神々


概要

天空を司る最高神たる夫婦神と、大地を司る五柱の大神(いつはしらのおおがみ)の計七つの大神から構成される。
土の女神を除く大神は眷属神を持ち、その数は十二であると推察される。*1
男神である闇の神、火の神、命の神の眷属は男神。
女神である光の女神、水の女神、風の女神の眷属は女神。
土の女神の眷属は全て命の神に追放されており、その中には他の大神の眷属になったものがいる。

聖典には、主に、七つの大神とその眷属および混沌の女神の神話、初代王の建国神話とそれにまつわる祝詞が記されている。
ダンケルフェルガー等の大領地に残る古文書の中には、聖典には書かれていない神話や神に準する存在についての物語が記録されている物がある。

ユルゲンシュミットでの地位は高くないが、眷属神以外も存在する。*2

大神(おおがみ)

概要

大神の記号は作者Twitterを参照。
大神の髪の色は、それぞれの貴色の色。*3
※以下、語源はすべて推測です

天空を司る最高神たる夫婦神
名前 象徴と貴色 備考
闇の神
(シックザントラハト)
象徴は夜空を意味する黒いマント。
貴色は黒
命の神を除く大地を司る四柱の神々の父
名前は魔法陣によって神託のように知らされ、それぞれ違う名前を授けられるらしい。
左記の名前はローゼマインに対して授けられたもの
トランプではキングの位置:Schicksal(運命)+Nacht(夜)or gelacht(笑い)?
光の女神
(フェアシュプレーディ)
象徴は太陽を意味する金の冠。
貴色は金
契約や約束を司り命の神を除く大地を司る四柱の神々の母
眷属に十二の女神が仕えている。*4
名前は魔法陣によって神託のように知らされ、それぞれ違う名前を授けられるらしい。
左記の名前はローゼマインに対して授けられたもの
トランプではクイーンの位置:Versprechen(約束)+lady(淑女)?
大地を司る五柱の大神
名前 象徴と貴色 備考
水の女神 
フリュートレーネ
象徴は杖。貴色は緑 春の女神。
土の女神に癒しを与え、命の芽生えを助ける。
眷属に十二の女神が仕えている。
変化と癒しを与える清らかさの象徴。
緑の髪、全体的に流れる水のような癒やし系のイメージ。
トランプのマークはスペード♠:Frühling(春)+Träne(涙)
火の神 
ライデンシャフト
象徴は槍。貴色は青 夏の神。
生まれた命の成長を促し、鍛える。
眷属に十二の神が仕えている。*5
熱血で情熱的で、導き育てることに関する加護がある。
成長と戦いを助ける強さの象徴。
トランプのマークはダイヤ♦:Leidenschaft(情熱)
風の女神 
シュツェーリア
象徴は盾。貴色は黄 秋の女神。
力を付けて戻ってくる命の神をできる限り防ぐ。
眷属に十二の女神が仕えている。
守りと伝達を司る速さの象徴。
トランプのマークは円●:Schutz(守護、防御)+aria(空気(イタリア語))?
土の女神 
ゲドゥルリーヒ
象徴は杯。貴色は赤 本来は大地母神だが、夫婦まとめて冬の神にされている。
冬の間は命の神に監禁溺愛されている。
命の神によって眷属の女神達はすべて引き離され追放された。(2014年 06月13日 活動報告より)
神殿に飾られている土の女神の石像は、ややふくよかで柔和な雰囲気をしている。
豊穣と多産、寛容と忍耐の象徴。
トランプのマークは逆三角形▼:geduldig(忍耐強い、寛容な)
命の神 
エーヴィリーベ
象徴は剣。貴色は白 冬の神。
土の女神を独占溺愛したいヤンデレ神。
眷属に十二の神が仕えている。
再生と死を司る不屈の象徴。
トランプではジャックの位置:ewige(永遠の)+Liebe(愛)or Leben(生命)

作者コメント

2020年 08月19日 Twitter
>「文字書きさんiloveyouを訳してみてください」というタグを見つけたので。
闇の神のiloveyou
貴女に触れて初めて知った。私は今までずっと孤独だったのだと。
光の神のiloveyou
わたくしの光は眩しすぎるから、貴方といるくらいがちょうど良いのよ。
土の神のiloveyou
フリュートレーネが来るまでなら。
命の神のiloveyou
フリュートレーネの訪れまで、貴女に触れて良いのは私だけですよ。
……こんな感じでしょうか。

眷属神

概要

闇の眷属神(4/?)
名前 主たる神格 備考
厄除けの神 
カーオスフリーエ
闇の神 Chaos(混沌)+fliehen(逃げる)
隠蔽の神 
フェアベルッケン
闇の神 エアヴェルミーンから協力の要請を受けて、エーヴィリーベから身籠っていたゲドゥルリーヒを隠した。
フェアベルッケンが協力していなければメスティオノーラは生まれていない。
その後もエーヴィリーベから隠すために力を貸している。
恋多い神でもあり、様々な行いを隠している。
verbergen(隠す)
退魔の神 
フェアドレーオス
闇の神 混沌の女神を追い払う神。悪縁を自分の手で断ち切り、自分の望む道を進むことができる加護を与える
verdrängen(押しのける)+Chaos(混沌)
星の神 
シュテルラート
闇の神 最高神の認めた夫婦を結ぶ結婚の神。
神具はブローチのような見た目。
Stern(星)+Heirat(結婚、縁結び)
作中に登場した神で、詳細は個別ページ参照
光の眷属神(4/12)
名前 主たる神格 備考
縁結びの女神
リーベスクヒルフェ
光の女神 縁結びの女神。悪戯好きでドレッファングーアから糸を盗んでは男女を結びつける。
神具は二本の髪飾り。
あまりにも悪戯するためドレッファングーアに報復されて、自身の髪の毛を混ぜこまれた運命の糸だと気づかず、自身と人間の男を結んでしまう。
Liebeskummer(恋患い)+Hilfe(援助、救済)
作中に登場した神で、詳細は個別ページ参照
浄化の女神
ウンハイルシュナイデ
光の女神 不幸を自分の手で断ち切り、自分の望む道を進むことができる加護を与える。
Unheil(災い)+schneiden(斬る)
秩序の女神 
ゲボルトヌーン
光の女神 Gebot(戒律・法典)+Ordnung(秩序)
助言の女神 
アンハルトゥング
光の女神 困った時や迷った時に助言をくれる女神
神話では隠蔽の神 フェアベルッケンに隠された物を探すための助言をすることが多い
Anhaltspunkt(手掛かり)+Leitung(導き)
水の眷属神(7/12)
名前 主たる神格 備考
癒しの女神 
ルングシュメール
水の女神 癒しの女神。人の傷をいやす女神。
Heilung(回復)、Linderung(軽減)+Schmerz(肉体的な痛み)
出産の女神 
エントリンドゥーゲ
水の女神 出産の女神。元ゲドゥルリーヒ(土の女神)の眷属。
Entbindung(出産)
芽吹きの女神
ブルーアンファ
水の女神 芽吹きの女神。物語の比喩表現でこの女神が出てくれば恋の始まり。場合によっては5回くらい出てくる。
Blume(花)+anfahren(近づく、起動する)
雷の女神
フェアドレンナ
水の女神 春の訪れを告げる雷の女神。祈念式で聖典に則った儀式を行った所、一晩で雪を溶かし冬を遠ざけた。
戦闘時にはエーヴィリーベさえ押し退けるようなフェアドレンナの勢いを得る。
verdrängen(押しのける)+Donner(雷)
海の女神
フェアフューレメーア
水の女神 海の女神。火の神の眷属同士が喧嘩して灼熱の夏になった時に眷属達の頭を冷やし、熱すぎる夏を抑える。神具は杖。
二人の火の眷属神に求婚されて、それを断ったが、熱くなりすぎて引いてくれなかった。
周囲の神々も巻き込んで大騒ぎになった結果、失恋したら二人の内の勝者と結婚することになる。
まずは勝者を決めておかなければならないと二人の男神は様々な神々を巻き込んで戦いを始めたため、神としての力を振るい、皆の熱を鎮めた。
それ以来、火の眷属が争い始めたら呼ばれるようになった。
verführen(誘惑する)+Meer(海)
幸運の女神 
グライフェシャーン
水の女神 戦闘時には好機を掴み取る加護を得る。
greifen(掴む)+chance(幸運)
商売の神 水の女神*6 街において水の女神と一緒に店に祀られている。
火の眷属神(8/12)
名前 主たる神格 備考
鍛冶の神 
ヴァルカニフト
火の神 鍛冶の神。鍛冶で神がかった作品ができたときには、ヴァルカニフトの加護があるとされている。
Vulkan(火山)+gift(贈り物(英語)、毒(ドイツ語))
武勇の神 
アングリーフ
火の神 武勇の神。戦いを司る神でもあり、この神の祝福を受けることで力強さが向上する。
Angriff(攻撃)
狩猟の神 
シュラーゲツィール
火の神 この神の祝福を受けることで攻撃時の命中率が向上する。
schlagen(当たる)+Ziel(狙い)
導きの神 
エアヴァクレーレン
火の神 神具は槍。
エーヴィリーベに対抗するため、アーンヴァックスと共にメスティオノーラの教育係になった。
erwachsen(成長・育つ)+lehren(教える)
育成の神 
アーンヴァックス
火の神 エーヴィリーベに対抗するため、エアヴァクレーレンと共にメスティオノーラの教育係になった。
作中では、エアヴェルミーンに頼まれてローゼマインを成長させた。
ローゼマインを成長させた姿がとある女神に似ていたためご満悦だった。
anbauen(成長する)+Wachstum(成長)
山の神 
エルプベルク
火の神 神具は槍。
海の女神フェアフューレメーアを巡って戦った。
alp(高峰,高山(英語))+Berg(山)
Elb(エルフ、妖精)+Berg(山)*7
情熱の神 
ブレンヴェルメ
火の神 神具は槍。
海の女神フェアフューレメーアを巡って戦った。
brennen(燃える)+Wärme(熱)
遠見の神 
ゼーエヴァイト
火の神 女神の水浴びを覗こうとしたライデンシャフトの眷属
weit sehen(遠くまで見る、見渡す)
風の眷属神(7/12)
名前 主たる神格 備考
英知の女神 
メスティオノーラ
風の女神 英知の女神で、ゲドゥルリーヒから生まれた子供の中で唯一神の力を持った娘。*8
出産のために力を貸した神々が多かったことから、全ての神々から大事に育てられた。
初代王にグルトリスハイトを授けた。*9
知識を与える本を作ったとされることから、ローゼマインがもっとも信奉する神。
Mētis(ギリシア神話の知識の女神メティス)、Mestizo(メスティソ、白人とインディオの混血)
+norn(北欧神話の運命の女神ノルン)、Honora(名誉を意味するアイルランド語他の女性名ホノーラ)
作中に登場した神で、詳細は個別ページ参照
芸術の女神 
キュントズィール
風の女神 芸術の女神。ヴィルマはフェルディナンドの顔を見て、キュントズィールのお導きであると大量の絵をかきあげた。
Künstler(芸術家)+zeal(熱意、熱情(英語))
時の女神 
ドレッファングーア
風の女神 時の女神。運命を司る神でもあり、再会を願うときに祈られる。
人の運命の糸を紡いでいる。
リーベスクヒルフェに運命の糸を盗み出されてあまりにも悪戯されることに腹を立てて報復する。
drehen(回す)+Garn(糸、紡ぎ糸)+Uhr(時)
作中に登場した神で、詳細は個別ページ参照
飛信の女神 
オルドシュネーリ
風の女神 飛信の女神。「オルドシュネーリになってください」は「連絡役になってください」の意。
Ordonnanz(伝令兵)+schnell(速い)
疾風の女神 
シュタイフェリーゼ
風の女神 疾風の女神。戦闘系の神であり、ディッターの前に祈りを捧げる神の一柱。
Steife Brise(疾風)
別れの女神 
ユーゲライゼ
風の女神 メスティオノーラの図書館にユーゲライゼの切ない恋物語の本が置かれている
最近の恋物語では失恋や別れの例えを意味することが多い女神だが、聖典では巣立ちの時に出てくる方が多い
昔は成人した男性の領主候補生が城から出る時、女性の領主候補生が婚姻によって領地を出る時にユーゲライゼに御加護を祈っていた
門に祀られている旅人の守護神*10はユーゲライゼと推測される
Jugend(青年期)+Reise(旅)
忍耐の女神 
ドゥルトゼッツェン
風の女神 Gedult(忍耐)+fortsetzen(続く)
土の眷属神(0/0)
名前 主たる神格 備考
命の神に追放されたため眷属神は存在せず(2014年 06月13日 活動報告より)
命の眷属神(6/12)
名前 主たる神格 備考
酒の神 
ヴァントール
命の神 酒の神。平民が酒場で酒を呑むとき、最初に「ヴァントールに感謝を」と祈りを捧げる。
Wein(ワイン)+toll(気の狂った)
料理の神 
クウェカルーラ
命の神 料理の神。ローゼマインの料理はクウェカルーラのものだとイルゼ達下町組には思われている。
Cuoco(料理人(伊語))+Calura(熱(伊語))
長寿の神 
ダオアレーベン
命の神 dauerhaft(永続する)+Leben(人生or生命)
夢の神 
シュラートラウム
命の神 おやすみの挨拶は「シュラートラウムの祝福と共に良き眠りが訪れるように」
Schlaf(眠り)+Traum(夢)
氷雪の神 
シュネーアスト
命の神 Schnee(雪)+erstarren(凍らせる)
バイシュマハート 命の神 夜に精力増進させる子宝の神?
Beischlaf(性交)+Machart(拵え,作り)
主神不明
名前 主たる神格 備考
花の女神 
エフロレルーメ
不明(水?) Efflorescence(開花(英語))+Blume(花)
言葉の女神 
グラマラトゥーア
不明(風?) 言語を司る言葉の女神
Grammatik(文法)+lauten(読む)
機織りの女神 
ヴェントゥヒーテ
不明(風?) 機織りの女神。元ゲドゥルリーヒ(土の女神)の眷属。
神具は織機。
ドレッファングーアの紡ぐ数多の運命の糸を神具の織機にかけて交わらせ、歴史を織っていく女神。
最高級の布を「まるでヴェントゥヒーテが織ったような」と形容することもある。
weben(織る)、Advent(降臨)+Geschichte(歴史)
作中に登場した神で、詳細は個別ページ参照
収穫の女神 
フォルスエルンテ
不明(風?) Forst(人の手の入った森)+Ernte(収穫)
試練の神 
グリュックリテート
闇or火 試練の神。試練を乗り越えれば幸運を与えてくれる。
Glück(幸運)+Vitalität(活力)
ヴィーゲンミッヒェ 不明 洗礼式前の子供を守り育てる女神
Wiege(揺り籠)+? (Milch(ミルク)?)

作者コメント

2017年 10月26日 Twitter
>眷属神の神具に関して
最高神の眷属神は色々な種類の神具がありますが、大神の眷属神は似たような神具が多いですね。
あとは、元々土の眷属神だった女神達も色々な種類の神具を使います。
メスティオノーラは生い立ちを含めてかなりの特殊例です。
普通の女神じゃありません。笑
2020年 08月19日 Twitter
>英知の女神のiloveyouは?
英知の女神は今はまだ出せません。
ごめんね。

その他神格

概要

その他神格
名前 主たる神格 備考
混沌の女神 
カーオサイファ*11
闇の神に横恋慕し、夫婦神の仲を引っ掻き回したことがある。
命の神を焚きつける困った女神。
象徴は歪んだ輪。トランプではジョーカーの位置:Chaos(混沌)+cipher((数字の)零、無価値な人(or 物)、暗号、符丁、暗号を解く鍵)
エアヴェルミーン 元命の神 元・縁結びの神。命の神の眷属であり、友人だった。
ゲドゥルリーヒやその眷属の扱いに憤って喧嘩別れし、ゲドゥルリーヒを助けるための手助けをした。
縁結びの神としての力をリーベスクヒルフェに譲り、神としての力を失った。
神であった当時の神具は双剣*12
erwärmen(熱)
作中に登場した神で、詳細は個別ページ参照
アイファズナイト 不明(闇?) 神名かどうかも現時点では不明。マントを着用している。 Eifersucht(嫉妬)+Neid(嫉妬)
カメーヴァレイン 不明(?) 神名かどうかも現時点では不明。ゲオルギーネの陰口として例えられた。

作者コメント

2017年 10月26日 Twitter
>ユルゲンシュミット(正確には中央)の紋章について
大樹はじじ様。
本(聖典)はグルトリスハイト。
交差する剣は神時代のじじ様の神具。
そんなイメージです。
命の神に背いて魔力持ちを守ると決意したじじ様の神具。
実は二刀流だった。神話時代はじじ様もカッコよかった。
(ものすごくどうでもいい裏設定)

最高神の名前

聖典や各種祈りの祝詞に登場していなかったが、「第473話 領主候補生の講義終了」でその理由が明かされた。
最高神の名前に関する要点は以下の通り。
  • 最高神の名前を得るための魔法陣に魔力を満たすことで、脳裏に直接刻まれる。
  • 脳裏に刻まれる最高神の名前は一人ひとり異なるらしい。
  • 他人に最高神の名前を漏らした者は最高神の祝福や加護を得られなくなり、領主候補生の資格を失う。
  • 最高神の名前を聞き出した者は金と闇の炎に巻かれて消え失せる。

創世神話


建国神話


神々のこぼれ話

水の女神 フリュートレーネは、命の神 エーヴィリーベを打ち倒すために、水浴をして眷属達に力を分け与えるのだが、フリュートレーネの水浴びを覗いたライデンシャフトの眷属(遠見の神ゼーエヴァイトと狩猟の神シュラーゲツィール*14)がいたことから、殿方には絶対に入れない結界が張られるようになった。
女神の水浴場にあるズィーロレという魔木がフリュートレーネの水浴びによって枝を伸ばし、白い花の花びらが、強い癒しの力をもつ緑の滴となって落ちる。

  • 海の女神フェアフューレメーアの物語(メスティオノーラの図書館)
二人の男神から求婚を受けたけれど、フェアフューレメーアはどちらの求婚にも応じなかった。けれど、どちらも火の神の眷属だったせいだろうか、熱くなりすぎて引いてくれない。
周囲の神々も巻き込んで大騒ぎになった結果、フェアフューレメーアが失恋した時には二人の内の勝者と結婚することになってしまった。まずは勝者を決めておかなければならない、と二人の男神は様々な神々を巻き込んで戦いを始めた。
失恋をしたら、という条件を付けたので好きな相手ができるまで放置しておけば良いとのんびり構えていたフェアフューレメーアは、他の女神達から予想外に大きな戦いになったことを知らされる。
戦いの場に急いで駆けつけたフェアフューレメーアは、神としての力を振るい、皆の熱を鎮めた。それ以来、火の眷属が争い始めたらフェアフューレメーアが呼ばれるようになった、というお話。

  • ユーゲライゼの切ない恋物語(メスティオノーラの図書館)

  • リーベスクヒルフェの悪戯話(ダンケルフェルガーの本/メスティオノーラの書)
  • ドレッファングーアとリーベスクヒルフェ(メスティオノーラの図書館)
ドレッファングーアの目を盗んで運命の糸を盗み出して悪戯するリーベスクヒルフェと、あまりにも悪戯されることに腹を立てて報復するドレッファングーアのお話だった。リーベスクヒルフェの髪の毛を運命の糸に混ぜ込み、リーベスクヒルフェはそれに気付かず、自分と人間の男の縁を結んでしまうのだ。

  • ヴェントゥヒーテの神話(一般的に良く知られている神話)*15
元・土の眷属の機織りの女神としてのお話。自分の眷属達が追い出されたことを知った土の女神ゲドゥルリーヒが、ヴェントゥヒーテの織った布から作った服でなければ着たくないと泣いて抗議した。

聖典

概要

  • 原本は、ツェントが礎を設置する際に神殿神具と共に作り出すため、中央および各領地の神殿に1冊ずつ存在する。
  • 神殿長が管理し、神殿長の地位の象徴として儀式神事の際に携行される。
  • 聖典の鍵は、飾り部分の中央に領地の色の魔石が据えられており、各領地の神殿にある領地の礎の間に入る為の鍵を兼ねている。
  • 見た目などについては魔術具と神具を参照。

内容

  • 創世神話や神々が活躍した部分を中心とした七つの大神とその眷属および混沌の女神の神話
  • 初代王の建国神話
  • 初代王が行った各種宗教行事の様子の描写や、その際に使用された祝詞
    • ただし、各種宗教行事のやり方そのものは記載されておらず、具体的な方法や必要な魔法陣などについては、貴族院の地下書庫を筆頭に領主の図書館や神殿の図書館などで管理される付属資料を参照する必要がある。
  • 全ての神に祈りを捧げるための、全属性の祝福を他者に贈る為の魔法陣(最後のページに掲載)
  • 王になるための道の説明文と王の候補を選別する全属性の魔法陣(最初のページに浮かび上がる)
  • 聖典の内容とグルトリスハイトに書かれた内容との間には何らかの関連性があると推測されるが、詳細は明示はされていない。

閲覧制限

  • 聖典は、神殿長の許可がなければ白紙状態で内容を読めない。
  • 魔術具の一種でもあり、管理している神殿長の魔力と魔力の属性、および読む人の魔力と魔力の属性により読める範囲が異なる。また、特定の資格を得なければ読めない頁も存在している。
  • 聖典の写本は、写本を行った者が読める範囲で写本されているため、内容に差異があるものが複数存在する。
  • 全属性の祝福の魔法陣は神殿長しか見ることができない。

「汝、王となるを望む者……」

表紙をめくった最初のページには、特定の条件を満たすと、王になるための道の説明文と王の候補を選別する全属性の魔法陣が浮かび上がる*16
ローゼマインの聖典には、第381話でじじさまに魔力供給を行ったことが原因で浮かび上がった*17
記述内容と現在推測されている解釈は次のようなものである。

  • 「王になることを望む者はまず魔力をできるだけ上げておかなければならない。神に祈りを捧げて魔力を増やすのだそうだ。」
貴族院にある小さな祠で祈りを捧げると属性の強化や大神の御加護を得られるようになる。
神殿の神具に魔力を奉納することで、後にシュタープで神具を作って神事を行うための練習となる。

  • 「そして、どんどんと魔力を増やしていって器の成長が止まったら、また神に祈りを捧げる。そうすると、今度は神々の元に至る道が開かれるらしい。」
教育課程改変後は3年時に行っているが、本来は貴族院卒業時つまりは体(器)の成長を終えたときに最奥の間で神々の加護を得る儀式を行う。
全ての属性の大神の加護を得ることができれば、始まりの庭に至る道が開かれ、祭壇に上がれるようになる。

  • 「そこでは王としての力を振るうために必要な物が神々より与えられるのだそうだ。」
始まりの庭でシュタープを手に入れる。教育課程改変後は1年時に行うが、本来は神々の加護を得る儀式の後に行っていた。

  • 「ちなみに、神々に至る道が開かれなかった場合は、王としての資格が足りなかったということらしい。」
卒業前のシュタープを得る時期までに大神の御加護を得ようと、学生時代に必死で祈りを捧げた王族の言葉が残っている。*18
(加護を得る儀式への挑戦自体が一度きりの様子であるが、そうでなくとも)シュタープを得られるのは一生に一度であり、成人までに始まりの庭への道を開けるようになるのがタイムリミット。
開けなかった者(や元々挑戦していない者?)のためにローゼマインが1年時に遭難した洞窟が存在していると推測される。

  • 「力を振るうために必要な神の力を手に入れたら、また神々に祈らなければならない。よく祈ったら、今度は神々より王となるために必要な知識を与えられるそうだ。」
始まりの庭でシュタープを手に入れたら、大きな祠に入り、貴色の石板ができるまで魔力を奉納する。貴族院で神事を行い、光の柱を立てることも重要である。石版が完成するとグルトリスハイトを手に入れるための言葉が与えられる。

グルトリスハイト


コメント

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  • アニメ見てて思ったけど、聖典って属性が薄くても読めるんだな。まぁ、祈って属性を増やさないといけない立場で、濃い属性が無いから1ページも読めないなんて厳しいか。 (2020-01-02 07:52:37)
    • 確かに。今後ディルクが聖典を読むことになったとしたら、どうなるのかも気になるね。 (2020-01-02 12:09:53)
    • 推察ではあるけど最初の辺りは許可さえあれば誰でも読めると思う。409話でイマヌエルが「星結びの儀式における最高神の祝福に関する祝詞はございますが、黒の武器を作り出すような闇の神の祝福に関する記述はございません。」と言っている=星結びの儀式についての部分は読めるのに、同じ闇の神に関する内容である筈の闇の神の祝福に関する記述部分は見えなかったのだから。聖典の内容は「許可があれば誰でも読める部分」「対応する属性や基準となる魔力量を神殿長と閲覧者が持っていないと読めない部分(黒の武器に関する記述や411話でヒルデブラント・ラオブルートが読めなかった命の神に関わる部分等)」「特定の条件を満たした際に読めるようになる部分(王になる為の条件を記載した魔法陣)」「神殿長にのみ読むことが出来る部分(最後のページにある全属性の祝福)」といった具合に分れているかと。大体、昔は兎も角今のような神殿が蔑視されている状態だと神殿長が魔力に優れた者ではない事は中央の神殿長レリギオンが青色神官である点を見ても明白。なのにこれまで聖典に関する話題が無かったというなら普段使用するような内容の部分については神殿長や閲覧者の魔力が殆ど、或いは全くないままでも読めるのでは?355話で「図書室にあった聖典は宝飾を除いても、本文の厚みが違うのだ。それも年代ごとに増えたり減ったりしている」とあるのも、もしかしたらローゼマインが言っていた事だけでなく、写本した時代の神殿長や写本した者の魔力によって閲覧出来た内容が違ったのも原因の一つであったかも? (2020-01-13 04:18:18)
      • 405話で風しかないダームエルも1ページ目読めてたし、最初の方は読めるというのは納得ですね。 (2020-01-13 07:17:37)
      • 次期王・領主の教育の過程で神殿長として修業させることも想定しているなら、一般的な年中行事については完全体(=大神全属性)になる前の未熟なうちから読めるようにしておかないといけない。成長に応じて読める部分が増えて段階的に「次の修行目標」を提示していけるように考えて作られてるんじゃないかな? (2020-04-15 19:42:09)
    • 最初の方って「闇の神は孤独でした」とかの神話の部分だろ?(アニメからだけど)誰が読んでも全く問題なさそうだもんな (2020-03-13 15:28:34)
  • 設定は設定として受け入れればいいだけなのかもしれませんが、それにしても最高神の名前はなぜ複数あったり他人に漏らしてはいけないなんて設定になっているのでしょうね。 (2020-04-13 19:40:57)
    • シュタープはドングル、名を知る儀式でユーザー登録、最高神の名がユーザーIDとパスワードとしてドングルに焼き付け。調査した人は不正アクセスで死刑、漏らした領主候補生はアカBAN。 って感じじゃないかな? (2020-04-15 19:32:56)
      • 神々自身が登場するまでは、その印象が強かったし、今もその因子はあるだろうと思ってるけど。 めっちゃ人間臭い神々が実在すると分かった今は、ユルゲンシュミット以外では高い地位のある、闇と光の神と同レベルの力を持つ大神に、真名を知られるリスクを避けながらユルゲンの結界を維持する為に、仮名を割り振っているという可能性があるかな?と推測している。 (2020-04-15 23:01:24)
  • 神殿長の聖典は各領地に一冊ずつ。ということは、新しく領地ができたら聖典も新しくできるということに。コリンツダウムやブルーメフェルトの聖典はまっさらな新品?逆にダンケルフェルガーの聖典はひょっとして2000年もの? (2020-04-17 20:36:16)
    • 旧ベルケ含め廃領地がいくつもあるので、神具と共に聖典も流用している。ダンケルとクラッセンの聖典及び神具は建国と同時に創られた物のはずだが、他にも四セットどこかの領地を転々としているでしょう。 (2020-04-17 21:13:15)
    • 聖典の鍵は礎の入口の鍵を兼任していて、領地の礎に一対一対応だから作り直してるだろうけど、聖典は流用が可能な気がする(推測)。  ダンケルは建国期(2000年前かどうかは知らないけど) に作った物を使用してそうな気がするが、魔術具のくせに書き込みが出来たりするから、汚損して交換している可能性もゼロではないかと。 (2020-04-17 21:24:46)
      • エーレンの聖典は前神殿長のカンペが書き込まれたまま受け継がれていくのか……まあその状態でローゼマイン様も読んでたし、メルヒオール様も聖典を勉強できるからいいっちゃいいか。前神殿長は死して手跡とカンペを残したのが唯一の功績と。 (2020-04-17 21:31:41)
        • 無能かつ傲慢でないと神殿の権威の象徴にカンペなんて書かないだろうなぁ… (2020-04-17 22:22:34)
        • もしカンペが真実、ベーゼヴァンスが書いたものだった場合、ベーゼヴァンスは、どうやって、その頁の記載内容を知ったのだろうね? 古い文字の記載を現代の言葉に書き換えるカンペはともかく、属性がないと見えない頁のカンペの方は、神殿図書室の聖典を片っ端から調べて同定したのだろうか? だとするとその努力は賞賛ものかも。<書き込み自体は正当化できないけど。 (2020-04-18 09:44:52)
          • 魔力は少なくても一応領主一族に連なる者だから属性数は多く、読める所がそれなりにあったんでしょ。そして文字が見えさえすれば漢文と現代文のように比較的近い言語なら現代語訳した聖典があれば対応する場所を特定するのは容易。フェル様がマインに読み聞かせた時も、わかりやすいようカンペ部分を読んでたりして。 (2020-04-18 12:02:06)
            • フェルディナンドがマインに読み聞かせた時は、聖典を見せていた。カンペがあればマインは気づいたはずだから、「わかりやすいようカンペ部分を読んでた」はずはない。 (2020-04-18 12:19:58)
              • オリジナルの聖典本文は古語のはずだから、マインは「初めての本」を古語のまま読んでもらってたのか……リュールラディ様みたく古語しかできなくなる所だったな。 (2020-04-18 15:09:24)
            • ”覚えなくても良いように祝詞が書かれているのです。他にもないか調べた結果、聖典を比べて違いがあるページに落書きが多いことがわかりました”(355話)。どの聖典にも共通してる序盤も序盤にカンペ作る意味がない (2020-04-18 13:25:35)
            • 中央神殿の二人が読めなくなる、聖典の真ん中あたりからカンペが増えてくる(第411話)から、見えない量(カンペが必要な箇所)はそれなりにあるのではないかな。 それに中央神殿の二人が全く見えていなかったことから、聖典の真ん中以降は、見えなくても(当時の標準的な)神殿運用は支障なくできる範囲に該当すると予想される。 そんな範囲を、しかも分厚い聖典の半分以上の箇所を、せっせとカンペを作ったのなら、負けず嫌いが動機だとしてもそれなりに賞賛できる箇所かと。  加護数の少なさはベーゼヴァンスの所為ではないしね(生まれも、加護取得の儀式が受けられなかった事も)。 勿論、彼の悪行を弁護する気はない。 (2020-04-18 14:36:14)
              • 半分から先真っ白の聖典抱えてよく「ウチの聖典が一番!」なんて豪語できたよなあイマヌエル…… (2020-05-28 21:06:11)
                • よくある権威主義じゃない?中央神殿の物が一番に決まってる的な (2020-05-28 21:53:03)
  • 白の大地っておそらく元は普通の大陸で、そこにあった大地や建造物などをエーヴィリーベが白の砂に変えて覆い、生物の住めない土地にしたんだろうな…。そうじゃないとユルゲンシュミット結界に人間を保護する流れにならないから (2020-07-07 16:44:48)
  • 大神や時の女神みたいな頻出神様以外は登場回明記した方が便利か。 (2020-07-22 06:26:51)
    • 意味があると思えんし探したいなら左の全文検索から拾ってくれでいいんじゃね? (2020-07-22 08:47:35)
  • 土の女神の眷属神がいないってことは、土の属性の加護は取得が難しいってことなのかな? (2020-09-10 16:43:41)
    • 冬生まれならば、土の属性が得られる。小さな祠が眷属神を祀ったものばかりなのか、小さな祠でも大神を祀ったものがあるのかは、情報がまだ無いと思う。 (2020-09-10 17:21:24)
  • 「王になることを望む者はまず魔力をできるだけ上げておかなければならない。神に祈りを捧げて魔力を増やすのだそうだ。」←神に祈りをささげても効率が良くなるだけで魔力は増えないんじゃないの? (2020-09-12 00:15:38)
    • 祈りを捧げて「属性魔法を効率的に使える、神々の属性(魔力の色)を持った」魔力を増やす……かもよ?  聖典の説明がどこまで親切かつ具体的に説明しているのかは不明だからね……。<地下書庫の本なんかも自分が苦労したのだからお前も苦労しろという不親切な書き方だったみたいだし。 (2020-09-12 10:29:31)
      • ついでに言えば、多分に自力で習得した古語で書かれているものを、魔力の色とか加護の取得の儀式の実態とかの知識が十分にないときに解読した代物だしね(第405話) 「魔力の色」という意味の古語と「魔力量」という意味の古語を、どちらもざっくりと「魔力」と解釈している可能性もゼロではない。<~らしいとか~のようだというレベルでのロゼマ解釈の中身 (2020-09-12 10:38:03)
      • 魔力の行使は負担の大きい労働だから一度に大量の魔力を消費する神事を繰り返す事で精神力も鍛えられるんでね? (2020-09-14 09:15:56)
  • 眷属の総数っていくつなんだろ?やっぱり80柱なのかな (2020-09-14 08:55:03)
    • 眷属神は大神6柱x各12人=72柱のはず。土に眷属神は一人もおらず、三人の女神へそれぞれ移動。エア爺のように眷属神から降りた者や、リーベスクヒルフェのように後から権能をもらって神となった者もいる。メスティオノーラのように命と土の娘なのに風の眷属となった者も。混沌の女神にも眷属神はいそうだが、そちらは不明。 (2020-09-14 11:07:24)
      • 大神1柱につき12柱だったんだ、疑問解消したわありがとう (2020-09-14 16:49:26)
      • 眷属ではない神も多くいるってどっかに書いてあった (2020-09-14 19:30:48)
  • 貴族が私の光の女神とか闇の神っていうのも、授かる最高神がそれぞれ違うからなんだろうなぁ。 (2020-09-14 19:52:17)
    • いや、その最高神名前を人前で呼ぶとすごい天罰当ててくるから… (2020-09-14 20:22:37)
      • そういう意味じゃないんだ。それぞれ授かる最高神が違うということがから恋人をそう呼ぶ習慣ができたのだろうという意味なんだ。 (2020-09-14 21:26:42)
        • 他に恋人として例えられそうな神がいません……エーヴィリーベなんかに例えられたら離婚案件。ゲドゥルリーヒに例えられたら拉致監禁。眷属神でもまともな結婚してる神様っていなさそう、海の女神も三角関係。 (2020-09-14 22:43:49)
          • あの、神様の中でとかいう意味でもなくてね、もっと、見方自体は単純なんだ。神じゃないといけないわけでもないし。ただ、大切な人はそれぞれ違うでしょう?最高神の名前もそれぞれ違うから、自分にとって唯一の相手をそう例えたんだろうなと…書いてて恥ずかしくなってきた忘れて。 (2020-09-14 23:08:09)
  • 原作小説の第二部Ⅲのp248で、フェルとマインが「炎の神ライデンシャフトが眷属 武勇の神アングリーフの御加護を彼等に」とお祈りするシーンがあるのですが、ライデンシャフトって火の神ですよね?私が持っているのは第九版なので誤植(?)とは思えないのですが、小説版では炎の神なのでしょうか? (2020-09-16 16:45:27)
    • WEBも初版も炎になってた。多分WEB版の誤植で、最初の推敲で漏れてチェックが甘くなってしまったと思われるから、toブックスに知らせるといい。 (2020-09-16 18:40:50)
    • その他、三部の2−4巻、合計4箇所で「炎の神ライデンシャフト」がありますね。 (2020-10-24 15:42:50) New!
      • チェックが甘くなったとか偉そうに言って申し訳ない。普通にファンブック2はみ出たコピペの下から二つ目の質問回答に、打ち間違えなのでTOブックスに連絡をって書いてあった( ̄▽ ̄;) (2020-10-24 18:14:20) New!
最終更新:2020年10月08日 21:40