地天の騎士ガイアドレイク(遊戯王OCG)

登録日:2010/07/15 Thu 17:24:31
更新日:2025/04/11 Fri 07:42:49
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ある者は赤き権力
ある者は青きバウンス



そして、ある者は
地天の輝きを見た。



「「さぁ、復讐劇を始めようか」」


地天の騎士ガイアドレイク
星10/地属性/獣戦士族/攻3500/守2800
「大地の騎士ガイアナイト」+効果モンスター以外のSモンスター
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカードはモンスターの効果では破壊されず、お互いはこのカードをモンスターの効果の対象にできない。

2010年7月17日発売の第7期第2弾「STARSTRIKE BLAST」で登場した融合モンスター。
カード名と種族、素材指定から察するに、元となったのは《大地の騎士ガイアナイト》と《ナチュル・ガオドレイク》だろう。
どちらも効果を持たず、より強力なモンスターの存在から不遇な扱いを受けていたシンクロモンスターなのだが、登場から2年越しにこうした形で強化を受けることになった。
なお、ガオドレイクがアニメに登場したことで、一時期はガイアナイトの立場がより一層苦しくなったとも言われたのだが、その2枚の繋がりを強く感じさせるこのカードの登場は、一部の層にとっては夢のような出来事と言えるかもしれない。

しかもただ強化された訳ではなく、しっかりとあいつらを意識した効果とステータスを引っ提げている。

その効果はモンスターの効果への対象耐性と破壊耐性。
ブラック・ローズ・ドラゴン》や《A・O・J カタストル》が持つ凶悪な破壊効果だけでなく、目の上の瘤であった《氷結界の龍 ブリューナク》の対象を取るバウンスも受け付けない。
攻撃力3500と切り札に相応しい数値であり、守備力も2800と高い。同じく目の上の瘤である《ゴヨウ・ガーディアン》に攻撃されても、ステータスが変動していない限りは破壊を免れられる。

ただし、《奈落の落とし穴》や《ブラック・ホール》などの魔法・罠には一切耐性が無い為要注意。
その点はしっかり伏せ除去をする、《禁じられた聖槍》などで守るといった対策をしよう。
またモンスター効果といえど、対象を取らず破壊ではない効果には無力。ブリューナクは蹴散らせても、対象を取らない除外効果を持つ《氷結界の龍 トリシューラ》には戦闘以外では敵わない。
とはいえ、打点で倒される心配が減り、抜け道のモンスター効果も限られるため、融合前と比べたら守る負担は格段に減っている。守り抜けば一線を張ってくれるだろう。

このカードの登場により、《大地の騎士ガイアナイト》を《ゴヨウ・ガーディアン》や《氷結界の龍 ブリューナク》より優先して出す理由が出来た。
もっとも、このカードの登場からゴヨウは半年余り、ブリュは2年ほどで禁止になったが。

相性のいいカード


シンクロ融合には必須とも言えるカード。このカードはある程度選択できるとはいえ、通常の融合では双方ともシンクロモンスターでなくてはならないので難易度は高め。それを墓地に落ちた後でも利用できる。奈落されても泣かない。
もちろん、正規融合した後に発動すれば、2体揃えることができる。圧巻の光景である。

呼べるのが同名バニラに限られるため即シンクロには繋がらないが、このカードで《チューン・ウォリアー》×2、《簡易融合》でレベル3を呼べばガイアナイトを墓地に落としつつガオドレイクを召喚できる。

外来産、もとい海外先行カードのハムスター。レベル3以下の獣族モンスターをリクルートするリバース効果を持つ。
レベル2チューナーを呼んでガイアナイトにシンクロするもよし、《イリュージョン・シープ》を呼んで《ミラクルシンクロフュージョン》に繋げるもよし。
ちなみに来日したのは《レスキューキャット》が禁止カードに指定されてから1か月も経っていない頃であり、代わりになり得るかという点で期待を寄せられていた。

召喚時に手札から下級モンスターを展開できる我らが隊長。チューナーがあれば早めにガイアナイトのシンクロ召喚が可能。
地属性なので、ガオドレイクの素材としても活用できる。

EXデッキから融合モンスターを直接出せるモンスター。
ライフコストこそ莫大だが、自壊などのデメリットがない。ただし蘇生制限を満たさないため、墓地に送られても蘇生できない。
今でこそ禁止カードだが、かつてはガイアドレイクの破壊耐性、種族、属性を目当てとする場合に利用できた。

召喚制限のないガイアドレイクは彼の手ででも特殊召喚出来る。
いきなり耐性持ちの3500打点が場にでてくるのは脅威。
しかも、効果耐性によりエンドフェイズに自壊しない
こちらも蘇生制限を満たさないため、墓地に送られても蘇生できない。
《カオス・インフィニティ》と相性が良く、【幻想機皇】というデッキも考案されている。

  • 《シンクロ・マグネーター》
シンクロ召喚成功時に手札から特殊召喚できる、レベル3の地属性チューナー。
ガイアナイト召喚時に出せば即座にガオドレイクの召喚が可能になり、そのまま《ミラクルシンクロフュージョン》に繋げられる。

  • 《イリュージョン・シープ》
融合召喚の際、融合素材1体の代わりにできる。
これだけでは《沼地の魔神王》の下位互換だが、レベル3の地属性獣族という点がミソ。
《巨大ネズミ》《素早いビッグハムスター》《キーマウス》といったカードに対応している。同じ獣族チューナーの《X-セイバー エアベルン》と並べば、ガイアナイト召喚後すぐに《ミラクルシンクロフュージョン》でガイアドレイクを召喚可能。
しかし、決闘者ならガオドレイクを召喚して満足しようぜ!

  • 《モノケロース》
獣族チューナーと共にシンクロ素材になれば、そのチューナー1体を蘇生できるレベル3。通常召喚できず、手札の魔法カード1枚を除外して特殊召喚できる。
手札に自身とエアベルン、除外用の適当な魔法カードがあれば、シンクロ後にエアベルンを蘇生してガオドレイクに繋げられる。
《レスキューキャット》の効果でデッキから特殊召喚することはできないので注意が必要。

  • 《融合呪印生物−地》
ガイアドレイクに特殊召喚や融合素材の制約が一切ないので、融合素材代用効果も起動効果による特殊召喚も使える。
状況に応じて効果を選択できて使い勝手がよい。
ただし起動効果による特殊召喚は融合召喚ではないため蘇生制限を満たさない点は注意。
しかしながら《ミラクルシンクロフュージョン》があれば即座に2体目を呼べるのは強力。

ガイアナイト達に続く、シンクロモンスターでありながらも効果がないモンスターの3体目。レベル7で攻撃力はゴヨウには勝てないものの、2700と高い。
先の《素早いビッグハムスター》でレベル3チューナーを呼ぶと素早くシンクロ出来る。
ガオドレイクとはレベルと種族が異なるため、相性が良いカードも異なるが、それだけ新たにガイアドレイクを強化出来る可能性を秘めているカード。
英版はスクラップ・デーモンだったが、日版で何故かデスがついた。







ガイアドレイク「「我は負けない、例え数多の傷を受けようとも、何度でも立ち上がる!」」

トリシューラ「^^」

ガイアドレイク「(;´_ゝ`)」





2つの大地が交わる時、地天の力が奇跡を呼ぶ!
シンクロ融合召喚! 編集の騎士ガイアドレイク!



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最終更新:2025年04月11日 07:42
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