登録日:2024/02/29 Thu 22:13:09
更新日:2025/03/22 Sat 16:11:49
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エキスパンション
- DM23-RP1 「アビス・レボリューション 第1弾 双竜戦記」
- DM23-RP2 「アビス・レボリューション 第2弾 忍邪乱武」
- DM23-RP3 「アビス・レボリューション 第3弾 魔覇革命」
- DM23-RP4 「アビス・レボリューション 第4弾 竜皇神爆輝」
概要
特徴としては前年度である「GoA」~「
王来MAX」が同じ
タマシードを「場に残る呪文、場持ちのいい進化元」「条件を満たすとクリーチャー化、場持ちのいい置物」と別の方向からプッシュしていたのを引き継いでか、各文明に1つづつ
種族と銘打たれた
種族カテゴリが登場し、それぞれが新能力「
メクレイド」、復活した「革命チェンジ」によって半年に分けてプッシュされていくことになる。
種族カテゴリという形で旧来の種族をプッシュすることで、ジョー編で問題視されていた「明らかに別の種族なのにテキスト上は同じ種族扱いで不自然」な点と、それ以前で目立っていた「雑多な種族をいっぺんに描くと種族サポートがそれらの中だけで完結してしまい不遇な物も現れる」点をいっぺんに解消することに成功している。
その他に特筆すべき点としては、新能力の登場ペースが例年に比べて早いといった点か。
一弾おきに何かしら新能力が登場、ないし復活するというハイペースな展開になっている。
- DM23-RP1:メクレイド、ツインパクト(復活)
- DM23-RP2:W・メクレイド、フレンド・バースト、ニンジャ・チェンジ
- DM23-RP3:革命チェンジ(復活)、メガ・ラスト・バースト
- DM23-RP4:終極宣言
施策など
前年度の内容をそのまま発展させていったような物が多い。
デュエマであそぼう!!!
前年度から引き続きスマホアプリ&switchソフトで展開される初心者向け体験用ソフト。
引き換え実施店舗で《イード=ミード/「奈落を見たいか?」》が貰えるキャンペーンが開かれるなど、基本的な仕様は前作と変わっていないが、今回のカードプールは上記の通り五文明五種族を押し出したシリーズの為か、五文明全てのカードが使用できるようになっている。スターターしか使えない都合ハブられ続けていた水の鬱憤もこれで晴れた
内容は闇文明のみが三年ぶりのコロコロ付録デッキSpDeck9「闇文明スタートデッキ40枚」そのもので、残る四文明は完全オリジナルのそちらとカードパワーを合わせた物になっている。
条件を満たす事でDM22-SD1 「スタートWINデッキ 邪神・フロム・アビス」も使用可能となる。
超刺激パック
実際にはDM22-RP2「ゴッド・オブ・アビス 第2弾 轟炎の竜皇」から登場した昨年の要素であるが、定番化したのはこのシーズンからの為こちらに記載。
同時発売の通常版パックが更なる刺激的な開封体験が可能という触れ込みで登場したスペシャルなパック。
いずれも初回生産限定であり、二度と再販されないという点でまず通常版と異なる。
値段は1,375円(税込み)と高価だが、まず10枚入りという点で通常パックより豪華である。
続いて封入されているのは全てフォイル仕様であり、通常のカードは一切入っていない。
更に元からフォイル仕様のVR以上のカードには「アドレナリンver」もしくは「アドレナリンXver」が用意されており、オーバーレアにも名前などが金色の限定仕様が存在している。
更にシークレットや金トレジャーなどの封入率も上昇しており、金トレジャーに至っては通常版とアドレナリン版で異なる6枚目が用意されている大盤振る舞い。
こういった事情については「宝くじ感覚で開封してもらう事で余ったカードを市場に供給しやすくする」「新ギミック一発目なので汎用性が高くなりやすい奇数弾と比べ、それらの応用ともいえるカードが多い為汎用性が低くなりやすい偶数弾の売り上げ補填」と言った考察がなされているが推測の域を出ていない。
- DM23-RP2X 「アビス・レボリューション 第2弾 忍邪乱舞」超刺激パック
- DM23-RP4X 「アビス・レボリューション 第4弾 竜王神爆輝」超刺激パック
革命チェンジ復活
上述の通り「レボリューション」に引っかけてか「革命チェンジ」が復活し、それらに合わせるように革命チェンジのプッシュが行われた。
DM23-RP3のCMにてイッサを差し置いて
切札勝太が出演し、デュエチューブではshort動画としてアニメの革命チェンジシーンの振り返りが行われた。
中でも「革命チェンジ」の代表格である《
蒼き団長 ドギラゴン剣》については、なんと当大会限定で
4枚使用可能になる店舗大会「ドギラゴン剣限定解禁祭」が開催された。
景品はデュエチューブとのコラボ動画で描き下ろされスリーブのイラストに採用された団長のイラストが転用された実物カードであり、各地で沸き上がった。
なお、実際にはこの大会の為だけに未だに殿堂入りである団長をわざわざ4枚集めて来る猛者はそこまでいなかった上に、肝心の結果はジャオウガ様の暴れっぷりによって鬼の歴史に染められた。
構築ルールがオリジナルな事から、そちらでの団長の環境におけるデータ収集の為との見方もある。
ドラゴン娘になりたくないっ!
DMART-05「神アート 五人祭でドラゴン♡サマー」にて美少女化されたドラゴン五人が今度は女子高生となってYouTubeアニメ化。
short動画中心の構成やキャラの可愛さなども相まってか、チャンネル開設から二か月足らずで登録者数10万人を突破。
本項目作成時点でデュエチューブを超える13万人をも記録している。
尚、先んじて同じキャラを使用して連載していた4コマ漫画「ドラゴン娘たちのどこでもないゾーン」では、既に題材となった商品の販売が終了していることを自虐も含めてネタにされた。
神アート側でもその流れを組むDMART-11「神アート ドラゴン娘の青春☆パラダイス」が発売。
また別の五体のドラゴンが今度は部活動に励む五人の女子高生に美少女化された。
彼女らも通称「アオハル娘」という総称で動画に出演している。
エキサイティング・デュエパ・デッキ
3~4人での
多人数戦を想定した新フォーマット「デュエパ-ティー」用の構築済みデッキが、完成版ルールの発表からしばらくして満を持して登場。
の全4セットが販売された。
新規カードは多人数戦向けの調整がなされているものの、工夫すればしっかり通常の構築戦でも活躍出来る代物であり、再録が豪華なのもあってかなり好評であった。
デュエル・マスターズ LOST
コロコロ誌上や商品ポスターにて唐突に公開された新プロジェクト。
デュエマを跡形もなく透明に染めるらしいが…?
プロジェクト第一弾として外伝漫画『
Duel Masters LOST ~追憶の水晶~』が週刊
コロコロコミックにて連載開始。
こちらは作者の松本大先生は原作とネームのみを担当しており、作画は漫画デュエマの大ファンで月刊コロコロコミックにて『ニンジャラ』を連載していた金林洋氏が務める。
高校生となったウィンの冒険が描かれる。
それらと連動した新パック、DM23-EX3「アビス・レボリューション外伝 邪神と水晶の華」も発売。
久しぶりにゼニスをプッシュした構成になっており、このパックの収録カードだけでゼニスの新デッキが構築可能。
誤植の増加
前年度から問題になっていた誤植だが、減るどころかますますヒートアップ。
1エキスパンションごとに一回は誤植されたカードが見つかり、公式サイトに謝罪文が載る有様。
丸ごと間違えていればいいものを、同じカードのレアリティ違いでパワー等の誤植をしてしまった事も。
更に聖域とされていた構築済みデッキや公式サイトのお知らせにも及び、後者については大会結果に関わる重要な内容だった為一時期炎上に発展しかけた事も。
販売元であるタカラトミーや開発元であるWofC社の管理体制を疑う声も多い。
総括
製品単位で見て見ると、
アーマード・サムライなど、パック単体で新たなデッキが充分に構築可能・大会で入賞するという
エピソード2以上に実戦的な種族デッキが組めるという新シリーズ。
特に上記5カテゴリはいずれも一度は環境に姿を見せるという、これまでのデザイナーズデッキでは考えられなかった躍進を遂げている。
運営の種族デッキのプッシュ方法における一種の到達点ともいえる調整の賜物だろう。
上記アーマード・サムライが収録されたDM23-EX1「大感謝祭 ビクトリーBEST」やDM23-EX3の予想外の売り切れと言い、過去シリーズのファンの目も引く古参プレイヤーにも嬉しいシリーズになったと言える。
その他の点で言えば、『ドラ娘』などで全くデュエマを知らない層を引き込もうとするなど、例年より新規勢の取り込みを図っているともいえる。
背景ストーリー
前章から完全な地続きであり、引き続き各文明がアビスロイヤルに対抗する様子を描いている。
各々の詳しいフレーバーはそれぞれの該当項目か公式の背景ストーリー解説動画を参照されたし。
用語
アビスに対抗すべく、現住種族たちが開発した絆の力。
…しかし、アビスたちにはすぐに模倣されてしまった。
これまでのシノビと違い、
兄貴分の
ファイレクシアを彷彿とさせる前衛的な見た目が特徴的。
とある誤解からゴルギーニ家に襲い掛かり、後に「ゴルギーニ家の変」と呼ばれる一騒動を起こす事になる。
光文明の当主であるゴルギーニ達の実家。
これまでにカード化されてきたスーパーカー・ドラゴンの他にも、ゴルギーニ5兄弟や《キング・ゴルギーニ》なる者の存在が語られている。
更なる力を求めた暴竜爵が向かった場所。
そこに歴代ボルシャックが守って来た宝があるそうだが…?
謎の覆面ハイクアーティスト。
戦いをアートとして捉え、「魔盤」なるものでアートを表現する。
魔盤によって
ゲーム・コマンド、別名「究極のアート『ショーギ』」を実体化させ、ジャシン帝に挑む。
Uta-Awase-Fes.の中で再結成を果し、そちらの閉幕と共に火文明ライブツアーに出発。
全国ツアーを終え、水文明へと戻ってくる頃には《Drache der'Zen》と《Eine k'Reine》との間には17人の子供が生まれていた。彼らがのちに「壱千竜Yakush」を結成することを、この時はまだ誰も知らない。
勢力別の動き
闇文明の勢力。
新たなアビスとしてジャシンの感情の揺れ動きに反応して生まれるノワールアビスや、現実と虚構の狭間からやってきたヴェールアビスも登場し、自然文明まで取り込んでいる。
相変わらず明確な目的が不明のまま各文明を襲い続ける。
自然文明のリーダーであるゴルファンタジスタを殺害した後は水文明に狙いを定めるが、バンキシーの操る《
芸魔王将 カクメイジン》の攻撃に遭い、とうとうパワーアップを果す。
自然文明の勢力。
革命チェンジの力と共に水文明にも目覚めている。
「頭領竜」こと
ゴルファンタジスタが一撃の元にジャシンに倒され、引きずりこまれた深淵の中で《
邪闘 シス》と戦う事になる。
相打ちになるも自然文明に守りを施した彼を助けるべく決死隊が深淵に向かったが、そこで彼らが見たのは
ゴルファンタジスタの死体をボール代わりに「剛流振」に興じるアビスたちであった。
必死の思いで死体を持ち帰った妖精たちだったが、当然ながらその生命活動は停止していた。
妖精たちは禁句とされていた
死者蘇生を行ってしまい、代償として大地から追放されてしまう。
哀しき別れかと思いきや、しかし…?
水文明の勢力。
革命チェンジの力と共に火文明にも目覚めている。
相変わらずUta-Awase Fes.で盛り上がり続けているが、《Drache der'Zen》と《Eine k'Reine》の復縁や「壱百年wish」の復活、火文明ライブツアーの告知などで大反響が起こる。
その裏では何者かが観客の感動をエネルギーに、深淵への魔力砲攻撃を開始しようとしていた。
砲撃自体は《アビスベル=覇=ロード》にかわされてしまうものの、それに便乗してかバンキシーがアビスに戦いを挑む。
火文明の勢力。
革命チェンジの力と共に光文明にも目覚めている。
光文明の勢力。
革命チェンジの力と共に闇文明にも目覚めている。
《
ドラン・ゴルギーニ》や《ルベル・ゴルギーニ》の相次ぐ敗戦により、ゴルギーニ家の権威は地に落ちていた。
シノビ達の協力で持ち直すも、4年に1度のパーティーの最中、突如としてシノビ達が反乱を開始する。
そこに駆け付けたのは「暴龍爵が悲しむから」と馳せ参じた火文明の有志に、ゴルギーニ家の始祖《富轟皇 ゴルギーニ・エン・ゲルス》だった。
アビス以外の闇文明
一応存続はしているものの、指導者的存在である《
死神覇王 XENARCH》が
「深淵?そんなもの、ジャシン帝とやらに任せておけばよい」と語っており、アビスの独走を静観し現状から身を引いている模様。
ゼニス・セレス/オラクル・セレス
《
クリス=タブラ=ラーサ》を筆頭にした「頂天」を名乗る新たなゼニス達と、そのゼニスを信仰する勢力。
過去作の主人公を敗北洗脳したり、無個性化洗脳したりとメインターゲットの性癖がおかしくなりそうなことを平然とやってのける
彼らとジャシンの闘いの記録は
語られざる物語とされている。
何もかも無責任な追記修正だ!!
最終更新:2025年03月22日 16:11