築を囲うようにコロッセオを彷彿とさせる巨大な観覧席が構えられており、内部に多数の施設が配されている。
第1回ガンダムファイト優勝国でもあり、当時歴戦のモビルスーツパイロットが多数参加した中で、伝統格闘技バルカン柔術の達人であるヘローダ・ディオニソスが圧倒的な力で優勝したことを受け、以降ガンダムファイターは優れた格闘家から選ばれることとなる。
そもそもバルカン柔術ってなんだよ。
砂漠に大小様々なピラミッドやスフィンクスが配されたコロニー。
有事の際にはスフィンクスの内部に格納されているスフィンクスガンダムが発進する。
古代インドの宇宙観が反映されたコロニー。
バラの花束を見立てたデザインのコロニー。
基部本体には湖と森林を擁した山岳地帯が広がっており、そこにヴェルサイユ宮殿をモデルとしたものを中心とする大きな白亜の宮殿群が点在している。
ボトルシップを模した巨大なモニュメントが設置されたコロニー。
ソンブレロの基部中央にサボテン型の構造物が配されたコロニー。
「スタンフォード・トーラス」と呼ばれるドーナツ状コロニーが主流。
最初のコロニーが建造されるまでに100年近い年月を要しているが、これは未知の疾病やコロニー関連計画の失敗、紛争による遅れであるとされる。
更にスポンサーである各地上国家間の争いがコロニー間へと波及し、結果一時は宇宙移民事業が衰退しかけた。
しかし石油産業を見限りコロニー開発に注力し始めた中東諸国の仲介で調停が進められ活気を取り戻し、AC100年頃からコロニー建造ラッシュを経て多くのスペースコロニーが建造された。
AC195年頃には安定期となり、各コロニーは協力し膨大な人口を有する一大国家の様相となっているが、連合からの武力制圧を受けていることもあり大きな武力は持っていなかったが、連合やOZに対する一部の反抗勢力がオペレーション・メテオを実行したことで再び戦乱の時代に突入していく。
L1~5でコロニーが建造されているが、地球圏統一連合の設置した宇宙機雷による航路封鎖によって各コロニー間の移動に制限があり、連合による軍事的圧力が長期間加えられてきたこともあり、地球への反抗を企図する者も多い。
またトーラス型の他、MO-Ⅴなど小惑星を利用した工業コロニーも存在する。
ウイングガンダムゼロのツインバスターライフルは「最大出力ではスペースコロニーを一撃で破壊可能なほどの威力を持つ」という設定が存在するが、先述の通りアフターコロニーにおいては全長18キロメートルほどのスタンフォード・トーラスが採用されており、全長42キロメートルを誇る宇宙世紀のシリンダー型コロニーを一撃で破壊可能というのは誤解である。
コロニーよりも巨大な鉱物系の資源衛星を消滅させている描写もある上、全長18キロの構造体を一撃で爆破できる時点でツインバスターライフル…というかそれを曲がりなりにも簡単に移動および運用可能なウイングゼロという機体が危険なことには変わりないが。
L1宙域に位置する作中世界史上初のコロニー群の総称。
ドクターJにより
ウイングガンダムが開発されたのもこのコロニー群で、オペレーション・メテオ発動時は
ヒイロ・ユイがウイングガンダムと共に地球を目指して発進した。
レディ・アンの攻撃でドーリアンが死亡した「
コロニーC1011」やドクターJが潜伏していた「
コロニーC1213」もここに存在する。
L3宙域に位置し、
ドクトルSが
ガンダムヘビーアームズを開発したコロニー群の総称。
オペレーション・メテオ発動時は色々あった末、視聴者によく知られている
トロワ・バートンが選任されたことでガンダムヘビーアームズと共に地球を目指して発進した。
オペレーション・メテオ当初の計画で地球に落とされる計画だったコロニー「
X-18999コロニー」もこの宙域に存在する。
L4宙域に位置し、
H教授が
ガンダムサンドロックを開発したコロニー群の総称。
オペレーション・メテオ発動時はここから
カトル・ラバーバ・ウィナーがガンダムサンドロックと共に地球を目指して発進した。
OZ宇宙軍の兵器生産基地と化した「
プラントコロニー」やウィナー家が管理していた資源衛星もこの宙域に存在する。
L5宙域に位置し、
老師Oが
シェンロンガンダムを開発したコロニー群の総称。
オペレーション・メテオ発動時はここから
張五飛がガンダムシェンロンと共に地球を目指して発進した。
五飛の一族が本拠としてOZに反抗していたコロニー「
A0206コロニー」もこの宙域に存在する。
OZ宇宙軍の軍事基地が置かれた「コロニーC102」、旧連合宇宙軍の本部が置かれていた「コロニーD120」、民間の「C421コロニー」等がある。
第7次宇宙戦争以前は数多くのスペースコロニー及びコロニー国家が存在していたが、宇宙革命軍が発足した事で、人類史上最悪とも言える戦争に巻き込まれてしまう。
月の裏側にある「クラウド9」を中心に発足した宇宙革命軍は自分達に従わないコロニー国家の住民を悉く虐殺か強制退去させ、第7次宇宙戦争終盤でそれら無人化したコロニーをコロニー落としに利用した(確認できるだけでも数十ものコロニーが落とされている)。
地上はコロニー落としの影響で殆どの国家が機能不全に陥り無法地帯に。地球連邦も大きくダメージを受け新体制の樹立には15年かかっている。
一方で宇宙革命軍の本拠地であるクラウド9周辺の被害は地上に比べれば軽微であり、技術レベルや生活水準は戦中から維持ないしは発展させていた。
しかしながら国力の問題か戦後は表立った行動は起こさずに沈黙。余りに動きがないこととインフラの断絶から地上の人々からは、コロニー住人が生きているのかも分からない有様だった。
実際は内密のうちにコロニーレーザーを建造したり地球の機関に諜報員を送り込む等、見えないところでの暗躍は続けていた。
そして戦後15年目にしてコロニーレーザーが完成し、
地球をコロニーレーザーで砲撃する「ダリア作戦」が発動されるが、ちょうど宇宙に居た&半ば偶然その計画を知った
ガンダムDXのツインサテライトキャノンによる砲撃を受け発射前に破壊された。
革命軍のこの時点での支配者層も最終的にフロスト兄弟が
地球軍側の主流派とセットで誅殺、結果的に多数派意見がランスローやジャミル艦長のような穏健派・停戦派に交代することになったため、ダリア作戦を鏑矢とする地球侵攻作戦は頓挫した。
毎度おなじみシリンダー(島3号)型コロニーがやはり目立つが、
コーディネイターが中心となってL5に新世代型コロニー「
プラント」が建造された。
初期に建造されたプラントの都市は全部で12個あり、各都市のコロニーは10基。なお、それぞれの都市名は月の名前が採用されている。
例えば、首都であるアプリリウス市は4月、ユニウス市は6月のこと。
『SEED DESTINY』で新しく建造された工業コロニー「アーモリーワン」はL4に位置している。
プラントはコーディネイターの拠り所としてだけでなく、様々な先端技術を生み出す重要な工業地帯としての側面も持つが、プラントの運営に関してはコロニー建設等に出資した地球の理事国が手綱を握っており、彼らから大きな縛りを受けることになった。
特に生存に欠かせない食料に関しては、プラントでの独自生産に大幅な規制、穀物に至っては生産禁止が徹底され理事国からの輸入に100%頼らざるを得ないという状態にされてしまった。
また、この頃から
ブルーコスモスを筆頭に先鋭化した一部の者たちが、単なる排斥運動に留まらず、
コーディネイターに関連する個人・組織・施設に対する暗殺やテロなどの凶行を巻き起こすようになっていた。
当然プラントも格好の標的となったが、理事国に非武装を義務付けられていたために対抗手段を持てず、その脅威に曝され続ける事態に。
これらの状況への不満は長らくあったコーディネイター排斥に対する反発と合わせ、コーディネイターたちの理事国への反発や反ナチュラル思想を生む源泉となり、
C.E.50にプラントの自治権と貿易自主権獲得を目指す政治結社「黄道同盟」が誕生。
当然のように理事国はこれらの運動を弾圧したが、黄道同盟は密かに存続し、その勢力を増していった。
更に最初のコーディネイターでもあるジョージ・グレン暗殺事件やS2型
インフルエンザ流行等で複数の要因が重なったことでプラントと理事国(地球)の溝は益々深まり、
「プラント対地球」≒「コーディネイター対ナチュラル」という地球圏を二分した対立の図式が出来上がり、プラントは軍事組織「
ザフト(Z.A.F.T.)」、地球サイドはテロで首脳陣が壊滅した国連に代わり「
地球連合」を組織して泥沼の戦争を繰り広げることとなる。
歴代シリーズでもコロニー(特にプラント)への被害規模が大きく、C.E.70年に農業コロニー
「ユニウスセブン」が
核攻撃で破壊される「血のバレンタイン」が発生。
更にその残骸もC.E.73年にザフト過激派によって
地球にユニウスセブンの残骸を投下する「ブレイク・ザ・ワールド」に使われ、数多くの死者を出すこととなった。
またC.E.74年にもプラントを構成するディセンベル市とヤヌアリウス市のコロニーが
レクイエムの直撃を受け多数の犠牲者を出している。
劇中以前にも
過激派テロによるバイオハザードでコロニーが廃棄されるといった事件も起きている。
このようにこの世界でのスペースコロニーは普通の人間であるナチュラルとコーディネイターの住み分けとして機能しているが、中立国である
オーブの「ヘリオポリス」など、ナチュラルとコーディネイターが共存しているケースもある。
前述のオーブ製コロニー。SEED及びSEED ASTRAYの「物語」の起点になった場所。
L3に設置されており、資源衛星の採掘基地も兼ねているため「資源コロニー」とも呼ばれ、フロンティアIと同様のコロニーと小惑星が合体したような独特の形状。
キラたちはオーブの国民として学生生活を送っており、戦乱とは無縁といえるほど穏やかだが、裏ではサハク家の陰謀で連合とMSを共同開発。クルーゼ隊に見つかり、これが原因で崩壊に至った。
L4にある廃棄コロニー。
オーブ陥落後に宇宙に上がった
アークエンジェルがとりあえずの拠点として寄った場所。
遺伝子研究のメッカと呼ばれるほど遺伝子研究が盛んに行われたが、それに反発したテロ団体によりバイオハザードが発生。廃棄コロニーになった。
廃棄コロニーだが、バイオハザードだったことからインフラ系は稼働しており、アークエンジェルが立ち寄った理由の1つがこれ。しかしザフトや連合との戦闘でインフラ系が被害に遭い機能停止した。
『
ASTRAY』ではロウ主役のASTRAYの最終地点として登場。ジョージ・グレンのDNAを探し出すという任務にあたる青年の意気込みに感動した。
いち廃棄コロニーだが、
作中世界基準で考えても後ろ暗い研究のオンパレードであり、SEEDではキラと
クルーゼの出生に、『DESTINY』『
FREEDOM』ではデスティニープラン関連という形で物語との関わりが多い施設。
具体的な描写は少ないが、L4やL5にも複数のコロニーがあったとされている。しかし大戦初期に戦場となった事で多くが破損し現在はほぼ放棄され無人に近い状態となっている。
『SEED ASTRAY』シリーズに登場。
連合もザフトも価値がなくなったため中立を宣言した。
ナチュラルもコーディネイターも関係なしに戦いに嫌気を指した人たちが集まったコロニー。そのため、コロニーごと宇宙船に改造しニュートロンジャマーの範囲外であることも利用して核爆弾をエンジンの推進剤にして外宇宙に旅立つことにした。
小説版『ASTRAY』や『ASTRAY B』ではサーペントテール視点から裏側で起こったすったもんだが描かれる。
何より注目すべきは核爆弾が「SEED世界基準」で超平和的に使用された事実だろう。
『ASTRAY』シリーズに登場。正確にはコロニーではなく軌道エレベーターの頂点部分になる予定の宇宙ステーションなのだが、規模も扱いもほぼ小さめのコロニー(もしくはルナツー等のような宇宙基地)に準じている。
名称がアメノミハシラ、すなわち「天の御柱」なのも、とりあえず予定では物理的にオーブ本国からの柱が取り付けられるためなのだろう。
C.E.世界観作品では珍しい正式に個人所有のコロニーで、作品レギュラーキャラが所有・頻繁に登場するものという意味では他世界観を含めても異例のコロニー。
構造上はスペースコロニーだが、実質的にはほとんどの区画がオーブ五大氏族のひとつ・サハク家当主の居城か私兵の軍事拠点&工廠になっており、サハク家orそれを守護する部隊としての私兵組織(少なくともオーブ正規軍とは別扱いされていると思われる)の関係者以外の住民はほとんどいない可能性が高い。ただし後述のように外部から食客を受け入れるための空きスペースそのものはある模様。
作中ではロウ、劾の双方から「義理や事情説明さえちゃんと通せばある程度逗留可能なコロニー」「現当主たるロンド・ミナ・サハクに一報を入れたい場合の連絡先」としても扱われており、実際に作中では何度か会談のアポイントメントを取ってもらったり、実際に訪れたり、「偵察するだけ」の任務だからで無断で忍び込んで殺されかかったり、どう考えても組合の規定違反なシロモノの工具の実演販売に行ったりしている。
現当主のミナがプロトアストレイオーナーであり、ロウとも知己であることからある程度ジャンク屋組合にも好意的で、一時期は組合の本部が食客のような形でここに所在したこともあった。
ちなみに本編中での描写を見る限り、カレドヴルッフを「武器として」ライセンス生産していると思われる。それはダメだろロウ。
「天空の皇女」で本格的に登場。
一応フォトストーリー版DESTINY ASTRAYでも登場したが、具体的な風景がわかったのは天空の皇女からである。
MSコレクターとしての側面も持つカイトが保管場所兼生活拠点として廃棄コロニーを買い取り生活もできるように整備した。
コロニーらしく、MS同士がドンパチしても窮屈にならない広さを有している。
コロニー開発は発展途上で本格的な宇宙移民は行われておらず、小型のバナール球型コロニーが十数機ほど建設されたぐらいである。この理由から刹那たちメイン格のガンダムマイスター、あるいは彼らと直接接しながらCBのミッションに携わるスタッフたちの(宇宙における)拠点もあくまでも航宙機能があるMS母艦、プトレマイオス/同Ⅱとなっている。
コロニーも居住地というよりは実験施設や生産工場的な扱いが強く、無重力空間や高重力環境で精製可能な材質の生産を行っている。
ソレスタルビーイングも比較的監視の薄いL3のコロニー「クルンテープ」に秘密工廠を所有しており、第2、第3世代のガンダムはここで建造された。
一方宇宙開発で他国にリードを取ろうとしていた
ユニオンは積極的にコロニーの材料となる資源衛星確保のため火星付近のアステロイドベルトで宇宙労働者を作業させていたが過酷な労働環境故に犠牲者が続出、その不満が蓄積し労働階級を中心としたテロが誘発。
中でも犠牲者の1人「ロバーク・スタッド」
の息子はテロリストに転向。
やり手の傭兵でも手を焼くほど腕の立つ少年テロリストだったという。
コロニー内の戦闘は厳禁となっているが、人革連はこの条約を悪用して「超人機関技術研究所」をL3のコロニー「全球」に設置していたが、1stにて
ガンダムキュリオスの介入を受け施設は破壊された。
地球連邦発足後は民間人の移住も始まっているが、その実態は
紛争が根絶されない中東地域の住民を中心に強制的にコロニーに移住させて不穏分子を一掃というとんでもないダストシュート政策となっており、ヴェーダを利用した情報統制により実情を知らない先進国の一般市民が完全に
スルーしている情勢も暴挙同然の弾圧に拍車を掛けていた。
西暦2314年の新政権発足後はそれなりに改善がされており宇宙労働者の数も増えているが、コロニー公社は中東政策で無理矢理コロニーに隔離された人々を重要な労働力として確保したい思惑があり、帰還希望者が多数存在するにも関わらず高額な給与で拘束する問題が起こっていた。
宇宙世紀と同じくシリンダー型のコロニーが登場。
大きさは全長約25キロ、直径約6キロで、回転速度は0.50rpmとされ、時刻の基準にはグリニッジ標準時が使用される。
土壌はナノマシンにより改良されており植物には遺伝子改良が施されているものの、居住可能な人数には限界があり人口密度は低く保たれている為、他のコロニーからの難民は歓迎されない傾向が強い。
コロニー住民は他のコロニーの出来事に無関心であることが多く、天使の落日でコロニー「エンジェル」がUEに破壊されても危機感を持つ住民はほとんどいなかった。
本編より100年以上前にはコロニー数の増加が切っ掛けとなり、コロニー間で地球の覇権を賭けた戦争「コロニー国家間戦争」が発生している。
L2に位置し、連邦軍の技術者となった
フリット・アスノや仲間たちが居住しているコロニーで、
ガンダムAGE1の開発が行われたアリンストン基地もここに位置している。
A.G.115年にUEの攻撃を受けて崩壊するが、基地司令ブルーザーが立案した作戦により、ほぼ無傷だった中央部のコロニーコアに住民全員を避難させ、ディーヴァの牽引によってコアを「ノーラ」本体から引き抜くという方法で避難が行われた。
避難した住民たちは「トルディア」へ引き渡される。
L3に位置し、A.G.101年に最初のUE(ヴェイガン)出現・襲撃により崩壊したコロニー。
事件は後に「天使の落日」と呼ばれる。
L3に位置するフリットの生まれ故郷。
A.G.108年にUEの襲撃を受ける。
L5宙域に建造されており、月や地球、月の裏側のL2宙域に向かう船の中継点となっている。
そのため他のコロニーに比べ発展が目覚ましく、その直径は通常のコロニーの2倍、全長は25kmにも及ぶ巨大宇宙都市となっている。
表向きは華やかな反面住民間の貧富の差が激しく、地下では貧民たちがボロ小屋のような家に住み、ジャンク屋紛いの仕事をする貧しい生活を強いられている(
かのイワーク・ブライアもその一人)。
更にコロニー国家戦争で争った二つの派閥「
ザラムとエウバ」のいさかいが100年近く続いており、皮肉にも?MS戦闘における技術力・人材育成という点では
ヴェイガン(この時期は「UE」)を比較対象としなければ一定の先進性がある。
L1に位置し、連邦への加盟を拒み中立を保っているコロニー。
内部は酸素供給様ではない過去の地球の自然を再現した広大な森林や河川であふれており、「最も美しいコロニー」と呼ばれている。
L4に位置し、崩壊した「ノーラ」の住民たちの避難先となったコロニー。
第2部ではアセムたちが居住しているコロニーとして登場し、A.G.140年にヴェイガンの攻撃を受ける。
L1に位置する工業コロニー。
ヴェイガンを極秘に支援している企業「テクノソロン社」が存在しており、ヴェイガンの地球制圧のための拠点であったが、ディーヴァの入港と潜入調査により正体が露呈し、証拠隠滅のため社屋ごと自爆する。
地球に一番近い中軌道上に位置するコロニー。地球からの距離は5000km。
兵器工廠などの主要施設が存在する連邦軍の最重要拠点。
火星の衛星軌道上に浮かぶ火星圏最大のコロニーで
ヴェイガンの本拠地。
左右にある卵の殻のような構造物が中心部の球体を囲む特徴的な構造をしており、モノレールが交通網として整備され、内部には中東のような石造りの町並みが広がり、指導者であるフェザール・イゼルカントの巨大な居城が佇む。
火星圏には他にもコロニーが存在するが、セカンドムーンにおいてもマーズレイによる影響を完全に防げていないためか病を煩う者が少なくなく、イゼルカントの居城に在住していたり勤務が許されたりするような層の者ですら例外ではない。
原理は不明だが
単独で火星圏から地球圏までの移動が可能。
宇宙世紀の遙か未来ではあるが、絶滅戦争の果てに人口そのものが激減しており、勿論スペース・コロニーの数も激減している。
キャピタル・タワーという
軌道エレベータの駅として
ナットが登場。直径1.3kmの輪っかで中央をキャピタル・タワーが通過する。設定上は144基もある。劇場版ではナット一つ一つに絵が書かれて差別化されている。
宇宙世紀末期に絶滅戦争まで起こしてしまった戒めと地球環境の保全として、R.C.では地球上での工業活動は禁止とされており工業製品はこのナットで生産しクラウンに載せてキャピタル・タワーで輸送している。
ナットの中には居住区としての街や農園なども存在する。
そのキャピタル・タワーの終点がザンクト・ポルトであり、ここでフォトン・バッテリーの積み下ろしを行う。ザンクト・ポルトはスコード教にとっては最大の聖域とされている厳かな場所である。
L3宙域に残されたスペースコロニー群。宇宙世紀のスペースノイド残党が築いた国家であり、地球では近年の会議でようやく存在が公然化した。
スコード教ではタブーとされている宇宙世紀由来の科学技術を数多く保有しており、劇中では「シラノ-5」が登場した。
「シラノ-5」はかつての資源衛星
ルナツーを祖先とするコロニーであり、アパッチ軍港はドレット軍の中枢となっている。
行き過ぎた力の象徴たる
G-セルフもここで作られた。
元々は宇宙世紀時代からの技術を継承・管理していた
レイハントン王家が統治していたが、レコンギスタの実行やフォトン・バッテリー技術の解放には反対していたため、
ドレット家の起こしたクーデターによって滅び、現在はドレット家の傀儡政権となっているハザム政権が治めている。
軍事組織はドレット家の組織した
ドレット軍と本国の治安維持と防衛を目的とした
トワサンガ本国守備隊が存在するが、ドレット軍がトワサンガ政府を事実上支配しつつあるため折り合いが悪くなっており、レイハントン家の元家臣や領地民が参加している反政府レジスタンスも存在する。
金星方面にあるスペースコロニー。数多のフォトン・バッテリーの集合体である「
ビーナス・リング」とそれに付随する「
オーシャン・リング」の総称。フォトン・バッテリーの生産工場でもあり、ここからカシーバ・ミコシでザンクト・ポルトへ運ぶ。
「オーシャン・リング」は6つの「シー・デスク」を輪に繋いだもので、中央には資源採掘用の小惑星が鎮座している。その首都はロザリオ・テン。
ロザリオ・テンは中世を再現したクラシックな町並みを築いており、人類が地球から遠く離れても母星への憧憬が強く残っている。人工的に再現した
海が存在するのもその象徴だろう。
この地を管理するヘルメス財団総裁のラ・グーは穏健派のため、地球への帰還を臨む技術保全局の改革派やビーナス・グロゥブ一般住民、果ては長距離航行用輸送船「クレッセント・シップ」の離反者が
ジット団を結成している。
なお、よく勘違いされるが、地球から見て金星の方角にあるというだけで金星付近に存在するわけではない。実際には月からもう少し進んだところである。
それでも地球圏との行き来にはクレッセント・シップで片道数ヶ月を要するあたりかなりの遠方にある。
コロニーは各経済圏の統治下にあり、コロニー自体も経済圏傘下の企業の所有物となっている。
労働環境の問題から現地労働者と経済圏との間で軋轢が生まれており、貧富の差も激しく労働者居住区にはスラムも存在している。
コロニーの形状はシリンダー型が主流だが、スマホアプリ『
ウルズハント』に登場する金星圏内のコロニーは
フローティング・コロニーと呼ばれる独自の構造となっている。
なお、劇中では外伝、スピンオフ作品も含めて金星〜地球〜木星で開拓が行われて人類の生活圏が広がっており、『ウルズハント』では土星方面の開拓作業も行われていることが語られているが、地球圏より外は辺境扱いされているため、コロニーは地球圏に集中している。
アフリカンユニオン公営企業「ドルトカンパニー」の管理下にあるスペースコロニー群。地球からの距離は約150万kmで、L7に位置する。
全長約60km、直径10kmのコロニー計8基で構成され、ドルト2を始めとする労働者の居住区を兼ねる工業コロニー、地球から来た富裕層の居住区と大規模な商業エリアがあるドルト3、
テイワズの地球圏支部があるドルト6など、コロニーごとに異なるスタイルを持つ。
管理職は地球出身者でほぼ独占されており、下層市民の労働待遇や生活環境は悪く、
鉄華団の来訪を機にドルト2の労働者内の過激派が会社側に対するクーデターを起こし、コロニー全体を巻き込む大規模な反乱に発展。
ギャラルホルンの介入によって多数の犠牲者を出すが、クーデリアのメディアを通じた呼びかけでアフリカンユニオンから圧力がかかり、会社側が組合側の要求を受け入れたことで騒乱は収束する。
『ウルズハント』に登場する金星圏のコロニー。
金星の上空50kmに大気圧を利用して建造されており、火星よりも先に人類の入植が行われ、厄祭戦終結間際にも人の移住が行われている。
戦後はギャラルホルンが直接管理しているが、現在では罪人の流刑地としての運用が主であり、コロニー管理は住人に
丸投げされギャラルホルンは監獄の管理のみを行っているうえ、ギャラルホルンが直接管理している関係上一般住人は四大経済圏が発行するIDすら有していない。
ヨーロッパ風の街並みが特徴で水中にも居住区が建造され展望台からは金星の雲海が見られるなど非常に綺麗ではあるがギャラルホルン金星支部がコロニー管理の予算を年々減らしていることや辺境故に若者の流出は抑えられずに過疎化が進んでいる。
「フロント」の名称で登場。
企業が宇宙進出した結果、地球と宇宙での貧富の差が深刻化している世界である。
地球は各フロントに属する企業達の代理戦争の場として扱われ、絶えない紛争の中で宇宙からMSなどを買わざるを得ない状況になっている。
フロントは他作品のような巨大な人工物ではなく、小惑星を基部として建造されている。
アスティカシア高等専門学園はフロントそのものを巨大な教育施設として用いている。
電力はパーメットを利用した発電システムが使われており、全電源喪失を防ぐために発電系統と蓄電系統が複数存在する。
内部に植生している植物も防虫・防腐対策のための遺伝子操作が施されている他、人工重力の大きさは地球と同じ1Gで、各フロント居住者は宇宙生まれが大半でありながら無重力や弱重力による筋萎縮や骨量減少に苦しむ事なく、生涯にわたって宇宙で生活が可能になった。
フロントの管理はAIによって行われ、インフラロボットとしてハロが導入されている。
ヴァナディース機関の拠点となるフロント。ドミニコス隊の襲撃を受けた末に爆破される。
L4のフロント73区にあるベネリットグループの高等教育機関。
L4に位置するベネリット本社機能が集約されたフロント。
各部門フロアや美術館といった文化施設があり、御三家もCEO執務室や自社格納庫を置いている。
L4に位置するベネリットグループ有数の巨大開発施設。
生産や物流の機能も有しており、クワイエット・ゼロの中枢ユニットの開発もここで行われている。
◆ガンダムブレイカーシリーズ
『
3』DLCにて実用化されていることが明示された。また同作本編での宇宙ステーションも「MSが最初から実在する作品」のに比べるとかなり簡易的なものではあるが、ガンダム世界観におけるスペースコロニーと呼んで差し支えないであろう。
こちらではさすがにというか戦乱とは無縁の施設で、少なくとも『3』から30年後となる同作DLC最終話では実物のモビルスーツのチャーターが行えるなど「ガンダムシリーズの設定を再現する」というニュアンスもある程度持たされているようだ。
『3』は後の『バトローグ』『モバイル』『
4』とも世界観を共有しているが、『4』時点ではスペースコロニーについては特に言及されていない。
『3』開始時点で
軌道エレベーターが実用化されているほどに発達した世界観だが、『4』から数えても『3』DLCラストはあと24年くらい未来のため、4時点ではまだ完成していないとも考えられる。
【コロニー以外の宇宙居住区】
元々はスペースコロニー建造用の資源を採掘する為の基地であり、付随するマスドライバーを用いてサイド3以外のほとんどのコロニー建造の為の資源を供給した。
やがて基地近傍に恒久都市が建造され、宇宙世紀0027年にフォン・ブラウンの名前を冠して完成した。地球との定期便が運行しており、月面都市の中では最初に市政が布かれる。
その後、月の裏側にあるサイド3へ資源を供給するために別途としてグラナダ基地が造られ、この基地が後のグラナダ市となる。
フォン・ブラウン市は宇宙移民者増大により繁栄し、それにより都市の規模を拡大しクレーター底面に建造された最初の市街の上に積み重なるように拡張され、下層のほうでは天井に照明を配し、内部を照らしている。
その結果、経済的には豊かで犯罪発生率は低く治安は非常に良いレベルとなっているらしい。
グラナダ市は一年戦争時はサイド3近辺なのもあり、キシリア配下のジオン軍の勢力下に置かれ、工廠および軍事基地として改造された。
一応、ア・バオア・クー攻略前後でソーラ・レイ等で戦力を損耗していなければ、連邦軍はグラナダ侵攻も計画していた。
戦争後は連邦に接収され、グリプス戦役では元ジオン麾下のノウハウを行かし、連邦技術とミックスさせた
ハイザックや
マラサイを作ったり、エゥーゴの本拠地として運用された。
かのアナハイムの支社と工場も此処に置かれている。
後のシャアの反乱時の
ギラ・ドーガ系列もここの出身。
元々ジオンとも根深く、先の一年戦争末期の侵攻計画に加え、グリプス戦役時はコロニー落としやアクシズ落とし、コロニーレーザーで消し飛ばされそうになったりと、何かと標的にされては寸での所で危機を回避している運の良い都市。
グラナダ近辺にある工業都市。
エゥーゴの拠点があり、アナハイム重役との会合やネモ及び百式の生産が行われていた。
月の裏側に位置する自治都市。
元は月の裏側に初めて建設された観測基地及びコロニー建設の前進基地で、地球を見られない立地と住人の殆どがかつての観測基地隊員の子孫という自負から地球回帰願望・地球至上主義的思想が強く、ルナリアンにしては珍しい保守的な都市となっている。
月面のクレーター群を中心に建設されている軍事拠点。
月面に表出している設備は港湾の出入口と採光窓・プラント上層のみであり、MS工場や居住区画などの施設の大部分は宇宙世紀におけるフォン・ブラウン市のように地下に深く広く存在し、月に埋蔵された豊富な資源と巨大な技術力と生産力を利して、新型MSやMDの開発や量産が行われた。
ガンダム開発者はこの基地に幽閉されていたが、
ヴァイエイトとメリクリウスを開発したほか、監視を逃れながら下層部エリアで大破状態のデスサイズとシェンロンを周囲の強化改修していた。
第7次宇宙戦争期に旧連邦軍が月面に建設した最重要施設。
「
サテライトシステム」認証及び登録した機体の位置確認・追尾システム、マイクロウェーブ送信施設とそれを囲む多数の太陽光電池パネル、D.O.M.E.で構成されており、自動迎撃システムとして多数のマイクロウェーブGビットが配備されている。
施設周辺にはこれまで当施設を占拠しようとして撃退された者たちが運用していたと思しき兵器の残骸が散乱している。
ディアナ・ソレルたちムーンレィスの住む月面国家群の首都である月面都市「
ゲンガナム」が登場。人口は2千万人ほど。
場所は月の裏側だが実はかつての月面都市グラナダとほぼ同じ場所であり、都市そのものはグラナダを改造したものだとか…。
月面都市と言っても都市は月の地下に作られており、地下の浅い部分に造られた運河のドームで結ばれている。地球と同じ24時間周期で照明が調節され、地球から様々な生物が持ち込まれるなど地球環境に似せた雰囲気を作っており、運河には小型の鯨も生息している。
一般市民達は最下層にある都市で生活しており、資源の節約のためにコールドスリープにより人口増加を防いでいる。
連合軍基地としてプトレマイオス基地、アルザッヘル基地、ダイダロス基地、エンデュミオン基地が存在する。
いずれも大型の基地だが「SEED」本編前に
エンデュミオン基地が自爆、「SEED」終盤で
プトレマイオス基地が壊滅する。
「DESTINY」ではダイダロス基地が攻撃を受けザフトに制圧され制圧したザフト(というより
デュランダル)によって発射されたレクイエムによってアルザッヘル基地が壊滅、その後またダイダロス基地が最終決戦で攻撃を受け
∞ジャスティスガンダムと
アカツキの攻撃でレクイエムが大破。
「FREEDOM」では
ファウンデーションによりダイダロス基地がレクイエムごと修復されるも
ゼウスシルエットを装備したデスティニーの砲撃で壊滅...とほぼすべての月面基地が最低1回は壊滅している。
一方エンデュミオン基地は「FREEDOM」で再建されておりC.E.75年の連合軍基地としては唯一の月面基地となっている。
基地以外ではコペルニクスという中立の月面都市もあり、幼少期のキラとアスランが住み、友達になったのもこの場所。
『SEED』ではキラらの回想で僅かな描写があったのみだが、『DESTINY』ではアークエンジェルが情報収集の為に現地を訪れ、地球と変わらない街並みが作られている様子が描かれている。
またこの時ラクスは
ミーア・キャンベルと初めて対面する。
地球連合結成前のC.E.35年、大西洋連邦が月面プトレマイオスクレーターに極秘裏に建設した基地。
月面に勝手に軍事施設を建設したことに対しては世界中から非難が殺到したが、大西洋連邦は「これは『宇宙の警察署』である」と開き直っている。
地球軍の宇宙に於ける最大の拠点であり、「月本部」と呼ばれる事も多い。
大戦序盤はここから地球軍艦隊が度々発進していた他、ヘリオポリスを脱出したアークエンジェルは当初ここを目指していた。
大戦終盤にはプラントへの直接攻撃に向け戦力が集結、大艦隊が出撃するが、2発目のジェネシスの砲撃を受け壊滅。戦後もそのまま放棄されており、兵器の残骸が残るばかりとなっている。
プトレマイオスを失った地球軍が新たに設置した月面基地。プトレマイオスから南に行ってすぐ近くにある「アルザケル(アルザケール)」クレーターに設置されている。
『SEED DESTINY』の時代における宇宙軍の大型拠点で、第2次大戦開戦直後のプラント攻撃艦隊が発進した。
その後しばらくは主戦場が宇宙ではなくなったため出番も無くなっていたが、
デスティニープラン発表に際して動きが見られた事からレクイエムを照射され、コープランド大統領ごと配備された戦力の大部分と共に壊滅した。
アルザッヘル基地と同様地球軍が新たに設置した月面基地。要塞砲としてレクイエムを備えており、デストロイ複数機をはじめとした大型MAも豊富。
明言は無いものの基地司令も所属兵士も間違いなくブルーコスモス派と思われる。
基地司令に至ってはオーブから一人で逃げて来たジブリールを迎え入れ、本気でレクイエムを撃つつもりがあるというジブリールを「それは頼もしいお言葉だ。嬉しく思いますよ」「最近は必要だと巨費を投じて作っておきながら肝心な時に撃てないという優しい政治家が多いものでね。それでは我々軍人は一体何なのかと、つい思ってしまうのですよ」と、今から大量破壊兵器で民間人の大量殺戮をしようとしているというのに、何の良心の呵責も無いどころかウキウキしてさえしていた。
レクイエム第一射でアプリリウスを撃ち損ない、第二射で今度こそ首都直接攻撃に向けて準備を進めるも、ミネルバ隊の奮闘によりそれすらできなくなり、ジブリールはレクイエム放棄を決断。が、待ち伏せしていたレジェンドに始末された。
その後ザフトに基地ごと接収され上記のようにアルザッヘルを壊滅させるがジャスティスとアカツキの攻撃で再びレクイエムが大破。
「FREEDOM」では再び連合に所有権が戻ったものの作中ではファウンデーションが所有していた。連合からの引き渡しか占拠したかは不明だがおそらくは後者だろう。
レクイエムも修復されモスクワやエンデュミオン基地から出撃した連合軍艦隊に発射、多数の犠牲者を出すがコンパス部隊やオーブ艦隊の攻撃を受け最終的にゼウスシルエットを装備したデスティニーの砲撃で基地ごと壊滅した。
地球連合の月面基地の一つ。エンデュミオンクレーターに設置されている。
大戦序盤の「グリマルディ戦線」にてザフトの攻撃目標となっていた施設。軍事拠点ではなく資源採掘基地。
最終的に本来はレアメタル採掘の為の装置だったサイクロプスで友軍ごと自爆、放棄された。
『SEED FREEDOM』ではまさかの再登場。アルザッヘル・ダイダロスを失った事を受けて再建されたのか、レクイエムの破壊の為に地球軍艦隊が出発していた。
◆火星
宇宙世紀改暦以前から開拓地として注目されていたが、コロニーの開発成功に加え、木星やアステロイドベルトと比較しての経済的アドバンテージの低さから辺境として認識されている。
大気の改善が行われていない為、都市は「ラッピング構造体」と呼ばれる規格を採用しており、市外へはエアロックを介して移動する。
一年戦争後はジオン共和国による資本導入が行われているが、火星に流れ着いたジオン残党やティターンズ残党、
オールズモビルが様々な形で暗躍している。
テラフォーミングが行われた事で人類の居住地としての地位を確立。
急激な老化現象を引き起こす風土病の存在など、過酷な環境である事には変わりないが、複数の国家が樹立し、それらを統括する火星連邦政府が成立した事でアフターコロニーとは別の歴号であるマーズセンチュリーを採用している。
また、火星圏ではモビルスーツとは異なるカテゴリーの人型兵器としてマーズスーツが運用されている。
C.E.70年代初期にレアメタル採掘を目的に築かれた人類最大規模かつ最も地球から離れたコロニー群としてマーズコロニー群が存在。
地球・火星間では年に一度の定期便が行き来しており、プラント及びDSSDと交易を行っている。火星移民者はマーシャンと呼ばれ、地球圏の人間をテラナーと呼ぶ。
火星圏の開発事業者はナチュラルであるが、数少ない人員で過酷な環境下での開発事業を行う目的で必要な職種に合わせて遺伝子調整されたコーディネイターが現場を担っている。
これは
ギルバート・デュランダルの提唱するデスティニー・プランに似た社会構造であり、デュランダル本人も興味を示していた。
A.G.以前の過去(A.G.115年よりも150年前)に火星移住計画「マーズバースデイ」が持ち上がりテラフォーミングが実行され、試験的に16基のコロニーが建造された。
しかし、マーズレイと呼ばれる磁気嵐とそれに起因する風土病を克服する事ができずに計画は頓挫。
当時の地球連邦高官らは調査不足の責任追及から逃れる為に移民者は全員死亡しと発表し、その際に火星圏に取り残された者たちがヴェイガンとなった。
テラフォーミングが行われ、地球とほぼ同一の自然環境が構築されている(『ウルズハント』によればテラフォーミングには金星から輸入した二酸化炭素の温室効果が利用されている)。
地球〜火星間にかかる期間はギャラルホルンが管理する正規の航路を使えば片道最短3週間だが、ギャラルホルンに目をつけられたくない民間業者が独自に開拓した裏航路も多数存在する。
厄祭戦後に開催されたマルタ会議によって地球経済圏による分割統治が行われているが、経済回復を目的に結ばれた「EM経済協定」によって実質的な地球圏の植民地として扱われている。
P.D.205年にクリュセが制限付きでアーヴラウから自治権を獲得したが、地球重視の政策の反動から独立運動が活発化しており、クーデリアは火星ハーフメタルの規制開放による経済的自立を促すべく奔走していた。
また圏外圏という事もあり、治安は低く本来非合法である阿頼耶識システムが横行し、ヒューマン・デブリの取り引きも行われている。
一方で、地球圏では忌避されている義手・義足等のサイバネティック技術に対する嫌悪感は希薄になっている。
◆水星
『
水星の魔女』というタイトルだが、本編で
水星が出ることはない。
しかし無関係ではなく、『ゆりかごの星』というwebにて公開された短編小説の舞台は他ならず
水星である。
太陽系で最も太陽に近く、その距離僅か5791万km。
地表に大気がほとんど存在していない影響で、直射日光を浴びれば血液が沸騰し、逆に日陰ではマイナス100度を超える極寒という、非常に厳しい気候だが、パーメットという情報を伝達できる特殊な金属が唯一採掘できる場所であり、パーメットを技術基盤としているA.S.において水星はパーメット採掘事業で賑わっていた。
しかしながらパーメットが月でも採掘できると分かると採掘業者は居なくなり、水星には老人とかつて使われた設備のみが残された。
幼い
スレッタが生まれ育った土地であり、スレッタの夢は水星に学校を作ること。
スレッタは水星の周回軌道に浮かぶ軌道基地「ペビ・コロンボ23」で生活していたが、太陽の重力の影響で周回軌道に基地を留めるのも一苦労な上に、荷電粒子で電子機器の誤作動が絶えない過酷極まり無い環境にあった。
追記・修正はスペースコロニーに在住の方にお願いします。
- 作成乙 むしろ今まで無かったんか -- 名無しさん (2024-09-11 15:39:11)
- グリプス2ってどこのコロニーだったっけ -- 名無しさん (2024-09-11 15:46:34)
- 編集途中で他の人がコメント投稿してエラーになったんですが、うっかり「編集」を誤タップしてそのコメントを消してしまいました。どうすればいいでしょうか -- 名無しさん (2024-09-11 17:24:32)
- コロニー落としの影響力にジオンと連邦でギャップがあるのは、海がないせいで津波と海面上昇の被害のイメージがつかないからっていう考察があったな -- 名無しさん (2024-09-11 21:59:12)
- SEEDに出てくる砂時計型のコロニーって実際に似たような構想とかあったのかな。他作品で似たような構造のコロニーって見たことない気がする -- 名無しさん (2024-09-11 23:00:52)
- 言っちゃ何だけど、冒頭の台詞要らなくないか? 別にコロニーの是非善悪を問うような記述無いし。書くなら地球やコロニーの軋轢の歴史なんかももっと記述すべきと思うが -- 名無しさん (2024-09-11 23:11:15)
- コロニー落としの威力と海面上昇の程度は後付で盛られてる部分があるので昔の作品見ると印象が違ったりする。まあ貴重な宇宙都市を無駄にして虐殺した点は変わらないけどね -- 名無しさん (2024-09-12 01:20:54)
- 概要の「数百から数千人の人類が〜」は流石に誤記だよな?途方もない数のコロニーが必要になりそうで笑っちゃった -- 名無しさん (2024-09-12 01:24:46)
- 宇宙世紀のサイドは一年戦争後に番号が振り替えになっているのがクッソややこしい。例えば一年戦争時のサイド6は戦後はもうサイド6じゃなくなってるけどガノタだけじゃなく公式までたまに間違えていたりする -- 名無しさん (2024-09-12 02:00:54)
- ↑2 ソーラレイにされたジオンの「マハル」は150万人の住民を短期間で強制疎開させてて基本的にあの辺の居住用コロニーは一基で数十万以上の居住を想定してる -- 名無しさん (2024-09-12 02:32:18)
- 宇宙世紀だとクジラ絶滅してるんだ…… -- 名無しさん (2024-09-12 07:08:23)
- ↑マリン・ハイザックにはシロナガスクジラの生態調査に使われたって設定があるから少なくとも一年戦争終了時点では絶滅してないはず。それ以降はわからないけど。 -- 名無しさん (2024-09-12 09:09:15)
- あんな筒でもジオンが独自に艦艇を配備出来るぐらいの国力があるのを見ると、言うほど貧しいか?と思ってしまう -- 名無しさん (2024-09-12 10:20:11)
- ずっと気になってるんだけど空気を作りだしたり生活用や生命維持に必要な水はどうやって確保してるんだろうと疑問に思ってる -- 名無しさん (2024-09-12 10:30:10)
- ↑9 項目冒頭の台詞はこのままでいいと思う。人たちの価値観や歴史ってものの表現になってると思うし。 -- 名無しさん (2024-09-12 10:44:11)
- プラント砂時計型って体積に対して居住可能面積が低いように思うんだけどあの形状はどういう点で優れてるんだろうか -- 名無しさん (2024-09-12 13:43:17)
- ↑ 元々プラントって工場目的じゃなかったっけ? -- 名無しさん (2024-09-12 14:59:16)
- ↑4 使用したものを循環させて再利用。現実の地球と同じでしょ -- 名無しさん (2024-09-12 23:30:27)
- ↑排気ガスとかの汚染物質にナーバスなのも密閉空間というのもあるけど、浄化装置のキャパシティ越えるorそもそも浄化できないってのもあるんだろうな -- 名無しさん (2024-09-13 15:47:41)
- アナハイムは連邦とズブズブの汚職企業と言われるけど(実際そうだし)、コロニー公社もだいぶそういう面があるようだ -- 名無しさん (2024-09-13 19:35:07)
- 原子力潜水艦では水を電気分解して酸素作ったりしてるし資源衛星から氷とか掘り出せれば何とか…いやコロニーサイズだと無理かなさすがに -- 名無しさん (2024-09-13 21:37:19)
- 木星圏も宇宙世紀とPDで木星周辺にコロニーがあるな。小惑星の居住区もアクシズとかあるけどさすがにそこまで触れると長くなりすぎるな -- 名無しさん (2024-09-13 22:49:01)
- ↑11 Vガンダム37話でも鯨に関して言及はされている -- 名無しさん (2024-09-13 23:02:47)
- コロニーでビームを撃つのはNGというのはよく聞く話だけど、実際はコリオリ力で弾道が逸れまくるせいで実弾兵器の方が危険らしい -- 名無しさん (2024-09-14 06:17:06)
- ↑あと人工重力を遠心力で発生させてるから、回転と逆向きに撃つと遠心力が相殺されて弾が浮かび上がってしまうのもある -- 名無しさん (2024-09-14 06:23:22)
- 遠心力によらない人工重力があるってだけでもGガンダム世界の技術力がぶっちぎってるのがわかる。しかもタッグバトル戦での人工重力発生装置の形はwww -- 名無しさん (2024-09-14 08:09:46)
- スペースコロニーを舞台にしたトラブルハンターKで、本当は2階から玄関ポーチに飛び下りてそこから地面に降りるつもりが、コリオリ力でそのまま地面に墜落死した泥棒の話があったな。他に放射線を防ぐ為に地面を作ってるので地下室や庭に小さな池を作るだけでも許可が必要とされてた。 -- 名無しさん (2024-09-14 09:39:03)
- サイド1の1バンチのシャングリラは理想郷の意味で3バンチのエデンは -- 名無しさん (2024-09-14 10:54:48)
- 途中送信失礼。エデンも理想郷の意味で、他にもアルカディアやエルドラド、エリュシオンにヘヴン、アイランドイーズ(イーズは安楽土の意味)などよさそうなネーミングになってるのが比較的目立つ気がする。そう考えたら7バンチのケルンがそういった意味合いなくて古いコロニーの名前としてみると少し浮いて見える(他の初期バンチの名も不明だが) -- 名無しさん (2024-09-14 11:01:27)
- ガンダムシリーズ以外ではスペースコロニーはまったく出ないか出てもチョイ役のことが多い。まあ他のSFだと人工惑星とかテラフォーミングとか普通にやってるし、コロニーに住む利点が無いんだろう。ガンダムシリーズの文明設定が特異なのがわかる -- 名無しさん (2024-09-14 11:18:51)
- ↑ぱっと浮かんだのは「ポリスノーツ」あたり。あれもとても険しい問題点が物語の軸になってた -- 名無しさん (2024-09-14 14:59:41)
- メトロイドシリーズにもスペースコロニー出てきたけど大体研究施設のことが多かったなぁ -- 名無しさん (2024-09-14 17:41:35)
- エイリアンシリーズもテラフォーミングした惑星に人が住んでるし、出てきたコロニーはセヴァストポリ宇宙港やルネッサンス研究施設とかそんなのばかりだった -- 名無しさん (2024-09-14 18:02:36)
- ↑3ガンダムはパワードスーツでの宇宙漂流記の企画を巨大ロボットアニメに変更したから戦闘の舞台も宇宙船内というわけにいかなくなってこうなったんだっけか -- 名無しさん (2024-09-14 18:26:42)
- 製作側で考えると、球体に色をつける惑星の方が作るのが楽だしぶっ壊す時も作画がやりやすいのはあるかもしれん -- 名無しさん (2024-09-15 01:05:42)
- 未来世紀でも火星はテラフォーミング中で住めるけど寒いという台詞があったような -- 名無しさん (2024-09-15 07:22:10)
- 最近の研究でも「コロニーを作るくらいなら小惑星を改造した方が安上がり」という試算が出てるらしい。ガンダム以外でコロニーが衰退したのも研究の進歩もあるのかも。 -- 名無しさん (2024-09-15 11:31:47)
- 有名どころだとインターステラーでは最終的な移住地までの繋ぎだったし、この項目冒頭の台詞の多くのように作劇的には本来望ましくない住処という火種の意味が大きいのかもね。なんかGガンだけ順応しきってるけど -- 名無しさん (2024-09-15 11:50:15)
- ガンダムブレイカー世界でも30年後にコロニーが存在することが確定してるけどどんな立ち位置なんだろうか 少なくとも大規模な戦争は起こってないみたいだけど -- 名無しさん (2024-09-15 20:06:50)
- 宇宙世紀改暦セレモニーをやったラプラスは宇宙ステーションの規模だけどスタンフォードトーラスの構造だったな -- 名無しさん (2024-09-17 09:30:28)
- 正暦が始まる前に、黒歴史の月光蝶で全コロニーが消滅したってことだけど、犠牲者はどれほどだったんだろう -- 名無しさん (2024-09-30 14:47:34)
- ↑1000億くらいかねえ。というか、ターンタイプの出自からしてとっくの昔に外宇宙に人類が出ていってるのにいまだにコロニー暮らししてるって、ガンダム世界はどんだけテラフォーミングが苦手なんだか -- 名無しさん (2024-10-06 20:02:24)
- ↑宇宙世紀の段階でも宇宙になんて住みたくない!地球がいい!って手合いがごまんといたんだし、更に太陽系外出るってなったらいろいろとお察しなところはある。 -- 名無しさん (2025-02-18 17:29:03)
- 月面や小惑星に居住区を作る技術は確実にあるわけで、オニールシリンダーにこだわる動機があるとしたら1Gに対するこだわりかねえ -- 名無しさん (2025-03-02 23:01:40)
- 視認性の悪い「黒地に赤文字」での表記を赤文字のみに変更しました -- 名無しさん (2025-04-06 15:07:18)
- 流石にこれに自走機能つけて空母にしようとは誰も考えなかったな -- 名無しさん (2025-04-06 15:24:16)
- 中立はサイド6だけか -- 名無しさん (2025-04-13 16:10:24)
最終更新:2025年04月13日 19:55