ロイ(ポケモン)

登録日:2023/05/27 Sat 04:32:10
更新日:2025/05/09 Fri 21:15:38
所要時間:約 2 分で読めます





わぁ…嵐の後は、お宝がやって来る!


出典:ポケットモンスター、7話『特訓!キャプテンピカチュウ』、
2023年4月14日から放送中。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

ロイとは、アニメ『ポケットモンスター(アニメ第8シリーズ)』の登場人物である。

CV:寺崎裕香

【人物】

リコと並ぶ本作のもう一人の主人公で、カントー地方出身の少年。
一人称は主人公勢では珍しい「ボク」で、褐色肌と赤い前髪が特徴。
カントー地方の離島で祖父と二人暮らしをしており、昔祖父が拾ったという「いにしえのモンスターボール」を持ち歩いている。
かなりの過疎地なので、スマホロトムを通じてオンライン講義を受けている。
父母に関しては健在だが、両名共に船乗りであるため長期間島を離れている。

奥手なリコとは対照的な元気いっぱいな熱い性格で、自分の気持ちに素直な正直者。
「いにしえの冒険者」に憧れて世界中を冒険し伝説のポケモンに出会うことを目標にしている。
崖を飛び越えたり木々を移り渡ったりと高い身体能力の持ち主
石投げが特技であり、木に当てて弾ませる事で的確なコントロールを発揮できる。

旅立ったばかりの頃はポケモンバトルの経験は皆無で未熟さも目立ち、当初はホゲータの調子を無視して闇雲に指示を出したり、いわタイプウソッキーを見た目だけでくさタイプと勘違いするなど拙い面も見受けられ、対トレーナー戦においての勝率は低めであった。
しかし、バトルの経験を積んだ「テラスタルデビュー」編からは後述の通りトレーナーとしてめざましい成長を遂げている。急激な成長を遂げるその姿はまさに燃える炎らしい。

バトルスタイルは「きっかけを掴んでからの怒涛の攻勢」という先代主人公に似たもの。
豪快に見えて合理的な戦術要素があったサトシと異なり、ロイの性格もあってテンションさえ乗ってくれば最終進化系が相手だろうと手数と勢いで押し切ってしまう ゴリゴリの押し込みタイプ
上記の快進撃もホゲータ/アチゲータのニトロチャージによる加速を積み、特性もうかやテラスタルによる一発逆転により得た勝利によるところが多い。
リコ&ドットと組んでのトリプルバトルでも逆転の機転になることが多いが、相手から危険視されるためか先に戦闘不能になることも多い。

ラクアでの戦いから一年後を描く「メガボルテージ」編では心身共に大きく成長。
かつてはリコより低かった身長も彼女に追いつき、髪も長く伸びている。セキエイ学園の女子生徒曰く「かっこいい」らしい。
アクティブな性格は相変わらずだが、カロスの修行を経た賜物かポケモンへの指示能力、調査の段取りなどトレーナーとしても冒険家としてのスキルも向上している様子。一方、自分をライバル視して何かと絡んでくるウルトを嗜めたりこっそり置き去りにしたりなど大人びた部分も出てきた。

【来歴】

登場はやや遅めの3話終盤。嵐によって海辺に流れ着いたライジングボルテッカーズの旗を拾い上げた。
翌日、ブレイブアサギ号から落ちて迷い込んでいたホゲータと森の中で遭遇。
見知らぬポケモンとの出会いに興奮し、ホゲータに自身の夢を語っていた所、ストライク*1に襲われていたリコとニャオハを助け出す。
最終的には「いとをはく」で拘束されてしまうも、フリードとキャプテンピカチュウに助け出され、ストライクたちとも和解した。

夜、ホゲータをパートナーにしたいと思うあまり、ブレイブアサギ号に不法侵入。
フリード達からは注意されたが、「ホゲータともう一度会ってお互いの気持ちを確かめればいい」と許しを貰えた。
その後はホゲータとは再会できたものの、島にエクスプローラーズのアメジオ一派が来ている事を知ると、
ライジングボルテッカーズを助ける為に奮闘し、野生のポケモン達を連れてブレイブアサギ号の修理に貢献する。
そして、アメジオ一派とのバトルでは歌を歌う要領でホゲータの潜在能力を引き出した。

しかし、アメジオのソウブレイズには手も足も出ず、万事休すかと思われたが、
いにしえのモンスターボールに入っていた黒いレックウザが出現して暴れた事でアメジオ一派はやむなく撤退する。
全てが片づいた後はホゲータをゲットし、祖父の許しも経てライジングボルテッカーズに加入。島から巣立っていた。

「テラスタルデビュー」編からはリコ、ドットと共にパルデア地方のオレンジアカデミーでテラスタル研修を受ける。
基礎テストでは初めてパルデア地方を訪れた際にバトルで自分を負かしたコルサと再戦、勝利して合格。
応用テストではライムに敗北し力を活かせなかったことを理由に一度は不合格を言い渡されてしまうが、再挑戦時に勝利して合格。
敗北を経たうえでの勝利ではあるが、リコとドットが基礎・応用共に敗北で終えたことを考えると両方とも唯一勝利で終えたロイはバトル面においては中々に優遇されていると言える。しかも「レックウザ ライジング」編の時点で3人の中で最も勝率が高いという破格並みの優遇っぷりである。

ラクアの事件から1年経った「メガボルテージ」編では、ドットからの連絡を受けラクリウムの痕跡によって異常行動をとるポケモンの調査を行っている。
ブレイブアサギ号から降りた1年の間はカロス地方で修行をしたとのことで、キーストーンとメガストーン「ルカリオナイト」を手に入れている。

【手持ちポケモン】

覚えている技:たいあたり、ひのこ、かえんほうしゃ、じだんだ、チャームボイス、ニトロチャージ

ロイの相棒。能天気な性格で食いしん坊。
歌うことが好きだが、恥ずかしいようで誰かに聞かれるとすぐ逃げ出してしまう。
36話で♂のパフュートンの匂い(メロメロ効果がある)でメロメロにならなかったことから、性別が♂だと判明。

元はライジングボルテッカーズの拠点「ブレイブアサギ号」に居着いたポケモンだったが、カントー地方の離島を訪れた際にブレイブアサギ号から落下し迷子になる。
歌っていたところで偶然ロイと出会い彼のパートナーになった。
フリードのリザードンに憧れている。

テラスタルデビュー編からは研修にあたってロイがテラスタルオーブを手にしたことで炎タイプのテラスタルが可能になった。
口上は「輝け!夢の結晶!」。

テラスタル研修終了後、リコとのバトル中にアチゲータへと進化した。
実はリコのニャローテやドットのウェルカモと違い、主人公のパルデア御三家では唯一中間進化初のバトルを勝利で飾っており、ロイ共々優遇されている。特にテラスタル編での勝率が極めて高く、敗北したのはライム戦の1回目だけである。リコのニャローテ、ドットのウェルカモが共に応用テストの後で漸く白星を上げたことを考えれば凄いことだろう。ただ、テラスタル編終盤の相手はオニゴーリ(こおりタイプ)、ニャローテ(くさタイプ)とあまりにも有利な状況下で勝っているため、この先強い相手や不利な相手に当たった時はどうか、という疑問はあるのだが…*2

覚えている技:りゅうせいぐん、りゅうのはどう、ガリョウテンセイ、ドラゴンテール

いにしえのモンスターボールに入っていた、色違い伝説のポケモン。いにしえの冒険者ルシアスが所有する六英雄の1匹。
序盤でボールから飛び出し暴走、そのまま行方をくらましたためレックウザを追うことがロイの目的となる。

六英雄の中でも実力は屈指のようで、同六英雄のラプラスと出会った際にはアメジオのソウブレイズでさえ歯牙に掛けないレベルで圧倒。
パルテア地方で再会した際もホゲータのチャームボイスを当てるのがやっとというレベル差だったが、
エリアゼロでの決戦時は窪地という不利な地形、ロイ達の成長や連携もあって、最後にはゲットされた。
パコゴの願いを受けてラクアへの道案内を担った。

パコゴとは仲が良いらしく、過去編でも現代でも自身の頭に乗せて遊ばせている描写が多い。
ただ、ロイに従っている様子はほぼない。今でもルシアスのポケモンというのが自身の認識なのだろう。
89話でルシアスがこの世から消え去ったことで野生に帰ったが、スピネルによってラクリウムの煙を浴びて暴走した他の六英雄を止めるため殿となり別れたため、手持ちには入っていない状態となる。

「メガボルテージ」編ではスピネルに捕まった他六英雄と異なり、今もどこかを放浪していると思われる。
その際にウルトの目に留まった様子。

ガリョウテンセイを使用しているがメガシンカ出来るのかは不明。

覚えている技:つつく、さわぐ、スパーク、エレキボール

パルデア地方でゲットした鳥ポケモン。
通常の個体と比べてやや小柄で目つきが悪い。

元はハッコウシティ周辺の野生の個体で、ピクニック中にロイがホゲータ用に作ったサンドイッチを横取りしたことをきっかけに出会う。
高所恐怖症で飛べないという問題を抱え、群れから離れて単独でいたが、ロイとの特訓を経て飛べるようになった。
そして、ロイに着いて行く事を決め、ゲットされた。
リザードンに憧れるホゲータに対して、こちらはでんきタイプ故かキャプテンピカチュウに興味がある様子。

52話ではロイを助ける為にタイカイデンに進化し、ホゲータ/アチゲータを乗せて飛べるようになった。また、声優も変更された。

覚えている技:かげぶんしん、かみなりパンチ、ボルテッカー

元々はフリードの相棒。
89話でラクアから脱出する際にフリードがキャップをリコたちに引き渡してリザードンと行方不明となってしまい、それから1年の内にロイと行動を共にしている。
身一つで引き渡されたため、ボールは今もフリードの手元にあると思われる。

1年前から引き続きキャプテンキャップを被り、新たにフリードから託された彼のゴーグル(ヒビあり)を背負っている。

覚えている技:インファイト、ラスターカノン、メタルクロー

ラクアの出来事から1年の内にゲットした色違いのポケモン。
現時点では、ゲットした経緯はカロス地方で出会ったこと以外不明。
メガストーン「ルカリオナイト」を所持しているためメガルカリオへとメガシンカできる。
メガシンカ抜きでもアンのダイケンキに勝利しており、実力はかなり高いと思われる。

【余談】

  • 演じる寺崎氏は前シリーズでコルニなどを担当していた。

  • 任天堂キャラで「ロイ」という名前を持つキャラクターは4である。



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最終更新:2025年05月09日 21:15
添付ファイル

*1 ストライク達は自分達の食糧になる木の実を、そうとは知らないホゲータに食べられ、リコを犯人と勘違いした。

*2 弱点を突けない相手とのバトルとしてはサンゴのサケブシッポ(フェアリーテラスタル)にテラスタルなしで勝利しているが、フェアリータイプ技はほのおタイプに半減であるため相性不利とはいえないことや、サケブシッポは捕まえたばかりで実戦慣れしていなかったのも大きかったと思われる。