登録日:2014/07/17 (木) 07:28:16
更新日:2022/06/16 Thu 07:15:08
所要時間:約 15 分で読めます
メカニックデザインは大輪充氏。同氏は他のD主人公機のデザインも担当。
◆概要◆
分類:人型機動兵器
形式番号:AVX-04
全高:24.0 m
重量:30.0 t
動力:レース・アルカーナ
補助MMI:シュンパティア
所属:リ・テクノロジスト→ブルー・スウェア(D),鋼龍戦隊(
第2次OG)
開発者:クリフォード・ガイギャクス(ドクトル・クリフ)
主なパイロット:
ジョシュア・ラドクリフ、
クリアーナ・リムスカヤ
南極の古代遺跡『ファブラ・フォレース』を調査・分析し、超古代のロストテクノロジーの謎を解き明かそうとする
研究・技術者集団
『リ・テクノロジスト』(身内のジョッシュから見てもおかしな連中が多いらしい)らの手によって開発された特機。
他のD主人公機と同様に遺跡から発掘された原理不明の永久機関
『レース・アルカーナ』をジェネレーター代わりに機体を稼動させており、
機体コントロールに用いる補助的なマン・マシン・インターフェースとして
『シュンパティア』を搭載している。
ブランシュネージュと同系の
黄色とオレンジを基調としたカラーリングの機体。
肉厚の装甲に全身を固め、
バカでかい足(本当にでかい)と水平に拡がった分厚い翼・下向きに伸びた肩アーマーと圧倒的なボリューム感がある。
ゲーム内でも胸をそびやかすような姿勢のユニットグラフィックは
『黄色く塗ったガブル』と見まごう程の凄まじい巨大感・重量感があり、
実際の設定では全高30mにもとどかないくせに問答無用でLサイズユニットに分類されている。
両前腕部上下には
スタンガンのような電極が装着されており、電極間でスパークさせた電撃を自在に操るほか、
打突武器として殴りつけたり間に挟んだものを締め付けるなど強力な武器になる。
背部の
マント状の部位には
特殊結合膜を用いた装甲が施され、ビーム兵器に対する耐性を有している。
またマントの内側には
グラヴィティ・フライトシステムが装備されており、単独での飛行も可能。
プラズマ発生装置が搭載されているため電撃系の飛び道具と頑強なボディを活かした肉弾戦の二本柱で豪快に戦う。
それでも基本はあくまで機体の稼動を通した
オーパーツの解析のために使われていたが、
親父に騙されてどういう理屈で動いているかもわからない機体にモルモットとして乗せられた上に
その実験のせいで妹が2人に増えてしまったことに逆上したジョッシュはリムを連れ家出、
以降は2人が身を寄せた
リガ・ミリティアの戦力として運用されていくことになる。
つまりある意味
ラドクリフ一家の家庭崩壊の元凶はこの機体(の中のシュンパティア)であり、
それ以降も奇妙な現象を戦闘中に度々示し、乗り手を過酷な運命へと導いていく様は実際
『魔女の婆さんの呪い』めいている。
しかし、その一方で最後の決戦では本機のシュンパティアが
ブルー・スウェア全員のデザイア=希望を一つに繋ぐという奇跡を起こし、
絶望の権化たる破滅の王を再び門の向こう側に押しやったのだから、本機が紛れもない
『最後の希望』でもあったと言える。
機体名のストレーガとはイタリア語で
『魔女』の意。
『白雪姫』であるブランシュネージュとは対になっており、
重装甲と尖った頭はローブとフード、何もない場所から
雷を走らせるのは
魔法、相手を黙らせる一撃は特大の毒リンゴといったところだろうか。
また、本機の力の源レース・アルカーナは半ばオカルトの産物なので実際魔術的な側面も持っていないわけではない
(第2次OGでは
周囲の負の感情を吸い取って動くという
どこかの因子欠乏症のゴキブリ銃神みたいな恐ろしげな設定が追加されている)。
高度に発達した科学技術は魔法と区別がつかないというやつである。
ゲーム内ではスタート時に選択する4機の主人公機のひとつで系統はスーパー系。
Dではジョッシュとリムのどちらでも選択・搭乗可能だが、
イエロー主体のカラーリングからリムの専用機と扱われる傾向が強い。
…実際のところリムは味方パイロットでも下から数えた方が早いほど防御のステータスが低く、
本機のタフネスを活かすならジョッシュを乗せるのが正解だったりする。
初期選択の主人公機の内で最も高い攻撃力と装甲を持ち、
遠・中・近で一貫して強力な武器をバランスよく装備した優秀な機体。最大射程は
後継機よりも長い。
ビーム属性の攻撃のダメージを軽減させる
ビームコートを持つため、MSとの戦闘では活躍を見込める。
その一方で剣も銃も盾も持たないため、
D主人公の豊富な防御系技能が根こそぎ死ぬこと、
電気属性の宿命か合体攻撃のオルタネイトデュエルを除く武器が軒並み
水中では無力化する等の
弱点もあるが、
長所と短所が極端なせいか対処もしやすい。Dの主人公機は
中途半端な青組(エール・シュヴァリアー/ガナドゥール)・
ピーキーな黄組(ブランシュネージュ/ストレーガ)に分かれるといえる。
空と陸の地形適応が両方ともSで、大気圏内・屋内での戦闘は大得意。
第2次スーパーロボット大戦OGでは、隠し機体として登場した
フォルテギガスに追加された
2機に分離して攻撃する新技
「コンビネーション・デュエル」で姿を拝める。操縦担当はリム。
ジョッシュとリムにはリアル系主人公機が宛てがわれ、フォルテギガスにも分離コマンドはないので、
ユニットとしては使用できない。
◆武装◆
本作からの新システムで武器名は自由に変えられる。スーパー系の割に強力な射撃属性の武器も含まれており、
周回の際、前の周で主人公を射撃メインで育成していた場合もさほど使い勝手は落ちない。
スタンパンチ
左右の拳(正確には腕の電極)を叩きつけ、仕上げは豪快に殴り飛ばす。
後継機を含めた全D主人公機の中で唯一の特殊効果属性の武器で、敵機の命中率を1ターンの間低下させる効果を持つ。
単体武器としての使い勝手も良好で更にコンボ武器なので、並んだ敵の命中率を一気に下げることも可能。
中距離まで対応できて武器欄の属性記号S(ステータス異常発生)・P(移動後使用可能)・C(コンボ)が揃った本機の主力兵器。
ライトニングショット
両手の電極の間で
電撃をチャージし、右手から前方に解き放つ。
言うなれば『威力と消費ENを抑えめにした
サンダーブレーク 』。
ジョッシュを乗せて
鉄也を援護させ、擬似合体攻撃気分を楽しむのも良い。中距離での反撃手段として有効。
エレクトリックキューブ
開ければ禍の訪れる魔女からの贈り物。
両腕を空高く掲げて雷光を立方体状に凝縮し、敵機へ向かって投擲・時間差で放電させる。
何ゆえに雷で箱を作らねばならぬのか意味不明の必殺技。放電でビカビカ光るキューブの様がNEXONのロゴにそっくりだとか
箱を投げ込むストレーガのモーションが『バスケのスローイン』か『前へならえ』をしてるようにしか見えないなど、ネタ要素が強い。
実際には射程が長く威力も高いので役に立つ武装。
サンダークラッシュ
グレイターキンの同名の武装とは関係ない。
敵の上空へと飛び上がり、電撃を収束させた鉄拳を急降下しながら打ち下ろす。
まさに落雷の如きダイナミックな演出で、雷光に呑まれホワイトアウトした背景をよそに
悠然と画面手前で飛び去るストレーガの動きが実にスパロボDっぽい。
射程が1~3のP武器で、援護攻撃ではライトニングヴァイスより使いやすい。
ライトニングヴァイス
ストレーガ単独の最強
必殺技。猛スピードで突っ込んで右ストレートをぶちこみ、
怯んだ敵機を左手の電極で万力の如く締め上げて捕捉・片手で持ち上げ、帯電した右手を重ねることで宙吊りのまま感電させる。
この時のストレーガは
ザンスカール兵 に喰らわせて
『マリアがそんなに好きかーっ!!』と叫びたくなる程の雄々しさ。
これでもまだ地獄は終わらない。無力化した相手を片手で上空に軽々と放り投げ、
ドラゴンボールの
『上げて落とすコンビネーション』よろしく
敵より速く最高到達点に先回りし、渾身のサンダークラッシュで
空手の試し割りの如く敵機を真っ二つにブチ割り爆発四散させる。
リムを乗せてグラキエースに使おう。「お兄ちゃんに悪い虫が!」
射程は1固定。使用時は
BGMが乗っているパイロットの処刑
BGM
(ジョッシュ=
『Drumfire』、リム=
すぎたくんだいすきのテーマ『Duet』)に変更される。
オルタネイトデュエル
ガナドゥールとの合体攻撃。ストレーガが
ライトニングヴァイスで捕獲した敵機を空中に投げ飛ばし、
上空で待ち構えるガナドゥールが
ヒートダイヴを叩き込む
普通にヴァイスを完遂する方が強そうに見える技。
使用時は
BGMが乗っているパイロットの処刑
BGMに変更。
消費ENが100と異常に高いのに威力が見合っておらず、更に射程も1固定と
見料の高い魅せ技の域を出ていない。
終盤まで南極兄妹が揃っているなら、
ラスボスのトドメにこれを使うのも一興か。
よく
「2人がかりで相手をボコボコにしておいて何がデュエル(決闘)だ!」というツッコミもあるが、
身内・縁者に限り助太刀を許可するという決闘様式もあるので
全く問題ありません!
ストレーガ「ぼっちのお前が悪いんだ、死ねぇ!」
ガナドゥール「おいおい、俺の分も残しておいてくれよ(ニヤニヤ)?」
森のメリオルエッセ(?)「ヒアアアーーーーッ!?!?!?」
似たような扱いの技に
霧と
寝返りボクッ娘の『シェイカー・コンビネーション』がある。
★余談★
◎Dの付属説明書にある本機の紹介欄で『フィアーデストラクション』という謎の武器名が記されている。
恐怖…破壊…なんかルイーナっぽいネーミング。
◎本機がいるためか自然の属性を司る敵幹部
『メリオルエッセ』の中には
黄色・雷属性/電気属性に該当する存在がいない。
第2次OGではメリオルエッセ同様、異界からシュンパティアを通して招き寄せられた
『魂』が
リムのもうひとりの人格=リアナの正体という設定が追加されたので、
もしリアナとなった魂がメリオルエッセとしてルイーナ側についていたなら
雷を司る『トニトゥルス』とかになっていたのかもしれない。
◎イタリアに本機と同じストレガという名前のリキュールの銘柄があるが、この酒はサフランの色素で『黄色』に着色されている。
製造法は非公開でアルコール度数は40度。けっこうキツい。
◎
ブランシュネージュと対になるが、機体名は向こうがフランス語でこっちはイタリア語
(逆にフランス語だと
『魔女』は
ソルシエール・イタリア語の
『白雪姫』は
ビアンカネーヴェ)。
…D主人公機は名前に使っている言語がバラバラだが、名付けたリ・テクのスタッフが多国籍だったのだろうか?
ちなみに第2次OGにDが参戦するにあたり、クスハ役の
高橋美佳子氏がジョッシュの国籍を尋ねて回ったが、
あるイベントで寺田Pが
『特に決めていない』と返答している。
追記・修正は目の前のPCにライトニングヴァイスをかました後、携帯からログインしてお願いします。
- スタンパンチが本当に便利だった -- 名無しさん (2014-07-17 10:21:39)
- お疲れ様です。俺、Dではジョッシュの機体はストレーガ派だったんだ… -- 名無しさん (2014-07-17 14:33:56)
- ↑実際、最強の組み合わせはそれな気がする。ジョッシュ以上に底力が高いし。 -- 名無しさん (2014-07-17 14:35:48)
- 男だろうと魔女やら白雪姫に乗せられるのがDの長所 -- 名無しさん (2014-07-17 18:59:08)
- リムが射撃型なせいで合致するのブランシュネージュしかいないんだよな -- 名無しさん (2014-07-17 19:52:41)
- 追記・修正条件ちょっと待てやコラw -- 名無しさん (2014-07-17 20:03:27)
- 電撃使いなのに物理攻撃が得意な魔女・・・・ごらんのありさ(ry -- 名無しさん (2014-07-18 12:41:14)
- ↑縛めと辱めはウィオラーケウムの独壇場!・・・ってことで次はメリオルエッセとその機体の項目でも建てようかな -- 名無しさん (2014-07-18 16:16:07)
- 空陸Sだけど宇宙はAだからちょっと弱体化しちゃうのが難点…強化パーツで解決できるけどね -- 名無しさん (2018-02-20 01:06:17)
最終更新:2022年06月16日 07:15