トライアド (Triad)



概要

香港を拠点とする中国系マフィア。
今作で登場するトライアドはロスサントス支部の組織である。主な縄張りはジンジャーストリート近辺。

初代GTAより登場している古参の犯罪組織であり、シリーズを通して特有の龍の紋章を組織のシンボルとしている。
本部の九龍を始め、多数の都市、地域に支部を持ち、シリーズに登場する数々の犯罪組織の中でも圧倒的な力を持つ巨大組織である。GTAシリーズのほぼ全作品に渡って登場し、歴代の主人公たちとは大体何らかの形で敵対している。
例外的に『GTA:SA』のサンフィエロ支部のトライアドは主人公CJと協力関係にある組織となっており、首領のウージー以外にも多数のネームドメンバーが登場していた。初代GTAでも主人公と協力的な関係を築いている。
また、『GTA:CTW』では物語そのものの主役となっており、主人公ホアン・リーはトライアドの一員であり、彼の父はトライアド本家のボスでもあった。
GTACTWでは、トライアドの跡目争いが主なテーマとなっており、これまでのシリーズで深く描かれてこなかったトライアドのお家事情を垣間見ることができる。

主なビジネスはマネーロンダリング、ドラッグや武器の密輸・密売、カジノ経営。また、チェン一族が所有する多数のフロント企業がある。
同じアジア系のためか韓国ギャングのカンペとは友好関係にある。

モデルは過去シリーズ同様「三合會 *1
清朝への反体制派を源流とし、香港を拠点として非常に長い歴史と伝統を有する犯罪組織である。
最盛期の1960 - 70年代には香港を「黒社会の首都」と言わしめ、政府機関とも癒着して香港を支配していたが、後に規制の強化などで地下組織化が進み、1997年の中国返還後も政府と癒着して引き続き影響力を保っている。
その勢力はアジア圏だけに留まらず、欧州、北米、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカなど世界規模であり、GTAシリーズを含めた様々なフィクション作品と同様に現実においても絶大な影響力を誇っている。

オフライン

ブレイン郡での安定した武器および麻薬の流通ルートを築くべく、首領の息子であるタオ・チェンとその通訳がトレバーに接触し、契約を持ちかける。
しかし、ラボを見学していた最中に折り悪くアステカスの襲撃に遭い、タオと通訳はトレバーによって冷凍庫につつき込まれてしまう
無礼な応対に憤慨したトライアドは、トレバーとの契約を反故にしてオニール兄弟と契約するが、激怒したトレバーにオニール兄弟の密造所を爆破され、販路も壊滅。それ以来、トレバーをつけ狙うようになる。

トライアドはトレバーをゲイだと思い込んでいたらしく、トレーラーハウスやマイケル宅で一緒にいたマイケルのことを愛人だと勘違いし、ノース・ヤンクトンでマイケルを拉致してトレバーを脅迫するも、軽くあしらわれる。
そのため、食肉工場でマイケルの処刑に取りかかろうとするが、トレバーから紆余曲折を経てマイケルの拉致を聞き救出に来たフランクリンによって、部下を皆殺しにされた挙げ句マイケルを奪還される。

最終的に、プランCでは顔の割れてないフランクリンの手で首領のウェイ・チェンを殺害された。

オンライン

コンタクトミッションや調達など様々なミッションで敵として登場し、いつも通り主人公に倒される。

長らくストーリーで関わることはなかったが、『ダイヤモンドカジノ』アップデートにてウェイの息子・タオが再登場を果たす*2
ダイヤモンドカジノのオーナーの座に就いているものの、カジノの乗っ取りを企むテキサスギャングのダガンファミリーと抗争を繰り広げているようで、主人公は自分のペントハウスを守るべくトライアドに協力することとなる。
カジノ内外に騒動を持ち込み、脅迫するとともに価値を毀損させて安く買い叩こうとするダガンファミリーを何度も撃退するも、ダガン側から譲歩案を持ちかけられた事もあって最終的にはオーナー権の売り渡しに合意し、組織としてはカジノから手を引くことになる。
その後の消息は不明だが、ダガンからは「ミスター・チェンは西に渡った」と告げられる。

続く『ダイヤモンドカジノ強盗』アップデートではタオの妹であるジョージナ・チェンが登場。チェン一族の面子を潰したダガンファミリーに復讐すべく活動し、レスターと主人公にカジノ強盗を依頼する。
繰り返し襲うことを依頼した結果、有用な稼ぎとして何度もカジノは強盗に押し入られ、無事に復讐は果たされた。

メンバー

ウェイ・チェン(ボス)
タオ・チェン
タオの通訳(本名不明)
タオの叔父(詳細不明。中国在住で、タオの通訳の話に出てくるのみ。)
ジョージナ・チェン(GTAオンラインにのみ登場、タオの妹)

所有車両

ボーラー
ブリート
バイソン
最終更新:2025年03月12日 00:21

*1 そもそも三合會の英名がトライアドである

*2 メダルチャレンジの条件のひとつに「粘着爆弾でウェイを殺害する」項目があるので勘違いされがちだが、その場にいたタオや護衛の殺害は任意である。同アップデートで追加されたミッションでのやり取りから間一髪で難を逃れ、生き延びていた模様