サンダーブレスター(ウルトラマンオーブ)

登録日:2016/10/18(火) 14:02:20
更新日:2020/03/17 Tue 09:59:16
所要時間:約 13 分で読めます






ゾフィーさん!
\ヘアッ!/


ベリアルさん!
\ゼェェァッ!/


光と闇の力……お借りします!!


フュージョンアップ!





ウルトラマンオーブ!


サ ン ダ ー ブ レ ス タ ー !



画像出展:ウルトラマンオーブ(2016年7月9日~12月24日) 第12話「黒き王の祝福」より
@円谷プロ、「ウルトラマンオーブ」製作委員会




サンダーブレスターとは、特撮ドラマ『ウルトラマンオーブ』に登場するウルトラマンオーブフュージョンアップ形態のひとつである。


≪スペック≫

身長:55m
体重:5万5千t
飛行速度:マッハ7
走行速度:マッハ3.5
ジャンプ力:1100m
水中潜行速度:マッハ2.9
地中潜行速度:マッハ2.5
腕力:15万t
握力:9万t
(現在オーブの形態で身長、体重共に一番高い)


≪概要≫

ゾフィー」の善の光と「ウルトラマンベリアル」の悪の闇を借りた異質な姿。
名前の由来はベリアルの技「ベリアルジェノサンダー」とゾフィー両肩のブツブツ宇宙警備隊隊長の証である「ウルトラブレスター」から。
初期3形態と共に初期から放送前のスペシャル番組、フラゲ誌やCMなどで存在は判明していたが、初登場は12話と他形態に比べかなり遅い登場となった。

見た目は既存のウルトラマンのデザインからはかなり逸脱しており、お世辞にも正義の味方には見えない。
というかどう見ても悪役であり、にせウルトラマンと言われても違和感はない。

黒の地色が半分以上を占める体の模様まんまベリアルのようなツリ上がった眼マッシヴな体格ベリアルクローの様な鋭い爪になった指先など、見た目からしてべリアルの要素が色濃く出ている。

一応、盛り上がった両肩にウルトラブレスターらしき意匠が施されていたり、
足や胸などの銀色の部分など、ちゃんとゾフィーの特徴を併せ持っているのだが、
目につきやすい特徴的なパーツが悉くベリアル寄りなせいでパッと見のイメージとしてはかなりベリアルの要素が強い。

というより内容も含めて強すぎる。

また、カラータイマーや眼に時折血走った血管のごとく赤黒い波紋が走り、禍々しいイメージを受ける。
一部ではべリアルをヒーロー寄りにしたデザインとも言われていたが、後述の事を考えると……。


闘い方は強大なパワーを周囲の被害に考慮することなく振るう非常に荒々しいラフファイトスタイル。
その見た目通り、かなりの強さを有しており、変身すればどんな相手にもまず間違いなく勝てるが、
その強すぎる闇の力故に、闇に飲まれ暴走してしまう危険性を有しており、文字通り諸刃の剣の形態である。
その相反する性質からベリアルのウルトラフュージョンカードは正しい心では制御が難しく、ガイも最初はリード出来なかった。

だがタマユラ姫を目の前で消滅させられた事でガイの怒りが爆発、その感情の昂りが引き金となってリード可能となった。
この時、ベリアルがガイの怒りと憎しみを見て高笑いを上げる描写が確認できる。初登場回のタイトルでもある『黒き王の祝福』とはまさにこのことか…。

変身シークエンスは他の三形態が原典の変身バンクやタイトルバックを組み合わせたものだったのに対し、
サンダーブレスターはベリアルが閉じ込められていた漆黒の宇宙牢獄が砕けた後に十字状の光が放たれ、交互に映る青い光赤黒い闇をバックに巨大化。
最終的にエメラルド色の光赤黒い稲妻のエフェクトを背にする…というもの。

ベリアルには現状変身バンクがなく、ゾフィーも通常の変身シーンはなかったため、両者を意識しつつもオリジナリティあふれるものとなっている。
なお青い光は『ウルトラマンZOFFY』のオープニング、一瞬映るオレンジの光は『メビウス』本編でのゾフィーの変身シーン、
赤黒い闇は恐らくレイブラッド星人がベリアルに入り込んだシーン、
〆のエメラルド色の光は『超決戦!ベリアル銀河帝国』にてベリアルが狙ったエメラル鉱石が元ネタになっているなど、他の形態に比べてマニアックなネタが多い。


初報の時点で詳細はひた隠しにされ、殆ど明かされていなかったが、その容姿やべリアルの力を使うという事から暴走の危険性を不安視されており、
ファンの間では「嫌な予感しかしない」「見境なく暴れまわるのでは?」や  「もしや、姿か何かで世間からバッシングされるのでは?」 などと言われていた。

……そして案の定だった。



≪使用技≫


ゼットシウム光線

光と闇のエネルギーを使い、腕を十字に組んで発射するサンダーブレスター最大の必殺技。
名前の由来はゾフィーの「Z光線」とベリアルの「デスシウム光線」から。
右手に闇、左手に光のエネルギーを集めて体の前にO状の輪を作り、叩きつける様に両腕をクロスして発射する(ポーズ的にはM87光線+デスシウム光線)。
名前とは裏腹に、見た目はM87光線を螺旋状のベリアルジェノサンダーの渦が取り巻いていると言った方が近い。
命中した時のエフェクトは相手の肉を抉り散らしながら食い込んでいくというえげつない物になっている。

なお、なぜか技名を叫びながら撃つと効かないジンクスがある。制御可能になってからはほぼこのパターンである。
しかも劇場版でも客演時にも健在であり、「つなぐぜ!願い!!」ではギャラクトロンMK2に向けてジードのレッキングバーストと同時に放ったのだが、
ここで技名を叫んだ結果ジンクスが発動、両方とも効かなかった
ちなみにレッキングバーストが明確に効かなかったのは今回が初。他人まで巻き込むとは………。
さらにこのジンクスは次々回作のウルトラマンR/Bでも適用された。
ロッソがオーブリングNEOを用いて使用するのだが、
オーブリングNEOが技名を叫んでしまうせいなのかホロボロスには全く通用しなかった。
ここまで来ると最早呪いではなかろうか…と思われたが映画でメカゴモラを撃破。本人より先にジンクスから脱することが出来た。


ゼットシウム光輪

サンダーブレスターの切断技
電撃を纏った紅の光輪を手元に発生させ攻撃する。
手持ち武器として使いマガオロチの尻尾を一刀両断した他、ギャラクトロン戦ではメリケンサックにして打撃の威力を上げるという使い方をしている。
また、マガタノオロチ戦ではバリヤーのようにして敵の攻撃を防ぐというゴーグファイヤーゴルザ戦の初代ウルトラマンさながらの使い方をしている。
技名は劇中では呼称されなかったが、データカードダス『ウルトラマン フュージョンファイト!』でのこの技の実装に伴い判明した。
因みに、ゾフィーもベリアルもこれまでに八つ裂き光輪に相当する技は披露されていないが(ベリアルは後に偽物が使用した)、
八つ裂き光輪系統の技は大抵のウルトラマンが持っているのでどちらかが持っていても特に違和感はない。というか間違いなくオーブ自身の要素だろう。


サンダークロスガード

赤黒いオーラを纏わせた両腕をクロスさせて使う防御技。
巨大化したジャグラーとの戦闘で初使用し、ジャグラーが蛇心剣で放った必殺剣「新月斬波」を辛うじて防ぐが、衝撃までは防ぎきれずに吹っ飛ばされてしまった。
元ネタはゾフィーの「ウルトラクロスガード


Zクロー霞斬り

作中未使用。
突進してすれ違い様に赤黒いオーラを纏った爪で斬り裂く。
元ネタはゾフィーの「ウルトラ霞斬り


Zクローウィップ

作中未使用。
爪から光の鞭を形成し、敵を絡め取る。
元ネタはベリアルの「ベリアルウィップ



≪劇中の活躍≫

初登場は12話だが、べリアルのカードは7話にて予知能力者の少女・ハルカが、
オーブ=クレナイ・ガイが苦悶に満ちた表情でベリアルのカードに手を伸ばす悪夢を見たという形で登場。

この7話時点では惑星侵略連合メフィラス星人・ノストラがべリアルのカードを所持していたが、
10話で惑星侵略連合が壊滅して以降はジャグラーの手に渡る。

続く11話にて、ジャグラーが大魔王獣マガオロチの封印を解くためにべリアルのカードを使用。
そして……。



12話『黒き王の祝福』
11話にて封印を解かれたマガオロチに挑むオーブだが、既存の3形態を全て破られ、完膚なきまでにやられてしまった。
その上、ジャグラーに手持ちのフュージョンカードを全て奪われるという最悪の事態が重なる。

最大のピンチの中、かつてマガオロチを封印していた玉響姫(タマユラひめ)が現れ、ガイにべリアルとゾフィーのカードを託した。
早速フュージョンしようと試みるも、今度は闇属性であるべリアルのカードがオーブリングでリードできないという事態に見舞われてしまう。
マガオロチの進撃をガイに代わり止めようとする玉響姫だが、抑えきれなくなりガイの目の前で消滅。

その時、ついに爆発したガイのマガオロチ・ジャグラー・そして無力な自分への怒り(田口監督曰く「殺意」)に呼応するかのようにリードが可能になり、ようやくフュージョンアップが成功。


ゼェェッ! ハハハハハハハ……!

ダァアアアァァアァァアア―――――ッ!!!!


そこにいないはずのウルトラマンベリアルの高笑いが響く中、殺意の咆哮と共に黒き王は顕現した。
しかし変身には成功したものの、「登場時に衝撃波を出して周囲の建物を破壊する」というウルトラマンにありえざる暴挙を行いながらの登場となった。*1
その後の戦闘においては初戦で全く手も足も出なかったマガオロチを赤子の手を捻るように一方的に攻撃。

  • 生々しい音と共にマガオロチの頭を掴んでビルに叩き付ける
  • 必要以上に頭部を殴打
  • ビルをもぎ取ってマガオロチにぶつける
  • マガオロチの尻尾を斬り、斬った尻尾で再び殴打

といった、周りの被害を一切顧みず、満身創痍の怪獣にも一切容赦せず、息の根が止まるまで攻撃を止めないファイトスタイルはとても正義の味方とは言い難い。

これまでのオーブとはまるで違う異質な雰囲気に、SSPのジェッタは「ちょっと怖い」、ナオミの母親は「なんか乱暴な人」と恐怖し、
この凄惨極まる戦いを目の当たりにしたジャグラーすらも
「なんでだよガイ!? 何なんだよ!? 一度ぐらい俺に勝たせろよコノヤロォォ―――――ッ!!!」
演者の喉が潰れないか心配するくらいに激怒、最終的にマガオロチが爆殺された際には絶望と怨嗟の叫びを上げ、飛び去るサンダーブレスターの背後で放心状態のまま去って行った。

また、登場シーンではカラータイマーと目に赤く充血したような波紋が迸り紅いボディライン禍々しく輝くという意味深な演出がなされた。

なお、その後ジャグラーは潔く負けを認め、ホルダーごと奪ったフュージョンカードを全てガイに返すものの、ベリアルのカードを使ったことを皮肉り、
「所詮おまえも俺と同類だ。楽しめ」
と嘲笑いながら去っていくのだった………



15話『ネバー・セイ・ネバー』
14話にて別次元より現れたシビルジャッジメンター・ギャラクトロンに囚われたナオミを助けるため、
スペシウムゼペリオンハリケーンスラッシュで挑むガイだが、手も足も出ず惨敗して変身が解除されてしまう。

しかし負けたからと言って強すぎる驚異を放置するわけにもいかず、サンダーブレスターの姿に変身して再度臨場しようとするも、制御できないかもしれないという恐れから使うのをためらってしまう。

だが、辺り一面を焦土にするギャラクトロンを止めるために、半ばヤケクソ気味になりながらも変身。

闇と光の力……お借りします!!

今回はベリアル陛下の方を先にリードしたためか一度で変身に成功した……が、安心するのもつかの間
あろう事かギャラクトロンを捕獲しようとしたビートル隊のゼットビートルを高笑いを上げつつ自らの手で撃墜させ
中のナオミなど知った事ではないと言わんばかりにギャラクトロンに攻撃を加えていく。

なお、この話でリードの順番が逆だったのは、ゾフィーの光の力でベリアルの闇の力を抑え付けようとしたため。
しかし、最強の光と闇の力をそんな安易な考えで制御できるはずもなく、マガオロチ戦以上の暴走を起こすことになった。
おかげで今回は前回以上に容赦のないファイトを繰り広げており、


……流石にこの光景には戦いを見ていたSSPの面々+αも唖然となり、ジェッタは「オーブを止めて」とシンに懇願。
シンも「自分にはどうする事もできない。どうせオーブはもうすぐ消えるから待つしかない」と匙を投げてしまう。

人類にとって希望の象徴であるはずのウルトラマンに、(状況が状況だけに仕方ないとはいえ)人類が『早く消えてくれ』と願うという前代未聞の光景は、
まさに帰ってくれウルトラマン状態だった。

カラータイマーが鳴り始めてもオーブの凶行は止まらず、機能停止寸前のギャラクトロンの左腕のブレードをもぎ取り、それで殴打
トドメとばかりにブレードをギャラクトロンのコアに突き刺そうとするが、ジェッタの叫びに一瞬理性を取り戻し、動きを止めた。

……だが立ち上がったギャラクトロンの攻撃、もとい抵抗に対し攻撃本能が復活。
あろう事か、中にいるナオミもろともゼットシウム光線でギャラクトロンを破壊してしまう。

前回の話の流れや次回予告から「15話で力を制御できるようになるのでは?」と微かに期待していた視聴者を見事に裏切り、
防衛隊への攻撃、人質の救出より敵の殲滅を優先、殺戮を楽しんでいるかのような狂った高笑いを上げ、ギャラクトロンを暴行、
挙句の果てにヒロインもろとも敵を倒すという、土曜朝9時に放送してるということ忘れそうになるくらいの急展開となり、
鬱展開が続いた作品として有名な『ウルトラマンネクサス』ですらしなかったウルトラマン史上最大の暴挙を行ってしまい、
12話での暴走が霞むくらいのとんでもないトラウマを視聴者に刻み付けたのだった*2

この一件が原因となり、翌話『忘れられない場所』では国民から、
『ウルトラマンオーブは正義の味方ではないのか?』『オーブも怪人と同じ存在なのか』と疑念や不信感の声が上がり、更にオーブへの非難・批判の声が殺到、国会の前では「オーブを許すな!」というデモが起こり、もはやその時の彼は『ヒーロー』ではなく、『自分達に被害をもたらしたもしかしたら怪人かもしれない存在』と全く変わっていた。
ビートル隊では『次、ウルトラマンオーブが出れば攻撃をするかもしれない』という声すら上がった。
*3
一応ゼットビートルのパイロットは脱出に成功、ナオミも重傷こそ負ったものの辛うじて死なずに済んだが、
この騒動が原因でジェッタは「オーブは味方だと信じていたのに」と失望。

しかし、コフネ製作所のおやっさんたる小舟惣一はオーブの力を科学の力と同じだと例え、こう言う。
「強力なパワーを作り出した途端、破壊と暴力に呑まれてしまう……そんな闇に、制御が利かなくなる。自分の闇ってのはな、力づくで消そうとしちゃいけねぇんだ。逆に抱きしめて……電球みたいに自分自身が光る。そうすりゃあ、ぐるっと360度……どこから見ても、闇は生まれねぇ」

ガイもかつてと同じ悲劇を招いてしまった自責の念から「オーブを許せない」と自分自身を責め、
意識を取り戻したナオミに「俺は消える……また逃げたと思ってくれていい。今の俺は、あんたの側にはいられない」と言い残して、
SSPのメンバーの前から再び姿を消してしまう。

そして「二度とこの力を使わない」と決意しながらも、ガイはベリアルのカードをホルダーに入れ、
小舟が示した『闇を抱きしめられる強さ』を求め、忘れようもない自らの犯した最初の罪が眠る場所へと向かうのだった……。

なお、この15話では戦闘シーンが冒頭に集中しており、後半は全てドラマパートという異例の構成となっている。




17話『復活の聖剣
思い出の地であり、最初の罪が眠る地でもあるロシアのルサールカ地方で、
ジャグラーの変身した合体魔王獣ゼッパンドンと交戦したガイは負けて傷つきひとときの間気を失う。
そして気を失った夢の中で真っ白なフュージョンカードを手にして、目が覚めるとその真っ白なカードはガイの手のひらにあった。

そして病院に向かい、ジャグラーの襲撃からナオミを救い出すが自責の念に駆られてしまう。
しかしナオミは「たとえ世界中が敵になっても、私はオーブに救いの手を差し伸べたい」とガイに対し、祖母から母に、
母から自身に託されたマトリョーシカを託す。その中には、なんとナターシャとガイの白黒写真が入っていた。
ガイが死なせてしまったと思い込んでいたナターシャは確かに生きており、きちんと後の世代に命と絆を繋いでいたのだ。

ガイはナオミに「次にオーブが現れたら、オーブを救ってやってほしい」とオーブニカを託し、再び襲来したゼッパンドンに挑む。

俺はもう闇を恐れない。ナオミのくれた勇気で……闇を抱きしめてみせる!!


光と闇の力……お借りします!!


闇を抱いて、光となる!!


ゼッパンドンに立ち向かえるのは闇のカードだけだ、と挑発するジャグラーに対し、ガイはこの言葉でサンダーブレスターにフュージョンアップ。
この話でようやく雄叫びではなく名乗り台詞も披露した。

  • 飛びかかりゼッパンドンに顔面チョップ後、複数のボディブローをあびせる
  • ゼッパンドンの反撃にひるまずヘッドバッド、すかさず顔面チョップを与える
  • 雄叫びを上げてゼッパンドンを掴み上げ投げ飛ばそうとするが失敗、隣にあった電波塔を引きちぎり武器にする
  • 電波塔が折れてもそのまま粉々になるまで殴りつけ、顔面を掴みながらボディブロー

マガオロチ、ギャラクトロン戦ほど危険な戦闘ではないが、
三番目にはジャグラーも「イイねェ~、その暴れっぷり! 惚れ惚れする!」とご満悦。
駆けつけたジェッタとシンも困惑する。

挙句の果てにビートル隊にもまずはオーブに攻撃を集中するように指示が下った事で攻撃される*4という、身から出た錆とはいえ四面楚歌な状況に陥った。

必殺のゼットシウム光線もゼッパンドンシールドで防がれ、「どうした?! お前の闇はその程度か…!?」と煽られるサンダーブレスター。
しかし、駆けつけたナオミに「オーブ、私信じてる! どんな姿になっても、どんなに力に溺れそうになっても、私の命を救ってくれたあなたの事を…ずっと信じてるから!!」と説得される。
しかし、ビートル隊の攻撃とゼッパンドンの追い撃ちで周囲は爆炎に包まれる……


……が、SSPは無事だった。


間一髪、サンダーブレスターがゼッパンドンの攻撃からSSPを守ったのだ。
ベリアルの瞳で頷きながら、SSPを見つめる場面に信頼感を得た視聴者も少なからずもいるかもしれない。
一時期はオーブに失望したジェッタもカメラを回し、オーブが救ってくれたと喜びの声をあげる。

そして、オーブニカの音色にも似た歌を歌うナオミの姿にナターシャの面影を重ね合わせ、
己を信じる勇気こそ、『闇を抱きしめられる強さ』なのだと気づいたガイは、
新たなフュージョンアップカードと、ゼッパンドンの尾から現れたかつての自身の剣を得て、真の姿に変わる……。


21話『青いリボンの少女
ハイパーゼットンデスサイス(リザーバー)との戦闘で、最初はオーブオリジンに変身したが、途中でオーブカリバーを手放してしまい、トドメの時だけこの形態に変身。
オーブオリジン時にオーブカリバーで空中に打ち上げたデスサイス(リザーバー)を地面に叩き落とし、
高速回転からのダブルラリアットのような戦法で大ダメージを与え、ゼットシウム光線でトドメを刺した。恒例「回ればどうにかなる」はここで回収。
ちなみにこの時は、周囲の物を破壊するような様子は一切見せていなかった。



23話『闇の刃』
巨大化したジャグラーとの戦闘で最初に変身。
肉弾戦で圧倒された上、ジャグラーの必殺剣「新月斬波」でダメージを受けるが立ち上がったところでオーブオリジンに変身した。
なお、この時は12話の時と同様紅いボディラインが輝く描写がなされたものの、同時にカラータイマーも白く光っていた。



24話『逆襲の超大魔王獣』
超大魔王獣・マガタノオロチとの戦闘で変身。
初手で空中から高速で接近しつつキックを喰らわせようとするも、狙い撃ちされて撃墜。
その後は善戦したものの、マガタノオロチにさしたるダメージを与えることが出来ず、オーブオリジンに変身した。
とはいえ、オリジンでも弱点が見つかるまで押される一方だったことを考えると、ポテンシャルの高さは十分証明したと言える。



劇場版『絆の力、おかりします!』

デアボリックとガピヤ星人サデスを相手にスペシウムゼペリオンから変身し、圧倒。それまでの劣勢を覆した。
……が、自らを攻撃からかばったウルトラマンエックスが宝石化したため動揺し、その隙をつかれてサデスに倒されてしまった。
サンダーブレスター初黒星。


ギャラクトロンMK2をジードとともに押し返した後、スペシウムゼペリオンから追撃をかけるべくこの形態にフュージョンアップ。
後から追いついて来たジードはベリアルの面影が強いこの姿を見て「似てる!?」と面食らったが、当のガイは「気にすんな!」と流して攻撃を再開。
一進一退の後にジードと共に必殺光線を放った……が、ここで技名を叫んだばっかりにジンクスが発動レッキングバーストを巻き込む形で効かずに終わった。


ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ
エックスダークネス、ジードダークネス相手に変身しゼットシウム光線を発射。両者の光線を相殺する活躍を見せた。


≪余談≫

  • 12話でのヒーローらしからぬ戦闘に衝撃を受けた視聴者は多く、Twitterでは放送終了後の数時間に渡って「ウルトラマンオーブ」「サンダーブレスター」「ベリアル」といったワードがトレンドに上がった。

  • 「守るための戦い」ではなく「殺すための戦い」、とまで揶揄されるその残虐さに某赤い通り魔を連想した人も少なくはないとか。
    ちなみにYouTubeの配信では、サンダーブレスターの戦闘シーンに入るタイミングで赤い通り魔の配信の広告が入る。
    円谷さん、もしかしなくても狙いましたね?

  • そして赤いあいつ展でサンダーブレスターのアイテムが先行発売されたり、
    ニコニコ動画で行われた生放送&一挙再放送の際には、田口監督がサンダーブレスターの登場シーンで「レッドファイッ!」コメントを推奨する始末に。

  • 12話では、メインを務める怪獣が描かれるOPサブタイトルの影絵にサンダーブレスターの姿が描かれるという、異例の扱いを受けた。今のところ総集編以外で怪獣以外がピックアップされたのはサンダーブレスターとオーブオリジンだけとなっている。

  • ベリアル由来の邪悪さばかりプッシュされているためか、ゾフィー成分が薄く、「ゾフィーさん仕事しろ」とネタにされるが、初登場の際は周囲の被害を一切気にしないような戦い方ではあるが的確な攻撃によってマガオロチを倒しており、その後は他に何もせずに帰っている。ギャラクトロン戦においてはジェッタの叫びに一瞬反応して攻撃の手を止めており、全く機能していないわけではない。
    というより、オーブ本来の姿であるオーブオリジンが「光」と「闇」の属性を持つ以上、ガイ本人が闇をコントロールできていなかったのにこれだけで済んでるのはむしろゾフィー兄さんが仕事しているからでは?という意見もある。むしろサンダーブレスターの凶暴性はストレスの溜まったゾフィーの要素とも

  • 組み合わせにゾフィーとベリアルと明かされた時、「なんで?」という声が多く挙がった。ベリアルと関係が深い相手と言えば、ウルトラの父ことウルトラマンケン、ウルトラマンゼロだからであろう。ゾフィーはベリアルの光の国の襲撃時に軽くあしらわれ(ベリアルの反乱時)、次の機会にも善戦こそしたが敗北している(銀河伝説時)ため、対等の立場かと言われると弱いとみる声も少なくはない。一見すると、「光の国出身」以外の深い関連性はないと思われがちだが、ゾフィーはウルトラ6兄弟の長男、ベリアルはダークネスファイブの主、両者とも「5人組の上司」、エンペラ星人と関わりがあるという共通項がある。

  • オーブの変身はカードから力の片鱗を借りているだけであり、そこに強い意志の類は介在していないため、最強クラスの光の力*5と闇の力を制御するのはガイの責任であり、闇を認めないから暴走したのではという解釈もある。

  • 「光と闇の力で戦う形態」というのは光と闇の属性を持つオリジンとの共通項であり、見方を変えればサンダーブレスターは「オーブオリジンの直接的な強化型」とも言える。

  • 『ウルトラファイトオーブ』には「ベリアルの要素を持つサンダーブレスターはあえて外されている」とのことで唯一登場しなかった。
    ゼロのとなりで使うわけにもいかないからでは?などの説もあったが、最終回でジード(ジード本編的にはベリアル)が登場したため、それが理由だったと言われている。
    劇場版ジードではそんなプリミティブとサンダーブレスターの共闘があり、ベリアルの面影が強い外見を見てリクが面食らう一場面も。


追記・修正は闇の力を制御できるようになってから『お願いします!』


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