登録日:2017/11/20 Mon 22:01:06
更新日:2026/06/30 Tue 07:48:28
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《代打バッター》は破壊され墓地へ―!
そして手札にある最上級モンスターを場に出す!
そのカードは…ヒョヒョヒョ…こいつだ!!
あのカードは幻の…!すでに手札に持っておったのか…
《インセクト女王》!!
《インセクト女王》とは、『
遊戯王OCG』に存在するカード。
《インセクト女王/Insect Queen》
効果モンスター
星7/
地属性/
昆虫族/攻2200/守2400
(1):このカードの攻撃力は、フィールドの昆虫族モンスターの数×200アップする。
(2):このカードの攻撃宣言の際に、
自分は自分フィールドの他のモンスター1体をリリースしなければならない。
(3):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊したターンのエンドフェイズに発動する。
自分フィールドに「インセクトモンスタートークン」(昆虫族・地・星1・攻/守100)1体を
攻撃表示で特殊召喚する。
概要
ゲームボーイソフト『遊戯王デュエルモンスターズIII 三聖戦神降臨』の初回特典として登場した効果モンスター。
- (1):フィールドの昆虫族モンスターの数に応じた自己強化効果
- (2):モンスターのリリースを行わなければ自身は攻撃を行えないデメリット効果
- (3):戦闘でのモンスター破壊に連動したトークン生成効果
の3つの効果を併せ持つ。
(1)の自己強化による理論上の攻撃力最大値は4600。
また、自身も昆虫族であるため実質的な攻撃力は2400と考えて差し支えない。
(2)のデメリットにより、リリース用のモンスターがいないと自分から攻撃が出来ないのが痛手。
とは言え、相手モンスターの戦闘破壊にさえ成功すれば(3)の効果でトークンを生成できるので、いくらでも後続を補充できるという点でカバーがされている。
トークン以外の昆虫族モンスターも用意できれば高い打点で相手モンスターを破壊し制圧する、正に女王と呼ぶに相応しい八面六臂の活躍を見せてくれることだろう。
……なんて風に書ければ良かったんだけど。
正直に言うとこのカード、単体では使いにくい面の方が目立つと言わざるを得ない。
自己強化効果を持つとはいえ、素の攻撃力2200というのはさすがに物足りない。
一般的な最上級モンスターの攻撃力が大凡2800程度と考えると、攻撃時のリリース要因も含めて他に3体の昆虫族を並べて漸くといったところ。
素のステータスや最上級ラインで考えても、
- 貫通効果持ちの《セイバー・ビートル》
- レベル8・攻撃力2800の通常モンスター《鉄鋼装甲虫》
など、デメリット無しで使いやすい昆虫族モンスターが多数存在するのが悩みどころ。
しかもこいつは一切耐性無し。……もうわかるよね。
リリース用として想定されていただろうインセクトモンスタートークンの生成についても、攻撃力100という貧弱ステータスでありながら、エンドフェイズ時に攻撃表示で特殊召喚されるというのが痛い。
如何に自己強化とリリース元の確保が可能とはいえ、何の耐性も無い低攻撃力のトークンを相手ターンに晒してしまえば、
絶好のカモとなってしまうのは目に見えていることである。
幸いこの手のモンスターにありがちな召喚制限や蘇生制限は一切無いので、呼び出すだけなら《
共振虫》やら《代打バッター》、はたまた《
ギガプラント》辺りを駆使できれば容易である。
インセクトモンスタートークンにしても防衛手段さえ確保できればこれまた制限は特に無いので、
A召喚用のリリース要員、
S・
L召喚要員等々、好きに使うことができる。
自己強化については相手フィールドのモンスターも参照するので、《
おジャマトリオ》に《DNA改造手術》を組み合わせれば何とか……なるか?
総じて見ても使い道が全く無いほど酷いわけではないのだが、やはり使いにくいことに変わりない。
《絶望神アンチホープ》と似てるとか言ってはいけない
《インセクト女王》を使って本気で勝利を目指すなら、専用デッキの構築と
多量の愛が必要なのは間違いないだろう。
昨今は《
ナチュルの神星樹》でインセクトモンスタートークンをリリースして地属性の植物族・昆虫族をサポートできるモンスターに入れ替えることが可能な他、《
リンクリボー》の自己再生のリリースに使えるため、登場当時よりはマシにはなっている。
原作・アニメでの活躍
みんな大好き蟲野郎こと
インセクター羽蛾が用いる、《グレート・モス》に代わる新たな切り札。
「バトルシティ編」における
城之内とのデュエルで登場。
昆虫族モンスター1体を破壊する魔法カード《殺虫剤》の効果により、自分フィールドの《代打バッター》を破壊するという
アド損極まりないコンボにより特殊召喚される。
さらに城之内のデッキに《
寄生虫パラサイド》を混入する
インチキ盤外戦術でトークンへの攻撃を封じて優位に立つ。
攻撃名は「クイーンズ・ヘル・ブレス」。
また作中では攻撃条件のリリースは「捕食」として表現されており、味方の昆虫族モンスターをムシャムシャ喰らう姿は大変グロい。
羽蛾はこのカードが甚くお気に入りらしく、項目冒頭にあるように「女王様」とか呼んで愛でている様子。
アニメでは中の人の怪演もあり、やたらとハイテンションに「女王様」と連呼する羽蛾の姿は非常に腹筋に悪いものであった。そしてそのときに顔芸もした。
因みに原作漫画だと効果は以下の様なものだった。テキストはOCG風に変えてある。
このカードの攻撃力は、フィールドのこのカード以外の昆虫族モンスターの数×400アップする。
このカードの戦闘で相手モンスターを破壊した場合自分フィールドに「インセクトラーバ」(攻撃力1200)1体を攻撃表示で特殊召喚する。
自身は対象にならないものの、自己強化の上昇幅は昆虫族1体につき400と実質倍。
攻撃時のリリースも必要なく、更には生成されるトークンの攻撃力も1200と、OCGに比べると大分マシである。
このカードもまたシリーズ初期にありがちな下方修正をモロに受けて使いづらくなってしまったカードなのである。
アニメでは基本OCG準拠だが、トークンについては「表示形式変更不可」&「生贄にできない」という制約が課される弱体化を受けたため、《インセクト女王》の生贄には《レッグル》・《
コカローチ・ナイト》を使用した。
ただし、《コカローチ・ナイト》は墓地に送られるとデッキトップに戻るセルフドローロック
といういらない効果があるので…
羽蛾は「これで生贄には困らない」などと得意げになっていたが、
自分の首を絞めるだけの稚拙なコンボなのは誰の目にも明らかである。
どちらも結局、最後は特殊召喚用に使った《殺虫剤》を城之内の罠カード《墓荒らし》によって逆利用されて破壊されるという皮肉な最期を遂げた。
そしてやっぱり非常に腹筋に悪い羽蛾。そしてkaogei☆
デュエル終了後、アンティルールによって城之内の手に渡る。
その後、原作では一度も召喚されなかったが、このカードは【昆虫族】で真に活かせるものなので致し方なし。
アニメでは
リシド戦で召喚されたことで、《
人造人間-サイコ・ショッカー》・《
伝説のフィッシャーマン》と並び、城之内のバトルシティ・アンティのモンスター勢揃いで描かれた…のだが、《
聖獣セルケト》の前には為す術がなく捕食された。
闇マリク戦では召喚前に《地獄詩人ヘルポエマー》の効果で墓地に送られる等、とことん不憫である。
まぁ実際、上の面子で一番のエース格はサイコ・ショッカーだし…
どうせ女王様出してもあまり強くない、なんて言わない。
「ドーマ編」においては、羽蛾が城之内に渡したのとは別の《インセクト女王》を使用。
遊戯を追い詰めるが、オリジナル罠カード《ナチュラル・セレクション》の効果で破壊された(ちなみに食われるのは二度目)(それ+ナチュラルセレクションで出てきた自分に食われるえぐい絵面である)。
ちなみにこの試合はかの有名な《
狂戦士の魂》で、羽蛾にしては珍しく生け贄召喚で出していた。
その次の「KCグランプリ」でも召喚されたが、対戦相手の
ジーク・ロイドのワルキューレコンボに瞬殺される。
関連カード
《インセクト女王》や《
寄生虫パラサイド》といった高レアリティの昆虫族モンスターを送り出したにもかかわらず、昆虫族はうだつが上がらないままであった。
そりゃそうだ
そこでコンマイは他のうだつが上がらない連中も含めたテコ入れを図り、女王様の娘を生み出した。
それがこちら。
《インセクト・プリンセス/Insect Princess》
効果モンスター
星6/風属性/昆虫族/攻1900/守1200
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手フィールド上に表側表示で存在する昆虫族モンスターは全て攻撃表示になる。
このカードが戦闘によって昆虫族モンスターを破壊する度に、
このカードの攻撃力は500ポイントアップする。
プリンセスという名前に違わず可愛らしく、顔や触角に名残がある。しかも女性モンスターとしては珍しくウルトラレア。これがどうしてあんなおぞましい昆虫に……。
フェロモンを意識したのか相手の昆虫族を攻撃表示にする効果と、《聖獣セルケト》のような捕食効果を持つ。食欲は親譲りのようだ。
自己強化による攻撃力の最大値は存在しない。
また、一度でも戦闘破壊できれば攻撃力は2400になる。
相手に昆虫族モンスターがいないと効果が意味を為さないのが痛手であるが、同パックに《翡翠の蟲笛》という《寄生虫パラサイド》用のサポートが用意されているので、あっちの効果で昆虫族を用意できるという点でカバーがされている。
相手フィールド上に昆虫族モンスターも用意し続ければ高い打点で相手モンスターを破壊し高い戦闘ダメージを与える、
《インセクト女王》にも劣らない八面六臂の活躍を見せてくれることだろう。
……なんて風に書ければ良かったんだけど、
やっぱりと言うか、このカード単体では使いにくい面の方が目立つと言わざるを得ない。
そもそも単体では単に下級モンスター並の攻撃力しか持たない上級モンスターでしかなく、コンボが考えられるのはあの《寄生虫パラサイド》くらい。
《翡翠の蟲笛》によってデッキトップに持って来れる手段ができたからと言っても、リバースに苦労することに変わりはない。
自己強化も物足りなく、昆虫族を1体倒して漸く上級モンスター並ではコンボに見合う価値もない。
それならやっぱり《甲虫装甲騎士》やら《セイバー・ビートル》やら、デメリット無しで使いやすい昆虫族モンスターが多数存在するのが悩みどころ。
もちろん耐性も一切無い。
活躍させる方法も《インセクト女王》と同じで、蘇生制限がないので《代打バッター》とか使ったりして出して、《おジャマトリオ》に《DNA改造手術》をしたりする。
お姫様が活躍して勝つにもやっぱり専用デッキの構築と多量の愛が必要である。
アニメでは『
GX』で登場。オベリスクブルーの昆虫少女・胡蝶蘭が使用した。
【ビークロイド】を使う
丸藤翔を相手に、まずは当然のように《代打バッター》の効果で特殊召喚。
その後アニメオリジナルのフィールド魔法である《虫媒花の園》によって送り付けられた2体の兵隊アリトークンを、これまたアニメオリジナルの装備魔法《インセクト・フェロモン》による強制戦闘で2体とも破壊する活躍を遂げた。
しかし次のターンでの攻撃時に《進入禁止!No Entry!!》によって守備表示にされてしまい、返しのターンで《スーパービークロイド・ジャンボドリル》を融合召喚され、戦闘破壊による貫通ダメージを受けて胡蝶蘭は敗北した。
追記・修正は女王様とお姫様の墓を立ててからお願いします。
汚名返上へ
……時は流れて2017年
11月11日、「デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編2-」が発売。
それがこちら↓
《究極変異態・インセクト女王/Metamorphosed Insect Queen》
特殊召喚・効果モンスター
星7/地属性/昆虫族/攻2800/守2400
このカードは通常召喚できず、カードの効果でのみ特殊召喚できる。
(1):フィールドに他の昆虫族モンスターが存在する場合、
自分フィールドの昆虫族モンスターは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
(2):このカードが攻撃したダメージステップ終了時、
自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
このカードは相手モンスターに続けて攻撃できる。
(3):自分・相手のエンドフェイズに発動できる。
自分フィールドに「インセクトモンスタートークン」(昆虫族・地・星1・攻/守100)1体を特殊召喚する。
素のステータスは攻撃力2800と、最上級モンスター相応の数値に強化。
通常召喚不可という制限こそあるものの、蘇生制限は実質持たないので、墓地に落ちたものを《
死者蘇生》などで蘇生させてもOK。
そもそも今時最上級モンスターを馬鹿正直にA召喚する事なんて(《
進撃の帝王》とか【
ふわんだりぃず】等以外では)ほぼ皆無なので、ほとんど気にならないデメリットと言っていいだろう。
自己強化効果は失われたものの、代わりとして他の昆虫族モンスターを別個に用意するという条件付きではあるが今流行の対象を取る効果と破壊に対する耐性が付属。
しかも、《インセクト女王》だけでなく自身の昆虫族全てに耐性を付与することができる。
ただ、強化されたとはいえ2800という攻撃力は昨今の環境だと意外と容易く超えられてしまうことも多いので、戦闘破壊に対する備えはこれまた別に用意しておきたいところ。
自分以外の昆虫族への攻撃を封じるクズカードこと《ブロック・スパイダー》を更に2体召喚できれば、かなり強固なロックをかけることができる。
リリースしないと攻撃不能というデメリット効果は、攻撃後リリースによる相手モンスターへの攻撃回数増加効果に変貌。
最上級モンスター相応のステータスで連続攻撃ができるというのはなかなかに強力。
ただし、自分フィールドにいる昆虫族が《インセクト女王》ともう1体だけだと、強力な耐性をみすみす手放してしまうことになる点には気をつけたい。
トークン生成については戦闘破壊を問わず、更に相手ターンも含めて必ずエンドフェイズに発動するようになった。
しかも難点の1つであった攻撃表示限定という制約が取っ払われたため、攻撃されて大ダメージを受けることもなくなった。
上記の連続攻撃効果発動用の弾としても使えるため、進化前よりはだいぶ使い勝手が良くなっている。
ある程度の下準備は必要であるものの、進化前と比較するとかなり使いやすくなっていると言えるだろう。
同時収録されたサポートカードの《寄生虫パラノイド》や《超進化の繭》、更には進化後の《インセクト女王》の名前の元ネタであろう《
究極完全態・グレート・モス》の再録などもあり、昆虫族自体がなかなかの強化を施されたといっていいだろう。
……ただ、このカードの登場で元祖の出番がもっと無くなったが。
一度でいいから決めてみたい、相手に寄生させた《寄生虫パラノイド》を《超進化の繭》でリリースし、《究極完全態・グレート・モス》と《インセクト女王》を同時に自分フィールドに特殊召喚。
2体の究極の名を冠する巨大昆虫が君臨する様は正に至福の一時である。
余談
アニメ
遊戯王VRAINSにおいてファウストが使うモンスターカード《電動蟲スプレッド女王》がよく似た性質を持っていた。
《インセクト女王》と同様、フィールドの昆虫族モンスターの数だけ攻撃力を上昇させ、自力でトークンを生成する事が出来る。
追記・修正は女王様とグレート・モスを愛でる昆虫族スキーにお願いします。
- 原作では幻のモンスターとか言われてた覚えがある -- 名無しさん (2017-11-20 23:04:28)
- 遂にこいつの記事もできたか -- 名無しさん (2017-11-21 03:34:23)
- 3get -- 名無しさん (2018-06-16 21:39:42)
- 闇マリク戦で、インセクト女王をドローしたとき、城之内は「よしっ、インセクト女王だ!」と、いいカードを引いたリアクションをしてたが、実際そんなに頼りになるカードじゃないと思うけどな。むしろトークン狙われる危険があるから、出さない方が良さそうだし -- 名無しさん (2020-08-30 11:21:59)
- ↑4 原作では変なデメリットは無かったしな。 -- 名無しさん (2021-06-06 16:32:29)
- 伝説のフィッシャーマンの記事はよ -- 名無しさん (2023-12-22 11:03:39)
- いやキモい、、、、、インセクト女王とヤるとか正気じゃねえ -- 名無しさん (2023-12-26 14:09:43)
- 報告にあった荒らしコメントを削除しました。 -- 名無しさん (2024-01-11 16:35:50)
- 擬人化すれば結構美人じゃないか? -- 名無しさん (2024-01-19 14:29:04)
- 2体の究極昆虫・・・試合よりもニコニコrpgとかのほうでよく見かけるのは皮肉だwww -- 名無しさん (2025-11-29 09:57:52)
- 正直本家弱い -- 名無しさん (2026-02-26 14:29:59)
- ラッシュに効果をアレンジして来てくれないものかね 攻撃にリリースを強要される効果を削除するだけでだいぶ違うもんだが -- 名無しさん (2026-03-12 00:24:04)
- グレートモスを良い感じにアレンジしてるから期待 -- 名無しさん (2026-03-12 00:43:42)
- 原作だとトークンはカードとして存在しないから表示形式が変更できないとかいう話もあったような・・・ -- 名無しさん (2026-03-12 00:52:48)
- 城之内所持経験のある☆7モンスターだし、自前の展開能力つきで真紅眼カテゴリになってくれたりしないだろうか -- 名無しさん (2026-04-25 21:48:52)
最終更新:2026年06月30日 07:48