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究極完全態・グレート・モス(遊戯王OCG)

登録日:2012/05/11 Fri 14:27:44
更新日:2026/08/09 Sun 04:40:16
所要時間:約 5 分で読めます





《究極完全態・グレート・モス》とは、『遊戯王OCG』に存在するカード。

《究極完全態・グレート・モス/Perfectly Ultimate Great Moth》

特殊召喚・効果モンスター
星8/地属性/昆虫族/攻3500/守3000
このカードは通常召喚できない。
「進化の繭」を装備した状態で、自分ターンで数えて6ターン以上が経過した
自分フィールドの「プチモス」1体をリリースした場合に特殊召喚できる。


概要

遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記』付属カードで登場した特殊召喚モンスター。

OCG黎明期に登場したモンスターでありながら、攻撃力3500・守備力3000と、あの《青眼の白龍》を超える高いステータスを誇る。
そのため登場から約22年間にも渡って、昆虫族最高攻撃力の座を守り続けてきた存在である(ちなみに守備力は《地縛神 Uru》などが並んでいる)。
現在は2022年秋に登場した攻守4000の《超騎甲虫アブソリュート・ヘラクレス》に「昆虫族最強」の座を明け渡したものの、メインデッキに入る昆虫族の中では依然最高攻撃力であり、《寄生虫パラノイド》などそれを活かせるサポートもある。

カードテキストにちょっと気になる部分はあるが、召喚出来ればその圧倒的な攻撃力を以ってフィールドを制圧し、使用者を大いに満足させてくれるだろう。




追記・修正は《プチモス》から《究極完全態・グレート・モス》に進化させながらお願いします。














   *   *
 *   + うそではないです
  n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
  Y   Y  *


そう、特殊召喚さえ出来れば、な……


●目次


特殊召喚難易度とそのリターン

テキストをもう一度よく見てみよう。

このカードは通常召喚できない。

これはまあいい。
強力なモンスターに召喚制限が存在して然るべきなのはボチヤミサンタイボチニライロヨンシュルイが証明している。

問題は次の一文である。

「進化の繭」を装備した状態で、自分ターンで数えて6ターン以上が経過した
自分フィールドの「プチモス」1体をリリースした場合に特殊召喚できる。

>自分ターンで数えて6ターン以上が経過した

>自分ターンで数えて6ターン以上

>ターン




アポリア「決闘者、これが絶望だ……」




そう、このカードは自分のターンで数えて6ターン以上経たないと召喚出来ないのだ。
これを聞いて、「自分のターンで6ターン? そこまで厳しく無いんじゃない?」と思えるのは、遊戯王を知らない人だけだろう。

光の護封剣》を使った・使われた人なら分かるだろうが、「相手/自分のターンのみを数える」というのは思った以上に長い
序盤から相手ターンにもカードの応酬が繰り広げられる『遊戯王OCG』なら尚更である。
終焉のカウントダウン》で言えば勝利条件の必要ターン数(自分ターンで数えて10ターン)の半分強が過ぎている。

このような特殊召喚の条件が指定されている「特殊召喚モンスター」はルール上、一度正規の方法での特殊召喚を行ってからでないと、例えばコストして墓地に送って《死者蘇生》で墓地から呼び出すような他の方法での特殊召喚も行えないため、嫌でもこのターン経過を経ないと召喚はできない。
そのため《ゲート・ガーディアン》や《眠れる巨人ズシン》と共に「遊戯王史上最も正規の手順で特殊召喚することが難しいカード」として有名。


また、もし仮に特殊召喚出来たとしても上に書いたように都合よく活躍出来るとは限らない。
特殊召喚後のこのカードに待ち受けるのは除去カードのラッシュであり、何の耐性も無いコイツでは1ターン生き残るのも難しい。

性質上特殊召喚を狙っていることがバレバレであるため、《奈落の落とし穴》などの除去は確実に温存されてしまう。
そもそもの話として、《プチモス》や《進化の繭》が破壊されてしまう可能性も非常に高い。

更に除去されるだけなら未だしも、《死者蘇生》なんかで奪われた日にゃ……。
ただそれは自分も死者蘇生で、ウハウハ…てか満足することもできることを意味するのだが。

……そもそも冷静に考えれば、3枚の特定カードを揃え2枚もディスアドバンテージを負って、攻撃力3500の準バニラ*1というのは割に合わないという根本的な問題も存在するが。

攻撃力に着目しても、カード数枚あれば攻撃力3500のモンスターを場に立たせる術は無数に存在するし、「時間をかけて何かする」なら前述の《終焉のカウントダウン》やバーンカードを使う方がリターンが大きい。
「時間をかけて強くなる」ことだけに限定しても、《レジェンド・デビル》なんかであれば、ある程度の戦闘力を持ちつつ3ターンで攻撃力3600に達する。

同じく召喚難易度の高いモンスターでも、文字通り出したもん勝ちの《光の創造神 ホルアクティ》や攻撃力が1万になる《混沌幻魔アーミタイル》と比べれば遥かに見劣りしてしまう。
いくら重くても揃える物を揃えてしまえば一瞬で出せるそれらと比べると、このカードは揃えた所でターン数という大きな壁が待ち受ける。

モンスターの召喚条件を無視できる魔法カード《青天の霹靂》による特殊召喚をすれば、ターン数に関係なく呼び出すことができる。
しかし、そのターンは相手に戦闘ダメージを与えられず、他のモンスターを召喚できない上に、エンドフェイズにはデッキに戻ってしまう。
リビングデッドの呼び声》等を使って相手ターンに《G・B・ハンター》を特殊召喚すればバウンスを無効にできるが、いずれにせよ非常に手間が掛かる。
そもそも《青天の霹靂》はレベル10以下の特殊召喚モンスター全てに使えるので、コイツを優先する理由も全くない。


その他の使い方

上記の通り特殊召喚が難しいモンスターのため、実用性は別として特殊召喚を狙う以外にも使い道はある。

レベル8なので《トレード・イン》のコストにしたり、高い攻撃力を活かして《アームド・ドラゴン LV7》の効果発動に使ったり。

《名推理》・《モンスター・ゲート》を使う際に墓地に送ることができる昆虫族として使う手もなくはない。
同じ用途で使える昆虫族に比べると、《N・アクア・ドルフィン》の効果で破壊されづらい分、ほんの少しだけ優位。

もっとも特殊召喚モンスターは手札で腐りやすいのであまりおすすめできないが、選択肢にはなるだろう。


そして……

「デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編2-」ではグレート・モスがまさかの超強化
召喚条件を無視して昆虫族を特殊召喚できる《寄生虫パライド》と《進化の繭》というサポートカードが登場した。

《寄生虫パラノイド/Parasite Paranoid》

効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻 500/守 300
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
このカードを手札から装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
装備モンスターは種族が昆虫族になり、昆虫族モンスターを攻撃できず、
昆虫族モンスターを対象として発動した装備モンスターの効果は無効化される。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):装備カード扱いのこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
手札からレベル7以上の昆虫族モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。

《超進化の繭/Cocoon of Ultra Evolution》

速攻魔法
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):装備カードを装備した自分・相手フィールドの昆虫族モンスター1体をリリースし、
デッキから昆虫族モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、
自分の墓地の昆虫族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをデッキに戻してシャッフルする。
その後、自分はデッキから1枚ドローする。

どちらも元となったカードの役割を引き継いだ上で効果の発動条件が大幅緩和・1ターンで効果が発動可能・メリット効果追加、と格段に強化されている。
この強化には使い手である羽蛾、その他《カオス・ソーサラー》やユースチームの子も喜んでいることだろう。

《寄生虫パラノイド》の種族変更効果は単体にのみ作用するので《トゲトゲ神の殺虫剤》・《虫除けバリアー》とのコンボには向かないが、《超進化の繭》の発動条件を1枚で満たせる。

《超進化の繭》は装備カードを装備した昆虫族が必要であり、手札消費の面から使い辛く見えるが上記のパラノイドを装備した相手モンスターを利用すれば実質1:1交換となる。
墓地効果で墓地の昆虫族を戻しつつ1ドローできるのも地味ながら嬉しい。

パラノイドは同パックに収録された《究極変異態・インセクト女王》、《超進化の繭》は「甲虫装機」とも相性が良い。
これらのモンスターとグレート・モスを併用するのも良いだろう。
特に前者はグレート・モス自身にも強力な耐性を付与してくれるため、高いステータスを存分に活かすことができる。

かつては《究極完全態・グレート・モス》自体の入手しづらさも問題だったが、こちらも「デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編2-」にて再録されたため、レアリティにこだわらなければ安価で入手可能となった。
ただし高レアリティ版は依然として貴重であり高価で取引されている。


そして2022年…

《完全態・グレート・インセクト/Ultimate Great Insect》

融合・効果モンスター
星9/地属性/昆虫族/攻3000/守2600
昆虫族・レベル8モンスター+昆虫族・レベル7モンスター
自分は「完全態・グレート・インセクト」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
このカードは融合召喚及び以下の方法でのみEXデッキから特殊召喚できる。
●装備カードを装備した自分の守備力2000以上の昆虫族モンスター1体をリリースした場合に
EXデッキから特殊召喚できる。
(1):このカードは戦闘では破壊されない。
(2):フィールドゾーンに表側表示でカードが存在する場合、自分・相手のバトルフェイズに1度、発動できる。
相手フィールドのモンスターを全て破壊する。

なんとグレート・モス本体が融合モンスターとしてリメイク。
究極完全態の様な翅を生やし、《インセクト女王》を模した鎧を身に纏ったグレート・モスの様な姿をしており、融合素材も「昆虫族レベル8」+「昆虫族レベル7」とそれぞれを意識した指定となっている。
更に融合召喚以外の召喚方法として、装備カードを装備した自分の守備力2000以上の昆虫族モンスター1体をリリースする事でも出せる。つまり、《プチモス》に《進化の繭》を装備させて即リリースする事で呼び出せるのである。
召喚した昆虫族に《団結の力》などを付けるのも良いが、装備カードに関する効果を持った昆虫族たちを使っても良い。甲虫装機」で《甲虫装機 ギガウィービル》を装備してもOK。
よりスムーズに出せるようになりグレート・モスファン歓喜である。

(1)の戦闘破壊耐性を持つため戦闘には滅法強く、《G・ボールパーク》と組ませれば戦闘ダメージも0に出来るため更に隙がなくなる。
手間はかかるが、《究極変異態・インセクト女王》と並べれば対象耐性+効果破壊耐性もつくのでより盤石な布陣を敷ける。

(2)はフィールド魔法が存在する時のバトルフェイズに相手モンスターを全破壊する効果。
「王国編」でのルールとグレート・モスの全体攻撃技「モス・ハリケーン」のオマージュとも取れる効果で、発動条件こそあるものの攻防を備える強力なものである。

名前の「完全態」は、不完全態のグレート・モスの強化形態ではあるが「究極完全態」には至っていない、という事だろうか。ステータス以外はとっくに超えてるだろとか言った奴は殺虫ゾロの刑な
もしくは原作で羽蛾が《究極完全態・グレート・モス》を「完全態・グレート・モス」と呼び間違えた(名称の混乱に関しては後述)事が由来の可能性もある。
また、(同名カードの融合素材に使わせないための処置であろうが)「完全態」なのに「究極完全態」よりも高いレベルに設定されていたりする。


登場当時の話

実の所このカード、登場した当時はハズレア扱いなどされておらず、むしろトップレア扱いされていた
その理由は、第1期当時はまだルールが完全に整備されておらず、「蘇生制限に関するルールがなかった」からである。

どういう事かというと、例えば《ゲール・ドグラ》*2などの効果で正規の召喚手順を踏まず墓地に落とした融合モンスターは、現在では蘇生制限というルールがあるため、《死者蘇生》などで特殊召喚出来ない。

だが、当時はその蘇生制限のルールが出来る前。
このカードは《死者への手向け》などのコストで墓地に送り込み、蘇生させるのが主な使い方だったのだ*3
当時のヴァリアブルブックでも当たり扱いされており、強力なカードだったのである。
ただ、後述するがこのカードはものすごく流通数が少なかったので、当時この使い方をできた人は少ないかもしれない。

尚、このカードは初収録時のテキストはまだしも何度か再録されてもテキストが非常に曖昧だったため*4、蘇生制限が制定された後も暫くは間違った出し方をしている少年達もいたようである。


原作・アニメでの活躍

原作(決闘者の王国編)

原作・アニメ共にインセクター羽蛾の切り札として登場。
ただし厳密に言うと原作では登場していない。
此方は
  • 《ラーバモス》からスタート
  • 相手のターンも数える
  • 繭の破壊手段が少ない
  • 失敗しても不完全態の《グレート・モス》が召喚される
とOCGより扱いやすいが、それでも召喚難易度は高い。

原作での遊戯戦では召喚を邪魔され、不完全態の《グレート・モス》で召喚された。
つまり、原作におけるルールが一番ゆるかった時期でも召喚に辿り着けなかったわけであって……
OCGにおける究極完全態の運命はこの時点で決まっていたのかもしれない。


遊戯王デュエルモンスターズ(バトルシティ編)

原作では登場せずに終了したが、アニメでの城之内戦では実際に登場。
イカサマ&パラサイドの効果で身動きが取れなくなった隙を突いて召喚された。

「出た!!! 羽蛾さんのイカサマコンボだ!!」

しかし、《天使のサイコロ》と《悪魔のサイコロ》の併用によるコンボによりあっさり破壊されてしまう。
次回予告でパラサイドに締め上げて破壊される究極完全態ェ……

ちなみにイカサマに協力した少年は羽蛾からの報酬が自称レアカードの《ゴキボール》だったことに反発したため、殺虫ゾロで制裁を受けた。失明の危険があるので、良い子は絶対に真似しないでね!
シャレにならないイタズラだったためかアニメではトリモチ鉄砲に変更されている。トリモチならいいよね!…いやよくない。


遊戯王デュエルモンスターズGX

「異世界編」でヘルカイザーとデュエルした覇王十代の側近五人衆の1人、カオス・ソーサラーが召喚して《サイバー・ダーク・ドラゴン》を破壊した。
まあ、そのあと攻撃力4000の《サイバー・エンド・ドラゴン》に破壊されたけどね!
異世界編のデュエルなので敗北したカオス・ソーサラーは勿論殉職。ああ、こんなカードを使わなければ……。

ヘルカイザーが手札事故を起こしていたとは言え、彼を相手にこのカードの召喚に成功してるので、このカオス・ソーサラーは遊戯王シリーズでも最強クラスのデュエルタクティクスを持つとも言われている。
その凄い腕を持ってるのに何でこんなカード使った……。


遊戯王ARC-V

舞網チャンピオンシップのバトルロイヤルに乱入した融合次元のオベリスクフォースと対峙したユースチームの1人が召喚したものの、《古代の機械双頭猟犬》のコンボに為す術もなくやられてしまった。
召喚に成功した点は流石ユースチーム、と褒めていい事なのだろうが……


ゲームでの活躍

初期のゲーム作品では、カード名が「完全究極態・グレート・モス」になっている物が多い。
これは誤記ではなく、後述の通り原作での表記がブレており、OCG化前に実装したDM1での表記を優先した結果だと思われる(初期作品でもDM5等OCG準拠のゲームではちゃんと「究極完全態」名義になっている)。

『遊☆戯☆王 モンスターカプセルGB』では羽蛾がダークマスターとなる2階の大ボス。
グレートモスの元にどのルートを通って行ったかによって強さが変わる特殊なボス。遠回りをして究極完全となった場合にはまだ序盤とは思えない異常な強さとなる。
プレイヤーでも進化カプセルを使えば使用可能。ただしラーバモス、グレートモス1~4を経ての進化となるため果てしない道のりである。

DMシリーズでは初代から実装されており、(OCGと同一のルールを採用している5・6を除いて)1ターンごとに《プチモス》→《ラーバモス》→《進化の繭》→《グレート・モス》→《究極完全態・グレート・モス》と自動的に進化していく仕様。
進化のペースが早く、繭をプチモスに装備する手間もなく、進化先をデッキに入れる必要もないためかなり実用的になっている。
しかし《ラーバモス》までは相変わらず貧弱なスペックなので《光の護封剣》等でのフォローは必須……ではない。

どういうことかというと、本シリーズでは進化後の《ラーバモス》〜《究極完全態…》も特に縛りなく召喚が可能なモンスターとなっており、出せば《プチモス》同様に問題なく進化してくれるので、別に《プチモス》から律儀に育ててあげる必要はない

そのため、生贄システムのなかったDM1・2では《究極完全態…》をポンポン場に出すことができたし、生贄が実装されたばかりのDM3では《進化の繭》が出せば即守備力2000の壁になり、1ターン後には攻撃力2600のエースアタッカー、2ターン後には攻撃力3500の怪物に化ける下級モンスターというとんでもない代物に。
この辺りで暴れすぎたせいもあってかDM4・8では一族諸共*5制限カードに入れられている。

また、4に限っては攻守の数値ベースでレベルが再設定された関係で《進化の繭》が上級モンスターになってしまっている。
もっとも守備力2000というのは生贄1体で召喚できるモンスターの上限ギリギリの値であるため、その後《グレート・モス》等に化けることを加味するとこれでも結構凶悪ではあるのだが。
CPU戦ではやはりと言うべきか羽蛾が関連カードを使ってくることが多いが、大抵は《プチモス》か《ラーバモス》くらいしか積んでいないのでさっさと処理してしまえば問題ない。
ただしDM3・8では《進化の繭》や《究極完全態…》もしっかりデッキに積んでいるため脅威になりうる。
特に8では《光の護封剣》を併用してきたり、《代打バッター》の効果でいきなり究極完全態が湧いてきたりもするので結構怖い。
羽蛾のデッキはモス一族含め森魔族に偏りまくっているため、炎魔族のモンスターで割と簡単に対策ができるのは幸い。

PSの封印されし記憶ではヘイシーン*6や森の大神官アヌビシウスが使ってくる。
このゲームでは生贄ルールがまだ無い頃のゲーム(厳密に言うと制定自体はされていたが余り広まっていなかった)であり特殊召喚ルールなんてものもないので、ポンポン出てくるこいつは脅威以外の何物でもない。
特にアヌビシウスはキャンペーンでは最初から森フィールドであるため実質攻撃力4000。
プレイヤー側はポケステでしか手に入らないのでかなりのレアカード。
因みにこのゲームには羽蛾も登場しているがゲームバランスの関係で使ってこない。

PS2の継承されし記憶では幼虫系のカードに「進化の繭」を装備させ「モスの幼虫」に変化させ5ターン経過すると「モスのさなぎ」に進化。
「モスのさなぎ」を1ターン経過すれば究極完全態になるというシステムだった。
やや時間はかかるがボードゲーム風のこのゲームでは5ターン程度は下げておけば容易に達成できるうえ、デッキコストもあまりかからない。
しかも原作再現で守備表示にしておくと敵のモンスターの攻撃力を毎ターン100下げる特殊能力まで持っていた。

OCG準拠のゲームではほとんど使用者無し。《究極完全態…》を正規の手段で召喚すると勝利の際にボーナスがある作品があった程度。
『DUEL TERMINAL』ではリメイクカードである「アルティメット・インセクト」に羽蛾のエースの座を奪われていた。

…と不遇な立ち位置だったのだが、『レガシー・オブ・ザ・デュエリスト:リンク・エボリューション』で《超進化の繭》が追加されたことでとうとう羽蛾が使ってくるようになった。
「王国編」で《超進化の繭》を使ってくるのは大目に見てあげよう。


ラッシュデュエルでは

2020年の時点で《プチモス》がラッシュデュエル入りしたため、このカードのラッシュデュエル入りも期待された…
のだが、上記の通り《進化の繭》を使ったギミックはOCG基準ですら非常に悠長である。
そのため、「よりゲームスピードの早いラッシュデュエルに実装したとしてもネタカードの誹りは免れないのではないか」とも不安視されており、更に《プチモス》が登場してから一切音沙汰がなくなったのでこのカードの実装はほぼ絶望視されていた。

しかし、2026年1月、約6年の沈黙を破りついにラッシュデュエルにて実装された。

《究極完全態・グレート・モス》

フュージョンモンスター
星8/地属性/昆虫族/攻3500/守3000
「グレート・モス」+「進化の繭」

なんとフュージョンモンスターとして実装というまさかのサプライズ。OCGで融合モンスターの《完全態・グレート・インセクト》としてリメイクされた縁だろうか。
フュージョン召喚で出せるためOCGとは比べ物にならないレベルで出しやすくなっており、その高いステータスを活かして存分に暴れさせられる様になった。
更に関連カードも《進化の繭》を中心にフュージョン召喚をサポートするカード群にリメイクされ、「《プチモス》単体では《グレート・モス》止まりだが、《進化の繭》が関わる事で《究極完全態・グレート・モス》に至る」というカードデザインとなっており、関連カードもまとめて拾うその姿勢に全国の虫野郎達が歓喜した。


余談

  • シングル価格
ファンデッキ以外で採用されることはほぼないカードだが、初期版のこのカードはゲーム特典のプロモーションカード且つ封入率がかなり低かった為非常に高価。
現在では傷物でも安くて40,000円、美品ならば200,000円はするほどの高額カードになっている。
また、「DUELIST LEGACY Volume.5」に収録されたアルティメットレア版も、5000~20,000円ほどの値が付く
それ以外の再録版は比較的安価、特にノーマルで再録されたデュエリストパック収録のものは数十円もあれば買える
デュエルで使う場合は特にこだわりが無ければそちらで充分だろう。


  • 究極?完全?
原作で羽蛾が言っていた名称は「完全究極態・グレート・モス」だが、OCGの場合は正しくは《究極完全態・グレート・モス》である。
そのため、発売当時は「究極完全態」を「完全究極態」と間違える人がたくさんいた。
というか最初は羽蛾が「完全究極態グレートモス」と言っていたのに、王様に「究極完全態グレートモス」と間違って言われてしまい、以降は「究極完全態」に合されてしまったのが原因である。ご丁寧に文庫版では羽蛾のセリフも「究極完全態」に修正。

おまけに進化前にあたる《グレート・モス》もレベルは8である。
進化したのにレベルが上がらないとは……。

しかも上述のようにアニメでなんの特殊能力も発揮せずただ高攻撃力だけの存在だったのに対して、《グレート・モス》のほうは登場したのがTRPG感MAXだった「王国編」だったこともあり、
  • 飛行能力
  • 毒鱗粉で相手のモンスターの攻撃力を下げる効果
  • 飛行能力を持たないモンスターをまとめて攻撃できるという効果
を備えていた。
そのためかアニメでも羽蛾の所持レアカード枠はこのカードではなく、《グレート・モス》が登録されていた*7




追記・修正は、カード名を正しく宣言してこのカードの召喚に成功してからお願いします。

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最終更新:2026年08月09日 04:40

*1 実質効果を持っていない効果モンスターのこと。

*2 3000ライフポイントをコストにEXデッキのモンスター1体を直接墓地に送る起動効果。

*3 先述の《ゲール・ドグラ》や《陽気な葬儀屋》など、当時のルールを基準にして効果を設定されたであろうカードも多い。

*4 通常召喚ができない特殊召喚モンスターである事や特殊召喚の手順が明記されたのは、2011年に発売された「BEGINNER'S EDITION2」での再録以降である。

*5 8では《プチモス》のみ無制限。

*6 ただし2回目の対決では使ってこない。

*7 《眠れる巨人ズシン》のように今まで召喚していないわけではないようなので、「王国編」までで《グレート・モス》しか出してないから、という可能性も薄めと言える。