ワッチャプリマジ!

登録日:2022/02/07 Mon 1:00:00
更新日:2025/07/13 Sun 23:07:53NEW!
所要時間:約 10 分で読めます





2人のマジが奇跡を起こす!合言葉は…


ワッチャプリマジ!





『ワッチャプリマジ!』とはタカラトミーアーツ&シンソフィアが誇る女児向けアーケードカードゲームプリティーシリーズ」の筐体・アニメ作品である。

【概要】

プリティーシリーズの4代目タイトルであり、10周年記念作品。
プリチャンからの互換性が廃止されており、プリチケ・フォロチケ・マイキャラデータ等は使用不可。



【アニメ】

制作は引き続きタツノコプロテレビ東京系列で2021年10月3日から2022年10月9日まで放送された。
総監督にサトジュンこと佐藤順一を据え、シリーズ構成の坪田文など過去作に関わったスタッフが脇を固める。
またパラ・チャンと異なり声優のグループ売りはしていない。

本作の放送終了を以て一旦プリティーシリーズのアニメは終了した…が、1年半の沈黙を破りひみつのアイプリとして再始動した。ただし制作会社が変わっているため、タツノコ作としては最後のプリティーシリーズとなる。(※『キンプリ』シリーズは引き続き制作している)


【主題歌】

OP1「Dreaming Sound」 鈴木杏奈
OP2「Chasing the dream」 鈴木杏奈
OP3「Magic×Color」 鈴木杏奈
ED1「Magical Future」 陽比野まつり(廣瀬千夏)・みゃむ(小池理子)
ED2「チェックワンツー」 みゃむ(小池理子)・チムム(引坂理絵)・きゃろん(吉河順央)

主人公役の声優が一度もOPを歌ってないのは『レインボーライブ』以来。


【キャラクター】

  • 陽比野まつり
CV:廣瀬千夏
主人公。真直祥寺学園の中学1年生。スター地区在籍。
使用ブランドは「LOVELY MELODY」。
プリマジとお祭りが大好きで、プリマジについて語り始めると止まらない陽のオタク
…しかし、お祭り設定は早速迷子になった。
高身長で手足が長く、メリハリのついたとても中1とは思えない恵まれたスタイルの持ち主。
家はキャンディーショップ「キャロル」で、母のいわうと祖父の英吉、後にみゃむを加えた4人暮らし(一時的にあうるが居候)。
父親はとある目的から彼女が子供の頃に失踪している。

  • みゃむ
CV:小池理子
魔法界からやってきた魔法使い。陽比野まつりにプリマジの素質を見出し、2人でてっぺんを目指すことになる。
育ての親のにゃんじい曰く、魔力そのものは他のマナマナと比べても一際強大だが、それ故に周囲から怖がられ孤独であったらしい。
その魔法も人間界に来てからはなぜか不調が続いている。
動物形態は。人間界でも人の姿と使い分けているが、基本的には本人のポリシーで人間の姿でいる事が多い。
自分を様付けし語尾に「〜だぞ」と付けるなど傲岸不遜な面が目立つ…が、話が進むごとに常識人ツッコミポジションに落ち着いた



  • 弥生ひな
CV:内田彩
荒鷲学園の中学3年生。スター地区在籍。語尾は「〜じゃん」。
使用ブランドは「VIVID STAR」。
おしゃれ番長を自称する学園のエース。
世代トップクラスの実力者でありながら更なる高みを求める努力家であり、暇さえあればトレーニングに励んでいる。そのためか腹筋がうっすら割れている。
前年度のグランドフェスでは優勝候補の一角だったが、決勝でジェニファーに敗れ準優勝だった。
実は生活能力皆無で、身の回りのことは全て兄に任せている。好物はお兄ちゃんが作ったオムライス

  • チムム
CV:引坂理絵
ひなのパートナ-の魔法使い。
口が悪く生意気な性格で、みゃむとは魔法界に居た頃から犬猿の仲。
ライバルである他のプリマジスタを嘲笑するなど、あまり褒められたものではない発言も多いが、
向上心は高く、ひなを輝かせたいという気持ちは本物。
一人称は「チムム」または「あたち」。
動物形態はハムスター。ひなの肩に乗っていることが多い。
最終回で他のマナマナ共々人間態を披露した。南みれぃのプリパラ姿のような髪型(ただし髪色はエメラルドグリーンと白)をしたポップな外見。


  • 心愛れもん
CV:鈴木杏奈
中学2年生。ムーン地区在籍。
使用ブランドは「Radiant Abyss」。
引きこもり目隠れ陰キャオタク。ただ前髪は割とすぐ切ってしまうが。
「拙者」「ござる」「~殿」といった古のオタク口調を操るが、人見知りなので初対面の人とうまく話すことができない。
緊張が高まると口から魂(エクトプラズム)が抜け出てしまうため、その都度戻してやらなければならない。

SNS上ではプリマジ批評家として有名であり、ハンドルネームは「漆黒の明星」。
明らか変化球の色物キャラでまつりとは地区・学校すら異なるのだが、メイン5人ではまつりと並んでプリマジ歴の短いほとんど同期の新人であるため、一番距離の近いプリマジ仲間的な立ち位置にいる。
中の人は本作のOPも歌っている。

  • きゃろん
CV:吉河順央
れもんのパートナーの魔法使い。
マナマナの中では非常に礼儀正しい性格。
動物形態は黒いウサギ
人間態はゴシック調の服を着た背の高い紫黒のツートンロングヘアの少女。


  • 甘瓜みるき
CV:相良茉優
中学2年生。スター地区在籍。
使用ブランドは「Cherry Sugar」。
語尾に「〜お」「〜だお」と付けるあざとかわいい美少女と化したやる夫。この喋り方はキャラ作りというわけではなく、独り言やモノローグでも同様の喋り方をしている。夢はみるきカワイイミュージアムを建てる事。
表面上はかわいい態度を崩さないが、内心では他人を見下して毒を吐く腹黒キャラでもある。
内心で思っているだけなら害はないのだが、急遽モデルをやることになったまつりにわざと間違ったアドバイスをして恥をかかせようとしたり、嘘がばれると「折角やっちゃいけないことを教えてやったのに」とまつりに全責任を押し付けようとしたりするなど、悪意ある行動をとることもある。
とは言え、みゃむが多少不信感を抱いている以外は周囲との関係は良好。
野菜に詳しかったり中学生離れした家事スキルを持ったりと意外な一面も。
素だと声が低くなる。食べすぎの気があり、回によって体型が丸くなる

  • はにたん
CV:小倉唯
みるきのパートナーの魔法使い。
常に眠そうにしており、みるきのレッスン中なども殆ど寝ている。
しかしいざ眼が覚めると途端に厳しくなり、みるきの体型に苦言を呈したり反省文を書かせるなど鬼コーチとしての面を覗かせる。
動物形態は黄色いクマのぬいぐるみに見えるが、背中にチャックが付いており中身は謎。中身の話になるとみるきが全力で止めるため、みるきは見た事があるらしい。
人間態は黄色→紫のグラデーションくるくるツインテの黄色いロリータ少女。


  • 皇あまね
CV:庄司宇芽香
中学3年生。フラワー地区在籍。
使用ブランドは「Eternal Revue」。
中性的で物腰が穏やかなメガネ姿の女性だが、これは先輩の「秘すれば花」という教えを受けたもの。プリマジのステージだと某歌劇団のような情熱的なパフォーマンスを見せる。
実生活はひなと同じく家の人がなんでもやるため、かなりマイペース。合宿にてその姿を見たみるきは一方的に失恋した。
何かと某歌劇団のような演出が多いが、中の人は実際元々タカラジェンヌ志望で彼女の関連人物のCVも宝塚出身が多い。

  • ぱたの
CV:小原好美
あまねのパートナーの魔法使い。
田舎ものであり、対照的に気品のあるあまねには憧れの念を抱いている様子がある。
動物形態はカバ…ではなくペガサスだと思われる。
人間態はピンクと黄色のロングヘアをしたお姫様みたいな格好の少女。正直あまり原型は残っていない



  • 伊吹橙真
CV:梶原岳人
真直祥寺学園の中学1年生。
まつりの幼馴染。まつりの祖父の弟子で、飴細工の技を学んでいる。まつりが好きらしいが、全く気づかれていない。
動物に好かれる体質で、最近妙な人物に絡まれている。彼も結構身長が高め。
プリマジスタとしてのまつりを応援する中で、プリマジの秘密や魔法界の事、そしてひゅーいの事情を深く知っていく。
後にみゃむがオメガ・コーポレーションによってプリマジデビューさせられる可能性が高い事をひゅーいを通して知り、みゃむとまつりを引き離さず、二人のプリマジを守る為に、ひゅーいと一緒に自分もプリマジスタになる事を決断。デュオユニット「TrutH」を結成し、プリマジデビューを果たす。

  • ひゅーい
CV:田丸篤志
橙真にベタベタと絡んでくる謎の男。
OPではさもまつりを巡る恋のライバル的な絵が流れるが、今のところその気配はない。むしろ橙真のまつりに対する片想いを(勝手に)応援してる模様。
正体はマナマナで動物形態は青い。みゃむは妹弟子にあたる。かなり強い力を持ち、魔法界の元老院ですら彼と戦うとただでは済まない模様。
みゃむたちとは異なりプリマジの運営側に位置している。
だが、オメガ・コーポレーションが野望の為にみゃむを狙うようになり、彼女をリューメの二の舞にしないように自分が身代わりとしてプリマジスタになる事を決断。それに協力する事を決めた橙真と共にデュオユニット「TrutH」を結成し、プリマジデビューを果たす。
これまで友達がいなかったため、初めての友達である橙真に対しては距離感がバグっている。



  • ジェニファー・純恋(すみれ)・ソル
CV:青野紗穂
前回のプリマジグランドフェス優勝者。プエルトリコ出身。
使用ブランドは「SHINING DIVA」。
まつりは彼女の大ファンで、ひなも彼女のことを越えるべきライバルとして見做している。
21話にてオメガ・コーポレーションの開発したシステムによりマナマナ不在のままプリマジを行った。
彼女のマナマナ・リューメは何らかの理由によって離れ離れになっており、その影響でジェニファー自身はオメガ・コーポレーションの支配下に在り、行動を著しく制約されている。

  • リューメ
CV:羊宮妃那
ジェニファーのパートナーの魔法使い。
前回のグランドフェス以降、ジェニファーの元を離れているが、時折なぜかまつりにジェニファーを助けるように声を送っている。




CV:藤寺美徳
メカに詳しい女の子。
使用ブランドは「ELECTRO REMIX」。
一人称は「僕」
オメガ・コーポレーションに所属しており、プリマジのシステム開発の手伝いもしている。
アニメ一期の時点ではフードとマスクで顔をほぼ隠した状態でしか登場しておらず、謎だらけの人物。
まつりと同い年の13歳だが、飛び級により大学院在籍中であり、プリマジのシステム研究・開発を行っている。「魔法に依存せずワッチャを回収する方法」の確立を実証するためにプリマジスタデビューした。そのため、彼女のパートナーはマナマナではなくロボットである。
24話でエキシビションを成功させて健闘を称え合うまつり達の前に現れ、「意味の無いことをやってるね」と挑発。この時点では正式なデビューはしていなかったが、コスモ地区代表としてグランドフェス出場が内定していた。また、この時に初めてマスクを外して素顔で登場している。
25話ではみゃむ主導でオメガ・コーポレーションに乗り込んできたまつりのプリマジへの熱い思いを説く姿勢や、デビューライブ時の客席にいたまつりの笑顔に感情が動き、計算外の動作を誘発されたのがきっかけとなり、「陽比野まつりの研究のため」として陽比野家を訪ね、みゃむに続く二人目の居候となった。
中の人は放送当時14歳で、本作が声優デビューとなる。ソロ曲が新人の中学生に歌わせる難易度ではない
また、次回作にも主人公として続役している。

  • タテジマ
CV:伊藤かな恵
あうるのパートナーのAIフクロウ型ロボット。
他のプリマジスタのマナマナに相当するポジション。




CV:緑川光
プリマジを運営するオメガ・コーポレーションの社長にしてあうると祈瑠の父。
魔法界に恨みを持っているようだが…?

  • 御芽河祈瑠
CV:小林千晃
オメガ・コーポレーションに務めているあうるの兄。
あうるとは異なり凡才で、父からは成果を否定され続けているお労しい堅物。

  • めが姉ぇ
CV:伊藤かな恵
シリーズおなじみの眼鏡のお姉さん。
今作ではオメガ・コーポレーションの秘書を務めているが、実はあうるが制作したアンドロイドであり、過去シリーズとは大きく立ち位置が異なる。雰囲気も若干暗め。

  • タントちゃん
CV:伊藤かな恵
プリマジスタに対する実質的なアシスタントを務める妖精。
過去作のめが姉ぇの役割を一部兼ねたキャラで、CVも同じ。

  • にゃんじい
CV:古川登志夫
みゃむの育ての親でひゅーいの師匠。鏡を通じてみゃむの事を監視しており、時折みゃむに「おしおきだべぇ〜!」と雷を落とす。
厳しいが親としての情はあり、なんだかんだ可愛がってはいるためみゃむからも過干渉をウザがられてはいるが本気で嫌われてはいない。
こう見えて魔法界でも結構な実力者。

  • フェスリダ
CV:松本梨香
魔法学校の学園長を務める女性。
一応御芽河阿智彦と協力関係にあるようだが、普通の人間を「チュッピごとき」と見下している

  • マツリダ
CV:松本梨香
Prism Stoneの店主を務める女性。
瓜二つの外見から分かるようにフェスリダの双子の姉妹...かと思いきや、実は作中では関係性は明言されていない。

【用語】

  • マナマナ
魔法界に住むいわゆる魔法使い。
普通のマナマナは人間界では人間の形態を維持するのが難しいため、通常は動物の形態でパートナーの家にこっそり居候する。

  • チュッピ
人間界に住む魔法の使えない普通の人間を指す。

  • プリマジ
歌・ダンス・オシャレのイリュージョンが世界中から注目されるライブエンターテインメント。佳境で披露される「プリマジイリュージョン」が魔法のようだとして人気を集めているが、本当に魔法である事はプリマジスタとそのパートナーのマナマナ、そして運営しか基本的に知らない。

  • プリマジスタ
プリマジに参加するエンターテイナー。基本的にプリマジスタになるにはマナマナからのスカウトが必要。

  • ワッチャ
人間の心のキラメキパワー。ワッチャが集まると魔法になる。

  • エキシビション
取得ポイント上位5人のプリマジスタが競う大会。
基本的にそれぞれの地区のフレッシュフェス優勝者が参加資格を得るが、ポイントが基準に達していれば必須ではない。

  • 地区
全6つの地区がある。明らかになっているのはまつり・ひな・みるきが在籍する「スター地区」、れもんが在籍する「ムーン地区」、あまねが在籍する「フラワー地区」、あうるが在籍する「コスモ地区」。









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最終更新:2025年07月13日 23:07