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ゴクウブラック - (2018/07/03 (火) 14:48:27) の編集履歴(バックアップ)
「愚かな人間には死こそが恵み」
鳥山明の漫画『ドラゴンボール』及び関連メディアミックスに登場するキャラクター。
TVアニメ「ドラゴンボール
超」
*1の"
未来トランクス編"で初登場する。
本編世界とは別の未来世界に突如現れ、世界を壊滅状態に陥れた謎の人物で、
作品の主人公・
孫悟空と瓜二つの姿をしている。
悟空とは異なる黒を基調とした胴着を纏い、左耳に『ポタラ』、右指に『時の指輪』と
界王神のみが持つことを許される神具を身に着けている。
しかし未来トランクスの世界では悟空は人造人間編の前に病死しており、ドラゴンボールも消滅しているため本人が蘇ることはまず有り得ない。
かつて過去(=本編基準の現代)の世界での悟空の事をよく知っているトランクスには、「姿形が似た偽者」としか考えられなかった。
(視聴者からしても、『Z』の劇場版「ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦」で孫悟空にそっくりなサイヤ人、ターレスが出てきた前例があるのでこう考えた人も多かっただろう。)
担当声優は悟空と同じ野沢雅子女史。
ゴクウブラックという名前はブルマ(未来世界)が便宜的に命名したもの(劇中ではさらに略してブラックと呼ばれることが多い)で本人がそう名乗ったことはなく、あくまで「孫悟空」を自称していた。
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その正体は… |
その正体は本物の悟空では無いが、ターレスのような他人の空似でもなく、第10宇宙の北の界王ザマス(声: 三木眞一郎)が超ドラゴンボールで 悟空と自身の肉体を入れ替えたものであった *2。
本編での基本世界とは 別の並行世界の悟空とザマスが入れ替わっている。
同一人物であるため当然考え方も同じだが、一部価値観に差異が生じており、
不老不死の肉体になることを勧めるザマスに対し、ブラックはこの肉体に満足している。
基が悟空の肉体であるため、サイヤ人特性の能力を持ち本家同様に超サイヤ人に変身可能であるが、
本家とは異なり『超サイヤ人 ロゼ』と自称するピンク色の髪の特異形態となっており、
本家オリジナルである悟空やベジータの『超サイヤ人 ブルー』と対象的な位置付けとなっている。
一人称も初登場当初は「私」だったのが超サイヤ人の性質により変身後「オレ(=俺)」に変わり、以後ノーマル形態でも一貫して「俺」に統一されている。一方の漫画版では口調は荒々しいが「私」のままである。現代悟空との対面当初こそ二人称は「 君」であったがそれ以外は他同様「 お前」や「 貴様」と呼び方が変わっている。
悟空の肉体を完全に使いこなせているわけではないので悟空とベジータの動きについていけなくなることもあるのだが、
本編よりも少し先の時間軸の悟空の肉体であるためか、あと一歩、二人が及ばないという強さを持っている。
しかもサイヤ人特性で下手に追い込むと更に強くなるという厄介極まりない相手。
話を追う内に徐々にその全貌が明らかになって行くが、基本世界でもやはり同じ流れになろうとしていた。
しかしその前後に悟空と ベジータが未来世界へ行ったことによりその事を突き詰めたため、
現代へ戻った後に ビルスとウイス、さらには 東の界王神(シン)と共に犯行現場を突き詰め、
ウイスが 時間を巻き戻した後、ビルスがザマスを 図に乗るんじゃないぞ破壊した事により一件落着。
……と思われたが、トランクスはかつての人造人間編での経験があったため半信半疑な状態であった。
ビルス曰く「神が神を破壊すれば全ての時空を干渉する」 *3と言っていたが、結局はトランクスの思っていた通りの展開であった。
これに関してビルスはさすがに自身の思惑以上な出来事であったためかなり責任を感じていた。なおブルマから思いっきり責められた。
ビルスにとっては、このまま未来へ行ってブラックと未来ザマスを破壊することは容易い事だったが、
界王神ではない破壊神が時空を行き来することは立場上やはり不可能であるため、
シンとゴワスに悟空・ベジータ・トランクスの援護協力を要請するしか無かった。
終盤でゴクウブラックとザマス(未来)はポタラ合体を敢行し「合体ザマス」 *4となって悟空達を追い詰めるが、
最終的には「全王」によって世界ごと完全消去された。
近年になって新たに登場したキャラ故か、現時点ではゲームへの出演は数が少ない。
格闘ゲームでは後述のザマス(正確には合体状態の方だが)と共に『ドラゴンボールファイターズ』に出演している。
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ザマスとは |
「このザマスこそが、宇宙の知恵、宇宙の法、宇宙の力なり!」
外見は界王神(シン)と同じ種族で モヒカンヘアーで肌の色が緑色(シンは薄紫色)をしている( ピッコロさんほど濃い色ではなく若草色のような淡い緑)。
名前の由来は漫画の貴婦人(『 ドラえもん』の スネちゃまのママなど)が語尾につける口調から。
mugen的には マッドマンの語尾と言えば分かり易いだろうか。
その強さは、悟空に「第7宇宙の界王神(シン)より強い」と言わしめるほどで、超サイヤ人2に覚醒したトランクスと同等程度。
身長はシンよりも高く、例えるならシンは小学校低学年で一方のザマスは青年くらい。
現時点では破壊神を除く界王と呼ばれる人種上では間違いなく最強候補である。
第10宇宙を管轄する現界王神ゴワスより次期界王神候補として修行をしている。
しかし人格面は潔癖すぎる故に災いをもたらす事態へと発展してしまう。
作中では基本世界、並行世界、未来世界と同一存在であるが時間軸の異なる三者のザマスが登場している。
三者の末路に関して、基本世界版はビルスに破壊(消滅)、残りの二者は全王に世界ごと消去(完全消滅)されている。
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MUGENにおけるゴクウブラック
Heal the world氏製作
2016年11月公開。
スプライトは『超究極武闘伝』のものベースに胴着を部分改変したものを使用しており、
音源の少なさからターレス(こちらも野沢女史が担当)の台詞が一部流用されている。
こういった深刻な素材不足は同じ声の
バーダックも同様だが、ゲームでの出演が多い分ブラックほど音源には困らないだろう。
InSeph氏製作
出場大会
出演ストーリー
*1
ちなみに「ドラゴンボール
超」はTVアニメ版が先行で制作されているため、
コミック版とは話の大筋などは基本的に同じだが設定や内容などが微妙に異なる。
*2
ギニューのボディーチェンジと異なり、声は元の肉体のままとなっている。
ザマスの肉体に替えられた悟空がザマスの声で口調が悟空という場面がある。
*3
今回は結果論重視でトランクスの言い分通りの展開となったが、
本来はビルスが述べた通り『
神の力は全ての時空を干渉する』のが
正論である。
これはゴクウブラックが神具『
時の指輪』を身に付けていた事でそれらの干渉から免れていた事が原因となっている。
つまり逆を言えば
タラレバ理論上、ビルスが
セルを『
破壊』した場合、
全ての時空におけるセルの
存在そのものが完全消失するという事である。
*4
これを受けてか、ゲーム作品『ドラゴンボールフュージョンズ』ではオリジナルキャラクターとして
少年悟空とフュージョンした「ゴマス」が登場している。