登録日:2023/10/31 Tue 00:00:00
更新日:2025/04/06 Sun 01:03:12
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解説
「心」の頂天 プロフェシー VR 無色 (10) |
クリーチャー:ゼニス・セレス 23132 |
革命チェンジ:コスト7以上のアンノウンまたはゼニス(自分のコスト7以上のアンノウンまたはゼニスが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい) |
Q・ブレイカー |
このクリーチャーが出た時、無色ではないコスト7以下のエレメントをすべて破壊する。 |
ゼニス・ハザードに続くゼニスの新たな
種族カテゴリ「ゼニス・セレス」を引っ提げて登場した1体。
ゼニスらしくコスト10の大型クリーチャーで、23132ものパワーにQ・ブレイカーと基礎スペックもかなりのものだが、それ以外の要素はかなり異色となっている。
まずはゼニスとして初めて
革命チェンジを搭載してあり、コスト7以上の
アンノウンかゼニスが攻撃する際に手札のプロフェシーと入れ替える事でも場に出せる。
重量級故にチェンジ元の指定コストが7以上と重めで、しかもアンノウンとゼニスが両方とも微妙に出しづらい
種族と来ているため、踏み倒しの手段としてはやや向かないかもしれない。
ただし悪い事ばかりでもなく、ゼニスは強力無比な召喚時cipを搭載しているクリーチャーが多いため、革命チェンジで手札に戻してcipを再利用できるといったメリットもある。
能力に関してはcipのみというシンプルな構成で、革命チェンジに対応してか通常のゼニスのような召喚時限定ではなく、おまけに
エターナル・Ωも持っていない。
肝心の効果内容もこれまたシンプルかつド派手であり、場に出た際に無色でないコスト7以下のエレメントを
すべて破壊する。
エレメント指定の除去効果としては規格外の範囲を誇り、コスト7以下かつ文明を持つカードはクリーチャーも
クロスギアも
タマシードも全て一掃され、更には味方までも巻き込んでしまう。
コスト8以上か無色のクリーチャーでなければ追撃できずに破壊されるため、プロフェシーを出そうとする際には味方クリーチャーの面子をよく吟味しておきたい。
デッキを組むならば、革命チェンジに対応している上にcipによる全体破壊にも巻き込まれないゼニスを主体とした【ターボゼニス】が候補に挙げられる。実際に漫画やアニメでもこの型が使われていた。
王来篇で登場したゼニス付き
ディスペクターはEXライフの関係で革命チェンジに向かないものの、DM23-RP3の前弾で収録された複数の有色ゼニスとは好相性を築いている。
相性の良いカード
偽りの名 バザガジー・ラゴン VR 火文明 (7) |
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/アンノウン 8000 |
スピードアタッカー |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、そのターン、このクリーチャーはタップされていないクリーチャーを攻撃できる。 |
このクリーチャーがバトルに勝った時、そのターン、バトルゾーンにある自分のクリーチャーすべてはタップされていないクリーチャーを攻撃できる。 |
W・ブレイカー |
革命チェンジの条件を満たした
スピードアタッカーの中では最もコストが軽い貴重なアンノウン。
コスト7からいきなり全体破壊+4打点が飛んでくるのはかなり脅威的である。
また、
アーマード・ドラゴンでもある事を活かした
アーマード経由の革命チェンジも考案されている。
創世と終焉のゼニスパーク P 光文明 (6) |
呪文 |
S・トリガー |
カードを1枚引く。その後、自分の手札を1枚相手に見せる。そのカードのコスト以下の相手のクリーチャーをすべてタップする。そのカードがゼニス・クリーチャーなら、タップしたクリーチャーは次の相手のターンのはじめにアンタップしない。 |
コストを参照してタップかフリーズを強制する
スパーク系の
S・トリガー呪文。
ゼニスのような大型クリーチャーの割合が大きくなるデッキで真価を発揮できるカードであり、特にプロフェシーは革命チェンジで場のゼニスを手札に戻せるため、高コストのゼニスで相手クリーチャーの大半をフリーズできる。
このコンボは実際にアニメでも使用されている。
「根性」の頂 メチャデ塊ゾウ VR 自然文明 (10) |
クリーチャー:ビーストフォーク/ジャイアント・ハンター/ゼニス 14000 |
G・ストライク |
マッハファイター |
T・ブレイカー |
このクリーチャーがバトルに勝った時、自分のマナゾーンの数以下のコストを持つハンター・クリーチャーを1体、自分のマナゾーンからコストを支払わずに召喚してもよい。 |
|
「大親分、ここにあり!」 VR 自然文明 (3) |
呪文:ジャイアント・スキル |
山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚をマナゾーンに置き、残りを山札の上または下に置く。 |
ツインパクトになった《
バンカラ大親分 メンチ斬ルゾウ》のゼニス。
クリーチャー側の《「根性」の頂 メチャデ塊ゾウ》は自身もコスト10が掛かるものの、
マッハファイター持ちなので場に出てすぐに革命チェンジ可能。
それ以外にも
G・ストライクで受け札となってくれる上に、バトル勝利時にマナゾーンからマナ以下の
ハンターを踏み倒せる。
場とマナゾーンにメチャデ塊ゾウがいれば、プロフェシーの破壊効果に対応していないクリーチャーでも場にいる1体目で破壊した後、マナゾーンにある2体目を踏み倒して革命チェンジする事でより広範囲を破壊できる。
呪文側の《「大親分、ここにあり!」》は単純な
マナブーストだが、召喚に多くのマナを要するゼニスにとってはありがたい効果である。
偽りの嘘 ネメシス R 無色 (7) |
クリーチャー:アンノウン 11000 |
自分のマナゾーンに無色のカードがあれば、このクリーチャーの召喚コストを1少なくし、このクリーチャーは出たターンに相手プレイヤーを攻撃できる。 |
このクリーチャーは攻撃もブロックもされない。 |
誰も、コスト5以下のカードの効果によって、このクリーチャーを選べない。 |
W・ブレイカー |
プロフェシーから1弾遅れて登場した新規アンノウンで、種族に加えてコストも7なのでプロフェシーに革命チェンジ可能というデザイナーズコンボが組まれている。
自分のマナゾーンに無色のカードがあれば1コスト軽減した上で出たターンに相手を攻撃する事もでき、これに《
戦慄のプレリュード》等のコスト軽減も加わると最速4ターン目の召喚が実現できる。
即座に攻撃可能なアンノウンという点ではプロフェシーの革命チェンジに繋げるのも十分強力だが、《極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》をアタック・チャンスで詠唱可能な事も見過ごせない。
様々なアンノウン/ゼニスを召喚扱いで踏み倒せるため、ゼニス特有の超強力な召喚時cipを早期に発動してバトルを優位に進められる。
フェシーサイクル
《偽りの嘘 ネメシス》と共にDM23-RP4で登場した5枚の
サイクル。
プロフェシーと同じく「フェシー」の名前と「セレス」の種族を持った単色かつコスト4のクリーチャー群で、アビスレボリューションの五大種族から各文明に対応したものを二つずつ併せ持っている。
おまけにそれぞれの種族のコスト3以上を対象とした革命チェンジも搭載しており、革命チェンジで場に出れば固有の能力が発動する。
このように如何にもプロフェシーと関係ありそうなクリーチャー群なのだが、両者の関係性についてDM23-RP4時点では一切が分かっていない。
プロフェシーの異なる姿なのか、あるいは彼と同類の仲間なのか、そもそもゼニスとはどういった関係なのか…全てが濁されており、謎の解明が期待される。
魔鎧天 アカフェシー R 火文明 (4) |
クリーチャー:マジック・アーマード・セレス 6000 |
革命チェンジ:コスト3以上のアーマードまたはコスト3以上のマジック(自分のコスト3以上のアーマードまたはコスト3以上のマジックが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい) |
W・ブレイカー |
このクリーチャーが「革命チェンジ」によって出た時、相手のパワー3000以下のクリーチャーを1体選び、破壊する。 |
自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、カードを1枚引いてもよい。 |
「
マジック」と「
アーマード」を併せ持つセレス。
革命チェンジのcipでは相手のパワー3000以下のクリーチャーを1体破壊し、常在効果として自分のクリーチャーの攻撃終了時に1枚ドローできる。
火文明由来の火力効果と
水文明由来のドロー効果が合わさった能力をしており、革命チェンジで出せば相手の軽量級を除去しながら手札も充実できるので
アドバンテージを享受できる。
ドロー効果に関してはクリーチャーを攻撃した分だけ発動できるので便利な反面、火力の方は効果範囲が3000と微妙に狭いので活かせない場面もあるかもしれない。
決して弱いわけではないのだが、他のフェシーが強すぎるので相対的に最弱扱いされがちである。
鎧機天 シロフェシー R 光文明 (4) |
クリーチャー:アーマード・メカ・セレス 6500 |
革命チェンジ:コスト3以上のアーマードまたはコスト3以上のメカ(自分のコスト3以上のアーマードまたはコスト3以上のメカが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい) |
ブロッカー |
W・ブレイカー |
このクリーチャーが「革命チェンジ」によって出た時、次の自分のターンのはじめまで、相手はコスト5以下の呪文を唱えられない。 |
自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップする。 |
「アーマード」と「
メカ」を併せ持つセレス。
革命チェンジのcipでは次の自分のターンまで相手にコスト5以下の呪文の詠唱を禁じ、常在効果として自分のターン終了時にアンタップする。
フェシーサイクル最強と言われる事も多い極めて強力なクリーチャーであり、特に呪文の詠唱禁止が凶悪極まりない。
コスト5以下の制限付きとはいえやってる事はあの《
音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》に近く、シロフェシー同士を革命チェンジで毎ターン出し入れしすれば延々とロックする事も可能。
おまけに、革命チェンジの欠点でもある攻撃後のタップ状態の隙すらターン終了時のアンタップでカバーしており、パワー6500の
ブロッカーでもあるので6000以下のクリーチャーによる攻撃をシャットアウトしてくれる。
コスト4とは思えない程に何でもこなせるクリーチャーであり、主に【赤白アーマード】で活躍している。
機深天 クロフェシー R 闇文明 (4) |
クリーチャー:メカ・アビス・セレス 6000 |
革命チェンジ:コスト3以上のアビスまたはコスト3以上のメカ(自分のコスト3以上のアビスまたはコスト3以上のメカが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい) |
W・ブレイカー |
このクリーチャーが「革命チェンジ」によって出た時、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。 |
相手のカードはマナゾーンにタップして置かれる。 |
「メカ」と「
アビス」を併せ持つセレス。
革命チェンジのcipでは相手の手札1枚を見ないで捨てさせ、常在効果として相手に対してタップインでのマナチャージを強制する。
闇文明由来の
ハンデスと
自然文明由来のマナ操作が合わさった能力の持ち主で、両方とも単純だが強力である。
特にマナチャージのタップ強制はどれだけ
マナ加速してもそのターンには使えないため、クロフェシーが場にいる限り相手の動きを確実に遅らせる事が可能。
深巨天 ミドフェシー R 自然文明 (4) |
クリーチャー:アビス・ジャイアント・セレス 8000 |
革命チェンジ:コスト3以上のジャイアントまたはコスト3以上のアビス(自分のコスト3以上のジャイアントまたはコスト3以上のアビスが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい) |
W・ブレイカー |
このクリーチャーが「革命チェンジ」によって出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。 |
相手のクリーチャーは、攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。 |
「アビス」と「
ジャイアント」を併せ持つセレス。
革命チェンジのcipでは山札の上からマナチャージした後に任意でマナから手札に回収でき、常在効果として相手クリーチャーの攻撃をミドフェシーに誘導させる。
マナ加速と手札回収を両立した効果はシンプルながらも便利で、攻撃誘導もフェシーサイクル屈指のパワー8000で受け止めるため崩すのは容易ではない。
巨魔天 アオフェシー R 水文明 (4) |
クリーチャー:ジャイアント・マジック・セレス 6000 |
革命チェンジ:コスト3以上のジャイアントまたはコスト3以上のマジック(自分のコスト3以上のジャイアントまたはコスト3以上のマジックが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい) |
W・ブレイカー |
このクリーチャーが「革命チェンジ」によって出た時、カードを2枚引く。 |
相手のクリーチャーは、出たターン、攻撃できない。 |
「ジャイアント」と「マジック」を併せ持つセレス。
革命チェンジのcipでは2枚ドローし、常在効果として相手クリーチャーを能力に関わらず召喚酔いさせる。
手札消費もなしに
ドローソースとして活用できる上に、《全能ゼンノー》と同等の攻撃制限能力も有しており、リソース確保とメタの両面で機能してくれる。
背景ストーリー
アビスロイヤルの復活によって各文明が混迷を極める中、どの勢力にも属さないプロフェシーの降臨は何を暗示するのだろうか…?
そして歴史の裏で語られぬまま葬られたという、《
アビスベル=ジャシン帝》と頂天の軍勢との戦いとは…?
メディアミックスでの活躍
また、
ウィンの
ジャシン君や
カイザの
付き人のようにリッパー教授もクリーチャーを実体化させる能力を身に付けており、教授の背後に付く形で鎧部分が実体化している。
これによってリッパ―教授は数々の
お超能力を操れるようになっており、空中浮遊で浮かび上がったり壁抜けで窓の外から侵入したり、そして
H・L・Cで鼻の中を綺麗にお掃除できたりする。
漫画版ではアニメよりも早く先行登場しており、まだ革命チェンジの情報が解禁されていなかった事もあって能力の発動と詳細がぼかされていた。
余談
- パワーの数値「23132」は天使からのメッセージを意味するエンジェルナンバーという数字で、名前の「プロフェシー」も預言や天啓といった意味である事から天使としてデザインされたようである。
名前に関しては《偽りの嘘 ネメシス》の登場から、Magic the Gatheringのエキスパンションである「プロフェシー」を元ネタにしているとも考えられる。
- 実はアビス・レボリューションの最終弾に収録される予定のカードだったのだが、メディアミックスにおけるリッパ―教授の登場に対応して一弾前倒しで収録されたという背景がある。
そのため、DM23-RP3ではチェンジ元となるアンノウンもプロフェシー以外のゼニスも収録されておらず、革命編における???のような次弾以降のプレビューカードとしての側面が強い。
実際にDM23-EX3はゼニス・セレスがメインのパックとなったが、新規登場したゼニス・セレスは革命チェンジではなく新能力の水晶ソウルとエターナル・Kをメインギミックとしている上に背景ストーリーでもプロフェシーに関する掘り下げがなかったので背景ストーリー的にも実際のゲーム上でもプロフェシーのみが浮いた存在になってしまっている。
追記・修正はゼニスで革命チェンジしてからお願いします。
- 元々アビスレボリューション4弾に出す予定だったのがアニメや漫画でのリッパーの登場に合わせる形で急遽3弾に収録を前倒ししたらしい。背景ストーリーが変に進んでないのを考えるとそういうカード多いのかなこの弾 -- 名無しさん (2023-10-31 00:12:46)
- 「あの《ボン・キゴマイム》と同等の攻撃制限能力も有しており」ってボンキゴの方が何十倍も強い攻撃制限でしょ -- 名無しさん (2023-12-30 17:50:33)
最終更新:2025年04月06日 01:03