キョウリュウシルバー/賢神トリン

登録日:2014/02/20 (木) 22:02:55
更新日:2019/11/14 Thu 08:16:44
所要時間:約 13 分で読めます




ブレイブ、ここに極まれり!!(指パッチン☆)



CV:森川智之
声優の森川は特撮作品初出演(吹き替え版なら『ウルトラマンパワード』のケンイチ・カイ(ケインコスギ)の声を担当したことがある)


遥かな太古、獣電竜達を率いて暗黒種デーボスと戦った勇者。
現代においては勇敢な者達を探し出し、彼らに試練を与えることでキョウリュウジャーとしての素質を見出していた。
かつては皆違う時代に一人ずつしかいなかったキョウリュウジャーを五人も集結させ、史上最強のブレイブチームを作り上げる。
デーボス軍の出現を感知すると風になびくように揺れる髭を持ち、これを撫でる癖がある。
羽根による飛行能力も持っているが披露することは稀。
生真面目な性格で責任感が強く、空蝉丸からは「仲間のために自らを犠牲にする男」とまで言われている。
フィンガースナップとともに発する「ブレイブ」が口癖。
ダイゴの父・桐生ダンテツはかけがえのない友人である。
公式イケメン声。

ダイゴのとる行動を度々「ブレイブだ」と評価している。
粗野なアミィを「女子力が低すぎる」と評したり、アミィが持ち込んだ漫画や映画にハマりこんだりと、なかなか現代に馴染んでいる様子。
特に少女漫画「らぶbeぼーるタッチダウン」に関してはあらすじを完璧に解説できるほど。
「なるほど…」じゃねーよ!
まあ一億年も地球の歴史を見てきているのだから当然か。


キャラクターソングは「閃光のブレイブ」
歌唱はトリン役の声優・森川智之。
トリンの一億年の想いが歌詞に込められている。



※以下ネタバレ




















  • ブレイブ28「ああトリン!1おくねんのうらみ」
  • ブレイブ29「だいげきとつ!おどれカーニバル」

元々はデーボスから生まれた存在。
百面神官カオスの実弟である。
一億年前にデーボスによってカオスと共に生み出されたトリンは、他種族を滅ぼすため地球を来訪。
だがトリンはその地球で「懸命に生きようとする生命の営みの素晴らしさ」を知り、己の使命に疑問を抱きデーボスと決別。
地球の生命、恐竜達を守るため彼らに機械の体を与え、デーボスの心を凍らせ封印することに成功した。

トリンは肉体が既に限界を迎えており、その状況下で自身の秘密をダイゴ達に打ち明けるか否かで葛藤を続けていた。
一人でいるところにエンドルフの襲撃を受け、キャンデリラの「喜びの歌(ダークVer.)」に苦しめられ廃墟へ拉致されてしまう。
遥かな太古、カオスの左肩を切り落としたトリン。
一億年以上怨みを抱き続けていたカオスはあえて傷を再生させず、復讐としてトリンの左羽根を切り落とす。
眼前の凄惨な光景に怒り昂るキョウリュウジャーはカオス達に立ち向かう。
再びキャンデリラの闇の歌に支配されたトリンはキョウリュウジャーを攻撃。
逃げるよう忠告するトリンをダイゴ達は止めようとする。
操っているのではなくトリンの闇を増大させ本来の姿に戻しただけだというカオス。
カオスはトリンの制止も無視してダイゴ達に上記の真実を明かし、その証明としてスクスクジョイロの復元水でトリンを巨大化させる。

巨大化し暴走するトリン。
キョウリュウジャーはキョウリュウジンで止めようとするが、トリンは残った僅かな自我で五連獣電剣を自らの腹に突き刺し自決。
ラッキューロから奪ったシュクシュクボールでトリンは元の大きさに戻るも、完全に石化し動かなくなってしまった…。

デーボスの復活に繋がるものはすべて倒さなければならない。
かつてダイゴ達にそう伝えたように、デーボスから生まれた存在であるトリン自身も例外ではなかったのだ。

石化したトリンを軽トラの荷台に乗せるダイゴ達。そこでいいのか。
仇は必ず討つが、敵を恨んでもデーボスが喜ぶだけ。
ダイゴがトリンの胸に置いた秘石が反応を示したことで何かに気付く鉄砕。
トリンが蘇るかもしれない…。

スピリットベースに戻ったダイゴ達。
あるだけの秘石をトリンに乗せるが、光るだけで何も起こらない。
秘石を通じてメロディを感じ取ったアミィ。
そのメロディは紛れもない、かつてトバスピノを蘇らせた超古代の祈り歌だった。

獣電竜を導く良き音楽、それに魂を乗せて戦える人間がいれば良い。
人間の遺伝子には様々な超古代の音楽が潜んでおり、それが活力の源になっている。
かつてトリンが教えてくれたあの言葉。

ダイゴ達は秘石の上で手を重ね合わせ、祈り歌をトリンに届けた。
強き竜の者たちのメロディによって闇が晴れたトリンは、秘石の力で見事蘇った。
トリンは闇の支配から解放されたのだ。



億千の時が過ぎてもこの星の美しさは変わらない…
そこに生きる仲間達の素晴らしさも…!



※以下更にネタバレ




















  • ブレイブ36「ギガガブリンチョ!きせきのシルバー」

大地の魔神ガドマを撃破したキョウリュウジャーの前に現れたもう一人のトリン、マッドトリン。
マッドトリンは百面神官であるカオスと並ぶ魔剣神官であった頃の「本来あるべき姿」だという。
マッドトリンはカオスの用心棒であり聞き分けのいい弟となっていた。

大地の闇が開いたことで幽霊デーボス軍が各地で蘇り始める。
マッドトリンの計画を止めるため勝負を挑むトリンだが、羽根を一撃され大ダメージを負ってしまう。

大地の闇を封印する方法がブラギガスの「ギガント砲」にあることを明かす弥生。
ブラギガスの相棒である閃光の勇者がいれば可能だが、トリンは己の無力さ故に一度はブラギガスを死なせてしまったことを悔やんでおり、自分が閃光の勇者になるなどありえないと思っていた。
ダイゴとソウジの説得を受けても考えを変えないトリンに、弥生はかつてダイゴから受け取った言葉をぶつける。

キョウリュウジャーと戦うマッドトリンの前にトリンが現れた。



恐竜や人間達と出会って、私の中にブレイブが生まれていたのだ…
だからデーボスが強化されてもこの体は弱くなる一方だった…
しかし私は彼らの強さを誰よりも見てきた!
一億年以上もの間…
ブレイブこそ、我が新たな命だ!
今の我が身はブレイブの化身なり!




トリンが持っていた銀色のガブリボルバーギガガブリボルバーに変化する。
ブラギガスは既にトリンを閃光の勇者に選んでいたのだ。




再び共に戦おう、ブラギガス!
恐竜時代と同じように…
いや、あの時よりも我々はずっと強いはずだ!

ブレイブ・イン!

『ギガガブリンチョ!』
『ブラァァァギガス!』

キョウリュウチェンジ!
ファイヤー!


閃光の勇者!
キョウリュウシルバー!



キョウリュウシルバー

トリンがギガガブリボルバーとブラギガスの獣電池でキョウリュウチェンジした閃光の勇者
前作スタッグバスターに続く人外シルバーにして、デカマスター以来の人外リーダーが変身する戦士でもある。
ギガガブリボルバーに獣電池を装填した後、腰の位置まで落としシリンダーをギターを弾くかのように回し、ステップを基調としたダンスを踊って変身する。
変身時に流れる音楽はロック調のもの。
初陣にてマッドトリンを圧倒し見事撃破した。
だが次の回では登場して早々にオサキマックラーの効果でデーボ・キビシーデスと人格を入れ替えられてしまい、キビシーデスがトリン口調で喋るというなかなかシュールな光景に。
トリンの剣筋はソウジに憧れを抱かせ、後に彼の純粋さに救われたトリンが直々に剣を教えるようになる。
トリンがキョウリュウシルバーになれたことはカオスにとっても想定外のことであった模様。


  • ギガガブリボルバー
キョウリュウシルバー専用の変身銃。
元々はブラギガスの体内に戻ったスピリットベースにトリンが入れるよう弥生が用意した銀色の銃。
ブラギガスが迷いを捨てブレイブを取り戻したトリンを認めたことでギガガブリボルバーに変化した。
ブラギガスのパワーで放つため威力は通常のガブリボルバーよりも高い(解説:キビシーデス)。
そのためデーボスの肉体を持つトリンにしか扱えないシロモノである。
トリンを模したカラーリング。


  • フェザーエッジ
変身前でも使用する青い刀身の長剣。
必殺技は背中から羽を生やし三角形の閃光を描いて捕縛した後、敵を斬り裂く必殺剣「トリニティストレイザー」
人格を入れ替えシルバーに入ったキビシーデスが真似事として使用したが、ソウジにあっさり弾かれている。
後にソウジに託され、名前を呼びながらフィンガースナップすることで手元に飛来する。



No.10 ブラギガス

【全高】61.6m
【全幅】47.3m
【全長】101.8m
【重量】3500t
【スピード】300km/h
【出力】1300万馬力

トリンの相棒である獣電竜で、十大獣電竜の一体。
ブラキオサウルスが進化した姿で、ガーディアンズの父ともいえる存在。
威厳溢れる銀色の巨体の持ち主で、背中に装填した13の獣電池の能力をギガント級に引き出すことができる。

一億年前のデーボスとの戦いで、デーボスが生み出したガドマの脅威によりガーディアンズが全滅。
深い哀しみに包まれると同時に激怒したブラギガスは禁断の技である「ギガント砲」を使用しデーボスを封印するが、ガドマの道連れにより魔洞湖の水底で力尽きてしまう。
その際にスピリットベースを切り離していたため、トリンは一億年以上もずっとブラギガスを蘇らせる方法を探していた。
ブラギガス復活のためにキョウリュウジャーが集めることになるガーディアンズの秘石は、ガーディアンズの肉体がブラギガスの落とした涙に包まれて凝固したものである。
ブレイブ34にて、集めた秘石と込められたブレイブの力でブラギガスは魔洞湖の底から復活。
相棒・トリンとの再会を果たした。

キョウリュウジャーの拠点であるスピリットベースは元々ブラギガスの体内にあったチャージ用の心臓部。
普段は日本の地下深くに作った異空間で待機している。

プテラゴードンプレズオン同様単機で人型に変形可能。





超カミツキ変形!

『ギガガブリンチョ!』


<ギ・ガントー!ギーガント!

ギ・ガントー!ギーガント!>


\ギガントブラギオォォォーッ!!/



ギガントブラギオー

【全高】97.5m
【全幅】61.0m
【胸厚】42.5m
【重量】8700t
【スピード】400km/h
【出力】3200万馬力

ブラギガスが「超カミツキ変形」した剣闘形態。
背中に装填した13個の獣電池を「ギガガブリンチョ」と噛み付くことで変形、その際どこからともなく歓声が響き渡る。
武器は巨大な斧「ブラギオアックス」で、スピリットを収束させて振り下ろす「超電竜ギガブレイブフィニッシュ」が必殺技。

見れば分かるようにボディの節々にガーディアンズの意匠が施されている。
何故か得意げな表情で冠に鎮座するグルモナイト

テーマ曲は「咆哮!ブラギガス」
ブラギガスらしい重厚感溢れる力強い一曲に仕上がっている。

そして…





超カミツキ合体!

<ギ・ガントー!キョウ・リュウ・ジン!!

ギ・ガントー!キョウ・リュウ・ジン!!>

ギガントキョウリュウジンッ!

\ギガギガギーガ! ギガギーガァァ!/


ギガントキョウリュウ

【全高】97.5m
【全幅】61.0m
【胸厚】42.5m
【重量】8700t
【スピード】400km/h
【出力】3200万馬力

ガブティラ、パラサガン、ステゴッチザクトルドリケラブラギガス「超カミツキ合体」した超電竜剣闘形態。
十大獣電竜とガーディアンズが揃って初めて合体できる最強のキョウリュウジン。
胴体にはすべての獣電竜とガーディアンズのシンボルが刻まれている。
しなる冠で打ち据える「ギガントクラウン」、ブラギオザクトルアックスによる斬撃「ギガントクラッシャー」、左肩のパラサビームガンから放つ「ギガントショット」、超エネルギービーム「超獣電ギガントフルブレスター」など、多彩な技で敵を圧倒する。
ギガント砲を進化させた必殺技「超獣電オールギガントエクスプロージョン」はすべての獣電竜が「ギガントフォーメーション」を組み、キョウリュウジャーのブレイブを集結させて放つ虹色のビーム攻撃で、凄まじい威力を誇る史上最強のブレイブフィニッシュ。
「聞いて驚け!ギガントアツマリンチョ・デ・ガブリンチョ!」



※以下重大なネタバレ




















ブレイブ45にて、ソウジにフェザーエッジを託した後、ダンテツの手にかかり死亡する。

ダンテツは「闇時計を止め、滅ぼすのはトリンと人間だけにする」ことを条件にトリンを抹殺するという交渉をデーボスに持ちかけていたのだ。
デーボスと手を組んだダンテツは笛で奏でる音色でトリンを苦しめ、ガブリカリバーで腹を貫いた。
トリンは羽根を散らし石化、砂となって崩れ落ち完全に絶命してしまった。
その砂を握りしめるダイゴ…

真の地球のメロディを聞き、地球の心と一つになったことでトリンを地獄に送ることが地球の願いだと知ったダンテツ。
彼はトリンの後を引き継ぎキョウリュウシルバーに変身した。


続くブレイブ46にて、ソウジに託したフェザーエッジに残しておいた遺言でキョウリュウジャーが奮起。

ダイゴもダンテツと拳を交わす中で地球のメロディを感じ取っていた。
だが両者が消耗しきったところをカオス達が急襲。
デーボスはダンテツとの約束を破り、闇時計の針も再び動き始めていた。
世界各地で大地の闇への入口が開き始め、復活第一号としてダイゴ達の前にマッドトリンが出現。



ブレイブを黙らせるな!
俺達はみな、強き竜の者…!



突然マッドトリンは苦しみ出し、トリンが大地の闇で反乱を始めていると言い残し爆死。
大地の闇でカリュードスナガレボーシタイリョーンを撃破するトリン。
ダンテツの裏切りは大地の闇を破壊するために「トリンを正義の魂のまま地獄に送る」という地球が下した決断によるものだった。
トリンを完全に消滅させることが出来るのはダンテツのみ…。
地球の決断をダンテツから聞いたトリンはそれを受け入れ、自ら彼の手にかかり大地の闇へ落ちていったのだ。

作戦通り正義のスピリットを宿したまま大地の闇に落ちたトリンは中枢を目指し激進する。
ラミレスと鉄砕、そして闇のランタンで大地の闇へ侵入したキャンデリラとラッキューロの協力を得てカオスを中枢ごと撃破。
キャンデリラとラッキューロに「君達の信じる道を行け」と言葉を託し、大地の闇と運命を共にした。

その後宇宙から帰還したダイゴと再会を喜ぶキョウリュウジャーの前に黄金色の英霊として出現。
ラミレス、鉄砕と共に強き竜の者達を見送り消滅。
コヨミマリー・アンジュ王女に続いて2013年度ニチアサおよびSHT関連における味方側の消滅キャラとなった。

……まあ、映画「烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE」でレインボーライン総裁の間にスピリット状態として現れるんだけどね。
その際、デーボスの生みの親たる創造主デビウスを倒すために、トッキュウジャーのイマジネーションとキョウリュウジャーのブレイブを一つに合わせるよう提案している。

ちなみに、ラッキューロが持っていた「大地の闇に入れるランタン」だが、これは恐らく復元水同様にデーボス軍にしか効果が無いものだと思われる(ブレイブ29の時点で既にトリンは闇の支配から解放されている)。
地球がラッキューロや視聴者同様このランタンのことを忘れていただけかもしれないが

日韓合作である『獣電戦隊キョウリュウジャーブレイブ』にも登場。
新たな敵であるネオデーボス軍襲来を探知、ブラギガスの色替え獣電竜ギガブラギガスを封印される際に賢神となったキャンデリラとその付き人ラッキューロを救うためスピリットベースを分離させた。
その後、韓国に向かいネオデーボス軍に立ち向かう「竜の子」クォン・ジュオンにかつてのダイゴの再来を感じ、彼を新たなキョウリュウレッドとして選んでいる。
なお、無印のようにトリンがブレイブキョウリュウシルバーにキョウリュウチェンジすることはなかった。
その代わり生身?のままギガブラギガス獣電池にブレイブインを行い、ブレイブギガントブラギオーを単独で、
ブレイブギガントキョウリュウジンをキョウリュウジャーブレイブ6人と共に操縦している。


声を演じる森川智之は、ブレイブ43にて鉄砕の幻術でトリンが一時的に得た人間態「鳥居さん」役で顔出し出演。
その姿は完全に某行動隊長である。
獣電戦隊の創設者として立風館麗子の前に現れ、家族間のいざこざを起こすソウジ達を諭した。




◇主な台詞

「ブレイブすぎるな、君は」

「ブレイブが足りないぞ、のっさん!」

「戦隊力に反して、女子力が低すぎる…」

「こんなブレイブな目覚めは初めてだ。勇者達に叩き起こされるとはな…」

「たとえお前より弱くても、私はもう逃げん!仲間のために、自分にできる全力を振り絞るだけだ!」

「らぶタッチ…『ラブbeぼーるタッチダウン』の略称だ。ラグビー部のドジっ子マネージャーオッキーが主人公の大人気少女漫画だ」

「読んだんだ。スピリットベースにアミィの本が山ほどある」

「すまんみんな、どうやら私のようだ。スピリットベースにアミィのDVDが…」

「キョウリュウジャー…みんなの声だ!」

「ありがとう、キャンデリラ、ラッキューロ…これからは君達の信じる道を行きたまえ。ブレイブに!」



ダイゴが握りしめた砂は手からすり落ちてしまった。
だが心に牙を持つ強き竜の者たちの心には永遠の繋がりがある。


追記・修正は一億年の眠りを裂いてからお願いします。

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