30 MINUTES MISSIONS

登録日:2020/04/03 Fri 12:42:37
更新日:2025/05/08 Thu 00:31:47
所要時間:約 123 分楽しめる項目





量産機ファンよ、立ち上がれ…!



無限のカスタマイズで
自分だけ量産機を作り出せ



『30 MINUTES MISSIONS』とは、BANDAI SPIRITSから発売中のプラモデルシリーズである。
主に『30MM』の略称で呼ばれている。


【概要】

2019年6月よりBANDAI SPIRITSホビー事業部が立ち上げた新ブランド「FUNPORTER」の一環として展開されたプラモデルシリーズ。
原作を持たないオリジナルIP(知的財産)で、「エグザマクス」というロボット及びその関連装備がラインナップされている。
「簡単組み立て」「高いカスタマイズ性」を主要コンセプトとしており、コンセプトを同じくするガールズプラモ「30 MINUTES SISTERS」(30MS)、
ファンタジーメカ系プラモの「30 MINUTES FANTASY」(30MF)と共に「30 MINUTES LABEL」(30ML)というブランドレーベルを形成しており、中には同レーベル間での連携を主軸にした商品も存在する。

30MMのプラモデルとしてのコンセプトは上記の通りだが、ブランドとしてのテーマはズバリ量産機
端的に言ってしまえば、俗に言うバーザムショック以来の「量産機も売れる」流れに乗ったシリーズである。
特に、後述の「Fine Build」を採用したHGACリーオーの反響は大きく、発売からわずか数時間でSNSに写真が投稿されていたことに着目したことが30MM誕生のきっかけとなっている。

オリジナルの量産機(という設定)なので作り手によって自由な解釈が付与できるキットであり、
単純に複数買って量産機部隊としても楽しめるし、豊富なカスタム性を活かしてワンオフの俺エグザマクスを作って遊ぶこともできる。
スケールは1/144の約11cmと同社のHGシリーズとほぼ同じサイズとなっており、ガンプラ(特にビルドシリーズ)からのパーツの相互融通も比較的容易に行える。

なお、「30 MINUTES MISSIONS」という名前は「30分で組み立てられる」という意味ではなく「30分間夢中になって楽しめる」という意味を込めて命名されている。
ホビージャパンのインタビューによると、当初は「30分で組み立てられる」と打ち出そうとしていたが、プラモデルの組み立てに要する時間に個人差があることを考慮して変更したという。

曰く

「ちょっと塗装やスミ入れしたり、ディスプレイしたり、カスタマイズしたり、もう1体組んでみたり……それぞれの30分があっていい。
組み立てて終わりではなく、次のステップに進んでもらうための30分――という考え方をしています。
“積みプラ”という言葉がありますが、30MMは積ませないプラモデルなんです。」

とのこと。

デザイナーについては海老川兼武氏が主軸となっており、島田フミカネ氏、柳瀬敬之氏、渭原敏明氏なども名を連ねる。
これは30MS・30MFなど他の30ML製品も概ね同様。

SNS全盛期時代にSNSをきっかけとして新たに立ち上げられたプラモブランド、かつ展開直後に発生したコロナ禍による外出の強い制限などの情勢の影響もあってか、X(旧Twitter)を極めて重視した情報発信及び宣伝展開を行っているのも特徴的。
後述するが公式のXを使った大規模投稿企画を5年に渡って継続して実施し続けており、23年以後はガンプラなどでも同様の企画が行われるなど影響を与えている。
23年2月からは30MLの公式動画チャンネル「30 MINUTE CHANNEL」も開設されており、定期的に生放送で新商品の発表などが行われている。

初期からコラボ商品を発表していた妹と違って長らく単独で商品化を行っていたが、2024年から『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』のコラボが開始され、大きな反響を呼んだ。




【特徴】

「組み立てやすさとカスタマイズ性」を重視したプラモデルで、長年に渡ってリリースしてきたガンプラのノウハウも存分に投入されている。
一応公式上で機体の設定は存在するが、そもそも公式設定の時点で「目的に合わせてパーツを取り換える」事が当たり前のように行われているので、そのままでも楽しめるが自由な発想で改造しているユーザーが多い。

カスタマイズ性を重視したオリジナルIPのプラモと言う点ではコトブキヤフレームアームズヘキサギアにも近く、特に前者は割と比較対象に上がる。
ただ、後述するがこちらは各ブロックがモノコック構造に近く、フレームに外装を被せて完成する上記製品群とは感覚が大分異なる。
対象年齢の違いや価格・サイズの違いもあり、絶妙に棲み分けされた状態となっている。
その対象年齢は8歳~なので、安全基準などは同設定のガンプラに近い。
なお30MSと30MFは対象年齢が異なる(どちらも15歳以上)。

かつて全日本模型ホビーショーではホビージャパン誌主催のもとコトブキヤ・バンダイ・アオシマ(1/72のオリジナルロボットプラモ「ティタノマキア」を開発中)の3社合同でトークショーが行われており、誌上コラボなどの目論見も語られていた。

低価格

キットは基本価格が約1,408円、オプションセットが200~500円代とリーズナブルで数を揃えやすい。
ロボット本体とオプションがセットになったものでも1,980円と比較的安価に抑えられている。
高額キットも一部ありはするが、それでも少し高いHGガンプラ位の金額であり、高いものでも5000円前後に収まっている。
但し近年の物価上昇の影響はじわじわと出てきており(ガンプラなどにも言えるが)、後発キット群の方が価格的にはやや高くなってきている。

組み立て易さ

多くの素体キットにてパーツ数約80、初期のキットはランナーにして3枚にポリキャップ1枚というロボットプラモデルにしては簡素な内容。
また、初期のキットはランナー自体もパーツ配置が上から頭、胸、腕、腰、脚と、どの部分から作ればいいか一目で解るようにまとめられた「Fine Build」が採用されている。
これはダンボール戦機シリーズの経験を活かしたランナー配置であり、組み立ての難易度を下げている。

構造的にはモノコック構造に近く、例えば脛部分は現状ラインナップの全機種にて2ランナーのモナカとなっている。
とは言え最初からプラキット前提でデザインされている関係上、本体の合わせ目に関してはごく一部を除き無く、あっても目立たない/デザインに組み込まれるようになっている。

また最初の4機(アルト、ポルタノヴァ、ラビオット、シエルノヴァ)は共通の関節構造かつ各パーツの配置・組み立て方もほぼ同じであり、慣れれば説明書なしでも他機種の組み立てが行えるだろう。
マクシオン軍のスピナティオ、スピナティアについては基本は同じであるものの関節ランナーが一新されており、間接ランナーの「挟み込み」を無くす事で更に組み立てやすくなっている。
エスポジットは複数ランナーを採用しており後者は部位ごとのまとめもされていないなどガンプラHGシリーズに近いシステムになっているが、組み立て方そのものに大きな変化はない。
また、マクシオンの機体とエスポジット以降の新機体については、シリーズに慣れている人向けの簡易組み立て説明が記載されているのでそちらを見て素早く組む事も可能。
フォレスティエリは「ブロックアセンブリ」と称する、ブロック(スピナ系列同様、挟み込み無しのパーツ構成)ごとにランナーがまとめられた30MSシリーズに近い配置が採用されている。

カスタマイズ性

手足の接続には「Cジョイント」と呼ばれる共通関節を採用している。
HGシリーズのガンプラでも見られたものだが30ミニッツシリーズではこれを多くの部位に採用しており、一部例外はあるが手足などを容易に入れ替えられる。
肘と膝のCジョイントは一部除き同じ規格なので、極端な話がアルトの脚をポルタノヴァの肘から下にして長い腕を作る、なんてことも可能。
ちなみにエントリーグレードのガンダムも手脚は同じ規格であり30ミニッツシリーズと入替が可能。
また、軸ジョイントについては3mmで統一されており、機体各部の3mm穴を使ったパーツカスタマイズが容易。
ガンプラから別部署の商品、果ては他社の製品まで容易に組み込んでカスタマイズすることも可能。
※30MSについては手足にCジョイントを採用しておらず、そのままでは入れ替えできない。
ただ、30MSのオプションパーツや後述するアチェルビーのパーツを使うことでCジョイントに置き換えて組み替えることはできる。

更に商品によっても差はあるが、カラーバリエーションやオプションの販売で塗装せずともカラーコーディネートや自分専用機のような俺カスタマイズができるものもある。
なお元々カスタマイズ前提のプラモ企画なので、3mmジョイントやCジョイントは機体デザインに組み込まれている。
色分けについても同様であり、塗装しなくても設定通りの色分けになる。
そして豊富なカラーバリエーションを活かしたミキシングを行うことで自分好みのカラーリングを塗装無しで仕上げることも可能。
公式でもかつてこの点を大きな特徴としていたこともあり、SNSの作例でも未塗装のものはかなり多くみられる。
後述の公式ミッションでも無塗装の機体が毎回受賞しており、無塗装ミキシングも本シリーズの醍醐味として公式サイドも捉えている模様。
その影響でか30MMを対象とした店舗コンペなどでも無塗装OKという特例が設けられていたり、或いは無塗装前提コンペが行われたりすることも。
2024年には遂に公式サイドにおいても無塗装限定ミッションが開催されることになった。

但し、関節部や3mm穴(ジョイント)、Cジョイント部などは個体差や摩耗により緩くなる可能性がある点には注意したい。
これに関しては該当箇所にパーマネントマットバーニッシュ等を塗ることである程度の対策が可能。

AC6シリーズについては従来の30MMとは大分構造が異なっている。詳しくは後述。




【ストーリー】


地球軌道上に空間転移門(ゲート)が突如出現した“スカイフォール”から数十年が経過していた。

未だに世界紛争は至る所で起きているが、ある兵器の誕生が近代戦闘の戦術を一変させる。
拡張型武装及びモジュール結合システム通称“エグザマクス”の登場が
瞬く間に世界の軍事バランスを塗り替えた。

2XXX年末。
再び、地球軌道上に空間転移門(ゲート)が出現する。

ゲートから現れたのは、地球人と似た容姿の惑星バイロン人だった。
バイロン軍はエグザマクスとよく似た機体“ポルタノヴァ”で各国に攻撃を開始。

紛争をしていた各国は地球連合軍を結成。
地球連合軍とバイロン軍の戦いの火蓋が切って落とされる。

開戦から幾年も経過し、戦いが激化する中、突如出現した新たなゲートから新戦力であるマクシオン軍が襲来。
三つ巴の様相となった戦場は苛烈を極めた。

その裏では大幅な戦力増強と軍事開発が各軍で進められ、戦場は新たな局面を迎える。


※フォレスティエリ01の説明書より抜粋
*1




【ラインナップ】

大まかに地球側の機体(アルト、ラビオット、エスポジット、フォレスティエリ、プロヴェデル、バスキーロッド)、バイロン軍の機体(ポルタノヴァ、シエルノヴァ、レヴェルノヴァ、ガルドノヴァ、ヴォルパノヴァ、ヴェルデノヴァ)、
マクシオン軍の機体(スピナティオ、スピナティア、アチェルビー)に分けられる。

陣営と機体は一応決まってはいるのだが、マクシオン軍登場以降公式でも「敵の技術を使った機体」の存在*2が頻繁に仄めかされるようになり、
フォレスティエリに至っては基本設定からしてそういう機体であるため、作って設定遊びをする上で陣営とキットの縛りをガチガチにしなくてもいいようにはなっている。

アルト、ラビオット、ポルタノヴァ、シエルノヴァの4機にはナンバーや陣営ロゴ(後者二体に付属)などのちょっとしたマーキングシールが付属していた。
公式デカールの発売以後の製品群には付属しない。

■地球連合軍のエグザマクス





■バイロン軍のエグザマクス





■マクシオン軍のエグザマクス





■ANOTHER EXAMACS PLAN

「『30 MINUTES MISSIONS』の戦場に残された、英雄の記録を綴る」というコンセプトの新規格。
言わば「戦場で活躍した、カスタマイズされた量産機」をテーマとしたシリーズである。

既存のエグザマクスに新規パーツを追加し、その他にも今までに発売したオプションパーツやアーマーの色違い等の一部が同梱しているというプレイバリューの高いキットとなっている。
現行キットは全て色違いのノーマル素体としても組めるので、1キットでの組み換え幅も非常に広い。
また、いずれも専用のデカールが付属し、設定通りの色分けを再現できる。

販売はプレミアムバンダイ限定。
受注期間は長くとられており、価格も送料を除いて約2,500円前後と一般販売品に比べると若干高価だが、付属品の量を考えるとややお得と言える。
付属品の中には入手機会が限定気味なものも含まれており、その点でもお得感は強い。
限定品である以上いつでも販売されている訳ではないので、見つけた時に購入するのがベストだろう。




■30MM ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON

従来の30MMとは構造が大きく異なっており、Cタイプジョイント非採用、カスタマイズの3mm穴は背部武装や左腕部武装の接続部と最小限になっている。サイズもアルトより一回り大きい130mm前後で構成されている。
同シリーズ内での共通構造を採用することにより、原作ゲームの「アセンブル」を再現できるのが本コラボのコンセプトとなっており、AC6コラボ機体同士の頭部・コア・腕・脚部・武装・背部ブースターをゲームさながらに入れ替え可能という形でカスタムを楽しめる。
また、頭部、両肩、腰部のジョイントは従来の30MMと共通規格になっており、頭部、両腕、下半身は交換可能。
原作ゲームのイメージを重視したハイディテールキットとなっているが、値段はその分高め。また、組み立てやすさや大きさの兼ね合いからか一部のギミックは差し替えで再現されている。

余談だが30MMブランドなので対象年齢は8歳~である。
そのためエッジ部分などに若干甘い点が散見されるが、それを差引いても造形面の再現度は高い。
なお従来の30MMや昨今のガンプラと違い、合わせ目がハッキリ目立つ(原作にないモールドとして処理されていない)箇所が散見される。



■オプションアーマー

主に頭部、胸部、肩部アーマー、シールド、3mm軸接続パーツで構成されたオプションセット。
パーツ数は最小限だが、機体のシルエットは大きく変わる。
マクシオン軍のアーマーは前述の通りキットに組み込まれているためラインナップされておらず、エスポジット・レヴェルノヴァ以後の地球連合・バイロン軍機のアーマーも用意されていない。

ちなみに地球連合軍機の肩アーマーはいずれも元の機体の肩アーマーに装着する(ラビオット用についてはこの限りではなく、ポルタノヴァの肩アーマーなどにもセットできる)形式で、バイロン軍機の肩アーマーはアーマーごと差し変える形式。
ジョイントの共通性もあり、肩アーマーについては現状マクシオンも含むほぼ全ての素体キットにて使用できるようになっているのでユーザーの個性が強く出せる部分と言える。











■オプションパーツ

様々な機種・陣営を問わずに装着可能なオプションセット。
一部特定の陣営用のものも存在するが、装備制限はほぼないためどのキットに搭載しても楽しめる。
成形色はオプションパーツセット8以前はライトグレーのみ。9以降はライトグレーとホワイトの二色でラインナップされるようになった。





■エグザビークル

エグザマクスのサポートメカ。デザインは主に島田フミカネ氏。
分解することでエグザマクスのパーツとなる。
航空機や潜水艦などいわゆる「乗り物」のほか、小型の人型サイズの簡易エグザマクスと呼べるものも該当する。





■カスタマイズシーンベース

戦場や格納庫など、様々なシーンをイメージしたベースセット。
六角形のベースに壁や岩などのオプションが付属し、他のベースと繋げることができる。
ベースはアクションベース4・5と同じ規格のため、そちらとも繋げることが可能。
また、公式HPで背景が無料配布されているので、自由にDL・印刷して自分の想定した場面を作り上げよう。

扱いとしては30MMのオプションではある(その為後述する公式ミッションでは情景ではなく「機体のパーツ」として使う人も居る)が、あくまでただの背景なので様々なプラモデルに応用しやすい。





■カスタマイズエフェクト

爆発や発砲などのエフェクトを再現したパーツ。
こちらも扱いとしては30MMのキットに含まれるが、特定のモチーフの無いエフェクト故に様々なプラモデルに応用しやすい。





■カスタマイズマテリアル

プラモデルのカスタムに便利そうなパーツ・アイテム群。
主に30MLでの使用を想定しており当ブランドの枠内で紹介されているが、実際にはBANDAI SPIRITS公式のマテリアルパーツの新ブランドという位置付け。
このため、30ML、ガンプラ*7双方の公式企画で使用できる。
勿論それを考慮しなくとも扱いやすいものが多い。応用次第で様々な改造に使えるだろう。




■その他





【関連用語】

◆エグザマクス(EXAMACS)

地球連合軍、バイロン軍、マクシオン軍で運用されているロボット兵器。
Ex tended A rmament & M odule A ssemble & C ombine S ystem(拡張型武装及びモジュール組立結合システム)の略称。
機体の各部がモジュール化されていて、目的に合わせてパーツを取り換えることであらゆる環境への対応を可能とした。

当初は公式HP等に全長や重量などが記載されていたが、種類が増えるにつれて書かれなくなっていった。
型番については明記があるが、欠番となっている番号も多い。俺設定で型番を考えるのも面白いだろう。
一応地球連合軍はeEXM-○○、バイロン軍はbEXM-○○、マクシオン軍はEXM-○○で今のところ統一されている。

たまに公式もやらかすが「エザマクス」や「エグザマスク」ではない。

◆エグザビークル(Extended Armament Vehicle)

従来の航空機や車両等にエグザマクスの開発過程で得られた技術を転用して開発されたもの。
説明書によれば陸海空の種類を問わず「エグザビークル」と呼ぶとのこと。

エグザマクスとの互換性を持たせるためかパーツを流用していることが多いが、それ故に従来の車両や航空機に比べてかなり大きめのサイズになっている。
地球連合/バイロン軍はエグザマクスに近い形のビークルも開発しており、前述の設定故に定義としては割と曖昧である。

◆ロイロイ(Roy-Roy)

R esearcher- O bserver- Y aeger
補助や支援を行うAI自立型の小型ロボ。
地球・バイロンの双方で運用されているが、形状はそれぞれ異なる。

局地型を含むアルト、ポルタノヴァ全種に付属していて、パーツとして組み込むことも可能。
特にアルトやポルタノヴァの頭部をロイロイと差し替える無人機風カスタムは公式でも定番となっている。
前述の通り後発機には付属していないが、ラビオットには一部の専用アーマーに新型ロイロイが付属し、マクシオンのロイロイはエグザビークル[キャノンバイクver]に含まれている。
フォレスティエリや装甲突撃メカは久方ぶりに本体にロイロイが付属するキットとなった。
装甲突撃メカはロイロイによる制御で動作する特攻人型ビークルという設定なので、かなり高度な制御も出来るようだ。

◆地球連合軍

地球の緒国家が手を取り合って結成した軍隊。だがその他一切の事は分かりません!
いや本当に。

故郷を守るために立ち上がった勇敢な軍人でも良し、ただ金のために戦う凄腕の傭兵でも良し。
彼らの設定は君の頭の中にあるのだ!

ちなみにエグザビークル(タンクVer)の説明書によるとエグザマクスの台頭後現行兵器が廃れたという記述があったり、後述する公式ミッションにて通常の手段では宇宙に兵を送れないという設定が出てきたりしているが、それを気にしてもいいし気にしなくてもいい。
EXMや後述するMLバースを開発しているのはIT企業のサイラス社という設定があり、ユーザーからは度々黒幕扱いされている。
勿論この辺りの設定を取り入れてもいいし取り入れなくてもいい。
7th Missionまではどちらかと言えば地球の守りを固めるという立ち回りが公式ストーリーで描かれていたが、8th Missionにて初めて地球外(或いは太陽系外?)惑星へと進出した。
以後のミッションにおいても(地球が舞台でも)侵略・防衛と言った構図では語られなくなっている。

◆バイロン軍

空間転移門(ゲート)から突如現れた異星の軍隊。
とりあえず「地球人に似ていること」「地球に侵攻している」こと位しかわからない。

いやいや、これだけわかっていれば十分。後は自分のイマジネーションで世界観を作り上げよう!

こちらもエグザビークルの説明書や公式ミッションにて「地球上に海上拠点がまだない」「宇宙での侵攻用装備が用意された」「本星があってゲートを使って各拠点に部隊を送り込める」「他の惑星を制圧して領地を拡張している」ことが示唆されているが以下略である。
公式ストーリーではマクシオン軍の登場までは立ち回り上侵攻サイドで描かれることが多かったが、それ以降についてはそのような構図では語られない。
10th Missionでは本星から地球など他星系への侵攻に特殊な宙域を経由している事が語られた。

◆マクシオン軍

地球・バイロンの戦争が激しさを増すなか、突如現れたゲートからやってきた第3の勢力。
惑星マクシオンを母星とする彼らは希少な鉱物資源を用いた強力なエグザマクスを保有し、その軍事力は両勢力を圧倒している。
どうやらゲート技術の独占が目的らしく、どちらの勢力に味方することもなく無差別な攻撃を行う。

侍や忍者、魔法少女型エグザマクスを保有するなど日本文化を連想させる要素が強いが、戦国仕様の解説によれば「地球の古い文化の武装意匠をコンセプトにつくられた」とあるので、地球(≒侵攻対象)の文化を模倣しているだけらしい。その為、日本に限らずナイト、フェンサー、アサシンといった西洋文化も取り込んでいる。
関節の構造が連合・バイロンと違うのは設定上でも反映されているらしいことが小型量産機や装甲突撃メカのインストから推測できる。

バイロン軍と違い「マクシオン星人は地球人(或いはバイロン人)に似ている」といった記述は公式に存在しておらずユーザーの解釈に委ねられているが、
初期の構想では機械生命体、という案もあったことが30MMムック本第二弾にて触れられている。
現在その辺りの扱いをどうしているのかは不明であるが、公式ミッションにおける「ストーリー賞」で活躍しているマクシオンの機体はいずれも「○○部隊」など同一機体が複数体存在している事を明言してしまうような記述がない。
ちなみにこの機械生命体というフレーズは30MFの基本設定に組み込まれている事が判明している。

◆空間転移門(ゲート)

特定の空間と空間を繋ぐもの、らしい。
スカイフォール事件以後地球でゲートに関する研究が進んでいるらしく、遂にはそれを利用してバイロン軍月面拠点への侵攻作戦が行われたりもした。地球のものは稼働時間に制限があるらしい。
マクシオンはゲート技術の独占を目論んでいるらしく、地球に現れたのは地球がこのゲートを使い始めたからである。
……ということ位しか分かっていないのでそこからどう味付けするかはユーザー次第。

ちなみに30MSは30MMと世界観が根本的に異なっているが、唯一共通するフレーズとしてこの空間転移門(ゲート)がある。

◆MLバース

地球に似た仮想空間。
サイラス社が開発した次世代のウェブプラットフォームver.1.0.1で、仮想空間上に様々な地形を形成することができる。
また、空間転移門を通じて30MMだけでなく30MSまでもが利用することができ、MLバースでは両者の共存さえも可能である。
やはり黒幕はサイラス社なのでは?





【30MM CUSTOMIZE MISSIONS】

Twitterを利用して行われるユーザー参加型の投稿企画。
ルールは簡単。※2023年6月時点
  • 作例には30MMのキットのみを使用する。
    他にもカスタマイズシーンベース、カスタマイズエフェクト、カスタマイズマテリアル、(他版権を含まない)アクションベースも使用できるが、対象年齢が違う*8ため30 Minutes Sistersのキットは使用不可)
  • 「#30MM〇〇戦」のハッシュタグを付ける(参加するイベント)
  • 「#30MM地球連合軍」または「#30MMバイロン軍」、加えて第7回以降は「#30MMマクシオン軍」のどれかのハッシュタグを付ける(所属陣営)
のみ。
これらの投稿作品は公式ホームページに掲載され、イベント終了時に「いいね!」の数が多かった陣営がミッションの勝者となる。
特に優れたものには「ストーリー賞*9」「オーディエンス賞*10」「30MM賞*11」などの賞が贈られる。
また、過去には「30MM GUERRILA MISSION」として比較的小規模なEXミッションが開催されることもあった。

なお賞と言っても商品などが出る訳ではないが、30MM公式ストーリーに掲載される「ストーリー賞」の機体は、
後日30MM公式PR映像に出演できる可能性があることが9th Missionの概要にて明言されている(30MM公式PV第二弾にて砂漠戦などのストーリー賞作例が出演しており、周知の事実となってはいたが)。
また他にも、公式のPRなどで公式ミッションに投稿された機体を紹介するケースがあることが規約に明記されている。
公式Youtubeチャンネルでは30MMのCM映像がアップされているが、そちらでは1st・2nd・3rd・5th・6thのストーリー賞機体が出演していることが確認されている。
9th Mission以降はストーリー賞・オーディエンス賞など一部の受賞作を大型模型イベントで展示する試みも行われている他、10th Missionでは受賞作品が30ML公式チャンネルの動画にて紹介された。

基本的には投稿された写真を基にした掲載・受賞が行われているので、不鮮明な写真やバンダイ公式サイトへの掲載に不適切なもの(人の顔や他版権の商品など)が写り込んでいるものは掲載されない場合がある。できれば無地の背景(紙など)を用意したほうがよいだろう。
また、30MMのキットやカスタマイズシーンベース・カスタマイズはその梱包材と付属品(箱や説明書、梱包ビニール、ランナー及びランナータグ)も含め全て加工・塗装が可能とされているが、写真判定なのでそれと判別できないレベルまで加工されていると受理されない事もある。
他にも、下記のような投稿は受理されない、或いは公式への問い合わせ回答で不可とされている。
  • 他版権作品の模倣改造(いわゆる「見立て」改造)。どのレベルでの模倣がNGとされているかは公式側の判断である。
  • パテ・プラ板・3Dプリント生成品・他ブランドのデカールなど、上記の使用可キット以外のマテリアルの使用
  • 公序良俗に反する内容の投稿
    基本的に戦争もののロボットプラモデル投稿企画なのでよほどでない限りは受理されるが、Twitter社の規定に反するようなものや、個人に危害を加える仄めかしがあるようなものは受理されない事がある。
  • 画像がない、もしくは動画が含まれる投稿(掲載されるのは静止画像のみの投稿となっている)

ちなみに30MSの公式コンテストでは他社製スタンドや魂ステージなど、30ミニッツ公式orアクションベース以外のスタンドが使用禁止とされていたり、投稿画像のエフェクト加工(ブラーエフェクトを付けるなど)も禁止されている。
30MMの方は前者については10th Missionにて「30MSと同じルールが適用されている」という公式回答が出てはいるのだが11th Missionでは後者も含めて明文化されておらずそれを理由に掲載されなかったという事例は確認されていない。
気になるなら30MS側に合わせておくのが無難ではあるだろう。

なおTwitterというサービスの上で実施されているコンペなので、不具合やTwitter側の措置*12などで当該ツイートが検出されず掲載されないケースも過去から複数確認されている。その場合、再度タグを付けて投稿することで掲載される事も。
(投稿から掲載までは時間がかかる場合があるので要注意)

プラモデルのコンペ企画としては珍しく、一切塗装・加工を行っていない作品でもストーリー賞や30MM賞の受賞が確認されており、
30MM賞に関しては塗装、墨入れ、トップコート、その他加工を施していない作品からも数点選出される(無塗装どころかオプションパーツも含めて一切手が加えられていない素の作品も毎回数点受賞されている)ことが7th Missionより明言されている他、
受賞作紹介のPVによると、塗装や工作のスキルを問わず印象的な作品を選出と記載されている。
プラモのコンペ企画としては非常に低いハードルであるため、アカウントとキットがあるなら参加してみるとよいだろう。

▼1st 砂漠戦

2019年9月30日 ~ 11月15日
勝者:地球連合軍

鉱物資源に恵まれた第4砂漠地区を舞台とした戦闘。
バイロン軍の攻勢、特に「ゴーストヘッド」と呼ばれる機体の活躍の前に地球軍は圧倒的不利のまま終わるかと思われたが、地球連合はバイロン軍の想定を上回る増援を投入。
「アルト・アサルト」を始めとした砂漠・陸上戦闘に優れた機体の数々によって最終的に逆転勝利を収める。
商品ラインナップがまだ少ない時期の初戦、しかも前述の通り製品自体の入手がまだ容易ではなかったということもあってか正統派のカスタマイズが多いが、受賞作品は早くもイマジネーションが爆発している。


▼2nd 市街戦

2019年12月13日 ~ 2020年1月31日
勝者:バイロン軍

かつて世界屈指の都市として栄え、スカイフォール事件の折に大規模な戦闘が行われたという工業都市Nシティを巡る戦い。
万全な防衛陣を敷いていた連合軍の楽観論は冒頭からバイロン軍の大型機を中心とした大戦力によって脅かされることになる。
それでも当初は「アルト砲撃戦仕様ver1.41」を擁する地球連合軍が優勢であったが、バイロン軍は「特務隊」の投入で手薄な拠点を次々と制圧、ついにはNシティの制圧に成功した。
商品バリエーションが増え、特に今でも高い人気を誇る空中戦用アルト(のパーツ)の発売と重なった事もあり両軍で多く用いられた。
また、ここで出現した恐竜型大型機はユーザーの多くを驚愕させ、圧倒的fav数でオーディエンス賞をもぎ取った。


▼EX ロイロイ祭り2020

2019年2月10日 ~ 2月16日

ロイロイを題材にしたゲリラミッション。
勝敗などは特になく、ユーザー達はインスピレーションの赴くままネタに走った。
ストーリー賞及びオーディエンス賞は設定されておらず、30MM賞のみ設けられている。


▼3rd 密林戦

2020年3月6日 ~ 4月5日
勝者:地球連合軍

南半球にある密林「ポイントS」に存在する地球連合軍の技術開発拠点を巡る戦い。
両陣営ともに優勢劣勢の逆転を繰り返すシーソーゲームの様相を呈しており、一時は「バイロン軍強行突入隊」の突入を許した地球連合軍であるが、
「アルト陸戦型重火力仕様部隊」の活躍などもあって辛うじて拠点防衛に成功した。

局地戦機やオプションパーツの発売も経て参加ユーザーが劇的に増加した結果、参戦機体のバリエーションは一気に広がった。
ゴリラや恐竜、ドラゴン、挙句の果てには蒸気機関車や農場すらも戦列に加わるなどその様相はカオスの一言。

▼4th 砂漠都市戦

2020年4月24日 ~ 5月31日
勝者:バイロン軍

第4砂漠地区の湾岸に面した古の城塞都市Sと近代都市Dを隔てる巨大壁「エデンスウォール」を巡る攻防。

第1回同様砂漠地方が舞台だが沿岸・都市・城壁の突破(防衛)など様々なシチュエーションが想定できる。
地球連合軍は緊急ロールアウトした新型機ラビオットの存在もあって有利な状態であったが、前回敗北したバイロン軍は巻き返しのため「バイロンの白虎」の異名を持つエースの機体を投入。
最終的には防衛線を突破したバイロン軍が近代都市Dの占拠に成功、勝利を収めた。

また、ミッション末期には飛行型エグザビークルも投入された。
ソロモン72柱を模した機体や妖怪型エグザマクスの百鬼夜行など、ユーザー間での交流やイベントが盛況だった。


▼5th 月面戦

2020年7月10日 ~ 8月24日
勝者:バイロン軍

月面T渓谷に築かれたバイロンの駐留拠点を巡る、初の宇宙空間を舞台とした戦い。
人類の既存技術ではエグザマクスを月に送ることは困難であったが、長年のゲート研究の成果で月への単距離転移ゲートを開くことに成功した。
両軍ともに空間戦闘はこの戦いが初めてという、世界観設定上何気に重要なことが明かされた。
先んじて発売されたシエルノヴァはこの戦いが初陣となる。

地球軍の強襲と「アルト宇宙仕様月面特化型」の投入で勝敗は決したかに思われたが、バイロン軍は本星からの援軍によって反撃に転じ、「シエルノヴァリベレーター/3」の驚異的な火力によって一気に戦況を優位に進めた。
結局地球連合軍は劣勢を覆せないままゲートの稼働限界を迎えて撤退、月の戦いはバイロン軍の勝利となった。


▼EX 30MMハロウィンナイト

2020年10月7日 ~ 10月19日

ゲリラミッション第2弾。
ハロウィンをイメージした作例のコンペ。
公式の模範作例のレベルが異様に高かったが、ユーザーはそれすら上回る発想力で怪しげな夜を見事に彩った。

こちらも第1弾同様、ストーリー賞及びオーディエンス賞は設定されておらず、30MM賞のみ設けられている。


▼6th 寒冷地戦

2020年11月13日 ~ 12月14日
勝者:地球連合軍

北半球にある寒冷地Eにあるゲート研究施設を巡る戦い。
どうやら密林戦の舞台だった「ポイントS」とここでゲートの研究を行っていたらしいが、ゲートの再起動を目前にバイロン軍の奇襲を受けた、という設定。

海に面した寒冷地という設定で、雪中戦・水上・水中戦をイメージした作品が多く投稿されている。
攻め入るバイロンは水中型エグザビークルや水中戦に特化した局地機部隊の波状攻撃によって一時は連合の指揮系統を麻痺させるほどの優勢に立つが、
守る連合も無人機を率いた「アルトホワイトオークレプリカ寒冷地仕様」が上陸するバイロン部隊を一掃するなど各地で巻き返しを図っていく。
バイロン軍は砲撃特化機や局地機「ポルタノヴァ E-80」の投入、そして終盤で逆転を図って大量のエース級戦力を一斉投入することでゲート研究施設の眼前まで辿り着くものの、消耗が激しく撤退を余儀なくされた。
結果としては僅差で連合が勝利を収めることになったが、その直後に連合軍寒冷地第三部隊が何者かの襲撃を受けたらしく……?

ちなみに本ミッションでは陣営問わずラーメン屋や寿司屋など食品関係の作品が異様に目立っていた。
また、本ミッションまでは大体2~3ヶ月に1回ペースで公式ミッションが開催されていたが、21年以降は(ほぼ)年2回体制にシフトしている。

▼7th 第3勢力襲来

2021年4月28日 ~ 6月28日
勝者:地球連合軍

地球連合軍軍事拠点であるX基地のあるX台地をめぐる戦い。
地球軍とバイロン軍が激しい戦いを繰り広げていたが、突如現れたマクシオン軍が無差別攻撃を開始した。
両軍は困惑しながらもこれに抵抗する。

マクシオン軍の初参戦となるミッション。
前回ミッションから長いブランクがあった事や新勢力の参戦というビッグイベントという事もあってか、期間も従来の二倍である2ヶ月間が設けられた。
また、一応「台地の基地」を巡る攻防という設定ではあるものの、特定の戦闘フィールドが主要テーマではない初のメインミッションとなる。
マクシオン軍は「スピナティオ -黒龍装-」を始めとする戦国武装を思わせる機体を多数投入し地球連合軍とバイロン軍を強襲、
更にはゲートからワンオフ機の「スピナティア ヴィラネス」(後述のEXミッションを参照)を投入、瞬く間に戦場を掌握していった。
地球連合軍とバイロン軍は決死の猛攻によってスピナティア ヴィラネスを撃破こそ叶わないものの想定以上のダメージを与えることに成功し、マクシオン軍主力部隊は戦闘の長期化を嫌い撤退する。
その後はバイロン軍がマクシオン軍の鹵獲機を使い改修した「PORTANOVA Mk-II」を投入し、対する地球連合軍は現地改修機の「アルト オルテンシア」部隊を投入、一進一退の攻防を繰り広げ結果として地球連合軍がX基地の防衛に成功。
最終的に三つ巴の激戦を制したのは地球連合軍であった。*13

▼EX 「EXM-E7V スピナティア ヴィラネス」攻略ミッション

2021年6月10日 ~ 6月16日

X台地での戦いのさなか、マクシオン軍は「EXM-E7V スピナティア ヴィラネス」を投入、瞬く間に戦場を掌握していった。
戦いも終盤に差し掛かる中、地球連合軍とバイロン軍はこれの討伐を開始する。

第7回の期間中に開催された、ホビージャパンとのコラボによるEXミッション。
これまでのEXミッションと違って第7回ミッション「第3勢力襲来」内のイベントで、マクシオン軍のエグザマクス「スピナティア ヴィラネス」の討伐またはサポートを行うというもの。
スピナティア ヴィラネスにはHP120,000が設定されていて、地球連合軍またはバイロン軍の場合はTwitterいいね数がそのまま与えるダメージとなり、マクシオン軍の場合はTwitterいいね数20,000につきHPが10,000上乗せされる。
ミッション終了時にスピナティア ヴィラネスのHPが残っていればその数値が第7回ミッションにおけるマクシオン軍のポイントに加算され、地球軍・バイロン軍の場合はそのまま第7回ミッションの投稿の一部として加算される。
専用タグに加えて「第3勢力襲来」タグも付けなければ投稿は有効とならないのだが、逆に言えば本ミッションの投稿も「第3勢力襲来」の投稿として扱われギャラリーページでも特に区別されず掲載される。
30MM賞やストーリー賞はEXミッションには設定されない(「第三勢力襲来」枠として選出されているものはある)が、EXミッション用のオーディエンス賞(ボス戦オーディエンス賞)が設けられておりこちらは各陣営から1作品が選出された。

最終的に地球軍とバイロン軍はスピナティア ヴィラネスの撃破に失敗、マクシオン軍には8083ポイントが加算された。
前述の通りストーリーにもこれが反映されており、スピナティア ヴィラネスは想定以上の損害を受け撤退したという設定になっている。

なお、スピナティア ヴィラネスはミッション終了後にレギュレーション外の素材が使用されていたことが発覚。
この機体(の投稿)自体はミッションに影響は与えないものの、カスタマイズミッションの公式作例として提示されたのは問題があるということで運営の謝罪が発表されている。
このゲリラミッションも公式ミッションの最中に唐突に告知・開催され、その内容も含めて様々な物議を呼んだことにも触れており、これ以降はこのような形式のEXミッションは開催されていない。

▼8th 火山惑星戦

2021年12月22日 ~ 2022年1月31日
勝者:地球連合軍

バイロン軍の制圧宙域にある灼熱の火山惑星“E01”が舞台。
ゲート技術を利用して地球外惑星の資源調査を行っていた地球連合軍の調査部隊がE01の深部に希少資源を発見、更なる調査の為に増援を派遣するが、そこに資源の強奪を目論むマクシオン軍が襲来。
両軍の侵攻を察知したバイロン軍が防衛の為に出動した……というのが今回のシナリオである。
5thミッション以来となる地球外、更に言えば「火星」ではなく架空の惑星という、文字通り30MM史上初のフィールドが舞台となっている。
前回ミッション以上のブランクがあるが期間はほぼ一か月と従来通り。年末年始を跨ぐのは2ndミッション以来実に二年振りである。

マクシオン軍が「スピナティア・ヴェスパ」を筆頭に先陣を切り、両軍を攪乱していくがバイロン軍の「ポルタノヴァ特務工兵仕様」が掩蔽地を築いて両軍の砲撃を防ぎ膠着状態に持ち込ませる。
そんな中地球連合軍の「アルト(第77特別師団所属機)」が局地戦用冷却装備を駆使して両軍を追い込み、最終的には連合軍がE01の深部に到達、資源の支配権を奪い取る形で戦闘が終結した。

今回の勝者は3連勝目になる地球連合軍。前回イベントとの間にエスポジットが発売されていたこともあってか、バイロン軍との激戦の末の勝利となった。
バイロン軍はしばらく新製品が無かった状況ながらも地球軍と激しい競り合いを演じ、惜しくも敗北となったが根強い人気を窺わせる結果となった。
一方のマクシオン軍は公式戦期間及びその前に新商品・再販が一切無く新たに入手する事自体が非常に困難という背景もあってか投稿数が振るわず、今回も獲得ポイントが他勢力の半分以下という散々な結果に終わってしまう。
せめて兵士ティオがイベント期間内に発売していれば……


▼9th 30MM 3 AREA MISSION

2022年7月16日 ~ 9月18日
海底都市戦勝者:バイロン軍
  森林戦勝者:マクシオン軍
  荒野戦勝者:地球連合軍
 トータル勝者:地球連合軍

3勢力の緊張状態が続く中、地球連合軍の特務調査部隊が海底で謎の遺跡「海底都市M」を発見。
遺跡の周辺で特殊なエネルギー反応を検知。時を同じくして大陸最北部の「森林地帯G」と大陸西部の「荒野地帯L」にも同種の反応が発生した。
この異常を察知したバイロン軍は地球への降下作戦を開始、両軍の動きを追ってマクシオン軍も部隊を送り込んできた。
未知のエネルギー資源を手中に収めるのは果たしてどの勢力か。

久々に開催されるは3周年特別ミッション。
歴代ミッションでは初めての全く環境が異なる3つのエリアでの同時進行となっており、
「30MM荒野戦」「30MM森林戦」「30MM海底都市戦」のいずれかのタグ(フィールド)を選んで参加する方式となっている。
3周年というだけあって期間は約2ヶ月と長めに取られており、シンキングタイムや製作期間には余裕があるので激戦が予想された。
実際、投稿総数は過去全ミッションでも最多の7000作以上になった事が後日開催されたホビーショーの特設ステージにて明かされている。

本ミッションでは初の試みとして、ストーリー賞は各エリアの勝利陣営の中から1機のみ(つまり合計は3機であり、結果的には従来通りの選出にはなったが)、オーディエンス賞は各エリア1機+全投稿作品中最多の1作品(当該機が出たエリアでは繰り上げ2位がオーディエンス賞として選出)が選出され、
その計7作品が10月1日・10月2日に開催された第60回全日本模型ホビーショーの30MMブースにて現物展示された。

海底都市では地球連合軍とバイロン軍の激戦が繰り広げられたが、バイロン軍のポルタノヴァ「第43小隊指揮官機」を中心とした第43小隊の活躍でバイロン軍が敵陣を突破、資源の奪取に成功する。

森林地帯でもバイロン軍が優勢のまま戦局が進んだが、マクシオン軍が怒涛の増援部隊を派遣したことで戦線が硬直。最終盤に投入された「スピナティオ ヴァルト」が多くの敵機を撃破した事でマクシオン軍が資源奪取に成功した。

荒野地帯では優勢の地球連合軍に対しバイロン軍とマクシオン軍が攻勢をかけるが、強固な守備力を持つ連合軍の切り札「ラビオット特務調査部隊」が投入され守りを固め、ギリギリのところで地球連合軍が深部に到達し資源奪取に成功。

史上初の3エリアでの資源争奪戦は、各軍痛み分けの結果に終わることになった。
ちなみにマクシオン軍が30MM公式ミッションのフィールドで勝利したのは今回が初で、ストーリー賞にラビオットタイプの機体が選出されたのは4th 砂漠都市戦以来実に二年振り。


▼10th 宇宙戦

2023年1月14日 ~ 3月12日
勝者:バイロン軍

惑星バイロンから地球への中継点であるN65銀河の座標Rを巡る戦い。
この宙域の特殊な力場を用いて地球への恒星間転移を行っていたバイロン軍であったが、遂に地球連合軍及びマクシオン軍によってここが発見されてしまった。
この宙域を取られてしまうとバイロン本星が発見されてしまう。
果たしてバイロンへの道を征するのはどの勢力か……

2023年最初にして、物語的に非常に重要な局面を迎えたミッション。
これまでにも月や資源惑星など地球外の戦いを題材としたミッションはあったが、今回はいよいよ宇宙空間での戦闘となった。
足の置き場の無い宇宙でのミッションということもあり、これまで以上に自由な発想のカスタマイズが可能であろう。
期間は2ヶ月と前回並みに長く設けられているが、30MSの公式オーディションや他のバンダイSNSコンペと重複期間があったことが理由だろうか。
期間が長かったこともあってか、最終的な投稿作品は3エリアあった前回に匹敵する6000作品以上となった様子。
また、前回ミッションでの反響を踏まえてか、当初は告知されていなかったがストーリー賞、オーディエンス賞、そして30MM賞の中から10作品(最終的に13作品に枠増加)の計17作品が大型模型イベントで展示されることが発表され、
実際に23年5月に開催された第61回静岡ホビーショーのバンダイスピリッツブースにて展示されていた。
ちなみに30MM賞は100作品以上あり*14、その中から13作品を「大型模型イベント展示賞」という新設の枠にて選出している。

N65銀河へ突入した地球連合軍はバイロン軍の猛攻を受け自軍ゲートを守るのに精いっぱいな状況となるも、「新基幹試験量産機G型 オースランダー」を投入。
バイロン軍エグザマクスや艦艇を次々と撃破し、指揮系統を乱したことでゲート再起動に成功、増援部隊を呼び出しバイロン軍を押し返していく。
更に複数のゲートを使い密かにN65銀河へ侵入していたマクシオン軍は地球軍との戦闘で手薄となったバイロン軍施設への攻撃を開始、「スピナティオ・アルゲン」によって次々とバイロン軍エグザマクスが葬られていき、ゲート関連施設が制圧されていく。
混迷を極める戦線においてバイロン軍は切り札となる「ポルタノヴァ・カノーネンシュス改」部隊を投入。ゲートを直接攻撃するという戦法で地球側の増援を抑える作戦に出た。
それが功を奏し、限界に達したゲートを前に地球連合軍は撤退を決断。マクシオン軍も姿を消し、バイロン軍は本星までの道を守り切ることに成功した。

今回の勝者は(3エリア戦を除くと)月面戦以来実に二年半ぶりの勝利となったバイロン軍。
地球連合軍も敗れはしたものの、中盤に逆転するなどほぼ互角の戦いを繰り広げた。
マクシオン軍はスピナティオ将軍仕様の発売が開催期間に僅かに間に合わないという憂き目を被るも、スピナティアリーパー仕様の登場もあってか8th Missionほどの大差ではなくなっている。


▼11th 古代都市戦

2023年6月30日 ~ 9月3日
勝者:地球連合軍

南半球の孤島にある古代遺跡「R4」に謎のエネルギー反応が確認され、地球連合軍はEXM調査隊を派遣。そこで異星の艦船らしき古代兵器を発見する。
朽ちた兵器のコアだけは未だ機能しており、地球連合のEXMに反応して強いエネルギーを放ち始める。
そのエネルギー反応に引き寄せられるようにバイロン軍とマクシオン軍が姿を現し、三軍は三つ巴の交戦に突入する……が、地球連合軍は最新鋭機たる大型エグザマクス「プロヴェデル(type-REX 01)」を以てこれを迎え撃つ。
プロヴェデルを脅威と見たバイロン軍とマクシオン軍は、一時的な同盟関係を結びこれに対抗する……


今回のミッションは投稿形式こそ従来と全く一緒だが、「地球連合軍VS宇宙連合軍」がテーマになっている。
プロヴェデルを擁する地球連合軍に対し、バイロン軍タグとマクシオン軍タグの投稿の「いいね」数を合算してそれに対抗するという初の試みが行われる。
公式でも「#宇宙連合軍」タグを用いているが、宇宙連合の掲載対象となるタグはあくまで30MMバイロン軍or30MMマクシオン軍なので注意されたし。
一方プロヴェデルは7月29日発売予定となっており、地球側は開始から約1ヶ月プロヴェデル無しで宇宙側の猛攻に耐えられるかも注目のポイントとなるだろう。
期間に関しては定番となった2ヶ月強の体制であり、夏休み期間も挟むので激戦が予想される。


数で勝る地球連合軍に対して、ゲートを使った大量の部隊投入によって先手を取ったバイロン軍は包囲網を構築、
この機を逃さんとするマクシオン軍も次世代型スピナティオ「Neo=Varaha(ネオ=バラハ)」で強襲。試作型無線式兵器によって前衛部隊を壊滅させられた地球軍であったが、更にバイロン軍が第二波攻撃が迫る。
遺跡への損害を気にして砲撃が出来ない地球連合軍は、跳躍と強襲を得意とするバイロン軍の近接攻撃機「リ・レプトイド」の前に戦力を分断され劣勢に陥る。

だが、最新鋭の大型エグザマクス「プロヴェデル(type-REX 01)」が投入されると一気に形勢は逆転。
宇宙連合軍のあらゆる攻撃はプロヴェデルの恐るべき重装甲の前に歯が立たず、更に随伴機の「エスポジット・バルチャー(警護隊仕様)」によって遂に包囲網を突破された。
反撃のチャンスを掴んだ地球連合軍は戦力を集結させて総攻撃を開始。
後に『8月の奇跡』と呼ばれた一連の逆転劇によってバイロン・マクシオン両軍は戦線を維持出来なくなり、古代都市の奪取を諦めて撤退するしかなかった。

遺跡から得たエネルギーによって更なるゲート研究が進んだものの多くの犠牲を払った地球連合、プロヴェデルの脅威に対抗するべく急ぎ対応を模索するバイロン、新たな資源を求めて姿を消すマクシオン。
果たしてこの3勢力が次の戦場は何処であろうか……


勝者は地球連合軍。
宇宙連合軍とは最後までギリギリのせめぎ合いだったものの、個別に見ればやはりプロヴェデルの発売という特大のバフがかかっていたからか地球連合軍はバイロン軍の約1.7倍、マクシオン軍の約2.6倍という圧倒的なスコアであった。
また、30MSの公式イベントと期間が完全に被っていたが、夏休み期間を挟んだこともあってか結果的には30MM公式ミッション史上最多の投稿数(7000以上)があったと公式にて発表されている。
一方で30MSの方は期間の重複やテーマの難しさもあってか投稿数が前回より大幅に下がっており、何かしらの対策を行うことが東京HSにて言及されていたがその結果は次回の公式ミッションで明らかになる。

▼5周年記念カスタマイズミッションズEX

2024年7月13日~9月1日

30MM5周年を記念して行われるカスタマイズミッションズ。
30ML公式生放送にて(2019年以来約5年振りとなる)「ロイロイ祭り」が予告されていたが、それに加えて30MM公式企画史上初となる無塗装作例限定の「スグミッションズ」も同時開催される。
投稿する場合は #カスタマイズミッションズEX タグと、#ロイロイ祭りコース または #スグミッションズコース のどちらかのタグをつけることでエントリー可能。
理屈の上ではスグミッションズ用のロイロイをロイロイ祭りコースに出すことは可能だが、前例に沿うなら両方のタグを付けている場合は受理されない可能性が高い。別々に投稿するとよいだろう。

30MMの5周年企画ということもあり、前回(後述する30ML合同ミッション)とは打って変わって30MS関連パーツは再び使用不可となっており、7月に発売される30MFもその一切が使用不可となっている。
(イベント終了日の兼ね合いから、AC6関係のキットも使用することができない)
かつての「ロイロイ祭り」同様に各陣営ごとのいいね!総数対決は今回はどちらも撤廃されており、それに伴ってか「オーディエンス賞」もない。
レギュレーションや受賞枠についても、各コースごとに異なっている。基本的な内容は従来の30MM公式ミッションと一緒だが、どちらも制限がそれらよりある意味厳しいので注意されたし。

【ロイロイ祭りコース】
  • 公式で定められている「ロイロイ」を1パーツ以上必ず使用する必要がある
    具体的にはアルト、ポルタノヴァ、ラビオットのアーマー、キャノンバイク、フォレスティエリ、突撃メカ、バスキーロッドに付属する「ロイロイ」の部分が該当する。
  • それ以外の制限は従来の30MM公式ミッションと全く一緒で、塗装や加工などについても制限はない。

受賞枠については「エリートロイロイ賞」(特に印象に残る3作品)、「30MM賞」(印象に残る10作品)の2つ。

【スグミッションズコース】
  • 塗装、トップコート、スミ入れはNG。カスタマイズマテリアルによるデコレーションは可能。
  • 従来の30ML公式企画では使用できた、説明書やパッケージ、梱包袋、そしてランナーは使用不可(ランナータグも使用不可)。
    特にランナーが使用できないため、各パーツの接続は基本的にはキット内のジョイントを使う必要がある。
  • パーツを切ったりする加工については可能だが、接着については可否が記載されていなかった。その後問い合わせなどを受け(公式曰くは重いパーツの保持などを理由として)接着については可と定められた。

受賞枠については、「スグミニッツ賞」(特に印象に残る3作品)、「30MM賞」(印象に残る10作品)、「スグミックス賞」(ボリュームの大きい作品の中から印象に残る1作)、「スグミニマム賞」(少ないパーツ数で構成された作品の中から印象に残る1作)となっている。


期間は通常の公式ミッションとほぼ同程度に取られておりシンキングタイムも非常に長く設けられている。
従来と全く(前述の通りこれに近い形式のミッションは2020年以降行われていない)異なるミッションの形式や、スグミッションズは初の塗装禁止企画であることからSNSでは様々な反応が上がっているが、
参加ハードル自体はこれまでと比較しても下がっており、キット群も手に入りやすくなってはいるので興味があれば挑戦してみると如何だろうか。


▼12th 夜間都市戦

2025年2月18日~3月23日
勝者:地球連合軍

エグザマクス開発にも関わる先端技術を取り扱う企業が集まる最大のエリア、巨大都市Sを巡る攻防ミッション。
電子戦に特化したアチェルビーらによって編成されたマクシオン軍特務部隊が重要な軍事データを集積したユニットを奪い、それを奪還すべく集結する地球連合軍の部隊。
漁夫の利を狙おうとバイロン軍特殊襲撃部隊も飛来し、再び三つ巴の激戦が繰り広げられる。

古代都市戦以来1年半ぶりとなる30MM単体の勢力争い形式の公式ミッション。
その古代都市戦もやや特殊な形式であったため、純粋に三つ巴のものとなると宇宙戦以来二年ぶりとなる。
火山惑星戦以降どちらかというと貴重な物資を奪いあう立場であった地球連合軍が、今回は久々に完全に防衛・奪還側に回る設定である。
開催期間が1カ月しかないのも火山惑星戦以来であるなど、様々な意味で昔懐かしのスタイルで行われるミッションとなっている。

基本ルールは古代都市戦と一緒で30MS・30MFは勿論使用できないのだが、AC6コラボキットも使用できない
(もっともAC6コラボ使用不可は直前に行われていた30MS/30MFの公式企画でも同様であったので、版権の都合で使用できないという予想はされていた)
また、30MSのキットには30MMと全く同じジョイント・パーツ(ランナー)を共有するものがあるが、それも使用できない(※30MMのキットの方に入っているものは問題なく使える)と今回初めて公式で明言されている。
30MSや30MFの公式企画ではパテや100均素材も使用できたが、こちらではやはりというべきか使用不可。

受賞枠についてはこれまで存在していた「オーディエンス賞」が撤廃されており、代わりにミッションテーマに基づいた作例かつ、最も目立った作品を選出する「夜間都市戦賞」が設けられている。
オーディエンス賞はその性質上、ミッションテーマを一切考慮しなくともSNSの反響次第で受賞される可能性があったため、テーマ性をある程度持たせたいという狙いがあるものとみられていた。
「ストーリー賞」「30MM賞」は従来通りだが、新たな受賞枠として「推しメカ賞」が創設されている。
これは、既存機体及びエグザビークルの形状をベースにした作例から1名ずつ選出されるというもので、これまでに発売された素体キットから1種ずつ、及び「エグザビークル賞」としてラインナップされている。

マクシオン軍特務部隊を追う地球連合軍は周辺エリアを封鎖し、大部隊を都市中心に集結させる。
追い詰められるマクシオンのアチェルビー部隊であったが、潜伏していた別動隊の『アチェルビー/NEX=D』によって突破口を開き離脱を試みる。
出遅れたバイロン軍は『ポルタノヴァ【クルーザーキャノン】』を投入。アチェルビー達の進路を塞ごうとする。
【クルーザーキャノン】隊に対し、マクシオン軍が優勢かと思われた瞬間、バイロン軍の『キュイスノヴァ=パルフェ』がデータユニットを持つアチェルビーごと捕獲を試みた。
遂にアチェルビーの捕獲に成功……と思ったのも束の間、地球連合軍の『アルトライズ(都市部警備隊仕様)』隊の大型バスターライフルが二機を貫き、地球連合軍はデータユニットの奪還に成功するのであった。
データユニットには以降の戦いを変える革新的な新機体の情報が入っており、開発を完成段階へ推し進めることになる……

今回の勝者は地球連合軍。
テーマがわかりやすいこともあってか一進一退の攻防、どころか最初から最後まで圧倒的優勢のまま戦いを終えることになった。三つ巴というよりも地球連合軍vsバイロン軍&マクシオン軍の構図に近く、地球連合軍が攻められている状況だったのも心理的に肩入れしたくなりやすい状況だったと思われる。
発売からやや時間が経ったことで入手が比較的容易になったヴェルデノヴァを擁するバイロン軍は健闘するも及ばず。前年の合同ミッションで大躍進したマクシオン軍は再び最下位に落ち込んでしまっている。
なお「夜間都市戦賞」はバイロン軍の『キュイスノヴァ=パルフェ』だがこちらは過去のオーディエンス賞のような、いいね数最多投稿作品ではない。
また、30MM賞以外はいずれも塗装済み作品が選出されており、今までと違い無塗装作品がピックアップされていないので、前例(30MSのシャニマスコンテスト→スグメイキング実施)から30MMのスグミッションズも近い内に実施されるのでは?という声も。



【30MM カラバリグランプリ】

全20種のアイテムの中から実際に商品化されるアイテムを決めようというお祭り企画。
5アイテムごとにA~Dの4グループに分かれてのグループ投票、グループ投票で選ばれた上位2アイテムずつ全8アイテムから商品化対象を決める決選投票の2段階構成になっている。
どちらも投票期間は約3週間。全てのグループに1日1回の投票が可能。

第1回
開催期間 グループ投票:2023/6/30~7/23
     決選投票:2023/7/26~8/23
30MM4周年を記念に開催。地球連合とバイロンの中からラインナップされている
最終結果としてフォレスティエリ01[ブルー]、エスポジットβ[レッド]の商品化が決定。2024年3月に発売された。
惜しくも決選投票で敗れたアイテムの内、ガルドノヴァ[グリーン]、レヴェルノヴァ[ブラウン]も後に一般販売が決定。アルト[クリア](ホワイト)及びポルタノヴァ[クリア](グリーン)はHYPER PLAMO Fes 2024にて販売された。
+ グループ一覧
Aグループ
  • エスポジットβ[レッド] → グループ1位 → 決選2位
  • ヴォルパノヴァ(クアッドバイクver)[ダークグレー]
  • アルト[クリア](ホワイト) → グループ2位
  • フォレスティエリ02[グリーン]
  • シエルノヴァ[ブラウン]
Bグループ
  • エグザビークル(小型量産機ver)[グリーン] → グループ1位
  • ラビオット[イエロー]
  • ポルタノヴァ[クリア](グリーン) → グループ2位
  • ガルドノヴァ[ブルーグレー]
  • レヴェルノヴァ[グレー]
Cグループ
  • エグザビークル(装甲突撃メカver)[シルバー]
  • エスポジットα[グリーン]
  • フォレスティエリ01[ブルー] → グループ2位 → 決選1位
  • ヴォルパノヴァ(タンクver)[オリーブドラブ]
  • レヴェルノヴァ[ブラウン] → グループ1位
Dグループ
  • ラビオット[ブラウン]
  • レヴェルノヴァ[ホワイト]
  • ガルドノヴァ[グリーン] → グループ1位
  • エグザビークル(装甲突撃メカver)[ゴールド] → グループ2位
  • エスポジットα[オレンジ]


第2回 -マクシオンの約束-
開催期間 グループ投票:2024/4/4~4/22
     決選投票:2024/4/25~5/13
第2回となる今回は副題の通りマクシオンのアイテムがラインナップされている。
エグザマスはスピナティオ・スピナティア各種が2色ずつエントリーされており、直近1年での発売かつ既に3色ある関係からかアチェルビーは対象外。
両者は各キットにより本体のカラーバリエーションは入手可能であったが、アーマーのカラバリに関しては戦国アーマーがプレバン限定の将軍スピナティオの余剰パーツとして存在していた程度なため念願のキット化となる。
グループ投票は塗装の自由度的な需要もあってか決戦投票へと進めた商品の半数が白系統という結果に。その中でもAグループの白ナイトは約1万票と圧倒的票数を確保した。やはり供給量や30MF本格展開直前の影響は大きかったか、青ナイトも1位通過である。最大の激戦区はDグループ。2位から4位までの票差が僅か54票しかなかった。
決選投票は最終的に白ナイトとキャノンバイクが3位以下に1000票以上の差を付けて1・2フィニッシュを決め商品化が決定した。

+ グループ一覧
仕様名のみ記述。スピナティオないしスピナティア名称略
Aグループ
  • リーパー[ピンク]
  • アサシン[ブルー]
  • ナイト[ホワイト] → グループ1位 → 決選1位
  • 忍者[ダークパープル]
  • エグザビークル(多脚メカver)[グリーン] → グループ2位
Bグループ
  • リーパー[ホワイト] → グループ2位
  • アサシン[グレー]
  • ナイト[ブルー] → グループ1位
  • 忍者[レッド]
  • エグザビークル(多脚メカver)[ブラウン]
Cグループ
  • コマンド[ブラウン]
  • フェンサー[ピンク]
  • アーミー[ホワイト] → グループ1位
  • 戦国[ネイビー] → グループ2位
  • エグザビークル(ドッグメカver)[ゴールド]
Dグループ
  • コマンド[グリーン]
  • フェンサー[ホワイト]
  • アーミー[ブラウン] → グループ2位
  • 戦国[ゴールド]
  • エグザビークル(キャノンバイクver)[シルバー] → グループ1位 → 決選2位




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  • 所要時間30分以上の項目
  • 所要時間60分以上の項目
  • 所要時間90分以上の項目
  • 所要時間120分以上の項目
最終更新:2025年05月08日 00:31

*1 最初期のイベント広告ではもうちょっと長めのストーリーが記載されていて、HP等に載っているのはその後半分にあたる。

*2 初期の頃から他陣営機とのミキシング作例はあったが、公式設定的には鹵獲品といった限定的なフレーズであった

*3 フォレスティエリはサイズ的に無理とのこと。

*4 但し構造の都合上、肩の前方向スライドギミックはオミットされている。これはスピナティアやフォレスティエリも同様

*5 発表前は30MMブランドということもあり、アレンジが非常に大きいロープライス・カスタム重視仕様になるのではないかとの見方(懸念)がネット上では強く、その予想に反して互換性を捨ててでも原作重視に振り切った姿勢に多くのファンが沸き立つことになった。

*6 と説明書にあるが、武装らしきものは見当たらない

*7 2024年以後はガンプラ単体の公式企画において30MLの製品群が使用不可とされることが多くなっている

*8 30MMは対象年齢8歳~なのに対し、30MSは対象年齢15歳~である

*9 ミッションのテーマに基づく作品を両軍から1例づつ選出

*10 最も「いいね!」が多かったものに贈られる

*11 秀逸なアイディアや印象に残ったものを数例選出

*12 俗に言う「シャドウバン」とユーザーから言われる仕組み。特にタグ検索から除外されるシャドウバンは30MM公式側もデータを取得できなくなるらしくほぼ確実に除外されてしまう

*13 実際の結果としては終始地球連合軍とバイロン軍の戦力が拮抗。マクシオン軍は他2勢力に比べて獲得Ptは半分程度とあまり振るわなかった

*14 それらもパネルやスライドショーにて紹介されている