ゴウ(アニポケ)

登録日:2019/11/27 Wed 09:40:42
更新日:2025/03/15 Sat 02:44:21
所要時間:約 3 分で読めます





未来は俺の手の中に!




出典:ポケットモンスター、21話『とどけ波導!サトシと不思議なタマゴ!!』、
19年11月17日~2022年12月16日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon




◆概要

CV:山下大輝、真堂圭(幼少期)*1

ポケットモンスター(アニメ第7シリーズ)オリジナルキャラクターにしてもう1人の主人公である10歳の少年で左利き
カントー地方クチバシティ在住。
富安総監督と根岸プロデューサーは(相棒=ピカチュウと同ポジションではなく)バディと表現している。
名前の由来はポケモンGO、あるいはゲームシリーズで作曲を手がける一之瀬剛と推測される。

第2話で出会ったサトシと共にサクラギ研究所のリサーチフェローに就任、様々な調査で全国各地をまわることに。リサーチフェローの他、サトシの公式試合にも最後(マスターズトーナメントファイナル)のダンデ戦を除いて随行し、彼を応援した。ファイナル前日、ダンデに自身がかつてゲットしたムゲンダイナを譲る。サトシとダンデの試合を楽しみにしていたが、自身が参加しているプロジェクトミュウの緊急招集によって観戦が不可能となり、サトシと別れた。それぞれの目標を果たした後は少しばかりの再会の後、本当の意味で別れた。サトシのかつての旅仲間のほとんどと会話しており、神とよばれしアルセウスではヒカリと仲良く話していた。サトシと別れた後にワンカットだけ対面シーンが描かれたカスミと会話一つしないで別れたセレナも含むならあのタケシよりもサトシの旅仲間と面識があることに。
ポケモンの中でも幼い頃ポケモンキャンプ中に出会ったミュウに強い関心を抱き、いつかゲットすることを夢見ている。
実はサトシとはそこで知り合うはずだったが、運命の悪戯もとい彼の寝坊により叶わなかった。

幻のポケモン・ミュウをゲットすること。6話以降はヒバニーとの触れ合いを経て、全てのポケモンゲットも誓う。

実家は研究所からやや離れた立地のマンションの707号室で、両親と祖母・トメ(CV:吉沢希梨)の4人家族。
システムエンジニアの父・イクオ(CV:増田隆之)とプログラマーの母・クルネ(CV:根谷美智子)は共に『GoGoシステム』なる会社を経営しており、
多忙ゆえ幼少期からあまり一緒にはいられなかった*2
それでも両親のことは割と素直に尊敬し、互いに情愛も見せている。

アニポケでスイクンをゲットしたことにより、歴代史上初のパケ伝をゲットしたレギュラーキャラとなった。
また、ムゲンダイナもゴウがゲットした扱いになっている*3

◆性格

項目冒頭の口癖*4と、たまに付く「〜っしょ」という語尾から分かるようにかなりの自信家。
ポケモンに関する豊富な知識とそれを活かしたデータ観測を得意とする。
公式説明によると表面上は落ち着いているとのことだが、実際は建物の屋上にキャンプしてまで珍しいポケモンを観測しようとするなど行動力に満ちた元気っ子。
身体能力は都会育ちゆえかサトシよりやや低め(それでも人類としては充分すぎるレベルだし話を追うごとにしっかりパワーアップしてる)

一方で勉強や対人関係にはかなり無頓着。
スクール在籍中にもかかわらず、ポケモン研究に没頭するため殆ど顔を出していない。
テストを受けに行ったり、友達のサトシの紹介をするために登校はしている。
昔は幼なじみコハルから我が強すぎる面を直接注意されることもあった。

一応スクールではゴウのことを気にしてくれる女子生徒がいるため、ぼっちとかそういうわけではない模様。
幼い頃知り合ったトキオがわけあって突然会えなくなった事件がきっかけで、長い間『友達は欲しいけど作りたくない』という複雑な心情(ただし幼さもあって本人は上手く言語化できていない)だった。
また単に対人スキルが未熟すぎるのと、ゴウほどポケモンに熱心な子供が近くにいない環境下や都会っ子特有のドライさもあってことごとく離れていったことがうかがえる。
また普段の勝気さとは裏腹に結構ナイーブ。

3話では野生ポケモンにやたら手出ししないよう進言しているが、どうも上記の事情ゆえ自分から近づくことを避けていただけらしい。
サトシと心から打ち解けた4話以降は、周りに対し素直に情を見せることも増えた。

ポケモンは大好きだが友達というより観察対象として見做し、サトシとは若干異なる情熱の傾け方を見せる。
今まで興味がなかったのか触れ合いやポケモンバトルの経験は最序盤時点だと少なく、本作の新人トレーナー枠でもある。
ゲットは『GO』のいきなりカーブボールで捕まえるスタイル。
それで捕獲失敗した場合は捕まるまで投げ続けるか、手持ちのポケモンを繰り出してバトルをさせ弱らせたところを再度ボールを投げて捕獲している。
基本こんなスタイルな為サトシのように友情ゲットした個体はかなり少ない。例としてはヒバニーやカラカラ、パッチルドンなど。
かなり例外的措置だが、やむを得ない事情で安全を確保するためモンスターボールで一旦捕獲することもある。この場合、ゲット自体が目的ではないため後からポケモン自身の気持ちを確かめるのが常。
このように原作ゲームよりかはポケモンGOの世界線に寄っている。

サトシと出会ったその日からなにかと年相応にじゃれ合い、また張り合っている。
過去作の男性レギュラーキャラクターは年上や大人びた性格が多く、
また前シリーズのカキマーマネとも異なるタイプのため、意外と珍しい絵面でもある。
もっともサトシは旅の経験から簡単に人やポケモンを見捨てないため、人付き合いが続きにくいゴウにはありがたい存在だったり。
コハルの視点だと、昔馴染みということでサトシといる時以上に軽口を叩くこともある様子。そのため彼女はゴウに「軽率に相談がしにくい」と思ってる節がある。
一方で各地のポケモンリーグで成果を出しているサトシの相方という認識をされることが多く、カキやシゲルなどサトシとライバル関係にあったキャラからはゴウの人柄よりもサトシと釣り合うだけの実力があるかどうかを重視される傾向にある。

◆外見

色黒で大きく跳ね上がった黒髪に青い瞳、全体的に華奢な体格の中性的な美少年。
髪の毛のハイライトは赤色。金ぴかオンライントークライブにて総監督はゴウの髪の毛は光で透かすと赤毛と答えている。
レギュラーでは初の左利きでもある。
ポケモンシリーズの男性キャラクターとしては珍しくまつげが長いため、デザインが公開された当初は多くの視聴者が混乱する事態に陥った。

原案は『赤・緑』のキャラクターデザインを務めた杉森建。
富安総監督の「物事をハッキリ言うため嫌な印象をビジュアルで緩和させたいが、他所のキャラクターと被るので直球のイケメンにはしない」というオーダーが反映されこうなったという。
ちなみにキャラデザ担当の安田周平がアニメ用に描き直した際、他に気にしたポイントは手の差別化とのこと。


◆手持ちポケモン

本来なら第2話でフシギダネヒトカゲゼニガメのいずれかを貰うはずだったが、当時はゴウ自身が自分のポケモンをミュウと決めていたので却下した
この際、サトシは以前自分が所持していたため三匹を懐かしがっていた(声優もサトシのものと同じである)。
5話でヒバニー(現在はラビフットを経てエースバーン)を初ゲットし、続く6話以降は未ゲットの野生ポケモンを積極的にゲットし、研究所のサクラギパークに預けながら面倒を見ている。必要に応じてバトル用の手持ちに加えることも。
詳しくはゴウの手持ちへ。


◆余談

  • アニメディア2019年12月号
アニメディア12月号での冨安総監督&根岸プロデューサーへのQ&A「メインキャラにクリスマスコスプレさせるなら?」に対して、
冨安総監督はゴウのコスプレに「女装してもらってミニスカサンタ」を提案。オイコラ。
根岸プロデューサーや取材陣は盛り上がった。中性的な容姿は製作陣も意識している様子。

  • ポケモンゲット
アニメでは、最初のシリーズ構成だった首藤剛志 「プレーヤーとゲームのこの関係をそのままアニメに持ち込むと、主人公がなんの苦労もせずにポケモンを捕まえて、そのまま自分の代理でポケモンを戦わせる代理戦争のように見えてしまう」「ポケモンが生き物だとしたら、これほど思いどおりになる生き物はない」という考えや媒体の違いもあり、ポケモンゲットの数を勲章にせず、ポケモンの自我も描きながら友情ゲットに主軸に置いた描かれ方をしてきた。
本作のゴウはおそらく名前の由来がボールを投げてポケモンを捕まえるポケモンGOであるように、これまで避けられてきた多くのポケモンゲットに主軸を置いたキャラクターという試みとなった。


項目は既に俺の手の中にある!

追記修正? 楽勝じゃん。

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  • ミュウ
  • ポケモン主人公
  • 賛否両論
  • 乱獲
  • 左利き
最終更新:2025年03月15日 02:44
添付ファイル

*1 真堂氏は前シリーズ『サン&ムーン』にて、主要キャラクターの一人であるリーリエ役を担当。

*2 15話でポケモン研究に没頭する理由は寂しさを埋めるためだったことも示唆されている

*3 その後マグノリア博士に預けられガラル地方の奥底で保管→ガラル地方になくてはならないポケモンのため共生していかなければならないということになり、ダンデに託され人間に慣れてもらう。あの恐ろしいムゲンダイナが穏やかにダンデに懐いているのを見てゴウはダンデにムゲンダイナを託した

*4 台詞ごとに細かい言い回しが異なる