アダルジーザの離宮

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アダルジーザの離宮 - (2021/11/21 (日) 16:20:59) のソース

&b(){アダルジーザの離宮}は400年程前に[[ランツェナーヴェ>地理#ランツェナーヴェ]]から献上された最初の姫が賜った離宮のこと。[[アダルジーザ]]は姫の名である。&footnote(第436話)

#contents()

*概要
[[アダルジーザ]]を受け入れた当時の[[ツェント>ハイルアインド]]が、自分達の住居がある[[中央>地理#中央]]の土地に住まいを準備したがらなかった為、[[貴族院]]に用意した&footnote(第632話 健康診断と聖典作り)。
貴族院の敷地内では、[[アーレンスバッハ寮>貴族院の施設#アーレンスバッハ寮]]の近くの[[フェアベルッケン>神々#フェアベルッケン]]の祠の近くに位置している。
フェアベルッケンの祝福で建物全体が隠蔽されており、外側からは見つけることができない。&footnote(第635話 中央騎士団を率いる者)
[[入口の扉>>貴族院の施設#講堂前の廊下]]もフェアベルッケンの印で隠されている。
内部で[[アーレンスバッハ城>アーレンスバッハの領地#領主の城]]の[[ランツェナーヴェの館>アーレンスバッハの領地#ランツェナーヴェの館]]と[[転移陣>魔術具と神具#人を転移させるための転移陣]]で繋がれており、
ランツェナーヴェ王基準で&footnote(ふぁんぶっく5 Q&A)数代に一度の頻度で、ランツェナーヴェから献上される姫達はこの転移陣で離宮に入り、ランツェナーヴェの次期王となる子供はここからランツェナーヴェに返されていた。&footnote(第632話 健康診断と聖典作り)
[[政変]]以前は傍系王族の夫婦によって管理されていたが、政変後にランツェナーヴェの姫達は処刑され[[トラオクヴァール]]によって閉鎖された。

15年春に[[ローゼマイン]]を王族に受け入れるための離宮として準備されていたが、ランツェナーヴェ侵攻の足場として利用されてしまう。
その侵攻を阻止するべく動いたローゼマイン達によって入口と建物のフェアベルッケンの隠蔽は解かれた。
侵攻の終息直後は、捕らえた[[アーレンスバッハ>アーレンスバッハの領地]]やランツェナーヴェの犯罪者の留置に利用される。
[[エグランティーヌ]]が即位し、貴族院以外の中央の直轄地を整理した後は[[ツェント>ユルゲンシュミット国王]]の一時住処として活用される予定になっている。

*建物
優美な白い離宮で、周囲は白い石畳が取り巻き、前庭、噴水、池、花壇などがあり冬以外も長期間過ごす事と考えた設計になっている。
二つの建物が渡り廊下で繋がっており、片方は傍系王族が住み、もう片方をランツェナーヴェの者が住んでいた&footnote(637話 アダルジーザの離宮、638話 ランツェナーヴェの者達)
警備には、中央騎士団の騎士が配置されていた。&footnote(第557話)

|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):建 物|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):特 徴|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):政変までの住人|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):侵攻時の使用状況|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):2 F|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):3 F|h
|&aname(傍系王族棟,option=nolink){}傍系王族棟|アーレンスバッハの[[ランツェナーヴェの館>アーレンスバッハの領地#ランツェナーヴェの館]]と通じる、&br()寮にあるものと同じ3人制限の転移陣がある|傍系王族の夫婦&br()次期王に選ばれた男子1人&br()いずれ王女となる女子達|[[レオンツィオ]]&br()ランツェナーヴェ貴族達|[[ハイスヒッツェ]]と半数の騎士達が&br()窓を破壊して侵入|[[アウブ・ダンケルフェルガー]]が&br()掃き出し窓を破壊し&br()半数の騎士達と侵入|
|&aname(ランツェナーヴェ棟,option=nolink){}ランツェナーヴェ棟|[[中央棟の隠された扉>>貴族院の施設#講堂前の廊下]]に通じる転移陣がある&br()女性の使う三階はバルコニーが無く&br()全ての窓に植物や動物を模した&br()頑丈そうな格子が嵌っている|ランツェナーヴェの姫&br()いずれ魔石となる男子達|[[ディートリンデ]]&br()[[マルティナ]]&br()[[アルステーデ]]&br()[[ブラージウス]]&br()アーレンスバッハ貴族達|バルコニーから侵入して3Fへ|ディートリンデが[[フェルディナンド]]に&br()暴言を吐き&br()[[エックハルト]]が気絶させ&br()[[ユストクス]]が[[シュタープ>魔力#シュタープ]]で捕縛して&br()引きずり出す|

**&aname(温室,option=nolink){温室}
離宮の一角にあり、ランツェナーヴェの姫が何代にも渡って[[シュラートラウムの花]]を大事に育てていた。
この事から、姫たちが[[トルーク>薬と毒#トルーク]]を使用、または常用していた可能性がある。

*政変までの住人
政変による粛清・離宮の閉鎖は02~04年頃&footnote(第400話 ジギスヴァルトの貴族院入学(04年冬)までには粛清完了済み)
|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):建 物|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):人  物|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):年代|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):役  割|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):備  考|h
|傍系王族棟|傍系王族の夫婦|~04年|離宮の管理人|選ばれた男子1名と女子を自分達の子として登録&footnote(第637話)&br()傍系王族として教育した|
|~|女児達|~04年|[[ユルゲンシュミット>地理#ユルゲンシュミット]]の&br()傍系王女|離宮で生まれた女児&br()ユルゲンシュミットの傍系王女として登録され教育される&br()ランツェナーヴェの姫君達と同様に政変で粛清された&footnote(SS19話「処刑された王族の姫君はアダルジーザの住人」)&br()それとは別に「少しでも魔力の高い子が欲しいと&br()色々な男と浮名を流して処刑された王女」も&br()ここ出身の女児の可能性がある&footnote(第281話 一緒に処刑された女孫を産んでおり、粛清時は(政変の負け側のどこかに)嫁いだ後だと思われる)|
|~|[[ジェルヴァージオ]]|前21~前13年より前|ランツェナーヴェの次期王|[[テルツァ>ジェルヴァージオ]]から改名&footnote(第648話)&br()ユルゲンシュミットの傍系王族として登録され&br()成人まで教育を受けてシュタープを得た後に&br()ランツェナーヴェへ返された&footnote(第640話、第641話、第646話、第649話)|
|ランツェナーヴェ棟|[[アダルジーザ]]|400年程前|ランツェナーヴェの姫|離宮の名前の由来となった初代のランツェナーヴェの姫&footnote(第436話)|
|~|当時いた三人の女達|前28より前~|ランツェナーヴェの姫|この内の1人がジェルヴァージオの生母|
|~|[[シュラートラウムの花]]を&br()好んでいた離宮の主|前15冬~前10年頃には存在|ランツェナーヴェの姫|温室にある花を代々育てていた&br()警備のラオブルートと交流があった&footnote(第557話、書籍第五部II 特典SS 小さな疑惑)&br()三人の女達に含まれるかどうか、&br()ジェルヴァージオやフェルディナンドの生母であるかは不明|
|~|[[セラディーナ]]|前13より前~前07年頃には存在|ランツェナーヴェの姫|ジェルヴァージオの返送後、最初から魔石にする為に&br()[[フェルディナンド]]を生む&footnote(第633話 要請)&br()三人の女達に含まれるかどうかは不明&br()フェルディナンドが引き取られた前07~06年春以降に&br()魔石となってランツェナーヴェへ送られた&footnote(第646話/ジェルヴァージオ曰くクインタ=フェルディナンドの身代わり。真実か嘘(別の理由)かは不明)|
|~|セラディーナの&br()身代わりとなった娘|前07~04年|ランツェナーヴェの姫|ジェルヴァージオの言う「王女として生きるはずだった娘」&footnote(第646話 祭壇の最上部 /セラディーナの身代わりとなった『王女として生きるはずだった娘』は、『ユルゲンシュミットの傍系王女となり傍系王族棟に移る予定だったのに、ランツェナーヴェの姫としてランツェナーヴェ棟に残留することになった娘』の可能性が高い)|
|~|出戻りの成人女児達|~04年|ランツェナーヴェの姫|傍系王女となった女児達が貴族院卒業までに&br()結婚を決められなかった場合、離宮に戻される&footnote(ふぁんぶっく6 Q&A)|
|~|男児達|~04年|アダルジーザの実|離宮で生まれた男児&br()選ばれる1名と稀な例外以外は魔石にされた&footnote(第436話、2017/04/14 作者Twitter)&br()6歳半まで衣食は保障されていた&footnote(2017/04/14 作者Twitter)&br()魔石にされないよう必死に努力していた&footnote(第646話)|
|~|[[テルツァ>ジェルヴァージオ]]|前28~前21年より前|アダルジーザの実|当時三人いた女達の息子の中で最も魔力が高く&br()洗礼式前にランツェナーヴェの次期王に選ばれ&br()傍系王族棟に居を移した&footnote(第633話)|
|~|[[クインタ>フェルディナンド]]|前13~前6年春より前|アダルジーザの実|アダルジーザの実の中で最も魔力が低かったが&br()属性値が平均している全属性で最も魔石に適していた&footnote(第633話)&br()[[フェルディナンド]]としてエーレンフェストに迎えられる&footnote(第436話)|
|その他|[[ラオブルート]]|前15年冬~前10年頃の5年弱|警備|前15年冬に成人してすぐの5年弱、警備にあたっていた&br()当時のランツェナーヴェの姫と好きな花の話を&br()するなどの交流を持っていた&footnote(第557話、書籍第五部II 特典SS 小さな疑惑)&br()前13年より前の期間に成人前のジェルヴァージオとも&br()交流があった可能性が高い|

*&aname(アダルジーザの実,option=nolink){アダルジーザの実}
アダルジーザの離宮の[[ランツェナーヴェ棟>#ランツェナーヴェ棟]]で生まれた子供のこと。
アダルジーザの離宮で養育されることになるが、父親は誰かはっきりしないとされる。
女子は[[ユルゲンシュミット>地理#ユルゲンシュミット]]の傍系王族の姫として育てられ、男子は一人だけ次期王としてランツェナーヴェへ返される。
残りの男子は父親が引き取るか、さもなければ秘密裏に処分され、魔石でランツェナーヴェへ返された。&footnote(第436話 選択)

誰が父親かはっきりしない上、領地にいる正妻との不和の元となる為、めったに引き取られない&footnote(第436話 選択)が、
他領の影響を憂慮し、跡継ぎ娘と結婚させる領主候補生として父親に引き取られる男子が極稀にいた&footnote(2017/04/14 作者Twitter)。

次期王が決定した後の男子は初めから魔石とされる為に生まれる。
体格の大きい方が魔力容量が大きくなりやすいので、6才半までは衣食は保証されるが、
窓には鉄格子がはめられていて、外に出ることは出来ず、傍系王族の子が遊ぶのを見ているというような生活をする。&footnote(2017/04/14 作者Twitter)

**アダルジーザの実の将来
|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):子の性別|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):将来|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):備 考|h
|男児|ランツェナーヴェの次期王|[[トルキューンハイト]]が取り付けた約束に従い、&br()一代に一人の男子がランツェナーヴェへと戻される。&footnote(第569話)&br()成人までの間、貴族院に通わず離宮で教育を施されている可能性が高いが、&br()慣例なのか、そういうケースも存在するだけなのかは不明。&footnote(第641話でフェルディナンドがジェルヴァージオが貴族院に通わず離宮で教育を施されていると発言していることからの推測。 [1]離宮で教わった、[2]該当内容の契約があることを自身のグルトリスハイトで確認した、[3]メスティオノーラの英知を受け取る際に、先代王の記憶からジェルヴァージオ限定ケースとして知った、[4]メスティオノーラの英知を受け取る際に、該当ケースを複数見たことによりジェルヴァージオもそうだろうと類推した――の4ケースが考えられるが、実態は不明)&br()シュタープを得、成人した後、ランツェナーヴェへ返送されるが、&br()ランツェナーヴェでの王族の暮らしは決して良いものとは言えない。&footnote(第646話、第649話)|
|~|父親が引取る|フェルディナンドのように父親が引き取った場合は離宮を出ることができる。&br()時の情勢で、自領の領主候補生の娘と結婚させるため。&footnote(作者様Twitter)|
|~|魔石|魔力量の不足や生まれた時期の問題で、その代の次期王になれず、&br()かつ、父親に引き取られなかった男子は、秘密裏に処分され&br()魔石になってランツェナーヴェへと送られる。&footnote(第436話)|
|女児|ユルゲンシュミットの&br()傍系王女|ユルゲンシュミットの傍系王族の姫となる&footnote(第637話)|
|~|ランツェナーヴェの姫&footnote(魔石とされたであろう子供の人数と比較して王女の人数が少ないこと、離宮のランツェナーヴェ棟の女性住人数が多いこと、第436話よりランツェナーヴェの王女の献上頻度が(フェルディナンド曰く)数代に一度であること、第568話でレオンツィオが受け入れ要求を重ねていたことから、通常時は継続的に魔石が送られている=常に子作りがされている=(フェルディナンドの言い分が正しければ)数代に一度しか献上されない姫以外にも子作りをしている若い女性が棟に常駐していると考えられることから、アダルジーザの実の女子は全員がユルゲンシュミットの王女になるのではなく、離宮のランツェナーヴェ棟の住人になる者が多くいると推測される。すなわち『アダルジーザの実の男子:一人以外は基本的には魔石化、一部例外有。アダルジーザの実の女子:一部は王女になり、残りは棟の住人として子作りに従事(女子の後半部は破廉恥案件なのでローゼマインには伏せた)』という可能性が高い ⇒ ふぁんぶっく6 Q&Aより、貴族院卒業までに結婚できないと、アダルジーザの離宮に戻されることが判明。)|傍系王女達が貴族院卒業までに結婚できなかった場合は離宮に戻される&footnote(ふぁんぶっく6 Q&A)&br()ランツェナーヴェ棟の住人としてアダルジーザの実を作る|
|~|アダルジーザの離宮の人達の側仕え|&footnote(ふぁんぶっく6 Q&A)|

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