多色種族(デュエル・マスターズ)

登録日:2014/09/20 Sat 14:15:26
更新日:2024/04/18 Thu 18:28:02
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ここでは、デュエル・マスターズにおける、特定の文明に属さない種族を紹介する。

概要

基本的に、デュエル・マスターズの種族は、特定の文明に属し、それ以外の文明には「例外的な」形でのみ登場する。
以下を参照のこと。

だが特定の種族は、特定の文明に属さず、様々な文明に登場することが多い。
これらは背景ストーリーの都合だったり、ギミックを有する種族だったり、ネタだったり、ネタだったりする。

なお、以下の種族も特定の文明に属していないが、ここでは省略する。


どういう存在なの?

背景ストーリーの要請

例えばアウトレイジトライストーンは通常種族であるが、前者は「他の種族から変化した無法者」の総称であり、他に基本的に種族を持たないので(例外がオラクルオラクリオンのみ)特殊種族とも言いがたい存在である。後者は、ゼニスアンノウンが他のクリーチャーを配下にするために埋め込む三角錐ないし四角錐のことであるが、それ以上でもそれ以下でもない存在である。

また、スピリット・クオーツロスト・クルセイダーは設定上、多色クリーチャーしか存在しない。

ギミック持ち

フェニックスという種族は、複数の進化元を必要とし(ユニバースのみ必ずしもそうではないが)、不死鳥型は規格外のカードパワーを、惑星型はメテオバーンを持つことがギミックとしてあげられる。
ゴッドはG・リンクをする(本来Godは唯一神を指すので、これならDivineなどと表現すべき気もするが)ことができ、ルナティック・エンペラーは究極進化を行うクリーチャーは現時点で全てのクリーチャーが持っている。

このように、種族ごとに特定のギミックを固有で持っている場合に、そのギミック自体が特定の文明に偏っていないならばいろんな文明に登場することになる。

ネタ

ヒーローは実在の人物をモデルにしている。

備考

特定の文明に属さない種族には、種族名自体は一致するものの、実際には別の種族であるという例が4例も存在している。
出自が異なるスピリット・クオーツ、形が違うフェニックス、善であるか悪であるかすらことなるゴッド、続くシリーズに登場しながらも種族特徴が全く異なるキング・コマンド・ドラゴンの4例である。

種族一覧

スピリット・クォーツ

聖拳編および極神編に登場。

ただし前者と後者で出自が異なっている。
前者はドラゴンとメカ・デル・ソルサイバー・ムーンの「龍と太陽と月」の3つの力がぶつかり合うことで誕生した種族である(当時龍はアーマード・ドラゴンドラゴン・ゾンビアース・ドラゴンボルケーノ・ドラゴンが存在していたため、これで5文明になる)。
後者は当時のゴッドが鉱石に魂を吹き込んだ存在。

いずれにしろ、鉱石が魂を持っている、という種族特徴が変わっているわけではないので、一緒にしても違和感はあまりない。

ロスト・クルセイダー

神が世界の一部を切り取って作ったという存在。極神編に登場。

初期のクリーチャーは「ロスト・プリズム」を持つ。

神が世界を作り直すために生み出した存在だが、その根底にあるのは善の意思であるようで、後発の神はロスト・クルセイダーを生み出していない。
もっとも、オリジンの神は世界を乗っ取りに来たわけであり、ゴッド・ノヴァに至っては多色ではなく無色を是としていたためロスト・クルセイダーを生み出すような発想は持たなかったのだろう。後者は実際のゲームデザイン上も不自然になるし。

ビースト・コマンド

《紅蓮の怒 鬼流院 刃》《バンカラ大親分 メンチ斬ルゾウ》のみが持つコマンド種族。
おそらく、ビーストフォークガイア・コマンドのあいの子。
後にゲリラ・コマンドという出自の似た種族が登場している。

トライストーン

水文明以外の単色および無色が存在。
全て感情を表す言葉が名前になっている。

ゼニスやアンノウンが仲間(というか配下)を増やすために埋め込んだ錐体。クリーチャーから抜け出た際に、自身もクリーチャーになった。
抜け出たアンノウンは「偽りの名(コードネーム)」から「真実の名(トゥルーネーム)」に目覚める。

アウトレイジ

エピソード3で登場した無法者。
上位種族に「アウトレイジMAX」「アウトレイジOMG」が存在している。

見た目は既存のクリーチャーに似ているものと、これまでのデュエル・マスターズには存在しなかった目が出た人型が混在する。またデフォルメクリーチャーも多い(大抵エグザイル)。
能力も規格外の存在が多いが種族シナジーが薄いために環境を荒らすようなデッキは少ない(もっとも墓地ソースは非常に環境を荒らしまわっていたが)。
設定上も基本的に群れるのが好きではないようである。

キング・コマンド・ドラゴン


エピソード1におけるキング・コマンド・ドラゴンはハンターないしエイリアンがサイキック・リンクした際に付く種族であった。
エピソード2のキング・コマンド・ドラゴンは鎧を着たドラゴンであり、鎧を着ればキング・コマンド・ドラゴンになれるらしい。とはいえ、大抵はアンノウンであった。

続くシリーズで全く異なる種族でありながら同名になった種族は珍しいといえよう。

フェニックス

不死鳥型と惑星型が存在する。

不死鳥型は聖拳編で登場した見た目も不死鳥、ないし人型のフェニックス。規格外のパワーを誇る。
惑星型は惑星をはじめとした天体型で、不死鳥編で登場。でも不死鳥編なのに不死鳥ではない。
惑星型はメテオバーンを持つことが特徴…だったが後にメテオバーンを持つ他の種族も登場している。

ルナティック・エンペラー

究極進化を持つクリーチャーが全て該当する。

設定上オリジンに対向するために生まれた存在なのだが、軽量かつ優秀な進化が揃っているオリジンとは皮肉にも一番相性がいい。というか、当時の映画とかではオリジンのゴッドを呼ぶためのキーカードにすらされてた。
とはいえ、名前が「狂気の皇帝」であるからそれも仕方ないのかもしれない。

ルナーズ・サンガイザー

究極進化MAXをもつクリーチャーのみ存在。
月と太陽、両方を得ているモンスターとして登場。

クリエイター

おそらくは、G・リンクしないゴッド、という位置づけか。
所属するクリーチャーが少ないため憶測の域を出ない。

なおゴッド・ノヴァにはクリエイターではなくオラクリオンが対応しているが、オラクリオンは多数登場している。

ゴッド

極神編および神化編で登場した種族。

ただし極神編ではやや特殊な形だが味方側のクリーチャーであった。マンガやアニメで悪人にばっかり使われてたとか言わない。
神化編では逆に敵対するオリジンを統べる存在で自らもオリジンを持っていた。

G・リンクするという部分こそ同じだが、オリジンを持つものと持たないものは、誕生経緯なども含めて別種の存在であるとみなしていいだろう。後のゴッド・ノヴァやオラクリオンは両者のゴッドをモチーフに生み出された(というか作られた)神である。

ヒーロー

社長とか師範代とかデュエルヒーローとか松本大先生が所属する。だいたいヒューマノイドでもある。

わかりやすいだろうが要は実在人物がクリーチャー化したときの種族である。なお登場時期の関係上デュエルジャッカー・ショーのカードはヒーローがついていない。

エッグ

なにかのタマゴをイメージした種族。その種族のクリーチャーを出せるが、自身はエッグ以外の種族を持たない。


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最終更新:2024年04月18日 18:28