ミズ・マーベル

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ミズ・マーベル - (2021/05/02 (日) 20:47:33) の編集履歴(バックアップ)



+ 日本語吹替声優
兵藤まこ
『X-MEN(1992年アニメ版)』(テレビ東京版)
藤田曜子
『アベンジャーズ・アッセンブル』、『マーベル:ライジング』
御沓優子
『マーベル スパイダーマン』
平田絵里子
『マーベル フューチャー・アベンジャーズ』
水樹奈々
『マーベル・シネマティック・ユニバース』

アメリカのマーベルコミックの人気シリーズ『キャプテンマーベル』に登場するヒーロー。
初出は1968年の『Marvel Super-Heroes #13』。結構古いヒーローである。
なお、当初は「ミス」だったが、フェミニズム運動の高まりを受けて女性全般を指す「ミズ」に変更になった。

本名はキャロル・ダンバース
当初は空軍基地でキャプテンマーベルの地球人名である「Dr.ウォルター・ローソン」の知り合いとして登場。
実験の爆発事故に巻き込まれた事で彼女もスーパーヒーローの能力を得る。
以降はキャプテンマーベルと共闘する事は少ないが、アベンジャーズに参加しスパイダーマンアイアンマンなどと共に戦っている。
また、自分の名前を冠したシリーズも持っていた(現在は終了)。
日本のファンにとってはローグがコピーした能力のコピー元として知られる所だろうか。
そのためミュータントではないがX-MENに所属していた経験もあり、
数少ないX-MENとアベンジャーズの両方に所属した事のあるヒーローである。

そんな彼女だが、一時期アル中になった事も…あんたもか
しかし他ならぬそのアイアンマンの助けを借りて克服。
その後シビル・ウォーの際には、心労から再び酒に逃げかけたアイアンマンを逆に止めている。

ヒーローとしての能力は、はっきり言ってオーバースペック。
高い身体能力と飛行能力に第七感と基本的な所を持ち合わせており、また、近接格闘の技術にも優れている。
エネルギーの投射能力も持っており、一時期はホワイトホールの力であらゆるエネルギーを操る事も出来た。
ただし、魔法のエネルギーまでは操れない。
またエネルギー吸収能力なども持っているが、どんなエネルギーが吸収出来てどんなエネルギーが吸収出来ないかは本人も把握していない。
音波エネルギーや電撃といった攻撃は吸収出来るようだ。
ちなみにエネルギー吸収無しでも防御力は非常に高く、本人曰く「TNT火薬1360kg分くらいの爆発なら大丈夫」だそうである。

パワーは最初期では50tの物体を持ち上げる事が精々だったが、現在では100tの物質を持ち上げる事が可能。
また大気中をマッハ3のスピードで飛行する事が可能だが、これは本人曰く「無理しないスピード」との事で、
その気になればそれ以上のスピードで飛行する事も出来るようである。
事実、「バイナリィ」と呼ばれる強化形態に変身した際は、宇宙空間を超光速で飛行している。
スタミナも超人的で、24時間ぶっ続けでスクラル帝国と戦い通した事も。

またエネルギーブラストを発射する能力を持ち、このエネルギーブラストの威力は、アイアンマンのリパルサーブラストの最大出力分とほぼ同威力との事。
さらにライターに周知が徹底していない感があるが、彼女もウルヴァリンと同じく超再生能力であるヒーリングファクターを持ち、
前述のエネルギー吸収能力と併用する事で大怪我からも一瞬で再生する事が可能で、
一度再起不能の攻撃を受けた際も、核爆発のエネルギーを吸収する事で一瞬にして怪我から復帰している。

また非常に簡易的ながら分子操作能力を有しており、戦闘に使用出来るほど強力なものではないが、
自分の私服を一瞬にして戦闘用のコスチュームに組み替える事が可能。

職歴が元NASAの研究者・空軍のパイロットCIAのエージェントと非常に多彩で、そのためヒーローの能力抜きでも、
高い頭脳や白兵での戦闘能力と言った点で活躍したりしている。
実際、彼女がミズ・マーベルとしての能力を得る事が無かった、もしもの世界であるエイジ・オブ・アポカリプスにおいても、
ウルヴァリンや他のミュータント達から一目置かれていたりした。

超人登録法案を巡るヒーロー同士の内戦である「シビル・ウォー」においてはアイアンマン側に所属し、
国家公認アベンジャーズである「マイティ・アベンジャーズ」のリーダーに就任する。
しかしながらCIAのエージェントであるという立ち位置のために国家側に就いただけであり、
心情的には反政府の立場であったキャプテンアメリカ側であったようだ。
そのためヒーローを管理する国家機関であったS.H.I.E.L.Dが、悪人であるノーマン・オズボーンの傀儡と化した際には、
長年の望みであったアベンジャーズリーダーの地位を捨て、キャプテンアメリカ側のアベンジャーズへと合流している。

全くの余談ながら年齢的にはアラサー、下手したらアラフォー、未婚、そしてブロガー。
旧アベンジャーズ主要メンバーの中で一人だけニューアベンジャーズ結成を知らされてなかった。
彼女のブログに一番寄せられる質問が「キャプテンアメリカってどんな人なの?」との事。

余談だが、彼女のモデルについてはスーパーマンシリーズの「スーパーガール」ではないかと言われている
(彼女の本名はリンダ・リー・デンバース。ヒーローの女性版として後から登場、などから。もちろん許可など取っていない)。
キャプテンマーベルの時点でかなり疑惑が持たれていたが、彼女の登場で裁判沙汰まで発展したとか。

余談だが、某地獄からの使者に続いてマーベルコミックスとの提携作品として制作された、
スーパー戦隊シリーズ第3弾「バトルフィーバーJ」に登場する女性戦士「ミス・アメリカ」は、二代目キャプテンマーベルこと彼女をモデルにしている。

『マーベル・シネマティック・ユニバース』においては最初から彼女がキャプテンマーベルとして登場している。
2019年に公開された単独主役映画『キャプテン・マーベル』では、様々な事情から記憶を失ってクリーの尖兵として戦っていた彼女が、
スクラルとの戦争の中で自分の記憶の齟齬に気付き、その記憶の鍵を追ってやってきた地球で若き日のニック・フューリーと共闘、
自らの出自と使命を知る物語となっている。
こちらでもスーパーパワーの獲得はマー・ベル開発の新型エンジンの爆発に巻き込まれた事によるのだが、色恋が絡むと話が無駄に複雑になるとの判断か、
本作のマー・ベルはDr.ウェンディ・ローソンを名乗る女性であり、当然恋仲でもなかった。
その分をキャロル自身の負けん気の強さにクローズアップしており、「女には無理だ」とか「冷静に戦えない奴に戦士の資格はない」などと、
それまでひたすら社会の型に押し込められ続けてきたキャロルが、知った事かと全部吹っ切って大暴れし始めるクライマックスは、
彼女全力のスーパーパワーの荒唐無稽さも相まって痛快そのものである。
その後は地球以外の星々担当として奔走し続けていた為、地球での物語には殆ど関われなかったものの、
『アベンジャーズ/エンドゲーム』クライマックスではその鬱憤を晴らすようにサノスとチタウリの軍勢相手に大暴れしている。


MUGENにおけるミズ・マーベル

UltraRoboNinja氏とZVitor氏による合作のものが公開されている。MUGEN1.0以降専用。
ドットのベースはサイロックの模様。故に太ももムッチムチ。
近接格闘の他、エネルギーを飛ばしたりブレード状にしたりと多彩な技を持っている。
原作での「バイナリィ」への変身や、その状態での必殺技「コズミックエクスプロージョン」も搭載されている。
紹介動画

出場大会