登録日:2020/07/12 Sun 02:24:20
更新日:2025/04/14 Mon 19:18:56
所要時間:約 33 分で読めます
“不死”アンディ “不運”出雲風子
この物語はこの二人が 最高の死を見つけるお話
「アンデッドアンラック」とは
週刊少年ジャンプ2020年8号から2025年9号まで連載されていた漫画である。
ジャンプ2019年9号に
読み切り「アンデッド+アンラック」が掲載され、それから約一年後に連載がスタートした。
作者は戸塚慶文。
公式での略称は
「アンデラ」。
単行本はコミック全27巻+小説全3巻。
概要
不死身の青年アンディと、触れた者に不運を与える風子が出会い、二人で数々の困難を乗り越えていくピカレスクなヒーローもの。
基本は熱い能力バトル及び風子とアンディの関係性の変化を描くなどのバトルものとラブコメもの王道を押さえつつ、
- 少年漫画的にギリギリと思われる過激なスプラッター要素
- 随所に散りばめられた緻密な伏線
- 読みやすさを維持したまま展開される圧倒的な情報開示量
- 異様に多い主人公の股間隠し
などのインパクトから話題を集め、設定考察好きなジャンプ読者から高い支持を得た。
連載一周年を突破する前からセンターカラーを複数回獲得。そして新連載ながら単行本発売日の前倒し、単行本1〜2の重版達成、度々のページ増量が行われるなど新連載としては破格とも言える待遇を受け、高い人気を獲得している。
誰が呼んだか「週刊少年ジャンプ版SCP Foundation」と呼ばれることもある。
その一方で画風が古臭い点がネタにされるが、同時にそれが独特の味になっていると比較的好評。
2020年8月、次にくるマンガ大賞2020のコミックス部門第1位を受賞した。
2022年8月29日には
アニメ化が決定、2023年10月よりMBSのスーパーアニメイズム枠にて放送開始。
アニメ制作はTV版「
ジョジョの奇妙な冒険」、「
はたらく細胞」などで有名なdavid productionが手がける。
あらすじ
愛した両親を抱きしめて両親含む数百人を飛行機事故で殺してしまった過去を持つ風子。
そのトラウマから10年間ずっと他者と関りを持たない生活をするようになり、推し漫画が完結した日に遂に自殺を決意。
そのまま電車に轢かれて死のうとしたところ大胆不敵な野蛮人アンディと出会い、風子の運命は大きく変わることとなる。
用語
何らかの概念を否定する能力を持った異能者たち。
漢字名であれば「不」を、英語名であれば「UN」を接頭辞として含む単語が能力名となっており、否定者自身も能力に応じた名前になっている。
超常的な異能の使い手だが、黙示録により改変された世界法則の変化を認識できない欠点を持つ。
このため否定者は世界改変に対応できず、事情を知らない場合自然と社会から爪弾きにされていく。
場合によっては裏社会の人間に捕らわれ、闇オークションの商品扱いされるパターンすらある。
否定者が死ぬと死んだ否定者の持っていた否定能力が他の人間に移る性質を持つ。
否定者達が持つ様々な概念を否定する異能。
先述した通り、否定者が死亡するとその者が持っていた否定能力は別の人間に移る。
大きな分類として、
- 自分自身にのみ影響する「自己対象」
- 自分以外のモノに影響する「他対象」
- 常時或いは条件を満たすと本人の意志に関わらず能力が発動してしまう「強制発動型」
- 能力のON/OFFを意図して操れる「任意発動型」
それぞれ掛け合わせて4種類に分類される(もっとも能力の大半が強制発動型なのだが)。
しかし付与された異能の多くは本人の人生にプラスに働くことはなく、中には
普通の人間社会での普通の生活を諦めなければならないようなものもある。
否定者同士の戦いでは相手が何を否定してくるのかを探るのが肝。
否定能力は否定者の解釈次第でその性能を拡張出来る。
そのため前任の否定者と後任の否定者で能力が別物レベルで異なる事例もある。
解説によると、否定能力のデメリットを本人の解釈以外で無理矢理踏み倒した者は、総じて
むなしい最期が待つとされている。
だがそんなことはある意味で些事。
最大の問題は、神の手により
対象にとって最悪の悲劇が起こるタイミングを狙って、悲劇を生むのに最も適した能力が意図的に与えられる点にある。
具体的には能力が付与された瞬間に
無意識に発動した否定能力のせいで肉親や大切な仲間、無関係な人々の命を奪ってしまったり、自分の大切な夢を捨てることになってしまうなど。中にはその両方を満たしてしまった否定者も存在する。
このため否定者の悉くが悲しみや絶望に満ちた過去を背負う羽目になり、それが原因で
別人のようになってしまうケースも少なくない。
本作の敵キャラ。
神によって生み出された世界法則である「理」の化身であり、世界に自分が司る概念をもたらしてきた超常存在。
「現象系」と「概念系」の分類があることが語られている。
生物のように外部から栄養となりうるものを取り込むなどして急速に成長する特性を持ち、段階を追ってその力は強大になっていく。
最弱の形態にしてUMAの核。
ビジュアルは例外なく
ゆっくりしていってね!!!を彷彿とさせるデフォルメ。
影響力は最低規模でほぼ無力と言って差し支えないが、放っておくと成長してフェーズ1になってしまう。
組織が捕獲する場合この姿で捕獲され、特殊な餌を与えてやれば飼いならすこともできる。
UMAの初期形態。
自らの理で人類に悪影響を及ぼしてくるのはこの形態になってから。
とはいえ直接戦闘力はフェーズ2に劣る。
成長を果たしたUMAの戦闘形態。
戦闘力・攻撃力は飛躍的に上昇し、能力規模も大幅に拡大するためこの段階に至ったUMAの攻略は容易ではない。
現状スプリングとビーストのみが発現させた形態。
神の干渉をダイレクトに受けており、フェーズ2を超える規模の攻撃範囲を得る。
UMAの成長における最終段階も兼ねる。
一部のUMAが生み出す眷属或いは小型の使い魔のような存在。
加えてUMAの強いる理の影響で人ならざるモノに変わってしまった人間もジュニアに分類される。
これらジュニアは裏社会のオークションにて「珍獣」として好事家が購入されることもある。
UMAが存在しない事象は世界にとっても存在しないことになっており、UMAが生み出された段階で世界改変が発生。「最初から○○の概念があった世界」へと全世界の歴史・認識が塗り替わっていく。
作中でUMA銀河が追加されるまでは「宇宙」や「星」という概念自体が存在しなかった。
彼らは皆神から与えられた「己が理で人類共を苦しめろ」という命令に従い人類を脅かす…が、単なる敵という訳でもなく、仮に討伐した場合その世界から討伐したUMAが司っていた概念が世界から消滅。連鎖的に世界に悪影響が発生する。
ある程度の格差や力関係も存在し、概念系UMAは「神のお気に入り」という理由から現象系UMAを見下しているため仲が悪い。
彼らの討伐や捕獲が組織の目的の1つとなる。
一部のUMA(ルール)と否定者は対応・相関関係にあり、UMA達は否定者を「〇〇(対応するルール)の器」とも呼ぶ。
だが完全な対応関係にあるのは稀で全てのUMAと否定者がセットな訳ではなく、また総数はUMAの方が多い。
世界各地にある特異なアイテム群。
組織が保有する巨大UFOもこの分類に入っており、超常的な力を発揮したり明らかなオーバーテクノロジーな機能を持つ場合もある。
触れることで「以前のループ前の世界」を垣間見ることができる。ただし流れ込む映像はバラバラな上、多量に流れ込むと脳に負荷がかかり最悪発狂する。
人の手による神殺しのため生み出された3つの古代遺物。通称「三種の心器」。
唯一神に有効打を与えることができるため、神の討伐には必須のアイテム……なのだが、ドロップ条件が悉く悪意に満ちているのがネック。
盾の形状をした古代遺物。
神の攻撃を正面から防いで無傷でいられるほどの絶大な防御力を持つ絶対防御の盾。
現状唯一ドロップ条件が明言されており、条件は「2020年まで課題をクリアし続け地球を保たせること」。
この条件を満たさない限りこの遺物の場所を特定することは不可能。
使用者の武器に憑り付くタイプの古代遺物。
使用者の憎悪を攻撃力に変換して武器に付与する能力を持ち、上昇値には上限もないため使用者次第では圧倒的な力をもたらす。
「武器」の定義は広く、使用者の肉体そのものに憑依しても効果を発揮できる。ただしデメリットとして、使った場合
不死の否定者を除き使用者は死ぬ。
ドロップ条件は不明だが2020年の課題の報酬で所在が明らかになっている。
黙示録同様言動はチンピラっぽく、自身を使った使い手の死に様を見て面白そうな表情を浮かべたりと性根は悪辣。
詳細不明の最後の心器。
ドロップ条件は不明だが、風子からは「ループが101回目に到達する事」「情報開示は後期の高難易度課題の報酬」と推察されている。
+
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正体は不運の否定者の心臓に埋め込まれたハート型の機械。
使用すると神をも上回る超絶パワーを得られるが、代償として使用者が「愛」と形容している感情と記憶を全て失う。
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課題
組織の円卓メンバーに黙示録が課して来る任務の総称。参加人数の上限が決められている。
3ヶ月に1回の周期で発生し、課題が期限内に全て達成されないと「失敗」扱い。
課題に成功した場合は黙示録から報酬となるUMAの追加や、否定者・古代遺物の所在地が期限付きで表示されたり、世界法則を書き換える形で理が改変される。
だが失敗した場合は「罰」と称して黙示録が新たな理を与えるUMAを召喚し、世界法則そのものを全世界の歴史・神話を含めて根本から改変する。
罰と名のつくように罰により発生した世界改変が人類存亡の危機すら招きかねない事態を引き起こす場合もあり、その対処も組織の任務となる。
一方で報酬として「霊」の理のように扱い方次第では有用となる場合もあることから、101回目の風子はこれを大きな問題として見做さないという方針を採っている。
課題によって発生する改変は否定者に限っては影響を受けないらしく、言語の英語統一が起きた際にシェンはムイに中国語が通じない事を確認して改変を確かめていた。
規模が大きいルールの追加が発生した時、何らかの装置を使ってユニオン内の非能力者との認識のすり合わせによってどういうか異変が起きたかを把握している。
ちなみに、元々言語の分断は罰の一つであり、報酬によって罰が相殺されるケースもあるようである。
またクエストの達成が不可能と判断した場合は「パス」することが可能で、その場合も失敗扱いとなるほか「パス」した場合は円卓外の時間が1年経過する。
仲間を喪ったり、クエスト対象UMAによる悪影響を回避できる一方、問答無用で罰が発生し、報酬を得ることもできない、
見方にもよるが、ハイリスクローリターンの面が強い選択肢である。
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だが… ※No.133以降のネタバレ注意 |
101回目のループで課題に臨む風子はこれを逆利用し、
- 仲間の記憶や経験を呼び戻すための重要アーティファクト『リメンバー』が報酬に出るまでのリセマラ
- ニコやジーナ達70年代の否定者と、ビリーやリップ達00年代の否定者とで生じる出現までの大きなラグを埋める
- 30年のラグをカットすることでそれまでの少数戦力でクエストに挑む事による脱落者発生の防止
の3つの課題を解決する大胆な作戦を決行。アポカリプスを唖然とさせた。
これによりニコ・ジーナ・イチコは若い姿のまま00年代に合流する事になった。
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100回目のループではアンディ達の加入時点でこれまでに99種の罰が与えられ世界の改変が引き起こされており、100個目の罰が与えられると最後の罰「ラグナロク」が発生する。
「ラグナロク」によって地球が崩壊すると起きる現象。地球が一旦粉砕されると破片が集まって再生し、再び以前のような地球に再生する。
人間は繰り返し同じような人物像で産まれるが、細部で違いが生じることもあるため完璧に同じなわけではない。
古代遺物「アーク」を使用した否定者1人だけは記憶を引き継いで次のループに到達できるほか、その他の人間の記憶は引き継がれない。
アーク使用者以外でこのループに対応できるのは不死のみ。
ざっくり言えば
バッドエンド後の周回プレイ。
おまけにループに入るためにはラグナロク時の耐久戦を乗り越えなければならず、周回を繰り返し重ねないとドロップしない古代遺物もある嫌がらせ仕様。
アンデッドアンラック世界における隠し要素。
課題成功やUMAの討伐・捕獲を行うことで加算され、任意で譲渡も可能。ただしポイントの得点の数や存在は普通では知覚できない。
ループを行うための規定値に達すればその者はループを行うことができる。
元々は否定者同士を争い合わせるための要素。
組織
正式名称「対未確認現象統制組織ユニオン」。
アンデラ世界に理を押し付け続ける「創造主」を殺し、神の押し付ける理から解放されるために組織された秘密結社。
エンブレムはUとNを組み合わせたもの。
主力は円卓に座す否定者で構成されているが、否定者で無いものも円卓メンバー達の配下のエージェントとして所属している。
主に否定者やUMA、古代遺物の監視・確保・抹殺、そして黙示録が課した課題の達成が主任務。
実力主義な組織で、任務達成などの貢献によって円卓の階級は上がっていく。
なお、円卓に座れる人数は黙示録によって決められており、勝手に増やすことはできない。
「組織」と対立する否定者集団。当初は「否定者狩り」と呼ばれていた。
否定者が一般人達よりも低い立ち位置にいる事に反旗を翻し、否定者こそが世界の頂点に君臨すべきと考える過激派集団。
エンブレムは不を逆さにしたもの(もしくはアンダーライン付きの下矢印)。
戦力を集めることに対して極めて貪欲なのが最大の特徴。
有望な否定者をスカウトしたり、敢えて否定者を殺害する事で自分達に都合のいい人間に否定能力を移し替えることを画策。
時には他者が持つ古代遺物の強奪も行う。
登場人物
主人公達
CV:
中村悠一
年齢不詳な本作の主人公。
白髪に筋骨隆々な肉体を持つワイルドな青年で、額には謎のカードが突き刺さっている。
不死の肉体を持ち、己の死を望み世界を流離ってきたが、自身に死を齎しうる風子を相棒とした。
「自身が死ぬために風子を自分に惚れさせセッ○スする事」が目的だが、実際の性格はワイルドで豪快ながらも紳士的なナイスガイ。
ジーナとの戦いに勝利した後は風子と共にユニオンに属することになる。
詳細は個別項目を参照。
CV:佳原萌枝
本作のヒロイン。18歳。巨乳。たぬき顔。
心優しく、同時にアンディとの旅の中で度胸と肝っ玉も据わった良い女。
自身の能力のせいで人生を悲観して自殺を試みようとしていたが、アンディとの出逢いにより前向きとなり一緒にアンディの旅に付き合うことになった。
ユニオン所属後は「組織の改革」を目標にアンディとと共に戦いに身を投じるようになる。
分類:他対象強制発動型
悲劇:能力を自覚せず最愛の両親とハグ及び頬へのキスをしてしまったため、彼らが搭乗した飛行機に爆発事故を起こさせ、乗員乗客270名諸共死なせてしまう
風子の否定能力。
素肌で直接触れた相手の運を否定し不運を発生させる。手袋や服など布越しであれば発動はしない。
不運のルールは完全には解明されていないが、対象との『接触面積』『接触時間』『好感度』『接触の価値』によって強度が決定されることは確定済み。
「風子がどれだけ対象との接触に心を揺らしたか」で効果が変動し、規模によっては常識であり得ないような事故や天変地異レベルの不運を招き寄せる。
発生する不運は周囲に存在する不運強度に相当する事象を引き起こす形になっており、要素を減らすことである程度現象を制御できる。
また敢えて不運の要因となるような危険物を用意した上で否定能力を発動することで、そのまま対象に様々な不運を必中させることが可能であり、風子達はこれを不運の「種」と呼んでいる。
なお、髪も素肌扱いなので下手に散髪もできず、1話でアンディに切ってもらうまでは超長髪になっていた。
その後、安野雲の協力の元アンディの過去を知る旅に出た結果、能力が向上。
不運を与える対象を深く知ることで、今までダメージを与えるのみだった不運がその対象にとっての不運へと変貌した。
この特性から風子が神を深く理解すれば神にとっての不運を呼びうる、神殺しのカギとなる否定能力となった。
現状、アンディとの合体技「不運弾」として発動している。
また、組織所属後はトレーニングを積み、フィジカル面も元普通の女の子にしてはそれなりに俊敏になった。
名前の由来は「いつも不幸(不運)」からか。
ラグナロクに至り、ジュイスの薦めとアンディのポイント譲渡により101回目のループへ向かう当事者、つまり新たなる組織のボスとなった。
以降は仲間たちの犠牲と神殺しへの道を踏まえ、「神殺しを実現するため仲間割れを禁物とした事による、組織・UNDERの否定者すべての仲間入り」「否定能力の発現時に発生する悲劇の阻止」
を掲げた「攻略書」を用意して正真正銘最後のループに臨む。
否定能力の拡張にも成功しており、今までは生物にしか不運を付与できなかった所を器物にも付与できるようになり、
長年身につけた思い入れのある物品に不運を付与するという方法でさらに洗練している。
また、シェンに鍛えられた武術と組み合わせたり、伸ばした髪をムチのように振り回してぶつける事により「不運」を押し付けるといった戦法も獲得。
不運戦法の技名の大半は「凶●●」であり、アンディの技名「死●●」の影響が見られる。
本人のフィジカルも達人級とまでは行かないものの、ボイドのストレートに反応してダッキング出来るほどにまで劇的に向上している。
少なくとも不運を使わずとも並の武道家では相手にならないレベル。更にリップも目を剥く医療技術まで身につけている。
ただしこの技術はリップが10年で会得したのに対し、風子は会得に100年かかったとのこと。
精神面でも組織のボスに相応しく成長しており、アポカリプス相手に一歩も引かずクエストのシステムを逆に利用して手玉に取る。
否定者が集まって来てからは作戦のたびにボスらしく的確に指示を下すが、今ひとつ自分を軽視しがちな傾向はあんまり直ってないらしい。
また不運の暴発で味方にピンチが訪れると流石に動揺を隠せない事もある。
組織所属後に出会った服のUMA。
当初脱走するもアンディとの遭遇により無理矢理服従させられ、アンディの服になってしまい、マスコットみたいな扱いになってしまった。
詳細はアンディの個別項目を参照。
「戦勝の神」の異名を持つアンディの中に眠る存在。
普段は額のカードにより封印されているが、これを引き抜くとヴィクトルの人格が現れる。
蘇ると髪の毛は黒く変色し、表情や性格も冷徹なものへと変貌してしまう。
詳細はアンディの個別項目を参照。
組織
CV:
伊瀬茉莉也
円卓第1席。
円卓の頂点に君臨する円卓メンバーのトップ。
軍服風の出で立ちに目元まで覆うヘルメットを被った美女。
「地球と罪のない人々の守護」を自分の正義と掲げる高潔な性格だが、状況によっては非情な決断も迷いなく下すことができる女傑。
「フィエルボワ」と名付けられたサーベルを武器とする。
分類:不明
悲劇:不明
ジュイスの否定能力。
見た対象の『正義』を捻じ曲げ、望まない行動をさせる能力。
この能力における『正義』は「何にも勝る行動理念」「生きる理由」とも言うべきもので、
その否定とはすなわち「自害」であったり「守るべき対象への攻撃」などエゲツないことこの上ない。
アンディとタチアナを仲裁する際には脅迫を兼ねて寸止めに留めており、一方宇宙人の侵略の際には即座に艦隊が壊滅していることから影響度合の調節も可能な様子。
仮面を外す事、相手に問いかけることがトリガーとなっているようだが、細かい発動条件は不明。
なお「正義(=強い理念)」を持たないものには効果がない模様。
絶対理上位十理への特効効果
名前の由来はそのまま「UNJUSTICE」であろう。
UMA「バーン」を加工して作った西洋剣。
刀身に炎を纏う剣で、斬ると焼くを同時にこなすことが可能。
このサンとルナのゲームをずっとヴィクトルと共にループして戦ってきた否定者。
すなわちヴィクトルと共に組織を立ち上げた、最初の円卓メンバーの一人である。
何度も失敗を繰り返しその度に絶望しそうになりながらも、側で支えて来てくれた不死と共に戦い続けてきた。
しかし100回のループでジュイスが苦しむ姿に耐えられなくなったヴィクトールが先に折れ、心中を試みる。
だがなおも諦めようとしていなかった彼女は苦渋の決断で「リメンバー」をヴィクトルに使用。その人格を封印した。
これによりアンディという人格が生まれたため、実質的に彼の生みの親と言えるかもしれない。
以降はヴィクトルのいない周回を戦っていたが、結果的にこれが風子の組織加入という大きな転機に繋がる事となる。
後にラグナロクが迫るとこれまでの真実をアンディと風子に話し、風子に次のループを託す事になる。
ループ発動のためには第一席が席数×1分の間円卓で見届けねばならなかったため、ようやくラグナロクで仲間の為に戦える事に喜びを覚え、
そして風子を次のループへ送り届けるために命を賭してヴィクトルと肩を並べて戦った。
かつてのループでは和気藹々としていた組織が、ジーナに所属する立場を絶望視される程までとなっていたのはヴィクトルの不在が大きいのではと言われている。
なお大昔のループでは幼く中性的な姿で活動していた。これはヴィクトルも同様。
第一席と不死は年を取らないはずなので「老化」と「性別」の理が追加される前だったのだと思われる。
ジュイスは第一席として性別がなく親もいない世界から居た存在である都合上、
初めてループに加わった彼女は「ジュイス=ダルクではない、よく似た別人」として生まれてきてしまう。
そのため捜索は難航する……はずだったが、目星を得て捜索に取り組んだ矢先
見た目からして短髪の幼いジュイスで、同じ仕草の癖を見せ、フェンシングを始めて1週間で大会優勝した天才少女「ジュリア=U=スティティア」がテレビで取り上げられているのが発見される。
天然だが聡明な少女で、ジュイスの記憶を夢として見ており、彼女に興味を持ち、正義を志している。
そのためユニオンからの誘いを快諾するが、風子はジュイスのことを下手に教えたくはなく、結局そこは置いておき、普通の人間ジュリアのまま仲間入り。
また、「不正義」は絶対理上位十理への特効能力であった。
これまでジュイスがループを失敗せず前ループまで来れていたのもその恩恵によるもの。
敵方も発現阻止のために形振り構わず最終決戦突入させるほどであったが、決死の作戦の末に発現成功。
時間稼ぎがやっとだった十理との対決が「不正義」の介入で軒並み瞬殺できてしまったほどのメタっぷりだった。ファンはなんか普通に倒してたけど。
CV:
花江夏樹
円卓第2席。
年齢不詳の青年で、中国出身で筋肉質な体格を持つ拳法家。
明るい言動と爽やかながらも胡散臭い笑み、度々片目を瞑る行為が特徴。
「天下無双」を夢に掲げて強い敵との戦いを好む
戦闘狂で、普段は飄々とした態度の自由人を気取っていたがアンディと風子の破天荒な立ち振る舞いに頭を悩ませる事もしばしば。
否定能力だけでなく身体能力もずば抜けており、中国拳法や古代遺物「如意金箍」を駆使して戦う武闘派。
ムイという中国人の子供を直属の配下に持つ。
アニメでは字数の都合でXのトレンドに乗れず毎回むせび泣くこととなった
分類:他対象強制発動型
悲劇:崖から落ちた妹の手を掴むも、不真実で手放させてしまう
シェンの否定能力。
「対象を肉眼で見る」「対象を好きになる」という条件を満たすことで相手が思ってる事、しようとする行動を否定し、真逆の行動を取らせる事ができる。
上手く嵌れば相手の行動を一方的に封じることが可能な凶悪な代物。
発動条件は厳しい…筈なのだが、シェンは強い相手が大好きな戦闘狂なため発動条件がガバガバになってしまっている。
度々ウィンクしていたのは両目を瞑ってしまうと能力が解除されてしまうことへの対策。
また好意を抱いた相手には意識的に視線を向けないようにしないとならないなど気苦労も多い。
作者が読者に指摘されるまでボイドの名前と「アンボイダブル」の偶然の繋がりに気づいておらず、
シェンの名前も作者としては中国人っぽい名前として適当につけただけだった。つまり彼だけ名前の法則にあまり即していないのも当然である。
後に真実の中国読みである「シンシャン」と掛かっている事に気づいて理由を後付けする事にしたらしい。
つまりボイド・シェイン・ジーナの3人は意識して法則付けた訳でなくマグレである。
シェンの保有する古代遺物。
中国から出土した伸縮自在の棒で、中国語による命令で最短で先端の装飾のみの手のひらサイズ~宇宙空間まで一瞬で伸縮する。両端には一心が制作した金箍がはめられている。
また、命令ひとつで使用者の手元に戻る便利機能もある。
元ネタの
アイテムそのままだが後に「かつて孫悟空が使ったとされる」と紹介されたため、アンデラ世界にも西遊記があるようだ。
同時に真の強者にしか使えないということも明かされた。
課題「UMAサマーの討伐」の遂行時に鉢合わせたファンとの交戦中、彼の手によって腹部に致命傷を負ってしまう。
その状況を打破すべくファンが持っていた古代遺物「死亡遊戯」の使用を依頼する。
殺した相手をキョンシーとして蘇生し使役出来るこのアーティファクトを、ムイに使わせる事を。
忠誠と共にそれを誓ったムイはシェンを介錯、これによりシェンはムイのキョンシーとして蘇った。
幸いにして、主の命令がなければ動けない体になってしまったことを除けばシェンという個人が保たれたままキョンシーになることができた。
ただし、死亡した事により不真実は喪失してしまう。
……しかし、ファンとの戦いが続く中、なぜか一行の望む形で不真実が発動していた。
いかなる偶然か、不真実はムイへと渡っていたのだった。
否定者では無くなったためUMAの消滅に伴う改変後の仲間達の会話について行けてないが、不真実の性能は覚えているためムイの視界をうまく利用してアポカリプスから情報を引き出す等の活用をしている。
悲劇回避:崖から落ちたムイを助けるため自身も飛び降りたが、風子やファン達によって救助に成功
風子に負け、『私に勝ちたいならシェンを育てろ』という言葉を受けたファンによって拾われ育てられた。
そのため前ループと異なり兄弟子はおらず、妹も健在なのでファンとの関係も壊れておらず、気に食わないが師であり父同然の存在。
優勝賞品の丸薬を目当てに天擂祭に出場し、ボイド・友才・ビリーとの連戦で否定者との戦いを学び、ムイとの戦いで不真実に目覚める。
攻撃が想定外の直撃になって遥か遠くに吹っ飛ばしてしまい、妹に代わってムイを殺してしまうところだったが事なきを得る。
そしてファンと対決し、命懸けで臨んだ末に、かつては「好きになれないので使えなかった」不真実を決め手にして勝利。
前ループでの活躍ぶりの反動か、加入後の存在感はやや控えめ。
CV:
小山力也
円卓第3席。
スーツ姿で上着を羽織りサングラスをかけた緩い雰囲気と態度が目立つ天然気味な青年。
卓越した銃の使い手。
盲目だが銃声だけで何の銃かわかるらしい。
分類:不明
悲劇:不明
ビリーの否定能力。
銃限定の能力で、でたらめな方向に撃っても跳弾を得て確実に相手に当てる能力。
劇中では6丁の銃を同時に発砲することで、多角的な攻撃を行った。
名前の由来及び能力は「UNBELIEVABLE」であろう。
円卓第4席。
中性的な整った顔立ちの美少年だが、四肢は古代遺物の義手義足で構成されている。
長らく特にセリフがなく、おまけに常に無表情な謎多き存在。
本来は心優しい少年だが、否定能力のために喋る事も出来なくなっている。
分類:自己対象強制発動型
悲劇:不明
フィルの否定能力。
互換や感情、関心等を否定し、何も感じない希薄な存在となってしまう。
その代わり身体に負荷がかかる危険な古代遺物を一切影響なく行使することができる。
また感情を探知して攻撃する生物に相手も完全に不意打ちをかけられるというメリットもある。
名前の由来及び能力は「UNFEEL」であろう。
悲劇回避:不明
「ニューフィーリング計画」という人類の適応力が宇宙でどう反応するかの実験のため、某国が組み上げた宇宙ステーションの中で生まれた子供であった。
その耐久力の高さは否定能力とは直接関係ない、彼が機械の体であるため。
3歳の頃に病気を発症したため、脳を移植してもらい実質ロボット・サイボーグといっていい存在となったのである。
宇宙ステーションが宇宙生物に襲われ、宇宙ステーション本体で一人孤軍奮闘していたところ、風子達と遭遇。
宇宙生物の女王の腹の中で古代遺物『託す者』と一体化し、女王を撃破、風子達や母親と共に地球へ帰還した。
古代遺物『託す者』の傷はフィルが食事を取ることで修復される。
なお否定能力発現時の本来の悲劇は不明。
101回目のループでは風子によって「否定能力は魂に宿る」ためフィルにも感情があることを証明された直後に発現していた。
宇宙生物に母親共々襲われていた事、ステーションのクルーは母子を残して全滅していた事を考えると
前回のループでは母親をも失い、自身のみ「不感」で感情を探知する宇宙生物に気づかれず生還した……と考えられるのだが、
そもそも前周では「銀河」の理は後から追加されたためこの前提が成り立つかどうかすら不明。
存在しないのは星と宇宙人の概念であるため、宇宙ステーションや宇宙生物が存在しない訳ではないのかもしれない。
(少なくとも人工衛星は存在している)
CV:
釘宮理恵
円卓第5席。
巨大な球体型ロボットに乗っている否定者。性別は女性。
仲間思いな性格であり、アンディの加入直後は、慕っていたジーナを殺した彼に対し息荒く激昂し攻撃を仕掛けていた。
また、ジュイスの仲裁によりビリーを攻撃するよう仕向けられた際にも激しく動揺している。
その後も、アンディに対してケンカを仕掛けていたが、風子の説得もあり、アンディを仲間として認めていった。
また、上記の出来事から風子と親交を深め、現在では風子を「初めて出来た女の子の友達」として大切に思っている。
分類:自己対象強制発動型
悲劇:誕生日のお祝いの瞬間に覚醒し、家屋諸共両親を圧死させてしまった
タチアナの否定能力。
肌や髪の上から、あらゆる物体の接触を否定する球形の不可触エリアを生成、
不可触エリアに入った物体はエリアの外へと強制的に押しのけられる。
そのため彼女は服を着ることもできず、常に全裸でいることを余儀なくされる。
ロボットに乗っているのも彼女が直接ものに触れられないことと、
エリアの上に目隠しを被せる必要があることが一因。
地面との接触も否定するため、彼女は常に宙に浮いた状態となる。
視界や呼吸に支障が出たりはせず、後述の捕獲の際にも催眠ガスらしきものを使用されているため、光と気体は否定の対象外と思われる。
彼女がいつも入っている球体は、年々拡大する彼女の不可触エリアを抑制する為にニコが開発した拘束具であり、
抑制状態からの解放を行うことで、エリアの拡大途中にある物体を圧壊させることができる。
圧壊の威力は凄まじく、敵対する者にとっては恐るべき『武器』となるが、
一つ間違えば味方をも滅ぼす『災厄』ともなりかねない諸刃の剣である。
なお、口を空けるとそのエリアに穴が空く。
開いた口の前の部分以外は否定されるため、チューブなどで吸うか、
口より小さいもの、口径の小さい細長い食べ物以外は食べることができない。
ビリーがわざわざ長いスコップのようなもので球体内部にいる彼女に寿司を与えていたのは、この否定能力により彼女に触れることができなかったためだと考えられる。
ちなみに、球体の中身は幼い女の子。YES!ロリータNO!タッチ
元々はロシアの一般家庭に生まれた普通の少女であったが、5歳の誕生日に能力が移り、意図せず我が家と両親を押し潰してしまう。
その後、周辺住民の通報により駆けつけた警察から逃げ回っていたところをマフィアに捕まり、闇オークションの景品にされる。
ビリーによってオークションから助け出された後、彼の優しさに触れ、組織へと加入した。
こういった経緯もあり、自身を助けてくれたビリーや自身の拘束具を開発したニコを慕っている。
名前の由来は「UNTOUCHABLE」からだろう。
なお、タチアナ自体はスラヴ系の女性名としてはメジャーなものである。
円卓第6席。
日本の戦国甲冑と兜を身につけ、骸骨のような顔をした大柄な人物。
寡黙な性格なのかあまり喋らない。また鎧を脱ぐことを異様に嫌う。
3巻の武器解説コーナーで筆談したところによると、一人称は「某」で語尾に「候」をつける等、武士のような言葉遣いをする。
実は恐ろしく臆病な性格で、鎧を脱がないのもこれが理由。また戦闘技術も素人。
分類:他対象任意発動型
悲劇:不完全な不壊の鎧により、父親を守ることが出来なかった
一心の否定能力。
自身が魂を込めて制作した物品に不壊を宿し、破壊されることを否定する力を与える。
ただし制作したものに自信や覚悟が足りていないと完全な不壊の付与ができない。
アンディが持っている「倶利伽羅」やシェンの「如意金箍」の金箍部分は一心が打った物品で、ある意味で組織に欠かせない人材である。
一心が纏っている鎧にも不壊が宿っているが、過去のトラウマから他者を守るためのものには不壊を宿すことができない。
スプリング戦でのビリーの評価は「ろくに課題に参加しない引き籠もり」だが、それでも第6席にいるあたり不壊による功績が大きいのだろう。
そして、この否定能力は一族において代々受け継がれてきたという他にない特徴を持つ。
今は13代目にあたり、初代「不壊」の否定者は江戸城を無血開城させたことで知られる山岡鉄舟。
彼ととある人物との絆は物語に影響を及ぼすこととなる。
なお、鎧の中身は筋骨隆々とした巨躯の少女。骸骨顔もお面だった。戦闘能力は素人だがフィジカルは相当ありそうである。
鎧を脱ぐと口調も女性らしいものになる。恐らく「一心」としての口調を意図的に保っていたのだろう。
ちなみにトップに思いを寄せている。
また、「一心」というのは襲名制であり、本名は「春歌」という。春を愛した初代の後より、「春」の字を入れるのが伝統となった模様。
名前の由来は不明。
能力が明かされる前は「一心不乱」ではないかと言われていた。
1999年時点での「一心」は前ループではとっくに亡くなっていた祖父こと11代目で、この時点では13代目(春歌)はまだ赤ん坊。
そのため11代目がユニオンに参入することに。
リップ・ラトラとの接触前の15年スキップ時に「孫の成長が見たい」という理由で離脱し、その後は13代目が成長して合流した。
なお、「一族に代々受け継がれていた」というユニークな特色にも今ループ中のエピソードで説明がついている。
CV:
岡本信彦
円卓第7席。
髪を逆立てた褐色肌の少年で、両頬と鼻に絆創膏のようなものを付け、長袖ジャージのような服を着ている。
組織の中では感情豊かで比較的常識的な感性を持っている。
分類:自己対象強制発動型
悲劇:競走中に止まろうとした瞬間に覚醒し、一緒に走っていた友人たちを死傷させてしまった
トップの否定能力。
自身の移動の停止を否定し、超高速移動を可能にする。
これは、一定の速度で走り出すと足を止めた瞬間に倍以上の速さで押し出されるというメカニズムになっている。
高速で走り回っても息切れしないスタミナや、壁や床を飛び跳ねる跳躍力も身についている。
その性質上無限に加速し続けることとなるが、「自分の身体が壊れる」と停止する特性を持つ。
停止する際は自身の手足をわざと骨折させる痛ましい方法をとることとなり、その為か彼は作中では大抵の場面でポケットに両手を突っ込んでいる。
なお、「肉体が壊れる」というイメージが「骨折」で済んでいたのは幸運であり、「壊れる」イメージがもっと致命的なものだった場合、文字通り死ぬまで止まれない状態になるところであった。
元はブラジル最大のスラム街・ファベーラで友人たちと短距離走に励む、ただの陸上競技少年だった。
ある時のジュニア部門の100m決勝にて、諸事情から友人に気を使ってわざと負けようとし、足を止めようとした瞬間に否定者に選ばれてしまった。
停止を否定されたことで、前を走る友人たちに猛スピードで激突してしまい、うち二人は即死、一人は半身不随の重傷を負わせてしまった。
そして自身も重傷を負い、病院で目を覚ますと共にジュイスから否定者や神の話を聞き、自分と友人の運命を狂わせた神の顔面を蹴り飛ばしてやるために組織に加わった。
名前の由来及び能力は「UNSTOPPABLE」であろう。
- UN-ST TACHYORIZER
組織製のパワードスーツ。
普段はバックルとして装備されている。装着時は完全に変身ヒーロー。
「不停止」を活用すれば速度を乗せた打撃が可能だが、生身の状態、かつ戦闘技術も乏しい小柄な少年のそれではたかが知れている。
それに対して加速し続けても摩擦熱や障害物への衝突を無視できるようにすることが主目的の装備である。
この状態での作中で明記された最大速度は500000km/h、この時点で「停止不能領域」と警告、その後「200%オーバー」となっていたのでさらに数倍に到達した様子。
……見ての通り、やりすぎると止めようがなくなるのだが……奇しくも組織には「止める」ことにうってつけの否定者が加わっていた。
悲劇回避:不壊の鎧で受け止めて死傷者の発生を回避
春歌が前もって送り込まれていてトップとも友人となっており、悲劇で友人を失うことは防がれた。
しかし、母親が病気になったことで町から追い出され、否定能力の覚醒で陸上選手の夢を失ったことには変わりないトップは母を養うため町外れに住まい、盗人をして生計を立てていた。
皮肉にも、悲劇が防がれたことで前ループより荒んでしまった。
また、悲劇を回避したせいなのか、停止方法が「何かを蹴り壊すと止まる」という比較的使いやすいものに変化した。
説得の最中にUMAビーストと遭遇してしまい、トップは春歌を見捨てられなかったため参戦し、この戦いを経て改心。
前ループのタキオライザーに代わる装備として、不壊で作成した「不壊十二単衣 走の装」を手に入れている。
CV:
遊佐浩二
円卓第8席。
赤いバンダナを付け、目に深いクマを刻んだ技術者で、組織に囚われていた頃のアンディの研究にも携わっている円卓の知恵袋。
組織のメンバーが身に付ける翻訳機能行きネクタイも彼の発明品である。
小さな浮遊する黒い球体と頭をケーブルで接続し、様々な知識を得たり黒い球体を攻撃に用いたりする。
分類:自己対象強制発動型
悲劇:妻が死亡する直前に覚醒し、死に顔だけが記憶に残り続け、共に過ごした思い出は摩耗するようになってしまった
ニコの否定能力。
発動時より、記憶したことを一切忘れなくなる。
常人ならば記憶したことを「思い出す」だけだが、この能力では今までに見た風景の細部や、そのときそのときの自身の感情や感覚に至るまで、全てを記憶し続ける。
ただし、能力が発動する前の記憶は常人と同じように時間の経過と共に薄れていくため、最も大事な妻への想いを失っていくことがニコの心を抉り続けることとなる。
名前の由来は「UNFORGETTABLE」だろう。
101回目のループでは最初の仲間として加入し、前述のクエストリセマラにより00年代でも若い姿のまま。
否定能力に関わる悲劇も経験していないため前ループほどイカれておらず、というか「倫理観ない方」と自称する割にかなり常識人。
ただし未知の技術や発明を前にすると子供のようにはしゃぎ回る一面もある。
否定者になっていないながらも風子にサイコポッド等の自分の発明品について教わり、それらで序盤からの重要戦力として活躍する。
後に妻となるはずのイチコも健在。
また風子は彼が覚醒する能力・及びその条件を知る事で発生するリスクを回避すべく、本人の了承を取ってその実情を伝えなかった。
そんなイチコの事はウマが合わないように見えて「不眠」による先の短さを深く心配していた。
以降なんだかんだで共に行動している事が多く、最近では健康管理すら握られている。魂が夫婦
付き合いが長いのもあってか、毎回のように風子と同行し解説やリアクションあとツッコミ役を務めている。
頭部のケーブル差し込み口は風子がラトラに会いに行く時点では存在しなかったが、シック討伐参戦時には出来ていた。
ランゲージからの襲撃を受けた際、状況打破のためにイチコ(とファン)が犠牲となって不忘に覚醒、さらに前ループの記憶も注入された状態となる。
忌まわしい記憶を取り戻してしまうことになりつつも、対決内容の関係、そして不忘の恩恵もあって2人を蘇生したうえで勝利したため、今ループでの悲劇は一応回避された。
また、同時に魂の知覚が可能になったことで記憶容量が脳に依存しなくなり、(今ループ内では重要ではないが)不忘前の記憶が失われてしまうこともなくなっている。
CV:乃村健次
ロボットスーツを着た元ボクシングヘビー級チャンピオン。
自身の否定能力で人生を狂わされ絶望し、酒に溺れていたところを組織に勧誘され所属。
円卓のメンバーになっていたがアンディの前に破れ死亡した。
能力をフルに発揮できる組織の環境下で性格が粗暴になっており、そのためあまり人望はなかった模様。
死亡して尚円卓メンバーのほとんどから特に悲しまれる事が無かった程。
分類:不明
悲劇:ボクシングの試合中に覚醒し、パンチを回避出来ない対戦相手を殺害してしまった
ボイドの否定能力。
攻撃の構えを取ることで、相手の動きを否定し回避行動を瞬間的に封じる事ができる。
上半身だけで斬りかかったアンディや(反撃でも回避行動でも無く)単に腕を振っていた風子の動きを封じている。
殴られた後なら反撃は可能だが、強化スーツを着た元ボクシングヘビー級チャンピオンに無抵抗で殴られて無事で済むはずがない。
もしくはボイドが攻撃を外すと反撃できるのだが、ボクサーが動けない相手に攻撃を外すなどそれこそなんらかの不運でも起きないとありえない。
実際にアンディはボイドのパンチを一発もかわすことができず、不死の否定者でなければ確実に敗北していた。
厳密には筋肉の運動を止める能力であり、生物相手には有効だったがアンディの能力との相性の悪さと自身の能力を深く把握していなかったことが敗因となった。
名前の由来はそのまま「UNA
VOIDABLE」……
と見せかけて実は「
ワンパンマン」のボフォイであり能力にかかったのは
偶然らしい。
悲劇回避:本来の対戦相手を説得して辞退してもらい、代わりに風子が試合に挑んだことで最高の試合にすることに成功
101回目のループではボクシングという競技に誇りを持ち、ファンサービス精神も旺盛、気さくで男気のある人物だったことが判明。
一方で(悲劇を回避するために)風子の戦意が本物だと理解すると半ば本気でストレートを放つなど、強い者と戦えるのならば頓着しない過激な一面もある。
風子との試合を経て、最後に最高の試合を演出してくれた事とそれによりボクシングへの未練が無くなった事、
そして新たな戦場であれば思う存分力を振るえる事から、円卓の第三席に加わる事となった。
以降は期待通りに頼もしい主戦力として活躍を見せる。
前回のループとは異なり「回避行動」を止めるだけで運動ができなくなる訳ではないため「反撃」は可能であるなど弱体化しているように見える。
しかし、戦車そのものが後ろに動けなくなったような描写があり前回のループとは能力の解釈が異なっているのかもしれない。
CV:
悠木碧
巨大なベレー帽を被る女子高生風の外見の美少女。
自称
「永遠の16歳」だが実年齢
66歳。
老いを嫌って不変を好み、自身の能力でアンチエイジングを行なっているが、感情が荒ぶると化粧の仮面に(物理的に)ヒビが入る。
ロリババアかと思ったらガチのババアだった。
50年前アンディを捕らえた張本人でアンディに熱烈に惚れてアンディを
「デッドちん」と呼んで慕っている。
ん!!がっごいいん!!しゅきいい!!
善良な気質と明るい性格もあってタチアナからはおば様、トップからもばっちゃんと呼ばれ組織内での人望も厚かった様子。
分類:他対象任意発動型
悲劇:UMAヒートのイルクーツク襲撃時に覚醒し、周囲の空気を無意識に不変にして4万人の民間人を窒息死させてしまう
ジーナの否定能力。
素手と素足で触れた無生物の形の変化を否定し、固定状態にすることができる。
ジーナは基本的に対象の拘束・捕縛に使用していた。
空気を巨大な不可視の手の形に固定化して武器としたり、空気を球状の不可視のバリアに変えて攻撃を防ぐ、空気を固めて空中を階段のようにして歩くことができるなど幅広い応用力を持つ。
不変故にバリアは物理攻撃に対し無敵と言える防御力を発揮するが、完全な球状に覆うと移動できなくなるため移動用の穴を開けなければならない欠点がある。
美少女の姿を保っているのもこの能力で化粧を仮面のように固めているため。
なお本人が歳を取るほど能力は強化されていったらしい。
名前の由来は「UNCHANGE」を一部アナグラムして「GENA」か。
「アンチェンジ」で「アンチエイジ」を施している、と一種の洒落にもなっている。
……と思いきやこちらも偶然。連載用の別ネタのお気に入りキャラから引用しただけだった。
「ジ」ーナで主張出来ない事もないと思ってたらしく上記のアナグラムすら気づいていない。
後にフルネームが公開された事でジーナ=チェンバーの「チェンジ」が由来という事になった。
ジーナのメイン武装。
巨大なベレー帽のような武器で、不変の能力を付与して高速で投擲する事で射線上にある障害物を苦もなく切断する。
悲劇回避:ニコのサイコポッドの機能で予め壁を貼り、不変の拡散を抑えることに成功する
101回目のループでは風子たちに悲劇を阻止され、「不変」に囚われていた心を勇気づけられた事で彼女を深く慕うようになる。
そのため外見年齢通りの状態で出会うこととなり、引っ込み思案ながらも少し天然っぽいところのある少女といったところ。
しかし組織に染まったのか否定者戦争以降はだんだんと肝が太くなり、前ループに近い性格になっていく。
前ループでアンディに向けていた恋慕が風子への親愛になったと言っても過言ではなく、風子が傷つけられると「不変」の手を出しながら怒り狂うほど。
「不変」の能力に目覚めて日は浅いものの、かつてのアンディと風子同様にオータムの能力と「魂の口径」を駆使して能力を鍛えた結果、
巨大な剣型に固めてあのオータムを一撃で両断する凄まじいポテンシャルを見せた。
なお、前ループでは「ジーナ」とだけ呼ばれていたが、今ループでファミリーネームが判明した。
CV:
村瀬歩
アンディたちが潜入した闇オークションに出品予定だった否定者。日本人の高校生。
今までは否定能力を隠して生活してきたが、言語統一により共通言語が英語になったことで否定者であることがあぶり出され、マフィアに拉致されてしまう。
アンディ達に助けられた後は円卓第11席として組織に加入した。
分類:他対象強制発動型
悲劇:横断歩道を渡っている両親を振り返った時に覚醒し、不動となった両親が居眠り運転のトラックに轢かれて死んでしまう
力の否定能力。
自身の四肢を固定させることで、視界内の生物や物質の動きを否定し固定状態にできる。
自身の視界に入っていないものは能力の対象外となるため、シャツなどの障害物で彼の視界を遮ることでこの能力を回避できる。また直接視界に入っていない物の動きは止めれないので、例えば
相手の心臓を停止するといった使い方は出来ない。
彼の臆病な性格もあって、「自分の四肢を固定する」という条件を能動的に満たすことが難しく、リップたちの強引な勧誘により殺されそうになったが、アンディたちに助けられる。
その後、再度リップに殺されそうになったところを風子に庇われ、風子が負傷したことで本人の肝が座り、能力を(ある程度)能動的に使えるようになった。
かつて自身の能力が原因で両親を死なせており、後悔の念に苛まれて生きてきたが、アンディ達と出会ってからは「自身の能力を役立て、罪滅ぼしをする」ことを決意し正式に組織に加入した。
名前の由来は「不動→重(野)力」か。
悲劇回避:不可視状態の風子とジーナが、居眠り運転で突っ込んできたトラックから両親を守り回避に成功
101回目のループでは年代にズレがあるものの前回と同じ高校3年生。
写真を撮るのが好きで写真家を目指していることや、実家が料亭であることが明かされた。
日常の一幕で悲劇が起こった都合上、いつ引き金が引かれるかわからないため、ユニオン一同が学校に入り込み彼らに監視されながら賑やかな日々を過ごすことに。
不動になった後も両親の理解を得つつなんとか普通の生活を続けられていたが、風子たちの力になるため日常を捨ててユニオンに加入した。
不可視は不動にメタを張れると一部のファンの中では考察されていたが、ループ後はショーンが味方になったこと、不可視が拡張されたことで不動との強力無比なコンボとして活躍する。
かつて組織に在籍していた科学者で、ニコの妻だった女性。
前髪を伸ばしてメカクレにしているが、これは不眠による隈を気にしてのもの。衣服を着崩すなどズボラな人物である。
否定能力によって娘であるミコを出産した後に若くして亡くなる。
それこそがニコが否定能力に目覚めた切っ掛けでもあり、彼にとっては神に魂を売るに値するほどの最愛の人物。
分類:自己対象強制発動型
悲劇:不眠の疲労による気絶で電車が迫る線路上に転落、周囲の客により救助されるも救助をした男性が逃げ遅れ死亡してしまう
睡眠を否定することで眠気を感じずに活動出来る。
一見便利そうだが、睡眠を採らないことによる疲労などの身体的負荷は常人と同じ据え置きなため、むしろ「眠れない」ことで身体に悪影響を及ぼし早逝の原因となった。
休息を取るには「気絶」によって睡眠を認識しないまま意識を失うしかなく、それでもしばらくすると睡眠と認識して強制的に目覚めてしまう。
名前の由来は「眠り」から。また夫と合わせて「ニコイチ」という事かもしれない。
悲劇回避:金斗雲で急行した風子がイチコともども男性を拾い上げて回避に成功する
101回目のループでは悲劇を阻止された上で組織に加入。クエストのリセマラで時間を飛ばしたほか、
霊の理の追加と「魂の口径」の利用で「否定能力は魂に作用するため、幽体離脱すれば身体は休める」という方法で不眠のデメリットを解消。
後に偶発的ながらニコを殴って他人を幽体離脱させる事も出来るようになった。
UMAランゲージの強襲の際、前ループのリベンジのためにニコを「不忘」にして自分と対決させたいがために殺害を試みられてしまう。
致命傷を負ってしまったが幽体離脱でとりあえず凌いで勝負に参加するが、やむなく自ら一度犠牲になり、ニコを不忘にすることとなったが直後に蘇生、さらに勝負の流れで結ばれることになる。
CV:山本祥太
顔面が十面ダイスのような形状のUMA。体表には双六のようなマス目がある。
ユニオンに協力しており、空間を割ることで他者を転移させる能力を持つ。
100周目ではあまり出番がなかったため心象不明であったが、本性は観客気質の気分屋にして愉快犯。
「命を1つしか持たない否定者達の最善最速のぶつかり合い」を見物するためにユニオンに協力しており、命懸けで否定者達が課題に挑む姿をポップコーンとコーラを貪りながら映画感覚で眺めて楽しむUMAらしい悪辣な性格。
反面己の趣向を台無しにする不死の存在を「ツマラン」と毛嫌いしており、アポカリプスにも無断で勝手に課題に介入して勝手に仕切り直しにすることも辞さない。
それ故に課題を神聖なものとして重んじるアポカリプスとは犬猿の仲。
UNDER
UNDERを束ねるボス。構成員もその姿を見たことはないらしい。
+
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正体 |
その正体は円卓第3席のビリー。
円卓会議中に突如正体を現し、捕らえたUMEバーンを操って円卓を強奪した。
とぼけた雰囲気をしていたのは仮の姿で、本性は冷酷な人物。
「神を殺す」という目的は組織と同じだが、そのためには一切手段を選ばない。
かつてタチアナを助けたのも能力目当てに過ぎず、組織の否定者達に対する仲間意識は欠片もない。
分類:自己対象任意発動型(コピーした能力の分類はコピー元に準拠する)
悲劇:不明
ビリーの真の否定能力。
「否定能力は一人につき一つずつ」という公平性を否定し、他の否定者が持つ否定能力をコピーして利用できる。
劇中では「不正義」「不停止」「不死」「不変」をコピーした。この時「不死」の影響で視力も回復している。
また組織外の否定者からは、
とある建築家から建物のバランスを否定する不均衡を、
詳細不明の人間から物体の形状を否定し形を定まらなくさせる不定をコピーしている。
コピーした能力は併用が可能で、「不停止」のデメリットを「不死」でカバーするといった使い方を実際に披露している。
なお、組織に報告していた「不可信」の卓越した跳弾は純粋に傭兵時代に培った技術とのこと。
なら 僕だけが嫌われ 一人で闘えばいいと思ったんだ
裏切りの真相は「全てを一人で背負い一人で闘う」という覚悟によるもの。
「不公平」により能力をコピーするための条件は「否定者に自身を敵視させる、敵意を持たれる、憎まれる」こと。
「手段を選ばない冷酷な人物」として振る舞い、組織に反旗を翻したのも「組織の否定者から敵視され、その能力を得ること」が目的であり、その力をもって神に挑もうとしていた。
実際の性格も組織にいた頃ほどトボけてもいないが、あちらの方が素に近い事が分かった。
しかしそれでも「不運」「不可触」だけは最後までコピー出来なかった。
また、ビリー自身も知らなかったことだが、敵意が解消されるとコピーした能力を使えなくなるという欠点がある。
悲劇回避:不明
101回目のループにて、元々は傭兵部隊水平の秤隊を率い、「世界を公平にする」という目標を掲げ平和を目指し戦っていた事が判明。
古代遺物「ディスク」を巡る東南アジアの「ブロージャ紛争」に某国からの依頼で派遣されていたが、
彼らの真の目的は「ディスク」を奪取し世界の敵となる事で、世界から戦争を減らすことであった。
因みに彼はこれを「インディペンデンス・デイ」に例えているが、
これは異星からの侵略者が地球に迫るという、前ループでは存在しない状況が前提の作品であるため、101回目のループだから事できる例えである。
風子らの乱入により負傷していた味方部隊が救出されたのを確認すると、彼女らの真意と目的を確かめる為に単身「ディスク」に向かう。
浮上したディスクの甲板上で風子と対面し、自身の目的と「戦い傷付くのは強者だけで良い」という信念を改めて表明すると、
風子らは彼を納得させ並んで戦う為の最も確実な手段「自分達も強者であると示す」事を実行、即ち組織総出でビリーを袋叩きにかかる。
組織の総攻撃を尽くいなして行くビリーだったが、風子からの「一人で全て抱え込むのはそれこそ不公平」という説得で遂に折れ、
しかし今まで犠牲になって来た仲間達の為にも素直には応じられず、「仲間に誘うなら強引にしてほしい」と要求、
テラー共々組織に入るかディスクをビリーらに引き渡すかを賭けた早撃ち対決を挑む。
その中で全く偶発的に風子の不運が発動、浮上していた「ディスク」が墜落する事態が発生するが、
組織メンバーの風子への全幅の信頼から誰一人として彼女を助けに行こうとしない姿を前に、組織の面々のその心の強さに対する不公平感を覚えた所で遂に「不公平」が覚醒する。
しかし、本ループではビリーの持つ「公平」の認識が変化した事で能力コピーの条件も「相手から敵意を向けられる」から「相手の強さを認める」
に変化、
それにより不抜を含む組織メンバーが持つ否定能力の殆どを一度にコピーしてしまった事で銃をホルスターから抜けなくなり、
その隙を突かれる形で対決に敗北、組織の仲間入りを認めた。
なお前回のループの回想では否定能力に覚醒しクリードと戦う場面の後に妻と娘を失っている場面に移っているが、これが悲劇なのかは明確には描かれていない。
おそらく否定能力の覚醒(すなわち両陣営が不減弾幕)に伴い戦争が長引き、家族の元への帰還が遅くなった結果の悲劇と推察できる。
今回は妻と娘は健在で組織に保護されており、他のメンバーの家族同様、課題リセマラの場面に立ち会っている。
また、このループにて高所恐怖症であることが判明。本人曰く、音の反響が少なく、怖すぎて気絶してしまうらしい。
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CV:
梶裕貴
UNDERの1人。メスを武器とする。
右目を眼帯で覆った短い金髪のイケメン。
組織と違い、神ではなく
「世界に対して復讐すること」を目的に掲げて暗躍し、仲間になりそうな否定者を探しては使えないと判断すれば抹殺する
「否定者狩り」と呼ばれる行為を繰り広げている。
否定能力とは別に超人的な跳躍力を持っているが、これは彼の持つ古代遺物に由来するものと思われる。
分類:不明
悲劇:恋人の手術中に覚醒し、失血死させてしまう
リップの否定能力。
自身に与えた傷の再生を否定し、癒えない傷を与える能力。
これは治癒自体だけでなく治すことを目的としたあらゆるアクションを封じることができる。
リップが能力を解除しない場合、対象はリップが死ぬまで傷が治る事はない。
リップは戦闘開始時敵に対してこの旨を伝えるのだが、この能力開示によって『傷を治すためにはリップを殺さなくてはならない=リップを殺すこと自体が治療行為に当たる』が成立し、敵はリップへの攻撃が不可能になる。
つまりほとんどの存在はリップと戦闘を開始した時点で詰む。
おまけにリップと交戦を繰り返した場合、その間に不治の理解度が上がることで制約がより強固なものとなってしまう。
アンディの場合は傷を受けた部分を切り落とすことも「治す」扱いになるため、不死の再生能力を活かした行動自体を制限されてしまう。
出会う度にあの手この手で制約の穴を突いていたが、最終的に理解度が上がりすぎてしまったため脳を弄って自分の知能にダメージを与え、「理解できない」状態にするというとんでもない荒業を用いることになった。
名前の由来はそのまま「UNREPAIR」だろう。
作品内では「RIP(Rest in Peace)」に準えられたりもしている。
リップが両脚に義足として取り付けている古代遺物。
蹴りの要領で三日月型の鋼の刃「クレセント」を相手に飛ばすことができる。
2つの刃を融合させ、十字型の刃として撃ち出す芸当もこなせる。
弾幕のように刃は連射可能で、不治の否定能力も上乗せされるため殺傷力と危険度も極めて高い。
その他、水面を自在に走ったり超人的な脚力で天高く跳び上がるといった、戦闘以外でも便利な機能を持つ。
不治がいくら凶悪と言っても、相手を傷つけられなければ防御能力にしかならないため、この装備の存在感は大きい。
走刃脚と似た意匠が凝らされている義手。
アンディとの決戦に備えて健全な左腕を肩から切断して装着した。
手首の部分に伸縮自在の刃が隠されている。
眼帯を付けていた右目に埋め込んだ黒い義眼。
詳細は不明だが触れることなく複数のメスを遠隔操作できる。
悲劇回避:執刀開始直前に覚醒するもチカラとショーンの不動&不可視で阻止し、風子が手術を代行することで成功させた
大病院であるイズー病院の若き医者。
前ループとは違い悲劇を経験していないため表情が明るく、また身体も前回ほどは鍛えておらず快活で爽やかな性格になっている。
風子が予め幼いラトラと接触し信用を得た事でライラの死を阻止するための準備を整える事に成功。
しかし同時期に絶対理であるUMAシックの襲撃が発生したことでライラのみならず病院中の人が病に倒れるという惨事に見舞われる。
一時は膝を折りそうになるも、ジュニアを捕まえて対話を試みる風子の言葉で状況を理解すると説得に応じた。
ただ「不治」を以てシックを倒す必要がある都合上、健在な両脚を切断して「走刃脚」を付ける覚悟が求められることに。
本人は早々に覚悟を決めたものの、ラトラが共に背負う覚悟を望んだ事で二人で片足ずつ「走刃脚」を装着する事になり、
第二形態となったシックを迎撃し両断。殺せはしなかったが「不治」によりシックは真っ二つのまま戻らない姿となった。
更にその間は風子が100年かけて学んだ技術で手術を代行し、リップはそちらのサポートへ向かう。
アンディ(の分身)の乱入もあってシックの妨害を跳ね除け見事ライラを救う事に成功した。
ライラが死ななかったことで、三角関係は存命で継続。
そして、誰と結婚するかは明かさず、ラトラにはライラと結婚すると言って結婚式を開催し……
姉妹2人共と結婚すると宣言。
周囲にどう思われようとも2人を幸せにすると決意し、そしてユニオンに加わった。
まあジャンプ系列で悲劇を否定するため最大100股予定で結婚を前提にお付き合いしてる男がいることを思えばどうってことないさ
CV:長谷川育美
スタイル抜群なショートカットの美女。かつては優秀な占い師であった。
リップと行動を共にしており、妹の元恋人でありながら腐れ縁のような関係。
敵に対して過剰に情けをかける事はしないものの、一時的にアンダーに来た風子に優しく接したり
バニーには懐かれているなど面倒見のいい人物である。
分類:不明
悲劇:妹の手術が成功すると断言し、失敗させてしまう
ラトラの否定能力。断言した占いが必ず外れてしまうという能力。
攻撃に対して使用すればいわゆる回避盾になる事も出来る。
ただし断言していない・能力対象から意識外の現象には及ばない。
名前の由来は「UNTRUST」から。
悲劇回避:執刀開始直前に覚醒するもチカラとショーンの不動&不可視で阻止し、風子が手術を代行することで成功させた
幼少期、妹の病気が見つかった頃に風子が先んじて接触を試みて占い歴0にも関わらず
風子の友達(恐らく他の否定者)の所在を占わされるというムチャぶりをかまされる。
その後16年後の再開を日付も言わずに約束したことで、結果的に占いの実力を磨く事になる。なお日付は風子が言い忘れただけだった。
占いもあって風子の話も信じ、悲劇を止める為に彼女と共にリップの説得を試みる事になる。
その後は戦う覚悟を決めたリップと共に背負うため「走刃脚」を二人三脚の形で片足ずつ装着。
「不信」「不治」を組み合わせUMAシックの攻撃をいなし両断する事に成功した。
CV:
森川智之
中国出身の否定者。
全身を服で着込んでいるため素顔がわからない怪人。格闘系能力の腕利きであるらしい。
中国語以外では反応しない偏屈な人物。古代遺物の収集を目的としている。
その正体はシェンの師匠。孤児であった彼に功夫を仕込んだ。
当時は老人の姿だったが、現在はシェンと同年代くらいの若者の姿となっており、アーティファクトの効果によって若返ったとのこと。
シェンをも凌ぐほどの戦闘狂で、シェンを育てたのも自身が天下無双だと実感するための踏み台にするためであった。
アンディやシェンを圧倒する格闘能力の他、棒やヌンチャクなど武器の扱いにも秀でている。
分類:自己対象強制発動型
悲劇:老齢により修行に限界を感じ、若さに嫉妬していた頃に覚醒してしまった
ファンの否定能力。
能力発現時から自身の老いを否定する。
ファンは70歳ごろに発現し、それ以降100年間生きてきた。
これを特に応用するわけでもなく戦闘には直接何も寄与しない能力であり、
彼の強さは(不老の恩恵があるとはいえ)純粋に武を極めすぎてるので強いだけである。
ファンが使用する古代遺物。リップがブラックオークションで、主催者からこっそり無断で借りパクしてきたものがファンの手に渡った。
壱から肆の型まで変形可能な武器でそれぞれの型に一つずつ奥義がある。
壱は棍、弍は双節棍、参は三節棍となることが判明しており、ファンが使えるのはここまで。
肆の型はファンも未だに発現できていないらしく形態は不明。
数珠の形をした古代遺物。所有者が殺した者を封じ込め、その者をキョンシーとして召喚・使役できる。
キョンシーとなった者は所有者を守り、所有者の命令に絶対従うようになる。
所有者が死亡するか変更されると、封じ込められていた者は消滅して空の状態になる。
後に組織のムイの手に渡った。
黒い金斗雲。
悲劇:若い頃に覚醒し、他の武道家が「次世代に託す」ことを選んでいくことに孤独感を感じていた
悲劇回避:シェンが自分を倒してみせたことで、「託す」ことにも意義を見出せるようになる
今回のループでは若い頃に否定能力に目覚めた。
前ループでの悲劇は結果的に解消されているが、異なる形で不本意な感情を抱くこととなった。
なお、否定能力のことは本編中まで把握していなかったため、それまで自分が老いないことに関してどう捉えていたのかは不明。
風子が老化しないことに対しては魂の在り方と発言している。
不老ゆえ、今ループの描写開始以前から風子と接触していた。
戦いを挑んだが敗れて、人殺しをせずUMAと戦うように誘導させられる。
その後「特大の不運」として風子の前に現れ、しかし返り討ちにされ「私と再戦したいならこれから出会うシェンという子供を育てろ」と要求されたことで渋々育児に励む。
シェンとの戦いを経て多少和解し、自分が関わるに相応しい理由があれば協力するという態度をとるようになる。
実質的には仲間入りであり、早々に風子に適当吹かされて不本意な任務に参加させられ「謀ったな出雲風子!!」とキレるなどギャグにも絡むように。
分類:自己対象強制発動型
悲劇:物資が尽きるまで戦えと命じられ新兵の部下と共に派遣された戦場で発現、「弾が残っている」為に撤退を許されず、部下共々死ぬまで戦い続ける事を余儀なくされる
クリードの否定能力。
自身の武器だと認識した物の消耗を否定し、虚空から再補充することができる。
この能力により銃火器を無限に撃つことができるほか、手榴弾や核弾頭にも適用できる極めて戦闘向きの能力。
ただし最後の一つまで「消費」する(=「正常に動作終了し再使用不可能な状態となる」?)必要があるため、不発弾は再補充できない。
またあくまで「リソースの消費」を否定するに留まるようで、武器本体のオーバーヒートなどは防げないという穴もある。
前ループでは粗暴な様子が目立ったが、元は口こそ荒いものの部下思いの某国軍人である事が判明した。当時の階級は少尉。
部下を生還させる事に強い責任感を持ち、戦争を止める事に尽力するという、いかつい風貌に反して誇りある軍人であった模様。
「物資が尽きるまで」戦う事を命じられ、未熟な部下と共に南アジアの紛争地帯に投入されるも、ビリーらの部隊との交戦中に否定能力が発現した。
風子らによって戦車を破壊された事で部下を逃がし、自身は殿となってガトリングガンで弾幕を張り時間を稼ぐも、
能力発現により弾が残っている事を理由に戦闘継続を命じられ、おまけに上官から最後には「クリード
大尉(= 少尉の
二段階上。すなわち殉職による二階級特進)」と呼びかけられていた辺り、
最初からクリードを疎んじた上官が彼を抹殺するつもりの派兵だった事が示唆されている。
古代遺物「ディスク」を巡る紛争も「戦争を止める為の抑止力を手に入れるため」という軍の大義を信じて参加しており、
実際には自分達の役割は「ディスクの実在を確かめる為の鉄砲玉」であった事を敵味方双方の爆撃機に攻撃された事で確信、
自分のみならず大義を信じた新兵達まで犠牲になった事を悔やむが、風子の説得と彼女らの手で部下達が無事助け出された事を知った事で、
「戦場で受けた恩は戦場で返す」として組織の「ディスク」入手作戦に協力する。
直後、口封じの為に降下して来た友軍特殊部隊を足止めすべく殿を務め、風子らの勝利に貢献した。
CV:木野日菜
ウサギのような着ぐるみ「ピキリエンタポーレス」を着た年端もいかぬ幼女。「~のら」と喋る。
バックスという呼び名は可愛くないということで気に入ってないようで、自分をバニーと呼ぶ。
掴んだものを着ぐるみに取り込み、丸いボールのように固める能力を持つ。
自身も着ぐるみから出られないようだが、リップやラトラとともに過ごす内に受け入れるようになった。
リップは彼女が何故アンダーに所属しているかは分からないらしいが、彼ら自身が理由なのかもしれない。
分類:不明
悲劇:不明(否定者百人一首によると着ぐるみから出られない様子)
バニーの否定能力。
着ぐるみなどに触れた対象をモコモコの物体に包んで出られなくする。
その拘束力はあのサンほどの質量でも対処さえされなければ動きを封じられるほど。
とはいえバニー本人はその原理をよく理解出来ていない。
ただしどうやら包んでいるモコモコはバニーが纏っているきぐるみと接続しているらしく、
太陽そのものであるサンを包めたのは確かだが熱まで伝わってしまい致命傷を負ってしまう。
18歳の少年で元はブラジルのギャングの一員。
否定能力を悪用し強盗殺人を働いていたが、リップに拉致された後、強制的にUNDERに加入させられた。
アンディたちが組織に加入した直後に課された課題の1つ「不可視の捕獲」の対象者であったが、この経緯からアンディたちは課題をクリアすることができなかった。
バタフライナイフを得物としており、秋との戦いの中で風子に不可視の凶刃で襲い掛かる。
しかし、本来はここで風子が殺されてしまうと知っていた安野の助言によって放たれたアンディの新技「死閃」によって阻止され、そのまま真っ二つに切り裂かれ死亡した。作中世界としては重大な場面だったが、漫画としては完全に出オチ。
分類:自己対象強制発動型
悲劇:瞬きする度に身体が透明化する体質となった事で、俳優になる夢を演技力とは全く無関係な理由で諦めざるを得なくなる
ショーンの否定能力。
両目を閉じている間、自身と自身の所有物と認識しているものを不可視にする。
一瞬でも閉じれば発動するため、瞬きを繰り返せば断続的に消えたり現れたりする。
能力発動中は周りが見えないというデメリットがあるが、条件を「両目を瞑る」と認識している点を突き、UNDER加入後はリップの指示によって第三の目を額に埋め込んだことで、能力を発動したまま周囲を見て動けるようになった。
この目が普通の人間の目なのかアーティファクトの類なのかは不明。
悲劇回避:人格が完全に歪み切る前に自身の能力と体質に折り合いを付ける事に成功
前ループでは夢を断たれた事で性格が完全に荒んでしまっていたが、本ループではそうなる前に風子と出会えた事が転機となる。
元々は自身の能力を悪用して悪事を働くヘタレなギャング構成員だったが、東南アジアの紛争介入作戦に先立って風子らに身柄を確保される。
売れっ子とは言い難い脇役俳優との父子家庭で育ち、そんな父を見て来た故に強い「脇役」へのコンプレックスと主役願望を持っていた。
ギャングになっていたのも俳優の道を閉ざされた事で荒れていた時に拾われ、
「『役割』があるなら何でもいい」という捨て鉢な状態になっていた事が原因であった。
つまり彼の場合は今回のループでも悲劇は発生してしまっており、こちらはそれを乗り越えさせる恰好となる。
本来はお調子者的かつヘタレという、前ループ初期のチカラに近い性格で、「本当の実戦」の迫力を前に怖気付いて敵前逃亡を図りかけ、
触れているなら「自分に必要なもの」も透明化できる「不可視」でも証を透明化できない程ビビっていた。
その情けない姿に相対していたクリードから「不適格」と酷評されるが、自分を鉄砲玉でもましてや戦力外とも見做さず、
本気で大事な仲間の一人と認めてくれる風子らの姿と言葉を前に、幼少期に父が語った「脇役としての誇り」を思い出した事で、
「不可視」の新たな能力を覚醒させ、自分と自分が触れている仲間の透明化が可能となる。
これにより風子を透明化させ、クリードに不意打ちを食らわせ倒す事に成功、事態解決に大きく貢献した。
以降はお調子者ながらも心優しい青年として組織の心強い仲間となり、前ループとは別人と言えるレベルで成長。
さらにジーナの指導で不可視の解釈を拡大し体重のような自分に関するデータを認識出来なくさせることも成功させている。
もちろん前述の仲間の透明化と併用も可能。またチカラの不動などと組み合わせることで戦闘でも大いに貢献し、
前ループでは完全出オチ存在だったとはとても思えない重要キャラとなっている。
口元を隠した容姿が特徴の青年で、元通信兵。
UNDERのボスが傭兵だったころの仲間であり、最初にUNDERに加入したメンバー。
肉声を発さず(発せず?)、頭部に直結したスピーカーを介して声を発する。
分類:自己対象強制発動型
悲劇:負傷し自力で動けない戦友が居るキャンプに敵戦車隊が迫りつつある事を伝えようとした瞬間に発現、仲間に脅威が迫っている事を知りながらみすみす全滅させてしまう
テラーの否定能力。
己の肉体を使ったあらゆる伝達行為を否定する。
他人に向けて喋ろうとすれば声が出なくなり、モールス信号などの声を使わない伝達行為を行おうとすれば指が動かなくなり、徒歩で伝達のために動こうとすれば足の動きが封じられ動けなくなる。
描写は無いが、おそらく筆談も不可能であろう。
総じて通信兵という職務を根幹から全否定する能力。
ただし独り言のような伝達行為に当たらない行動には制限が掛からないため、一人で絶望の嘆きを上げる場合は普通に声が出る。
また「自分からの伝達」ではない為か、質問に対する脈拍を読み取るという形で質問に答えさせる事は可能。
基本的にデメリットしかない能力であるが、後に「伝達」の拡大解釈で「自分の身体を通す事」を否定し、
拳銃弾を掌で、しかも無傷で受け止めるという防御向きの否定能力に発展している。
悲劇回避:先回りした風子らが攻撃の防御に成功
但し、本人は移動できず仲間のキャンプがある場所で爆炎が上がるのを遠目に見ているだけの状況であるため、仲間が助かった事に気付いていなかった。
後に合流して来たビリーから、乱入した来た風子らが仲間を助けた事、そして自分達と同じく古代遺物「ディスク」が目標ながらも悪用するつもりではない可能性を教わり、他の仲間達と合流を指示される。
だがビリーを支援すべく自らも「ディスク」に取り付き、またそれまでの僅かな時間に「不通」を拡大解釈、文字通り自らを盾にビリーを守る。
その後は組織メンバーと共に風子とビリーの対決を見届けた。
可愛らしい容姿の少女。否定者になる前は"くるる"という芸名で活動していたアイドルの卵だった。
しかし後述する否定能力のせいでアイドルの道を諦めざるを得なくなってしまい、その怒りを神に向けている。
分類:他対象任意発動型
悲劇:ライブ中に覚醒し、大量のファンに襲われる 武の達人が群れをなして襲ってきたわけじゃないよ
来栖貞子の否定能力。
特定のポーズ・仕草をすることで発動し、それらを見た者を虜にする。
ただし虜になった者は自分に襲いかかってくる(能力名と来栖の過去の描写を見るに性的な意味の可能性あり)。
恋をまだ知らない者、いかなるものでも揺るがないほど愛する人がいる者には効果が無い。
UNDERのメンバーの中ではテラーと生前のショーンに効果があったようで、テラーからはめちゃくちゃ怒られたらしい。
風子の母親・楓が実は元アイドルであり、今ループのくるるはそのライバルになっていた。
悲劇が起こると目されるのが、風子の両親が結婚するきっかけになったフェスとなってしまい、
2人が結ばれない未来になりそうになった際に、起こらないはずの「タイムパラドックスによる風子消失」が起こるのでは?という疑惑が発生。
風子たちは不貞の悲劇を防ぐ準備をしながら恋のキューピッドも務めるため、バンドを組むはめになる。
風子の消失フラグは実際には直近の出来事による魂の消耗が原因だったが、いずれにせよ結ばれた本来の両親から魂を補填してもらう必要があった。
だが、実はUMAソウルが干渉しており、くるるは風子の魂を補填させないために役割を仕込まれサポートされていた。
既に否定能力持ちになっているうえに能力が強化されており、対象の愛する人との思い出を乗っ取ることで、愛する人が居る相手にも効果を発揮できるように。
ソウルとの関わりがあったので事情への理解があるためか事件解決後すんなり仲間入りしている。
番長のような風貌をした青年。古風な口調で喋る。
左目に大きな傷痕がある。
常に煙草を咥えているが何故か火を付けることができない。
なおボスの意向によりUNDERの構成員は(事情が特殊らしいバニー以外)成人で構成されているため
彼も学生ではないということになる。
分類:不明
悲劇:不明
円陣の否定能力。
詳細は不明だが、煙草に点火できないことから、強制発動型の能力だと思われる。
不燃の否定者の存在は課題「UMAイートの捕獲」の成功報酬として彼の居場所(ハワイ近辺)を特定されていた。
連載当初は誰もが、同時期に出たUMAバーン捕獲の為に利用されるものとばかり思っていたが、課題の合否と報酬が最終日に一括判定される(=不燃の居場所が判るのはバーンの捕獲後)と判明したので、バーン対策としては何の役にも立たなかった。
居場所を開示した黙示録からも「もうバーン捕まえたから要らんだろうけど会いたければ会えば?(要約)」とあんまりな扱いをされ、読者も困惑するはめに。
さらに本人の名前や能力が明かされたのも本編でなくTwitterのおまけコーナーであり、何かと不憫な人物。
しかし、ラグナロクにおいては太陽から発生した存在である神への対抗手段として最重要人物となる。
悲劇回避:不明
前回のループではろくにセリフも無く風子との絡みも無いためほとんど情報が無かったが、今回のループでニューヨークにてラーメン屋台を出す料理人と判明。
風子とのラーメン対決で最高の一杯とは何なのかに気付かされ、改めてラーメンを作り始めた際に不燃に覚醒する。
悲劇内容は作中で明言されていないがおそらく「病床の母親に届ける最高の一杯を料理する瞬間に発現、料理が始められず最高の一杯を食べされる前に母親が死亡」のようなものと推測される。
編笠を被り和服を着た老婆。
女性だが月光流という剣術を一人継承していた。
かつて日本を訪れたアンディに剣術を教えたタツジンであり、彼にとっては師匠兼元カn…的存在。
しかし不死である事による来るべき別れを意識していたアンディには遠回しに想いを断られてしまう。
分類:他対象
悲劇:不明
友才の否定能力。
対象の「抜ける」という現象を否定する。
非常にニッチな能力に見えるが、「桜の花びらが抜け落ちる」「自重で埋まった脚を引き抜く」といった状況を防ぐことで結構役に立っている。
新ループでは時系列をスキップしたため若い姿のまま組織に加入。
餓死覚悟で里を襲うUMAを不抜で足止めしたところを救われ、命を助けられた恩義もあり二つ返事の快諾であった。
なおループ前からそうだったが刀が抜けなくてもハチャメチャに強い。
一方で発現から日が浅いため否定能力の制御は不完全で、細心の注意が求められる作戦の出撃は控えている。
なお風子が駆けつけた際の状況が既に友才自身の命に関わっていたため、本来の悲劇は不明である。
強いて言うのなら剣士であることを否定されたからなのかもしれないが、いずれにせよ前周も今周もこれには折り合いをつけているようだ。
UNDERが従える巨大なシャチのようなUMA。
体内に他者を飲み込むことで輸送ができるが、胃液臭くなるのが難点。
後に「カインドネス」という名前であることが判明した。
UMA
2020年8月の課題で捕獲対象となったUMA。
司る概念は不明だが「炎」や「燃焼」と推察される。
課題提起時のイメージビジュアルは岩のような体表と燃え盛る炎が特徴的な人型の怪物。
人語は喋らないものの明確な知性はあり、「創造主である神に逢いたい」という子供っぽい夢を持つ。
捕獲後は身体の一部が炎を纏った剣に加工されジュイスの武器になった。
その後、UNDERのボスに付き従いユニオンの本拠地から脱走した。
「腐敗」を司るUMA。
単眼の顔を持った丸い肉塊の核を持ち、核を中心に肉体形成するタイプのUMA。
領域内の生物に無差別にカウンターを刻み、カウントがゼロになった生物をゾンビ化させる能力を持つ。
ゾンビ化させられた生物はもう二度と元に戻らないが、カウントは心が折れず(腐らず)前を向くことで回復可能。
「フェーズ2」となった場合は、自身の胴体を中心とした一定範囲内に入った生物をカウントを無視して問答無用で腐敗させることが可能になるだけでなく、指先から触れたあらゆる物質を分解し塵に変えるレーザーを放つ。
2020年8月の課題で捕獲対象となりアメリカの地方都市ロンギングに具現化すると、其処の住人達にゾンビ化を引き起こした。
101回目のループでも否定者との戦いに意気込んでいたが、クエストを「パス」されたためにスルーされTwitterイラストで切なげな表情を浮かべていた
「銀河」の概念を司るUMA。
本編で具現化した初の罰であり、アンデラ世界における99番目の罰。
見た目は星々が身体に煌く黒い巨人で、召喚と同時に宇宙空間へ飛び出し、世界を改変して太陽系を含めた銀河系と数多の星々を生み出した。
銀河の具現化に伴い星空や星に関連する神話、曜日などの文化の概念も生まれたが、副産物として地球を侵略に来るエイリアンという概念も発生。
実際にエイリアンの軍勢が地球に攻め込んでくる事態になってしまった。
101回目のループでは新たな『絶対理』に選ばれており、結果として曜日の概念や星空がクエスト開始前から見えていた。
「霊」の概念を司るUMA。
オータムの捕獲報酬で追加された。ぼろ布をかぶった幽霊の姿をしたUMA。追加により霊魂の概念が世界に追加され、心霊スポットなどの文化が生じたり世界における「死の定義」が変化するなどの現象が発生した。
死んだ人間から出た魂を食べる。実態がないため触れず、不動の能力でも止めることはできなかった。
101回目のループではペナルティで追加されており、これによりイチコが幽体離脱で不眠の制限に対処し休息を取れるようになっている。
「重力」の概念を司るUMA。
ルインを追って来たアンディとルーシーの前に「マグマ」と「スライス」とともに現れた。
黒い球体の形をしており、重力を操作する。
ループの最後に待ち受ける最終課題「ラグナロク」の発生要因となる「公転」の概念を司るUMA。
発生した場合、地球は螺旋状の公転軌道を描きながら太陽目がけて接近。最後は太陽に激突し物理的に星が粉砕されてしまう。
また太陽に近づくにつれ灼熱の太陽光による異常気象も発生するため、それだけでも甚大な被害が起こる。
「渇き」の概念を司るUMA。漢字表記は不明。
乾いたミイラの怪物で、UMAの蔓延る森に侵入したアンディに襲い掛かるがあっさりとアンディにぶった切られて討伐。結果世界から渇きという概念が喪失し喉の渇きといった症状に苛まれることはなくなった。
「虫」の概念を司るUMA。漢字表記不明。
ムカデをベースに色々な虫が混ざったキメラみたいな巨大な怪物。
サーストの次にアンディに襲い掛かるがあっさりとアンディによって討伐。昆虫の概念が消滅した結果地形の変動が起こってしまい、地面が沼地になるなどの悪影響が生じた。
「熱」の概念を司るUMA。
焼死体のような姿の巨人であり、全身から高熱を発したり触れたものに高熱を送って発火させる能力を持つ。
ジーナの悲劇を生んだ元凶であり、101回目のループでもソ連イルクーツクに出現したが、風子の至近距離で受けた凶弾により引き起こされた隕石墜落の不運によって消滅した。
101回目のループで出現した、「色」の概念を司るUMA。
カラーパレットを模した帽子のような頭部とそこから伸びる筆のようなおさげ、カラフルな外套が特徴。
色にちなんだ言動が特徴で、UMAらしく性格は悪辣。
色そのものを操ることができるらしく、埼玉全域の信号機の色を支配下に置けことが示唆された他、頭部から放つ絵の具を武器とする。
そして外見を人間の姿に変える、絵の具が触れた物体を溶かしたりと非常に多芸。
101回目のループで出現した、「金」の概念を司るUMA。兄弟がいるようで「プラチナ」のUMAが仲間にいる。
マントの付いた甲冑を纏った巨人の姿をしており、巨大な鉞が武器。
手から金の延べ棒や金貨、財宝を自由に具現化・生成してソレを見た人間を洗脳すると思わしき能力を持つ。
新たなループでジュイスの代わりとして産まれたジュリアを襲撃。ジュイスを探し出そうとした。
季節
2020年12月1日、100個目の罰がかかった課題で討伐・捕獲対象となった、四季の概念を司るUMA達。
四大UMAとも呼称され、スポイル曰く「神のお気に入り」。
秋のUMAのみ討伐ではなく捕獲が課題となっている…と記した。
これは、クエストを完遂した場合、季節として春、夏、冬が消滅し、秋のみが残ることを意味する。
結果として、クエスト完遂によって罰「公転」を回避したにも関わらず、四季のバランスが崩れて世界各地で天変地異が発生した挙句、結局地球が太陽に向かって落ち込んでいくという、あまりにも悪辣な罠が仕込まれていた。
一度こうなってしまったら、後から秋を消滅させても止めることはできない。むしろ地球が高温化している都合上、四季全滅させるよりは秋だけ残ってた方が幾分マシという扱い。
そして彼らは最後の試練「ラグナロク」へ挑むことになる……。
「春」の概念を司るUMA。
和装の鬼のような姿をしており、自身が咲かせた桜に触れた人間を桜の木に変える力を持つ。
なんなら触れなくてもその領域の内部に入ったら30分経過で桜にされる。
五七五調で喋り、UMAながら古代遺物も使いこなすなど知性が高い。
現在は東京に鎮座し、都民を桜に変えながら酒を吞んだくれている。
その昔、彼は「桜の鬼」として人々に認知されていた。この頃はムキムキボディは持たず頭だけでちょっと可愛らしい姿だった。
しかし当時、桜は儚い不吉の象徴。人々には敵視されるばかりであった。
人と触れ合う手段として遊びの道具を集めてみるも、成長して巨躯の鬼となった姿を恐れられ、やはり上手くは行かなかった。
そんな時、春を愛する一人の男が鬼を探し出し、打ち解けようとした。その男こそ初代山岡一心であった。
そうして長年の遊び友達となった一心は言った。
「俺の不壊で江戸の無血開城を成し遂げる。そこにおめぇの桜があれば、みんな桜を吉兆と思うようになる」
その通りに事は成し遂げられたが、神の使いたるUMAにそんな仲良しこよしのハッピーエンドは許されなかった。
次に鬼が目覚めた時、目の前には傷を負った一心がいた。
鬼は神に自意識を奪われ、人を襲って命を賭けた博打を仕掛ける存在と成り果てていたのだ。
自らの死を望んだ鬼に一心は応えず、友に生きる道を与えるために敢えて博打を持ちかけた。
お前が勝ったなら俺のような人間がもう一度現れるまで生きてほしい、と約束をして。
そして現代。「運試し」メタにして、UMAをも理解しようという変わり者……風子が眼前に現れるのであった。
「夏」の概念を司るUMA。
花火玉のような姿をした小型のUMAであり、台湾に潜伏していた。
四季UMAの中でも最大の火力を有すると同時に虫のようなジュニアを生み出す能力を持ち、ジュニアたちは火薬やガソリンを摂取することで大きくなる性質がある。
本体は弱体寸前だっが、UNDERのファンの介入により龍のような巨大な姿のフェーズ2に変貌した。
フェーズ2の特性としては腹部にある大きな鱗全てがコアであり、腹部のコア全てを同時に破壊しないと討伐できない反則的な能力を持つ。
99回のループでは一度も倒すことが出来なかった強敵。
「秋」の概念を司るUMA。このUMAのみ討伐ではなく捕獲が課題となっている。
巨大な昆虫の姿をしており、自身の爪を人間に突き刺すことで、
その人間を本に変えることができる。
本にはその人間の人生が書かれており、読み終えた本を喰らい蜘蛛のようなジュニアを生み出す。
他人の面白い人生を読むことに飢えており、カナダにてテリトリーを広げている。
100回目のループでは犠牲を出しながらも6人がかりで討伐に成功したが、
101回目のループでは「風子が本になる」「その本に魂の口径でジーナを送り込む」「風子の記憶の中のジーナと引き合わせ、不変の使い方を教わる」
という攻略法で能力の制御に成功したジーナにより一撃で仕留められた。
「冬」の概念を司るUMA。
巨大なクリスタルの姿をした無機質なUMAであり、トルコのアララト山に鎮座している。
実は夏が討伐され、かつ冬が生き残っていると、四季のバランスが崩壊し地球全土が瞬く間に氷河期と化すという最悪のギミックが仕込まれていたが、劇中ではそのギミックが明かされて数頁後にはバーンによってあっさり粉砕され討伐された。
絶対理上位十理
ループする度に世界に刻まれる「世界から消える事のない理」である『絶対理』の中でも、最初期に登録された10体のUMA。
彼等はUMAの中でも最強と称される。
全員人と変わらないような肉体を持ち、普段は太陽の中にある異空間「マスタールーム」に存在し、課題で選ばれることで初めて黒い円卓の席を外れて地球への攻撃が可能となる。
なお神の意図によって否定者側にも有利に働くよう理の特性が機能しており、
- 魂:時間や距離を含めた「物理」を越えて他者に情報を伝える
- 死:「魂」を利用するための起点
- 変化:魂から得た情報を受け取り成長を引き起こす
という隠しルールが存在。否定者側が完全な無理ゲーにならないような調整が施されている。
「魂」の概念を司るUMA。第1席。
世界で最初に追加されたUMAであり、彼以降に産まれたUMA達は彼の理を己の能力と合わせて利用することで強大な権威を操る。
風貌は飄々とした朗らかな雰囲気の美青年で、マスタールームに飛び込んだ風子と相対する。
一人称は「ボク」。
風子の無鉄砲ぶりを気に入っており、一度はその無謀さに圧をかけるもあくまで本人の趣向によるものである。
一方で否定者のこと自体は舐め腐っており、自分たちを封じるアンディのことは警戒しつつもUMAらしく不快に感じている様子。
また彼の談によればサンではなくルナによって創造されたという。
原初のUMAらしく実力も上位十理中最強。
魂の描写と同じエフェクトをした光の刃を具現化させて戦うことができる他、大出力の破壊光線「魂道」を扱う。
「死」の概念を司るUMA。第2席。
糸目のシスター服の女性。どこかおどおどとしており天然っぽい性格に見える。
だがよく見るとベールの形状が何やら不気味な上に、チェンジやラックには血なまぐさいと認識されており底知れない。
「変化」の概念を司るUMA。第3席。
DNAの螺旋構造を模したツートンカラーの長髪が特徴的な女性のUMA。ボディコン+ジュリ扇と全体的にバブリーなファッションをしている。
全体的に短気で荒っぽい言動を取る好戦的なUMA。更年期のことを「The change」と言う事もあるため更年期おばさんとか言われている
自身の肉体や手で翳した物体の形状を自由に変化させる能力を持つ。
「運」の概念を司るUMA。第4席。
車輪のような光輪を頭の上に浮かべる幼い少年のような姿のUMA。
正式な名称は不明で、第2席から愛称で呼ばれたこと以外は分からない。
車輪型のヘイローは「運命の輪」の車輪と類似する。
第5席。セリフがない上に全身甲冑姿で素顔すら判然としていない。
第6席。チェンジ曰く「ブサイク」。
葉巻をくわえた軍人姿の大男だが、まるで焼死体のように顔面が焼けて白骨化している異様な風貌。
粗暴な物言いでシックの醜態を一笑に付している。
「殺戮兵器共」と呼ぶ戦車やガトリング砲を具現化させて攻撃することができる。
他にも戦闘機の姿をしたUMAを使役することができる。
第7席。他のメンバーからは「じーさん」と呼ばれる。
紳士姿の老人で懐中時計を見つめており、自身を「老いぼれ」と評するなど言動は穏やか。
フェーズ3になると若者の姿となる。
指パッチンと同時に、対象の身体と魂にタイムラグを生じさせ動きや再生を遅らせる「時差」を扱う。
「言語」の概念を司るUMA。第8席。
課題提起時のイメージビジュアルは無地のカルタだが、実際はバベルの塔のような冠を被った幼なげな眼鏡っ娘。
一人称は「ラン」。
常に本を読んでいる読書家で、一見純真そうに見えるがUMAらしく本性は邪悪。
言語を司るだけあって人間から言語を奪い会話を封じる「言語吸収」を扱うことができる。
本人の言によればフェーズ2の状態でも全人類から言語を剥奪することで文明を滅ぼすことも可能だという。
他にも、手に持った本から矢印を飛ばして相手を刺し貫く技も持つ。
2020年8月の課題で討伐対象となった際は、風子が倒れた舞台裏でニコによって討伐され、報酬として全世界の言語が英語のみに統一されるよう世界が改変された。
世界規模での意思疎通が容易くなった一方で、バラバラな言語により生まれていた国独自の言語文化は失われており、おまけに否定者はその恩恵に預かれない。
結果として隠れ潜んでいた否定者が一般社会から炙り出される二次被害が発生した。
101回目のループではビーストと共に討伐対象として出現。
前ループでニコに敗れたことをとことん根に持っており、46億年の間に渡ってニコへのリベンジに燃えていた彼女は自ら出向いて強襲し、
ニコ、イチコと途中で召喚されたファンと、あらゆる言語を用いてしりとりしながら選んだ言葉を具現化して戦う「全言語死理取り」で交戦した。
振る舞いは到底褒められたものではないが勝負に拘っていたことに偽りはなく、最期は潔く敗北を認め縁結びのUMAとなり消滅している。
「獣」の概念を司るUMA。第9席。
フェーズ2の姿は蛇のような目、ギザギザの牙、狼のような毛皮を被った黒髪で黒い肌の青年。
フェーズ3では無数の古代生物の部位を不壊の鎧に宿らせた異形の鎧を纏った姿に変貌する。
この姿は作者によれば
「アンブレイカブルアノマロカリスカブトガニケツァルコアトルスフォーム」という名称だとか。
一人称は「オレ」。
弱肉強食を重要視して人類を餌扱いしており、人との共存の可能性を頭ごなしに否定し人類を苦しめることに喜悦を感じる残虐で粗暴な性格。ただし自然破壊には思うところがある様子。
人同士だけしかいない世界での諍いに飽きた神の意により、「人類を苦しめる別個の敵」を求めて獣の概念が追加されたという。
俊敏かつ強靭な身体能力に加えて、動物の血肉を一口でも喰らえばその動物の特性や能力を得て肉体に反映させられる能力の持ち主。動物の特性を得た際は被り物のデザインや形状も対応した動物を模したものへと変化していく。
他にも喰らった魂から経験値・記憶を奪うことで否定能力すら容易く使いこなすことができる。
また魂の鎖を刺した人間以外のあらゆる動物を支配下に置き、手駒とすることも可能。ビーストの言動を鑑みると、動物系UMAがペナルティで追加されればされるほど操れる動物の数と種類が増えていく模様。
フェーズ3に移行することで発動した技。
恐竜やアノマロカリス、メガネウラといった太古に滅んだ古代生物を蘇生して使役する。
ビーストが不壊の能力を吸収しているため、蘇生した古代生物達も不壊の装甲を身に纏っている。
101回目のループにおいて討伐対象となった結果、なし崩し的に攻略メンバーとして選ばれた風子、一心、トップと交戦した。
只管人間を舐め腐り、密かに狙っていた不壊の能力を得たことで完全に慢心していたが攻略メンバーが魂の存在を知覚したことで形勢が逆転。
より練度と精度を増した一心の不壊の前に自身の不壊が撃ち負けてしまい、最後はトップの超加速を得た蹴りの一撃を受けて敗北。
マスタールール組最初の脱落者となった。
「病気」の概念を司るUMA。第10席。
フェーズ2の姿は黒髪で長身の青年であり、胸には「Ⅹ」の文字が刻まれている。
一人称は「ボク」。
人類を見下しながらも人類が産んだ『音楽』に関しては気に入っており、病に苦しむ人間の声や姿を「音楽」と称して好む悪趣味なサディスト。ちなみにクラシック愛好家。
病の理から派生した医療の概念も嘲笑しており、命を無価値と断じた上で医療を生み出して病気に抗おうとする人類の発展そのものを馬鹿にしている。
指揮者気取りで病を広げることを好み、強力な再生能力に加えて音符状の棘を突き刺すことで相手を病気に罹患させる能力を持つ。
とはいえマスタールール上位勢の中では最弱に属しており、加えてガンメタ性能を持つアンディを前にして完敗。
ムーブの横槍を受け帰還させられた際は他の9人に盛大に嘲笑された。なお敗北時リップに身体を縦に切断されているため、現在は無理矢理体の右半身左半身をくっつけた不格好な人型を維持している。
神の陣営
通称「神」。
組織とUNDERの共通討伐対象にして、この世界を創り出した創造主達。
UMAや古代遺物を生み出して数多の理で人類を苦しめ、その者にとって最悪のタイミングで否定能力を与えている全ての元凶たる超常存在。
黙示録によれば課題をクリアすることで報酬が貰えるのも、全ては神が人類を弄ぶための一環。
報酬といいつつデメリットがあったり、クエストに従ってUMAを討伐した結果世界のバランスが崩れるよう仕組まれているのも、全て狙ってのこと。
これはゲームです
月と太陽
どちらが望む世界となるかの
100回目のループの終盤にて、神は2人存在し、それぞれがUMAと人類の勝利に賭けていることが発覚。
その実態は特に崇高な思惑などなく、ただ世界をゲーム盤に見立てて「自分達が創造した世界の生命が神に届きうるのか?」というゲームで遊んでいるだけである。
片方はまがりなりにも人間の味方ということになるが、どちらの神も「否定者が足掻きながら神に抗う姿を楽しむ」というスタンスであり、風子からはまとめて「否定すべき存在」とみなされている。
神の片割れにして太陽の化身。UMAを生み出し理を定めた、この世界を肯定する者。
その姿は体表が溶岩のように泡立つ黒いシルエットをした見上げんばかりの巨人。
ゲームでは「UMAの勝利」に賭けており、否定者達が課題や報酬で一喜一憂して苦しみ足掻く姿を愉しむ悪意の塊。
だが一方でUMAが大量に滅んだ際は、失われた理の調整・補填のためのリソース管理が生じたせいでキレたりと運営的な側面もある。
最終課題であるラグナロクでは否定者達はサンと正面から戦うことを強いられるが、その力は歩くだけで天変地異を引き起こし、体から発する灼熱の熱波が近づくものを焼き尽くす文字通りの天災となって否定者達に立ち塞がる。
神の片割れにして月の化身。ゲームでは「人間の勝利」に賭けて古代遺物を生み出した者。
物腰は非常に穏やかでサンとは対照的に人とはコミュニケーションを取り、月面で優雅にお茶を嗜む。
「人の勝利に賭けた」と書くと聞こえはいいが、実際は人間をゲームのNPCのようなものとしか思っておらず、人の心が全く理解できていない。
サンを討伐させるために古代遺物を作成したというが、サンの攻略に必須の最上級古代遺物のドロップ条件を意図的にとんでもなく高難易度にしたりと、こちらもこちらでかなり悪意に満ちている。
おまけに「自分が用意した古代遺物を入手している」「用意した古代遺物でサンに抗っている」という結果しか見ず、そこに至るまでに積み重なった否定者達の苦難や嘆きには一切興味関心を示さない。
地球で悲劇や絶望に見舞われる否定者達を眺めながら、視聴者や観客の如くただ結果だけ見て嬉々とはしゃぎお茶を飲むその素振りから、初対面の風子にさえ爆速で強烈な嫌悪と敵対心を植え付けた。
一部読者からのあだ名は「クソGM」。
その外道ぶり・愉快犯ぶりが徹底的に描かれた結果、いつしかアンデッドアンラック界隈では『神』は侮辱語扱いというお約束ができあがった。
例: 「アンデラの作者は神!」⇐「ひでぇ罵倒だ」
CV:
杉田智和
組織が保有する世界で最初に発見された古代遺物。
見た目は凶悪な双眸と、鋭利な牙が生え揃った口を持った自我のある本。
課題の出題及び
結果の発表を行う審判的存在で、円卓の席が全て埋まることで活動を開始。否定者に課題を提示する性質を持つ。
だが円卓の席が揃わないままだと開くことはなく、そのまま期限が過ぎてしまうと
問答無用で失敗と見做して罰を与えてくる。
このため仮に円卓メンバーが死亡するなどして1人でも欠員が出た場合、新たな後任を探し出して勧誘するのが組織の急務となる。
自我があるため質疑応答も可能だが基本的に口が悪く言動は完全にガラの悪いチンピラ。
審判ではあるが人類の味方でもなんでもないので、課題攻略の結果人類存亡の危機になる事態を把握しておきながら意図的にその情報を喋らず、絶望する否定者達を嘲笑い野次を飛ばす悪意の塊。
「報酬をもらえるだけありがたいと思え」とは本人の談。
一方でループで自分の役目が終わったと判断すれば、例え否定者の手で殺されるような羽目になっても臆さないなど度胸はある。
しかし傲岸不遜な性格が災いしてか、想定外の行動を取られたり余裕の態度を突きつけられると逆に自分が余裕を失くしてしまう。
神に選ばれた否定者を自称する謎の青年。
神を崇拝し、組織・UNDERのどちらにも属することなく、神の思惑を実現するために独自に活動している。
非常に不遜で冷淡な性格をしており、常に下衆な笑みを浮かべながら他の否定者を見下すような言動を繰り返している。
「血」と「影」という二体のUMAを引き連れており、基本的に三位一体となって行動する。
分類:不明
悲劇:不明
ルインの否定能力。
アンディの不死と似た能力で、頭を吹き飛ばされてもバラバラにされても滅びなくなる。
名前の由来はそのまんま「UNRUIN」だろう。
課題に関係なく多くのUMAを殺戮したアンディへの天罰「調整」として、神によって生み出されたUMA。
見た目は全身が包帯のような帯で巻かれたミイラのような人型。
自らを「UMAの王」と豪語する不遜な性格で、自分以外のUMAに対しても冷酷で高圧的に接する。
対象を伸縮自在の包帯で包むことで己の体内に封印。封印したUMAの能力を操ることができる能力を持つ。
その他
CV:内山夕実
風子愛読の少女漫画「
君に伝われ」の作者。
全101巻というとんでもない長寿連載を描き切った漫画家……というだけの人物のはずだが、
この「全
101巻」という数字がラグナロクが
101回目の罰であることと何らかの繋がりを感じさせる事、名前が
安野雲=
UNKNOWNと読める事などから、読者の間では「今後の展開に大きく関わる人物なのでは?」などと様々な考察がなされている。
組織のリーダーであるジュイスが「君に伝われ」はただの漫画ではなく「ある古代遺物を使用してこの世界の過去と未来を描いた預言書なのではないか?」と感づいて調査を開始。
そして生原稿を見たことでそれが確信に変わり、アンディと風子はとうとう安野雲と接触することになる。
詳細は彼の
個別項目を参照
アンディと出会ったまだ幼き否定者。いつも鼻水を垂らしている。
UMAの襲撃を受けて壊滅したとある町の生き残りで、行方不明になった母を探していた。
なお、外見や言動が中性的で作中でもほぼ触れられてないためわかりにくいが、女の子である。
分類:自己対象強制発動型
悲劇:不明(発現後も母親と普通に暮らせていた様子。まあ「子供が不健康体質になってしまった」だけで十分悲劇か……)
ルーシーの否定能力。
自身の健康を否定する。以上。
健康管理によって大病を患わないようにできなくもないが、常に風邪気味なのは変わらない。
風邪が長引くことで体内器官が弱るなど、どうあがいてもデメリットにしかならない。
だが、成り行きからシールに封印されたことでシールを風邪気味にできるようになり、どうしようもないデメリット能力なおかげで嫌がらせになった。
また、不健康で寝たきりだったため想像の世界に浸る癖があったことと「霊」の理の追加が合わさり、幽体離脱のコツを習得していたことがシール戦の中で役立つことになる。
名前の由来は「UNHEALTHY」からだろう。
UNDERのボスに能力をコピーされた否定者その1。
本人は本編で登場しておらず、建築家であること以外の情報は無い。
分類:他対象任意発動型
悲劇:不明
使用者が建造物と認識したもののバランスを否定する能力で、手で触れることが発動条件となっている。
能力の解釈次第では町や都市そのものを建造物と捉えて広大な範囲のバランスを崩壊させることができる。
UNDERのボスに能力をコピーされた否定者その2。
不均衡の否定者以上に情報が無く、どんな人物か不明のまま。
分類:不明
悲劇:不明
読み方は「ふじょう」。
詳細は不明だが、触れた物体の形を不定形にすることができる。
単行本のオマケコーナーで能力の解説もなかった不憫な否定能力。
ボイドの前任の不可避の否定者。
日本の埼玉県在住の御年98歳のご老人。
分類:不明
悲劇:不明
除津の否定能力。ボイドのものとは少し異なり、「クジの一等賞が避けない」という解釈を持って百発百中のクジ運として使用していた。
余談
- 作者の戸塚氏は単行本初めてだったこともあり単行本のおまけページの勝手が分からず、「単行本のおまけページにどんなものを書けばいいのか」を公式Twitterでフォロワーから募集する珍事があった。
そして現在、単行本のおまけページには登場人物のプロフィールや、公式Twitterに投稿されたイラストなどが載っている。
- 2021年16号のジャンプ本誌のミニコーナー「ジャンプSBS」によると、本作の最初のタイトル案は「アンラッキーガール アンド アンデッドガイ」だったとのこと。長え
追記・修正は否定者の方によろしくお願いします。
- 読み切りで面白かった作品が長く続いてくれて嬉しい -- 名無しさん (2020-07-12 02:31:40)
- アンディと風子のラブコメっぷりに萌えるし世界観の謎を追う楽しみもあるし、もっとみんな読んでほしい -- 名無しさん (2020-07-12 05:45:07)
- ホントに新人なのか?ってくらい話の構成力が高い。新しい設定が判明する度に過去回読み返すと、その設定に沿ってキャラがさりげない行動を採ってたのが解るのが楽しい -- 名無しさん (2020-07-12 06:52:47)
- 最初はマガジンとかサンデーとかでやってそうな絵柄だなって思ったけど全然好き。むしろあの絵柄のおかげで不死のスプラッター上等のグロ描写でも不快感を感じさせない良い塩梅だと思う。あとジェイスじゃなくてジュイスでは? -- 名無しさん (2020-07-12 07:42:34)
- 打撃全振りみたいな見た目をしたアックス星人、一体何がモチーフなんだろうなー -- 名無しさん (2020-07-12 08:26:04)
- アンディがイケメンムーヴするたびにまとめサイトのコメント欄でBBAは復活してるw -- 名無しさん (2020-07-12 10:11:21)
- アンディの格好良さが変わらない限り、おば様もまた不死の存在なのだ -- 名無しさん (2020-07-12 13:37:56)
- 正直最初はあまりぱっとしないような感じがしたが、世界観の謎などが出てくるとドンドン引き込まれていった。 -- 名無しさん (2020-07-12 22:03:47)
- 同期のマッシュルにジワジワ差を付けられて来てる印象。1~3話の+での閲覧数も同期3作で一番少なかったし、個人的にどうにも10巻前後で終わる感が拭えない…(好きな人ゴメン) -- 名無しさん (2020-07-13 08:14:21)
- 不燃(アンバーン)の扱いワロタw アポカリプスからして「バーン倒したから要らんやろ」て言われるってwww まぁもしかしたら意外と強いのかもしれないけど -- 名無しさん (2020-07-13 08:39:18)
- アンディは格好良いし風子はマジでかわいい。良い作品よ。 -- 名無しさん (2020-07-13 09:27:53)
- 読み切りの時から好きだった作品。その時からアンディの声が高木渉ボイスで脳内再生される -- 名無しさん (2020-07-13 16:46:18)
- ヲヲヲの守り人 -- 名無しさん (2020-07-14 18:53:19)
- ↑4 閲覧数が多ければ人気とかなら打切られる魔女は打切られなかったんですけどね -- 名無しさん (2020-07-14 18:57:25)
- 久々に期待の新人が出てきたって印象。一巻重版されたみたいだし長く続いてほしい -- 名無しさん (2020-07-15 01:21:36)
- 既に考察スレも多く建ってて少数のマニア層には人気なんだが、大多数の一般層人気の低さがアンケートや単行本の売り上げに出てしまうなぁ。まさにマッシュルの逆 -- 名無しさん (2020-07-15 08:45:54)
- 最近の新連載はコレ含めて力持ってる印象。 -- 名無しさん (2020-07-17 17:51:33)
- 掲載順位も上がってきて嬉しい限り。ようやく面白さが伝わり始めたか。 -- 名無しさん (2020-08-05 11:58:30)
- マンガ大賞おめでとう!!!打ち切りになるかと冷や冷やしてるので一安心。 -- 名無しさん (2020-08-20 09:09:55)
- チカラくんレギュラー入りおつ -- 名無しさん (2020-09-01 19:43:34)
- 3巻のおまけページ見るに、一心は不壊確定かな? -- 名無しさん (2020-09-05 19:01:15)
- ↑武器の製作者らしいからね。でもそうなると名前の由来は何になるんだろ? -- 名無しさん (2020-09-05 19:25:18)
- ほぎゃああああああああああああああああと悲鳴が出た。 -- 名無しさん (2020-09-14 17:29:09)
- 展開が衝撃的過ぎだわ。チェンソーマン! 呪術廻戦! アンデッドアンラック! (心を抉る展開が)終わらねぇよぉ…… -- 名無しさん (2020-09-14 18:29:32)
- このマン2021受賞おめでとう!! -- 名無しさん (2020-12-14 11:55:31)
- 人気投票が来たぞ!みんな備えろ! -- 名無しさん (2021-02-23 08:47:35)
- >そして安野雲がGライナーを使用してもう一本Gライナーを複製しており、劇中で主に使用していたのはこの複製品の方。 ←これは違くない?ライフイズストレンジの反動でアーティファクトごと壊れてもう分身は生み出せないってナレーションで言ってる。おそらく使用してるGライナーは共通だけど「一つだけ」の制限は九能と安野で別々にカウントされてると思われる -- 名無しさん (2021-06-03 14:44:19)
- ビリーの能力って(おそらく)「敵と同じ力で戦える」「敵が多いほど強くなる」というものだから、不公平どころか公平にしているんだよな -- 名無しさん (2021-12-15 16:42:12)
- 読み切りは作中作品だったというまさかの展開 -- 名無しさん (2023-01-24 08:10:09)
- ふと来栖貞子でググったら画像に無数の"ファン"ni -- 名無しさん (2023-01-31 23:31:48)
- ミス 無数の"ファン"に襲われる画像が出てきて腹抱えて笑ってしまった -- 名無しさん (2023-01-31 23:32:28)
- 今週号でテラーの悲劇が出たけど・・・この神共はさぁ! -- 名無しさん (2023-02-22 23:33:51)
- ジュイスの回想を見た感じ100回目のループってかなり特殊だったんだな。ヴィクトルがいないだけでボイドは粗暴になりジーナはアンディと出会って永遠の16歳になったわけだし。まぁ結果的に風子とアンディって言う希望を見つけられたわけだけど -- 名無しさん (2023-03-14 01:52:49)
- いよいよアニメだぁー!!! -- 名無しさん (2023-10-01 20:37:03)
- 神アニメになってファンが増えると良いな -- 名無しさん (2023-10-08 09:38:57)
- ↑や め な さ い -- 名無しさん (2023-10-09 00:43:18)
- 神アニメでした。ファンになります!! -- 名無しさん (2023-10-12 17:09:11)
- ↑なんだぁ?テメェ・・・ -- 名無しさん (2023-12-07 13:58:10)
- ランゲージ自身が「やりましょう。不忘(アンフォーゲッタブル)VS言語(ランゲージ)」って発言してるから8席は言語(ランゲージ)でいいんじゃないかな。10席は台詞内は全部「シック」だったけど、アオリ文で「UMA病(シック)が撤退した先に…」ってあったから多分、病(シック)だと思う。 -- 名無しさん (2024-04-14 02:49:53)
- アニメ版は大ヒットされなかったね。 -- 名無しさん (2025-04-14 19:18:56)
最終更新:2025年04月14日 19:18