エリック(ONE PIECE)

登録日:2022/09/08 Thu 12:02:02
更新日:2024/10/25 Fri 17:24:00
所要時間:約 4 分で読めます





オカマじゃねぇ…カマカマの実だ!


エリックとは、アニメ「ONE PIECE」の登場人物。
第54話〜第61話のアニメオリジナルエピソード(原作の展開も多少混ざっている)に登場するキャラクターで、原作には登場しない。





【概要】

千年竜から取れる不老不死の妙薬「竜骨」を手に入れるべく海軍第8支部提督ネルソン・ロイヤルが雇った傭兵。
とぐろを巻いて上に伸びた髪と細いサングラスが特徴。ちなみにサングラスの下の目も細目で、本人もコンプレックスである模様。

目的の為なら手段を選ばない性格で、自らも不老不死を求めて竜骨を狙っており、
雇い主であるネルソンの事も内心見下しており、彼を出し抜くことを企んでいた。

ルフィ達の行動を即座に予測したり等頭が切れ、嵐の中を小舟一隻で渡りきる等地味に凄い航海術を持ち合わせている。



【能力】


邪魔立てするなと言ったはずだぞ!
大人しく死んでろ!

超人系悪魔の実「カマカマの実」の能力者。
手を振ることで発生する風圧が斬撃を伴うようになる、いわゆる「かまいたち」を発生させる能力。

その切れ味は鋭く、石の建造物をも容易く切断し、その気になればメリー号くらいの帆船をもバラバラでできると豪語する。
この「飛ぶ斬撃」は後に手練れの剣士や人知を超えた体術をもってようやく再現可能な技術として登場するため、それを「東の海」時点で使ってくるのだから間違いなく強敵である。
また能力の応用として突風を巻き起こし、帆船の活動をサポートすることもできる。

ちなみにルフィやアピスからは何度か「オカマの実」と間違われている。

それ以外にもゾロとそれなりの時間渡り合う程の身体能力や、2度も空高く吹き飛ばされても復活するなど異常なタフネスの持ち主でもある。


【技】

ルフィ同様、技名に「カマカマの〜」自分の能力名を付けている。

  • カマカマのつむじ風
腕を数度振り、長距離に渡って伸びる斬撃を飛ばす。
その射線上にあるものはズタズタに切り刻まれてしまう。

  • カマカマのカマイタチ
腕のスイングと当時に飛ぶ斬撃を放つ。
つむじ風より威力は劣るものの、素早く繰り出せるのが強み。

  • カマカマのカマイタチ乱れ打ち
恐らく最強技。
複数のカマイタチと、斬撃を伴う竜巻を発生させる。
まともに喰らったらただでは済まない。


【協力者】

  • ネルソン・ロイヤル
CV:滝口順平

海軍第8支部提督。階級は不明だが一支部を任されている以上少尉以上はあると思われる。
大食漢の肥満体の男で、一人称は「余」、語尾に「おじゃる」と平安貴族風に喋る。

不老不死を求めて竜骨を狙っており、その情報を知っているアピスを誘拐する等海兵としての誇りを捨てた卑劣漢。
彼の部下達もネルソンの行いに疑問を持っている様子はないので、第8支部自体治安維持という職務を実質放棄しているような状態となっている。

戦闘能力は低いものの軍艦同士を鎖で繋いで敵船を包囲する戦術を披露する等戦略家としては優れており、それを見たエリックにも内心褒められていた。

だが乗り込んできたゾロに鎖を斬られ戦術が崩壊し、ヤケになってリュウ爺を砲撃するも、それに怒ったルフィの「ゴムゴムの戦斧」で本艦を破壊されてしまう。
その後ロストアイランドが現れ、どうにか生き延びたネルソンは千年竜の群れを見て歓喜していたが…


【活躍】

ネルソンに雇われたエリックは脱走したアピスを探して海兵と共に軍艦島を訪れる。
そしてアピスやルフィ達と島を出ようとするリュウ爺を発見し、標的をそちらに切り替える。
一同をカマカマの実の能力で追い詰めるも、結局脱出され取り逃がす。

その後も軍艦に乗って一味を追跡し、蜃気楼と嵐の中にあった小島まで単身追っていく。
そこでロストアイランドに関する情報を得た一味に立ちはだかるも、ゾロが殿を買って出たのでまた取り逃がす。
ゾロとは互角以上に立ち回り、最終的には追い詰めるものの、ゾロはルフィによって回収される。

その後、ネルソンの艦隊と戦っているルフィ達の隙を突き、ネルソンすら裏切ってアピスとリュウ爺を攫うものの、怒ったリュウ爺に吹っ飛ばされてしまう。
そして千年竜の群れとロストアイランドが現れ、満身創痍のネルソンの前に姿を現す。
ネルソンからは再び組むことを提案されるが…


…どけ 邪魔だ


とエリックは文字通りネルソンを切り捨て、一味の前に姿を現す。
竜骨が薬にならないと説明されても聞く耳を持たず、生きた千年竜を狩ろうとするも、ルフィが立ちはだかる。

カマカマの実を駆使してルフィの苦手な斬撃を繰り出し、着実にダメージを与えていくも。


おれは逃げも隠れもしない!


と、カマイタチすらも恐れぬルフィに詰め寄られ「ゴムゴムの鐘」でサングラスを割られ、「ゴムゴムのバズーカ」でまた吹き飛ばされるのであった。
ちなみに不老不死を求めていたのは単純にを恐れていたからである模様。

これで倒したかと思われたが…


























目細っ!

やかましい!


何と一味がアピスと別れ、グランドラインに入るためにレッドラインを登っている最中に登場。密かに乗り込んでいた模様。
アニメオリジナルキャラクターながら原作の重要な部分に絡み、実質的な東の海編のラスボスとなったのであった。

そのまま船ごと切り刻もうとするが、ナミに足払いされて海に落ちていった。
カナヅチなので追ってくることはないだろうと一味は安堵したのだった。
その後の生死は不明。

なおグランドラインが舞台のゲーム「ナナツ島の大秘宝」では上記の敗北後、傭兵としての評判が落ちたため名声を取り戻すために財宝探しをするエリックが登場している。


【余談】


  • ゾロはこの時ネルソン艦隊の鉄の鎖を普通に切断していたため、後のアニメ版Mr.1(ダズ・ボーネス)戦では「鋼鉄を斬る」と台詞が変更されている。

  • 「エリック」という名前のキャラクターは他にも存在しており、こちらの「エリック」はアラバスタ編の反乱軍に所属している。





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最終更新:2024年10月25日 17:24