パープル(勇者特急マイトガイン)

登録日:2016/10/02 (日) 17:15:37
更新日:2020/03/24 Tue 20:28:22
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さあ、イッツ・ア・ショータイムだ。


アニメ『勇者特急マイトガイン』の登場人物。

CV:鈴木勝美


人物


ロックバンド「ブランカ」のリーダーで、ギター&ボーカルを担当している人気ミュージシャン。
しかしそれは表の顔に過ぎず、その実態はエグゼブの配下として暗躍し、芸能活動の傍らで様々な悪事を計画・実行している人物である。
昭和104年1月28日生まれの水瓶座で血液型はAB型。
当初はホイ・コウ・ロウの配下を装っていたが、ある事件で彼を裏切り、彼のものであったアジアマフィアを掌握してしまった。

世間では心優しきジェントルマンとして知られているが本性は快楽主義者であり、犯罪を行う自分の姿に酔いしれるナルシスト。
自分が行う悪事を「ライブ」や「縦断ツアー」などと呼んでいる事から、犯罪や破壊活動を行う罪悪感は微塵も持っていない事が伺える(しかし、初期の頃は「普段の行いは悪いからな」と自覚していた事も)。
彼の企てる計画は、戦力の分断、超AIの誤作動、合体阻止による弱体化など勇者特急隊の弱点を巧みに突いたものが多く、これらの作戦には旋風寺舞人も苦戦を強いられた。
実は今作のラスボスであるブラックノワールの洗脳を受けた人物の1人で、終盤では彼(彼女?)の力を借りて世界各地で破壊の限りを尽くした。

趣味は読書で、夏目漱石とシェイクスピアを特に敬愛している。
作中ではそれらの作家が用いた言葉を引用し、勇者特急隊の無謀な戦いぶりを貶していた。
好きな色は自分のイメージカラーである紫で、好きな飲み物は烏龍茶。
ロボットマニアで通っているからか、勇者特急隊の秘密に迫る特番にゲストとして招かれた事もある。

彼の持ち歌は作中では2曲披露されており、「Black diamond」は後期のエンディングにも採用された。PUEPLE名義となっているが、歌唱は鈴木勝美氏によるもの。


劇中の活躍


第22話『美しき悪の華』で初登場。
この頃は「マイトガインのパイロットはパープルなんじゃないか?」という噂が飛び交っていた時期であり、それを利用しようと考えたホイの命令で、マイトガインの真のパイロットの正体を暴くための作戦に加わる。
自らが率いるバンドのコンサート会場がその舞台となったのだが、裏ではこの計画を利用してホイを失脚させ、アジアマフィアを乗っ取ろうと企てていた。
その結果ホイとチンジャ・ルースの操るロボットはマイトガインに破壊され、ホイが尻尾を巻いて退却した事で、当初の予定通りアジアマフィアのトップに君臨した。
ちなみにこの時点では舞人に裏の顔はばれておらず、終盤で正体が彼にばれるまでは一緒のテレビ番組に出演したり、旋風寺邸のクリスマスパーティーにゲストとして招かれたりと案外良好な関係であった。

ミュージシャンとして表舞台に立つ一方で、エグゼブの命令でアジアマフィアを率いて様々な悪事を計画。
その一環として、自分の正体を知るホイとチンジャの抹殺も企てるが、彼らに差し向けた刺客は返り討ちにあってしまい、結局最後まで彼らの暗殺は成し遂げられなかった。

12月25日午前0時丁度に、ブラックノワールが推し進めていた「クリスマスオペレーション」を開始。
大量の洗礼ロボットで世界各国を制圧し、自分も空中戦艦「ブランカ」に乗り込んでローマを洗礼ロボット軍団で攻撃する。
そこに勇者特急隊が現れるもブラックノワールから「魔のオーラ」を受けていたので、猛攻を受けても戦艦には傷1つつくことはなく、圧倒的な戦力で彼らを返り討ちにして撤退させた。

日本以外の国を全て支配下に置いた後、今度はネオ鹿児島湾に現れて日本への侵攻を開始する。
この戦いでバトルボンバーガードダイバーを次々と倒していくが、そこで突如戦艦と洗礼ロボットを纏っていた魔のオーラが、吉永サリーが放った「イノセントウェーブ」の力で消え去ってしまい、グレートマイトガインに隊長機を撃破される。
何とか応戦しようとするも間に合わず、グレートマイトガインが放ったパーフェクトキャノンが自分の乗る戦艦とロボット軍団に直撃。ロボット軍団は壊滅し、自らも戦艦の爆発に巻き込まれて死亡した。


搭乗機


●空中戦艦ブランカ
自分の所属するロックバンドの名前を冠した戦艦。
ブラックノワールの魔のオーラを纏っていたので、難攻不落の要塞となった。
パープルはこれに乗っていた時にエレキギターを弾いており、恐らくそれで洗礼ロボ軍団をコントロールしていたものと思われる。
ちなみにクルーはバンドの他のメンバー。


部下・関係者・メカニック


  • ジャーマネ
CV:川津泰彦
パープルのマネージャー。
揉み手とオネエ口調が特徴的な狡猾な男。
芸能活動だけでなく、パープルの行う快楽犯罪のプロデュースまで行うやり手。
パープルとは古くからの付き合いらしい。
最終決戦時にパープルと共にパーフェクトキャノンにより消し飛ばされ、最期まで彼と運命を共にした。

  • アキ、ケイ、トモ、ヒロ
ブランカのメンバー。それぞれドラム、キーボード、リードギター、ベースギターを担当する。
ジャーマネと共に彼らもブラックノワールの洗脳を受けているらしく、上記の通り空中戦艦ブランカのクルーを務めていた。
彼らも最期はパープルと共にパーフェクトキャノンに呑まれて消し飛んだ。

  • ゼンジー広東
CV:茶風林
アジアマフィア中国支部長である小太りな辮髪男。
パープルの指示を受けてリオデジャネイロでロボットを暴れさせ、エレメントXを護送していた勇者特急隊の戦力分断を図る。

●ランラン0号~3000号
ゼンジーが操る大きなレンガのようなロボット。
0号から3000号までが合体する事で、万里の長城形態という巨大なヘビ型ロボットとなる。
装甲はかなり厚く、巨大な輪のような形になってマイトカイザーを取り囲み、脱出不可能な城壁となって舞人を苦しめた。

●リンリン号
バイクのような形をしたロボットで、上部に砲台が取り付けてある。
こちらも合体する事で、中国の皇帝風の戦闘ロボへと変形できる。
エレメントXを護送していた勇者特急隊を襲い、エレメントXを強奪しようとする。

  • ならず者集団
ジャーマネが雇った刺客で、パープルの秘密を知るホイとチンジャを始末するために、彼らが経営する屋台を襲う。
チンジャはボコボコにしたが、直後にホイの広東流料理拳を受けて全滅してしまった。

  • イシバシ
CV:古田信幸
ジャーマネがマイトガインを倒すために雇った賞金稼ぎ。サリーちゃんのパパのような姿をしている。
名前の由来は芸人の「石橋貴明」で、サリーちゃんのパパのような姿になったのは石橋氏がそのモノマネを得意としていたため。

●グヤトーン
イシバシが乗るクワガタムシ型ロボ。
頭部と腹部にある大きなハサミが特徴で、そのハサミで動輪剣を受け止めた。

  • アッパー、パッチ
CV:稲葉実、星野充昭
ジャーマネがマイトガインを倒すために雇った賞金稼ぎの兄弟。
通称「アパッチ兄弟」で、その界隈では名の知れた存在らしい。
暴走族のような格好をしている。

●テレキャスター
●ストラトキャスター
ジャーマネがアパッチ兄弟に与えた戦闘ロボ。
やはり暴走族のようなデザインをしている。
斧やミサイルなどで攻撃し、舞人を負傷させるが……

  • ガンズ、ジャニス、デブ
CV:立木文彦、巻島直樹、置鮎龍太郎
超AIを狂わせる怪電波の発生源であるテレビ局「ARKテレビ」を警備していた3人組。

●リッケンバッカー
自動制御の兵士型量産ロボ。
頭の角はプロペラに変形し、それにより空中を飛行する事が可能。
子供「あ、タケコプター!」

●番犬ロボ
テレビ局の警備装置の1つ。
本物の犬以上の能力を持っていたが、その能力を逆に利用されてしまい、舞人の用意したスカンクの香水を食らい悶絶していた。

  • ラン、スー、ミキ
CV:子安武人、菊池正美、山崎たくみ
パープルの依頼でアトラスMk-Ⅱのパイロットとなった傭兵3人組。通称「スゥィートデビル隊」。
3人で正規軍のロボット部隊を壊滅させるが、3人のパイロットとしての実力はそれほど高くなく、アトラスMk-IIの機体性能に依存している。
ちなみにこの3人の名前は70年代のアイドルユニット、キャンディーズが元ネタ。
解散の際の「普通の女の子に戻りたい」という発言が有名で、監督がファンだったのか、後番組でも使われた。


●アトラスMk-Ⅱ
雷張ジョーの愛機「轟龍(アトラス)」の発展量産機。
轟龍よりも性能は格段にアップしていたが、搭乗していたパイロットの腕がジョーよりも劣っており、機体もパイロットの腕差をカバーできるほどの性能はなかったために、プロトタイプである轟龍にも苦戦していた。

  • プロフェッサー・ランツァイ
CV:仲木隆二
アジアマフィアに所属する老科学者。
勇者特急隊の合体のメカニズムを解析し、合体阻止光線を開発する。
それを搭載した飛行要塞でネオ那須高原を襲い、そこに現れた勇者特急隊に合体阻止光線を浴びせて苦しめる。

●飛行要塞ライゴー
ランツァイの乗る、合体阻止光線を搭載した飛行要塞。
下部にある発射装置から合体阻止光線を発射し、それを受けたライジンとジンライが勇者特急隊に向けて放射する事で、彼らの合体を阻止していた。
発射装置の起動に使うのは、なんと麻雀ですじゃ。

●ライジン
●ジンライ
中国の拳法家のような姿をした戦闘用ロボット。
単体でも結構強いが、本当の役割は合体阻止光線の中継機。
2体で勇者特急隊を挟むように移動し、合体阻止光線を放射する事で合体不能に陥れた。
直接攻撃すれば良くね?とか言ってはいけない。
なお素早さに特化しすぎてるせいか装甲は非常に脆く、ガードダイバーのダイバーライフル一撃で本体を貫通される程。


余談

中の人は鈴木勝美氏で、マイトガンナーと兼役。ぶっちゃけ数多くの脇役も演じてる
イケメンでキザなミュージシャンと血の気の多い勇者ロボという対照的な役だったため、同じ人だと気付かなかった人もいるのではないだろうか。
また、パープルが死亡した次週の最終回ではマイトガンナーが敵の攻撃を喰らって爆散するシーンがあり、2週連続で主要キャラの断末魔を演じることとなった。


ゲーム作品において

勇者シリーズのオールスターゲーム『新世代ロボット戦記ブレイブサーガ』において、中盤のマイトガインルートを選択すると敵として登場。
本作においてはブランカは登場せず、自らアトラスに乗り込みグレートマイトガインに立ち向かうという本編で見られなかった勝負を見られ、最終的に勇者たちに敗れ死亡した。
なお、選択肢でゴルドランルートを選んだ場合は登場すらしない。

スーパーロボット大戦シリーズ』には『V』から参戦。
原作と同様にエグゼブの配下として暗躍していたが、舞人や破嵐万丈には早い段階で嫌悪感を抱かれていた。
アンジュが公開処刑される際にはスペシャルゲストとしてミスルギ皇国へ招かれ、群衆の憎しみを煽り立てるためにライブを開いていた。
そして惑星フェルディナにて舞人と決着をつけようとするが、テンカワ・アキトに邪魔をされてしまい、「赤にも青にもなれない中途半端なお前では俺の黒には勝てない」と吐き捨てられた後で敗北し、ブランカの爆発に巻き込まれ死亡した。

X』ではドアクダー軍団に早期に渡りをつけ、ブラックダイヤモンド連合の命名者かつリーダーとなる。
リリーナやシーラ女王を人質に取り、エクスクロス一行をなぶり殺しにしようとするものの、虎王の裏切りでそこを崩され敗北する。

ちなみに戦闘時の台詞には、「黒く塗り潰す、月も太陽も!」という後期EDを意識したものや「全てを染めろ!闇より暗い黒に!」という真の黒幕を暗示させるようなものもある。


追記・修正は、ルールのいらないパーティーで変幻自在にお願いします。


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