サトシの手持ち(SM編)

登録日:2019/12/05 Thu 00:54:22
更新日:2019/12/11 Wed 22:45:00
所要時間:約 30 分で読めます




アニメポケットモンスター サン&ムーンにおいてサトシアローラ地方でゲットしたポケモンたち。

これまでサトシは最初にいわゆる序盤鳥をゲットするのが定番だったが、今作ではそのポジションに当たるツツケラではなく草御三家モクローを鳥ポケモンとしてゲットしたり、なんと初の準伝説(UB)や幻のポケモンをゲットするなど、歴代シリーズと比べてもかなり異色な手持ちとなっている。
加えてかわらずのいしを飲み込んだモクロー以外は全員最終進化になっており、サトシ専用形態やUB、幻がいることからXYの手持ち並みかそれ以上に豪華、という声も上がるほど。

過去シリーズにおいて必ず手持ちにいたくさタイプのポケモンが前シリーズでは初めて不在だったがサン&ムーンでは今まで必ず手持ちにいたみずタイプのポケモンが初めて不在となった。

今までは手持ちのうち少なくとも一体勝率の低いがいたが、アローラの手持ちはどのポケモンも安定した勝率であり、実際この手持ちでサトシは初のポケモンリーグ優勝を果たし、更にはアローラ最強のトレーナーロイヤルマスクに勝利するという大快挙を成し遂げている。*1
この事実はサン&ムーンの作風が従来よりもバトル重視ではないことから意外に思われるかもしれないが、物語の開幕や途中での特訓描写は歴代と比べても多い方であり実力に見合うだけの努力を積んでいるのだ。

最終的に使えるようになったZワザノーマル電気サトピカZルガルガンZソルガレオZ

サトシがアローラを去る際には、アーゴヨンを除く全員をククイ博士に預けた。

またサン&ムーンの作風及び作画が相まって、総じて非常に可愛らしい


■目次


ピカチュウ

(CV:大谷育江)
技: 10万ボルト でんこうせっか アイアンテール エレキボール→エレキネット
ご存知サトシの最初にして最高のパートナー

アローラを訪れていきなりカプ・コケコや、ぬしポケモンすら倒すミミッキュに挑まれるも果敢に戦う姿はベテランの貫禄である。
ちなみにカントー出身のピカチュウはアローラ産とは手触りが違うらしい。
ロケット団がゲットしたミミッキュに執拗に狙われており、ミミッキュ自身の実力が今までのロケット団とは比べ物にならないほど強いこともあってロケット団戦でも気を抜けなくなった。
授業の一環としてリーリエシロンと交換されたこともあり、リーリエの家で金持ちライフを満喫するというなんとも羨ましいけしからん姿を見せた。その際バトルを通じてポケモン恐怖症のリーリエが触れるポケモン第二号となった。この時サトシの元に預けられたシロンはバトルの特訓を受けており視聴者に「シロンの進化条件がレベルじゃなくて良かった」等と心配されていた

メレメレ島での試練ではモクローと共にヤングースとデカグース相手に危なげなく勝利。その後のぬしデカグース戦では相手のすなかけを利用して勝利し、ノーマルZをゲットする。
ハラの大試練ではトリを任され、ハリテヤマのはらだいこ→ 格闘Z「全力無双激烈拳」のコンボに苦しめられるも足払いで出来た隙を突いてノーマルZ「ウルトラダッシュアタック」で勝利を収める。勝利の証として格闘Zを貰う筈だったがカプ・コケコにより電気Zを代わりに貰い、以後ピカチュウの主力技となる。

マーマネとの特訓を経て再びカプ・コケコに挑み、初戦では完全に防がれた電気Zでガード越しにカプ・コケコを吹き飛ばすなど着実に実力をつけてきたがまだ敵わなかった。

その後のアーカラ島では他の手持ちに出番が当てられたこともあり目立った活躍はなかった。
しかしカントー地方でのカスミとのバトルでは「あまごい」+「ぼうふう」+「ハイドロポンプ」という極悪コンボに加えて有利な水のフィールドで戦うメガギャラドス相手に暴風を駆け巡る電気の上を走るという戦法で見事勝利する。
余談だが、カスミ曰くこの戦法を破ったチャレンジャーはいなかったらしい。というかゲームだとハナダジムの段階でメガシンカ、必中ぼうふう、雨ハイドロポンプ、タイプ一致かみくだくを使ってくるとか初代スターミー以上の難易度だろう(一応挑戦者のレベルに合わせて使用するポケモンは調整していると思われるが)

エーテル財団編にてウツロイドに寄生されたルザミーネとの戦いで電気Zが変化してサトピカZとなり、専用Zワザ「1000万ボルト」を使用。ウツロイドを分離させルザミーネを救った。この変化は一時的なものでZワザ使用後元の形に戻った。

ウラウラ島では試練の形式で因縁のロケット団のミミッキュと対戦。殺る気に満ちたミミッキュに苦戦し、専用Z「ぽか ぼかフレンドタイム」をくらうもエレキボールが変化して新技エレキネットを習得したことでこれを防ぎ、更にはミミッキュを拘束したところに再び使えるようになった 1000万ボルトを放ち勝利した。

ポニ島ではハプウの大試練にて地面タイプのバンバドロとの一騎打ちに選出される。バンバドロの特性「じきゅうりょく」に苦しめられ、地面Z「ライジンググランドオーバー」をくらってしまうもエレキネットを上手く使うことで致命的なダメージを防ぐ。そしてバンバドロに海水を浴びせることで「みずびたし」状態にするというどこかで見たことのある方法で電気技が通るようになり電気Z「スパーキングギガボルト」で撃破。

アローラリーグでは予選のバトルロイヤルで確認できる範囲ですら6体も倒す。
準決勝でのグズマ戦ではトリとしてグソクムシャと戦う。
このグソクムシャ、スイレンのアシレーヌの専用Z 「うたかたのアリア」を通常技のアクアブレイクで一刀両断するという恐ろしい強さを誇り、ピカチュウも電気Zを耐えられ更にグズマが吹っ切れたことで追い詰められるも渾身のアイアンテールでなんとかこれに勝利。

アローラでのサトシのライバル、グラジオとの決勝戦では二番手に登板。これまで全勝していた準伝説シルヴァディをでんこうせっかとエレキネットを利用したトランポリン戦法で初撃破。
次いでルガルガンに化けたゾロアークと戦い、ゴーストZ「無限暗夜への誘い」と同時にノーマルZ「ウルトラダッシュアタック」を放ち両者Zワザが直撃する形で相討ちとなった。

エキビションマッチのククイ博士との戦いではエンペルトのうずしおに一度翻弄されて目を回してしまうが、気を取り直して博士の六匹目として参戦したカプ・コケコに最後の戦いを挑む。超スピードを誇るカプ・コケコをスピードで翻弄し、以前は跳ね返されたアイアンテールで吹き飛ばすなど島の守り神であるカプ・コケコ相手に互角以上の動きを見せた。
戦いは全力のZワザ勝負にまで激化し、カプZ「ガーディ アンアローラ」と1000万ボルト超絶作画によるZワザのぶつけ合いに勝利し遂にカプ・コケコに倒す。

この時に変化した電気Zは元に戻らず、次シリーズのサトシの部屋に飾っているZリングにもサトピカZのまま付けられていた。
このカプ・コケコとのバトルでピカチュウが受けた技は初手のマジカルシャインのみで終始ピカチュウ優勢で戦った辺り、もはや伝説のポケモン並みの実力となっている。

気付いた人もいるかも知れないが、アローラでのピカチュウはなんと公式戦無敗である。非公式戦を含めても2敗のみで、それも技がアイアンテールしか効かないという相性最悪のゴルーグと幻のポケモンであるゼラオラであることを考えれば仕方ないだろう。

非公式戦を含めた戦績は16勝2敗1分と、歴代ピカチュウどころかサトシの全ポケモンの中でも断トツ一位。公式戦だが野生戦闘の試練や漁夫の利があったバトルロイヤルを抜いても8勝2敗1分。
守り神と互角以上に渡り合ったり極めて高い勝率を誇ったりと、歴代最強のピカチュウと言っても過言ではないだろう。


モクロー

(CV:林原めぐみ)
技: このは→はっぱカッター つつく→ブレイブバード たいあたり→フェザーダンス タネばくだん

サトシがアローラで初めてゲットしたポケモン。くさタイプの御三家で今作の鳥枠。
元々はなぜかドデカバシを親とするツツケラ、ケララッパ達の巣で育てられていた。
おっちょこちょいな性格で他のツツケラ達がきのみを取ってくる中、間違えて風鈴を取ってきたりしたが邪険にはされておらず家族の一員として扱われていた。
ロケット団に巣を襲われていたところをサトシに助けられて恩義を感じ自ら進んでゲットされた。
鳥ポケモンということで従来通り雑用偵察や捜索を任されると思いきや、当のモクローがトラブルの渦中にいたり眠ってる場面が多く、それらの役割は嗅覚に優れるルガルガンが主に担うこととなった。

眠ることが好きでサトシのバッグの中にスッポリとハマったまま寝ていることが多い。夜行性のフクロウ故だろうか。それにしては夜も寝てるのだが……
安定感のある場所ならどこでもいいのかぺリッパーの口の中、メルメタルの体の穴、果てはカプ・ブルルのツノの合間まで寝る場所としていた。罰当たりめ
また果実の匂いが好きなのか、マオアマカジが出す香りにつられて飛んでいってしまい、その度にアマカジには弾かれていた。
アマカジが進化してからも同様で、進化するたびに強く弾かれていたが全くめげずに突っ込み続け、エーテル財団編では「ひっさつのモクシュート」という擬似Zワザ?にまで発展してしまう。

そしてモクローを語る上で外せないのがアローラの手持ちの中でも特に可愛い
登場当初からマスコットとして多くの視聴者を魅了した。

バトルではフクロウらしく羽音を立てずに飛ぶことで相手が気付かないうちに背後に回ることを得意とする。ダブルバトルでは毎度パートナーの援護に回り勝利に繋がるアシストをしてきた。
メレメレ島の試練ではヤングースを倒すが、ぬしデカグースのピカチュウへの攻撃を引きつけて倒されてしまう。
ハラの大試練では先鋒としてマケンカニと戦う。上記の背後に回る飛行で意表を突き勝利するも疲れて眠ってしまったのでピカチュウと交代した。

アーカラ島では試練でニャビーの助っ人として参戦。ポワルンのみずでっぽうからニャビーを庇ったり、ニャビーを持ち上げて空中戦をするなど上手く立ち回る。ポワルンを倒すことで天候を元に戻し勝利に貢献した。試練突破後、草Zをゲット。
ライチの大試練ではイワンコと共にダブルバトルを戦う。イワンコを掴んで飛ぶ戦法を軸に戦い、草Z「ブルームシャインエクストラ」ダイノーズを倒す。しかし後述の理由もあって気が立っていたイワンコに攻撃されてしまい戦闘不能となる。

カプ・ブルルとの修行ではっぱカッターを習得したりしたがしばらくバトルでの出番はなかった。
しかしハウのフクスローとの戦いで(サトシのミスがあったとはいえ)負けたことで、ドデカバシの巣へと戻り特訓をつけてもらう。モクローは覚えられないタネマシンガンを見せてもらい真似した結果、タネばくだんを習得しリベンジを果たす。
この時、ドデカバシ達は小石を飲み込んでタネマシンガンの弾としていたがモクローはかわらずのいしを弾としてしまいモクローもそれを気に入ってしまったため進化の道が途絶えてしまった(石砕けばいいだろと言うのは禁句)。

島めぐり終了後に群れから逸れたメルタンと出会って色々と世話を焼いてやり、加えてロケット団の攻撃から身を挺してメルタンを守り続けた結果懐かれて、サトシがメルタンをゲットする要因となった。
メルメタルに進化してサイズでは大きく下回るようになっても兄貴分として尊敬されてる模様。

アローラリーグでは進化した因縁のジュナイパーとの戦いに備えてドデカバシを呼んで再び修行をつけてもらうことに。更にジュナイパーを模した戦装束も貰う。
本戦2回戦で勝負となり、ジュナイパーのかげぬいに苦戦するも新技フェザーダンスを覚えたことでジュナイパーZ 「シャドーアローズストライク」やゴッドバードをかわし、途中で寝てしまうなどのハプニングはあったもののブレイブバードで勝利する。
このフェザーダンスは通常とは違う自分の抜け殻を残して緊急脱出するというみがわりのような性能になっていた。

ククイ博士とのフルバトルではウォーグルをルガルガンがダメージを与えていたこともあり撃破するもフシギバナに効果抜群のヘドロばくだんをくらい戦闘不能となってしまった。

マスコットポケモンながらもワニノコミジュマルと違って安定した活躍である。
公式戦では必ず1勝を上げており、基本パッとしないサトシの鳥ポケモンの中でも頭一つ抜けた活躍はAG編でのオオスバメを彷彿させる。
戦績も8勝4敗(.667)と歴代サトシのポケモンの中でも勝率は上位にあたる。


■イワンコ→ルガルガン(たそがれのすがた)

(CV:林原めぐみ→中川慶一)
技: かみつく いわおとし→カウンター たいあたり→アクセルロック、ストーンエッジ

元はククイ博士の家にいたポケモン。ククイ博士の手持ちかと思われていたが実際は野生ポケモンだった。
ある日傷ついていたので動向を監視すると野生ポケモンたちによるファイトクラブに通っていたことが判明。そこでブーバー相手に敗北してしまうがサトシと共に特訓をして、いわおとしを習得。この時サトシはいわおとしを自らに撃たせて技の威力を確かめていた。ブーバーに勝利後、博士の勧めもありサトシにゲットされる。

上記の通りしばしばモクローの代わりに捜索に駆り出される。ただ臭いで探してるので失敗することもある。
綺麗好きでもあり水が苦手な岩タイプなのにシャンプー好き。ただこれがある問題に……

アローラの手持ちの中でも特に好戦的でファイトクラブに通っていたこともそうだが、自ら進んで多くバトルの特訓をしたりサトシがスクールに行ってる間もニャヒートと共に自主練をしている。
暴走克服後は技をくらっても急所を避けてダメージを減らすという戦い方を編み出した。

メレメレ島での公式戦では出番がなかったがグラジオのルガルガン(真夜中)と戦い成長を期待される。

アーカラ島に訪れてからはサトシに噛み付くなど、どこか凶暴になってしまう。
ライチの大試練でモクローとタッグを組んでルガルガン(真昼)&ダイノーズと戦い、ギガインパクトをくらおうとも攻め続けライチも「すごい闘争心」と称するほどの暴れっぷりを見せる。だがそのせいでモクローを間違えて倒してしまい意気消沈するもサトシに励まされたことで復活。自身の進化後であるルガルガンに勝利する。
試合後ククイ博士に攻撃的になっている理由は進化が近いからと教えてもらいサトシからは昼と夜のなりたい方になればいいと言われる。

その夜、自主練をしていたところをカプ・テテフに襲われ、助けに来たサトシを傷つけたことから逃げ出してしまう。翌日、倒れそうなところをグラジオとライチの両ルガルガンに導かれ命の遺跡へ行き、サトシの体力をカプ・テテフからドレインキッスで貰い回復。そしてグリーンフラッシュを浴びたことで未確認のフォルム「たそがれのすがた」のルガルガンに進化する。(命名者はククイ博士)
ゲームに先駆けての登場となった。

進化してすぐの頃は進化したパワーに体が慣れてないという理由で岩Zが打てなかったがこれも克服。
だが後により重大な問題が発覚する。それは毛並みを汚されると我を忘れてしまうことであった。暴走すると赤色の目となりただ攻撃することしか出来なくなり、グラジオにもまだまだと評されてしまう。

ウラウラ島でのクチナシとの出会いでこの問題は一層深刻化。暴走した挙句、惨敗したことで特訓を決意する。
カプ・ブルルとの特訓で再び暴走するもサトシにどんな姿になろうとお前が好きと言われたことで怒りをコントロールすることに成功し、ストーンエッジも習得する。
クチナシの大試練では冷静に怒るという方法で怒りのパワーを使用しながらサトシの指示を聞けるように。今度は自分がクチナシの挑発に熱くなっていたサトシを諫め、トレーナーとしてまた一つ成長したサトシと共にワルビアルヤミラミぬしペルシアン(アローラのすがた)3タテ(DPのゴウカザル以来)。完全復活を果たし、勝利の証としてルガルガンZを貰う。
またこれ以降、普段は翠眼でバトル時は赤目になるようになった。

アローラリーグでは決勝戦のトリで出場。グラジオのルガルガンとの因縁に決着を付けるため奮戦する。
ストーンエッジからの近づけばカウンター、距離を取ればこちらのストーンエッジごとげきりんで粉砕され、げきりんの反動で混乱しても自力で治すなど、どれだけ特訓すればそんなこと出来るんだ?と評される程の強さ(スイレン曰く勝利への執念)を誇るグラジオとそのルガルガンだが、最後まで諦めず相手のカウンターに対してカウンターを発動させることで遂に勝利。サトシにリーグ優勝をもたらした。

エキビションマッチではガオガエン相手に出される。とてつもない強さを誇るガオガエンだがストーンエッジを咥えて武器として使うという、かつてワルビルハチク戦で使ったのと同じ戦い方で傷を負わせ交代させる。
交代で出てきたウォーグルにはフリーフォールからのばかぢからをくらい驚異的なタフネスを見せるも敗北。結果的には唯一白星をとれなかった。
だがこの時のフリーフォールは高度800m以上から急降下して相手を地面に叩きつけるという自由落下(フリーフォール)とは名ばかりの殺人技だった。参考までに言うとXYでサトシがピカチュウを助けに飛び降りたミアレタワーがどう見ても150mほどしかないがモチーフのエッフェル塔通りなら300mほど。東京スカイツリーでさえ634m。世界一高いビル(2019年12月現在)のブルジュ・ハイファで828mなので大体そこら辺だろうか。
普通なら間違いなく肉片になるような技をくらって五体満足なばかりかまだ戦い続けただけ充分というべきだろう。

サトシ専用の特殊形態でゲームより先に登場、 暴走するが克服後は暴走時のパワーを引き出して戦い3タテを達成。ライバルと因縁がありラストバトルのトリを飾る、など歴代エースと多くの共通点があり、3タテはもちろん決勝戦のトリを任され、専用Zを持っていることやカキとのラストバトルで選出されたことを踏まえるとサン&ムーンにおけるピカチュウに次ぐエースと言えるだろう。

戦績は7勝4敗(.636)と暴走のこともあってやや敗北が多いが6割以上を保っているあたり流石の実力である。

■ニャビー→ニャヒート→ガオガエン

(CV:西村ちなみ)
技: ひのこ→だいもんじ ひっかく→リベンジ ほのおのキバ ニトロチャージ

ほのおタイプの御三家。
当初は老犬ムーランドと一緒に暮らしており、サトシとは助け助けられる仲であった。
だがムーランドは老衰で次第に弱っていき最期に自身の技のほのおのキバを伝授して姿を消してしまう。その後サトシに元気付けられてムーランドの喪失を乗り越えることができ、サトシにゲットされる。
これはポケモンの死を幾度か扱ったSM編での最初のエピソードであり非常に感動するものとなっている。詳しくは個別記事へ。

ルガルガンやモクローにも言えることだがとても猫らしい。ハナコ(サトシのママ)には特に気に入られて「ニャビちゃん」と愛称で呼ばれ、首元を撫でられて喜ぶなど満更でもない模様。
ガオガエンに進化後は今までの猫らしさは消えて、ポケモンフーズを大食らいする姿にはルガルガンも引いていた。

バトルには意欲的で、特にガオガエンという越えるべき壁を見つけてからはサトシがいなくてもよくルガルガンと共に自主練をするようになり日々精進している。
しかし公式戦では殆ど声が掛からず試練はアーカラ島のみ、大試練は出場なしとイマイチ活躍の場に恵まれない。だがロイヤルドームでプロ相手に活躍するなど特訓の成果は出ている。

唯一出場した試練のアーカラ島ではぬしラランテスの、ポワルンのにほんばれ→タメなしソーラーブレードと超回復こうごうせいというゲームでのトラウマコンボで追い詰められるもモクローのサポートもあり突破。

ある日バトルドームで20連勝中のロイヤルマスクの試合を観戦しに行ったところガオガエンを見て闘争本能を掻き立てられる。そしてバトルロイヤル方式でロイヤルマスクに挑むも圧倒的実力差を前に惨敗。
再戦を胸に特訓をしている最中、偶然通りかかったロイヤルマスクに再び戦いを挑む。偶然である。ククイ博士の家がすぐ近くにあるが偶然である。
新技ニトロチャージを習得し更にはニャヒートに進化するもまだまだ差は大きく敗れてしまう。
このガオガエンはロイヤルドーム20連勝に加え、アシレーヌ、ジュナイパー、カイリキーの三体がかりで襲われようと、ロケット団精鋭部隊のメガボスゴドラだろうが瞬殺するという正にチャンピオンの名にふさわしいポケモンであり、この頃のニャヒートでは歯が立たないのも仕方がない。
メガシンカポケモンを何もさせずに瞬殺したのはXY編を含めてもこのガオガエンのみであると言えばその強さも分かるだろう。

ポニ島ではカプ・レヒレの力によりあのムーランドと再会する。
成長した自分の力を見てもらい、またひのこを強化してだいもんじにする特訓をつけてもらう。束の間の再会だったが二度目の別れは笑顔であった。

アローラリーグでは準決勝のグズマ戦で登板。
相性の良いハッサムと対面するもとんぼがえりで退かれグソクムシャと戦う。驚異的な実力のグソクムシャにもニトロチャージのスピード上昇を生かして善戦し、だいもんじを放ったところにグソクムシャの特性「ききかいひ」が発動。意図せずしてハッサムを倒してしまう。その後グソクムシャの猛攻により戦闘不能となった。

ククイ博士とのエキビションマッチではガオガエンと互いに先鋒として戦う。
ニトロチャージでスピードを最大まで高めて撹乱しようとするもロイヤルドームで全方位から来る複数のポケモンと戦うのが常だったガオガエンに効果は薄く押されてしまう。
ダメ押しにブラストバーンを撃たれるも、なんとこれを吸収。圧倒的火力を得て数段階上のレベルに急成長した通称:ブラストニャヒートスイレン「ニャバーン」となるもまだ完璧にはコントロールできず一旦交代する。
次にフシギバナと戦うときにはコントロール出来るようになっておりフシギバナのつるのムチごとフシギバナ本体を燃やし極大化しただいもんじでフシギバナを瞬殺するという超火力を見せた。この時の火力はロトムのグラフによると以前の約5倍

再びガオガエンとの対面。先程以上にニトロチャージでスピードを上げて俯瞰視点の実況席からでさえ目では追いきれず赤い閃光と表現される程の敏捷を発揮する。
一歩も譲らない攻防の中で火力は更に上昇し互いに全身が真紅に染まる程までに。
そして両者同時に炎Z「ダイナミックフルフレイム」を放ちフィールドを包みこむ炎の中、リベンジで文字通りリベンジを果たした。
さらに勝利の雄叫びと共にガオガエンに進化する。が、そこで全てを出し切ってしまい立ったまま戦闘不能へ。戦闘後に進化(ゲームでは当たり前だが)、勝った後に戦闘不能になるなど長らく続くアニポケでも珍しいことを二つ同時に成し遂げてしまった。

中盤まで目立った出番はなかったがその分リーグのエキビションマッチでは大活躍であった。
上記の通り規格外の強さであるガオガエンを倒し進化までしたあたり実力も申し分ない。
ガオガエンに進化後はバトルが無く最終回を迎えてしまい、せっかくなら進化後の活躍も見てみたかったと視聴者には残念がられた。ポケットモンスター(2019)ではアローラ編もあるので再登場したら思う存分活躍して欲しい。

試合の戦績は7勝3敗とちょうど7割(ぬしラランテスの1勝を含む)。


■ベベノム→アーゴヨン

(CV:愛河里花子)
技: みだれづき(ベベノム時) シザークロス 10万ボルト りゅうのはどう ヘドロばくだん

別世界からやって来たウルトラビースト
元の世界ではかがやき様が倒れてしまったことで世界が闇に覆われてしまい、新天地を求めて仲間たちの希望を背にアローラにやって来た。
光を求めて来たこともあって光を放つものに惹かれる。また、よくクルクル回っている。

10万ボルトで強い光を放つピカチュウに懐いていたことと帰すべきウルトラホールが見つからなかったのでサトシがウルトラボールでウルトラゲットをする。サトシがモンスターボール以外でポケモンをゲットしたのはワニノコ以来の実に18年ぶりである。

ツノからインクのようなものを出して絵を描く。所構わずインクを撒き散らす様はさながらスプラトゥーン
当初はサトシたちもただ絵を描くのが好きなだけだと思っていたが、マツリカがベベノムは絵で感情を表現していると見抜き、通訳をしてくれた。
それによると⚡︎の模様は「好き、好き、大好き」を表しているらしい。

ウルトラガーディアンズとしての活動や儚い一生を生きるメテノとの出会いと別れなど色々な体験をして家族としてアローラに馴染んでいく。だが次第に郷愁に駆られ、滅亡に向かっている故郷への不安が大きくってしまう。このときに描いた絵はマツリカ曰く「悲しい、悲しい、悲しい」。

マナーロ祭りも近づいてきた頃にソルガレオルナアーラUB:BLACKに襲われ、その救出へウルトラガーディアンズがウルトラホールの中に向かったところベベノムの故郷に辿り着く。
そこで長老のアーゴヨンから世界の現状を教えてもらいUB:BLACKもとい、かがやき様にアローラ地方全ての人とポケモンのエネルギー、そしてサトシのソルガレオZ、グラジオのルナアーラZをぶつけることでかつての輝きを取り戻させ、再びベベノムの世界に光を戻すことに成功する。
だがウルトラホールが閉じていきサトシと別れなければいけなくなってしまう。
別れ際に地面に大きくサトシとピカチュウ、そして⚡︎を描いて見送った。
この時、OP曲「未来コネクション」が流れるのだが、この曲はまさにベベノムの生き様を表している。

別の世界で別れてしまったので再登場はしない……と思われていた。が、リーグ決勝戦終了後のアクジキングたちの強襲に際して、空いたウルトラホールからアーゴヨンに進化してサトシたちの危機を救いに来た。この回の放送日の朝に放送された「ポケモンの家集まる?」の放送予告であばれる君がベベノムのぬいぐるみを持って「アイツが帰って来る!」と思いっきりネタバレをかましていた
しかもかつて憧れていた10万ボルトを覚えていた。何とも泣かせるやつである。
ウルトラガーディアンズのバッジを身につけたままだったりクルクル回る癖などベベノム時代の名残もある。

エキビションマッチではルカリオと対戦。しんそくを駆使した戦い方に翻弄されるもガオガエンの戦い方から着想を得て、敢えてシザークロスを受け止めさせることで動きを封じ、そこにりゅうのはどうを至近距離から浴びせることで勝利。
この時サトシは鋼タイプのルカリオに毒タイプのヘドロばくだんを使ってしまうミスを犯したのだが、ジョウトリーグでのシゲルとのフルバトルでもヘドロばくだんをハッサムに使っていた。というよりもアニメにおいて毒→鋼の相性は効いているときも効いていないときもある曖昧なものとなっている。
カプ・コケコとは互いに超高速の空中戦を繰り広げ、ダメージのないりゅうのはどうを目眩しに使うなどして善戦するも負けてしまう。伝説・幻で目を回す描写はアーゴヨンが初。

リーグ終了後は再びククイ博士の家でサトシと共に暮らすも帰りのウルトラホールが開いてしまう。別れを惜しむが好きだったピカチュウの10万ボルトで見送ってもらいながら再び帰郷した。

ベベノム時代も全くバトルをしなかったわけではなく、サトシの特訓やスカル団戦には参加していた。
だが、やはり活躍の場が限られていたこともあり正式な試合はククイ博士戦のみの1勝1敗。守り神であるカプ・コケコとの超高速戦闘を繰り広げられるように実力は高く、活躍できる機会が少なかったことが悔やまれる。


■メルタン→メルメタル

(CV:三宅健太)
技:でんきショック(野生時) かたくなる ずつき ラスターカノン ダブルパンツァー

サトシたちがポニ島から帰る船の積荷に紛れてやって来た新種のポケモン。ゲームでいうところの幻のポケモン
ラスターカノンを目から放つためロケット団からは「メカラビ」と呼ばれている。
複数存在し集団で行動する。頭を回すことで仲間と交信できるらしい。
主食はで、街の鉄製品やウルトラガーディアンズ基地の機械などを食い荒らした。鉄でも純度が高い方がいいのかコジロウの王冠コレクションは不味そうにしていた。
ひたすら鉄を食い荒らす様はさながら害獣で、ウルトラガーディアンズ基地を管理しているルザミーネのピクシーには完全にG扱いされていた。

群れから逸れた一体がモクローに懐きヤミカラスに奪われた頭のパーツを探すのに協力してもらう。そこでロケット団から必死に庇ってくれたモクローを尊敬するように。モクローから離れなくなったのでサトシがゲットすることとなった。
頭のパーツがロケット団によって車の部品に使われた際に油で磨かれたのか他のメルタンよりも色ツヤが良くなっている。

鉄を食べるので、他のポケモンがポケモンフーズを食べるなかメルタンだけナットの山盛りを食べる。たまにフライパンを食べてしまいバーネット博士を悩ませていた。
メルメタルに進化後はなんと一食に鉄骨一本。ククイ家の食費は大丈夫なのだろうか……。

ゲットしたのが島めぐり後だったこともありバトルの機会に恵まれず当初はバトルに不慣れだった。
しかしそのパワーは進化前から目を見張るものがあり、リュウキとの試合も実質ラスターカノン一発で決めており、ピカチュウも苦戦する野生のマケンカニもラスターカノンで容易に撃破している。

ウルトラガーディアンズ基地には仲間のメルタンがいるのだが訪れる毎にその数が増えている。また、ピクシーに餌付けされており芸を仕込まれていた。

リーグでは1回戦でザオボーのスリーパーとザオボーのズルで対戦。
スリーパーのさいみんじゅつに苦戦する……と思いきや、スリーパーの振り子を食べることでさいみんじゅつを封じラスターカノンで沈めた。

2回戦でのモクローの大活躍を見て自分も強くなろうと思ったのか大量の仲間のメルタンと交信を始めスタジアムに呼び寄せる。そして同化することでメルメタルに進化。オーキド博士によればその存在は大昔の文献に書かれていたらしい。
進化後は他の追随を許さない圧倒的なパワーを持つように。特に新技のダブルパンツァーは伸縮自在の腕を回転しながら放つ、リーチ・威力共に強力な技となっている。

重量級ポケモンとなり視聴者からはDP編のサトシの重量級の扱いが苦手という弱点を危惧された。
しかしサトシはメルメタルをリーチ・威力に優れるダブルパンツァーで戦わせ、接近されたら隙の少ないラスターカノンで迎え撃ち、こちらからは接近しないという理想的な重量級の戦い方を徹底した。
こちらの項目に詳しいのだがDP編のサトシはスピードの遅いドダイトスに自ら接近させて負けるのがパターン化していたのに対して、メルメタルは決勝戦開始時に張り切りすぎて突進した以外は一度も自らは接近せず距離をとって戦い、近づかれたら迎撃することに徹底ししていた。サトシのトレーナースキルの成長と言えるだろう。

決勝戦では一番手で出場。上記の戦い方でシルヴァディの体力を大きく奪うも、ARシステムでシルヴァディが格闘タイプにチェンジ。そしてメルメタルのスタミナ切れから一瞬生まれた隙を突かれて敗北。

その後エキビションマッチに備えて特訓。ひたすら回転力を上げることで強力な遠心力を身につけ攻撃のパワー・スピードを更に上昇させる。
エキビションマッチではエンペルトと対峙。その圧倒的な体重と特訓で身につけた回転力のお陰でエンペルトのうずしおとハイドロポンプにも無傷。パワーアップしたダブルパンツァーでガードの上からエンペルトを戦闘不能にした。
続いてガオガエンと戦うのだが、両手を塞がれたところに至近距離からブラストバーンを撃たれて戦闘不能となった(ラスターカノンぶっ放せばいいだろと言うのは禁句)。

バトルの数が少なく、進化後も準伝説のシルヴァディやとてつもない強さのガオガエンなど強敵が相手なこともあり大活躍とはいかなかった。
だが同じ重量級ポケモンでもリーグで白星を上げられなかったドダイトスやヌメルゴンに比べると、独自の戦い方で相手を圧倒して倒せたのは救いであろう。
これに関して、上の2体やコータスが不遇気味なことから正確にはサトシは重量級の中でも手が使えない重量級が苦手なのでは?とも考察されている。

戦績は3勝2敗でちょうど6割。5戦と非常に少ない試合数で6割を維持しているのは優秀である。

■その他


■コスモッグ→コスモウム→ソルガレオ

ある日サトシが登校中に出会った不思議なポケモン。正確にはゲットしていないが一時サトシと過ごしていた。
その正体はUBにしてアローラの伝説のポケモンであるソルガレオの進化前。守り神たちと親?のソルガレオとルナアーラがサトシに託したらしい。ロケット団からはドガースの進化前と誤解されてチビドガスと呼ばれた。
金平糖が好物でソルガレオに進化後もそれは変わらず。
当初は赤ん坊のように泣きっぱなしだった。それに加えてテレポートを周囲を巻き込んで繰り返しトラブルの原因に。テレポートの行き先は巻き込まれた人が思っていた場所となる。

ウルトラホールを開くためにザオボーに利用され、その際にコスモウムに進化。
そしてウルトラホールの向こうに消えたルザミーネを救出するために日輪の祭壇で守り神たちの力によりソルガレオに進化。サトシにソルガレオZを託してウルトラホールを渡れるようにした。
ルザミーネ救出後はサトシと別れどこかへと旅立って行った。

かがやき様編でネクロズマに襲われる形で再登場。ルナアーラを連れており彼女疑惑がかかっている。
サトシたちと共にベベノムの世界に光を取り戻した。

最終回にアローラを旅立つ決心をしたサトシの前に再び現れた。次の日サトシが言うには、ウルトラホールの向こうの世界を救いに行ったという映画ばりのストーリーが繰り広げられていたらしい。


ガブリアス
(CV:三木眞一郎)
技:だいもんじ ストーンエッジ りゅうのはどう 特性:さめはだ

ウルトラガーディアンズ活動の際のライドポケモン。サトシのポケモンではないがサトシ専用のライドポケモンとなっている。
126話でナレーションによる翻訳がなされた際は江戸っ子口調だった。
泳ぎが得意で、マオのライドポケモンのフライゴンをライバル視している。


サンサンもっと熱くなれ 燃える鼓動で追記しろ(ハイ!)
ムンムンたぎる勇気が 夢を修正してくれる(あいやいや!)

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