登録日:2011/12/21 Wed 22:01:21
更新日:2024/05/06 Mon 09:34:22
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【概要】
彼らの上役である
四聖獣は、世界を安定させる役目を持つ都合上、余程の事がない限り自ら動くことができない。
そのため四体それぞれが自らの手足となるように3体ずつ、十二神将を使役している。
12体全員かなり個性的な性格だが、「三本角」「完全体」「聖○型」など幾つかの共通点も存在する。
また、直接担当する四聖獣と属性が同じ。
必殺技は全員、『
ヴィシュヌ・プラーナ』における地獄の名前から取られている。
また、得意技は『
宝〇』で共通。
内容は技名そのままなので、省略する。
玄武 |
シェンウーモン(ワクチン種) |
亥 |
ヴィカラーラモン |
子 |
クンビラモン |
丑 |
ヴァジラモン |
青龍 |
チンロンモン(データ種) |
寅 |
ミヒラモン |
卯 |
アンティラモン |
辰 |
マジラモン |
朱雀 |
スーツェーモン(ウィルス種) |
巳 |
サンティラモン |
午 |
インダラモン |
未 |
パジラモン |
白虎 |
バイフーモン(データ種) |
申 |
マクラモン |
酉 |
シンドゥーラモン |
戌 |
チャツラモン |
※以下で紹介する順番は十二支の順。
【構成】
◆クンビラモン
世代 |
完全体 |
タイプ |
聖獣型 |
属性 |
ワクチン種 |
必殺技 |
・クリミシャ 6体に分身して六亡星の結界を張り、その中に閉じこめた敵を杵で叩きつぶして消去する。 |
得意技 |
・宝杵 |
ネズミ(子)に似た姿をした
十二神将。
博識のシェンウーモンの禅問答の相手を務める知恵者。
シェンウーモン以外の者の心理なら大抵先読みすることができるため、相手の行動を言い当て迷わせるのが得意。
辛辣で皮肉が利いた言葉を放つが、語尾が「~でチュ」になるのはご愛敬。
見た目通り非力だが、強力な念動力を操り自身の身の丈と変わらぬ大きさの鋼の
杵を自在に使いこなす。
ちなみに元ネタの金比羅大将はインド神話の聖獣マカラを神格化したクンビーラを指す。
つまり、コイツは「
ネズミなのに海獣」という訳のわからん存在になる。
◆ヴァジラモン
世代 |
完全体 |
タイプ |
聖獣型 |
属性 |
ワクチン種 |
必殺技 |
・ローダ 足と上体を使って剣を地面に叩きつけ、前方50mにわたる地割れを起こす。 地中から吹き出す衝撃波で飛ばされた岩も、周りにいる者にダメージを与える。 |
得意技 |
・宝剣 |
ウシ(丑)に似た姿をした
十二神将。
肉体的にも精神的にも高見を目指す求道家。
義を重んじ、卑怯なことや女々しいことを嫌う、まさしく武人のような性格。
十二神将一の腕力を誇り、携えた巨大な
双剣を容易く操る。
名前の元ネタの婆裟羅大将は金剛力士のこと。
◆ミヒラモン
世代 |
完全体 |
タイプ |
聖獣型 |
属性 |
データ種 |
必殺技 |
・ヴィモーハナ 棒に変化させた尻尾を地面に叩きつけて周囲に衝撃波を起こす。 |
得意技 |
・宝棒 |
◆アンティラモン
世代 |
完全体 |
タイプ |
聖獣型 |
属性 |
データ種 |
必殺技 |
・アシパトラヴァナ 自身を軸に竜巻の如く回転し、斧に変化させた両手で周囲を破壊する。 |
得意技 |
・宝斧 |
ウサギ(卯)に似た姿をした
十二神将。
「優」の心を持ち、小さい物を好み、深い優しさを持って接するデジモン。
だが、それを踏みにじろうとする者が現れると性格が一変し、敵の姿が無くなるまで
斧に変化させた手による攻撃を止めない。
ちなみに十二神将ではない個体のアンティラモンも存在する。『02』に出てきたのはこっち。
属性 |
ウィルス種 |
必殺技 |
・マントラチャント 体内の全エネルギーを解放することによって、体組織をクロンデジゾイド並みに硬質化させ、強力な一撃を繰出す。 |
得意技 |
・メディテーションキュア いかなるダメージも瞬時に回復する技。 |
見た目の差異はスカーフがないこと。
位置関係上、
ウサギがモチーフとなっているが、モチーフの安底羅大将はむしろ猿に縁のある存在である。
◆マジラモン
世代 |
完全体 |
タイプ |
聖竜型 |
属性 |
データ種 |
必殺技 |
・ヴェーダカ 天に呼んだ光の渦の中心に姿を消し、108本の輝く矢を放って敵を葬る。 大群に対して有効。54万元分の破壊力を持つ。 |
得意技 |
・宝矢 1本につき5千元分の破壊力を持つ。 |
東洋竜(辰)に似た姿をした
十二神将。
非常に計算高く、自分の得にならないことには指一本動かしたがらないが、自分に有利になると分かると何を置いても首を突っ込みたがる。
何かと値段をつける癖もあり、様々な事柄を値段で表現する。
髭や
髪、尻尾を矢に変化させ敵を射抜く。
元ネタの頞儞羅大将は風天、つまるところインド神話の風神ヴァーユを指す。
◆サンティラモン
世代 |
完全体 |
タイプ |
聖獣型 |
属性 |
ウィルス種 |
必殺技 |
・クリシュナ 体を大きく振って勢い良く吐き出した鉾で敵を貫く。 |
得意技 |
・宝鉾 |
ヘビ(巳)に似た姿をした
十二神将。
十二神将の中で最も狡猾で残忍。勝負を一瞬で決めることを好まず、相手をジワジワ痛めつけてから息の根を止めるのを好む。
地中移動を得意とし、戦闘時には口から光の鉾を吐き出して尻尾で絡め取り、器用に振るう。
鉾は一度斬りつけると
消滅するが、サンティラモンの気力が続く限り際限なく吐き出せる上に切れ味が落ちることもない。
◆インダラモン
世代 |
完全体 |
タイプ |
聖獣型 |
属性 |
ウィルス種 |
必殺技 |
・アドームクハ 凄まじい肺活量で貝を吹き、超音波を放つ。 |
得意技 |
・宝貝 敵の攻撃を吸い込み、跳ね返すこともできる。 |
ウマ(午)に似た姿をした
十二神将。
何かと自慢話ばかりしたがる、高慢で鼻持ちならない奴。
自身の才能に溺れ、努力する者をあざ笑う。そのためヴァジラモンとは特に仲が悪い。
髪と尻尾の艶にうるさいナルシストでもあるが、身だしなみに気を使う割には戦闘スタイルは荒削りで、背負った巨大な法螺貝を棍棒の如く振り回す。
元ネタの因達羅大将はインド神話の雷神インドラこと帝釈天と同一の存在である。
◆パジラモン
世代 |
完全体 |
タイプ |
聖獣型 |
属性 |
ワクチン種 |
必殺技 |
・ヴァフニジュヴァーラ 特製の矢によって、相手を覚めない悪夢の世界に封じ込める。 |
得意技 |
・宝弓 |
ヒツジ(未)に似た姿をした
十二神将。
夢の世界を支配する実力者。性格は常に冷静かつ冷酷で、自分の考えを変えることは基本的になく、他者を思いやる気持ちも持たない。
他の十二神将と馴れ合うこともなく、特に秘密が多いため、「闇のデーヴァ」と呼ばれる。
片時も手放さない弓で打ち出す光の矢は、相手を気絶させる力がある。
念の力で対抗できるのは、十二神将の中ではクンビラモンのみ。
◆マクラモン
世代 |
完全体 |
タイプ |
聖獣型 |
属性 |
データ種 |
必殺技 |
・ラウラヴァ 敵を玉に閉じ込め、中身ごと握りつぶす。 |
得意技 |
・宝玉 |
サル(申)に似た姿をした
十二神将。
言葉をしゃべらず、顔に感情が表れない奇妙な性質を持っている。そのため体を動かして感情を表現する。
平和的な性格で好奇心も旺盛だが、飽きっぽい一面も持つ。
気に入ったものを玉に
封印してコレクションするのが趣味。
元ネタの摩虎羅大将はニシキヘビの神格化であるマホーラガが由来とされる神将。
つまり、「蛇でありながら猿」というだいぶ奇妙な立ち位置にある。
『テイマーズ』では猿繋がりでか、
声を
ツンデレ王子が担当。
◆シンドゥーラモン
世代 |
完全体 |
タイプ |
聖獣型 |
属性 |
データ種 |
必殺技 |
・プーヤヴァーハ 杵から強烈な電撃を放出する。 |
得意技 |
・宝杵 クンビラモンのものと同様。 |
ニワトリ(酉)に似た姿をした
十二神将。
喧嘩と噂話を何より好む。
何かと挑発的な態度をとっては相手に喧嘩を売るが、相手が攻撃態勢に移ると、すぐに丸い鎧の中に頭や羽根を引っ込めて絶対防御の構えをとる。
この鎧は十二神将の装備の中でも最も硬く、戦闘においては防御姿勢のまま転がって突破口を切り開くこともある。
元ネタになった緊那羅大将はインド神話の音楽の精霊キンナラがモデル。
ちなみにこのキンナラは頭が馬で体が
人間という奇妙な姿をしている。
◆チャツラモン
世代 |
完全体 |
タイプ |
聖獣型 |
属性 |
データ種 |
必殺技 |
・シュヴァボージャナ 鎚に変化して地面を叩き、衝撃波を伴う地震を引き起こす。 |
得意技 |
・宝鎚 |
狛犬(戌)に似た姿をした
十二神将。
正義感が強く、物事の白黒をハッキリさせないと気が済まない性格。仲間内で争い事があった場合には議長や裁判長を務める。
同僚であるマクラモンとシンドゥーラモンを弟のように思い、面倒を見ているが、当の2体はさほど恩義を感じてはいないらしい。
戦闘時は自身の姿を鉄鎚に変えて有罪無罪の判決を下す。
◆ヴィカラーラモン
世代 |
完全体 |
タイプ |
聖獣型 |
属性 |
ワクチン種 |
必殺技 |
・スーカラ 赤い輪を勢いよく吐き出して敵を撃ち抜く。 |
得意技 |
・宝輪 |
イノシシ(亥)に似た姿をした十二神将。
いつもニヤニヤ笑いを絶やさずに物事を外から眺めている傍観者タイプ。
目を開いたまま眠るのが特技だが、強烈ないびきと歯ぎしりで、眠っているのがすぐバレてしまう。
口から吐く光の輪は色によって効果が変わる。
『テイマーズ』では小さな山ほどもある巨大デジモンだった。
名前の元ネタになった毘羯羅大将はインド神話の戦闘女神ドゥルガーが由来。
前述の通り本作のオリジナルキャラとしてデビューしたため、物語中盤から活躍した。
現在の設定とは異なり、スーツェーモンがデジモンのデータの残骸から作り出した存在で、12体全員彼が使役している。
主にクルモン(デジエンテレケイアー)の捜索任務を課されていたが、各自の思惑で動く者も中にはいた。
そしてリアライズし、リアルワールドに被害を出したため友達と自分達の世界を守るために立ち上がったテイマーズと敵対。
十二神将も「“誇り”を捨て、人間に飼い慣らされた」
ギルモン達の存在を許せず、“誇り”と“任務”のために激突した。
一筋縄ではいかない曲者もいたが、
自爆する者、
レナモンを口説く(仲間に引き入れようとする)者など個性豊かな面々だったが、子供達とデジモンの“絆”が生み出した完全体の力の前に倒れる。
ぶっちゃけ瞬殺されたメンツが多いのはご愛敬。
小春のパートナーとなったアンティラモン(ロップモン)を除いても数名残るが、最終的に
ベルゼブモンにロードされて全滅した。
ゾーンの雰囲気からかチャツラモンやヴァジラモンが一瞬登場した。
追記・修正お願いします。
- 名前の覚え辛さは異常 -- 名無しさん (2014-04-25 23:32:12)
- ↑アンティラモンとマクラモン以外は「十二神将の寅」とか「午」とかって呼んでたわw -- 名無しさん (2014-05-26 23:39:07)
- 名前がインド系?設定見てると面倒だったりヤバい趣味持ってる奴が多いみたいだけど、特にスーツェーモンの部下が揃いも揃って冷酷だの傲慢だの嫌な設定つけられてるのが笑える -- 名無しさん (2019-04-17 01:08:30)
- ヴァジラモンはシェンウーモンの部下として味方に欲しかった。 -- 名無しさん (2020-08-05 21:46:01)
- モチーフこそ十二神将だけどあくまで元ネタに対応した十二支が割り当てられてるのでその神将と関わりの深い動物がモデルになってない(例えば猿を使いとしてる安底羅大将は兎モチーフのアンティラモン) 後、旧デジモン カードでは全員アーマー体を進化前としている -- 名無しさん (2021-06-26 10:24:57)
- アンティラモンだけテイマーズでは味方になったな。まあこいつだけはデジタルワールドでボーっとしてただけで何も悪事してなかったしな… -- 名無しさん (2022-03-09 07:33:23)
- 海より深い忠誠心というトラウマカード -- 名無しさん (2022-05-23 12:39:10)
- ゴスゲにアンティラモンも登場したが、デーヴァ版ではなく02映画に登場したバージョンだった。なんか、あっちのほうが先に出ているのにレアっぽい。 -- 名無しさん (2022-09-25 21:50:51)
- ローダ牛殺しの罰、ヴァフニジュヴァーラ羊の番人、シュヴァボージャナ犬を食べるもの、スーカラ豚と技名と一致させてんだな -- 名無しさん (2024-03-16 13:19:09)
- デジモンドリーマーズではサンティラモンが登場、進化できない呪いの秘密を探しに来たパルスモンたちと対峙しているが呪いについては心当たりはないと答えている。性格はかなり気が短く、ボコモンが怒りを鎮めるために拾った小石を差し出されたり、パタモンの毒舌をくらったり、パルスモンにクリシュナを唾を他人に向けてはく行為と同列扱いされたりと成長期相手になんて言ったらいいのやら・・・。 -- 名無しさん (2024-05-06 09:34:22)
最終更新:2024年05月06日 09:34