アドルフ・ヒトラー

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アドルフ・ヒトラー - (2018/06/24 (日) 14:27:02) の編集履歴(バックアップ)


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「大衆は、小さな嘘より大きな嘘にだまされやすい。なぜなら、
  彼らは小さな嘘は自分でもつくが、大きな嘘は怖くてつけないからだ」

アドルフ・ヒトラー(独:Adolf Hitler, 1889年4月20日 - 1945年4月30日)はドイツの政治家。

国家社会主義ドイツ労働者党党首としてアーリア民族を中心に据えた民族主義と反ユダヤ主義を掲げる。
1933年首相となり、1934年にヒンデンブルク大統領死去に伴い、国家元首となる。
軍事力による領土拡張を進めた末に1939年のポーランド侵攻によって第二次世界大戦を引き起こした。
ドイツ降伏数日前にベルリン市内の総統地下壕内で自殺。

合法的な選挙により勢力を拡大したが、後には指導者原理に基づく党と指導者による独裁指導体制を築いたため
現在においては独裁者の典型とされる。詳細は各自で検索されたし。
1920年に日本で最初に報道された際には「ヒットレル」と表記され、その後は「ヒットラー」という表記も多く見られた。
第二次世界大戦当時の日本人にとっては「貧乏だったが苦労して頑張って政治家になった友好国の偉い人」という程度の認識だったそうな。

+ ニコニコ動画での扱い
「廃課金様は何をしても許されるほど運営に優遇されているのか?!」

ニコニコ動画では所謂 総統閣下シリーズ で有名。
総統閣下シリーズとは、映画『ヒトラー 〜最期の12日間〜』の主にヒトラーに嘘字幕をつけたMADシリーズである。

同映画のヒトラーは、ヴィム・ヴェンダース監督作品『ベルリン・天使の詩』で世界的に知られる
スイス出身の俳優ブルーノ・ガンツ氏が演じている。おっぱいぷるんぷるん!
日本語吹き替えは旧劇場版ジャギなどの大塚周夫氏。
嘘字幕はアニメ・ゲームネタが多く、ヒトラーは某ゲームで自分か倒そうとしたエネミーを横取りされたり、
某アニメの録画を忘れたりした怒りを部下にぶつける、とんでもない廃ヲタクになっている。

かつてニコニコ黎明期に隆盛を誇ったMAD群は殆どが権利者削除されてしまっているが、
現在は新たに投下されたMADも増えてきており、再び盛り返しつつある。


そして2015年、総統閣下シリーズ界隈に激震が走る映画が海外で発表された。
その映画は『帰ってきたヒトラー(ドイツ語原題「Er ist wieder da(彼が帰ってきた)」)』。
タイトル通り、ベルリン地下壕での拳銃自殺時からの記憶そのままに、現代のドイツにヒトラーがタイムスリップしたというブラックコメディ小説が元である。
アドルフ・ヒトラーのものまね芸人として勘違いされたヒトラーは、そのまま芸人としてTVに登場、辛辣な物言いで外人労働者や難民排斥を訴え、映画と知らずにゲリラ撮影でインタビューされた一般人がそれに賛同し、徐々に支持層を広げていくという、笑い事にならないジョークで満載である。

ニコ動の九割以上の人間が映画のPVを見て確信したことだろう、 「ああ、これ新しい動画素材になるわ」 と。
さらに実際に映画中でも動画素材扱いされていた
ばかりか例のあのシーンのパロディまで登場した。
そしてこうしてヒトラーネタに笑ってジョーク素材にしている人たちに対しても、やはり劇中でこう指摘されている。

あの時も、はじめは皆笑っていた。


+ 格ゲー含む、フィクション作品での扱い
「ナチスドイツ」自体が悪役として登場することが非常に多く、代名詞ともなっている。
ドイツ系のキャラクターがナチスドイツ将校をモチーフにしたデザインになることが多く、
同団体のシンボルであるハーケンクロイツ(鉤十字)を掲げていることも多い。

格ゲー関連の話では、『ワールドヒーローズ2』のゲーメストムックによれば、
ブロッケンの初期のデザイン案にはチョビヒゲで殆どヒトラーまんまというものがあった。
また、『アカツキ電光戦記』シリーズに登場するエレクトロゾルダートアドラーの着ている電光被服は
ナチスドイツ兵のものをモデルとしている。
というかアドラーに関しては名前もさることながらチョビヒゲ付けて黒髪にすればもろ本人クリソツである。

また他のジャンルのゲームの方では、カプコンより発売されたファミコン用ソフト『ヒットラーの復活』というゲームがある。
元々はアーケードゲームである『トップシークレット』というワイヤーアクションゲームの移植作なのだが、
ワイヤーを使ったハリウッド映画のようなアクション、非常に優れたバランス、そしてなにより
ヒットラーを題材とした、かなり内容は際どいながらも秀逸なアクションゲームとして有名なタイトルである。
が、流石に海外展開の際にはこの上ない邪魔になるのも事実であるため、海外版は『バイオニックコマンドー』という
何とも当たり障りのないものに変更された。…なのに北米では『ヒットラーの復活』を欲しがるチャレンジャーな人が今も多い。
RPGゲーム『ペルソナ2罪』にも登場しているが、厳密には本人ではなく、人々の「噂」によって顕現化されたという設定になっている。
こっちはナチスハンターからクレームが来たらしく、後年になってPSPに移植が決まった際、サングラス着用&「フューラー」への名称変更、という措置が取られた。

『高機動幻想ガンパレード・マーチ』ではゲーム中に名前は出ず歴史年表に名があるのみだが、「絢爛舞踏」ナポレオンのリフレインであったが「あしきゆめ」に憑かれたとある。
このため、ドイツは国自体が幻獣共生派(敵)となっている。

+ ゲーム以外では
ゲームと無関係なところでは、DCコミックの『ジャスティスリーグ』にもあるエピソードにて、
名前こそ出さない形ではあるが登場している。…組織乗っ取られて氷付けにされてたけど。シャイセ!
マーベルコミック側ではレッドスカルマグニートー絡みでちょろちょろ名前は出れど本人は今のところ出ていない。

漫画『コブラ』では三千年前の亡霊として登場。サラマンダーと名乗り、海賊ギルドの幹部としてコブラと対峙した。
こちらも直接名前は出ていないが、本体のミイラ並びに思念体という形で姿は確認できる。

特撮『仮面ライダー』の代表的悪の組織「ショッカー」はナチスドイツの人材や技術を母体とした物である。
(それを踏まえると仮面ライダーは ナチスの亡霊の被害者 とも受け取ることも出来る)
また『仮面ライダーX』の敵怪人の中には「ヒトデヒットラー」なんて奴も……色々な意味で恐ろしい。
(このヒトデヒットラー、村枝賢一氏の『仮面ライダーSPIRITS』でも堂々と登場している)

その他、手塚治虫氏の『アドルフに告ぐ』、水木しげる氏の『劇画 ヒットラー』の二作も
歴史上のヒトラーを題材にした名作として評価が高い。

珍しい所では漫画『ジョジョの奇妙な冒険第2部(戦闘潮流)には、決して味方とは言えないが利害の一致で協力者となる
ナチスドイツの幹部軍人「ルドル・フォン・シュトロハイム」が登場する中、総統ご本人も一コマだけ描かれている。
また柱の男の生態調査も総統直々の命令だとシュトロハイムが発言しており、柱の男が人類の存亡に関わる存在である事が一際強調された場面となっている。
アニメでは当然のごとくカットされ、ナチスという言葉も一切登場しない。
人体実験は普通にやっちゃってるし、ドイツ軍と言っている時点でアウトな気もするが。
また、「ナチス式敬礼」は漫画ではそのまま表現されていたが、TVアニメでは腕の部分に影がついて隠されたが正直ちょっと見えててバレバレ
そのシーンをパロったアニメでは全く隠されていなかったが。まあ後述の『ルパンVS複製人間』でもまるで隠してねぇし

そして漫画『スプリガン』にて、ネオナチス(現実のネオナチとは違組織)が用意した、
器(自身のクローン)に魂を憑依させられたことでまさかの完全復活、という形で登場。
この作品では第二人格が数々の暴挙を引き起こしたという所謂『 二重人格説 』が作中世界の事実となっており、作中でも言及されている。
非常に温厚かつ紳士的で優しいオジサンだが、
指導者としての責務と周囲の期待という重圧に耐えきれずに邪悪な第二人格を造り、
結果的に大きな禍根を遺してしまった悲劇の独裁者として描かれていた。

同じくクローンという形では『ルパン三世』の劇場版第一作『ルパンVS複製人間』にて、
作中の黒幕・マモーが作った偉人コレクションの一人としてヒトラーのクローンが登場。
出くわしたルパンは思わずナチス式敬礼でやり過ごした(2016年でのTV放送の際もカットも修正もされずに放送されている)。

挙句、イギリスではこんなコメディまである


MUGENにおけるアドルフ・ヒトラー


汚いカンフーマンを製作したGarionfeld氏によって製作されている。
オメガトムハンクスの改変キャラだが食らい判定はちゃんとある。
普通のキャラよりも耐久力が高く、通常技にあたる写真の飛び道具に削りダメージが付いていたりと結構性能が高い。
他にもゲージを消費して無に還ったり核を発射するなどと無茶苦茶。
そして特定のキャラと戦わせると常時無敵になり技の威力も即死級になり準論外級の強さになってしまう。
参考動画

また、MUGEN界隈では、豆乳の作者、邪悪の化身バレッタ!!氏による下の動画によりサイロックとよく関連付けられたりする。
この動画が投稿された当時はMUGEN界隈では総統閣下シリーズはあまり知られておらず、
また総統閣下シリーズの中でもかなりクオリティの高いものとなっているのでスレや絵描き掲示板はかなりインパクトを受けた。
しかし肝心のサイロックの出番はあまり増えなかったという…肝心の動画が削除されちゃったし
畜生めーっ!

また、キャラクター以外ではBasara-kun氏が製作したルパン三世が対空攻撃時に名前を叫ぶことがある。


出場大会



注意

現在でも、ヨーロッパ諸国(特にドイツ、フランス、ポーランドなど)やイスラエルでは
著書である『我が闘争』が発禁になっており、販売すると最悪逮捕される。
またドイツ等では、ナチスの残党を取り締まるために、ナチス関係者はもちろん、
ナチスやヒトラーに肯定的な発言をした者を逮捕する場合もある。
(ドイツ基本法〔憲法〕139条には、反ナチズムのために制定された法律は基本法の制約を受けないとの規定がある。
ドイツ刑法にも反ナチスのための基本的人権制約規定が存在する〔86条や130条など〕)
現在でもヒトラーないしナチスに強い拒否感を持つ人間が少なくないため、
冗談でもナチスやヒトラーに擁護的な発言をするべきではない。
未だに逃亡潜伏中だったナチ戦犯をユダヤ人のナチスハンターが逮捕したというニュースは時折報じられており、
関係した人々にとっては、決して過去の歴史ではなく、現在進行形の出来事なのだ。
この辺はアメリカに土下座することで元戦犯でさえ政治家に返り咲いた日本(大日本帝国)とは違う。

近年になって、所謂ネットミームの一種として題材にされるようになり、
人物の写真をヒトラーの写真に差し替えたりするなどのいたずらや、
ヒトラーの写真に吹き出しをつけて「ポーランドの皆様にご挨拶申し上げます」等の台詞を書き込んだ画像を
画像掲示板に貼り付けるなどの行為が流行ったことがあったが、画像掲示板管理者に対して大量の抗議文が届くなど、
所謂「不謹慎ネタ」の類にしては聊か危険すぎる行為なのが現状である。

ファミコンの『キン肉マン マッスルタッグマッチ』にて、ブロッケンJr.だけ海外版に出られなかったということでも
そういった事情がお分かり頂けるかと思われる。
また『ペルソナ』シリーズにヒトラーが大ボスとして登場した際には、開発会社であるアトラスに対して、
実在のナチスハンターから警告の手紙が送られたと言われている。
最近も、とあるバンドがナチスっぽい衣装を着ていただけでユダヤ人団体から抗議を受けるなど、
非常に問題になりやすいため、日本でも扱いは慎重にしておいたほうがいいだろう。

その死から半世紀経過して、ようやく本国でも政治家としての再評価がされはじめ、
公平な視点からの評価が難しい(疲弊したドイツ経済を立て直す、自動車を大衆に普及させる等、政治家としての手腕は確かだった)人物であるとはいえ、
ヒトラー政権下のドイツによって第二次世界大戦が引き起こされ、ユダヤ人やスラブ系民族、ロマ人(いわゆるジプシー)、障害者、同性愛者が迫害されたのは事実である。
くれぐれもTPOをわきまえて扱うように心がけていただきたい。

本来はヒトラーとは直接関係しない言葉ではあるものの、ナチスのイメージが強いSeig(ジーク/勝利)、Heil(ハイル/万歳)は
ドイツ語としては事実上抹殺されている(Seig Heil(勝利万歳)やHeil Hitler(ヒトラー万歳)のイメージが強すぎるため)。
その他ナチス式敬礼や鉤十字(ハーケンクロイツ/逆卍)、鉤十字と酷似するも同様である。
(鉤十字に対する処罰規定に関しては卍を吉兆の印とする仏教徒やヒンドゥー教徒との軋轢を産んでいる他、ナチスより以前に類似の意匠を採用していたフィンランド軍等への誤解も生じているが)

ちなみにHeilは英語式に綴るとHailであり(意味も同じ)、TVアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』における
神聖ブリタニア帝国の皇帝の演説の締めに使われた掛け声の「All Hail Britannia!!」は英語なのでナチスとは一応関係ないはず。
そもそも「ブリタニア」と言う地名は「ブリテン人(イギリスのかつての支配民族)の国」と言う意味なので、イギリス系である。
登場する(ワンオフ物の)ロボットの名前も全て円卓の騎士(アーサー王物語)から来ている。
なお今のイギリスの正式名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」と言う3王国1公国から成る他民族の連邦国家。
ブリテン人は主要民族の一つに過ぎず、現王家はアーサー王の敵だったサクソン人に、ドイツ人とデンマーク人の血が入り混じった家系だったりする。
(実は『アーサー王物語』はフランス人作者によるものであり、歴史を元ネタとして脚色しまくった時代小説でしかない)
一方、ヒトラーはドイツ民族をアーリア人としており、鉤十字もその象徴として採用した物。