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バックベアード様

登録日:2009/09/04 Fri 10:27:30
更新日:2026/10/24 Sat 15:31:16
所要時間:約 4 分で読めます




私の眼力にはいかなる力もかなわぬのだ。

『ゲゲゲの鬼太郎』やその他の作品に登場する妖怪。
アメリカの妖怪であり「光化学スモッグ」と「悪意」の集合体と見られている。
真っ暗で丸くて一つ目だがダークマターではない。


演者


●その他

概要

黒く無数の触手状の物体が突き出た球体にひときわ目立つ単眼が特徴。
主な攻撃は電撃と触手、催眠術。
作品によってビームを出したり等多芸な目玉。

実際にはアメリカにはこのような妖怪の伝承は存在せず、現代日本において創作されたものとされている。
鬼太郎への登場以前に『少年ブック』1965年8月号の特集記事が初出と考えられており、この時点では太いひげを持つ、巨大な昆虫の複眼のようなイギリス・アメリカの妖怪とされていた。
作者は水木しげるではなく、絵:岡崎甫雄、解説文:北川幸比古による。
翌年に『墓場の鬼太郎』で登場した際に現在知られているお馴染みの姿となった。

ウェールズの妖怪「バグベアー」が語源ではないかと言われているが、このバグベアーは悪い子を食べる毛むくじゃらのゴブリンの一種とされており、姿や性質に共通点はない。
デザインの元ネタはフランスの画家ルドンの作品『眼=気球』ではないかと言われているが、公式に言及はなく確実ではない。
ただし、水木しげるがルドンの影響を受けていたのは事実であり、目玉おやじはルドンの作品を参考にしたと本人が語っている。

『鬼太郎』での活躍

初登場エピソードは『妖怪大戦争』。
吸血鬼やフランケン、狼男、魔女などの西洋妖怪を従える親玉として登場し、幾度と無く鬼太郎たちとバトルを繰り広げた。
特に原作とアニメ第1作の「妖怪大戦争」では一反もめん・ぬりかべ・子泣きじじい・砂かけばばあが悉く戦死するほどの被害を与え、自身もねずみ男のみならず鬼太郎さえも完全に制圧した。

曰く「妖怪大統領」。
実際に選挙を経たのか、単なる小規模団体の長なのにそう自称しているのか否かは謎だった
(原作およびアニメ第1作の『妖怪大統領』ではベアードの出番・言及こそ無いものの、「アメリカの妖怪大統領選に敗れた」という「こうもり猫」なる妖怪が登場している)が、
アニメ第3作と第5作ではマジで西洋妖怪全てにとっての大統領に就任し、大陸規模の親玉となった。
劇場版『日本爆裂!!』では、世界中の悪玉妖怪たちのサミットで司会を務めてもいたが、
円卓の真上にでかい図体で浮かんでる様はなかなかシュール。

ちなみに、原作やアニメ第1作では戦死したにもかかわらず何事もなかったかのように生き返って『妖怪ラリー』に再登場。
原作ではまだ「同族の別人」と見ることも出来たが、アニメ第1作だと「油断はできんぞ今まで鬼太郎にはだいぶしてやられているからな」などと言いだして、前回と同一人物と確定した。
まあ砂かけたちも戦死して生き返っていたから、ベアードが生き返っても不思議はないかもしれんが…。
しかしせっかく生き返ったのに、第1期の続編の第2期では全く登場せず。

また、初登場エピソードの『妖怪大戦争』が非常に有名なことや、後のアニメ作品での扱いから、鬼太郎の宿敵たる邪悪な妖怪というイメージを持つ人も多いだろうが、実は原作漫画では鬼太郎の仲間としても度々登場している。
『鬼太郎のベトナム戦記』『妖怪ロッキード』では頼れる協力者として鬼太郎を救い、『鬼太郎国盗り物語』ではまわしを巻いて仲良く相撲をしていた。

第3作では劇場版2作目のボスキャラとして初登場。ハレー彗星と何か関係があったらしいが、詳細は不明。
その後はTV第46話でアメリカの妖怪大統領に就任。
第51話で妖怪ラリーに参加、かつての部下だったフランケンや狼男や魔女を妨害して恨みを買う。最後はラリー敗北を認めずに鬼太郎に襲いかかろうとするも、ラリーで鬼太郎に助けられていた魔女の魔法で石化されるという情けない最期を迎えた。

第4作では事実上、出番が「妖怪ラリー」と「妖怪王編(全四話)」の2回しかなかった。

第5作では第18話で初登場。やはり西洋妖怪のトップに君臨している。
軍団の全貌が明らかになる前に打ち切りになってしまったため詳細は不明だがその規模はシリーズ中でも屈指のものであり、登場しただけでも吸血鬼、狼男、フランケン以外にも、魔女や双頭ミイラ、ヨナルデパストーリ、ゴーレムなどのそうそうたる妖怪たちを配下に治めている。

第6作でも西洋妖怪のトップであり、西洋妖怪を裏切った魔女アニエスを巡って鬼太郎たちと戦った。
そしてまさかの戦闘形態として人型へと変貌を遂げた。一つ目タイタンではない
一度は鬼太郎に倒されたが、第94話で西洋妖怪達とぬらりひょんの手によって復活、ぬらりひょんと妖怪大同盟を結び、日本に現れて人間に宣戦布告、第二次妖怪大戦争を引き起こす。
だが、ぬらりひょんの策略で日本妖怪には無害だが西洋妖怪には有害な聖なる物「レックス・ネモレンシスの血」を混ぜた1922年物のワイン「ルゲシ・ド・ズミーキ」を飲まされ、暴走して手下達を手にかけ、天に飛ばされてしまう。
そのまま死亡するかと思われたが、ベアードは聖なる物をも抑え込んで抵抗、目玉が増殖して肥大化し、抑え込まれた妖力が圧縮され限界点を突破、地球さえ破壊しかねない巨大爆弾と化してしまうのであった…

唯一の弱点である目玉の中は宇宙のようになっており、吸い込まれたら出られない。
その他、作品毎になんか得体の知れない物体で出来ており、基本的に弱点を除くと無敵とされる。

鬼太郎を原作とするゲームでも、度々中ボスやボスキャラとして登場している。


他作品での活躍


バックベアード P 闇文明 (8)
クリーチャー:ダークロード 8000
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、他のアンタップされているクリーチャーをすべて破壊する。

ベアード以外の起き上がっているクリーチャーを全て破壊する。
その性質上「ブロッカーを大量展開して攻撃をしのぎ、場を制圧してから一斉攻撃する」系統のデッキに対しては非常によく刺さる。

特に《知識の精霊ロードリエス》*1を用いた「ロードリエスコントロール」に効果絶大。
ちなみに、このコラボ作品のベアードは水木しげる先生直筆なのだが、発売の2ヶ月ほど前に亡くなられた。つまりベアードがまさかの遺作ということになる。

アニメ『デュエル・マスターズ(2017)』にも彼をモチーフとしたキャラクターが登場。
かつて人々を食らい続けていた大妖怪と言われており、石碑に封印されていたが、切札ジョーが躓いてしまったことにより封印が解けて復活。
しかし「ワカメお化け」「全然怖く見えない」「弱そう」等と散々な言葉を浴びせられたことにより、怒って町中の子供たちを浚い、ワカメヘアーにしてしまうという恐ろしいのかそうでないのかよく分からない悪事を行った。
デュエルでは水文明と闇文明混合のデリートロン主体のデッキを使用するが、本人のカードは使用しなかった。

ちなみに、松本しげのぶはかつて鬼太郎の漫画を手掛けたこともあり、そちらにもバックベアードは登場していた。

上記のように、本来は現代において創作された妖怪なのだが、その知名度の高さから、水木しげるが関わっていない作品においても、鬼太郎に登場するもののデザインや設定をもとにして、昔からの伝承がある妖怪に混じって登場していることがある。

TRPG『ソードワールドRPG』では彼がモデルになったと思しき『バグベアード』なるモンスターが登場。
デザインの似ている『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の「ビホルダー」の特徴が混ざった結果、多彩な光線と体当たりでキャラを苦しめる強敵と化した。

『真・女神転生』にも「外道バックベアード」で登場。
SFC版の公認ガイドブック『真・女神転生のすべて 悪魔復活編』では「かつて日本を支配しようとやって来たことがあるが、鬼太郎の活躍で失敗に終わった。バグベアの仲間。」と元ネタを誤魔化そうなんて気配の全くない解説をされている。大らかな時代だ…。
外道種族の中では最高位だが、Lv44は全体として見れば中堅。
DARK悪魔の地位自体がまだまだ高くない時代なので、ゲゲゲファンには物足りない扱いだったのでは。

FCソフト『悪魔くん 魔界の罠』では鬼太郎のものとほぼ同じ姿で雑魚敵として登場。相手のHPを奪うスイセの魔法を使う。

『悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架』では雑魚敵として登場。尻尾のような1本の触手を生やし、瞼の両左右に棘が付いた、空飛ぶ目玉の怪物として登場。

『ロマンシング サ・ガ』では雑魚敵として登場。悪魔の死体から飛び出した眼球に生命が宿ったという設定で、眼球だけの姿をしている。
直接ダメージを与えてはこない敵であり、「にらみ」による攻撃しかできない。

『ワイルドアームズシリーズ』では胸に巨大な目が付いた人型ロボットとして登場。作品によって雑魚だったりボスだったりするが、基本的に強敵である。

『ONI5 隠忍を継ぐ者』では終盤の雑魚として、触手を持った大目玉の姿で登場。

『ブレスオブファイア』では序盤の中ボスとして登場。尻尾のような三本の触手を生やした目玉1つに、9つの眼球が合体して構成されている。ダメージを受けるごとに目玉が減っていき、本体だけになるといかずちを連発してくる。

『変身忍者 嵐』では西洋妖怪軍団の一体として登場。
本作ではブルガリアの妖怪とされており、脚の生えた一つ目の巨大な顔といった姿をしている。
目つぶし光線が武器だが、戦闘能力はさほど高くなく、あっさりと一つ目を破壊されてガンビームを受けて倒された。

『超人ビビューン』では第1話の敵として登場。
本作では巨大な目玉の胸に、髪の毛と一つ目だけの顔を持ち、胴体や手足にもカラフルな目玉が多数ついているという姿をしているが、巨大な一つ目の飛行形態をとることもできる。
怪人態の姿は、他の作品のキャラで例えると、首から下はガンQに近い。
胴体の目玉から放つ怪光線が武器で、飛行形態でも使用可能。また、本来ならば妖怪を怯ませる破邪の鏡が通用せず逆に砕いてしまう「ギヤマン砕き」という能力も持ち、他にも多彩な呪いや超能力を使用可能。
ビビューンを苦しめたが、弱点である胴体の呪いの目玉をスカイ剣で切られ、火の玉アタックで倒された。

余談

ふたば☆ちゃんねるではロリ画像が張られるとバックベアード様が「このロリコンどもめ!」と
ロリコンを叱責するコラ画像が張られるのが通例となっており、
「幼女をヒギらせる鬼畜どもは悪」
「幼女を苦しめる輩は悪」
「幼女は愛でる存在」
「幼女を庇護するのは父親の務め」
「ロードリエスコントロール、通称ロリコン」
の精神で幼女庇護に務めている。

しかし「たまにはロリもいいよね!」と言うこともある。
また、鬼太郎に対する態度からショタコン疑惑もある。
もちろん水木先生とは全く関係ない。




私の眼力にはいかなる追記・修正もかなわぬのだ。

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最終更新:2026年10月24日 15:31

*1 ブロッカーを場に出した時カードを一枚引く効果を持つ