『ウルトラマン』では第8話と第37話に登場。多々良島に暮らす怪獣の1匹で、人間に友好的な性格。
怪獣に襲われ負傷していた観測所の隊員に対して水や食料を運んで助けていた。
その後 科特隊と同行するが、 レッドキングの襲撃を受け、自らが囮となって前に出た為、
レッドキングに岩を投げつけられて絶命してしまった。
第37話では テレスドンや ドラコと同様、 ジェロニモンが復活させた怪獣の1体として登場。
東京のデパートに現れ、科特隊にジェロニモンの計画を伝えた。
共に怪獣達が潜む大岩山へ向うが、イデ隊員をドラコから庇って叩き潰されてしまった。
「超人的な力を持つウルトラマンがいるなら自分たちは必要ないのではないか」と
科特隊の存在意義に悩み意気消沈していたイデ隊員はこれが切っ掛けで士気を取り戻し、ドラコをスパーク8で倒す。
この回のサブタイトル「小さな英雄」は人類のために自らを犠牲にしたピグモンのことを指しており、
彼に科学特捜隊特別隊員の称号を与え黙祷を捧げる、というラストシーンでしめられる。
劇場用作品『蘇れ!ウルトラマン』でもこれと似たような扱いになっており、
ゼットンに敗れて以降スランプに陥っていたハヤタの迷いを断ち切る切っ掛けになった。
(『蘇れ!』ではウルトラマンとハヤタは分離することなく地球に留まっているという設定)
『ウルトラマンパワード』にも登場しており、初代と区別してパワード・ピグモンとも表記される。
役割は『ウルトラマン』と同じだが、こちらは殺されることなく生存している。
『ウルトラマンマックス』では宇宙人が地球に送った電脳珍獣として登場。
古代人に文明を与えた存在であり、同時に次元の狭間にある怪獣島サブジェクト・ファントムを制御するための存在でもある。
当初は石像化していた個体によって島を制御していたが、密猟者の暴走によって破壊されてしまい、島が暴走を始めてしまう。
最後はDASHのカイト隊員と出会った個体が自ら石像となって暴走する島を止めた。
その後、同じ個体が再登場し、DASHと協力してシャマー星人の侵略を阻止した。
データカードダス『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』(現在は稼働停止)では技カードのほか、
EXまでのストーリーモードや漫画版で主人公のパートナー(戦闘要員ではなくナビゲーター)として登場していた。
バトルナイザーを通して意思を伝えているため、人語を話す。以降の『NEO』ではカネゴンにこの役目を譲っている。
映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』にもK76星に住むピグモンが登場しており、
ウルトラセブンの息子であるウルトラマンゼロがウルトラマンレオに修行をつけてもらっている様子を見届けていた。
このピグモンはゼロが戦士として認められる切っ掛けを作ることになる。
『ウルトラゼロファイト』第一部ではバット星人グラシエに 間違って復活させられる。
邪魔だと感じたグラシエの命令でレッドキングに処分されそうになるが間一髪、ウルトラマンゼロに助けられた。
以降、ガルベロスの精神攻撃やグラシエとの決戦の際などにゼロに激励を送り、彼の迷いを振り払う。
最終的にグラシエは倒されたものの、ルナミラクルゼロの力によって生き延びることが出来た。
第二部でも再登場し、 メフィラス星人・魔導のスライの手によってゼロへの人質にされてしまう。
まんまと怪獣墓場におびき寄せられたゼロは黒幕の策略で大変なことになってしまうが、
同時にピグモンの存在がゼロのさらなる覚醒の最期の切っ掛けを与えることになる。
戦いが終わった後、ウルティメイトフォースゼロに誘われて彼らの基地マイティベースで暮らすことになった。
このようにゼロの成長には守るべき物の象徴としてピグモンが何度も関わっており、もはやゼロシリーズのヒロインポジションである。
PS2版『ウルトラマン』では怪獣だけを操作して対戦できるモードがあり、操作可能な怪獣の中にピグモンもいる。
しかし、原作を忠実に再現したゲームである為、ピグモンはほかの怪獣に比べてとても小さく、
雀の涙どころではない攻撃力 (基本的に1、必殺技で3のダメージ。ちなみに他の怪獣の体力はすべて3ケタ台)と、
如何なる怪獣でも 一撃で倒すことのできる防御力を持つ。
要するに、ファンサービスとして用意された、意図的な一弱キャラという扱いである。
むしろピグモンを相手に戦う側が複雑な気分になる仕様の気もする。
この他、アニメ『ザ☆ウルトラマン』ではピグモンに似たロボットのピグが登場、
『ウルトラマンコスモス』でもピグモン・ガラモンをオマージュした怪獣が登場している。
ウルトラ怪獣では バルタン星人と並んで高い知名度を誇り、
『ウルトラQ』のカネゴン共々、円谷プロのマスコットキャラクター的な扱いを受けている。
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