氷室涼(ケンガンアシュラ)

登録日:2021/01/30 Sat 13:17:14
更新日:2024/12/13 Fri 21:41:21
所要時間:約 4 分で読めます





女だったらキスしてやりてえよ



氷室涼(ひむろりょう)とは『ケンガンアシュラ』及び続編の『ケンガンオメガ』の登場人物。


●目次

【プロフィール】

異名:「氷帝」
所属:義伊國屋書店(企業序列第19位)
身長:181cm
体重:82㎏
拳願仕合戦績:4勝0敗→21勝0敗(ケンガンオメガ
年齢:25歳
誕生日:3月17日
好きな映画:『カクテル
CV:水中雅章

【概要】

義伊國屋書店所属の闘技者。
褐色の肌の美青年で、普段は義伊國屋グループが出資するバーでバーテンダーをしている。
少ないキャリアながら、既にに強豪闘技者と並び称されるに至り、義伊國屋歴代闘技者最強と見込まれる程の実力を持つ。

主人公の十鬼蛇王馬桐生刹那と同じく無法地帯「中」の「狼弎(ろうざ)地区」出身で、約15歳の頃に非合法に戸籍と今の名前を得て「外」に出た。
そのため十鬼蛇二虎についても知っているが、知っているのは二虎の存在だけで、その正体*1までは知らない。

【人物】

女性に好かれやすく、口説いたりチョコをもらったりするたびに理人や大久保に妬まれている。
チャラ男」と周囲に言われるが本人にその自覚は無く、二階堂や桐生に同族嫌悪のような反応を示しては周囲を呆れさせている(大久保によると「声までナルシスト」)。
彼自身女性に対して積極的で、茂吉・ロビンソンが鬼の形相で守っているはずの妹・エレナの連絡先を容易く手に入れている*2

男に対しても壁を作らないため、交友関係も広く、闘技者同士は友達じゃないが敵でもないよな、という話題になった時は「え?俺はダチのつもりだったけど?」と言ってのけ、「恥ずかしいことさらっと言うなお前は」大久保直也にツッコまれている。

一方で煽り耐性はそれ程高いとは言えず、自身が格下と思っている相手に舐められた態度を取られると一瞬で頭に血が上る悪癖がある。
金田末吉と戦う前に「ケガはさせません」と言った直後に強烈な一撃を見舞ったり、『ケンガンオメガ』にて成島光我が一言舐めた発言をした瞬間顔面にパンチを食らわせている。

【戦闘スタイル】

流派は伝説のアクション俳優『ブルース・リー』が中国拳法から創造した武術截拳道(ジークンドー)
直突きを基点とした高速のコンビネーションを最大の武器としており、その直突きによる拳速は驚異の秒速15mに達する*3
また凄まじく治安の悪い世紀末状態の「中」出身のため武器の扱いにも長けている。片手でヌンチャクを使ったり、敵の武器や暗器に対しても楽々と対応出来る実力と経験を持っている。

【劇中での活躍】

ケンガンアシュラ

拳願絶命トーナメントにおいて義伊國屋書店代表闘技者としてエントリーするが、拳願号にて金田に出場権をかけた勝負を挑まれる。
実績・体躯・形勢などあらゆる面で氷室が明らかに上回っていたため序盤は圧倒するも、「先読み」で動きを見切られた末に腕を折られた上に顔を踏んづけられて敗北し、闘技者の座を奪われてしまった。
この敗北が理由でネタキャラと化してしまっている部分がある*4

しかし奇襲のような形で闘技者の座を奪ったことに後ろめたさを感じていた金田に、「中」で生きていたことから「勝負は結果が全て」と、「奇襲や騙し討ちでも勝ったやつが強い」と言う自分の自論を言い「俺に勝ったことを誇れ」と本来恨んで当然の相手に励ましの言葉をかけてやるなど、男らしい精神を見せると共に金田へリベンジすると言った。

2回戦終了後の東洋電力のクーデターにおいては、大久保と共に守護者を撃退した。
この時武器の扱いにも長けていることが判明し、片腕でヌンチャクを器用に使っていた。

ケンガンオメガ

腕も完全に回復しており、金田と共に比較的早い段階で登場している。公式戦績では21戦全勝まで連勝記録を伸ばしている。
『中』の出身でもあったので、臥王流についても知っていたのか、元トーナメント出場者の二階堂蓮があっさり敗北するほどの実力を持つ臥王龍鬼の『地伏龍』を余裕で止め動きを制するなど、その実力も健在で、その過去と実力を買われ、龍鬼の指導を任されるが、一般常識に疎く心を閉ざしている彼の扱いには手を焼いている。
その後、煉獄との対抗戦が決まると山下からとあるお願いをされており、協力すると言って『中』へ行き『中』の同郷と接触して彼にとある頼みをしており、その後煉獄との対抗戦出場メンバーの候補の中で行方不明扱いの加納アギトユリウス・ラインホルト初見泉黒木玄斎の4人の捜索も行っており、ユリウス以外の3人の所在と現状を掴み、その中でアギトとは直接会い、彼に弓ヶ浜ヒカルの裏切り事件を伝え、彼を対抗戦に出場させることに成功する。またアギト以外の3人の行方が見つからないことや派閥の問題や関林や春男がホセの穴を埋める必要が出たことから対抗戦には出場出来ないことなどから、闘技者が出揃ってない状況から御雷零を代表に招集しようとして、所属先の代表である倉吉理乃に彼の所在を聞きに行くが、理乃が零を二度と政争の道具として利用したくないと言われ拒否された。
また初対面で話の流れで殴ったことから光我からは恨まれており、金田と違って彼からは呼び捨てにされている。

なお、彼が捜索していた4人のうち、初見は1年前に中国に渡って以降消息不明でありユリウスは見つけることすらできなかったが、対抗戦直前にムテバ・ギゼンガが居場所を突き止め、招集に成功している。

煉獄との対抗戦は、実力に関しては金田共々問題無かったが、金田と同じく対抗戦前の直前に拳願会の方で大きな仕合が既に決まっており、対抗戦を万全の状態での参加は難しいと事前に通告しており、本番の約1ヶ月前に行われた仕合で勝利したものの負傷したため、参加を辞退している。
対抗戦から2年後、拳願会と煉獄が共同で企画したトーナメント「戦鬼杯」に参加を表明している。
戦鬼杯予選リーグでは、アダムや春男らがいる死のグループであるFグループとなり、初戦は春男と対戦し、春男との壮絶な潰し合いの末に関林直伝のラリアートを食らって敗北した。だが春男は氷室との戦いで、前に痛めた左膝の怪我が再発したことで、その後の試合を棄権することになり、次のアダムとの仕合では初戦でのダメージが残ってなかったアダムと違って、春男戦でのダメージが残っている状態ではあったが、それを感じさせない動きでアダムと互角に戦うも、ダメージが残っていた影響もあり敗北した
そして公式で骨折をネタにされた。だがレジェンド級の強豪2人を相手に互角の戦いをしたことで、大会前の評価を覆した。


【余談】

彼がバーテンダーをしているバーは『ダンベル何キロ持てる?』の登場人物である街雄鳴造行きつけのバーであり、氷室も同作に1コマだけ登場している。



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最終更新:2024年12月13日 21:41

*1 「十鬼蛇二虎」は個人名ではなく「中」を武力で統一しようとした古流武術家・臥王鵡角が己の野望を託した弟子たちの総称であること。

*2 茂吉が昏睡状態の間に手に入れた可能性もある。

*3 最速と言われるミドル級プロボクサーの平均パンチスピードが秒速10m。

*4 骨折、トーナメント非出場による「お前だれだっけ?」発言など