リコの手持ち(アニポケ)

登録日:2025/04/19 Sat 04:31:11
更新日:2025/04/25 Fri 07:52:07NEW!
所要時間:約 7 分で読めます








出典:ポケットモンスター、90話『大空へ向かって、再び 前編』、
2023年4月14日から放送中。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon



概要

『リコの手持ち』とは『ポケットモンスター(アニメ第8シリーズ)』の主人公であるリコの手持ち。

サトシシリーズとは違い、人間とポケモンのレギュラーが多く、ポケモンリーグ出場も目的としないリコロイ編の手持ちは少数。
前シリーズでは準伝や幻のポケモンが手持ちに加入することがあったが、リコロイ編ではじめて禁伝が正式レギュラーになった(ゲット自体ゴウが初)。

これまでのシリーズでは作画カロリーの問題で連れ歩くのは小型ポケモンがせいぜいで、御三家であろうと進化するとボールに入れっぱなしが基本であった。
しかしリコはニャオハが最終進化しても連れ歩きしている。バトルの作画カロリーが削減されたから、だろうか。

伝説の加入、最終進化形態の連れ歩き、手持ちの少なさ、これらはいずれも「リコがバトルメインではない」故だろう。

トレーナーとしてのリコは「歌を使った戦法を好む」ロイや、「基本に忠実に戦う」ドットと比べると「臨機応変で実践的」な戦い方をする。
鳥ポケモンをニャローテの蕾で引っ掴んでブン回したり、正面から通用しないハルクジラの口の中にマジカルリーフを叩き込んだりなど、
温和で優しい彼女の戦法はその性格に反して、野良バトル向けな戦い方が多い。

手持ち

ニャオハ→ニャローテ→マスカーニャ(♀)

CV:林原めぐみ
技:このは→マジカルリーフ、ひっかく→ふいうち、でんこうせっか→トリックフラワー、アクロバット
特性:しんりょく
テラスタイプ:くさ

リコの最初のパートナー。
サトシシリーズにおけるピカチュウポジで、キャストクレジットも2番目。
入学面談の結果、セキエイ学園が用意したポケモン。

リコをして「何を考えているか解らない」と言わせるほどリアル猫よろしく気まぐれ。
ピカチュウよろしく当初はリコの指示をまったく聞かずに脱走し、初バトルでは相性が良いはずのミジュマルに完敗しリコを困らせていた。
一方で敵と見なすものがいると威嚇したり、リコの指示を聞いたり、エクスプローラーズの策略にはまりそうになった時は逃走先を導いたりした。
渋い味が好みの様で抹茶ケーキを食べているシーンもある。テラパゴスやデブリムがしっかり起床する中、一匹だけ寝ぼけ眼など、寝起きは非常に悪い。
またヤキモチ焼きな面もあるようで、アレックスのパピモッチが仲良しなリコを見て拗ねた事も。
36話で♂のパフュートンの匂い(メロメロ効果がある)でメロメロになったので、性別は♀。

意外にもバトルの素質は高いようで、このニャオハが放つ『このは』はサトシのモクローの『このは』と比べても異常な出力を誇る。
威力自体はそこまででもないが、とにかく葉の量が多いため目くらましに利用することが多い。
それ以外でも俊足を活かした接近戦も得意としており、相性の悪いロイのホゲータを翻弄して勝利したほど。

ブレイブアサギ号で起こった災害により勢いあまって滑り、そのままエクスプローラーズに「ポケ質」として捕らえられた。
その際同組織の構成員・コニアからは「とってもキュート」と可愛がられていたが、すぐにリコに救出される。

セキエイ学園でリコと出会うまでは猫ポケモンブリーダーのマーニャの元で育てられていた。
当時から『このは』の出力は他のニャオハと比べても飛び抜けており、ワナイダーに捕まった仲間達を救うつもりで放った『このは』で逆に仲間達に怪我を負わせてしまったという過去を持つ。
この経験からリコと出会ったばかりの頃は『このは』を撃つことにすら躊躇いがあったが、リコとの旅の中で『このは』の出力を調整することが可能に。
更に再び対峙したワナイダーとのバトルで新たに『マジカルリーフ』を習得した。

45話でのレックウザとのバトルの中でニャローテへと進化。
更に威力の増した『マジカルリーフ』をレックウザに直撃させてダメージを与えた。
技を放つ際には首元の蕾を長いツタによってヨーヨーの要領で操っており、海に落下しかけたホゲータの救出にも活かしている。
手持ち無沙汰な時にはヨーヨーで一人遊びをするなど進化前と比べてクールな振る舞いが目立つが、特に反抗期ということもなくリコにはよく懐いている。

テラスタルデビュー編からは研修にあたってリコがテラスタルオーブを手にしたことで草タイプのテラスタルが可能になった。
口上は「ニャローテ! 満開に輝いて!」。

テラスタル編でテラスタルを獲得して以降の白星が僅かに1個しかなく、前作サトシのピカチュウとルカリオが共に勝率6割以上という凄さも相まって勝率の低さが目立ってしまっている*1
これは強い相手や相性が悪い相手に当たってしまうことが多いためであり、力量不足だけが原因とは言い切れない。
事実リコが研修を終えた後の六英雄ポケモンとのバトルではしっかり善戦していることからも見て取れる。

『マジカルリーフ』を覚えて以来『このは』を使うことがなくなったため実質技が三つだけの状態で戦い続けていたが、テラスタル研修中のチリとのバトルで新たに『アクロバット』を習得。

テラスタル研修終了後のロイとのバトル中、リコが咄嗟にニャローテへの指示を撤回したことが偶然フェイントとなり、新技『ふいうち』へと繋がった。

88話でのラクアにおけるギベオンとの決戦においてマスカーニャに進化。
圧倒的なパワーを誇るジガルデ相手にこれまで以上の俊敏さで渡り合い、新たに覚えた『トリックフラワー』でダメージを与えた。
この『トリックフラワー』は新章始めたてから既に応用戦術があり、見た目起爆系の技であるためその煙幕で目隠ししたり、
必中技をアニメで表現するためか、瞬時にプランを組み立てて様々な手段を持って絶対命中させ、一気にダメージを与える手法を取っている。



ミブリム→テブリム(♀)

CV:真堂圭
技:ねんりき、いやしのはどう、ぶんまわす
特性:いやしのこころ

リコが初めてゲットしたポケモン。
第21話で、ガラル鉱山付近の山小屋で気を失っているところリコ達と出会い、彼女の優しい心に共感しゲットされる。
第38話にて「いやしのはどう」を覚え、以降は治療要員として活躍する。第53話ではテブリムに進化した。

ミブリムの時はリコの服のフードの中が気に入っており、普段から隠れていた。テブリムに進化してからはサイズに合わなくなり、リコから「フードは卒業だね」と言われた。
人間やポケモンの気持ちを読み取ることができ、ミブリムの時は悲喜の感情が強いと元気をなくし卒倒することもあった。
性格上バトルには不向きであったが、テブリムに進化後、気持ちも不屈になりバトルにも参戦。

初ゲットが第21話とかなり遅い。
前作主人公のサトシが初ゲットに最も時間がかかった時でさえ、新無印の第10話である。そう考えるとリコは倍の時間かかっている。
とはいえ元々リコはサトシとは違い*2ポケモンをゲットすることに積極的ではないということもある。
ヒロインとして見ると、初ゲットに丸1年かかったコハルがいるので、そんなに遅くない気がしてくるのが不思議。

実はリコがテラスタル研修に合格するきっかけを作った陰の功労者だったりする。

パゴゴ(テラパゴス)

CV:寺崎裕香
技:げんしのちから、まもる、テラクラスター

リコのペンダントに姿を変えていたポケモン。
本来パゴゴというニックネームが付けられていたものの、それを知らなかったリコ達は長らくテラパゴスと呼んでいた。

当初はリコがピンチに陥った時のみ覚醒していたが、六英雄のガラルファイヤーとのバトル後に本来の姿に戻る。
以後は鞄に入れるなどして連れ歩く形でリコ達の旅に同行することに。

元々はルシアスの仲間であるリスタルのパートナー。
かつてパルデアの大穴で出会ったらしいが、正式にボールでのゲットはしていないようで常にリスタル自ら持ち運んでいた。
旅の目的地であるラクアにて膨大なエネルギーを秘めた謎の結晶ラクリウムが暴走。
世界を滅ぼしかねない勢いで膨張を続けるラクリウムを封じるためにパゴゴは力を使い果たし、ペンダントの姿で休眠状態に陥ってしまった。
その後はラクアから帰還したリスタルによって保管され、彼女の子孫であるダイアナやリコの手に渡った。

てらす池にて時を超えてリスタルと再会。
パゴゴとリスタル両者から新たなパートナーとして認められたリコにより正式にゲットされた。

リスタルとルシアスの子孫であるリコには当初からよく懐いている一方、ラクリウム暴走のきっかけを作ったギベオンの血を引くアメジオに対しては警戒心が強い。

89話でラクリウムを浄化しきった後、再び休眠状態になり1年間もボールから出ていなかったが、90話にて覚醒。ハガネールを狂暴化させたラクリウム・サインを浄化した。


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最終更新:2025年04月25日 07:52
添付ファイル

*1 事実77話の時点でアチゲータやウェルカモが勝率4割後半まで到達しているのに対し、ニャローテの勝率は3割台だった

*2 基本的にサトシはポケモンリーグに参加するなどの理由で仲間をどんどん集めて一緒に強くなっていた。