バハムート

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バハムート - (2013/06/20 (木) 16:41:22) の編集履歴(バックアップ)



バハムート(Bahamūt)は、ベヒーモスをアラビア語読みしたもので、本来は同一の存在である。
その名は「」を表し、史上最高の生物と言われる。
イスラム世界では伝播と伝承の中で変化し、巨大な魚の姿を与えられている。
ドラゴンの姿をしたバハムートを生み出したのは『ダンジョンズ&ドラゴンズ』が始まりとされる。
なぜ魚からこのような姿へと変更されたかには諸説あるが、
一説にはバビロニアの龍神であるティアマトが『ダンジョンズ&ドラゴンズ』では悪魔のドラゴンの王として出ている為、
その対比として同じ水に関係のある神(魔物)の名を使ったのだとされる。
他のゲームや作品に於いてもドラゴンの姿で登場することが多く、本来の大魚型の印象やイスラム世界以前のような
ベヒーモスと同一視される傾向は極めて薄い。

その名が陸を表すのに魚にされたりと割と姿形が一定でない存在。
ちなみに相方のリヴァイアサンは、その名は「海」を表し史上最強の生物と謳われる。
こちらは姿形や立場こそ不安定だが、海に関わる事象を司るという在り方は変化しない。
海難を司ったり、大海の主であったり、地獄の『海』軍大都督と、一貫して海に関わっている。

スクウェア・エニックスのRPG『ファイナルファンタジー』シリーズに登場する召喚獣。
竜王、幻獣神など様々な肩書きがあるFFを代表するキャラの一つ。
FFにおいてバハムートが竜として扱われるのは、前述の通りFFのゲームデザイン元となったダンジョンズ&ドラゴンズにおいて
バハムートがメタリックドラゴン達の神として扱われていた為である。
特に初代FFはビホルダー等をはじめとして、D&Dの要素が非常に濃い。

初登場は『1』でありFF最古参のキャラクターともいえる。
ドラゴンの洞窟に鎮座する、カルディア諸島のドラゴン達を治める王で、
光の戦士達が勇気を証明するアイテムを持っていくと4人の勇気を認め、クラスチェンジという形で4人を強化してくれる。

召喚獣として出始めたのは『3』から。
バハムートの洞窟出口でバハムートを倒して入手する「バハムル」を使うと使用できる。
白は味方全体にオーラ(攻撃回数アップ)、黒はオーディンよろしく敵を一刀両断(対象は1体のみ)、
そして合体はおなじみの「メガフレア」で全体攻撃する。
脅威の破壊力を誇り、ラスボス戦まで十分に通用する。
FC版では賢者の切り札として大活躍し、押しも押されぬ最強の名を欲しいままにした。

『4』では、月に住んでいる幻獣神として登場。戦って勝つと力を貸してくれる。
高威力に無属性で防御無視と文句の無い性能を誇る。
威力の面では上位互換とも言える「メテオ」も存在するが、そちらは詠唱時間が長い上に、使えるようになるレベルではバハムートで普通にカンストダメージを与えられるので、実質的に最強魔法として存在している。

…が、『5』を境に転落の道を辿ってしまう。装備による属性強化で少ない消費MPで同等威力を出せる「シルドラ」
ラストダンジョンでは水属性に弱い敵が多いため「リヴァイアサン」のほうが使いやすいと立場を奪われ、
『6』ではほぼモブ的な扱いにされ、
『7』で改だの零式だの怪しい語尾の付いた亜種が出現していよいよ微妙な存在になり
遂には「最強の召喚獣」にも関わらず、いいように使われた挙句返り討ちに遭うという「かませ犬」にまで転落。
いつしか「ムート」という心無いあだ名まで付けられてしまった。
とはいうものの威力は十分にあるので、断じて弱い訳ではないということをご留意頂きたい。

『8』でもアビリティの有用性・火力・演出の長さなど様々な点で他のG.F.(召喚獣)、特に隠しGFに差を付けられている不遇っぷり。
しかしイベント中で印象的な問答をしてスコールに『偉大なるG.F.』と呼ばれる、ライブラでの説明文も『G.F.の王』と書かれている、
歴代屈指のかっこよさを誇る召喚演出など決して不遇なだけではない事を彼の名誉のために記しておく。
直前に連戦させられるルブルムドラゴンの方が強いのは秘密。特に高レベル時は鍛え上げたパーティでも全滅しかねない作中屈指の強敵なのでしょうがないのよ
バハムートは6分40秒~


スピンオフ作品『チョコボの不思議なダンジョン2』でも物語に大きく関わる存在として登場するなど、
主人公の力を試したり、ムービーで大暴れしたり、主人公を導いたりと活躍の場は多いのだ。

なお、最近ではスクウェアエニックスのアーケードゲーム『LORD OF VERMILION II』に
ボクオーンバルバリシアカムラナートらと共にゲスト参戦している。
ゲーム中でもトップクラスの攻撃力で複数に同時攻撃可能な通常攻撃と
使用するほど威力の増加する範囲攻撃によって圧倒的な火力を誇る。
しかし、代償としてゲーム中でもトップクラスの装甲の持ち主でもあり慎重な運用が必要となる。
ちなみに相方のリヴァイアサンも登場し、あちらは攻撃力・防御力・スピードの全てが高次元でバランスが取れている。
その変わりアビリティがかなり特殊だが。

(以上、Wikipedia及びファイナルファンタジー用語辞典Wikiなどから転載、改変)

MUGENにおけるバハムート

マンドラフ氏による『FF11』版のα版が公開された。
+ FF11でのバハムート

「ヴァナ・ディールよ!我が一族よ!我が名は真龍の王バハムート!

 現れるときが来た!世界の終わりに来る者が……!

 今こそ聖戦のとき!我が下に集え!神の血を流すがため!」

霊獣の一つで、空の覇者の異名を持つ真龍(ウィルム)達の王。
拡張データディスク「プロマシアの呪縛」を導入することにより発生する一連のミッション
「プロマシアミッション」の冒頭で、シュ・メーヨ海の沖から登場し、同ミッションでも重要な役割を持つ。

過去に交わした約定のもと、バハムートは真龍を率いて人間を皆殺しにしようとする。
そうしなければ古の神「男神プロマシア」が復活してしまい、世界が大きく傷ついてしまうからである。
しかし、冒険者たちと対峙してその力を認め、最終的には「人間みずからの手で未来を勝ち取る」チャンスを
与えることにした。

なお、別の拡張ディスク「アトルガンの秘宝」で重要な位置にあるアレキサンダー、オーディンらと同様
特別扱いを受けているため、召喚獣としての契約を交わすことはできなかった。
しかし、2010年3月のバージョンアップにてアレキサンダーとオーディンが特殊な条件で呼び出せるようになり
「いつか、もしかして」と召喚士たちは淡い期待を抱いている。
+ …ただ、
ある開発スタッフが「プレイヤーキャラ補正のかかった弱いバハムートは見たくない」と公言しており
大半は「諦めの境地」に達しているのだが。

オメガほどではないものの、スプライトが現時点で122MBという高用量を誇る。
内蔵のAIレベルでモードが変わる。
AIレベルが7以下の時は「日輪モード(日輪を担いて)」で、バハムートのみとの戦闘になる。
8以上だと「帝龍モード(帝龍降臨)」となり、
HPが減るごとに真龍、ティアマット、ヨルムガンド、ヴァリトラが出る。
特に真龍がいる間は防御力がアップするので注意(プレイヤー操作時は出ない)。
その間はメガフレア以外の攻撃はしてこなくなるが、レベル11だと容赦なく攻撃してくるので無理ゲーと化す事も。
ゲージが溜まると勝手に「メガフレア」を放ってくる。

氏曰くプレイヤー操作キャラでバハムートを倒すのが目的としているのでAI殺しなのだが、
「レベル10でも内藤が倒せることがある」との事なので、CPUでも倒せない事は無いようだ。

出場大会