ドラゴンクエストシリーズに登場するモンスターの一体。
初出は
ドラクエ3で、元祖となるモンスターはミミックではなく下位種の「ひとくいばこ」で、
ひとくいばこ共々今までは「アイテムが入っていて当然」だった宝箱に擬態したトラップモンスターとして、世に出ることとなった。
ひとくいばこは
ラスボスを除けば最高レベルの攻撃力の持ち主で(それも結構な序盤で出る)、
ミミックは
即死呪文を使い、プレイヤーを恐怖に陥れた。
(厳密にいえば、1でも2でも宝箱に罠が仕掛けられていたことはあったが、モンスターが出てきたのはこれが初。)
元々は2にも登場する予定であったが、容量不足のため削除されたらしい。
上位種に「パンドラボックス」や「ヘルギフト」が存在、総じて痛恨の一撃を高確率で出してくる。
類似種で、壺を割ったり覗きこむと現れる「悪魔の壺」や「ツボック」が登場。
出番は『5』~『7』と少ない。
目がミミックに似ている。
その後、トラップモンスターはどんどん種類を増やしていき、井戸に入った「いどまじん」、本棚に入った「あくまのしょ」、
柱のモンスター「エンタシスマン」(調べなくても近づくと倒れて戦闘になる。何故か
BGMがボス戦)
見た目が凶悪になったミミック「トラップボックス」等が出てくる。
なお、キングミミックはトラップボックスの色違いだがフィールドの宝箱に擬態していることはない。
設定もモンスターになった宝箱であり、宝箱に潜んでいる訳ではなく、厳密にはミミックとは別種。
DQ10にて、とうとうタンスにさえ擬態した「たんすミミック」が登場。
さらにこのたんすミミックは、なんと仲間にすることが可能である。
mimicとは本来、「まねる・擬態する」といった意味を持つ英語であるが、
日本ではドラクエでの扱いが有名になってしまったため、
(世界的には『ウルティマ』の影響だが。ドラクエ自体ウルティマ(を参考にした『夢幻の心臓』)を参考に作られている。)
RPG業界ではミミックと言えば大抵は宝箱の姿をしたトラップモンスターとして登場する。
固有名詞ではないため様々な作品に同名のモンスターがいる。
他作品には
別名の似たモンスターも登場する。
他にも『
ファントムキングダム』のように、
スライム系のモンスターとして扱う?(箱の中にスライムが入ってる)作品もある。