「我等に
一万年の栄光を!」
『
アカツキ電光戦記』の登場キャラ。キャッチコピーは
「第三帝国の悪夢」。
アメコミの
ヴィランや
弁護士ライダーとは関係は無い。
通称は「E・ゾルダート」、または「ゾルダート」「ゾル」。プレイヤーからは
「アーイ!」と呼ばれたりもする(理由は後述)。
人によっては「ゾルタン」とも呼ばれもするが、『
機動戦士ガンダムNT』の登場人物とは無関係。
彼の台詞から、このゲームのプレイヤーをたまに
「カメラード」(ドイツ語で「戦友」の意味)と呼び合うことがあるとかないとか。
声を当てているのは滝野洋平氏(同人版では天崎響介氏と別名義になっている)。
設定
秘密結社
ゲゼルシャフトの私兵。
生体電流を爆発的に増幅する「電光機関」を装備しており、
電気を操り戦う。
彼の上司である
アドラーをオリギナール、もといオリジナルとして
量産された複製體(
クローン人間)である。
製造法は不明だが、劇中で「俺たちに親はいない」という台詞があるので、代理母出産などではなく機械的に培養された模様。
設定を考慮してか、オープニングの一枚絵でいっぱい居たり、同人版のストーリーで2人同時に相手をしたり、
双六モードで
大量発生したり、AC版でもストーリーモードで唯一同キャラ対戦が発生するなどの演出がある。
名前はドイツ語で「電気の兵隊」という意味。
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彼らの使う電光機関について |
適応者以外が使用すると 使う度に寿命をゴリゴリ削るという欠点を持つ電光機関(詳しくは アカツキの項を参照)。
それを数で補うために大量生産されたのが彼らで、全員改良が加えられた量産型の電光機関を標準装備している。
簡単に言えば使い捨ての兵器、いわば 人間爆弾である(使いすぎると血を吐いて死ぬ)。
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ロボットのような無個性人間と思われがちだが、個体差は存在するようだ。
と言ってもそれほど強烈な個性は基本的に有しておらず、
ふとしたことがきっかけで強い個性が芽生えるようになる模様。
ストーリーでの描写を見る限り、基本的に上司には従順で愛国心が強いが、
外部の人間には攻撃的というのが共通した性質である。
プレイヤーとなる彼個人もストーリー当初は台詞が少なく(勝利時も汎用台詞を言うのみ)、
無個性な印象を与えるが、勝ち進んでアカツキを倒し彼の電光機関を手に入れ、
その直後の
不律との遭遇などが彼の精神に影響を与えたらしく、
オリギナールに似た結構な
野心家へと育っていき高圧的な態度を取るようになる。
似なくていい所だけ似ていくような……
これについてはムラクモも「これほどの個性が育つとは」と驚いている。
そして最終的にはドイツ人ではないムラクモが総統であることに反発し、
ゲゼルシャフト乗っ取りを企むようになる。
「貴様…血迷ったか」
「止めておけ…オリギナールを手に入れた俺には勝てぬ」
「フッ…どうかな 力には代償が伴うもの…」
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『アカツキ電光戦記』ED(ネタバレ注意) |
最後は見事ムラクモを倒し、
「ゲゼルシャフトは我ら優良種が取り戻す」
こうしてゲセルシャフトを手中に収めた、かと思いきや…
「残念だが…お前の命もそう長くはないだろう…」
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「何だと?…」 |
直後、力を使い過ぎたゾルダートは強烈な脱力感に襲われ、そのまま崩れ落ちてしまう。
「バカな…これほどまで…消耗する…とは……」
つまりは組織乗っ取り失敗、見事なまでのバッドエンドである。
上記のアドラーとの会話から察するに、アカツキの電光機関の方が負荷が大きいことに気付かず戦った結果のようである。 *1
尚『エヌアイン完全世界』でこの個体については語られていない。完全者の「反逆したクローンは2体目」という発言はあるが、
それがこの個体を指すのかは明かされていない(そもそも誰のEDが続編に繋がっているのかはっきりしない)。
アカツキが普通に活動しているため定かではないが、この個体は電光機関を手に入れることなく(不律との遭遇で?)個性が芽生え、
反旗を翻したが乗っ取りに失敗した、あるいはアカツキに倒されたかのどちらかだろう。
どうあっても彼は死ぬしか無かったのである。不憫な……。
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エヌアイン完全世界のゾルダートについて |
「完全教団に永遠の栄光を!」
続編のエヌアイン完全世界にもしっかり参戦している。こちらでは新聖堂騎士団(完全教団)の配下の私兵となっている。
前作とは別の個体で、デフォカラーと顔が変更されている。
イラストでは綺麗な白色と緑の袖だがドットでは灰色に近いような白とウグイス色に近い袖の色でやや薄汚れた色のような印象を受ける。
こちらも当初は個性が無く完全教団のためだけに動いているのだが、主人公・ エヌアインを倒した際あることを伝えられたらしく、
以降はそのために教団に戦いを挑むようになる。
しかし、かつての同胞・上司を手に掛けるのはきついらしく、以降の 勝利デモは「 これで良かったのか……」と悩んでいるものに変化する。
前作とは打って変わって この変態だらけな世界の中でも比較的まともな人格として育ったようだ。通称 「きれいなゾル」。
……と、並のゲームなら主人公でも良さそうなストーリーだがそこは『アカツキ』。 ボイスは健在だし、
勝利ポーズは前作AC版と同じ影の落ちた顔でニヤリと笑うもの(ページ中段のgifアニメ参照)と、
これまた前作AC版と同じ 「フン、腰抜けめ…」で実に邪悪である。
しかも、ラスボスのヴァルキュリアからは 「何をしている。ここはお主が来るようなところではない」と言われる始末。
ヴァルキュリアは旧人類を滅亡させ新たな世界を作り上げようとしており、
殆どのキャラには新世界に向かう資格があるのか確かめるため戦いを挑んでくるのだが、
ゾルダートは闘う前から門前払いの様子である。魏でさえ認められたのに。 ナイン!
あと、アカツキに勝利しても勝利デモの台詞が「これで良かったのか…」だったりする。 そいつ教団関係無いから。
リメイク作『Anastasis』では作り手的にこれで良くなかったらしく勝利台詞周りが調整され、
アカツキは汎用に修正された他、アドラーには「オリギナールよ、これで良かったのだ…」と諭すようなものになり、
テンペルリッターに「これが神のクローンの末路か…」と反応するなど、
前作のような野心が全く見られず、どこか虚無的ながらも彼個人の人格を押し出した台詞回しとなっている。
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「エヌアインよ… それは真実なのか…」(『エヌアイン完全世界』ED、ネタバレ注意) |
『アカツキ電光戦記』でミュカレが言うようにクローンは脆弱である。
しかもゾルダートは電光機関を使用しているため消耗が激しく、寿命が短い。
彼の命はあと僅かしか無かった。
南極に完全者・ヴァルキュリアとともに突如現れた建造物。そこにはアドラー達が狙う古代文明の遺産が眠っていた。
エヌアインが伝えたのは、その中にゾルダートの命を延ばす手掛かりがあるということだった。
自身と仲間の命を救うため、ゾルダートは崩壊しつつある建造物の奥へと進む。
「俺はそれに賭ける──」
……と、どう足掻いても末路は死しかなく、希望もへったくれもなかった前作と違い、
本作のEDは(その後どうなったかは描かれていないが)生きることへの希望が見える前向きなEDとなっている。
しかし旧人類に死をもたらす「神」であるヴァルキュリアが死んで、それに認められなかったゾルダートが生き延びるというのは何とも皮肉な話である。
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性能
一言で言えば
タメキャラの
スタンダードタイプ。
高性能な
飛び道具「
ブリッツクーゲル」と無敵対空の「
フラクトリット」を軸に戦う。
ただ、このゲームの飛び道具は攻性防禦で対応でき、フラクトリットも初段の
判定が足元にしか発生しないので、
トリカゴや
待ち戦法は難しい。連続技の繋ぎや〆と考えた方が良い。
そこそこのリーチを持つため牽制に使える各種B攻撃や対空に使う立ちC、空対空に便利な各種空中攻撃といった優秀な
通常技各種に、
判定が強くジャンプ軌道を変えられる上、着地硬直1Fとほぼ隙なしの空中
特殊技「ヒュープシュラウバ」、
相手を浮かせるコンボ用特殊技6C「パンツァーファウスト」、
ガードされても不利フレームが少なくコマンドの関係上タメ維持可能でコンボの締めやガード時の隙消しに使いやすい特殊技4C「パンツァーシュレック」と、
技の用途がはっきりしていて尚且つ性能も平均以上である。
特別攻撃も使いやすく、挙動が素直なので初心者でも使いやすいのも嬉しいポイント。トータルスペックが高く、欠点が少ないキャラと言える。
欠点は
中段技が無いため崩しがほぼ投げのみ、3ゲージ技の「ブリッツボンベ」(通称
「シュテルベン!」(ドイツ語で「死ね!」))が
「1ヒット1ヒットが微妙な威力で、
生当てで3割弱」「ヒット数も多くも無く少なくも無い」という仕様のため、ゲーム通して高い
補正の影響をモロに受け、
「アカツキ一弱い3ゲージ技」と評判になるくらい弱くなり、全体的な爆発力に欠けること。
最大火力が伸びないだけで決して1ゲージ使用コンボの火力は低くはないのだが、火力を重視すると
どうしても6C(ガードされて19F不利)を挟むことになり、やや安定感に欠けてしまうという問題もある。
更に下方向に強い空中攻撃がないので、飛び込み技はどれを出しても一部キャラの技(
魏の2Bなど)にほぼ確実に落とされてしまう。
このように自分から攻めていくのはやや苦手だが、守りに入ると前述の長所がしっかり発揮できるためかなり強いキャラである。
通常クーゲルの硬直が短く、全て
密着でガードさせて1F有利。
タメ技ではあるものの、本作は基本的にタメ時間が短く1コンボに全ての強さのクーゲルを組み込むことすら可能。
これによって画面端の固めが強く、防禦崩壊を狙いやすいため、弱点の一つである崩しの弱さもさほど気にならない。
その実態は意外とごり押しキャラなのかもしれない。
刺し合い重視のこのゲームでは最大火力が低くとも立ち回り能力が非常に優秀なゾルダートは優位に立てた。
ダイヤグラムは
マリリン・スーや
アノニム・不律に微不利が付くものの、
アカツキに対して五分で、
他のキャラにはほぼ有利が付くため準上位という評価がされている。特に
鼎二尉には7:3で大きな有利が付く。
煉鎖の存在が原因か各種クーゲルの硬直が伸びた。(それでも同作の他の飛び道具と比べ優秀な部類だが)
また特攻フラクトリットの威力がやや減少したものの、突進距離が延び中央でも6C>Cフラ二段目からコンボに組み込めるようになった。
またダッシュ攻撃は空対空の追撃や、咄嗟の差し込みでぶっこんで端に持っていくなど、火力は控えめながら地味に優秀、
更に攻性防壁と
ガードクラッシュ値関連の仕様変更によって、端に追い込みつつ起き攻め>ガークラ>フルコンを狙いやすくなった。
以上強化点も様々にあり、また体力リード時の対応の強さはかなりのもの。
ただジャンプ攻撃が下に弱いという弱点は変わらず、また必然的に打撃メインとなり攻性に弱い。
立ち回りは高性能な牽制を刺しつつ端に追い詰め、地道に削りつつガードクラッシュを狙っていくスタイル。
1ゲージ使用コンボは火力がある方だが全体的には劣るため、全体的に爆発力の高いキャラが多い
今作ではワンチャンスで痛手を被り、追い付かれたりリードを取られやすい。
そのため「挙動自体は素直で初心者でも扱いやすい」が、勝つには自らの技が機能する間合いを把握し、
攻性されないように攻撃を散らしつつ闘う必要がある故に対戦中に考えることが多く少し難しいキャラ。
「格ゲーの同キャラ戦は(互いに強い部分を押し付け合う形になるため)クソゲーになりやすい」とよく言われるが、
ゾル同キャラは「(突出して強い部分が無いので)本作で一番格ゲーしてる組み合わせ」と言われることも。牽制合戦ともいry
完全神殺「マッハトリット」は発生が早い二段突進技。
二段目は中段だが、発動前に暗転を挟むので連続ガードでも初段>2段目のあとに攻性安定。
二発という少ないヒット数故補正を受けてコンボに組み込むと減らず、ガークラ連携を狙っても大ダメージは期待できず、
アドラーと違って叩き付ける形になるため追撃もできない(ダウン追い打ちは可)。
一応トドメの連続技や割込には使えるため、
エヌアインらと並び平均的な部類(
斜めにすっ飛んで行く人達や
真上に行く人よりはマシ)。
総合的には、上位陣には一部キャラを除き大きな不利を付けられることはないことや、
やはり安定した立ち回り性能を持つことから現在では中堅程度と見られている。
層の厚さ的に下から数えた方が早い位置ではあるものの、総合的に「弱くはない」といったところか。
なお、アドラーは安定したコンボ火力を手に入れるなど前作の欠点が補われ強クラスにまで上り詰めた。
前作とは見事に立場が逆転。オリギナールだから仕方ないのか…?
基本的に自らの主軸牽制である各種Bより長いタイプには立ち回りで押され、
自分より火力のあるキャラには立ち回りで優位を持てるもののワンチャンで切り返される恐ろしさがある。
エヌアインはまだ地上でギリギリ技が届くためマシと言われ始めてきたが(勝ち筋が近いため、ダメージレースで負けてつらいのは変わらないが)、
とにかく立ちBで思いっきり押され続けるムラクモ、同じく立ちBで何もさせない上に自動的に対空になる鼎辺りは鬼門である。
ちなみに、最終特攻を発動した時、暗転から発生するまでと成立中は相手は完全世界を発動することができないのだが、
何故かボンベは
暗転から発生までの一瞬だけ完全世界を発動できるフレームが存在する。
(塞・ムラクモ・
完全者も同じ仕様だが、塞以外はそれなりに使えるしムラクモに至っては最終特攻の仕様上意味がない)
確定KO状況でバシューとなってナインとなったらご愁傷様である。また横の判定の小ささも変化なく、スカって寂しいことにもたまになる。
ただし、この弱点がありながらもボンベそのものはガークラ値が増大したのでガークラ確定KOや、
逆に完全世界狩りボンベが出来るため、利用価値自体は高い…むしろ『アカツキ』時代よりも有用性が高いかも。
立ち回りの内容的には大きな変更はないものの、稼働当初から着実に強化と呼べる調整が施されている。
最初期のバージョンでは6C・Bクーゲル・特攻クーゲルの硬直減少や煉鎖の一部性能変更などの
ささやかながらコンボを伸ばしやすくするような重要な部分の調整が行われていた。
明確に性能が大きく変わったと言えるのは2024年12月のver.1.20から。
このバージョンでは近5Cとヒュープシュラウバにダウン属性が追加された。
近5Cはこの変更でかつてのJC→近5C→Bクーゲル…の画面端最大コンボが使えなくなってしまったものの、
元々ゾルダートの通常技では最強クラスの対空性能を持つ技だっただけに、下手に甘えた飛込みを叩き落してコンボ→画面端へ、ということができるように。
ヒュープシュラウバも基本性能はこれまで通りなので、立ち回りに気軽に振っていける一方、当たれば近5C同様にコンボに行けるチャンスが増えた。
要するにゾル側はこれまで通り動くだけでも、そこからのリターンが大きくなったので相手にとっては圧迫感が高まっているということである。
加えて特攻クーゲルの性能が変化し、少し進むと速度が低下するようになったことで壁にして攻めることができるようになったり、
ボンベも威力はそのままだが無敵が伸びて完全世界で返されなくなり、
攻撃判定も広がって中央でもコンボの締めに使いやすくなったりと、
元々の高い立ち回り性能をそのままに相手に刺さった時のリターンが増えるという形で調整が施され、なかなかの強化をもらうことになった。
他にも仕様変更や追加が施されたキャラがいるためランクは未だ研究段階であるが、ゾル使いからは使用感を変えずに痒いところに手を伸ばしてもらえたという格好で概ね良調整として好評を得ている。
余談だが、同人版の
シュテルベン!ブリッツボンベは背景に「Siegheil(ジークハイル、ドイツ語で勝利万歳)」と大きく文字が出てくる演出があったが、
AC版では「BLITZBOMBE」というように技名と同じ背景文字に変更されている。
これは
ナチス式敬礼と共にこの言葉が使われていたので
ナチス・ドイツを連想させるためか、
アニメ版ジョジョのようにナチス関連の自主規制が入った可能性があるが、詳細は不明。
同様の理由からか勝利ボイスも同人版では
「ジークハイル!」であったのが、AC版では
「フン、腰抜けめ…」に変更されている。
また『エヌアイン完全世界』ではブリッツボンベの文字の演出そのものが廃止されている。
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余談 |
ドット絵の使い回しが多い本シリーズだが、ゾルダートは意外とその影響は少ない。
空中Aや2C、攻性防禦・ヒュープシュラウバなどにはアカツキのモーションの面影を残しているが、
殆どのドットが完全新規でコンパチキャラ的な側面は薄かった。
とは言え上半身・下半身のパーツを使い回すことで労力を減らす試みも見られるのだが。
AC版では攻性防禦・勝利ポーズ・ダッシュ・ヒュープシュラウバのモーションが新しく作られより使い回しが減った。
そして、『エヌアイン完全世界』の彼は一人だけ何かがおかしいと言えるレベルでドットが追加されている。
何しろどの強さの連鎖にも新規モーションが追加されているのである。具体的に言うと立ちA3段目、A4段目、B2段目、B4段目、C2段目。
全部使い回しで構成したその他大勢にそれだけの労力を分けてあげてもよかったのに!
また、B煉鎖・C煉鎖・空中攻撃・特殊技・ダッシュ攻撃が 全て脚技のため、 コンボが無駄に美しいという魅力がある。
動画での出番は非常に少ないがそれなりにプレイヤーはいるので現在はある程度再評価が進んでいるようだ。 それでも上位の壁は多分越えないけど
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「祖国万歳!」
MUGENにおけるエレクトロゾルダート
アカツキキャラでお馴染みのHM氏とway-oh氏によって3体ずつ製作されている他、
みきた氏による原作再現仕様、別の製作者によるアレンジ仕様も存在する。
原作再現系
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HM氏製作 アカツキ仕様 |
2009年9月に突如として本スレに投下され、スレを アーイの炎で包み込んだ。
動画使用可能な[アカツキキャラとしては一番最初に作られたキャラで、現在はLycoris氏のサイトで代理公開されている。
動画で見かけるのは大体こちら。
細かい仕様以外はほぼ完成しており、オリジナル要素としてブリッツボンベが溜め可能になっており、通常は同人版と同様の演出だが、
最大まで溜めると演出がド派手になり ガード不能&範囲大幅増加&相手に約8割ダメージとなる。
でも溜め時間長すぎて実戦で決まるのかと言われると
また、特攻版ブリッツクーゲルの弾速が遅くなっている他『 GUILTY GEAR』風のブラック・ゴールドカラーが用意されている。
ブラックカラーは特攻ゲージが常時MAX。ゴールドカラーは攻撃力、防御力が上がり、体力、ゲージの自動増加に加え、
フラクトリットがガード不可能になる、ブリッツクーゲルが8個まで出せる、クーゲル&ブリッツボンベ威力 5倍、
タメ時間が大幅に短縮というか、 0.1秒くらいでタメが完了するようになるなど凄まじいことになる。
pprn氏製作の外部 AIが存在する。
AIレベルは無いが、受け身や攻性防御の頻度などを 調整することができる。
このAIにはタメコマンドが使えない人のためにタメ技を波動、逆波動コマンドにするパッチや
カンフーメンを元にした E-Soldaten(複数形)にするパッチも同梱されている。これも一種の 原作再現だろう。
分身にもLifeが設定されており、分身もKOされるという本家より弱体化した面もあるものの、数の暴力はやはり健在。
もはや一個小隊と化しており、そのおかげ(?)で凶狂クラスの大会にも出場している。ストーリーでもゾルダーテンでの出番がやたら多い。
この他に溝星氏のAIも公開されている。強さは勿論だが、隙あらば挑発を連打するステキAIである。
相手をダウンさせたら挑発。特攻クーゲルを置いて離れた距離から安全に挑発。フン!イーヤッ!イーヤッ!
無論、ゾルテン化の設定も可能である。
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みきた氏製作 アカツキ仕様 |
こちらも 不律や 塞、 マリリン・スーなどの制作者でもあるみきた氏によるもの。
2016年4月のフリーティケットシアター終了によるサイト消滅で入手不可となっていたが、
現在は斑鳩氏のサイトで代理公開されている。
エフェクトなどがHM氏と異なるので違いは一目瞭然(こちらの方が原作に近い)。コンフィグで一部設定を変更することも可能である。
更にEXモードが搭載されている。こちらは技の追加や削除、性能変化と共に必殺技がタメからコマンド式に変更されている
(不律と違いネタ成分はあまりない)。
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EXモード解説 |
技構成は所謂波動昇竜となっており、アカツキやアドラーを思わせる構成になっているが崩しの弱さはそのままで、
上記のキャラともゾルとも違った戦い方ができるようになっている。
また、元のゾルよりも全体的にエフェクトが多く派手である。
特殊技
- フリーガーファウスト
- 6C。ノーマルの近Cのモーションで相手を打ち上げる。アカツキの6Cに近いがリーチと前身距離が短いのでコンボに組み込むのは難しく、当てても空中技の判定がアカツキと異なるため画面端でないと追撃は難しい。飛び込みから繰り出す技。
- パンツァーシュレック
- 4C。ノーマルに比べると硬直が長いが必殺技でキャンセル可能。リーチも6Cより長く地上でのコンボの要。
- ミーネンヴェルファー
- 空中2C。斜め下に急降下キック。ヒットすると相手がバウンドして追撃可能。アドラーのAフラクトリットの2段目を単発で出すイメージ。中段ではないことに注意。
必殺技
- ブリッツクーゲル
- アカツキの電光弾のような性能。ボタンの強弱で威力と速度が変化しC版はダウンを奪える。空中ではアドラーのクーゲルのように水平に飛ばす。地上版は硬直がやや長い。
- フラクトリット
- コマンド技になったもののヒット数減少。無敵も短くなったため対空としてはやや頼りなくなった。
- ネーベルヴェルファー
- 突進技。Aはヒュープシュラウバ。BはAの後地上キック。CはAの後空中で蹴りあげてJCのモーションでキック。B二段目ヒットから地上特攻技が出せるのでコンボの中継に使う。空中では出せない。
特別攻撃
- 特攻ブリッツクーゲル
- ノーマルのクーゲル4つをまとめて出す。連なった形ではなく四角形に固めて出す。飛び越えにくいので仕切り直しに使える。空中版はやはり硬直が短いのでコンボに使える。
- 特攻フラクトリット
- ヒット時乱舞に移行して壁バウンド。難しいが追撃可能。使いどころも難しい技。
- 特攻ネーベルヴェルファー
- アカツキの特攻徹甲脚のように数発キックした後C版で締め。空中コンボだと浮き補正の都合でヒット数を稼ぐと途中で落としてしまうので地上コンの締めに。
- ラケーテンヴェルファー
- 突進して3連続攻撃。これ単体は2ゲージ消費で更に1ゲージ消費でブリッツボンベに派生。ヒット数が少ないため補正の影響を受け易く、ゲージ消費の割に大したダメージにはならない。基本は上記の特攻ネーベルで締めて3ゲージの時にボンベとセットで使うことになるだろう。ただ、ロックするため浮かせた相手にもヒットさせやすい。また、ボンベまで出さなくてもCフラク・特攻フラクで追撃可能。
- ブリッツボンベ
- ラケーテンヴェルファーから派生。ジーク・ハイル!生当て3ゲージで450とそこそこのダメージ。が、やはり補正の影響を受けやすいのでコンボに組み込んでも5.5割程度が限界である。動作中完全無敵。
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こちらも溝星氏によってAIが製作された。両方のモードに対応。
HM氏ゾルのAIがネタに特化している一方で、こちらは堅実に立ち回る真面目なAIである。
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way-oh氏作製作 エヌアイン風仕様 |
HM氏のゾルダートを『エヌアイン』風仕様に改変したもの。
基本的にはボンベのタメや金カラーなどHM氏のものを踏襲しているが、完全煉鎖や完全世界、
完全神殺やダッシュ攻撃などエヌアイン完全世界のシステムを搭載。エフェクトも変更されている。
但しあくまで「風」仕様なので原作と違う面も見られる。
追加モーションは使い回しや描き足しで補完されているため、判定などが若干異なる。
技が繋げやすく、全体的にアッパー調整。オリジナル完全神殺も搭載されている。
攻性防御などのアナウンスや暗転演出などが変更されており、更に勝利演出(玉砕・散華)や 勝利画面まで追加されている。
また、オプションが非常に豊富。演出の有無やC煉鎖を空振りで出せるか、開幕時のゲージ量など細かい設定が可能。
EXモードが二種類搭載されており、オプションでみきた氏EXモードのエヌアイン風アレンジ「M-EX」と氏の自作アレンジである「W-EX」に変更可能。
AIはデフォルトで搭載されているが、ノーマルモードのみの対応で上記2種のEXモードには対応していない。
溝星氏のHM氏ゾル用の改変AIで挑発は一切使わず、コンボにある程度煉鎖を組み込むようになった。
また、体力が減ると完全世界を発動して切り返してくる。ゾルテン化設定も可能。
蓬莱氏によって外部AIも制作された。こちらは全てのモードに対応している。
硬直が短く判定の強いダッシュ攻撃を多用してくるのが脅威。
特にW-EXでは一見するとネタにしか見えない技(特攻ヒュープシュラウバなど)をフル活用してくるため非常に強い。
本体更新で最新版には対応していないがAIに対応した旧verもDL可能。
ちなみに原作と違い、1Pカラーは明るい白の服と鮮やかな緑の袖&襟になっている。
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HM氏製作 エヌアイン仕様 |
新たに公開された『エヌアイン』仕様のゾルダート。現在のverは2.5。
多くのモーションが原作と異なっている。ダッシュ攻撃のリーチがとても長くなっていたり。
また、マッハトリットは突進後乱舞して最後に バスターウルフみたいな攻撃で締めという技になっている。
原作と違い勝利メッセージも様々なものが搭載されている。
AIは未搭載だが、ギル氏によって外部AIが公開されている。
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アレンジ
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kmym氏製作 ドゥエレクトロゾルダート |
上記のHM氏のゾルダートをアルティメット待ちガイルで有名なkmym氏が改変したもの。
ある動画
の影響から 変態的な動きをする。
また、ブリッツクーゲルが斧や聖水のような動きをしたりスライディングや急降下キックを使ったりブリッツボンベがグランドクロス風になるなど、
ドゥエ以外にも悪魔城シリーズを意識した改変が行われている。
その他、初期に作られた一部ボイスを へーベルハウスのCM音声にするパッチが搭載されている。
氏によると「エレガントな大人向けキャラ」らしい。
AIは溝星氏のものが公開されている… っていくらなんでも多すぎである。
ゾルテン化も設定可能。
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way-oh氏製作 β版風味 |
HM氏製ゾルの改変。「試製一號っぽく、アカツキのコンパチをイメージした」とのこと。
キャラ名故にバージョンも「永遠のβ版」となっている。
コンセプト故か通常のゾル以上にアカツキ由来と思われるモーションの使い回しが増えており、
技構成や技の仕様・モーションも一部変更されている。
空中で2回出せるJCやヒットすればアカツキ垂直JCのように壁バウンド誘発、ガードさせて微有利のヒュープシュラウバなど、
色々とバランス崩壊気味。β版だから仕方ない。
また、ボンベは削除されている。試製一號ではアカツキ・不律以外のキャラに最終特別攻撃が無いのでそれを意識したのだろう。
誰だよいらない子とか言った奴は!
AIは未搭載。
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HM氏製作 AKOF仕様 |
まさかのAKOF仕様のゾルダート。
ドットがD0サイズに縮小されており、超必殺技はブリッツボンベ以外全てオリジナル。
一定時間攻撃力増加+必殺技を波動昇竜で出せるようになる強化技「アンクラーグ」が追加されている。
AIは未搭載だがQAZ氏によって外部AIが製作されており、Lifeend氏のサイトで公開中。
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way-oh氏製作 シュヴァルツゾルダート |
氏によると「ぼくのかんがえたさいきょうのぞるだーと」。
髪の毛のパレットが分けられておりデフォカラーでは赤髪に黒い服となっている。
一応システムはエヌアイン準拠だが技構成も大きく異なっており、溜めキャラではないばかりか巨大なリング状の飛び道具を飛ばす「ゾルリング」に、
バクステかと思ったら前にテレポートして蹴り上げる・中段かと思ったらワープしてスライディングやヒュープシュラウバを出す「ボーザツラウフ」、
突進技の「ルフトファウスト」、 どう見てもエヌアインです本当にありがとうございましたな最終特別攻撃「ボルクヴァルト」、
真上に向かってヒュープシュラウバを連続で繰り出して飛ぶそれなんてグラサン?な完全神殺「アグリガット」といった多彩な技を使う。
また、完全煉鎖の数もやたら多い(A6段、B5段、C3段)。ダッシュ攻撃もボタンの強弱で性能が微妙に変化する。
しかも空中ジャンプキャンセルが搭載されているためエリアルもしっかりできる。結構ガチなコンボキャラだったりする。
AIは未搭載。
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松梅魂氏製作 シュマイセンゾルダート |
コイルや ギギギアルなどの作者である松梅魂氏によるアレンジ版ゾルダート。通称 「投げゾル」。
readmeによれば、
「特殊なのは本体ではなく電光被服であり、肉体強化に特化した試作型の電光被服によって身体能力は向上したが機動力の問題から量産されなかった」
という設定になっている。
システムは『アカツキ』をベースにしているが、同作者のコイル同様、攻性や受身は搭載されていない。
また必殺技の仕様も若干異なっており、通常の必殺技はAとBの二種、Cが特攻版となっている。
コマンドはタメがメインだが、その中身は鈍重な動きが特徴の 投げキャラ。
必殺技4種の内3種が投げで、一回転コマンドも搭載。残った一つは飛び道具をかき消す技で、
ボディプレスまで搭載しているという、それはもう見事な投げキャラである。
最終特別攻撃は2種類搭載されており、一つは二回転コマンドの投げ。どこぞの赤鬼を髣髴とさせる非常に派手な演出の技である。
もう一つはどう見ても 瞬獄殺…と言いたい所だが、この手の技にしては珍しく 空対空専用になっている。
「電気使いの量産型クローン」繋がりか、 ミッドナイトブリスを食らうと 御坂妹のような容姿になる。
AIは未搭載だが、オレオ氏による外部AIが公開されている。
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大会ネタバレ注意 |
冬休みだよ!ダンジョンアタックサバイバルでは 一般兵チームとして参加。
相手に強い奴ばかりを引き当ててしまうものの何とか勝ち進んでいく様は、 「1組だけ隠しダンジョンに迷い込んだ」と揶揄された。
戦車や ギアに足を止められて優勝こそ出来なかったが、
オマケの参加者トーナメントで見事優勝を果たす。というか このタッグに圧勝。
本来ならゾルダーテンでも勝ち目の極めて薄い相手なのだが、相方のレイセンズがゾルの技の隙やらを弾幕の雨で見事にフォローしてくれ、
ゲージもレイセンがどんどんリロードで貯めまくってくれるため、 ブリッツボンベを乱発すると言う普段では有り得ない現象が頻発していた。
最終特別攻撃の中でも最弱といわれる攻撃も皆で連発すればなんてことはなかったぜ!
これら含め数の暴力を存分に見せ付けてくれた。 999Hitとか。神・論外級でもないのにこのhit数はマジで ありえん(笑)。
後は全タッグ中で最も 20割を大量量産してくれたタッグでもある。恐ろしい…。
更に 大人数パッチ製作者のダンジョンでは、ロケテから矢鱈とゾルテン隊が出現。
プレイヤーを次々と薙ぎ倒してロケテの抑止力と呼ばれた。挙句視聴者から付けられた渾名が「師範代のランセレの 婿」。
更に本戦では 金カラー部隊で出没し、 挑戦者を殲滅。正に反逆の アーイ!
こっちでも師範代の嫁枠で出場しているので、氏の アーイ愛が注がれた結果だろう。
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ストーリー動画ではクローンという立場を生かした設定が設けられ、結構出番も多い。
……が、他にネタ要素が強いキャラが多めなためか、原作だとマスコット扱いのイロモノにもかかわらず、
常識人として描かれるというパターンも多い。まあ原作でもボイス以外はシリアスなキャラだし……。
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おすすめコンボ |
HM氏作エレクトロゾルダート
レシピ |
備考 |
2弱×2>2中>パンツァーファウスト>遠中>パンツァーシュレック |
基本コンボ。タメが苦手な人でも安心。ここから特攻ブリッツクーゲルで起き攻めへ行ける。 |
2弱×2>2中>強フラクトリット |
同上。ダメージはこちらの方が上だが、相手を運びにくい。 |
2弱×2>2中>強フラクトリット(2hit)>特攻フラクトリット |
1ゲージ使用コンボ。『アカツキ電光戦記』にはタメが完了すると一定時間そのタメが維持されるという仕様があるので、2タメ8強>8中強で強フラクトリット>特攻フラクトリットが出る。 |
J強>近強>パンツァーファウスト>2弱>強フラクトリットor特攻フラクトリット |
飛び込み始動の基本コンボ。パンツァーファウスト中からタメを開始するのがポイント。 |
J強>近強>パンツァーファウスト>弱>近中>パンツァーファウスト>2弱(>2中)>強フラクトリット(2hit)>特攻フラクトリット |
画面端限定、1ゲージ使用コンボ。非常に高火力。フッ!ウゥー!アーイ!フッ!フッ!ウゥー!イィーヤッ!アーイ!アーイ!イィーヤッ! |
空中投げ>ブリッツボンベ |
空中投げ始動の3ゲージ使用コンボ。殺し切れる自信がある時にシュテルベン!3割くらいしか減らないけど。 |
強フラクトリット(2hit)>特攻ブリッツクーゲル>空中投げ |
リバーサル始動の1ゲージ使用コンボ。ガードされた時のフォローも兼ねているので、ヒット確認要らずでお手軽。 |
みきた氏作エレクトロゾルダートEXモード
レシピ |
備考 |
J強>近強>フリーガーファウスト>J弱>J中>強ネーベルヴェルファー |
アカツキ基礎コンのゾルバージョン。画面中央のKFM相手だとJ攻撃が繋がりにくいため省いても可。 |
J強>近強>パンツァーシュレック>強ネーベルヴェルファー(or中ネーベルヴェルファー>特攻ネーベルヴェルファー) |
中央安定コンボ、中ネーベルはヒットして反確なので特攻キャンセルできない時は使わないこと |
(弱>中>パンツァーシュレック>中ネーベルヴェルファー(1hit)>空中特攻ブリッツクーゲル)×n |
ゾル式クーゲルループ、画面端用。特攻クーゲルは空中版の方が隙が小さい。 |
J強>近強>フリーガーファウスト>近強×2>弱ネーベルヴェルファー>近強>強フラクトリット(2hit)>ラケーテンヴェルファー>ブリッツボンベ |
画面端用3ゲージコンボ。アカツキの神風コンボとは少し違う |
way-oh氏作エヌアイン風アレンジ版
レシピ |
備考 |
弱×2>中(完全煉鎖)>パンツァーファウスト>中×2(完全煉鎖)>パンツァーファウスト>2弱×2>強フラクトリット(2hit)>特攻フラクトリット |
画面端1ゲージ使用コンボ。タイミングによっては最後のフラクトリットがカスあたりして反確になるので注意 |
J強>近強>中ブリッツクーゲル>近中>中(完全煉鎖)>パンツァーファウスト>中×2(完全煉鎖)>パンツァーファウスト>2弱×2>強フラクトリット(2hit)>特攻フラクトリット |
画面端限定、飛び込み1ゲージ使用コンボ。非常に高火力。クーゲルのタメはJ強から開始するのがポイント |
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「カメラードよ…」
出場大会
+
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一覧 |
シングル
タッグ
チーム
その他
削除済み
更新停止中
【エレクトロゾルダーテン】
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出演ストーリー
プレイヤー操作
*1
ただし、アドラーのストーリーではアカツキ撃破後「電光機関そのものに違いはない」と言われている。
これをそのまま採用するなら、ゾルダートが死んだのは単なる読み間違いで、
強化もただの気のせいというとても悲しいことになってしまう。
可能性として考えられるのは、
- 各自ストーリーはパラレルワールドで、設定の細部が異なっている
- ゾルダートは自前の電光機関と奪ったものを併用してブーストしていたが、消費が想定を超えていた
- 違いが無いのはそのものの原理・機構のみで、出力制限のような後付けの装置がアカツキには無かった
と言った所か。
最終更新:2025年01月12日 13:10