バニシング排斥婦人会(淫獄団地)

登録日:2021/08/14 Sat 06:00:20
更新日:2025/04/17 Thu 14:38:25
所要時間:約 31 分で読めます




そして悪を裁くのは管理人じゃない!
団地を守るのは我々! 自治会!
バニシング排斥婦人会』の役目だぁあ!

バニシング排斥婦人会とは、漫画『淫獄団地』に登場する人妻グループ。クソみてェなセンスだな



【概要】

危険度ランクA級人妻によって構成される団地の自治会。ロゴマークはフォークに突き刺さったソーセージを図案化したもので、略称は「BHF」。
カタギリDB(データベース)曰く「団地を支配する凶悪ママ友集団」「和と階級を尊び 違反者には苛烈なるイジメ 凌辱 そして追放(Banishing)を執行する暴力装置」とのこと。
カタギリ本人の口からは、「半端じゃない」イジメを行うらしく彼女達によって強制退去に追い込まれた家庭が何世帯もあるらしいと語られている。
劇中のイメージ図として町内会費の滞納者を磔刑に処している写真(ピューリッツァー賞選考除外作品)が登場しており、相当にメチャクチャなことをやっているのが察せられる。*1
各メンバーは特注の「プレミアムリビドークロス」を保有しており、B級人妻では束になっても敵わないほどの力を得ている……どころか、中には素の状態で複数人のB級を相手取って瞬殺できるようなバケモノまでいる。

団地内で好き勝手に暴れ回るB級人妻達には私的制裁を加える一方、彼女達にリビドークロスを与えて大規模な迷惑行為を誘発させるという不可解な活動を行なっている。
これは共振石の効果によって変態人妻達を支配下に置いて管理し、自治会の尖兵に仕立て上げるためであり、結果として彼女達の野放図な蛮行を抑え込むことにはなっているものの、その過程で巻き込まれる団地の一般住民のことは一切気にも留めていない……どころかその様子をシラカゲに撮影させて「他人の不幸は最高のエンタメ」とほくそ笑んでいる
また変態人妻達のデータをリビドークロスの製造元に提供することで反社トンネルを通じて多額の報酬を得ており、それによってメンバー達(主に会長と副会長)は私腹を肥やしている。
自治会とは言いつつ、実際のところ(少なくともトップの2人は)団地住民を食い物にして自分達が甘い汁を吸うことを目的としており、やっていることは完全に悪の組織のそれ。
主に被害に遭っているのが当人達も大概悪質な変態人妻達であるため、一見意外とまともに自治会として機能しているように見えるが、
  • 変態人妻達は婦人会側が自分達の都合で生み出している存在であり、元々迷惑行為に手を染めていた者も少なからずいるとはいえ、抑え込んでいるというのもほぼマッチポンプに過ぎない。クロス着用による住民への被害もほぼ気にしていない
  • 追放・可愛がりの対象は実質「会長・副会長の気に入らないことをした住民」であり客観的な妥当性は二の次。管理人さえも例外ではない
  • 何らかの反社組織と物理的なパイプラインを持ち、彼らに利する行為を働いている。おまけに警察とも癒着して揉み消しを行なっている
  • 団地の住民から徴収している町内会費は月2000円とやたら高額。一方でクリスマス会のお菓子として缶コーラとうまい棒1本しか用意しないなどまともに住民には還元されておらず、おそらくは幹部(というか会長と副会長)の懐にほとんどが入っている
  • 正月に団地の近隣にある神社に露店を出し、効き目があるか疑わしいお札や中身がスッカスカのおせちを「ご近所トラブル回避とNHK退散のご利益がある」と言い張って半ば押し売りする

と、管理人・一般住民・変態人妻達の誰にとってもその存在は害悪そのものだいたいツートップのせい。
方向性は違うものの、B級人妻達と同様に我欲を満たすことしか頭にない連中だという点には変わりなく、目下最大最悪の敵としてヨシダの前に立ち塞がる存在となっている。
一方でショウダのクロスを得る前後(及び共振石破壊後)の様子から、彼女たちもクロスから精神に少なからぬ影響を受けていることが示唆されている。


ちなみに烏合の衆というほど酷いわけではないが、上述したような経緯もあってかメンバー同士の結束力は今ひとつ。
執行部隊の3人はお互い仲良くしているものの会長・副会長に対しては「高級ソーセージ」と偽って怪しげな安物のソーセージを食わせるなどしているし、アイゼンと会長・副会長に関しては明確な対立関係にあるほか、シラカゲ・ハセガワも独自の思惑を垣間見せる場面が多い。


【メンバー】

◆ショウダ


正義マン参上~♪

作中初めて本格的に登場した婦人会のメンバー。
自治会においてはツジサキ・アンドウとともに執行部隊を組んでおり、その並外れた腕力で追放対象の家財道具を本人たちもろとも窓から投げ捨ててしまう。
ツジサキとは仲がいいらしく、彼女のことは「ツジちゃん」とあだ名で呼んでいる。

巨人症と疑うほどの異常な長身(2m30cm)*2を誇る人妻。肩書きは「正義魔」。夫からは「マサミ」と呼ばれている*3
室内では頭が天井にぶつかってしまうため常に身体を傾けている。屋外でも直立すると枠線外に見切れてしまうので、集合シーンでもサナモリを片手で吊り下げつつやっぱり傾いている。
普段着として「巨女」「八尺」「SUPER BIG」などと胸元に書かれたクソTシャツを着ている。
笑い方はヒーローということでか「HAHAHA」とアメコミ風。後述する「性癖第二解放」時は「破破破」となる。口癖は「破邪ぁ〜!」。
正月には露店でジャンボフランクを一本700円で売っていた。

正義マン」を自称し、「悪い奴に人権はない」「悪い奴はいくらでも叩いていい」と正義の名の下に悪と見做した相手をいたぶることを好む危険なサディスト。
同じA級のカンザキ同様、(身体能力強化の有無は別として)リビドークロスの能力抜きでB級人妻達を圧倒できる腕力を持ち、劇中ではワタナベイチノセミズタニの3人を同時に相手取って片手一本で一回無造作に薙ぎ払うだけで一方的に叩きのめしてしまっており、あのゴウダにすら防がれこそしたが、服を破りダメージを与え警戒させている。

やられているイチノセ達3人が罪の意識も反省の色も一切ない正真正銘の犯罪者であるため、やっていることには若干正当性があるように見えなくもないが、彼女達の被害者であるヨシダ「キミじゃ団地の平和は守れませ~ん」と嘲笑いながら、雑に窓から放り捨ててその後も気にも留めないなど、明らかに自分が気持ち良くなるためだけに正義を行使しており、そもそもショウダ自身が団地にリビドークロスをばら撒いて人妻達が凶行を犯すように仕向けている側の人間なので、こっちはこっちで非常に悪質なのは間違いない。
そもそも「バニシング排斥婦人会」なんて名前の自治会に入っている時点でまずマトモではない。
本人も内心自覚はしているようで、ヨシダに本性を見抜かれた際には常に浮かべている薄笑いが消え、さらに人目のない自宅では鬼の形相で悶え狂いながら会長にヨシダを手ずから制裁させてほしいと訴えるなど一層恐ろしい姿を見せている。
その際のポーズと表情から、原作者が本作と同時並行で連載中の18禁同人CG集「搾精学級」に登場するブスジマを連想した読者多数。アポカリ~(終末の挨拶)

元々は身長を除けばごく普通の少し泣き虫な人妻だったのだが、子育てや素気ない夫の態度にストレスを溜め込んだ末に悪人を攻撃して憂さを晴らすようになってしまった。
最初の頃はゴミ出しのルールを守らない人を叱責する、ネットで攻撃的な書き込みをするなど過激ではあってもまだ常識の範疇に収まってはいたが、最終的にはどういうわけだか性犯罪の類いに発展してしまった。なんでそっちの方向性なんだ…内心欲求不満なのか
その様子を見た婦人会に上位クロス適合者としてスカウトされたようである。
近所の自転車泥棒を懲らしめる際の「黙れ!悪人は乳首舐められて当然!!」は読者を戦慄させた。蝙蝠ヒーローやセイバーのマスターの青年といった他作品にまた風評被害が
下記のリビドークロスを引っ提げ、婦人会の先鋒としてヨシダたちを強襲。リビドークロスの力もありゴウダに圧勝。恐怖から逃げるヨシダに「ジャスティスモービル」なる喧嘩売ってるようにしか思えないママチャリで追い付き、彼を犯す襲うもワタナベ・イチノセ・ミズタニの「人妻デルタアタック」で姿勢を崩され、その隙に顔面にゴウダの人妻堕としをくらいダウンした…

…わけがなかった。しかし、さすがに追い詰められたのか、リビドークロスの更なる力「性癖第二解放」を使い機動力をアップ。団地を破壊し、ヨシダを空中に連れ込み、締め付けるも、タイミングよく発動したヨシダの「ボルタックアーム」ではねつけられる。空中で「ジャスティスブロウ」と「ボルタックフィスト」の打ちあいに敗れ、共振石を破壊された。
その後はヨシダ共々団地近くの公園の溜池に落ちたことで一命をとりとめ、夫と子供に救出される。元来の泣き虫ながらも穏やかな感じに戻り、涙ながらに和解した。


◆アイゼン


まあ〜可哀想に 怖かったでちゅね〜♡
いい子♡ いい子♡
ママにいっぱい甘えんぼしてオッパイちゅうちゅうしまちょうね〜♡

CV:優木かな(ASMR)

長髪をサイドにまとめた糸目の人妻。肩書きは「母性魔」。
職業は恐らく看護師*4で、勤務先は「ペシミズム厭世病院」。
フルネームは恐らく「アイゼン・ホノカ」。正月には露店でベビーカステラを売っていた。

一方的に他人に母性を押し付けるような人物らしく、制裁されるサナモリを唐突に上記のセリフを吐きながらあやそうとしてドン引きされている。
他の婦人会メンバーと異なり登場以来長らく目立った動きがなかったため、その人物像は謎に包まれていたが、後に明かされた正体はなんとバニシング排斥婦人会の前会長
とことん自己中心的なB級人妻達や悪辣さの目立つ他の婦人会メンバーとは異なり、一見すると温厚で善意的な人物。
そのため現会長とも対立寄りの関係にあるほか、前管理人であるヨシダの父からも「あの人だけは善人」と語られている。
といっても親父は母性で籠絡されているので後者に関しては眉唾。一応アイゼンが率いていた頃の婦人会とは関係良好だったようだが。
しかし問題はその善意や母性があまりにも独善的で極端なことで、患者をベタベタに甘やかしまくって社会復帰を拒否しだすほど依存させてしまったりしているほか、自身が「不健全」と見做すものを見つけると激昂し、相手の実情を考慮せず暴力も厭わず徹底的に排斥しようとする偏見の強さやヒステリックさも持つ。
多数の中高年の男性患者が寄ってたかって赤ん坊のように甘えてくるというこの世の終わりのような光景を前にしても笑顔で受け止めてしまえるあたり、母性の大きさは本物なのだろうが……
会長の座を下ろされたのもそういった狭量さと過激さから人望を失ってしまったためであり、他の人妻達とはまた違う方向にタチの悪い人物だと言える。
排斥の対象が色々とあんまりな「ドジうさポロリ」だったり猛烈に好みが分かれ毀誉褒貶の激しいあの特殊性癖だったりするので案外マトモに見えてしまうのはご愛嬌。また、中高生ならまだしも小学生の子供に卑猥なものを遠ざけたい、と思うのは親として不自然な感情ではない
「ケンスケ」という名前の息子を溺愛しているが、彼はなんとイチノセのエロ自撮りを拾い集めていたあの少年である。
将来文部科学省事務次官にさせたいと思っており、息子の接し方も勉強を優先させており、これだけなら熱心な教育ママに思えるが、
  • 勉強をさせるために「部屋の外」から南京錠と鎖をかけて閉じ込める。(「玄関」ではない。当然トイレとかの問題も発生し、下手すれば児童虐待に思われかねない行為である)
  • 自由奔放でいいと言った夫は強制別居
  • テレビ・ネット・スマホは全面禁止
  • 同年代の子とふれあいを制限。
  • ご飯もお風呂もお布団も一緒。
と歪みに歪んでいる。うん、普通に過干渉・教育虐待ですね。
息子も息子でエロ抜きで避難はしごから逃走しており、実質親子関係は冷えきっている。


恐らく原型となったのは原作者が過去に制作したCG集「無限射精拷問」に登場する教育用セクサロイド「T2000」。
極端な形で母性を押し付ける独善的な性格や「感情が昂ると滝のように涙を流す」という特徴的なリアクションが一致しているほか、原作者がTwitterで公開した初登場シーンのネームでは現在と異なりかなりT2000に寄せた外見で描かれている*8
また、息子の名前もT2000の教え子と同じだったりする。
原典でのT2000はまさしく「モンスターペアレント」あるいは「毒親」としか表現のしようがない劇中トップクラスの超危険人物だったため、支配体制側のA級人妻のモデルとしては適役と言えるかもしれない。

◆ハセガワ


サナモリちゃんの身長 体重 年齢 スリーサイズ
教えてくれるかなぁ〜(ニチャア)

ハンチング帽にメガネ姿の人妻。肩書きは「情報魔」。
ニチャニチャと笑みを浮かべながらいかがでしたかブログの記事タイトルみたいなノリで他人の個人情報を執拗に聞き出そうとする不気味な人物。単刀直入に言えばお前らの女体化
婦人会における諜報員的なポジションのようで、リビドークロスの製造元に送る変態人妻達の情報を密かに収集している*9
彼女の自室は婦人会の拠点となっており、扉には「あけたら離婚!!!!」とでかでかと書かれた札が下げられている。旦那はさっさと開けた方がいいと思う。
反社トンネルからのリビドークロスと報酬金の受け渡しもここで行われている。
キリタニによると大卒の模様。Fランだけど
正月には手相占いをやっていた。

◆アンドウ


あぁ〜♡ いいなぁ♡
私も恥ずかしい格好晒して皆から笑われたいぃ…♡

露出過多な格好で体のあちこちに「豚」「ドM」とボディペイントを入れたインパクト抜群なルックスの人妻。肩書きは「被虐魔」。
過激な制裁を受けるサナモリを羨ましがるなど筋金入りのドM。初登場時での自治会長の足乗せにされるその姿から、制裁を受けている側のB級人妻にしか見えず、実は自治会メンバーだったことに衝撃を受けた読者多数。
自宅では一応普通の格好で過ごしているらしく、ブタの顔が描かれたエプロン姿で料理に勤しむなど家庭的な面も見せているのだが、その直後テンションが上がった途端に全裸になって油ハネで快楽を感じながらオナニーを始めるという奇行を見せつけ、再び読者をドン引きさせた。
夫は前職(ライン工)での上司であり、彼に度を越したパワハラを繰り返された結果Mに目覚めてしまったものの、結婚と妊娠を経て夫が改心し、SMプレイにも応じてくれなくなったために「ご主人様」になってくれる会長に心酔している。
ショウダ・ツジサキとともに自治会の執行部隊の一員として活動しており、その性癖から逆上した追放対象からの反撃を受け止めるタンクの役割を担っている。
ドMなので、柄が折れて流血する勢いで頭をホウキで殴られようがノーダメージ…というか むしろ回復する
これだけ見ると(というか実際)単なる変態でしかないのだが、攻撃を受ける際にさりげなく三戦の構えを取っており、微妙に戦い慣れしているところを垣間見せている。
他の2人からは「豚」と呼ばれており、一仕事終えた後はご褒美に ショウダの鉄拳 をもらっている。
一方他の会員同様ヨシダのことは見下しているか羨ましがっているようで、ツジサキに同調して「 イジメられてそう! 」と言っている。こいつにだけは言われたくない。
正月には殴られ屋を一発千円でやっていて、「流石にこれはまずいわよ」と至極真っ当なツッコミを受けた。



◆シラカゲ


僕はヤダ…

常にハンディカムを回しているパーカー姿の人妻。肩書きは「覗き魔」。
口数の少ないボクっ子で、他の人妻達の変態発言には冷めた反応を見せる。一方で全員集合シーンでは会長のそばでソーセージの皿を捧げ持つなど、会長直属の従僕といえるポジションの人物でもある。
光学迷彩機能付きの合羽のようなリビドークロスを保有しており、隠密行動が得意。そして合羽の下は全裸。
シキジョウ編から登場していた「リビドークロスを配り回るフード姿の人物」の正体。会長の命令に従って密かに変態人妻達のもとに向かい、リビドークロスを渡している。
実験の一環か肩書き通りの性癖なのか、その後の彼女達の行動も全てハンディカムに収めている。
会長の命令に対しては忠実な一方、命令を受けてヨシダの様子を探りに行った際には憂国商事の商品であるヘキサゴンが干されているのを見つけても「変に勘繰られたらイヤだし僕がそこまでする義理もない」と報告せずに済ませるなど、何かしら独自の思惑を持っていることをうかがわせる部分も。
ちなみに夫は優しそうな風貌の若い男性で、まだ新婚夫婦。
「シロちゃん」「パパちゃん」と呼び合うなど仲は良好だが、シラカゲがあまりにもウブすぎるせいで初夜のお勤めを果たすには至っていない様子。
後にハイバラと接点があることが判明。夫は両想いではあるが「夫役」、カンザキを「裏切り者」と「組織」と繋がりがあるような描写がある。

◆ツジサキ


アンタ…
恨みはないけどマン毛は燃やすよ…

ゴスロリファッションに身を包んだ小柄で目つきの悪い人妻。肩書きは「復讐魔」。
口が悪くキレやすい性格の持ち主で、自治会長の指示にノリノリで応じて陰毛に火を点けるという残忍な行為も躊躇いなく実行に移す。
一方、陰毛着火をヨシダに止められた際はやすやすと突き飛ばされるなど、素のフィジカルは若干非力でもある様子。*11
ショウダ・アンドウとともに自治会の執行部隊として活動しており、追放対象の住人には 扉に突き刺さるほどの勢いで包丁やハサミなどの刃物を投げつける など過激な攻撃を仕掛ける。
一応人妻らしく普段はコンビニで働いて家計を支えているようだが、性格が性格のため接客態度はあまりよろしくない。
その上肩書き通り嫌な思いをさせられた客*12に対しては
をはじめとした卑猥で過激な仕返しを行い、さらにその内容を逐一自作の「復讐帳」に書き溜めている
その際頬を赤らめて乳首オナニーに耽るなど、A級人妻らしい変態性はきっちり持ち合わせている様子。
ショウダとは仲が良いようで、「ショーちゃん」とあだ名で呼んでいるほか、移動の際は腕に乗せて運んでもらったりしている。
ロリ体型だが意外に脚は太め。正月には露店でチョコバナナを売っていた。


自治会を牛耳るツートップ



黙りなさい…
昨夜変態3匹が… 粗相をしたわ…
連帯責任よ…

バニシング排斥婦人会・会長。肩書きは「調教魔」。
要所要所でミステリアスな振る舞いを見せていた彼女の正体は、まさかまさかの 前作「搾精病棟」に登場した超腹黒ナース・キリタニ であった*16よく結婚できたな。
リビドークロスの製造元に変態人妻の情報を提供することで巨額の利益を得ており、団地住まいのくせにドレスを着込みどこへ行くにも玉座めいたデザインのソファを持ち込み、高級シャンパンとソーセージ*17での晩酌を楽しむなど成金じみた振る舞いをしている。
優雅に構える一方、意に沿わない者には苛烈な制裁を加える「ボス猿」っぷりは健在。
ヌマジリ共々当然のように会費を横領し、一般住民が変態人妻に襲われる姿を酒のあてにするなど俗悪さも相変わらず。
というかナース時代には一応表向き隠していた凶悪な一面をほぼ隠そうともしなくなっているあたりむしろ悪化している
反面変態人妻達のぶっとんだ性癖を理解しきれず真顔になったり、ツジサキが暴走し死人を出しかねない状況になった際には団地住民の安全を優先した行動を取ったり*18、アンドウに対し「妊婦は体を大事にしろ」というなど、変なところで常人寄りな部分も窺わせる。一応元看護師だからか。
また、不機嫌になると露骨にムスッとした表情になってハムを丸齧りし始める(ヌマジリ曰く「犬食い」)というちょっと可愛い育ちの悪さを露呈してしまうところも。
ヨシダに対しては当初積極的な敵対姿勢を取らずにいたが、変態人妻化させたイカヤマを倒したことで「婦人会の活動を妨害し団地の和を乱した」として管理人なのに追放の対象とすることを宣言。以降は彼を明確なターゲットとし、「可愛がり」と称して配下のA級人妻たちを送り込むようになる。

その後はツジサキ・アンドウとの戦いで負傷したヨシダが入院している隙をつき、なんと団地オーナーの後ろ盾を得て自身が管理人に就任
さらに目の上のたんこぶだったアイゼンも倒され、S級人妻と化したカタギリを「カオス・コントローラー」で制御下に置いたことで完全に増長し、
  • 町内会費を月2000円から5000円に増額
  • 週代わりで旦那を献上する「参勤交代」制の導入
  • 逆らうと犬奴隷の刑
等、今まで以上に横暴に振る舞うようになる。
挙句の果てには「団地王」なる恥でしかない肩書きまで名乗り出す始末だったが、おおかたの予想通り実はニセのコントローラーだったために命令を受け付けなくなったカタギリに「カオス・グングニル」で後ろの穴を掘り倒されアヘ顔を晒させられるというとんでもない辱めを受けて見事撃沈。
自称団地王は即位数瞬即崩御とあいなった。
もう2度とウン◯出来ないねぇ。




   ネチネチ
あんたもあいつらと同じ変態人妻でしょ?
ダンゴムシみたいな格好で夜な夜なコロコロ転がって…
何あれ? おかしいでしょ?
変でしょ? どう見ても変態でしょ?
自覚ないの?(ネチネチ)
ネチネチ      

バニシング排斥婦人会・副会長。肩書きは「粘着魔」。
その正体はやはり 前作に登場したキリタニの相方である超粘着ナース・ヌマジリ よく結婚できたな。
今作では白いドレスにつば広の帽子とかなり装いを変えている。ぶっちゃけこっちの服がショウダの普段着としてマッチしそう。
キリタニとの謎のコンビネーションと、超粘着質かつ微妙に正論で言い返しにくい言葉責めは今作でも健在。
キリタニ同様会費を横領して豪遊したりヨシダやカタギリが「可愛がり」を受ける姿を酒の肴にしたりと相変わらずろくでもないが、
爆発物を撒き散らして暴れ回るツジサキの凶行を見て不安そうにしたり、キリタニが彼女を始末すると決めた際には「そんな事したらツジサキちゃん死んじゃうわよ!」と動揺したりといくらか良識的な面も見せている。
ちなみにキリタニが団地王を名乗り出した際にはしれっと横で「副団地王」を名乗っていた。そしてキリタニ共々即失脚した。


【余談】

ショウダが初登場した7話後編の公開日の7月23日は東京オリンピックの開会式があった。
そのせいか、Twitter社が「変態人妻」「バニシング排斥婦人会」「正義マン」といった淫獄団地関連のトレンドをオリンピック関連のトレンドと誤認する珍事が発生してしまった。
とうとうオリンピックにまで風評被害を与えてしまったことに、ある者は困惑、ある者は腹筋崩壊したとか…。
とにかく、婦人会のトレンド入りは認めん…五輪のブランドに傷がつくからな…

原作者の話によると、婦人会のメンバーが集合する第8話(前編)執筆当初はメンバー全員のキャラ案が出来てなかったため、黒いローブ(日焼け対策)で正体を隠しておく予定であったとのこと。
しかし、担当編集のブリーチみたいに幹部全員顔出ししましょう!」という意見により、一気に全員分のキャラ案を作成することになったのだとか*21



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  • 全員変態
最終更新:2025年04月17日 14:38

*1 ピューリッツァー賞はアメリカの報道機関が正規に取り上げたものから選ばれるアメリカの賞なので、一度でも選考対象に載ったのであれば日本の団地内の私的制裁をアメリカのマスコミが報道したということになる。

*2 ギネス記録認定されている高身長女性が215.16cmでしかも遺伝子疾患が原因なので、健常者でこの身長は驚異的

*3 何気にフルネームが発覚した人妻は彼女が初。

*4 ヨシダに接触するために身分を偽っている可能性もなくはないが、一応病院内をナース服姿でうろついていても誰にも何も言われていない

*5 実際はハセガワがヨシダの名前を書いて捨てたもの

*6 独身男性なのに、と思うかもしれないが、後に母親の本性とそれを肯定した父親、ライコウが何かしら着目したことから、あながち考えすぎとはいえない

*7 児童虐待の被害者が自分自身の子供を虐待してしまう、という「虐待の連鎖」は一般的によくある虐待の要因の一つとして語られることが多い。また、医者になれと言われてきたアイゼンの現在の職業が「看護師」というのも色々と生々しいものがある

*8 ウェーブがかった髪型で目を見開いて号泣している

*9 その為に設置された円筒状のカメラは、第一話のワタナベ編で登場している。イカヤマを撮影した様子から、このカメラは映像だけでなく対象の狂気パターン等も計測できる模様。

*10 シラカゲの夫役の背景がわからない上、催眠状態であるため、本心から受け入れるとは限らない。体の関係がないとはいえ、操られた状態で好きでもない女と同居している事実を受け入れるのはハードルがべらぼうに高すぎる(無理・拒絶してもおかしくない)ため尚更

*11 ハセガワからもフィジカルは低く見られているし、ゴウダはショウダの一撃にダメージは受けたがビクともしなかった。

*12 客も口こそ悪く高圧的な面もなくはないが「接客態度が悪い」「客の前で爪を噛まない」といった至極全うな指摘をしただけである。

*13 単話販売版では「バーニングチャッカマン」になっていたが単行本では再びこの名前に戻った。「チャッカマン」が商標的にアウトだったのだろうか

*14 単話版では「ハリケーンバルサン」

*15 フキダシが全てツジサキから出ている

*16 スターシステムの可能性もあるため後述の副会長共々完全な同一人物か否かは現状不明

*17 本人はドイツ産の高級ソーセージだと思い込んでいるが、実は何が入っているやらよくわからないような安物。買い出しに行っているツジサキ曰く「発がん性物質もバッチリ」らしい

*18 被害の拡大を防ぐためにツジサキに自爆させるという非情な決断をしたが、意図せずヨシダを巻き込んでしまったこともありかなり精神的に堪えている様子を見せていた

*19 ハイバラのパートナーである催眠豚1号は女性であり、それで「人妻」要件を満たしている。

*20 前作のヌマジリ・キリタニは最終的に逮捕・実刑という結末を迎えている

*21 登場前のシルエットでは会長・副会長・ツジサキ以外の姿は不明瞭であり、そこにシラカゲを含めた四人以外は本当に決まっていなかったと思われる。なお単行本に収録された際、シルエットは各々の姿に準じたものに変更されている。