『貴様など俺の相手では無い!!』
『
ストリートファイターEX』シリーズの登場人物。
MUGENキャラ製作者のカイリ氏のことではない。似たような関係のキャラには他に
彼がいる。
プロフィール
EX開発当初は
主人公の予定だったが製品版では従来シリーズと同様
リュウが主人公となり、
カイリは隠しキャラクターとして登場することになった。
なお、カイリの使う技はリュウや
ガイと似ており、ほくとがリュウを兄のように慕っていたり、
カイリ達の母が武神流と関係していたとも言われているが、詳細は不明。
彼ら三兄妹の使う水神古柔術もカイリ・ほくと・七瀬で全くバラバラの内容のため、
実際の所どういう流派なのかもよく分かっていない。
かつて分家党首(ほくとの実父)と確執を起こし、谷底に突き落とされ記憶を失い、
「汝、己をもって極めんとすべし」という唯一覚えていた言葉だけを頼りに修羅道を歩み、
戦いを繰り返す内に満身創痍となって、片目を失う。
一方ほくとは「修羅道に生きる兄がいる」と父に聞かされ、ついにカイリを探し出すが、
実は父の罠であり、彼に出会ったときに「カイリ」という言葉によって血の封印が解かれ、
ほくとはカイリを倒すための暗殺者として覚醒してしまった。
カイリは血の封印を解かれたほくとによって再び谷底に突き落とされた際に記憶を取り戻すが、
その時のショックで黒かった
髪が真っ白になってしまった(これが『EX2』以降の姿)。
記憶を取り戻してからも、今度は追って来る暗殺者との戦いに生き残るため修羅道を進み続ける。
同じく修羅道を歩むシリーズ最強格キャラの一人である
豪鬼と『EX』のストーリー終了後に死合いを行い、
生存している事からかなりの実力者であるのが窺える。
なお、この時に「カイリが豪鬼を殺害した」という噂が広まっていたが、
これは後に『EX』開発元であるアリカの副社長・三原一郎が否定しており、デマだった模様。
その後、彼の妹である七瀬が「兄と姉と三人で仲良く暮らしたい」という願いの元、血塗られた戦いを止めるべく参戦。
ほとんどのEDではカイリかほくとのどちらかが倒されるか、またはかりそめの休戦になるのだが、
『EX3』で七瀬と組んでクリアした時のみ呪縛から解き放たれ、三人で平穏に暮らせるようになった。
『ストリートファイターEX』シリーズでの性能
初代『EX』では
リュウ・
ケンと似通った性能だったが、シリーズが進むにつれて性能の差別化が図られた。
殺意リュウや
豪鬼とは微妙に異なる殺意系キャラで、
「凶邪連舞(
瞬獄殺)」、「真空支配(
阿修羅閃空)」、「竜刃脚(天魔空刃脚)」などに加えて
「豺狼兇手」「雅竜滅蹴」といった連続技用の
必殺技を持つ。
メテオコンボ(3ゲージ技)の「瘴鬼発動」でマーヴル関係のゲームでもないのに極太レーザーを撃てるが、
直撃した場合のダメージとほぼ同等の体力を消費し、
技後の隙も膨大で、発動後にダウンするためガードされたら間違いなく反撃を食らう上に
極太レーザーのくせに削りダメージは全然無いという
ロマン技。
一応技後に「攻撃力が上昇し波動技(神気発動)と昇龍技(魔龍裂光)の性能を強化する」という効果の「魔気発動」が自動的にかかるが、
この技を使うリスクとはまるで釣り合わない。
もう一つのメテオコンボである「凶邪連舞」を使った方がいいレベル。
MUGENにおけるカイリ
cnsをMr.Karate氏が、スプライト製作をGustavo C. Moraes氏が行ったものが存在。
もとは3Dゲームのキャラクターだが、カプエス風のドットで作られている。
ReadMeに「Martial Art: The Animal Gods' techniques (Jackal, Dragon, Wolf) 」とあるが、海外ではそういう設定なのだろうか。
必殺技はリュウと区別された後のものが採用されており、
たとえば波動拳コマンドの「神気発動」は弾を飛ばすのではなく
一定距離離れた場所にいきなり発生させるタイプ。
竜巻コマンドの「魍魎渦旋」は
溝口『EX』で特徴的な連続入力タイプになっている。
システム面では前転、後転、避け、
ブロッキング、ゲージため、
オリジナルコンボなどを備えたハイブリッド(所謂PotS仕様)。
ゲージが最大になると原作通りニュートラルポーズが変化し、一部の通常技で飛び道具を消すことができるようになる。
余談だが、かつては『
キングダムハーツ』の同名キャラ「カイリ」(こちらは女の子)もMUGENに居たようだ。
(2種類ほど確認されたが現在はどちらも入手不可の模様)
出場大会