パフュートン

登録日:2022/12/22 Thu 13:58:53
更新日:2024/04/10 Wed 18:36:38
所要時間:約 5 分で読めます





きめ細かく艶やかな肌が自慢。

尻尾の先端から凝縮した香りを放つ。

全身から甘く妖艶な香りを漂わせて

メスのポケモンたちを骨抜きにする。


花のような香りを振りまく。

筋肉が発達した脚は軽く5メートルを飛び越える。

きれい好きで几帳面。

フローラルな香りをまとってまわりのポケモンたちを癒す。



パフュートンとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモンの一種である。


■データ

全国図鑑№:916
分類:ぶたポケモン
英語名: Oinkologne
高さ:1.0m
重さ:120.0㎏
タマゴグループ:りくじょう
性別比率: ♂50 ♀50

タイプ:ノーマル

特性:くいしんぼう(HPが少なくなったら食べるきのみをHP半分の時に食べてしまう。)
オスのすがた』:とれないにおい(相手に触られるととれないにおいが相手にうつってしまう。)
メスのすがた』:アロマベール(自分と味方へのメンタルこうげきを防ぐことができる。)
隠れ特性:あついしぼう(厚い脂肪で守られているのでほのおタイプこおりタイプの技のダメージを半減させる。)

種族値
オスのすがた
HP:110
攻撃:100
防御:75
特攻:59
特防:80
素早さ:65
合計:489

メスのすがた
HP:115
攻撃:90
防御:70
特攻:59
特防:90
素早さ:65
合計:489


進化:グルトン→パフュートン(Lv18)


■概要

スカーレット・バイオレット』で初登場したグルトンの進化形。ミニーブパモと共に御三家の次に公開されたポケモン。

SVにおける序盤ノーマルポケモン枠だが、進化してパフュートンになると、オスメスで姿はおろか種族値まで異なるというイエッサンと同じ特徴を持っている。
グルトン時は丸っこい豚型のポケモンだったが、進化すると現実の豚に近い姿になった。そして色違いになると完全にただの豚になる

オスの個体は真っ黒な体色をしており、左目は垂れて片目が隠れ、は化粧品のバルブアトマイザーを思わせる形になった。
見た目からでもわかるほどきめ細かい艶のある肌の持ち主であり、更に全身から甘い香りを漂わせてメスポケモンを骨抜きにしてしまうという。
また鼻と目元と尾は濃いピンク色をしている。

メスの個体は茶色い体色をしておりこちらは右耳が垂れており、尾は三又に分かれたアロマディフューザーのような形になっている。
綺麗好きな性格でありこちらが持つ香りは周りのポケモンを癒す効果があるフローラルな香りとなっている。
更に筋力も良く発達しており、高さ5メートルくらいなら軽々と飛び越えることが出来る。
また鼻と目元と尾は薄いピンクになっている。

■ゲームでのパフュートン

を選択してネモとのバトル後にアカデミーに向かう道中で強制的に戦うチュートリアル役を勤め、SVで最初に戦う野生のポケモンとなる。

グルトンはパルデア地方の南部に広く生息し、進化後のパフュートンも広い範囲で出現する。
他にもジムリーダーアオキの手持ちのポケモンのうちの一匹としても登場する。

■対戦でのパフュートン

前述の通りオスメスとで性能が異なっているという特徴がある。

オスの姿ではメスよりも攻撃力で勝り、また専用特性の「とれないにおい」を持っている。
この特性は直接攻撃した相手の特性を「とれないにおい」にしてしまうデスカーンの「ミイラ」と同じ効果を持っている。

メスの姿オスよりも少し攻撃力が劣る代わりに特殊耐久で勝っている。
特性は「アロマベール」となっており、「アンコール」や「ちょうはつ」などを無効化する便利な特性。何気に通常特性としての「アロマベール」はこのポケモンが初だったりする。

他の特性は両者ともに「くいしんぼう」と隠れ特性の「あついしぼう」となっている。
性別で固有のものは汎用性を考えるとメスの方に軍配が上がるが、オスの方は受け出しで接触技の使い手の特性を無力化できるため、うまく決めると強力。種族値はわずかに異なるが基本的に高いHPとそこそこの攻撃を持ったポケモンという認識でいいだろう。

攻撃技は一致技の「すてみタックル」と「のしかかり」。
サブウェポンは「じゃれつく」・「タネマシンガン」・「アイアンヘッド」・「ゲップ」など。
一応「ボディプレス」も覚えるがあまり防御はあまり高くない為、「ほおばる」か「たくわえる」辺りは欲しい。
また、HPが高すぎる為有効活用は難しいが「がむしゃら」も覚える。

補助技は前述の二つの他は有用なのは「あくび」くらいと、あまり恵まれてはいない。
攻撃関連の積み技も「ふるいたてる」一つ。

基本的な性能はヨクバリスに近い。
あちらは豊富な技のタイプや特性による回復量の高さに「つるぎのまい」や「はらだいこ」といった強力なバフ技も使えるが、こちらは「あくび」と「がむしゃら」を扱えるうえに特性「アロマベール」なら「ちょうはつ」を気にせずに補助技を発動できるという点で差別化できる。
ただ前述の通りパフュートンはあまり補助技に恵まれているとは言えず、アロマベールの需要はいまいち。

欠点は中速アタッカー気味な種族値にも関わらず、受けがイマイチ弱い事。
キノガッサより僅かに劣る素早さに加えて、技が攻め一辺倒気味でかなり消耗が激しい。
技範囲は悪くないものの、あまり柔軟に動けるポケモンではない事は留意されたし。

■余談

  • 名前の由来は香りを意味する「パフューム」に「豚」を組み合わせたものだと思われる。

  • モチーフはパルデア地方のモデルとなったスペイン原産のイベリコ豚だと思われる。

  • 実際のオスの豚も性成熟すると特有の臭気を放つようになる。
    基本的に人間にとっては不快臭と呼ばれている上に肉にまで付いてしまうことで商品価値が下がってしまう。
    そのためオス豚は子豚のうちに出荷するか、去勢させている。

  • 現実の豚も実はかなり綺麗好きで排泄する場所も豚自身が決めて餌場や寝床から離れて一か所にする習性を持つ。
    また野生の個体なら時速40㎞で走り、1mくらいの障害物を飛び越えることが出来るくらいの運動能力はあったりする。

  • スカーレット・バイオレット発売前のビジュアルイラストでは、ペパーがグルトンを連れているかのように描かれていたが、蓋を開けてみるとペパーはグルトンを手持ちに入れていないし、そもそも本編中一切絡みがなかった。
    当初は食肉担当だったのが、さすがにエグいからと外されたのかもしれない…



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最終更新:2024年04月10日 18:36