アーカナイト・マジシャン(遊戯王OCG)

登録日:2011/03/20 Sun 01:53:08
更新日:2025/05/03 Sat 06:52:34
所要時間:約 3 分で読めます




《アーカナイト・マジシャン》とは遊戯王OCGに存在するSモンスターの1つ。

シンクロ・効果モンスター
星7/光属性/魔法使い族/攻 400/守1800
チューナー+チューナー以外の魔法使い族モンスター1体以上
(1):このカードがS召喚に成功した場合に発動する。
このカードに魔力カウンターを2つ置く。
(2):このカードの攻撃力は、
このカードの魔力カウンターの数×1000アップする。
(3):自分フィールドの魔力カウンターを1つ取り除き、
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
その相手のカードを破壊する。

【概要】

初登場は2008年11月15日に発売された、第6期第3弾の「CRIMSON CRISIS」。
非チューナーに魔法使い族を指定するレベル7のSモンスターにして、史上初の魔法使い族Sモンスターである。

レベル7のモンスターとしては打点が400と非常に低いが、S召喚時に魔力カウンターが2つ乗り、攻撃力は2400となる。
攻撃力が魔力カウンター依存だが、《奈落の落とし穴》にかからない点が一つの強みである。
また、《デブリ・ドラゴン》で蘇生でき、レベル11の《星態龍》をシンクロできる。

魔力カウンターを取り除くことで、2枚まで相手フィールド上のカードを破壊できる。
種類や表示形式の指定はなく、対象耐性と破壊耐性持ち以外は何でも割れるのは便利。
ただし素の打点は無きに等しいので、除去効果を使い終えたら更なるシンクロやリンク召喚の素材にするといい。
レベル7のSモンスターなので、《グローアップ・バルブ》などレベル1チューナーと組み合わせ、《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》や《ゴヨウ・キング》も出せる。

種族指定は厄介だが、メジャーな種族である魔法使い族には、サポートも特殊召喚しやすいモンスターも豊富。
レベル5なら《THEトリッキー》《太陽の神官》、レベル6なら《カオス・ソーサラー》《幻想の見習い魔導師》あたりが素材に便利。

それ以外にも
といった方法がある。

構築や状況によっては《TG ハイパー・ライブラリアン》や、魔力カウンター関連のサポートを共有できる《エクスプローシブ・マジシャン》を経由するのもアリ。

【相性のいいカード】

  • 《漆黒のパワーストーン》
魔力カウンターを必要とするカードをサポートする永続罠。
《魔力掌握》に比べると使いづらいが、除去枚数を増やしたり攻撃力を上げたりと使い道が広い。

攻撃力400の為に充分範囲内。
蘇生時には攻撃力400のままなので 微妙にフィールドに余った魔力カウンターを使って除去を行うか、各種素材として利用、あるいは/バスター化させよう。

  • 《マジカル・コンダクター》
先ほども言及した、いずれかのプレイヤーが魔法カードを発動する度、自身に魔力カウンターを2つ乗せるモンスター。
S素材を用意してもらうも良し、大量除去のために魔力カウンターの供給源になってもらうも良し。ヒモとか言わない。

  • 《魔法都市エンディミオン》《魔力掌握》
魔力カウンターを活用するデッキならば採用して損はない魔法。

  • 《シンクロキャンセル》
SモンスターをEXデッキに戻し、その素材としたモンスターが自分の墓地に揃っていれば蘇生する魔法。
(1)にも(3)にも同名ターン1などないので、除去効果を使い切った後にこれを使い、もう一度シンクロすれば更に2枚破壊できる。

  • 《ワンダー・ワンド》
魔法使い族モンスター専用の装備カード。
装備モンスターと自身を墓地に送って2枚ドローする効果を持ち、除去効果を使い切った後の《アーカナイト・マジシャン》を使えば無駄がない。
これで《ミラクルシンクロフュージョン》や《円融魔術》をドローできれば、下記の《覇魔導士アーカナイト・マジシャン》に繋げることも可能。

【派生カード】

  • 《アーカナイト・マジシャン/バスター》
効果モンスター
星9/光属性/魔法使い族/攻 900/守2300
このカードは通常召喚できない。
「バスター・モード」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードが特殊召喚に成功した時、このカードに魔力カウンターを2つ置く。
このカードの攻撃力は、このカードに乗っている
魔力カウンターの数×1000ポイントアップする。
このカードに乗っている魔力カウンターを2つ取り除く事で、相手フィールド上のカードを全て破壊する。
また、フィールド上のこのカードが破壊された時、自分の墓地の「アーカナイト・マジシャン」1体を選択して特殊召喚できる。

《バスター・モード》で特殊召喚される、《アーカナイト・マジシャン》の本気の姿。
身に纏っている装束は、《バスター・モード》のサポートカードの一つである《アーケイン・ファイロ》のイラストにも描かれている。
攻守は元の姿から500上昇しており、魔力カウンター込みだと2900になる。
破壊効果は魔力カウンター2つで相手フィールドの一掃と、かなり派手になった。
しかし、《アーカナイト・マジシャン》をシンクロできた時点で相手フィールドはあらかた掃除できるので、やや噛み合っていない。

詳細は「/バスター」にて。

  • 《覇魔導士アーカナイト・マジシャン》
融合・効果モンスター
星10/光属性/魔法使い族/攻1400/守2800
魔法使い族Sモンスター+魔法使い族モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
(1):このカードが融合召喚に成功した場合に発動する。
このカードに魔力カウンターを2つ置く。
(2):このカードの攻撃力は、このカードの魔力カウンターの数×1000アップする。
(3):1ターンに1度、自分フィールドの魔力カウンターを1つ取り除き、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
●自分はデッキから1枚ドローする。

2010年7月17日発売の「STARSTRIKE BLAST」で登場した、《アーカナイト・マジシャン》(魔法使いシンクロ)が融合した姿。
同パックではこれ以外にも、Sモンスターを素材に指定した融合モンスターとして《地天の騎士ガイアドレイク》が登場している。

攻守は更に500上がり、攻撃力は1400に。カウンターを置ければ3400となる。
《アーカナイト・マジシャン》を出したあとならば《ミラクルシンクロフュージョン》1枚で出せる。
魔力カウンターを取り除いての効果は、自分・相手を問わないフィールドのカード1枚の破壊か、1枚のドロー。
1ターンに1度しか発動できないため、大量除去は不可能だが、破壊耐性持ちが居座る盤面でもドローでアドバンテージを得られるのは確かな利点。

【余談】


  • タッグフォースやWCSで五十音順に並べるとこのカードが一番最初にある。

  • 《シンクロ・トランセンド》《バスター・バースト》《波動障壁》のイラストにも描かれている。
    そのイラストを根拠に女性説を唱えるプレイヤーもいるとかいないとか。


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最終更新:2025年05月03日 06:52