ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!

登録日:2020/12/22 (火) 17:46:24
更新日:2025/04/13 Sun 18:22:02
所要時間:約 13 分で読めます




浜田「第1回、ガキの使いやあらへんでチキチキwiki籠りを満足させろ。マニアックな知識満載の項目立て対決~!!」

遠藤「今日も声出てますねぇ浜田さん」

松本「まぁ死ぬ前の空元気なんですけど」

浜田「なんでやねん!!」

松本「さぁ、我々がマニアックな知識を披露して項目立てに挑むという訳なんですけど、こういうのは田中が得意じゃないですか?」

田中「はぃい!…動物とか…ありますからね、やりますよぉ」

松本「え~、詰まったのでさっそく減点です」

田中「いきなりですか!」

遠藤「採点方式なんですね…」

方正「(ニコニコ)」

浜田「お前はしゃべれや!!」

『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』は、日本テレビで1989年10月4日から放送されているバラエティ番組。

主な略称は『ガキ使』『ガキの使い』『ガキ』『ガキの使いや』『ガキあら』がある。

【概要】

ダウンタウン(松本人志・浜田雅功)をメインMCとする冠番組の中でも、最も長期間に渡り放映されている番組である。

2019年10月に放送30年目に突入。
気付いてみれば、日本テレビでも『笑点』に次ぐ歴史を持つバラエティ番組となっていた。
年末特番として海外視聴勢まで現れる程の日本の風物詩となった『笑ってはいけないシリーズ』は、
本番組の定番企画であった対決シリーズの罰ゲームより派生したスピンオフ(特番)である。

尚、正式な番組タイトルは長らく『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』……であったのだが、
主要スタッフに大きな異動もありリニューアルされた2017年4月より、地味に感嘆符が一つ減って『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』に変更されている。

現在の放送日時は毎週日曜23:25~23:55。2015年4月から『日曜ドラマ』新設に伴い現在の時間になってからほとんどの局では同時ネットとなった。
尤も番組そのものはローカルセールス枠のため、当該日に地方選挙の開票日がある場合はそちらが優先され遅れネットとする場合がある。
現在常時遅れネットになっているのは広島県の広島テレビ*1沖縄県の琉球放送(TBS系列局)のみとなっている。

【番組の歴史】

当時若手ながら既に大きな実績を残し、大阪ではアイドル的な人気まで獲得していたダウンタウンに、
強い興味を惹かれた日本テレビプロデューサーの菅賢治(ガースー)と土屋敏男*2が、二人の東京進出の足掛かりとする為に企画。
自分達が制作に携わった『恋々!!ときめき倶楽部』(1988年10月~1989年3月)にダウンタウンを出演させた後に、
“二人の漫才を毎週見せる番組”として直接に打診し、ダウンタウンにとっても初めてとなる関東地域での単独冠番組としてスタートを切った。

初回放送は、ダウンタウンが夜歩きをしながらスタジオまでやって来る姿を延々と流すというもの。
特徴的な番組タイトルは『恋々!!』にて松本、若しくは浜田が発した「ガキの使いやないんやから」とのこと。
後の番組の歴史を振り返る特番や『Quick Japan』のインタビューでは浜田の発言が紹介され、それが由来とされた。

番組開始時は火曜日深夜(水曜日1:40 - 2:10)の放送でネット局も限られており、スーパークイズスペシャルにダウンタウンが出演した時逸見政孝からイジられていたが、
順調にダウンタウンが全国区のタレントとして成長するのに伴い、1991年10月から日曜日夜のプライムタイムに移動し、放送局も各地に拡大していったという経緯を持つ。
松本が1994年に出したベストセラー本『遺書』内で、
東京進出を失敗する大阪芸人について「俺達は大阪でのキャリアを捨てて変な空気になっても毎週スタジオで漫才やったぞコノヤロー」
…とか書いているのは、他ならぬ初期の『ガキ使』のことだったりする。

当初は菅と土屋からの打診通りに前半にダウンタウンの漫才かコントを見せ、
後半にフリートークをしてからエンディングトークで〆られる……というパターンだった。
……が、ダウンタウンの手持ちのネタだけでは流石に苦しくなってきたことから(1クールも越えた放送15回の頃に松本が番組内で「ネタが尽きてきた」と漏らしている)、
第20回放送よりオープニングコーナーとして漫才の替わりに企画を導入するようになった。
ちなみに、初企画は『激突チキチキ三輪車マラソンレース』で、以降も『チキチキマシン猛レース』に肖り、企画の頭に「チキチキ」を付けるのが定着した。

番組自体に話を戻すと、企画が開始された時点で後年に至るまでの番組のフォーマットが完成。
前半に企画→フリートーク→エンディングトークというパターンとなり、日曜日に移ると企画→フリートークで〆られるパターンとなり、これが2009年まで続けられた。

スタジオ観覧ありで行われていたフリートークは、観客がダウンタウンを間近に見られる貴重な場であり、
浜田も初回の収録後に「俺ら頑張るから編集で笑い声(ラフトラック)は足さないでくれ」とスタッフに依頼し、
それが長年に渡り守られる等、ダウンタウンにとっても漫才の替わりとなる重要なコーナーであった。

……が、恐らくは特に松本の中でトークの出来やキレについての疑問が生じたことから休止の方向になったとされる。
実際、松本はある時期にはフリートークの復活について「以前より面白くないと思う」と答える等、消極的な発言を繰り返していた。
…実際は、独身貴族だった松本も09年に遂にデキ婚する運びとなり、
自分のプライベートを話す場を無くしたいとして同時期にラジオも止めているので、そっちの理由の方が大きかったのかもしれない。

2010年から2016年までは、替わりに“着ぐるみトーク”として他のレギュラーメンバーも加えたスタジオ観覧無しで駄弁るだけのコーナーが行われていた。こちらは一見すると平和なコーナーなのだが、方正がハゲてきたことや田中の恥ずかしい手紙が晒し者になったりもした。
その後番組がリニューアルされたのに伴い、2017年4月に2ショットトークとして復活。
大きな話題となると共に、その後も不定期ながら定着。

2ショットトークからゲストを招いてのトークに移行したり、
主に年末の『笑ってはいけない』の詳細発表の前には他のレギュラーメンバーも加えた5ショットトークが行われるようになっている。

日曜夜のプライムタイムでの放送であり、番組自体は現在に至るまで深夜番組の空気感を伴った30分番組というスタンスを継承していながらも、
ダウンタウンが名実共に天下を取った1990年代後半には平均視聴率20%を越えていた。
2010年代以降はテレビ業界全体が先細りとなっているためか視聴率が10%を割ることも少なくなっていないとのことだが、未だに同時間帯の視聴率ではトップに立つことが殆どとのこと。
……長年に渡り『ガキ使』を見てから月曜日を迎える日本人が多いということである。

番組開始から2017年4月のリニューアルまでは英国のエクレトロニカバンドColdcutの、
『What's That Noise?』収録のTheme From “Reportage”がオープニングに使用されていたが、
リニューアルに伴いaudioforce♪ガキガキガキのつかーい♪に変えられている。*3

【出演者】

ここではダウンタウン以外のレギュラーについて解説する。

第2回より前説として当時コンビを組んでいたTEAM-0(山崎邦正・軌保博光)名義で参加しており、収録26回目(1990年)からレギュラー入りして番組にも登場するようになる。
さようなら山崎邦正(月亭方正)”では、しつこく「番組2回目から参加」と言われているが、実際に画面に映るようになったのはここからである。
かつてはテレビ欄ではダウンタウン、ココリコ、他(山崎)というクレジットがお約束だった。

  • ココリコ(遠藤章造・田中直樹)
1997年2月の第356回にて、以前から田中のお笑いセンスに目を付けていた松本が前説だったココリコを企画に参加させ、暫くは前説との兼任であったがレギュラーに昇格。

  • ライセンス(井本貴史・藤原一裕)
大阪で一緒の番組に出た方正の推薦を受け、ココリコの後を引き継ぐ形で2002年12月から出演。
以降は一貫して前説を担当しているほか、企画の進行役として登場機会が多い準レギュラー。
特に松本が諸事情で出られなくなった2024年からは補充要員のような形で参加する事が多くなった。

  • ジミー大西
「ジミーちゃんはじめてのおつかい」「大喜利大合戦」などの企画に参加にしていた初期のレギュラー。
誰も予想できない言動が笑いを誘うことで知られ、特に「笑ってはいけない」のVTRでは百発百中の腹筋崩壊を招く。
1996年2月に画家へ転身するためレギュラーを降板したが本番組への出演は続け、タレント活動再開後もゲスト出演の機会が多い。

  • スタッフの皆さん
出演者そっちのけで主役を奪う菅プロデューサー、クズい人間性を晒され方正からヘタレの称号を奪い去ったヘイポー、ヨゴレ芸人も真っ青のパフォーマンスを見せる中村喜伸プロデューサー等、スタッフがフィーチャーされる企画も多い。
視聴者にとってはレギュラーメンバー並にお馴染みであるが、松本は「(元々は)本当に予算が無いのでスタッフを使った方が安かった」と答え、
菅も“元々は内輪ネタが嫌い”と前置きしつつ、それでも(このネタをやるのなら)スタッフを出した方が面白いと判断した時にだけ出すと語っており、そのせいか2010年代以降は出演頻度も少なくなっている。

また、企画によって替わることもあるが、レギュラー放送でのナレーションと天の声は主に声優の山田真一が担当している。
『ガキ使』では番組を代表するフレーズである「ショウヘイヘーイ!!」の人と覚えよう。


【番組の特徴と企画の方向性】

構成としてダウンタウンの盟友である高須光聖が携わっており、松本や主要スタッフと共にイカれた企画の数々を世に送り出してきた。*4

番組の企画には挑戦的・実験的なものが多く、大きな予算をかけられている『笑ってはいけない』シリーズに対して、
番組スタッフや松本も認めている通り、レギュラー放送には余り予算をかけられておらず、
企画もスタジオ内の一角で済むものが殆どで、外でのロケも近年は街歩きやドライブをアレンジしたような企画が多い。

浜田は「マニアックで排他的な作り方をする番組」と評し、総合演出(現:番組アドバイザー)の斉藤敏豪(ヘイポー)も、
「視聴者に無理に擦り寄っていく作り方は敢えてしない。分かる人だけ分かってくれればいいし、見れば絶対に面白いと思ってもらえるものを作りたい」
と答える等、先ずは自分達が笑えることを前提とする、一種独特の空気を伴った番組作りがスタッフ、キャスト間でも維持されている。

企画内容についても比較的に解りやすい対決やゲーム形式のものから、視聴者への予告も無しに冒頭からシュールなコントに突入している回もある等、
基本的に回毎の繋がりも脈絡もない為に、企画内容によっては視聴者が全く放送の意図を理解できない……といった事態を引き起こすことも少なくない。

その一方で、数年越しに以前の企画を復活させたり、ネタを拾ってきたり、
ちょっとした発言(やり取り)が面白かったという理由だけで一つの企画にまでなったりと、
上記に挙げた特徴からも長年に渡り番組を見続けて番組のツボ(・・)を心得ている視聴者こそ楽しめる番組と言える。

ダウンタウンにとっても身内である板尾創路をゲストに迎えた回(通称:板尾シリーズ)は『ガキ使』ならではのシュールなコント企画を代表するネタとして有名である。
この板尾シリーズでは、板尾がロケの行く先々に偶然を装おって現れては無理矢理にギャラを要求したり、
板尾の嫁*5と共に現れた板尾が新しい番組のフォーマットを売るという名目で現れては強引にレギュラー陣を巻き込み、
やりたい放題した後でアイディア料を要求するのが“お約束”となっている。
……が、これを真に受けた視聴者から本当に「板尾は金に汚いと思われるようになった」と浜田が発言している。
この板尾シリーズでは、勃起王やTHE浜田ベガスSHOWといった衝撃的なネタも誕生している。
年末の『笑ってはいけない』シリーズでも、登場自体が出オチとなっており、基本的に毎回パターンが変わるものの“必ず登場してくる”仕掛け人として欠かせない存在となっており、
こちらは基本的にビンタの時に出てくる蝶野正洋と並ぶシリーズの顔の一人となっている。

……何れにしても、企画の作り込みとスタッフまで含めた出演者達の演技力が高いが故の功罪とも言えるが、
一方で当の板尾が俳優として活躍する機会が増えたのは本番組のお陰とも分析されていたり。

ちなみに、同様のシチュエーションコントはゲストを主役に迎えた形でも行われるのだが、中でも伝説の回として語り種となっている芸能界 男と男の手料理対決では、
ゲストであるという体で呼ばれた岸部四郎が幾度も落とし穴に落とされては「金しかないなぁっ!」の叫びと共に慰謝料を要求するという天丼芸が披露された。

これは、岸部のプライベート*6を根底に置いたネタということもあってか、放送内容を事実として捉えてしまった視聴者が存外に多かったらしく、読売新聞に苦情を投稿される事態になったのだが、当然の様に岸部も綿密に打ち合わせした上での撮影であり、後には他の番組でも自らのネタとして使用している。

2019年に悪い意味で再注目された、現在の吉本興業株式会社代表取締役社長の岡本昭彦は番組開始時のダウンタウンのマネージャーであり、
岡本を何とか番組に出せないかと悩んだ末に松本が苦し紛れに発した一言から、
危険な仕掛けや撮影に進んで挑むブリーフ一丁で猫を抱えた破天荒なキャラクターが付けられ多大なインパクトを残した結果、初期『ガキ使』では特番で主役になる程の活躍を見せた。
現在はほとんど登場しないが、2019年9月に放送された「松ちゃん挑戦シリーズ」では松本が例の会見のジグソーパズルを組んでいて視聴者の腹筋を崩壊させた。

何れにせよ、シンプルで笑えるものから難しい笑いのツボを見る側にも要求するハイコンテクストなものまで、良くも悪くも雑多で無節操な番組作りが『ガキ使』の企画の特徴と言える。


【主な企画】

※リンクがあるものは当該項目参照。

  • 対決シリーズ
松本側と浜田側*7で、勝敗予想からスポーツまで様々なジャンルで対決を繰り広げる。
敗者にはキツイ罰ゲームが課せられ、後年の笑ってはいけないシリーズもこれの罰ゲームの発展。
その笑ってはいけないや、その中で再現されている「24時間耐久鬼ごっこ」以外にも、
「絶叫マシンやスカイダイビングに挑戦」「家族とショーを披露」「フランスでエビアンを汲んでくる」「坂本龍一のNY邸にペンを取りに行く」「日テレのカラーバーや局名告知『鳩の休日』を実写で再現」「心霊旅館に宿泊させられる」「ウラジオストクまで行き、当地の中学の裏番長に裏拳で殴られて帰ってくる」などある時は(ある意味で)豪華で貴重、ある時は大掛かりな罰が執行されてきた。
2023年に久々に実施され、松本が「生放送でピタゴラ風に罰を受ける」刑に処されたが、生放送では尺に収まりきらずに終わってしまった。
また、これの変化版として「山崎vsジミー 芸能界仁義なき犬猿の戦い」シリーズもあり、犬猿の仲である*8山崎とジミー大西が、松本は山崎、浜田はジミーのバックについて様々な対決をさせるというもの。

様々な施設の新人(初期は旅行客)としてガキメンバーが赴く企画。
その施設では共通して「笑ってはいけない」というルールがあり、笑った者はお仕置きされる。
数々の笑いの刺客やアイテムが現れるが、メンバー5人の潰し合いが一番面白いという声もある。
当初は罰ゲームとして行われていたものがやがて笑い納めの大晦日特番として定着し、国内外で人気を得ている。

山崎と芸人モリマンのホルスタイン・モリ夫が決闘を交わす。
当初はスタジオで行われたが、4回目の対決以降は後楽園ホールで行われるようになった。
熱々あんかけ対決、水タオルしばきあい対決、何が出るかな?対決など様々な対決が行われた。
中でもゴボウしばきあい対決は4回しか行われていないにもかかわらず非常に有名。

  • 森三中がやってきた
森三中が三人で現れ、大島が浜田相手に体を張った猛アタックを行う企画。
女体盛りやSMショーなど今では放送できないような過激な内容が多く、系列局での一時打ち切りのきっかけにもなった。
激怒した浜田が何故か村上の胸を揉みしだくのが毎回のお約束。

  • 部活シリーズ
2002年から開始。
ガキチームとゲストチームに分かれ、「水中息止め」「引きずられ」「ぬるぬる」「桑田佳祐」など様々な体を張った珍競技に挑むもの。
初期のゲストはダウンタウンより芸歴が長い人物がいたが、メンバーの高齢化に伴いどんどんゲストの年齢が引き下げられていった。

番組を卒業(または芸能界引退)するという山崎(方正)を見送る回。
変顔を繰り返す山崎にメンバーやスタッフが労いの言葉をかけたり、過去の名場面を振り返ったりして本企画は終了、のはずが......。
引退を見送るという内容なのに「風物詩」と称されるほどに何回にも渡って行われている。

最初に目隠しをして口にした食品ジャンル(たまに食品以外)を10~15種類ほどの類似品の中から文字通り吟味して当てる。
正解すれば賞金10万円がもらえるが、外すと罰を受ける。
シンプルながらジャンルがたくさんあるからか頻繁に実施されている企画の一つで、視聴者からも人気が高い。

  • 七変化シリーズ
1人の芸人(たまに芸人以外)が、ガキ使の企画会議(という設定)中に7種類の扮装をして乱入し、ガキメンバーとスタッフ(コンビ芸人の場合は挑戦者の相方)を笑わせる。
会議の出席者は、1回の扮装で笑うごとに罰金1000円を支払わなければならない。
長らく最高金額は河本準一(次長課長)の63000円だったが、酒井貴士(ザ・マミィ)が64000円で更新した。
通常は日テレの会議室で行うのだが、ランジャタイ国崎の回ではネタの関係からわざわざ会議室風セットをスタジオに作っており、その甲斐あってか歴代3位(61000円)に食い込んだ。
ガキ使で最も催されているであろう企画。品川祐(品川庄司)回では子役時代の悠木碧が出ていたことも一部で有名。

  • 食べつくしシリーズ
東京23区内の飲食チェーン店を食べ回り、全店舗制覇を目指す。
…のだが、大概は全店舗達成できず、協力する企画なのに潰し合いが始まることも。
特にダウンタウンが理不尽なルールを作って後輩たちを困らせることが多い。
胃袋が小さい浜田、山崎がギブアップすることが多め。

  • サイレント図書館
図書館で、罰ゲームのカードを引いた者が様々な罰ゲームを執行される。
途中からゲストを招くようになり、俳優やYoutuberも参加している。
しかし、図書館の中なので声を抑えなければならない。その割には罰ゲームの仕掛けでうるさい音が出たり床を汚したりしているが
松本が罰を受ける頻度が比較的高め。
言葉をほぼ必要としない企画のためか、海外でも人気。

  • スマホなしで待ち合わせ
メンバーが各々で「広い駐車場」などのお題に相応しいと思う東京23区内のスポットへの移動を繰り返し、全員合流を目指す。
スポットへ移動した後はスマホの全員通話でそれぞれの移動先が確認でき、距離などを基に次に他のメンバーがどう動くか予想する。スマホ使ってるじゃないか
方正の(特に松本との)合流率が高く、最後の一人に残ったこともないという優秀な成績を収める一方*9、田中が毎回独特の感覚を持ち合わせているため中々合流できず*10、他のメンバーを困惑させる。
また、最初のお題で松本と浜田のみ合流した回数は過去3回と地味に多い(うち1回は松本チームと浜田チームによる対決方式だったため意味を為さなかった)。
派生として田中の行動パターンを検証するドッキリ企画が放送されたことがあり、芸人ではないゲストを招いたプライムタイムの特番も放送されたこともある。
余談だが、2017年の特番時に出演したゲスト2人がのちに警察に逮捕されていた。

  • 世界のテーブルゲームを遊び尽くせ!!
田中によるルール解説の下、その名の通り世界のテーブルゲームを遊び尽くす。浜田と松本の老いが散見される。
不定期にテーブルゲームを遊びながら、メンバーやスタジオに隠された仕掛けにちゃんとツッコめるかをテストする企画に変貌する。

  • 芸能界スーパークソ返しダービー
ゲストを競争馬に見立て、ココリコと方正の3人がジョッキー(=インタビュアー)として様々なお題を出題、回答のクソぶりを松本が判定する。
ウマ娘のお笑い版のような企画だが、開始はこちらの方が早い。

  • ハイテンション・ザ・ベストテン
様々な芸人(たまに芸人以外)がハイテンションなパフォーマンスを「ザ・ベストテン」風の演出で披露する。
遠藤を代表するネタ「ホホホイ」や、藤井隆の「体の一部がHOT!HOT!」も本企画から生まれた。

テーマの食材・料理を、各メンバーが「絶対においしい」と思う方法で自炊して、みんなで試食する。
毎回恒例のお約束をぶち込んでとんでもない料理ができ上がることもあるものの、
見た目によらずおいしい場合もあるようで、料理の新たな可能性の開拓にも貢献?している。
不定期ではあるが割と長期間続いているシリーズでもある。

  • 山崎邦正 音楽プロデュース→月亭方正 音楽プロデュース
方正が印税生活を夢見て、メンバー4人に自身が作詞・作曲したオリジナルソングを歌わせるが、今のところ全てCDデビューは叶っていない。回が進むにつれて、由紀さおりや八代亜紀、ダイアモンド✡ユカイ等の大物アーティストもゲストとして参加している。その楽曲の無駄なクオリティの高さなど、方正の意外な才能を垣間見ることができる。
番外編として2018年には『天才・月亭方正 映画業界に殴り込み! 恋愛映画の監督に挑戦!』として映画製作に挑戦。演者はレギュラーメンバーに加えて、売り出し中の若手女優・平祐奈をヒロインに抜擢し、恋愛映画『一緒に帰ろう』を製作した。

  • ガキ使オリジナルジジ抜き
色々な罰ゲームが書かれた二枚一組のカードをジジ抜きの要領で揃えていき、最後の1枚を手にしてしまった者にカードに書かれた罰ゲームが執行される。
罰ゲームの多くは、モノマネなどのスベることによる羞恥心を深く味わわされるものとなっている。
進行役の田中がポカをやらかすことが多く*11、手札に関わらず罰を受ける回数が多い。というかココリコが全体的に罰を多く受けている
セットの使い廻しが可能で低予算で済むため、予算が足りなくなった時によく行われる。

  • 24時間ロングインタビュー
ある1人の人物の生い立ちや思想を24時間きっかりインタビューして掘り下げる過酷な企画。
インタビュアーは2人による交代制だが、インタビューされる本人には休憩が一切与えられない(本人の要望で飲食店に行ったりできるが当然インタビュアーも着いてくる)。
時間が経つに連れその本人が睡魔と戦ったり精神崩壊していったりするのがお約束。

  • ○○の100のこと
別室にいる1人のゲストに100問の様々な質問をして、ガキメンバーがそのゲストの回答を予想し、何問当てられるかを競う。
当初は500問だったが、収録があまりに長時間にわたるせいか100問に短縮された。
かなり収録は長時間に及ぶようで、終盤になるとメンバーが疲労していく。
ここに招かれるゲストはかなり独特な回答をする人物ばかりで、いつもほとんど当たらないため、メンバーが文句を言うのがお約束。

  • どうせお前こんなん好きなんやろ選手権
ゲストを1人招き、そのゲストが好きそうなファッションアイテムを「トップス」と「ワンポイントアイテム」から1つずつプレゼンしていく。
ゲストが一番気に入ったものは持ち帰ることができ、一番気に入らなかったアイテムを選んだメンバーは購入代金を自腹で支払わなければならない。
ここでも田中が他とはズレたセンスを発揮することが多く、「"こんなん好きなんやろ"と"待ち合わせ企画"は大嫌い」と度々発言している。

ガキ使メンバーやスタッフ等の日ごろの行いの浅ましさや理不尽さを裁判形式でどんどん立証していき、最終的に判決と称して被告に凄まじい罰ゲームを科す。
VTRとイラストで罪が晒されていく。
特に「ヘイポーうすっぺら裁判」は最多の5回開廷している一方、レギュラーメンバーで被告席に立っていないのはココリコ田中のみ。*12

  • 夜の口パクヒットスタジオ
ヒット曲の数々を口パクで歌い上げる。最優秀者に選ばれた者は最後に生歌で歌う。
口パクのみならず、有名アーティストに扮装したガキメンバーやゲストの姿も見所。
ダウンタウンの2人は序盤に披露して後の出場者へのツッコミや無茶振り役を担うことが多く、本企画では中盤から登場する方正やココリコの妙に高い完成度が目玉である。

  • 遠藤VS陣内 大根役者頂上決戦
映画「バスジャック」における主演、遠藤の大根役者ぶりが話題になったことから、同様にドラマの演技で大根ぶりを誇る陣内智則と同じシチュエーションで対決するもの。
過去の対決では陣内の大根が遠藤のそれを圧倒しており、近年は更に他の芸人(東野幸治・蛍原徹)を招いての対決となっている。

遠藤が何故か同性愛者という設定にされ、様々な企画で遠藤がガキメンバーやその他の人物に対してエッチな妄想を繰り広げるという企画。前述の企画などで大根ぶりを指摘されることが多い遠藤だが、当企画だけは何故かやたらと迫真の演技を見せる。

ココリコ田中の破天荒ぶりをVTRに収めたドキュメンタリーもの(もちろんフィクションである)。
田中の狂気的な演技が話題を呼び、2回しか放送されていないが視聴者からの評価は高い。
「TANAKER」はJOKERに扮した田中がメンバーたちに復讐すべく、パイ投げをするというもの。メンバーたちはパイを投げられても無視して偽の企画を進めなければならない。
とりわけ理不尽なパワハラをする浜田が集中的に狙われており、逆に相方の遠藤は不満が少ないのか一番被害が少ない。
パイの数は尋常ではなく、終盤ではメンバーも無視できずに「止めて」と懇願したり、リアクションを取るようになる。
被害者側もこの企画には敏感なのか、他の企画で田中相手に酷いイジりが出ると「『TANAKER』に呼ばれますよ」とネタにされることもある。

  • 被らずに歌いきれ!
中学の時面白くないグループの4番目だった放送作家の高須がお気に入りの企画。
楽曲をAメロからサビまで10パートに分け、レギュラー+ゲスト10名で1フレーズずつ順番を決めず、被らずに歌えるかをチャレンジするもの。
この企画では全員がお題の楽曲にちなんだ衣装で登場する。

  • 理不尽ダウンタウン
ダウンタウンを交えて様々なゲームに挑戦し、対決する。
が、ダウンタウンが理不尽かつ横暴な言動でゲームを有利な方へと運んでしまう。
無論これはコントであるため、ちゃんと注釈のテロップが入る。

レギュラーメンバー5人とライセンスの2人が協力して一升分のご飯を食べきるというもの。おかずはガチャポンの中からカプセルに入ったものが無作為に選ばれるが、中にはカプセルに入り切らないものもあり、その代わりに番号札が入っており、それを引くとおばちゃんがおかずを持ってくる。
ライセンス藤原は、ハズレのおかずでも次々とご飯を平らげる様がダウンタウンの2人に大ウケしたことから「バキューム藤原」の異名を付けられ、以降大食い企画に登場することとなる。

  • 熱血!浜田塾!!
平和ボケした日本男児に喝を入れる、テレビ界を席巻する芸人達への特別カリキュラムの実施という体のパワハラ企画。
塾長こと浜田による無茶ぶりや暴力によって出演者全員をボコボコにするのがお馴染み。
塾長は特に止まらない部が気に入っており10分程やる為全員がぶっ倒れてしまう。
が、時々塾長の老いが目立ってしまう場面も。

MCがダウンタウン、ココリコ・方正とゲスト(次長課長河本・フット岩尾・FUJIWARA藤本が多い)が特定のテーマに沿って、どれだけそのテーマに近づけられるかを競い合う浜田塾の派生企画
途中からダウンタウンが無茶なフリを連発し、出演者全員が体力を消耗してぶっ倒れるのがお約束。

  • 笑瓶シリーズ
笑福亭笑瓶渡士 洋(とし ひろし)をゲストに迎えて行う企画。
企画は様々だが、概ね笑瓶が若手芸人張りに体を張らされ、先輩であるにもかかわらずダウンタウン含めたレギュラーからタメ口をきかれ罵倒されるのが毎回の流れ。
前述の「ショウヘイヘ~イ」も、「笑瓶新レギュラー最終オーディション」企画で登場したのが始まり。
記念すべき900回、950回、1000回の企画もこのシリーズだったりする。
2023年2月に笑瓶が急逝したのに伴い、翌3月5日に予定を変更して追悼企画が組まれるという異例の編成が実施され、レギュラー5人も喪服姿で登場した。
とはいえ「(水中息止め企画で)殺すつもりだった」「会議に名前は出るがイマイチだった」「名前に笑いが2つも付いているのに(笑いが取れない)」と生前と変わらぬ罵倒ぶりを見せたが

  • ガキの使い大新年会/山-1グランプリ
新年の恒例企画。大新年会の余興の一部、山-1グランプリを放送。
内容は若手芸人による普通のネタ対決だが、芸人はネタ見せ後に山崎からマグカップなどのアイテムが貰え、優勝者にはホテルの宿泊券が貰えるなどガチなものとなっている。
ここからブレイク芸人が生まれることも多く、近年ではオーディションには4000人も集まるとか。ぶっちゃけR-1優勝よりもブレイク率が高い。
2021年~2023年以降は時勢的にグランプリ単独での放送となっていた。

  • おもしろVTRベスト10
年末(時折年始)の恒例企画。
ダウンタウン元マネージャーの藤原寛がその年に放送された回からBEST10を、ガキメンバーやスタッフと共に振り返る。
冒頭で藤原がその年を象徴する有名人に扮してパフォーマンスするのが定番となっている。




浜田「いやいや、追記修正くらいしないと済まさん。ガキの使いやないんやから」


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  • 1989年
最終更新:2025年04月13日 18:22

*1 同時間帯に自社制作番組『進め!スポーツ元気丸』を放送しているため。

*2 『電波少年』のT部長である。

*3 前述のフリートークが行われていた時期には松本の思いつきで幾度が変えられていた以外は、基本的に同アルバム収録の「Stop This Crazy Thing」の前半30秒を更に10秒に編集したものが使われていた。

*4 ダウンタウンからしてがそうだが、高須や主要スタッフが共通してマニアックなノリと笑いを好む傾向にあるため。

*5 勿論、リアル嫁ではなく外国人タレントが演じるキャラクターである。

*6 同局で放送されていたワイドショー「ルックルックこんにちは」の司会として安定した地位を得ていたが、趣味の骨董品集めに加え自身の浪費癖から自己破産を申請した。

*7 現在のレギュラー定着後はココリコ・方正もこちら側に就く。

*8 無論これはコントであるが、この対決がきっかけでジミーは一時期山崎が嫌いになってしまったとのこと。

*9 松本と方正は上京後二人でよく一緒に遊んでいたことも大きい。

*10 例として<広い駐車場>のお題で「何かに付随した駐車場ではなく単体の駐車場」、<TSUTAYA>のお題で「TSUTAYA(蔦屋)と言えば英語のTSUTAYAしかない」と曲解した行動をとる。

*11 順番を間違えたり、異なるカードの組を出すなど。

*12 ココリコ遠藤は「笑ってはいけない熱血教師」で(家族と元嫁の前で)被告席に立たされた