「弱い奴だ」
 格闘スタイル:カンフー+映画で覚えた殺陣
 
出身地:中国
 
誕生日:12月3日
 
年齢:23歳
 血液型:AB型
 身長:168cm
 体重:67kg
 仕事:映画俳優
 趣味:ハチマキ集め、某カンフー映画俳優のグッズ収集
 好きな食べ物:焼き鳥
 得意スポーツ:自転車レース(まだ誰にも負けたことがないと言い張っている)
 大切な物:自分の出演した映画
 嫌いな物:三流映画
 声優:
石川正明
、
坂口賢一
(ドラマCD)
 
1997年11月20日、突如
プレイステーションにて発売され、
そのあまりのパクリ要素の多さと低クオリティで
PS屈指のクソゲーと称された、
『
ザマス』こと『ザ・マスターズファイター』の登場キャラクター。
ティオン・リー師匠の元でタクヤと共に武芸を学び、成長してから、カンフー大会で優勝し、その実力を認められ、アクション映画スターとなる。
ある日、自分の映画を観に来ていた少年達が“ハート・ビート”という危険な薬をやっている事を知る。
不審に思ったロンは、その薬の正体と出所を自分なりに調査し始める。
そして、そこには大きな組織がある事、タクヤの恋人をさらった組織である事などが分かってくる。
タクヤの恋人を助け出すため、少年達を守るため、タクヤと共に旅に出る。
……という設定と、その外見からも分かる通り、
『
ワールドヒーローズ』の
ドラゴンや、『
ストリートファイター』の
フェイロンから露骨な
パクり影響を受けているキャラ。
技のモーションもドラゴンのそれをトレースしたものが殆どである。
奇しくも「麻薬絡みのトラブルに巻き込まれる」という点はフェイロンのそれを先取りしていると言えなくもない
    
    
        | + | あなたに『ザマス』を教えてやろうか? | 
韓国のメーカー「Unico Electronics 」が開発したアーケードゲーム『Master's Fury』の移植版という触れ込みで、
 
シネマサプライが1997年11月20日に発売した対戦格闘ゲーム。
 
PSオフィシャルサイトの紹介では、
 
アメリカやヨーロッパで大人気であった「MASTERS FURY」が、今、プレイステーションに「MASTERS FIGHTER」としてリメイク発売!
海外で作られたビッグスケールなキャラクター!華麗な背景だけでも一見の価値あり!3Dではだせないアニメーション感覚。
 連続攻撃の快感。さらに一打逆転の超必殺技も取り入れ爽快感も倍増!
 
……などと大口を叩いているのだが、
その実態は既存の格闘ゲームからパクッたキャラや設定を継ぎ接ぎしただけの粗悪品でしかなかった。
 
 
 
キャラや設定がパクリなら、グラフィックや操作性も劣悪としか形容できない代物であった。
 
キャラのグラフィックがやたら汚くモザイクが掛かっているように見えるが、
 
これは元々小さいキャラグラフィックを無理やり拡大して使っているためにジャギ が出てしまっている事によるもの。
 
技のアニメーションも枚数を減らしているためか妙にカクカクしており、空中から飛び蹴りを出す必殺技等に至っては、
下降中に加速する という ゆで理論万有引力を無視した動きで繰り出される始末である。
 
操作性に関しても、必殺技の入力がやたらシビアで、レバー1回転のコマンド投げ 等はきちんとレバーを1回転させないと成立しない 等非常に出しづらく、
立ちスクリュー 等絶対不可能であった。2回転投げ?お察し下さい。
 
また通常技 を必殺技でキャンセルする事も不可能。
 
技の判定に関してもいい加減で、技がガードを突き抜けてヒットする現象もよくある。
 
さらにダメージも安定せず、当たってもダメージゼロという事もある。 
飛び道具は何故か全キャラとも中段 判定で、更に必殺技をガードした時の削りも存在しない。
 
そして攻撃側がヒットバックするという事も無い為、画面端で技を繰り出していれば簡単に勝ててしまえる。
 
この「ロン・ヴェイ」に関して言えば、画面端である必殺技を出すととんでもない事になるのだが、それは後述する。
 
声優もキャラの一人は代々木アニメーション学園の生徒が当てており、しかもそれがあまりにも酷い演技。
それがどれほどかというと、「らいとにんぐかったぁ」と平仮名で表現したくなるほどの棒読みっぷりである。
 
 
ちなみのこのゲーム、『週刊ファミ通』のクロスレビューでは13点という低得点を叩き出していた。
 
これはかの『デスクリムゾン 』と同じ数字だったりする(下には下があり、このゲームより後にPSで発売された『修羅の門』は12点という得点だったが)。
 
現在では開発元のUnico Electronicsはコナミグループ傘下となっており、社名も「韓国コナミ」となっているようである。
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原作での性能
このロン・ヴェイについてだが、前述したように外見・設定は、
『ワールドヒーローズ』のドラゴンや『ストリートファイター』のフェイロンのパクリである。
ドラゴンやフェイロンも
ブルース・リーが元ネタで、このロン・ヴェイもブルース・リー系キャラと言えるため、
設定はよくあるものと言えなくも無いがグラフィックや技のモーションに関しては
完全にドラゴンのパクリでしかなかった。
格闘スタイルが「カンフー+殺陣」というのも、
「ブーメラン+実戦空手道」よりも衝撃的な設定であると言えよう。
    
    
        | + | ロン・ヴェイ必殺技紹介(原文ママ) | 
空気中の燐と、恐るべきスピードの拳により発生する炎を相手に投げつける。
 
地上より跳ね上がり、回転しながら空中の敵を弾き落とす。
 
両手より発生する”オーラ”で自分の目の前に鱗状の大きな盾を発生させる。
 
前転で近づき足払いで奇襲をかける。マニュアルには掲載されていない。
 
超必殺技(体力が1/4以下で使用可能)。マニュアルには掲載されていない。
 
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        | + | ロン・ヴェイ必殺技紹介(心無いツッコミ付き) | 
威力は高いが隙が大きい飛び道具。
 
麻宮アテナの「サイコリフレクター」をパクったとしか思えない技で、ちゃんと飛び道具も跳ね返せる。
 
しかし、この技の真の恐ろしさは「ヒットしても攻撃判定が消えない事」と「ヒットバックが存在しないゲームの仕様」 にある。
 
ヒットすれば凄まじい勢いで多段ヒットし、相手はあっという間に気絶 する。もちろん「気絶→気絶」もある。
 
そして画面端でヒットさせればヒットバックが存在しないため相手は死ぬ。 
この様な狂った性能から、一部では「サイコ(キチガイ的な意味で)リフレクター」 とも呼ばれている。
 
弱で下段、強で中段判定なので突然出すと有効である。
尤も、キーレスポンスが劣悪なこのゲームではあまり意味をなさないのだが。
 
その名の通り乱舞 系の超必殺技なのだが、ロック系必殺技 ではない。
 
そのためたとえ画面端で決めたとしても絶対に途中でスカってガードされ、 止めのサマソ(もちろんガードされる)で巨大な隙を作って自滅する
 という死に技 である。
 
……まぁぶっちゃけ龍鱗壁だけあればいいのだが。
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		| 百聞は一見にしかず。是非君の目で確かめてくれ! 
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MUGENにおけるロン・ヴェイ
NGI氏が製作したものが存在する。
もちろん『ザマス』キャラとしてはMUGEN初である。
原作そのままだと色々とアレなので、キャンセル必殺技が可能になっていたり、
超必殺技がゲージ制に変更されといったアレンジが施されている。しかし
龍鱗壁の即死は据え置きである。
2ゲージ使用のオリジナル超必殺技も追加されている。
AIは未搭載。
出場大会
最終更新:2024年08月27日 13:07