櫛灘 美雲

人を真に突き動かすのは死、絶望、そして大切なものの喪失への恐怖じゃ
初登場 29巻258話 年齢(外見) 90歳以上(20代)
所属 一影九拳 誕生日 12月24日
異名 妖拳の女宿 身長 179cm
使用武術 櫛灘流柔術 体重 不明
武術タイプ *1 スリーサイズ B:108cm W:62cm H:99cm
武術理念 殺人拳 趣味 ドライブ、ゴルフ、乗馬
エンブレム 好きな物 春風、セクシーな水着*2
弟子 櫛灘 千影 嫌いな物 真夏、"闇"を乱す者
武術位階 特A級の達人級 将来の夢 久遠の落日の到来

【概要】
"闇"の一影九拳が一人で紅一点。爆乳巨尻高身長の美女で公式設定でお色気要員。「流水」を意味する「水」の九拳。平和な世界によって人間が動物に劣るほど退化しているという考えを持ち、再び人間が人間でいられる世界、戦乱の世を実現するために一影・穿彗を裏で操り久遠の落日を実質的に主導した黒幕。
シルクァッド・ジュナザードと共に長期に渡り一影九拳を務めている古参メンバーで高い発言力を持つ。ただし、ジュナザードと違って一影に対しては組織の長として一定の敬意を払っており、表向きには従っている。
櫛灘流は代々延年益寿法をはじめとする研究のために、無謀な実験を繰り返してきた流派である。美雲は延年益寿を実践した一人であり、90代という高齢でありながら20代と言われる肉体を保っている。ジュナザードを「若者」と呼んでいるが、両者とも90歳以上とされており、美雲はセロとも年齢が近いと記述されているため、実際にはジュナザードとほぼ同年代。場合によっては実は年下の可能性も存在する。

延年益寿法は本来、武人としての身体機能の維持を目的とするものだが、力を不要とする彼女にとっては身体機能の維持よりも純粋に外見的な若さを保つ事に重きが置かれている。スタイル抜群の女性が多い本作においても並ぶ者がいない程の驚異的な爆乳*3を誇り、カップ数は驚異の推定Kカップ(第二次世界大戦時は巨乳とはいえ美羽と同程度であり成長段階にあった)。
そのスタイルを見せつけるが如く、乳首が透けて見えるほど薄い生地の和装を胸元を開いて着こなしている。袴の脇明(袴のスリット)は腰から膝にまで達しており、大きく開いた胸元とあわせて美雲が下着を一切身に着けていない事が一目瞭然になっている。これは女としての美意識から来るものとされ、自身のスタイルに絶対の自信を持っている美雲は、意図的に露出度の高い衣装を好んでおり自分が下着を着用していない事をアピールしているのだという。他にもスリングショット水着などの露出度が高い水着を好む。

自身の弟子育成能力に絶対の自信を持ち、初登場時には本郷 晶に対して「師として未熟」と言い放ち(梁山泊的からは本郷の方が「弟子育成能力の高い」を評価されている)、実際に思うがままに理想の弟子を育てていた。本人は千影を一なる継承者に選ぶべきだったと主張している(千影は筋力に劣り、の女性武人であるため、打撃が中心の他の武術とは相性が良くない。そのため、単に自分の弟子育成能力を自画自賛する意味合いが強いと思われる)。
しかし、史上最強の弟子白浜 兼一を討伐させようと弟子である千影を荒涼高校に入学させたことでそれは一変。兼一という想定外により、本人の弁とは逆に師として未熟な面が強調されるようになった。
光ある世界に千影を引き出そうとする兼一との間で千影の精神・思想・人格を巡る間接的な戦いが勃発。千影は兼一の側で彼とその仲間達と共に過ごす内に、闇の思想に疑問を持ち始め、最後は精神崩壊に近い状態になってしまう。その後、千影を再教育して"闇"の思想を再度植え付けたが、最終決戦において兼一の言葉と在り方に大きな影響を受ける形で彼女の自我と思想が完成し、美雲自身と流派の誇りのために命令に逆らうことになった。こうして、美雲は白浜 兼一との戦いに敗れることになった。

前回の久遠の落日の際には隼人と共に日本軍に協力し、"闇"と敵対していた。当時の隼人とは好い仲だったが、すでに"闇"に近い思想を持っていたため、隼人からはその思想を嫌悪されていた。
『第二次世界大戦、隼人と共に同盟国ドイツに潜入する』

現在は、「人は戦の中でのみ人でいられる」という考えから穿彗と共に久遠の落日を主導する。しかし、その野望は梁山泊新白連合、そして自らの弟子たちYOMIの無手組によって潰え、剣星に公衆の面前で全裸にされる結末となった。
落日の失敗後は隼人に今回の敗北を認めてお茶に付き合っている。和服は剣星に没収されたため洋服を着用している。

本作では陽炎を始めたとえ改心しても悪行に対しては一定の報いを受ける傾向があるが、美雲は凶行を重ねたにも関わらず目立った報いはおろかまともなダメージ描写すら受けずに物語が終了している珍しいキャラクターである。ただし、本編終了後の時系列では相応の立場には堕ちついたとの事。

【戦闘力】
技10力0という力配分で闘う櫛灘流柔術の使い手。
特A級の達人級の中でも実力は明らかに一歩秀でており、風林寺 隼人から強敵の一人と評されるなど"闇"でも上位の実力者と考えられる。公式BBSでは長老ともやりあえる実力と回答されており、同時に剣星と再戦を挑んでも必ず美雲が敗北すると言われている。この結果に関しては剣星の「特殊ボーナス的な強さ」により裸にされてしまうと説明されており、本来の実力で剣星に劣っているわけではないと思われる。強さや勝敗の質問は戦闘条件にもよるという前置きがされる事が多いが、美雲vs剣星は再戦では明確に剣星が勝つと明言されている珍しい例である。

気の運用に長け、ジュナザードと同様に完璧な分身を扱える数少ない人物。残像分身により高い回避力を誇るが、スピード自体は梁山泊の豪傑クラスならある程度対応できるレベルであり、しぐれは刃をわずかにかすらせ、剣星は戦闘中に彼女の胸を揉みしだいたり、逃亡中の美雲の足を掴まえている。また、前述のように再戦では馬 剣星に全裸にされると明言されているため剣星は彼女にとって天敵と言える存在。

女性のダメージは衣服で表現する事が多いという作品の性質に加え、美雲自身が相当な強者であることもあり、殴られる等の描写はほぼなく、最終決戦でも衣服の損傷のみに終始し胸が露になっていった。
『衣服を損傷する美雲』

【本編】
~「ディエゴへの制裁」~(35巻~36巻)
一影九拳会議の結果、史上最強の弟子打倒の権利を手に入れた美雲。
しかし、美雲が千影に指令を出す前に、ディエゴ・カーロが抜け駆けで梁山泊に挑戦状を送り込んでいた。
事態を知った美雲はディエゴの豪華客船に潜入する。
その時、すでに馬 剣星により倒されていたディエゴ。
美雲は会議結果を無視したディエゴを始末すべく、海へと投げ捨てる。
それに怒って飛びかかったカストルを助けようとした剣星に「敵の心配なぞしておってよいのか?」と兼一美羽連華の背後に分身を三体送り込み、それらを迎撃した剣星の隙をつき、カストルを捕まえ、弟子に責任はないと語ると、ディエゴの弟子・カストルを連れて闇へと去っていったのだった。

~「千影への教育」~(36巻)
殺人拳の啓蒙のため、他のYOMIと共に弟子の千影を荒涼高校へ送り込む。
しかし、千影は兼一との交流を経て、普通の少女に変わりつつあった。
美雲は千影を正面から叱りはしなかったが、千影の変化に気付いており、彼女を"闇"に傾倒させる必要を感じていた。

長い一影九拳会議の結果、千影による史上最強の弟子討伐の権利を得た美雲だったが、千影は兼一との決闘を放棄し、友人の誕生パーティーに出席していたのだ。
美雲は史上最強の弟子討伐の権利をセロ・ラフマンへと引き渡す。
これは千影への戒めと、セロの弟子イーサンによって兼一が殺されるところを目撃させることで、千影を"闇"に引き戻そうとする策略でもあった。
しかし、イーサンは兼一に敗北し、千影はさらに兼一と親白連合への依存を強くしていった。

~「赤羽刀」~(39巻)
千影を連れて"闇"の武器組、紀伊 陽炎の庵を訪ねた美雲は、彼に赤羽刀の情報を与える。
陽炎はしぐれに敗北し、持ち刀を奪われ憔悴しきっていた。
美雲は真の武器使いの技を見せるため、陽炎に強力な刀の情報を与えた。
赤羽刀の強奪は、赤羽刀の警護を行っていた梁山泊との対決となった。
陽炎はしぐれの説得により"闇"を裏切って兼一を助け、武器組の達人を戦闘不能にし、また、しぐれと逆鬼もそれぞれ武器組の達人を倒した。
やむを得ず、倒された武器組を美雲は救助するため参戦する。
美雲は、分身してしぐれと逆鬼の二人を同時に相手にしながら、二人の武器組を救出するという離れ業を披露したが、一対一で戦いたくなったしぐれの要望により、逆鬼は手を引き、しぐれとのタイマン勝負になる。
終始しぐれを圧倒し、尋常じゃない実力を見せる美雲に対し、しぐれは美雲の首にかけていた数珠の白檀の香りから本体の位置を見抜き、一太刀あびせ、美雲の着物の一部を斬ることに成功し、十分時間を稼いだ美雲は、その場を離れるのだった。

~「久遠の落日への悲願」~(46巻)
"闇"の最終目標である久遠の落日が近づいていた。
美雲は穿彗と単独で交渉を行い、風林寺 砕牙を出し抜いて久遠の落日を実行する手はずを整えたのである。
そんな中、拳魔邪神ジュナザードの存在は美雲の悩みの種となっていた。
無手組と武器組の結託により、梁山泊に勢力で勝る""にとって、久遠の落日の失敗はもはや皆無に等しい状況となった。
残った危険はただ一つ、最高位の達人級の巨大な力によって落日計画がかき乱される事である。
世戯 煌臥之助は久遠の落日に賛同していたが、風林寺 隼人は梁山泊として敵対、シルクァッド・ジュナザードは一影にも制御できない状態にあり落日へのスタンスを明確にしていなかった。
落日に与するのが煌臥之助だけである以上、確実に落日を迎えるためには、隼人とジュナザード、どちらかを排除する必要があったのである。

美雲はかつて引き分けたジュナザードと風林寺 隼人を再び戦わせることを目論む。
隼人の力ならジュナザードを倒すことも可能であると考えたのである。例え隼人が敗れたとしても、隼人もジュナザード同様に久遠の落日にとって大きな障害の一人であり、勝者がどちらでも美雲にとって大きな利益となるのだった。
さらに、隼人の孫・風林寺 美羽はジュナザードが探し求める最高の弟子の素材でもあった。
美雲はそこに目をつけ、ジュナザードに美羽を新たな弟子にすべき存在として情報を与えた。
ジュナザードは無敵超人をなんら恐れておらず、美羽を弟子にするために強引に誘拐を企てる事を推測するのは容易であった。
『美羽を誘拐するようにジュナザードに提案』

結果的に美雲の策略は実らず、隼人はジュナザードと戦う事はなかった。しかし、本郷 晶が大番狂わせでジュナザードを倒した事により、美雲は思いもよらずにジュナザードを倒すという本懐を遂げる事ができたのである。
『久遠の落日実行の為、拳魔邪神を倒す必要があった』


~「久遠の落日」~(558話)
久遠の落日では紀伊 陽炎と戦闘、しばらく攻めあぐねるが、ミルドレッドの援護射撃により攻勢に出る。
9体に分身した美雲は鍬による薄刃陽炎をうまく回避、陽炎を強烈な投げ技で倒す。
しかし、陽炎はすぐに復活、地面の矢を全て破壊し、ミルドレッド來濠 征太郎によって倒されたのだった。
その後はすでに八煌断罪刃と戦っていた剣星と久賀舘 弾祁らを背後から狙うなど、多対一の戦いに持ち込み追い詰める。

その時、戦いの最中、弟子の千影から突如として連絡が入る。
多対一の戦いを門派の恥と感じた千影は、一時的に活人拳を補佐し、武器組と戦うことを宣言したのだ。
美雲はすぐに作戦に戻るよう指示するが、千影は美雲の命令を頑なに拒否する。
九拳に対し千影を止めてくれるよう頼む美雲だったが、他の九拳にも次々と戦いに疑問を持った弟子達からの連絡が入る。
頼める者がいないと気付いた美雲は一刻も早く梁山泊を片付け、千影の元へ向かう事を決意した。

美雲は再び復活した陽炎を今回は完全に殺害。
千影の想いも虚しく、美雲は多対一の状況で戦い続け、敵の一人を屠り去ってしまったのだった。
しかし、梁山泊の抵抗は激しさを増すばかりだった。
美雲は戦いを制するべく、しぐれを人質にして梁山泊を倒そうとするが、美雲の行動は殺人拳の誇りを捨てたとしてセロ・ラフマンが反旗を翻し、時同じくして馬 槍月アーガード・ジャム・サイも作戦に疑問を感じ梁山泊に寝返った。

『一影九拳が次々と裏切り、乳首丸出しで激怒する美雲』


戦局は大きく変化し、いよいよ決着が近づいた時、"闇"の基地から日本へ向けたミサイルが発射された。
そのミサイルの発射こそが美雲の目的であり、久遠の落日の始まりを告げるものだった。
美雲はミサイルの発射を確認し勝利を宣言する。
しかし、ミサイルは風林寺 隼人によって基地の上空で爆発、美雲と穿彗の野望は潰えることとなった。
全てを悟った美雲は勝負の中断を宣言し、気を炸裂させてその場から逃げ出そうとする。
逆鬼やセロたちは美雲の居所を探るが見つけ出せない。しかし、馬 剣星には、美雲の乳房が着物と擦れる音が聞こえていた。
逃走を食い止められた美雲は、思わず表情を崩しつつも必死に応戦する。

『乳首を露出しての逃亡も剣星に阻止される』

しかし、剣星の執念は美雲の想像を上回っていた。
剣星は美雲の反撃に競り勝ち、多大なダメージを負いながらも美雲を馬家 極縛札衣の餌食としたのである。
美雲は着物、袴、足袋に至るまで衣服を全て没収されて全裸にされ、両腕を頭の後ろに組まされ、大股開きにされてしまう。
大勢の前で女性器と乳首を晒された美雲は海へと逃亡し、素早く身を隠した。
その後、美雲から奪った衣服を「戦利品」として持ち帰る剣星の姿があった。
『極縛札衣を受け、全裸にされ、女性器と乳首を晒す美雲』

~「エピローグ」~
海へと消えた美雲はその後、表舞台に姿を現すことはなかった。
しかし、美雲が消息を絶ったことで、千影はむしろ真っ当に成長を始めた。
千影は櫛灘流の修行と勉学を両立し、普通の生活を手に入れたのである。

単行本では、おまけとして隼人との再会が描かれた。
落日失敗により、敗北時の約束であったあんみつを隼人に奢っている。
前回の落日(第二次世界大戦)は成功している為、美雲は1勝1敗と表現している。
しかし、前回の落日では美雲は隼人と協力し"闇"と戦っていたとされている為、前回の落日成功に美雲は関わっていない。最終回後の時系列の美雲は着慣れない洋服を身に着けており普段着ていた和服は剣星に没収されたままである事がうかがえる。

なお、公式BBSによると実力的には長老とさえやりあえるが、剣星には特殊ボーナス的な強さに脱がされるとも回答されており、作品終了後剣星を幾度も襲撃し、その度に馬家 極縛札衣の完全に受けており剣星にリベンジするまでは表舞台で大事件は起こさないだろうと言われているため、美雲が剣星に勝利できる可能性は低い様子である。
極縛札衣を受ける度に、全裸にされるだけでなく、剣星に胸などの性感帯を刺激されたりと極めて大きな羞恥を与えられた上、衣服という戦利品をも与える結果になっているらしく、剣星のコレクションが飽和しそうになっている模様。
ミルドレッド達と違い衣服を奪われてからも他の衣服を着用しているのは落日同様、美雲が戦闘終了を判断し逃亡する段階で縛札衣を使われているからであり、戦闘中に応戦し衣服を奪われた彼女たちとは状況が異なるとの事である。それでも同じ趣の衣服は着用しない誇りがあり、過激な衣装を着用せざるを得なくなっている。
縛札衣を対策する衣服を模索する方向へシフトしているらしいが、どう頑張っても脱がされるため、脱がされる前提で縛れないように紐水着を着たり、始めから全裸で挑んだりいろいろしている模様だが、新白連合のスクープでは、髪の毛で拘束された状態で全裸のまま千影に引き渡される姿を目撃されている。
さらに後、剣星個人へのリベンジから梁山泊自体を対象としたものへとなり、長老達師匠勢や史上最強の弟子を標的と見定め、自身の修行や弟子育成も行っているとも語られている。

【おまけ】


【技】
気の炸裂
残像
分身
櫛灘流 地中投げ
櫛灘流 千年投げ

【戦闘録】
36巻・334話 馬 剣星 中断
39巻・365話 香坂 しぐれ 中断
59~60巻・558~569話 梁山泊一影九拳&八煌断罪刃と共闘) 紀伊 陽炎久賀舘 弾祁に勝利
60~61巻・569~582話 梁山泊&アーガード&槍月&セロ緒方 一神斎&八煌断罪刃と共闘) 中断(剣星によって全裸にされるも逃亡)


昨日 - 今日 - 合計 -
+ タグ編集
  • タグ:
  • 爆乳
  • 巨尻
  • 美女
  • 勃起乳首
  • 柔術
  • 真の達人
  • 全裸
  • 黒髪
  • お色気要員
  • 縛札衣
  • 一影九拳
  • 無手
  • お色気要員

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2025年01月26日 10:39
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。

*1 BBSの追加情報。ガイドブックでは動タイプとされた。

*2 BBSの追加情報。スリングショット水着などの露出度の高い物。

*3 BBSでは100cm以上は爆乳と言っていいと言われている。