ナイツ&マジック

登録日:2020/10/18 Sun 22:51:59
更新日:2025/06/08 Sun 13:26:16
所要時間:約 23 分で読めます





銀の騎操士、異世界に舞い降りる



『ナイツ&マジック』とは、小説家になろう発祥の小説作品。
コミカライズ、及びTVアニメ化もされている。


作:天酒之瓢(Hisago Amazake-no)
画:黒銀(Kurogin)
コミカライズ版:加藤拓弐(Takuji Kato)



概要

前述の通り、小説家になろうにて2010年より連載が開始された作品。
2025年現在も最新話の執筆が継続され続けている。
小説家になろうでのタイトルは、アルファベット表記の「Knight's & Magic」。
文庫作品としては2013年よりヒーロー文庫から刊行されている。
既刊11巻(2021/11時点)

コミカライズ版は2016年4月より、ヤングガンガンにて連載されていた。
全17巻。
コミカライズ担当の加藤氏が原作に理解があり、絵が上手くてメカデザインも出来て本人も熱烈なロボットアニメ好きという
まさに理想的なコミカライズ作品。

TVアニメ版は2017年7月より、全13話にて放送された。
ヒーロー文庫初のアニメ化作品でもある。
しかし13話までという制約の中で大西域戦争終結までを映像化したため、展開がかなり駆け足になっている。
そのため省略されたエピソードや人物も多く、補完には原作か漫画を読むことを推奨。
当然と言うか必然と言うか、ロボットアニメのオマージュも多く、NT空間やらダイジェストロリウェイ○○が僕を呼ぶ!など、気付くとニヤリとできる物も多い。

書籍化がなされた作品ではあるが、小説家になろう内における書籍化に伴う閲覧制約は受けておらず、2025年現在も全話閲覧可能となっている。
なお、文庫版では一部メカニック設定やキャラクターの出番等が異なっている。

あらすじ


凄腕のプログラマーであり、筋金入りのロボット好きである倉田翼は、ある日交通事故にて命を落としてしまう。
しかし、彼はその生前の記憶、つまり天才的な技術と趣味への情熱を持ったまま、別世界で「エルネスティ・エチェバルリア」として生まれ変わった。
その世界には『幻晶騎士(シルエットナイト)』と呼ばれる、魔法仕掛けのロボットが存在する世界だった。
憧れの存在と出会ったエルは、騎操士(ナイトランナー)となって自分だけの幻晶騎士を造り上げるという夢に向かって、暴走に近い勢いで突き進むのであった。


主な登場人物


フレメヴィーラ王国


セッテルンド大陸の東側における、唯一の国家。
森林に富んでおり、魔獣も数多く存在する。
西方諸国にとっては魔獣の盾となっており、ジャロウデク王国からは「魔獣番」と蔑まれる事も。
そういった地理的条件から、この100年程度は他国からの侵略、攻撃などは受けずにいたという歴史を持つ。


  • エルネスティ・エチェバルリア
CV:高橋李依
本作の主人公。愛称はエル。
ライヒアラ騎操士学園の教官である父と学園長の祖父、そしておっとりした性格の母を持つ。
生前は倉田翼(CV:阪口大助)という凄腕のプログラマー。享年28歳。
その記憶を持ったまま、この世界に生を受けている。つまりかわいく見えても中身は40近いオッサンである*1

3歳の頃に幻晶騎士を目にして以来、騎操士となる夢を抱く。
そして、プログラマーとしての技術*2とロボットオタクとしての情熱を持って、常人離れした速度で学習を続け、狂人とまで言われるほどとなる。
幼い頃から続けた努力は着実に身についており、体力、魔力、共に常人のそれを遥かに上回っている。
そのせいで憧れの幻晶騎士でさえ、本気で操ると数時間で使い潰してしまうほどにまで成長してしまう事となった。

当初はパイロットである「騎操士」が目標だったが、それだけに飽き足らず、自分で幻晶騎士を持つ、更に自分専用の幻晶騎士を作り上げるといった具合に野望はグレードアップしていく。
その情熱は度々発揮され、この世界の技術レベルでは思いつきもしない発想で次々と幻晶騎士に技術革新を起こしている。
誰が呼んだか「綺麗なショット・ウェポン」。
ただし勘違いされやすいが、彼自身の専門はあくまでプログラミングであるため、実はハード面の技術については基本的にアイディア止まりである事が殆ど。
平たく言うとアムロよりキラに近いタイプ。
後に彼自身を守るため、そして仲間や先輩らと共にある為に、『銀鳳(ぎんおう)騎士団』が組織され、その団長も勤めることとなる。
その後も暴走を続けた結果、幻晶騎士絡みの案件に限ってトンデモない権力を誇る重要人物にして危険人物と化した。
なお、前世の社会人経験と本人の倫理観もあってか、負うべき責任はキッチリ負うことを自らに課しており、事を起こす際は周囲への根回しも怠っていない。

そんな凄まじい性格に反して、見た目は華奢な少年であり、同年代の者と比べても小柄な体躯をしている。
母親譲りの銀髪をセミロングに伸ばしていることもあり、少女に間違われる事もしばしば。
成長しても見た目にほぼ変化がない合法ショタ。ついでに中の人は筋金入りのショタコン。
また、ロボ>>>>>>女性という興味もあって、ロボを見てる時にアディやティファに抱きつかれるとむしろ不機嫌になる場面も。
顔を赤くするのはむしろ興味深いロボに出会った時。メカの顔しやがって。
だがアディに気がないわけではなかったようで、ボキューズ大森海より帰還後、アディと結婚。
新婚旅行用に組み上げたロボット(事実上の新型試作機)と共にキッドのいる空の浮遊大陸へと向かう。

基本的に技術畑の人間で自身から何かに敵対する事は少ないのだが、自身に敵対する人間には容赦はしない。
また、様々な技術にたいして敬意を持つ一方、「幻晶騎士に乗りたい」という一番の望みに反する技術(幻晶騎士ではなく空中戦艦への情勢変化の可能性)に対しては個人的な主義主張によって叩き潰した。


  • アーキッド・オルター
CV:菅原慎介、東内マリ子(幼少期)
エルの幼馴染である双子の兄。愛称はキッド。
妾腹の子で貴族の端くれである以外は平凡な少年だったが、エルと出会った事により、彼と共に夢を目指す事となる。
妹のアディ共々魔法の才能に長けており、エルと過ごす事でその才能は飛躍的に伸びていった。
アディに比べると魔法の扱いは大雑把。その反面、剣の腕は3人の中では一番である。
銀鳳騎士団の設立後はアディと共に団長補佐として参加。
エルがエルであるがゆえに、主人公がしばしばやる「お姫様にフラグを立たせる」はキッドの領分に。
結果、クシェペルカの王女エレオノーラとは互いに想い合うようになり、その辺を察したエムリスに付き人として指名され、大西域戦争後はクシェペルカに出向。
その後、エルに先んじてエムリスと共に空の大陸へと乗り出す。
そこで現地妻を作った。

  • アデルトルート・オルター
CV:大橋彩香
エルの幼馴染である双子の妹。愛称はアディ。
可愛いものに目がなく、可愛い物がないと不機嫌になる。ただ、可愛いかどうかは彼女の独自基準である。
少女のような見た目のエルをぬいぐるみのように扱っており、当初は事あるごとに抱きついたり同衾さえもしたが、異性として扱っていなかった。
しかし、エルと共に過ごしていくうちに、真剣に想いを寄せていくようになる。
兄のキッドに比べ、繊細な魔法の使い方を得意としている。
性格の方はどちらかというと明るく活発なタイプ。
また、感覚派な所もあり、複雑な幻晶騎士の扱いには長けていても、それを人に指導することは不得手である。

  • バトソン・テルモネン
CV:藤原夏海
エル達の幼馴染である、ドワーフの少年。愛称はバト。
エルの愛用する魔法の杖という名の銃剣銃杖(ガンライクロッド)ウィンチェスター」も、彼とその父が作ったもの。
Web版では割と早めにフェードアウトしてしまうが、文庫版他では銀鳳騎士団にも参加し、騎士鍛冶師としてエルの力となり続ける。

  • ステファニア・セラーティ
CV:千本木彩花
ライヒアラ学園の生徒会長にして、キッド、アディの異母姉。愛称はティファ。
キッドらは彼女に頭が上がらない様子だが、彼女自身はそういった垣根もなく接している。
アディと同様、エルをぬいぐるみ扱いしているが、特に恋愛感情とかはないようだ。

  • エドガー・C・ブランシュ
CV:内匠靖明
エル達の先輩騎操士。
学生時代から優秀な騎操士であり、実力、性格、共に騎士として申し分ないものである。
その反面、生真面目で朴念仁な面も度々見られる。

  • ディートリヒ・クーニッツ
CV:興津和幸
エル達の先輩騎操士。愛称はディー。
エドガーに匹敵する実力を持ちながら、ムラのある性格。
陸皇事変では恐怖のあまり仲間を見捨てて逃走という醜態を晒してしまうが、よりにもよってエルに見られてしまったためエルにボコられ機体を強奪される。
が、その反省とエルの超人的な操縦を間近で目の当たりにした事で改心。エルの新型機開発にも積極的に参加して頭角を現し、銀鳳騎士団設立後は第2中隊長に。
自身にとって陸皇事変が大きな転換点になったこともあり、エルに大きな恩義を感じている一人。

  • ヘルヴィ・オーバーリ
CV:伊藤静
エル達の先輩騎操士。
褐色巨乳で面倒見のいい姉御肌な性格。
エドガーに想いを寄せているが、それを素直に表せず、彼に対抗する形で表現していた。
Web版では銀鳳騎士団設立後はフェードアウトしてしまうが、文庫版以下メディアミックスでは第3中隊長に就任し出番が増えている。

  • ダーヴィド・ヘプケン
CV:伊丸岡篤
鍛冶士仲間から「親方」と呼ばれて親しまれているドワーフの青年。
原作ではボサボサ頭に立派なヒゲ、アニメとコミカライズ版ではドレッドヘアに無精ヒゲのいかつい見た目だが、これでもエドガーらと同年代*3
テレスターレ開発に端を発したエルの無茶ぶりについていった結果、エルの暴走に欠かせない人物と化しており、事実上エルに次ぐ重要人物である。

  • ノーラ・フリュクバリ
CV:加隈亜衣
藍鷹(あいおう)騎士団に所属する女性騎士。銀凰騎士団発足後、エルとの連絡役として銀鳳騎士団と行動を共にする。
クールな長身美女であり、アディは一方的に恋のライバルと認定したが、彼女自身はエルに恋愛感情は抱いていない。

  • アンブロシウス・タハヴォ・フレメヴィーラ
CV:菅生隆之、竹内良太(青年期)
フレメヴィーラ王国第10代国王で「獅子王」と称される名君。
エルの技術に早くから目を付け、魔力転換炉の製法と引き換えに新型幻晶騎士の開発を命じた、ある意味エルの暴走の元凶。
騎操士としても一流の腕前を持っており、魔獣の群れに囲まれても欠員を出すことなく脱出に成功した逸話を持ち、老いた現在でも若いエムリスと互角の勝負を繰り広げる。
幻晶騎士改良に情熱を持っていたが大きな成果を得られず、エルの革新的な技術開発はアンブロシウスにとってはこれ以上にない吉報であった。

  • リオタムス・ハールス・フレメヴィーラ
CV:相馬康一
アンブロシウスの息子で後のフレメヴィーラ王国第11代国王。
性格は父に似ず冷静沈着だが父同様有能な人物。その反面、エルや実父・息子の行動で頭を悩ませることも多い苦労人。

  • エムリス・イェイエル・フレメヴィーラ
CV:小野大輔
アンブロシウスの孫の1人でリオタムスの次男である、フレメヴィーラ王国の王子。
大柄な体躯と豪快な性格の持ち主で、いわゆる脳筋だが昔のアンブロシウスを知る者からは瓜二つと言われている。物語当初はクシェペルカに留学しており、リオタムスの王位継承を機に帰国した。
騎操士としてもパワーのある幻晶騎士を好むが、決して力押しだけでなく、技術も非常に高い。
次男なため王位継承権が低いにしても王族でありながら最前線に赴くことが多い。
後に正式な大使として再度クシェペルカに渡るのだが・・・国際問題になる行動を連発。当初は「若旦那」呼びしていたエルも「バカ旦那」と呼ぶことになる。

  • クヌート・ディクスゴード
CV:土師孝也
公爵でアンブロシウスの側近。若かりし頃から主君アンブロシウスの無茶に振り回されており「猛獣使い」と呼ばれている。
かつて幻晶騎士の改良を試みたものの限定的なものに終わったことで幻晶騎士開発の難しさを身をもって理解しており
当初エルの政治的野心を疑い領地に軟禁・問い詰めるも、エルが主君と同類であったことを認識し以後はバックアップに努めることになった。

  • ヨアキム・セラーティ
CV:木下浩之
侯爵で双子とステファニアの実父。妾のイルマタル(双子の母)は側室に迎えるつもりだったのだが、正室が嫉妬深すぎて承知せず別居せざるを得なかった。
双子のことももちろん父親として愛しているのだが、悲しいかな当の双子からは誤解されて苦手意識を持たれている。
当初はディスクゴード公と同様にエルを危険視しており、監視するために(その意を伏せて)エルの動向を伝えるよう双子に命じたが、テレスターレの一件以降は認識を改めている。


クシェペルカ王国

西方諸国の一国であり、西方諸国の中でも最大勢力の一角。
フレメヴィーラとは王族同士が親戚関係にある。
大西域戦争を引き起こしたジャロウデク王国の侵略を受け一度崩壊するが、フレメヴィーラより素性を隠して派遣された銀鳳騎士団の援護もとい大暴れにより領地を奪還。即位したエレオノーラを女王として再興する。

  • エレオノーラ・ミランダ・クシェペルカ
CV:田村ゆかり
クシェペルカ王の一人娘であり、王位継承権第1位。愛称はヘレナ。
甘やかされて育ったためか、心の弱い一面があるが、ジャロウデクの侵攻によって危険に晒されながら成長していく事となる。
後に自分の騎士となってくれたキッドに好意を抱くようになり、最終的に周囲の反対を押し切って無理矢理キッドと結婚した。
しかしキッドに対して、少々ヤンデレな一面を見せる事も…。

  • マルティナ・オルト・クシェペルカ
CV:田中敦子
アンブロシウスの娘であり11代国王のリオタムスの妹。クシェペルカには王弟フェルナンドの妻として嫁いだ。
血筋故か剛毅な性格の女傑だが、甥のエムリスの行動に頭を悩ませている。
Web版ではエル達に救出された後は出番がないが、文庫版では夫フェルナンドがほぼ出番なしで戦死したためWeb版におけるフェルナンドの役割を引き継いでクシェペルカ側の主要人物となる。

  • イサドラ・アダリナ・クシェペルカ
CV:朝井彩加
マルティナの娘でありエレオノーラの従姉でエムリスの従妹、彼を「リース兄」と慕っている。
やんちゃで勝気な性格でエムリスに剣術の稽古をつけてもらっている。
果ては幻晶騎士の操縦の心得まであるが、こちらは動かせる程度。


ジャロウデク王国

西方諸国の一国。
かつての大国『世界の父(ファダーアバーデン)』の後継であるとの自負があり、統一国家再建のため、他国に戦争を仕掛ける。
ちなみにアニメでは全体的にかなり禍々しいデザインになっているが、これは現国王の趣味の産物という裏設定があるらしい。
--ま--た--趣--味--人--か--。-

  • クリストバル・ハスロ・ジャロウデク
CV:千葉進歩
ジャロウデクの第二王子。愛称はクリス。
戦好きな性格で、自ら前線に赴くことを厭わない。
アニメでは癇癪持ちなところが強調され小物感が否めないが、実際は将としても騎操士としてもそれなりに優秀な人物。
相手が悪すぎたとしか言いようがない。

  • カタリーナ・カミラ・ジャロウデク
CV:櫻井浩美
クリストバルの姉。
制圧後のクシェペルカを政治的に支配し、好戦的なクリスの補佐をする。

  • ケルヒルト・ヒエタカンナス
CV:井上喜久子
フレメヴィーラ王国に潜入していた、銅牙騎士団の団長。
テレスターレ強奪作戦の首班。
本来は間者であるが、性能差があったとはいえ、エドガーを打ち破るほどの騎操士としての腕前も併せ持っている。

  • ドロテオ・マルドネス
CV:稲田徹
ジャロウデクの誇る武人。
クリスの目付け役として同行していたが、謹慎中にクリスを喪った事で、鬼神とエルへの復讐心を燃やす。

  • グスターボ・マルドネス
CV:松風雅也
ドロテオの養子。
「剣は強いから剣を沢山付けた方が強くなる」というキチガイ異常な思考を持っている。
その一方で、部下の浮き足立った様子を悟る観察眼や、戦闘中にも他の機体への妨害を行う冷静さを併せ持った凄腕の騎操士。

  • オラシオ・コジャーソ
CV:中村悠一
ジャロウデクの技術士官であり、飛行船の生みの親。3人目のキチガイ
エルが幻晶騎士バカならばこちらは飛行船バカであり、自分の作り出した飛行船で空を飛ぶ事を生きがいとしている。
アニメ版最終話ではエルと幻晶騎士派VS飛行船派でニュータイプ空間を展開して視聴者の腹筋を崩壊させた。
エーテルを研究していた隠者系学者の家系出身。空への憧れから自身の理論と一族の研究成果を持って出奔し、現在に至る。

慇懃無礼ながら技術者としては超一流であり、「純エーテル作用論」に基づいた源素浮揚器の発明だけでなく、
イカルガを目撃した兵士たちからの聞き取りだけで魔導噴流推進器の仕組みを理解し模倣に成功している。


ボキューズ大森海

セッテルンド大陸の東部、フレメヴィーラより更に東に位置する、人類未踏の大森林。
飛空船を得たことでエルネスティ達が訪れる事になるが、魔物以外に瞳の数で主従関係の決まり、数多の部族に分かれる『巨人族(アストラガリ)』と、それに従う人類『小鬼族(ゴブリン)』が存在していた。

  • 三眼位の勇者(フォルティッシモス・デ・ターシャスオキュリス)
カエルレウス族の戦士。
森に落ちたエル、アディと出会い、当初は誤解もあったものの、エルの力を認めた事で彼を迎え入れる。

  • 四眼位の小魔導師(パールヴァ・マーガ・デ・クォートスオキュリス)
4つの眼を持つ四眼位の巨人の少女。
まだ幼いが、先代の指導者である魔導師が急死した事によりカエルレウス族の指導者となる。幼名はラーミナ。
学びの途であったため力不足を痛感しており、エルと三眼位の勇者の決闘を観戦していたこともありエルとアディに弟子入り。二人のことは師匠(マギステル)と呼ぶ。二人からは通名から転じて「パール」の愛称で呼ばれている。
…弟子入りしたはいいのだが、巨人族が扱う魔法のレベルをさほど確認しないまま世界最高峰の二人から幻晶騎士が使う戦術級魔法を基準に教えを受けたため、ごく短期間で魔法に限り巨人族の中でもぶっちぎりの実力者になってしまった。

  • ナブ
ラーミナの友人である巨人の少年。
上記の勇者と同じく3つの眼を持つ三眼位であり、彼も勇者となるのが目標。
エル達に興味を持ち、彼と関わっていく事で、パールと共に銀鳳騎士団の一員となる。

  • 小王(オベロン)
ルーベル氏族に使える小鬼族の長。
その正体はアルヴの民であり、穢れの獣を操って暗躍する。



幻晶騎士(シルエットナイト)


本作に登場する、巨大人型ロボット。
パイロットは「騎操士(ナイトランナー)」と呼ばれる。
頭脳の役割を持つ「魔導演算機(マギウスエンジン)」、心臓となる「魔力転換炉(エーテルリアクタ)」、筋肉となる「結晶筋肉(クリスタルティシュー)」、骨格となる「金属内格(インナースケルトン)」、そして鎧となる「外装(アウタースキン)」の5つの要素から組み上げられている。
周囲から吸入した大気中のエーテルを魔力転換炉が魔力に変換し出力、結晶筋肉がエネルギーパックとして魔力を蓄積している。
過剰出力によって一時的なエネルギー切れはあるが、完全に停止することはなく動いていればそのうちまたチャージされる。

心臓部である魔力転換炉は外部のとある一族が製法を秘匿しており、一般流通している書物に記載されている製法も虚偽のもの。
その為生産性に難がある。

また、幻晶騎士自体は魔法を放つ事は出来ないが、いわゆるオプションとして遠距離魔法攻撃用装備「魔導兵装(シルエットアームズ)」が存在する。
これによって、同じ機体でも多彩な攻撃が可能であり、様々な局面に対応が可能となる。
本来その操縦方法は人体を動かす、人の力を拡大するようイメージする必要があったため、むしろ人型でないといけないという制約があったが、後にエルのアイディアによって幻晶騎士はこの枷から開放される事となる。


フレメヴィーラ王国の幻晶騎士


  • カルダトア/カルディアリア
全高:10.0m
重量:18.0t
物語開始当初のフレメヴィーラ王国における現制式機であり、この国における幻晶騎士の代名詞のような存在。
様々な魔獣に対抗するため、性能面では突出した面を持たない代わりに扱いやすく、操縦性も高いオールラウンダー。
開発から実に100年も現役で戦っている。
カルディアリアはカルダトアを改良した指揮官機だが、性能自体に大きな差は無い。

  • ハイマウォート
カルディリアをカスタマイズした、朱兎騎士団長モルテン専用機。
大型のハンマーを自在に操り、テレスターレにさえ力負けしない重量級の機体。

  • サロドレア
カルダトアの1世代前にあたる旧式機。
ライヒアラ学園の所有する訓練用幻晶騎士は、このサロドレアが払い下げられたもの。
グウェール、アールカンバーも元々はサロドレアを改修したものであり、生徒達のカスタマイズと趣味によって今の姿となった。
カルダトアに比べ整備性に難があるが、戦闘面での性能は大差がない。
…にも関わらず世代交代に300年かかっているあたり、この世界のメカニックの進化の遅さを物語っている。


  • レーデス・オル・ヴィーラ
サロドレアをベースに建造された国王専用機。アンブロシウスによれば守りに秀でた機体とのこと。
アニメでは王座の後ろに鎮座している様子が描かれているが、稼働した描写はなし。

  • グゥエール
全高:10.4m
重量:18.7t
ライヒアラ学園が所有する、訓練用幻晶騎士。
紅い外装に複数の長剣を装備した機体。
は有しておらず、二刀流で戦う攻めが主体の機体だが、やはり訓練機であるため性能もそれなりである。
主な騎操士はディートリヒだが、エルが強奪。しかしエルの体格では諸々に手が届かないため、魔導演算機をハッキングして内部の術式を改良しながら直接制御し操縦、ベヘモスすら翻弄する性能を発揮したがその代償に自滅同然に大破。
後にテレスターレ仕様で再建され、外見以外はテレスターレと遜色ないものとなった他、腕部に内蔵式魔導兵装「ライトニングフレイル」を備える事となる。
エルが乗ったのは一度きりだが、アニメOPではタイトルバックを飾るなど事実上の初代主人公機として扱われている。

  • アールカンバー
全高:10.1m
重量:18.4t
ライヒアラ学園が所有する、訓練用幻晶騎士。
純白の外装に巨大な剣と盾を有した、騎士らしい機体。
騎操士であるエドガーの腕前もあり、学園では最強と呼ばれていた。
先輩から引き継いだ機体ではあるが、エドガーは相棒として愛着を抱いている。
カザドシュ事変にて強奪されたテレスターレと交戦するが、撃破され大破。

  • トランドオーケス
ヘルヴィの操る訓練用幻晶騎士。
サロドレアの改修機であるが、元の機体から大きく変化している部分は見られない。
漫画版では一部カルダトアの装甲を流用している他、右腕に篭手型の装甲を装備している。
再建と前後してテレスターレの開発計画が立ち上がったため、テレスターレの1号機に生まれ変わることになる。

  • テレスターレ
全高:9.8m
重量:18.9t
エルが国王アンブロシウスに突き付けられた課題に応えるべく、騎士科・鍛冶師科の先輩らと作り出した、新型の幻晶騎士。
本来は単一で扱う結晶筋肉を編み込み、強度、伸縮性を大幅に向上させた「網型結晶筋肉(ストランドタイプクリスタルティシュー)」を使用し、出力を増大。
更に、機体背部に魔導兵装を装備する為の「補助腕(サブアーム)」を備え、これまでの魔導兵装を「背面武装(バックウエポン)」として装備する事で、格段に攻撃性能をアップさせている。
人体に無い補助腕を操作するための「火器管制(ファイアコントロール)システム」を搭載。
それらによって増大した魔力消費を補うための「板状結晶筋肉(クリスタルプレート)」「蓄魔力式装甲(キャパシティブレーム)」を使用。
魔力消費や操縦性の悪さについては課題の残る機体ながら、問題点の改善は国の機関である国立機操開発研究工房(シルエットナイトラボラトリ)(通称国機研)に丸投げ引き継いだ。
ベースにはベヘモス戦によって大破したサロドレアが使用された。
ただ、ベースと言ってもほぼ全面的な改修が加えられた為、元の機体のパーツは2割程度しか使われておらず、文字通り全く新しい幻晶騎士といっていいだろう。
これだけの技術革新を詰め込んだ機体ながら、エルにとっては夢への土台に過ぎず、エルは更なる飛躍を目指すのであった。

しかし、その技術に目を付けたジャロウデクによって、カザドシュ事変(テレスターレ強奪事件)が発生。
エル達の奮闘で何機かはその場で撃破できたものの、1号機を奪われる結果となり、「ティラントー」が作り出される原因となってしまった。

  • トイボックス
ツェンドルグの開発中にエルが使用していた、事実上の専用機。
当初はカルダトアを使用していたが、魔導噴流推進器の試験等で酷使されまくったため全面修理ついでにテレスターレ仕様で再建された。
魔導噴流推進器以外にもエルが突発的に思いついた様々な新装備の実験台として運用されており、まさにエルの「玩具箱」のような幻晶騎士。
その役割上、大出力が要求されたため2機目の魔力転換炉を後付けしており出力は大きくなったが、バランスが崩れ総合性能はテレスターレ以下。

  • カルダトア・ダーシュ
全高:10.1m
重量:18.6t
国機研がカルダトアをベースにテレスターレの技術を組み込んで完成させた試作機。
網型結晶筋肉の使用量を抑えたために出力は3割増し程度とテレスターレに劣るが、空いたスペースに蓄魔力式装甲を追加したことで
課題だった致命的な燃費の悪さが改善されただけでなく、過剰出力が抑えられたことで操作性の問題もクリアしており、
総じて高性能な量産試作機となっている。
アニメでは大人の事情により、ビジュアル面ではカルディトーレのカラバリ。

  • カルディトーレ
ダーシュをもとに、更に改良を重ねて完成度を高めた制式機。


  • ツェンドルグ/ツェンドリンブル
全高:15.3m
重量:45.5t
テレスターレ強奪事件の反省から、機動力と戦闘力を兼ね備えた機体として提案された幻晶騎士。
最大の特徴はのような下半身であり、一言で言えばケンタウロス型の機体。
上述のスペックの通り、従来の幻晶騎士に比べて全高が1.5倍近い大柄な機体。
サイズが大きくなった代償として魔力転換炉の出力不足が致命的であり、機体を歩かせることすら困難であったため炉を2つ搭載することで解消。*4
期待通りの高い機動力は勿論、馬力によって荷馬車を引き、他の幻晶騎士の運搬をこなせるようにもなっている。
運搬に利用する「牽引索(トーイングアンカー)」は攻撃にも転用可能で、幻晶騎士を軽々と引き回すことも出来る。
また、貯蓄魔力が増えたことで継戦能力も向上している。

大きく人型から外れたことで操作にも難があり(というかそもそも動かすための術式が存在しないので当然である)、操縦席は上半身担当と下半身担当を分けた二人乗りにして強引に解決。試験騎操士(テストランナー)はキッドとアディの双子が担当。
ただし、これは機体操作のための術式を動かしながら二人に組み上げてもらう狙いがあった。

制式量産型であるツェンドリンブルとなっても魔力転換炉を2つ積んでいる点は変わらないが、ツェンドルグの運用試験を行う中で術式を最適化、改良に成功。
操作難易度の高さは改善出来なかったものの、単独での操縦が可能となった。
キッド、アディは勿論、ヘルヴィら銀鳳騎士団員も単独で使用しているが、キッドとアディは変わらず2人乗りでの搭乗を続ける事もある。

  • 金獅子(ゴルドリーオ)銀虎(ジルバティーガ)
全高:10.5m
重量:19.5t
王子エムリスの依頼により(パァゥワァー)に重点を置きつつ、王族専用機として守りにも長けた機体として作り上げられた、カルディトーレベースの機体。
圧倒的なパワーは勿論、両肩と両膝の4箇所に仕込まれた内臓式魔導兵装「獣王轟砲(ブラストハウリング)」による大規模攻撃が最大の特徴。
銀虎は金獅子の兄弟機であり、見た目以外の性能は完全に同一。
完成時には、エムリス、アンブロシウスの双方が金獅子を所望。模擬戦を経てエムリスが金獅子を、先王が銀虎を乗機とすることになった。

  • グゥエラリンデ
カルディトーレをベースとして、第二中隊長となったディートリヒ専用に建造された幻晶騎士。
魔導噴流推進器で機動力を高めたほか、グゥエールから引き継いだ二刀を装備した近接戦闘特化機。


  • アルディラッドカンバー
同じくカルディトーレをベースに建造された、二代目のエドガー専用幻晶騎士。
エドガーがカルディトーレの性能に満足しているため、先代の愛機アールカンバーに外装のデザインを寄せた以外の基本性能はほぼカルディトーレと同一。
メイン装備の剣の他、背面武装に可動式追加装甲2枚を装備(砲撃もできる特別製)した攻守ともに隙が無い仕様。

  • イカルガ
全高:11.2m
重量:21.6t
長い時を経てエルが作り上げた、エルによるエルのための専用幻晶騎士。
両腕2本と4本の補助腕合わせて6つの腕を持つ、鬼面六臂の鎧武者のような外観であり、この世界ではしばしば異形と形容される。
エルネスティがそれまで培った技術の粋がぶち込まれており、
まず女皇殻獣と陸皇亀の死骸から採取した触媒結晶で作り上げた2つの専用魔力転換炉「女皇之冠(クイーンズコロネット)」と「皇之心臓(ベヘモスハート)」を搭載してエルの理想を賄うための大出力を獲得、
各部に搭載した可動式の魔導噴流推進器をフル活用し、爆発的な機動性、及び擬似的な飛行能力を得るに至っている。
武装には大火力の魔導兵装としても扱える剣「銃装剣(ソーデッドカノン)」を装備しているが、こちらも振るうだけで魔力を大幅に消費してしまうため飛行との併用が困難。
補助腕の手首部分がワイヤーアンカー「執月之手(ラーフフィスト)」という武装にもなっており、相手に打ち込んで内部から爆発魔法を放つというえげつない戦法も可能。
無論、それだけ操作が複雑化したせいで、エル以外には操縦ができなくなっており、「地上最強の戦闘力を持つ史上最高の欠陥機」とまで言われている。
また、国家機密の塊のような機体であるため、エルでさえ国外への持ち出しは気軽には行えなくなってしまった。

  • シルフィアーネ二世/トゥエディアーネ
全高:17.3m
重量:42.6t
空戦仕様機(ウィンジーネスタイル)として開発された、空飛ぶ幻晶騎士。
半人半魚の人魚のような機体であり、イカルガほど自在には飛行できないが、直進を主として泳ぐような飛行能力を見せる。
設計の基本思想はツェンドリンブルを引き継いでおり、要求される魔力容量の兼ね合いで魔力転換炉を2基搭載しているのもそのまま。
また、安全性に重点が置かれており、脱出装置も兼ねた幻晶甲冑を着込んで操縦することとなっている。
試験騎操士はアディが務めており、トゥエディアーネ完成後もそのまま専用騎として乗り回している。
ちなみに作中では専らシルフィアーネと呼ばれており、一世は開発段階に存在。
ほぼ球体に手足が生えただけの不恰好な見た目に、その場で独楽のように回転するという劣悪な操作性という失敗作であり、半ば黒歴史扱いされている。
トゥエディアーネはシルフィアーネ二世から改良された制式量産仕様。

  • カササギ
全高:7.5m
重量:13.4t
ボキューズ大森海にて大破したイカルガを元に、シルフィアーネの生き残ったパーツと現地の資材で作り出された、急造の機体。
残された資材も調達できる資材も限られているせいで、上半身のみで鎧を纏った骸骨のような異形の機体となった。
流石のエルとイカルガのパーツをもってしても出力不足は否めず、戦闘能力も低い。
だが、「開放型元素浮揚器(エーテリングジェネレータ)」によって浮遊が可能。

  • マガツイカルガ(禍斑鳩)
全高:12.4m
重量:35.0t
銀鳳騎士団と合流し、予備パーツによって再建されたイカルガとカササギをドッキングさせた機体。
大気系魔法「嵐の衣(ストームコート)」により風を纏うことで、穢れの獣の毒を無力化した。
しかしエル曰くこれも急場凌ぎの機体であり、仕立て直しは必要と考えている。

  • シルフィアーネ・カササギ三世・エンゲージ
ボキューズより帰還後、再建された三代目シルフィアーネ。建造は国機研から移籍してきた鍛冶師団が担当した。
翼状の形に大型化した可動式追加装甲を追加装備したほか、開放型元素浮揚器やイカルガとの合体機能を正式に仕様として搭載したため、カササギの名も引き継いでいる(長ったらしい名前と化したが、アディは気にしていない)。
また、外装に上から板状結晶筋肉を貼り込んでおり、優美な外観に仕上がっている(その分魔力容量も増大しており、ちゃんとメリットもある仕様である)。
ただし多機能化した代償で操縦は複雑化。操縦席の仕様はイカルガ並みになっておりエルを除けばアディにしか動かせない…がアディ専用騎なのでこのデメリットは最初から無視されている。

一番の問題点はこれを婚約指輪代わりにしたことだろう。名前にあるエンゲージとはそういうことである。
婚約指輪代わりに専用ロボを送る阿呆なぞこの世界どころかロボット物の作品をひっくるめてもエルくらいであろう。当のアディは感激していたのが何よりである。

  • マガツイカルガニシキ(禍斑鳩錦)
再建したイカルガとシルフィアーネ三世が合体した、マガツイカルガの完成形。

  • トイボックスMk.2
新婚旅行にあたり、イカルガの持ち出しを禁止されたエルが代わりに供与されたカルディトーレを例によって魔改造した機体。
効率化などの改良を果たした魔導噴流推進器の他、新型の試作選択兵装等をこれでもかと盛り込んだため実質新型機どころかイカルガ並みの国家機密に等しい代物に成り果ててしまった。
そのため、万が一のことを想定して、この世界初の自爆装置までも搭載している。任務了解

クシェペルカ王国の幻晶騎士


  • カルトガ・オル・クシェール/カルトガ・オル・クシェール二世
クシェペルカの誇る国王騎。
ジャロウデクの進行により大破。
後にレーヴァンティアをベースに二世として再建。ヘレナは操縦ができないため、操縦担当でイサドラが同乗する。

  • レスヴァント
クシェペルカ王国における主力機。ひょろっとした外見から「クシェペルカの案山子」と諸外国から揶揄されている。
性能自体は親方曰く「カルダトアに毛が生えた程度」であり、ティラントーらに容易に破壊されてしまう。

  • レスヴァント・ヴィード
ジャロウデクの進行を抑えるために急遽建造された拠点防衛用の幻晶騎士。
両腕に加え4本の補助腕を備え、合計6つの魔導兵装を装備可能。
近距離戦闘能力は捨てていて機動力こそ低いが、多数の魔導兵装を放つその法撃能力は幾度となく活躍した。
魔力を補うため、大型の蓄魔力式装甲「ウォールローブ」によって全身を覆っており、筒のような外観をしている。
その見た目から、塔の騎士とも呼ばれた。

  • レーヴァンティア
銀鳳騎士団がジャロウデクに対抗するために提案した、レスヴァントの強化機体。戦時下で時間もなかったため、設計にはカルディトーレも流用されている。
パワーでこそティラントーに劣るものの、十分な攻撃力と機動力を備えている。
なお、戦争中で物資不足の中建造された為、初期の機体にはティラントーの部品が紛れている物もある。
大人の事情で、アニメ版ではダーシュと同じくカルディトーレのカラバリが代役として登場。



ジャロウデク王国の幻晶騎士


  • ヴェンドバダーラ/ヴェンドバダーラ改
銅牙騎士団の操る幻晶騎士。
その性質は幻晶騎士としては異質で、戦闘力としてみればカルダトアに対して3:1程度しかない。
しかし隠密性は群を抜いており、幻晶騎士特有の駆動音をほぼ殺している。
小型の刺突剣によってコクピットを貫き、騎操士を殺傷する事で機体を破壊せず無力化する事に特化した機体。
アニメ版では鉤爪やショーテルを武器として使用しているほか、ケルヒルト専用のヴェンドバダーラ改が登場した。登場してから5分と持たずに爆散したけど。

  • ティラントー
全高:12.0m
重量:30.8t
強奪したテレスターレの技術を利用して作り上げた、ジャロウデクの主力たる重装甲の幻晶騎士。
パワー、装甲、ともに並外れており、力任せに相手を蹂躙する。
反面、テレスターレの欠点をも受け継いでおり、魔力不足に陥りやすいほか、機動力には劣る。また、コストも高い上に整備性も劣悪。
ジャロウデクはその欠点を「源素供給機(エーテルサプライヤ)」により強引に補っているが、源素供給機は使用すれば魔力転換炉を劣化させる諸刃の剣。
敗戦後は新型機と銘打った廉価版の機体「ダルボーサ」へと機種変更を余儀なくされる。
なお、後述のスーパーロボット大戦30では本作の敵役として参戦。
その際にケルヒルトも当機に搭乗しているが、原作、漫画、アニメでも彼女はティラントーには乗っていなかった為、斬新な設定変更と言える。*5
その結果、コミカライズ作者の加藤氏がTwitterにてケルヒルト専用ティラントーの創作(妄想)を行った。
従来のティラントーに比べて背面武装はオミットされているものの、軽量化され、刺突向けのライトメイスや中距離用の「投擲釘(ダーツ)」、攻撃型補助腕「伸縮突腕爪」など、ケルヒルトらしい機体にカスタマイズされている。

  • 飛空船(レビテートシップ)
オラシオが作り出した、字の通り空を飛ぶ船。
この世界における初の航空戦力であり、ティラントーに並ぶジャロウデクの主力となった。
騎士像(フィギュアヘッド)と呼ばれる幻晶騎士の上半身が埋め込まれており、送風や迎撃などをこなしている。
当初は空に浮かんで風を受けて動く、水上を行く帆船と同じ程度の航行能力だった。

  • アルケローリクス
全高:10.7m
重量:18.7t
ジャロウデクの王子らに与えられた機体であり、国を動けない国王騎に代わる実質的な旗印。
細身ながらティラントーに並ぶ膂力を持った優秀な機体だが、機体の部品ほぼ全てを最高級品を使用しているため、コストはティラントーの十倍以上という超高額機。

  • ソードマン
グスターボの駆る幻晶騎士。
全身に過剰とまでいえるほどの剣を装備したふざけた姿だが、グスターボの腕前と合わさり、実力は本物。
ディートリヒとグゥエラリンデの奮戦により、ほぼ相打ちだが撃破された。

  • ヴィッテンドーラ
銅牙騎士団に新たに配備された幻晶騎士。
ヴェンドバダーラより戦闘能力に優れており、伸縮する腕部を使い、爪による攻撃を得意とする。
機動力も高いが、その分当然ながら装甲は薄い。

  • アンキュローサ
徴収したレスヴァントを改造した機体。
主に飛空船の騎士像として使用される。

  • 飛竜戦艦(ヴィーヴィル)
「あんなもの 僕の生きる時代には不要ですよね」

過去に滅びた飛竜のような姿をした飛空船。
無論見た目だけでなく、重装甲に高い力を持つ爪、頭部から爆炎魔法を放つなど、戦闘能力も凄まじい。
防御面も、強靭な装甲に加え、飛来する武装を魔導兵装「雷の鞭」で迎撃する。
更に、アニメ版では対イカルガ用に、魔導噴流推進器を狙った特殊弾をも備えていた。
魔物のいないジャロウデクに大型の魔力転換炉を用意する事は出来なかった為、騎士像の魔力転換炉を並列して利用する事で出力を補っている。
しかしそれは、幻晶騎士の存在意義を奪いかねないとして、エルからは絶対に落とすべき敵として認識されてしまうことに。
なお、アニメ・漫画共に大西域戦争編の終結(この戦艦の撃破)で終了したため、事実上のラスボスとなっている。

  • 死者の剣(デッドマンズソード)
ソードマンを失ったグスターボが、カタリーナから賜った彼女用のアルケローリクス(技量がないため、格納庫の肥やしと化していた)を改造した機体。
30にも及ぶ剣を装備するあたりは、以前と変わってはいない。
無論その剣は伊達ではなく、全身の剣を立てる攻撃形態「目覚めよ我が剣(ウェイクアップデッドマンズ)」により、周囲のあらゆるものを切り刻む。

  • ヴェイロキノス
全高:11.2m
重量:16.2t
ヴィッテンドーラを更に改造した、ケルヒルト専用機
刺突剣による攻撃と、背部の隠し腕「可動式攻撃腕(スタッバーストリッシャ)」による攻撃を得意とする。
アニメ版には登場しないが、作者のtwitterによると、予算の都合とのこと。


小鬼族(ゴブリン)の幻晶騎士


  • 幻獣騎士(ミスティックナイト)
小鬼族が擁する、幻晶騎士の派生型。
ボキューズ大森海で迷い巨人族と邂逅して奥地に落ち着いた第一次森伐遠征軍は、彼らに隷属し小鬼族と名乗った。
幻獣騎士はそんな彼らが擁していた幻晶騎士(時期的にサロドレアと思われる)を、小鬼族が改造・維持しながら受け継いで来た機体である。
年老いた農夫のように背を丸くたわめ、妙に太く長い腕が地面に擦れそうになっている。
その体は明確に首と分かれておらず、胴体の先端がとがり頭を形作っている。
小さな頭部には小さな目が複数備わりさらに全身を甲殻で覆っており、柔らかな部分は見て取れないという身体的特徴を持つ。
これらの特徴は、従来の幻晶騎士では金属資源をふんだんに使うものの巨人族に隷属している立場ではその確保が難しく魔獣の甲殻等の素材を使うようになったことに由来している。



幻晶甲冑(シルエットギア)


ライヒアラ学園における幻晶騎士不足を補う為に生み出された、小型訓練用幻晶騎士。
いわば全高2.5m程度のパワードスーツであり、未熟な学生でも組み上げられるのが売り。
戦力としては正規の幻晶騎士には及ばないが、扱いようによってはそれを翻弄する事も十分に可能。

  • モートルビート
作中にてエルがテレスターレ開発の傍らで生み出した、初の幻晶甲冑。
ただし、コンセプトである簡素化によって魔導演算機すら排除したせいで、操作性については熟練の機操士であるエドガーですら最初は満足に扱えない欠陥品であった。
その為、実質エルと双子の専用の玩具機体となっている。
ワイヤーアンカーによる機動性に加え、キッドはツーハンデッドソード、アディは携行用大型弩砲(スコルピウス)等の大型武器を扱う。

  • モートラート/リフト
モートルビートの反省から、小型化された魔導演算機を取り付けた幻晶甲冑。
モートリフトは作業用に特化した仕様であり、言うなればパワードスーツからパワーローダーへと変貌した物である。
モートラートから更に簡略化を重ね、装甲を大幅に削った結果、熱も篭らず、騎操鍛冶師らの作業用の道具として大いに活躍した。
ちなみにアニメでは頭部以外露出しない構造に変更されているが、これは原作者曰く「作画の都合」との事*6

  • シャドウラート
隠密用の幻晶甲冑。
人間とほぼ変わらないサイズで大出力が出せ、かつ過剰な駆動音も発しない。
まさに隠密、対人用任務にはうってつけの装備であるという点から、ノーラが幻晶甲冑の有用性を見出し提案したもの。
アニメ版の外観はモートラートと同一。

  • 重機動工房(ドワーヴズスウィフト)
ダーヴィドが作業用に開発した、四本腕の幻晶甲冑。
精密作業もパワーのいる作業もこれ一つで大体出来るように改造された、鍛冶師の鍛冶師による鍛冶師の為の作業用重機。


魔獣


本作に存在する、人類の脅威。
幻晶騎士の開発である程度は駆逐できたが、それでもまだまだ数多くの魔獣が存在する。
物語開始時点では西側より魔獣は絶滅させられたものの、その西側とオービニエ山脈で隔てられた東側にはボキューズ大森海に魔獣が多数生息している。
このためボキューズの侵略と棲息魔獣の撲滅を目指し、西方諸国は第一次森伐遠征軍たる大軍をもって攻め入るが棲息魔獣は西側よりも凶暴かつ強大であったために返り討ちに遭ってしまった。
それにより魔獣の完全駆逐は現在に至るまで困難となっている。
(この際にオービニエ麓に建てられていた要塞群に人々が止まりフレメヴィーラ王国が建国し、それから数百年経ち現在に至っている。)
その脅威は幻晶騎士に換算して、1機で匹敵する物を「決闘級魔獣」、一個師団に相当するものを「師団級魔獣」と呼ぶ。

  • 陸皇亀(ベヘモス)
作中に登場した初の師団級魔獣。
全長70m、全高にして50mの巨体に加え、強靭な外殻に覆われている。
本来であれば自重で自壊するはずの巨体ながら、全身に「強化」の魔法を常時かけているため、見た目に反して俊敏な一面も持つ。
突進や尾の一振りで幻晶騎士を破壊するほどの力に加え、竜巻の吐息(ブレス)による遠距離攻撃まで備えた化け物。

  • 風蜥蜴(スタッカートリザード)
  • 剣牙猫(サーベルキャット)
作中では共にベヘモスに追い立てられてきた魔獣。
風蜥蜴はラプトルのような見た目をしている。
素早く数は多いが、魔法さえあれば単独でも撃破できる程度。

  • 棘頭猿(メイスヘッドオーガ)
3m程の大柄な体躯と、強大な腕力が武器の大猿。

  • 地砕蚯蚓(シェイカーワーム)
直径1m、全長10m程度の巨大ミミズ
作中ではヌシと呼ばれる直径6m程度の巨大な固体も登場。
身体の先端部に鋭利な甲殻があり、それを回転させながら進むことでトンネルシールドマシン、いわゆる平たいドリルのような破壊力で地面から襲い掛かる。

  • 殻獣(シェルケース)
ザリガニやヤドカリのような見た目の魔獣。
岩のような甲殻と、女皇を中心とした社会性昆虫のような群れを作るのが特徴。
構成員は、
雑兵ポジの「兵士殻獣(ソルジャーシェルケース)
生成した棘を魔力で放つ遠距離戦型「撃刺殻獣(デッドリーシェルケース)
大型で兵士殻獣の甲殻ならば容易く破砕するパワーファイターの「砕甲殻獣(デモリッションシェルケース)
産卵能力を有する群れの長「女皇殻獣(クイーンシェルケース)
こと女皇は陸皇亀と同等の巨躯を有し、遠近共に隙がない。

  • 穢れの獣(クレトヴァスティア)
ボキューズ大森海に生息する角ある甲虫のような魔獣。
非常に強力な酸性のガスを発し、幻晶騎士もあっという間に溶かされてしまう。
イカルガでさえそのガスにより一度は落とされる事となってしまう。
更に死亡時には致死性のガスまで撒き散らす猛毒の塊とも言える生き物。
このようにボキューズ大森海最強の魔獣といえる一方、魔獣でありながら何故かイカルガと敵対した際には作戦行動のような知性ある動きを見せていたが…

  • 幻操獣騎(ミスティックビースト)
穢れの獣に幻晶騎士のような操縦機構を埋め込み、人が乗り込める生体兵器として改造したもの。
実は幻獣騎士ではなく、これや魔王こそが小鬼族を森に生かした力であった。
小王の両親が発明し、彼が受け継ぐことで森を生き抜くための力として活用されていた。
通常個体たる黒い甲殻持つ穢れの獣とは異なり体躯は一回り大きく、赤黒い甲殻を開いて現れる翅も数が多いなどの特徴がある。
また腹部は金属光沢があり膨らんでおり、ここが胸から腹にかけて開くことで操縦席を露にし騎操士を搭乗させる。
通常個体と同じく強力な酸を放つ能力も健在だが、その最大の特徴は別にある。
それは翅を羽ばたかせ後述の魔王から発せられる魔法・滅びの詩(ネクローリスソング)を中継・拡散させることで、通常個体の穢れの獣をこれ一騎につき数匹率い作戦行動を取らせることができること。
そのためただでさえ猛毒ガスという脅威をもつ穢れの獣を、更なる脅威たらしめていた。

  • 魔王
「それは魔獣。部品のひとつまで自らの手で生み出した機械ではありません。未来永劫、従っているという保証はないのですよ」

穢れの獣の王ともいうべき巨大な魔獣。(女皇殻獣のような所謂生殖虫なのかは作中明言がなく不明)
垂れた楕円のような全体像に無数の目を備えた小さな頭部のほか街ひとつほどの巨体を持ち、体表に穢れの獣を取りつかせ羽休めさせることもできる母艦のような役割を持つ要塞のようなもの。
また甲殻を開いて翅を伸ばすことで露にした無数の脚は、鋭い爪を備えた虫らしからぬ形をしており虫とも獣ともつかぬ姿と形容されている。
更に下半身が触腕と一体化した幻獣騎士をも多数格納しており、有事の際にはそれらを新たに開いた甲殻の隙間より触腕諸共打ち出す攻撃も可能。
小王が後述の球体を埋め込まれた中枢部にて自機の幻操獣騎に乗りそれを通して操る。
当初は単に"獣"(web版。書籍版では"獣の王"。)とのみ呼ばれたが、のちにエルたちとの戦いにあたり小王が自分自身も含めて普く魔なる者の王だとして魔王と名付けられた。
実は小王の両親たる、第一次森伐遠征軍に加わっていた二人のアルヴが収められた球体を体内に埋め込まれていた。
この両親が紡ぐ滅びの詩(ネクローリスソング)なる魔法を羽音のように放つことで、穢れの獣を操ると共に活性化させその他同族以外の魔法を妨害しエルたちを大いに苦戦させた。



立体化


アニメ化の際バンダイがスポンサーについたことでROBOT魂の新ブランド「ROBOT魂TRI」で立体化された。
ラインナップはグゥエールとアールカンバーの2機。
だが、後発の機体は立体化されず、しかも発売されたのが放送終了後というタイミングのまずさもあり、このブランドも2体で終了となってしまった。
主役機であるイカルガすらプレミアムバンダイでの発売もなかったことで今後の立体化は絶望視されていた。

だが2020年、グッドスマイルカンパニーからMODEROID*7・イカルガが発売され、ファンは歓喜した。
2022年末にはツェンドルグ/ツェンドリンブル*8、2024年春にはトイボックスも発売された為、スケールは不揃いながら銀鳳騎士団の主要メンバーを並べる事が可能となった。

さらに2024秋、グッドスマイルカンパニーからまさかのMODEROID DX-SCALEイカルガが発売決定
ただのサイズアップに留まらず、
  • ディテールの大幅追加
  • 執月之手の再現
  • 皇之心臓の再現
  • コミック版フェイスパーツの追加
...と様々なアップデートが施されファンを歓喜させた。


コラボ

  • ブレイブリーオブリビオン
アニメ化に合わせ3DアクションRPGの「ブレイブリーオブリビオン」においてコラボイベントが行われた。
…が、残念ながらコラボ先のゲーム自体が評価が芳しくなく、1年ほどでサービス終了してしまった。

2021年にスーパーロボット大戦シリーズより『スーパーロボット大戦30』に初参戦が決定。
小説家になろう発の作品で初めての参戦という快挙を果たした。
異世界ロボものの始祖となる『ダンバイン』との共演は成らなかったが、同じく異世界ロボの『レイアース』や美少年主人公の『ジェイデッカー』との共演にファンと作者、コミカライズ漫画家、そして何よりエルくんは大いに沸いた。
あと、エルくんの転生前の中の人である阪口大助氏の初主役であるウッソとも共演。ウッソは阪口氏の「ガンダムに乗る」夢を叶えた存在と考えると中々因果な共演である。
そして同時参戦に『SSSS.GRIDMAN』がいた事からどう見てもエルくんと性癖の方向性真逆で全力で大喧嘩する相手が存在する事が確定しているというオチに。ついで言えばエルくんとその相手の中の人たちは2人でパーソナリティをするラジオを持ってたりする。





銀鳳騎士団の読み方について


さて、スパロボで本作を初めて知ったプレイヤーは『銀鳳騎士団』という名詞がテキストに表示された際、何と読むのか一瞬迷わなかっただろうか。
この記事にも振り仮名が降られている通り正解は『銀(おう)騎士団』なのだが、ここで注意しておきたいのが「鳳」の字の実際の読みは「ほう」であり、「おう」とはまず読まないという点。

「おう」と読む正しい漢字は「凰」。どう違うのかと思われるかもしれないが、「(ほう)」は霊鳥のオスを、「(おう)」は霊鳥のメスを指す言葉とされているため使い方次第ではかなりおかしなことになってしまう。

女優の土屋太鳳「太鳳」と書いて「たお」と読ませているが、彼女のブログによると両親は当初正しい漢字を用いて「太凰」と名付けるつもりでいたが、当時「凰」の字が人名に使用できなかったためやむなく「鳳」の字を当てたのだそうな。

「鳳」と「凰」は非常に混同し易い字であり、宝塚のトップスターである「凰稀かなめ」「鳳稀かなめ」と誤記した大手新聞社が謝罪文を出したという事例も存在する。
みんなも気を付けよう!



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  • 人馬型メカ
最終更新:2025年06月08日 13:26

*1 念のために言うと、オタクではあるがオッサンくさい言動は皆無である。ちなみに、web版では関西圏の人間のようで、当初は関西弁が出ることがあった

*2 この世界における魔法の体系がプログラム言語と類似している為、それをフルに応用できる

*3 この世界におけるドワーフは10歳を過ぎた頃にはヒゲが生え始める。が、流石に容姿が学生離れしすぎている事から、彼は日々剃っている。

*4 量産化を視野に入れたエルとしては、コストのかかる魔力転換炉を増やす事は最後まで悩んでおり、アンブロシウスもその有用性を肌で感じるまで量産を控えていた

*5 実際は他機を用意する手間の省略の可能性が高いが

*6 原作準拠のデザインにした場合、操縦者の違いを頭部だけでなく胴体部分にまで反映させなければいけなくなるため、作画の手間が大幅に増えてしまう。

*7 グッスマが発売しているプラモデルシリーズで数々の珍しいロボットが立体化されている

*8 キッド機、アディ機、一般機をパーツ選択やシールによって選択できる。

*9 一応エドガーの名前くらいは出る。

*10 イカルガの初期ENが320に対し、一番弱い武器でさえENを30も消費する。

*11 エルのエースボーナスによりさらに上がる

*12 つまり確定で30%回復するEN回復(大)相当。EセーブやEN改造で手をかけてやればむしろ継戦能力は高い方になる。

*13 特にデフォルトで空適正Sなので大気圏内で空を飛ぶ敵に特攻がある。大抵のボスは該当するし空中戦艦キラーはある意味原作再現