ニコラ・レ・バンナ

登録日:2021/04/15 (木曜日) 18:50:56
更新日:2021/05/16 Sun 11:11:31
所要時間:約 5 分で読めます





……やっぱりそっち(・・・)がいいなあ。

殺し無しの「お遊び」よりも……


ニコラ・レ・バンナとは『ケンガンオメガ』の登場人物。


【プロフィール】

通称:「パリの死神」
所属:煉獄
身長:182㎝
体重:80㎏
A級戦績:4勝9敗
年齢:不明
誕生日:不明


【概要】

拳願会と並ぶ日本最大規模の裏格闘技団体「煉獄」のA級闘士。

フランス出身でノリが軽く甘いマスクを持つことから、煉獄屈指の人気闘士でもある。


【人物】

普段は飄々としているが、初登場時に煉獄の見学に来ていた山下一夫や成島光我らと揉め事を起こし、光我にボディブローを喰らわせた弓ヶ浜ヒカルに対して殺気を向けた臥王龍鬼に対して項目冒頭のセリフを心の中で呟くなど、「死神」の異名の通り殺し合いを好んでいる旨がある。

しかし対抗戦本番での控え室では、
  • 対抗戦第1試合でカーロス・メデルが唐突にカポエイラを繰り出した際に劉東成「外国の格闘技習う普通のことヨ」と評した際には「俺の好きなインドカレーの店も店長はパキスタン人だよ。」と唐突に好きなカレー店の話をする
  • ヒカルく君のことを「いいやつだったのにね~」と気軽に言う
  • 蝶々を暇つぶしに追う
  • 」の存在を知らされた際には、飛王芳(フェイワンファン)、赫、嵐山十郎太がその存在を噂で聞いたことがあると明かす中、一人だけ「僕、虫って大嫌いなんだよね。」と発言する。

…など終始ゆるく適当な言動ばかり見せていたためコメディリリーフ的ポジションかと思いきや、同じ煉獄側の闘士であっても本来は敵同士という考えから仲間意識は殆どなく、死んだ人間に対しても死んだ以上はもう関係ないと発言するなど、人間関係に対して非常にドライな一面も見せる。

かつてはフランス軍の中でも活動内容はおろかその存在そのものが最高機密扱いの特殊部隊に所属していた元軍人。
6年前にとある国の紛争地帯に派遣された際に、民間人と仲間の隊員全員に対して人の形をした遺体が一つも残らなくなるほどに虐殺している*1
事件が公になれば軍や政権にとって大きな痛手となるため、当然の如く軍上層部と政府によって抹殺されそうになるも、その前に姿をくらまし、裏社会を隠れ蓑にするために来日したが、何故か目立ちすぎて潜伏には向かない裏格闘技界に身を置いた。
フランス政府はニコラが煉獄に潜伏していることは把握しているものの、日本政府に身柄引き渡しを要求すれば戦争犯罪を外交的に認める事になり、これまで秘密裏に始末しようとしていた模様だが、ニコラは送り込まれる暗殺者を返り討ちにしているため、全て上手くいっていない。

またフランスキックボクシング界の重鎮にして伝説的なキックボクサー・ギローム・レ・バンナの弟なのだが、その兄からは上記の所業もあり、自分が殺すべきだったと言われるなどとてつもなく憎まれている。


【戦闘スタイル】

作中最高峰の反射神経を持つ阿古谷清秋にも迫る最高反射速度0.078秒と、人間の限界を超越した*2反射速度の持ち主。
本気で先手を取りに行けば防げる者はほぼ皆無と言っていい。

一方でプロフィールにも記載されている戦績からもわかる通り、戦績だけだと対抗戦メンバーの中では赫の次に弱く弓ヶ浜にも劣っており、過去にはホセ*3に負けたりB級への降格歴すらあるほどで、対抗戦代表になっていないA級闘士の中にもニコラよりも戦績がより優れた者が存在する
しかし初見泉と同じくムラが激しいだけでハマった時は強いらしく、ロロンからも瞬発力ならA級上位陣に匹敵すると太鼓判を押されており、比較的早期から対抗戦メンバーに内定している。

殺破手(さはでぃ)


さあ。死と踊ろうよ。


フェンシングの動きを素手に応用したスタイルをベースに、
  • フランスの格闘技サファーデ(サバット)の動き
  • 半年間の通信教育で習得した空手の要素
を組み込んだ「ニコラ流フランス空手」とでも言うべき創作武術。
ニコラは両手を広げた長さが191㎝と身長よりも10㎝近い長さのリーチがあり、ベースであるフェンシングとの相性は良好。そのポージングは優雅なフォームとダンスのような気品さえ漂うものとなっている。
後述の毒と併せて、その動きから自らを「パリの蜂」と自称している。

「武器術を素手に応用」「他流派の要素を取り入れる」点では弓ヶ浜と共通しており、作中でも指摘されている。
だが、他流派の技を節操無く取り込むだけ取り込んで組み合わせによるオリジナル技の編纂を行っていない弓ヶ浜に対して、
ニコラは自分のスタイルに合うよう編纂しているため、煉獄絶対王者のロロン・ドネアからは「あの馬鹿(弓ヶ浜)と(ニコラを)一緒にしてやるな」と一蹴されている。赫「……アンタ、弓ヶ浜が本当に嫌いなんだな」

…しかしこの武術の本質は当てることで発生する「毒」にある。



「パリの蜂」は怖いよ。解毒剤がないからね。


「毒」と言ってものように身体に毒を染み込ませているわけではなく、鋭い打撃で皮膚の上から相手の神経を僅かに圧迫することで約10〜40秒の間その部位の感覚を麻痺させる技術。
結果として被害を受けるとその部位が消失したかのような感覚を味わう。
例として
  • 左腕前腕部にパンチを当てる→前腕部が消失したかのような状態となる
  • 左頬にビンタをする→左目が失明状態となる
  • 鳩尾付近を軽く突く→横隔膜が麻痺して短時間だけ呼吸困難になる。
…といった作用が現れる。
そして皮膚の上から効果が発揮されるため、肉体の打たれ強さを生かした通常の防御が意味を成さないという悪辣さこそが最大の肝。
攻撃した部位次第では心臓や肺の感覚を喪失させ、死に繋がるような麻痺を与えることすら可能となる。
他作品で言えば鞭打に近い仕組みの技である。
「殺すにはミドル級の攻撃力があれば十分」とは本人の談。

ただし神経を切断しているわけではなく圧迫しているだけなため時間経過で自然回復し、感覚が消失するタイミングはニコラにもわからずコントロールもできない。
また「毒」の効き目も相手の体格が大きいほど悪くなっていく様子。

しかし打撃が命中すれば麻痺すること自体は変わらないため、不安定さが圧倒的な不利とはなり得ない。
連続で打撃(毒)を打ち込めば打ち込むほど麻痺の箇所が増え、相手は戦闘力が大幅に削ぎ取られる。


【作中での活躍】

上記の通り当初はコメディリリーフ的ポジションだっだが、第5試合にて龍鬼の攻撃で致命傷を負ったナイダン・ムンフバトが死の間際に劉に対して「気をつけろ。ニコラを信じるな。」と警告とも取れる意味深な言葉を遺して死亡したことにより評価が一変。
どこまで何が本気で本音かわからない危険なダークホースじみた存在となった。

そして自身は第9試合に出場し、拳願会屈指の危険人物である阿古谷と戦うが、試合開始のコールを待たずにいきなり阿古谷にビンタをかました
更に立て続けにパンチを喰らわせ、そのまま勢いで試合開始をさせてしまうが、カードした阿古谷の左腕はまるで消失したかのように感覚が失われていた

「知ってる?」

「死神の武器は、鎌じゃなく針なんだ。」

そして打ち合いに持ち込むが、0.004秒程反応速度が速い*5阿古谷に後れをとる。しかし打ち合った際、今度は阿古谷の左目の感覚が消失。この一瞬の隙を突き、顔面に右拳で一撃を食らわせる。

阿古谷の表情から殺破手の本質を見破られた事を悟るが、気にも留めず攻め立て今度は右腕の感覚を消失させる。
が、阿古谷は感覚が消えた右肩で打撃を無理やりねじこみ、不意打ちを左頬に食らったニコラはダウン。

アハ?君もおいで♪

倒れこんだ瞬間に鳩尾を軽く突き、横隔膜を麻痺させ阿古谷をダウンさせた。
阿古谷より先に起き上がり蹴りを1発打ち込むが、煉獄のルールに反するため、レフェリーの椎名ありさに止められた。

起き上がる阿古谷を見て「毒」の効きが悪い事を察する。
呼吸が完全に整っていない阿古谷に、ヘヴィー級とミドル級の違いに関する自論をひけらかしながら、着実に阿古谷にダメージを与えていった。

過去を軽く振り返ったのち、左肺と心臓の感覚が麻痺している阿古谷に連撃を叩き込み再びダウンさせた*6
そして起き上った阿古谷に連撃を叩き込む。

この機は逃さない。死神は優しくないんだ。

死ぬにはいい夜だね、ムッシュ

そして組んできた阿古谷にとどめを刺そうとした時、右肩に噛みつかれた。





追記・修正するにはいい夜だね、アニヲタ。































ギローム「!!?何を言っている!?」

テディ・ネルネール「確かなのかリン?」

串田凛「はい!間違いないっス!

煉獄代表闘士のプロフィールには、事前に目を通してあるっス!

だけど、この写真は……



私の見たニコラ・レ・バンナじゃない!

よく似ているけど別人っス!!


対抗戦が行われているのとほぼ同時刻、フランスで闘技者のスカウトを行っていた山下商事闘技者スカウト部部長の串田凛はギロームの拳願仕合へのスカウトを行った際にニコラの所業を聞かされた際に、同時に従軍前に撮影した写真を発見したが、何と写真に写っていたニコラは現在とは髪型こそ似ているが顔が違うことが発覚


……そう、煉獄闘士のニコラはギロームの弟とよく似た別人だったのである…






ジャン・リュック




●目次


【正体】

その正体はニコラの特殊部隊時代の同僚だったジャン・リュックという男。

ジャンは髪型こそニコラに似せているものの髪色・顔立ち・装飾品等が全く異なるため直接面識がない者でも見分けが容易であり、「」の構成員が整形手術を駆使して行う「成りすまし」ほど精度は高くない。

串田凛がこの事実にたどり着いたころ、煉獄の会場で『ニコラ』を名乗るジャンは、対抗試合で阿古谷の左肺と心臓の感覚を麻痺させていた。

崩れ落ちる阿古谷の前で、ジャンは会場から見える青空を見上げながら、


追記・修正は崇拝する人物こそが世界の中心だと信じる方がお願いします。
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最終更新:2021年05月16日 11:11

*1 民間人の虐殺は戦争犯罪の中でも特に唾棄すべき悪魔の所業とされる。

*2 常人の反射速度は0.08〜0.1秒程度、阿古谷の場合は0.075秒とされる。

*3 弓ヶ浜に2敗している。

*4 正確には審判が止めに入る前に殺害した場合だと判断が難しくなる為誰も罪に問われなくなる

*5 このわずかな速さの違いに気付いたのは王馬のみ

*6 この時点で拳願側の外野で阿古谷に起こっている異変に気付くことができたのは加納アギトと大久保直也のみでアギトは殺破手の本質を見抜いていた。大久保はそこまで見抜けなかったものの阿古谷が手の自由を奪われていることには気付いた。

*7 この「回生」というのは端的に説明すると呉氏によって生み出された他人の記憶と人格を埋め込む洗脳術。詳しい説明はアニヲタwiki内の「呉一族」の概要を参照してほしい。