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10コード・コールサイン
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10コード
10コードとは、警察および一部の緊急サービスが使用している無線用語の短縮形で、主に「10-○○」で示されます。
ここでは管理人の知っているコードや、プラグイン「GrammarPolice」で実際に管理人が使用している10コードを紹介します。
ここでは管理人の知っているコードや、プラグイン「GrammarPolice」で実際に管理人が使用している10コードを紹介します。
注意
10コードは州・地域によって意味や用途が異なります。
このページはロサンゼルス市警察の情報をメインにしていますが、この情報は不正確な場合があります。
このページはロサンゼルス市警察の情報をメインにしていますが、この情報は不正確な場合があります。
10-4
了解という意味。おそらく10コードの中でも一番使用されており、ドラマや映画等でも使用されることがある。
10-6
忙しい・多忙という意味。現在対応できないときなどに使用される。
10-7
Out of Service(非稼働中)という意味。パトロール前の準備中などがこれに当たる。
10-8
勤務開始・パトロールに戻るという意味。パトロール開始・再開時などに使用する。
10-11
職務質問のために対象の車両を路肩に停車させる指示を出したという意味。
10-20
「場所は?」「現在地は?」という意味。無線で話している相手に対して使用する。
10-21
「ここへ連絡せよ」という意味。何かが原因でタクシー呼ばないといけない場合等のシーンで使用される。
10-22
無視という意味。「○○は無視せよ。10-22」などのように使われる。
10-23
現場到着という意味。
10-27
「免許証・許可証などの照会の要請をする」という意味。
10-28
「車両登録番号(ナンバープレート等)の照会を要請する」という意味。
10-51
「レッカー車を要請」という意味。
10-52
「救急車を要請」という意味。
10-80
追跡中という意味。
レスポンスコード
レスポンスコードとは、その事件に対してどのように向かうかを示すコード。
Code 1
相手の通信内容が無線が聞き取れなかった場合の返信、もしくは緊急性の低い事件という意味。
地域によって使い方が違う。
地域によって使い方が違う。
Code 2
緊急性はあるものの、交通法に則って対応する事件のこと。
サイレンは使用しない。しかし地域や州によっては交差点でサイレンを鳴らすことや、警告灯などを使用するか否かが分かれている。
サイレンは使用しない。しかし地域や州によっては交差点でサイレンを鳴らすことや、警告灯などを使用するか否かが分かれている。
Code 3
最も緊急性が高いと認められる状況を意味する事件。
警告灯とサイレンを使用し、緊急走行が許可されたレスポンスコード。
警告灯とサイレンを使用し、緊急走行が許可されたレスポンスコード。
Code 4
事件が解決し、追加の応援が必要ない場合。
現場へ向かっている途中だったユニットは、自分の担当区域へ戻る。
ただし、その場所が"完全に"安全な時に使用される。
現場へ向かっている途中だったユニットは、自分の担当区域へ戻る。
ただし、その場所が"完全に"安全な時に使用される。
Code4 adam
追加の応援は必要ないが、その場所に危険が残っている際などに使用する。
追加の派遣は行われないが、現場へ向かっていたユニットはそのまま現場へ向かう。おそらく、LAPDでしか使われていない(要出典)
追加の派遣は行われないが、現場へ向かっていたユニットはそのまま現場へ向かう。おそらく、LAPDでしか使われていない(要出典)
Code 5
監視活動、張り込みを開始したという合図。
現場に不必要な警察の出入りを避けるための合図として使用される。
現場に不必要な警察の出入りを避けるための合図として使用される。
Code 6
捜査を実施、調査中という合図。現場の調査や被害者の確認などのために警察がその場所に滞在していることを意味する。
調査により容疑者・関係者を特定したという意味で使用される地域もある。
調査により容疑者・関係者を特定したという意味で使用される地域もある。
Code 99
一般的には医療コードとして使用され、警察用語としては一部の州にしか使われていないが、
Code 99は、先に現場に到着した警官やユニットが危機的状況に陥り、応援を要請している際に使用される。
しかしほとんどの州はCode 99よりもパニックボタンという、瞬時に危機的状況に陥っていることを伝えられるスイッチを備えており、あまり使用されないコード。
Code 99は、先に現場に到着した警官やユニットが危機的状況に陥り、応援を要請している際に使用される。
しかしほとんどの州はCode 99よりもパニックボタンという、瞬時に危機的状況に陥っていることを伝えられるスイッチを備えており、あまり使用されないコード。
コールサイン
コールサインとは、無線通信での識別番号である。各ユニットに特定のコールサインがあり、コールサインの数字とアルファベットで、どんなユニットでどこを担当しているのかを識別できる。今回はアルファベットの読み方及び意味をLSPDの元であるLAPDでの使い方を記載する。
基本コールサイン
コールサインは基本、所属部門の番号-ユニットの種類-巡回番号の三種類で構成されており、4A14、5B23というように表記される。
またこの場合、LAPDでは「4-Adam-14」、「5-Boy-23」というように表記される
「4-Adam-14」の場合、"4番所属の巡回エリア14を担当するAdam"となる。
アルファベットの意味は以下。(ただし、時代によって意味が違うため違う可能性が大いにあり)
またこの場合、LAPDでは「4-Adam-14」、「5-Boy-23」というように表記される
「4-Adam-14」の場合、"4番所属の巡回エリア14を担当するAdam"となる。
アルファベットの意味は以下。(ただし、時代によって意味が違うため違う可能性が大いにあり)
アルファベット | フォネティックコード | LAPD無線での読み方 | ユニットタイプ |
A | アルファ | アダム(Adam) | 制服警官2人が乗った基本の巡回ユニット |
B | ブラボー | ボーイ(Boy) | 容疑者移送ユニット |
C | チャーリー | チャールズ(Charles) | 駐車違反取締ユニット |
D | デルタ | デビッド(David) | 家庭内暴力対応ユニット |
E | エコー | エドワード(Edward) | 交通違反取締ユニット |
F | フォックスロット | フランク(Frank) | 重罪取締・特殊捜査ユニット |
G | ゴルフ | ジョージ(George) | 対ギャングユニット |
H | ホテル | ヘンリー(Henry) | 殺人課ユニット要出典 |
I | インディア | アイダ(Ida) | 不明 |
J | ジュリエット | ジョン(John) | 未成年犯罪取り締まり・捜査課ユニット |
K | キロ | キング(King) | 警察本部所属刑事ユニット |
L | リマ | リンカーン(Lincoln) | 制服警官1人が乗った基本の巡回ユニット |
M | マイク | メアリー(Mary) | 交通取締バイクユニット |
N | ノベンバー | ノラ(Nora) | 対麻薬取締ユニット要出典 |
O | オスカー | オーシャン(Ocean) | 不明 |
P | パパ | ポール(Paul) | 特殊任務(タスクフォース)執行ユニット |
Q | ケベック | クイーン(Queen) | 特殊イベント・異常事態対応ユニット |
R | ロメオ | ロバート(Robert) | 首都警察要出典 |
S | シエラ | サム(Sam) | Supervisor |
T | タンゴ | トム(Tom) | 交通捜査(または刑事)ユニット |
U | ユニフォーム | ユニオン(Union) | 報告ユニット |
V | ビクター | ビクター(Victor) | 風紀犯罪ユニット |
W | ウィスキー | ウィリアム(William) | 各部門刑事ユニット要出典 |
X | エックスレイ | エックスレイ(X-ray) | 臨時・追加巡回ユニット |
Y | ヤンキー | ヤング(Young) | 不明 |
Z | ズールー | ゼブラ(Zebra) | 特別パトロールユニット予備要出典 |
基本はこのような意味で使用される。ただし、ギャング諜報ユニット「Community Resources Against Street Hoodlums」、略称「CRASH」ユニットがあるように、アルファベット1文字に追加で文字を足して別の意味になるユニットもある。
慣用句コード
Use Caution
「注意せよ」という意味。近くに危険がある場合や、民間人に被害が出る可能性があるときなどの指令等で使用される。
Out of Service
勤務終了や終了報告。警察としての勤務を終えるときなどに使用される。
In Service
勤務開始の報告。だがAvailable(対応可能)というわけではなく、勤務を開始したという報告。
Go Ahead
「~。どうぞ」という意味。相手の情報を聞く際などに使用される。
Roger
「了解」という意味。日本語の「ラジャー」に当たる英文。
Copy
同じく「了解」という意味。日本語で「コピー」に当たる英文。
Stand By
「待機」という意味。行動をやめ、何かあるまで待機するときなどに使用される。
Response (Responding)
「対応」「対応中」という意味。上のレスポンスコードとあわせ、「~~。Response Code 3.」などと言われる。
Enroute
「移動中」「途中」という意味。現場に向かうとき等で使用される。
Priority
「優先」という意味。複数の問題がある場合、ユニットに何を優先させるかを指令するとき、もしくは無線通信の優先度を伝える等に使用される。
Pursuit
「追跡」という意味。「In Pursuit」と言うと、「追跡中」という意味。
Traffic Stop
対象車両を路肩に止めさせ職務質問をすること。
Affirmative
「はい」などの意味。肯定的な意味で使用され、日本語で「アファーム」という文になる。
Negative
「いいえ」などの意味。否定的な意味で使用され、日本語で「ネガティブ」という文になる。
関連コード (オマケ)
1940年代以前、ロサンゼルス市警察ではカリフォルニア州刑法の条文番号をそのまま取り入れ、コードとして使用していた。
現在でも使用されている地域はあるものの、数字の意味の違いや、そもそも使用されていない地域も多数ある。
現在でも使用されている地域はあるものの、数字の意味の違いや、そもそも使用されていない地域も多数ある。
187
「One-Eight-Seven」と読む。「殺人」という意味。
211
「Two-Eleven」と読む。「強盗」という意味。
311
「Three-Eleven」と読む。「わいせつ行為」という意味。
415
「Four-One-Five」と読む。一般的には「暴力」や「喧嘩」という意味だが、「騒動」という意味もあるため、色々な用途がある。
417
「Four-One-Seven」と読む。「武器携帯」や「人が負傷した」という意味。
502
「Five-Zero-Two」と読む。「アルコールもしくは薬物による影響」という意味。
など...