スターシップ・トゥルーパーズ(映画)

登録日:2021/06/20 (日) 18:50:04
更新日:2025/02/10 Mon 22:18:55
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奴らは、群れでやってくる



『スターシップ・トゥルーパーズ(原題:Starship Troopers)』は、1997年に制作された米国SFアクション、戦争映画。
日本での公開は1998年5月2日。

著名なSF作家ロバート・A・ハインラインの代表作の一つ『宇宙の戦士(Starship Troopers)』の実写映画化作品である。
監督は『トータル・リコール』や『ロボコップ』でおなじみポール・ヴァーホーヴェン。

●目次

【概要】

巨費を投じられただけにド迫力の戦闘シーンや単純ながらも熱い人間ドラマを評価する声もあるものの原作のファンからの評価は低く、
日本でも本作の公開以前には『宇宙の戦士』は『機動戦士ガンダム』のMSの元ネタとなったパワードスーツが登場してくるSF小説として語られていた位の認知度で、
当の映画には肝心のパワードスーツが出てこないということもあり、期待外れとの声も少なくなかった。*1

実際、公開当時は1億ドルもの制作費に対して半分強の全米興行収入しか得られない等、失敗作として見なされている。
とはいえ映画としての完成度は高く、地味な人気からシリーズも細々と続いており、
予算の大幅な削減や企画の縮小に伴う知名度の低さはあるものの、2017年までに5作が制作されている。*2

現在はゲーム地球防衛軍』シリーズが人気になっていることもあり、そのイメージに先鞭を付けた映画として挙げられることもあり、実際に公式コラボもされていたり。

一部、次回作以降のネタバレを含むが基本的には本項目では1作目の作品解説と制作経緯の説明とする。


【制作経緯】

元々は、親交のあったVFX技術者で『STAR WARS』シリーズ等のストップモーション・アニメーターとして知られていたフィル・ティペットと組んで、
巨大昆虫と戦う映画を撮りたいとの構想を持っていた、オランダの映画監督ポール・ヴァーホーヴェン自身による企画に、
同じく虫(蜘蛛)型の宇宙人と戦う物語である『宇宙の戦士』の映画化企画が合流したのが発端である。

この計画は1983年頃には構想が出来上がっていたというが、この時には企画としては実現せずにお蔵入りとなった。

その後、米国デビューを飾ったヴァーホーヴェンは、ユニヴァーサル・ピクチャーズからの依頼で、
87年に代表作となる『ロボコップ』を監督することになりティペットにも声をかけて共同作業が実現。
『ロボコップ』は低予算ながら、ヴァーホーヴェンの元々の脚本の完成度を更に高めたシニカルなブラックユーモアをも含んだドラマと演出、
ティペットによる職人芸的なストップモーション・アニメによるVFXは大きな話題を呼び、世界的なヒット作となった。

『ロボコップ』の後にはヴァーホーヴェンとティペットは一緒に仕事をすることこは無かったものの、各々に大作映画を手掛けてキャリアを重ねることになるが、
特にティペットにとって大きな転機となったのが91年にスピルバーグに呼ばれて『ジュラシック・パーク』に参加した時のことだった。


元々は、実績のあるティペット流のアニマトロニクスを用いたゴー・モーション(ティペット独自の動いている模型を用いた、
ストップモーション・アニメの発展型)を用いて撮影される予定であった『ジュラシック・パーク』だが、
ILMが見せた新時代のCGによる恐竜の映像表現の素晴らしさに魅せられたスピルバーグが、CGをメインで使っていくことを宣言し、ティペットはお役御免となってしまったのだ。
作中でも用いられている「私は失業(絶滅)だ」という台詞は、実際に仕事を失ったティペットが漏らしたものだと言われている。

……しかし、運命は無機物に生命を吹き込んできた匠を退場させることをしなかった。
素晴らしいグラフィックを作り上げはしたILMだったが、アニメーションの段階に於いては生物としての個性を持たせることが出来ず、困った末に再びティペットが招聘されることになったのだった。
ティペットは、自分が持つストップモーション・アニメの知識を応用して、
連続する動きを1コマずつコンピューターに実行させるプログラムであるDID(Dinosaur Input Device=恐竜入力装置)の開発に協力。
更に恐竜の動かしたかたに苦労していたCGアニメーター達に恐竜の動きかたを指導し、
見事に映画の通りにCGの恐竜に生命を吹き込むと共に『STAR WARS エピソードⅥ ジェダイの帰還』以来、2度目となるアカデミー視覚効果賞を受賞することになるのであった。

こうして、それぞれに名声を獲得したヴァーホーヴェンの招聘に応えたティペットが、
CGIによる狂暴な巨大昆虫を携えて参加したのがヴァーホーヴェン流の悪趣味演出満載の『スターシップ・トゥルーパーズ』という訳だったのである。

今作ではヴァーホーヴェンとティペットの他にも、脚本にエドワード・ニューマイヤー、音楽にベージル・ポールドゥリス、
撮影にヨスト・ヴァカーノと、初代『ロボコップ』の主要スタッフが再集結している。

尚、ヴァーホーヴェン等によれば右翼的、軍国主義礼賛とも評される『宇宙の戦士』が原作となっていることを皮肉ったのか、
ナチス・ドイツのプロパガンダ映画として知られる『意志の勝利(原題:Triumph des Willens)』のパロディとするつもりで撮影したとのことで、
実際に作中では軍隊を礼賛し国威を発楊させ、徴兵を促すような架空のプロパガンダ映像やCMが頻繁に用いられている。
尚、上述の様にヴァーホーヴェン等が意図していたのは人類存続の危機という前提を下敷きとしつつも、それでも全体主義的な思想、行動に疑問を感じないのか?
……という逆説的な訴えだったのだが、古くからリベラル紙として知られる「ワシントン・ポスト」にはその意図が伝わらず、右翼的どころか、ナチス礼賛映画と書かれてしまい困惑したとのこと。

因みに、原作からの改編点が多いことについては特に説明されていない。
一説には、ヴァーホーヴェンを初めとした主要スタッフはまともに原作を読んでおらず、
前述の様に元々がヴァーホーヴェン自身の構想が根底にあること等から原作再現には最初から拘っていなかったと思われる。
パワードスーツが見たかったというファンには何とも残念な話だが、一応は『3』以降のシリーズにてパワードスーツも登場している。


【物語】

国家の枠組が撤廃され、地球連邦を主体とする軍国主義を第一とするディストピアユートピアが実現した未来世界*3──。
確かに、性差や人種による差別は撤廃されたが、それと引き替えに軍属の経験の有無で様々な社会制度の面で優遇される「市民」と選挙権すら持てない「庶民」が分けられるという、実質的な格差社会が敷かれていた。

地球規模の軍事国家となり、銀河に進出した地球人類であったが、ある星域にて昆虫型宇宙生物(アラクニド・バグズ)の領土を侵したことにより紛争が勃発。
見た目に反して高度な知性と常識外れの能力を持つ“(バグズ)”達が小惑星の軌道を変えて地球本土を攻撃するという報復に出たことで、
多数の犠牲者を出した地球側も反撃を開始して全面戦争に突入する。

そんな宇宙での現実を対岸の火事程度に感じている体力は優れているが頭はよくない高校生のリコは、
卒業を間近に控え、ガールフレンドで優等生のカルメンの尻を追いかけて「庶民」である両親の忠告に逆らって軍への入隊を決めてしまうが、
優等生のカルメンは希望通りに艦隊アカデミーへ、友人で超能力者のカールは情報部へと引き抜かれる中で、体力しか取り柄のないリコは最底辺の機動歩兵部隊に配属されてしまうのだった。

カルメンと離れ離れとなってしまい不安でやる気も出ないリコだったが、持ち前の体力から何だかんだで頭角を表すも、
カルメンからの一方的な別れのメッセージに凹んでいた所に、仲間の1人を訓練中に死なせてしまったショックから両親に詫びを入れて地球に帰ることを決めるのだった。

仲間の引き留めようとする声も聞かずに荷物を纏めるリコだったが、その矢先にさっきまで通信していた両親の住む故郷ブエノスアイレスが、
“虫”による隕石攻撃で壊滅したのを目の当たりにし、除隊の取り消しを申し出て教官ズィムの粋な計らいで許されると、復讐鬼と化して両親の敵のいる惑星クレンダスでの実戦の舞台に降り立つ。
しかし実際に対峙した“虫”の戦力は人類が想像していた以上に強大で、僅か1時間で10万人もの歩兵を失う甚大な犠牲によって最初のクレンダス侵攻は失敗に終わる。
この敗北を受け、連邦政府はクレンダス周辺の“虫”の勢力下の星々に部隊を展開、少しずつ敵勢力を切り崩していく方針に転換。

そんな中、漸く人生の目的を得たリコは瀕死の重症を負ったりしつつも生き延び、エリート部隊として名高い高校時代の恩師ラズチャック率いる「ラズチャック愚連隊」に配属される。
ラズチャックの下で危険な任務の中でも才能を発揮したリコは隊の伍長を拝命。
自分を一途に想い続けてきたディジーの愛を受け入れる等、新たな幸せを得たと思っていた矢先に“虫”の罠により発信された救難信号を受けて降り立った惑星Pでの戦いにてラズチャックとディジーを初めとした多くの仲間達を失うも、リコ自身はカルメンの操縦する脱出挺により生還する。

ディジーの宇宙葬が終わったタイミングで現れたカールは、階級抜きの話をするためにリコとカルメンだけを残す。
リコ達歩兵部隊から得た情報を吟味して“虫”達には噂通り種族の意志を決定する“頭脳となる虫(ブレイン・バグ)”が居るに違いないと明かし、
今やそれぞれの分野で立場ある職務に就いた自分達で戦争を終結させることを誓い合うと、
リコを中尉に昇進せると共にラズチャックから引き継いだ愚連隊の指揮を正式に委任するのであった。

──果たして、惑星Pへの再侵攻にてリコ愚連隊は、地球人類は勝利を掴み取れるのか。


【主な登場人物】


  • ジョニー・リコ
演:キャスパー・ヴァン・ディーン
ハンサムだが、ちょっとお馬鹿だった(過去形)主人公。
高校時代は成績は悪くても実家が裕福でフットボールの花形選手として活躍し美人の彼女もいたが、
軍では使い捨ての機動歩兵隊員としてカルメンやカールとは対照的な底辺生活を送ることに。
しかし、劇中の経緯を経て若くして一流の兵士へと成長していき、続編以降では過酷な戦争を最前線で生き延びる歴戦の勇士として生きた伝説となり、将軍にまで出世する。
因みに、映画では苦労知らずの金持ちの白人少年だが、原作ではフィリピン系の有色人種であると示唆されている。

  • カルメン・イバネス
演:デニス・リチャーズ
美人で優等生なリコのガールフレンド。
認めたくないが多分ヒロイン。
自らの優秀な頭脳を活かす道として宇宙戦艦のパイロットになりたいというを持っており、実際にエリートコースに進みリコから離れていくことに。
同僚となったザンダーにあっさりと乗り換えたことから観客や視聴者から嫌われ、誰よりも死ぬことを期待されるという悲劇(?)の正ヒロイン。
自分からリコに別れのメッセージは出したものの、何だかんだで本命はリコだったのか常に身は案じていた。
本作以降も生存し、英雄となったリコとは寄りこそ戻すことは無いものの関係も続いていくことに。つまり、無事に生還。

  • カール・ジェンキンス
演:ニール・パトリック・ハリス
高校時代のリコとカルメンの親友で、お調子者に見えてリアリスト。
しかし、冷酷に見えてもやっぱり根はいい奴である。
天才的に頭脳が優れているだけでなく超能力者(テレパシー能力者)でもあり、その才能を買われて情報部の所属となり、
映画の後半では士官としてリコとカルメンと対面する。情報部の格好が完全にナチス。
カールもまた、シリーズを通した重要キャラクターである。

  • ディジー・フロレス
演:ディナ・メイヤー
リコ達の同級生で高校時代からリコを好きなものの、カルメンに夢中で一途な恋心を通そうとする意志の堅いリコからは無視される形になっていた不遇だがめげない可愛い娘。
リコを追ってきた為に、女子ながらフットボールでも軍隊でもトップクラスの実力の持ち主。
リコを慕って同じく軍に入隊した上に、同じ機動部隊への配属を希望する。
同じく不純な動機ながらリコよりも先んじて軍隊で戦う意味を見出だし、リコが出ていこうとした時には静かだが怒りを滲ませて諭した。
故郷が滅ぼされ、リコがやる気になった後は戦友として彼を支える。
惑星Pでの戦いを前に念願叶ってリコと結ばれるものの、フラグ通りに直後に戦死。
カルメンとの対比で判官贔屓だが観客や視聴者からの人気が高いサブヒロイン

  • エース・リビー
演:ジェイク・ビジー
機動歩兵部隊にてリコの同期となったお調子者。
髪型がリアルガイル。
元々は小生意気な性格で上昇志向が高かったが、自分の実力を思い知ってからはリコが自分より優秀だと認めて立てるようになる。
何だかんだで厳しい訓練をこなしてきたので優秀で、訓練中におイタをして咎められた以外は大きな怪我もなく生き延びた。
野心を忘れてからは昇進すら拒んでいたようで、リコに副官的立場で重用されながらも二等兵のままであった。

  • ザンダー
演:パトリック・マルドゥーン
リコ達とは同学年に見えない濃ゆいイケメンで、フットボールの試合にてカルメンにモーションをかけてリコに憎まれることに。
結局、試合ではリコに勝てなかったものの、成績は優秀だったので入隊してからは艦隊アカデミーに進み、カルメンの同僚兼指導役となり急接近する。
エリート意識が強く再会したリコへの対抗意識もあったのか歩兵部隊を見下すような発言をして観客や視聴者も含めて怒りを買うが、
ザンダー自身はちゃんと地球連邦の軍人としての誇りや正義感を持った男であった。

  • ズィム
演:クランシー・ブラウン
リコ達の訓練を務めた鬼教官。
厳しくも軍人の心得として大切なことは忘れずに伝えようとする優秀な教官だったが、
ブエノスアイレスが壊滅した時には教官の地位も階級も捨てて前線に出してくれと掛け合った熱い男。
……ラストでは。

  • ジーン・ラズチャック
演:マイケル・アイアンサイド
どう見てもカタギではないリコ達の高校の教師。
機動歩兵部隊の証とも呼べる義手であったが、予備役であったのか戦火が拡がり前線に復帰した後は、
伝説的な機動歩兵部隊「ラズチャック愚連隊」の隊長としてリコ達と再会する。


【アラクニドバグズ】

本作の敵となる昆虫型宇宙生物で、地球の環境に似た惑星クレンダスに入植しようとしてきた地球人類との全面戦争を開始する。
単体でも強靭な生命力を持ち、さらに宇宙に胞子を放つ事で他惑星に進出する事が可能。劇中では母星クレンダスの他に砂漠の惑星タンゴ・ユリラ、テレビアニメ「クロニクルズ」では水の惑星ハイドーラやジャングルの惑星テスカにも勢力を広げていた。
“ただのデカい昆虫”として馬鹿にする専門家も居るが、小惑星を武器にする等、種族として高い知性を兼ね備えている可能性は示唆されており、
実際に戦火が拡がる中で地球人類が考えていた以上に強大な能力を持った種族であることが明らかになっていく。

原作ではアラクニドの名前通り蜘蛛に似た生物なのだが、映画版では蜘蛛型は居らず、
様々な虫に似た生物の寄せ集めという『地球防衛軍』シリーズな構成となっている。
これらの全く異なる姿をした虫が全て「アラクニドバグズ」という一つの種なのか、複数の種類の虫型生物が共生しているのかは不明*4

因みに、原作で昆虫が敵に選ばれたのは全体で一つな虫の生態が社会主義国家のカリカチュアとされたからである。

  • ウォリアー・バグ(ユーロビギ)
歩兵となる虫でバグズの最多種。
軍隊アリのような侵略行動を基本としており、地平線を埋め尽くすほどの数で行軍する様はさながら紅蟻の如し。
硬い身体その物が脅威で、殺したと思っても反射的な作用で脚を動かしただけで人間程度の身体ならば易々と貫く。
戦闘員・非戦闘員を問わず人間を発見すると容赦なく襲い掛かって切り刻むが、一方で人間を「捕食」する様子は無く、獲物ではなくあくまで外敵と見做しているのが分かる。
特徴的な鳴き声にはエレキギターで出力した音色を使用。

  • ホッパー・バグ(オピリオネス)
その名の通り飛蝗のような見た目だが頭部は見当たらない。
大きな翅を広げて空から滑空して急襲し、鎌状の前脚脛節で人間を突き刺し、あるいは首を撥ね飛ばす。
ただでさえ厄介なのに、倒したと思ってもデカい死体が降ってくるだけで隊員がまとめて押し潰される等、リコ達は大打撃を被ることになった。
飛行能力の代償か、外殻は(あくまでウォリアーなどに比べて)脆い模様。

  • プラズマ・バグ(ソリフーガイ)
全身が見えない程に巨大な虫で、腹部を上空に向けて体内で生成したプラズマによる大気圏外までの遠距離射撃を行う。
以前に確認された報告では大した威力は無いとのことだったが、本気を出した攻撃によって、
舐めきって密集していた艦隊が多数撃ち落とされた他、この攻撃が小惑星の軌道を変えて地球に甚大な被害を与えることになった。
とはいえ、自身の身を守る能力は持たないので地上に歩兵部隊が降下した時点で積みであり、おまけにプラズマ生成中に攻撃されると大爆発を起こすことが明らかに。

  • タンカー・バグ(アンブリピギ)
ユミアシゴミムシダマシを模したデザインの巨大昆虫で、名前の通りバグズの戦車のような存在。
圧倒的な巨体に加えて火炎放射にも見える、一瞬で人間程度は溶解させてしまう強烈な腐食性有機酸の噴霧能力をも持つという強敵。さらにこの有機酸で岩盤を溶かしながら地中を移動する事も可能で、奇襲能力も高い。
巨体の反面小回りが効かないのが弱点で、リコやディジーの機転により体内から爆破されて倒される。

  • ブレイン・バグ(セレバス・レックス)
バグズの種族としての頭脳となる司令官。ブクブクに肥大したダニのような姿をしている。
鎌状の口吻は人間の頭蓋骨を易々と貫く威力を持ち、神経を通じて人間の行動をコントロールしたり、脳髄を吸い取って記憶や思考を分析したりすることが出来る。
劇中では惑星Pの前哨基地の指揮官に偽の救難信号を出させ、その後捕えたザンダーのを吸い出して殺した。
自力では殆ど歩行能力すら持っておらず、カメムシかゴキブリのような姿をしたチャリオット・バグ(スキゾペルティーダ)に運んで貰う。
捕らえられた時点で無力だと思いきや以降のシリーズでは……?


【余談】

  • リコ達が使用するライフルの名称は“盛田式ライフル”である。
    (制作にソニー・ピクチャーズが関わっていることから日本人名を付けたとか。)

  • 試写段階ではリコが戦死したと勘違いしたカルメンと慰めたザンダーが遂にキスをする描写があったが、
    観客から更にヘイトを買ったために、公開版ではカルメンとザンダーがリコと別れた後に結ばれたのか否かはぼかされている。
    (因みに、ヴァーホーヴェンは何でカルメンが嫌われたか理解出来なかったらしい。)

  • アニメ かぐや様は告らせたいの3期EDで主人公・白銀御行が見る夢で本作のパロディが描かれている。
    一見脈絡のないパロに見えるが1期EDではヒロイン・四宮かぐやが見ていた夢の続き物になっており、そこに劇中で白銀が本編で語った
    要約「自分ならかぐやを手放さず、時間が掛かろうと不死の薬を飲んで機会をうかがい、月まで行って奪い返す」
    という要素を織り交ぜた独自解釈のかぐや姫IF後日談を本作のパロディで表現したという形になっている。
    なおライフル名も前述のパロディで作者赤坂アカからAKASAKA RIFLEと命名されている。

  • 映画監督のクエンティン・タランティーノは本作の熱狂的なファンであり、自ら本作の上映会を開催したり、三時間に渡って本作の魅力を熱く語ったりと相当なものである。



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最終更新:2025年02月10日 22:18

*1 かつてサンライズによりアニメ化された『宇宙の戦士』はパワードスーツに注目した作品になっていた辺りにも、元々の日本での『宇宙の戦士』の評価や興味の方向が解ろうというもの。

*2 因みに『3』までは実写作品だが、4作目となる『スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン』5作目となる『スターシップ・トゥルーパーズ レッドプラネット』では日本のスタッフが主体となったCGアニメになっている。

*3 とはいえ超米帝的でイケイケな価値観なので一見するとそう見えない。陰キャには地獄だろう。

*4 クロニクルズの設定では前者で、征服した星の生物のDNAを卵に与える事でその生物の特質を取り込んで進化する様子が描かれていた